JP6665818B2 - 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置 Download PDF

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Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置に関する。
LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスの回路線幅は年々微細化されてきている。半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、縮小投影型露光装置を用いて、石英上に形成された高精度の原画パターン(マスク、或いは特にステッパやスキャナで用いられるものはレチクルともいう。)をウェーハ上に縮小転写する手法が採用されている。高精度の原画パターンは、電子ビーム描画装置によって描画され、所謂、電子ビームリソグラフィ技術が用いられている。
電子ビーム描画装置は、電子ビームを偏向器で偏向させて描画を行う。偏向器によるビーム偏向の役割には、例えばビームショットの形状やサイズの制御、ショット位置の制御、ビームのオン/オフ制御(ブランキング)がある。DAC(デジタルアナログコンバータ)アンプからの出力電圧で偏向器が駆動される。
電子ビーム描画装置では、描画対象のパターンに対して設定したドーズ量(照射量)を電流密度で割って照射時間を算出し、この照射時間だけビームONするようにDACアンプからブランキング偏向器に偏向電圧を印加する。DACアンプの出力電圧の立ち上がり及び立ち下がりはステップ信号ではなく、ブランキング偏向器によるビームON/OFFの切り替えには有限の時間がかかるため、多重描画のパス数(多重度)毎に照射時間が異なり、多重度に依存した描画パターンの寸法変動が生じていた。
ここで、多重描画は、パターンを繰り返し重ねて描画することで、パターン位置精度の誤差と、偏向領域の境界で生じるパターンの接続精度の誤差とを、平均化の効果によって改善しようとするものである。また、感度が低いレジストを使用し、1パスでの照射量が大きくなってしまう場合、レジスト飛散が起きて偏向器汚染が起きる可能性がある。このような偏向器汚染を回避するために、多重描画を行うこともある。
多重度に依存した描画パターンの寸法変動を抑えるため、電子ビーム描画装置には、算出した照射時間にオフセット時間を加算するショットタイムオフセット機能が備えられている。従来、オフセット時間を変えながら複数の異なる多重度で評価パターンを描画し、評価パターンの寸法測定結果から最適なオフセット時間を決定していた。しかし、ビーム調整に伴いレンズ励磁量を変化させると、最適なオフセット時間も変化し、描画精度の向上を妨げていた。ビーム調整の都度、評価パターンを描画して最適なオフセット時間を算出するという手法が考えられるが、この手法は装置のダウンタイムを増やすという問題があった。
特開平4−303918号公報 特開2004−311809号公報 特開2007−67192号公報 特開2010−219444号公報 特開2006−303361号公報
本発明は、照射時間に加算するオフセット時間を効率良く高精度に決定できる荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画方法は、荷電粒子ビームを放出する放出部、荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャ、該電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器、該ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャ、該電流制限アパーチャと該ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズを備える荷電粒子ビーム描画装置を用いた荷電粒子ビーム描画方法であって、前記電子レンズに設定されたレンズ値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出する工程と、パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して該照射時間を補正する工程と、補正後の照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器がビームONとビームOFFとを切り替える工程と、を備えるものである。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画方法は、前記電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームが前記ブランキングアパーチャ上で結像する。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画方法は、荷電粒子ビームを放出する放出部、荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャ、該電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器、該ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャ、該電流制限アパーチャと該ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズを備える荷電粒子ビーム描画装置を用いた荷電粒子ビーム描画方法であって、前記荷電粒子ビームを偏向させて前記ブランキングアパーチャをスキャンする工程と前記ブランキングアパーチャを通過した荷電粒子ビームの電流量を検出し、電流量分布の波形を取得する工程と、前記波形の幅に対応する値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出する工程と、パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して該照射時間を補正する工程と、補正後の照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器がビームONとビームOFFとを切り替える工程と、を備えるものである。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置は、荷電粒子ビームを放出する放出部と、前記荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャと、前記電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器と、前記ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャと、前記電流制限アパーチャと前記ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズと、前記電子レンズに設定されたレンズ値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出するオフセット計算部と、パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して補正された照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器に印加される偏向電圧を制御する偏向制御回路と、を備えるものである。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置は、荷電粒子ビームを放出する放出部と、前記荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャと、前記電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器と、前記ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャと、前記電流制限アパーチャと前記ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズと、前記荷電粒子ビームを偏向させて前記ブランキングアパーチャをスキャンした際に、該ブランキングアパーチャを通過した荷電粒子ビームの電流量を検出する検出器と、前記検出器により検出された電流量の分布波形の幅に対応する値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出するオフセット計算部と、パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して補正された照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器に印加される偏向電圧を制御する偏向制御回路と、を備えるものである。
本発明によれば、照射時間に加算するオフセット時間を効率良く高精度に決定できる。
本発明の第1の実施形態に係る電子ビーム描画装置の概略図である。 描画領域を説明するための概略図である。 ブランキングアパーチャ上での電流量分布の概略図である。 同第1の実施形態による描画方法を説明するフローチャートである。 (a)(b)は最適オフセット時間を算出する関数の求め方を示す図である。 ブランキングアパーチャ上での電流量分布の概略図である。 同第2の実施形態による描画方法を説明するフローチャートである。 ブランキングアパーチャを通過した電子ビームの電流量分布の概略図である。 (a)(b)は最適オフセット時間を算出する関数の求め方を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係る電子ビーム描画装置の概略図である。図1に示す電子ビーム描画装置は、描画部10と制御部60を備えた可変成形型の描画装置である。
描画部10は、電子鏡筒12と描画室40を備えている。電子鏡筒12内には、電子銃14、電流制限アパーチャ16、ブランキング偏向器18、照明光学系20、ブランキングアパーチャ22、第1成形アパーチャ24、投影レンズ26、偏向器28、第2成形アパーチャ30、主偏向器32、副偏向器34及び対物レンズ36が配置されている。ブランキング偏向器18として、例えば1対の電極が用いられる。
電流制限アパーチャ16は、光軸方向(ビーム進行方向)において、電子銃14(放出源)よりも後側に配置され、例えば光軸上に所定のサイズの開口部が形成されている。
照明光学系20は、電子レンズ20a及び電子レンズ20bを有し、電流制限アパーチャ16とブランキングアパーチャ22との間に配置されている。電子レンズ20aは、光軸方向において電流制限アパーチャ16よりも後側に配置される。電子レンズ20bは、光軸方向において電子レンズ20aよりも後側に配置されている。
描画室40内には、XYステージ42が配置されている。XYステージ42上には、描画対象となるマスク等の基板50が配置される。基板50には、半導体装置を製造する際の露光用マスクが含まれる。また、基板50には、レジストが塗布された、まだ何も描画されていないマスクブランクスが含まれる。
制御部60は、レンズ制御回路62、偏向制御回路64、記憶装置66、68、及び制御計算機70を有している。
制御計算機70は、レンズ値設定部72、オフセット計算部74、データ処理部76、及び描画制御部78を有する。レンズ値設定部72、オフセット計算部74、データ処理部76、及び描画制御部78は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウェアで構成してもよい。
レンズ制御回路62は、電子レンズ20bのレンズ値(励磁量)を制御すると共に、電子レンズ20bのレンズ値に連動して、電子レンズ20aのレンズ値を制御する。
図2は、描画領域を説明するための概念図である。図2において、基板50の描画領域52は、主偏向器32のy方向偏向可能幅のサイズによって短冊状の複数のストライプ領域54に仮想分割される。また、各ストライプ領域54は、副偏向器34の偏向可能なサイズによって複数のサブフィールド(SF)56に仮想分割される。そして、各SF56の各ショット位置にショット図形58が描画される。
偏向制御回路64は、ブランキング偏向器18、偏向器28、主偏向器32及び副偏向器34の各々に対し、DACアンプ(図示略)を介して偏向電圧を印加し、偏向量を制御する。ブランキング偏向器18に印加される偏向電圧により、ビームのON/OFFが切り替えられ、各ショットの照射時間(照射量)が制御される。偏向器28に印加される偏向電圧により、各ショットの形状やサイズが制御される。主偏向器32に印加される偏向電圧により、各ショットのビームが、目標となるSF56の基準位置に偏向される。副偏向器34に印加される偏向電圧によって、各ショットのビームが対象となるSF56内の各ショット位置に偏向される。
この描画装置では、ストライプ領域54毎に描画処理を進めていく。例えば、XYステージ42が−x方向に向かって連続移動しながら、1番目のストライプ領域54についてx方向に向かって描画を進めていく。そして、1番目のストライプ領域54の描画終了後、同様に、或いは逆方向に向かって2番目のストライプ領域54の描画を進めていく。以降、同様に、3番目以降のストライプ領域54の描画を進めていく。主偏向器32は、XYステージ42の移動に追従するように、SF56の基準位置に電子ビームを順に偏向する。副偏向器34は、各SF56の基準位置から当該SF56内に照射されるビームの各ショット位置に電子ビームを偏向する。
記憶装置66には、複数の図形パターンから構成される描画データ(レイアウトデータ)が外部から入力され、格納されている。記憶装置68には、電子レンズ20b(又は電子レンズ20a)のレンズ値から、照射時間を補正するために照射時間に加算されるオフセット時間を算出するための関数のデータが格納されている。関数の導出方法及びオフセット時間の計算方法については後述する。
電子鏡筒12内に設けられた電子銃14から放出された電子ビームBは、電流制限アパーチャ16に設けられた開口部を一部が通過し、残りは電流制限アパーチャ16によって遮蔽される。言い換えれば、電流制限アパーチャ16によって、電子銃14から放出されるエミッション電流が制限される。
電流制限アパーチャ16を通過した電流制限アパーチャ像の電子ビームBは、電子レンズ20aにより収束させられ、収束点を形成する。ブランキング偏向器18は、ビームのON/OFFを制御する。ブランキングアパーチャ22は、ビームOFFの状態になるように偏向された電子ビームを遮蔽する。すなわち、ビームONの状態では、ブランキングアパーチャ22を通過するように制御され、ビームOFFの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ22で遮蔽されるように偏向される。
ビームOFFの状態からビームONとなり、その後ビームOFFになるまでにブランキングアパーチャ22を通過した電子ビームBが1回の電子ビームのショットとなる。ブランキング偏向器18は、通過する電子ビームBの向きを制御して、ビームONの状態とビームOFFの状態とを交互に生成する。例えば、ビームONの状態ではブランキング偏向器18に偏向電圧が印加されず、ビームOFFの際にブランキング偏向器18に偏向電圧が印加される。各ショットの照射時間により、基板50に照射される電子ビームBのショットあたりの照射量が調整されることになる。
ブランキング偏向器18とブランキングアパーチャ22を通過することによって生成された各ショットの電子ビームBは、電子レンズ20b(照明レンズ)により、矩形の開口を有する第1成形アパーチャ24全体に照射される。第1成形アパーチャ24の開口を通過することで、電子ビームBは矩形に成形される。
第1成形アパーチャ24を通過した第1アパーチャ像の電子ビームBは、投影レンズ26により、開口を有した第2成形アパーチャ30上に投影される。その際、偏向器28によって、第2成形アパーチャ30上に投影される第1アパーチャ像は偏向制御され、開口を通過する電子ビームの形状と寸法を変化させる(可変成形を行う)ことができる。
第2成形アパーチャ30の開口を通過した第2アパーチャ像の電子ビームBは、対物レンズ36により焦点を合わせ、主偏向器32及び副偏向器34によって偏向され、XYステージ42上に配置された基板50の目標位置に照射される。
ブランキング偏向器18に偏向電圧を印加するDACアンプは、出力電圧の立ち上がりがステップ信号でないため、ブランキング偏向器16によるビームON/OFFの切り替えには、ある程度の時間を要する。そのため、描画対象のパターンに対して設定されたドーズ量(照射量)を電流密度で割って照射時間を算出した後、算出した照射時間にオフセット時間を加算し、照射時間を補正する必要がある。
本実施形態では、電流制限アパーチャ16を通過した電流制限アパーチャ像の電子ビームBは、ブランキングアパーチャ22上で結像する。ブランキングアパーチャ22における電子ビームの電流量分布は、図3に示すように、急峻な立ち上がり、立ち下がりを有する。この場合、ビームサイズWは照明光学系20の電子レンズ20b又は20aのレンズ値(励磁値)によってのみ変化する。
すなわち、ブランキングアパーチャ22上での電子ビームの偏向感度は、電子レンズ20b(又は電子レンズ20a)のレンズ値にのみ依存する。そのため、最適なオフセット時間は、レンズ値CLを変数とした関数fで表すことができる。例えば、最適オフセット時間=f(CL)+(DACアンプ及びブランキング偏向器18の個体差)となる。
図4に示すフローチャートを用いて、関数fを算出し、描画装置に最適オフセット時間を設定する方法を説明する。
レンズ値設定部72が電子レンズ20bにあるレンズ値を設定し、レンズ制御回路62が電子レンズ20bの励磁量を制御する(ステップS1)。電子レンズ20bのレンズ値に連動して、電子レンズ20aのレンズ値も決定される。オフセット時間の設定と、多重描画のパス数(多重度)とを変えながら、基板50に複数の評価パターンを描画する(ステップS2)。例えば、基板50は、シリコン基板上にクロム膜等の遮光膜が形成され、遮光膜上にレジストが塗布されたものである。
現像処理を行ってレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクにエッチングを行い、遮光膜に評価パターンを形成する。この評価パターンの寸法を測定する(ステップS3)。複数の評価パターンは、それぞれ、描画時のオフセット時間と多重度が異なる。図5(a)に示すように、多重度に依存した寸法変動が最も小さい評価パターンを描画した際のオフセット時間t1を、ステップS1で設定したレンズ値CL1に対応する最適オフセット時間として決定する。
評価パターンの描画及び最適オフセット時間の決定を、レンズ値を変えて複数回行う(ステップS1〜S4)。なお、評価時間を短縮するために、1枚の基板50の中で、レンズ値を変えた描画を一度に行い(ステップS1、S2、S4)、その後、寸法測定(ステップS3)を行うことが好ましい。図5(b)に示すように、複数のレンズ値に対する最適オフセット時間から、関数fを算出する(ステップS5)。この関数fは記憶装置68に格納される。
製品実描画を行う前のビーム調整(収束半角調整、電流密度調整等)を行い、電子レンズ20b(及び電子レンズ20a)のレンズ値を調整する(ステップS6)。オフセット計算部74が、記憶装置68から関数fを取り出し、ステップS6の調整後のレンズ値を関数fに代入して、最適オフセット時間を算出する(ステップS7)。
基板50にパターンを描画する(ステップS8)。データ処理部76が記憶装置66から描画データを読み出し、複数段のデータ変換処理を行って、ショット毎に、装置固有のショットデータを生成する。ショットデータは、ショット位置、サイズ、形状、照射時間の情報を含む。この照射時間は、ステップS7で算出した最適オフセット時間を加算したものである。生成されたショットデータは、偏向制御回路64に出力される。偏向制御回路64は、描画制御部78の制御の下、DACアンプを介して、各偏向器に対して偏向電圧を印加する。
ビーム調整を再度行う場合は(ステップS9_Yes)、調整に伴うレンズ値の変更後、最適オフセット時間を改めて算出する(ステップS6、S7)。
このように、本実施形態によれば、レンズ値と最適オフセット時間との対応関係を示す関数fを算出しておき、描画前のビーム調整でレンズ値を変更した場合は、変更後のレンズ値を関数fに代入することで、最適オフセット時間を効率良く高精度に決定できる。
上記実施形態では、関数fを算出するにあたり、複数のレンズ値設定で評価パターンを描画し、各レンズ値における最適オフセット時間を検出していたが、ブランキングアパーチャ22におけるブランキング偏向器18の偏向感度シミュレーションから関数fを算出してもよい。これにより、評価パターンの描画回数を減らすことができる。
上記実施形態では、オフセット時間とパス数の両方を変えて評価パターンを描画する例について説明したが、照射量変動に対する寸法変動の割合が分かっている場合は、オフセット時間を変えての評価パターンの描画は省略することができる。
関数fは、同じ構成を有する他の描画装置に対しても適用することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、電流制限アパーチャ像の電子ビームBが、ブランキングアパーチャ22上で結像し、ブランキングアパーチャ22における電流量分布が、図3に示すように、急峻な立ち上がり、立ち下がりを有する場合について説明したが、電流制限アパーチャ像の電子ビームBが、ブランキングアパーチャ22上で結像せず、図6に示すように、ブランキングアパーチャ22における電流量分布がぼやける場合がある。
このように電流量分布がぼやける場合、最適オフセット時間を算出するための関数gを算出し、描画装置に最適オフセット時間を設定する方法を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
電子レンズ20bにあるレンズ値を設定し(ステップS21)、電流制限アパーチャ像の電子ビームBをブランキングアパーチャ22上でスキャンし、図8に示すような、透過電流の波形を取得する(ステップS22)。電子ビームのスキャンは、例えばブランキング偏向器18の近傍に配置されたビームスキャンコイルを用いて行うことができる。また、ブランキング偏向器18に任意の偏向電圧を印加できる場合は、ブランキング偏向器18による偏向量を制御して、電子ビームをスキャンしてもよい。
ブランキングアパーチャ22を通過した電子ビームの電流量(透過電流量)をXYステージ42に設けられたファラデーカップ等の検出器で検出する。ブランキングアパーチャ22の下方に、透過電流検出アパーチャを設けてもよい。ブランキングアパーチャ22を通過した電子ビームを偏向器で偏向して透過電流検出アパーチャに照射し、透過電流を検出する。
透過電流の波形(分布)をガウス関数でフィッティングし、波形の幅に対応する標準偏差σを算出する。
次に、オフセット時間の設定と多重描画のパス数(多重度)とを変えながら、基板50に複数の評価パターンを描画する(ステップS23)。例えば、基板50は、シリコン基板上にクロム膜等の遮光膜が形成され、遮光膜上にレジストが塗布されたものである。
現像処理を行ってレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクにエッチングを行い、遮光膜に評価パターンを形成する。この評価パターンの寸法を測定する(ステップS24)。複数の評価パターンは、それぞれ、描画時のオフセット時間と多重度が異なる。図9(a)に示すように、多重度に依存した寸法変動が最も小さい評価パターンを描画した際のオフセット時間t1を、ステップS2で取得した透過電流波形から求まる標準偏差σ1に対応する最適オフセット時間として決定する。
透過電流の波形取得、評価パターンの描画及び最適オフセット時間の決定を、レンズ値を変えて複数回行う(ステップS21〜S25)。なお、評価時間を短縮するために、1枚の基板50の中で、レンズ値を変えた描画を一度に行い(ステップS21〜S23、S25)、その後、寸法測定(ステップS24)を行うことが好ましい。図9(b)に示すように、複数の標準偏差に対する最適オフセット時間から、関数gを算出する(ステップS26)。この関数gは記憶装置68に格納される。
製品実描画を行う前のビーム調整(収束半角調整、電流密度調整等)を行い、電子レンズ20a及び20bのレンズ値を調整する(ステップS27)。レンズ値の調整後、電流制限アパーチャ像の電子ビームBをブランキングアパーチャ22上でスキャンし、透過電流の波形を取得する(ステップS28)。制御計算機70が、取得された透過電流波形をガウシアンフィッティングし、標準偏差σを求める。
オフセット計算部74が、記憶装置68から関数gを取り出し、ステップS28で取得した透過電流波形から求まる標準偏差σを関数gに代入して、最適オフセット時間を算出する(ステップS29)。
基板50にパターンを描画する(ステップS30)。データ処理部76が記憶装置66から描画データを読み出し、複数段のデータ変換処理を行って、ショット毎に、装置固有のショットデータを生成する。ショットデータは、ショット位置、サイズ、形状、照射時間の情報を含む。この照射時間は、ステップS29で算出した最適オフセット時間を加算したものである。生成されたショットデータは、偏向制御回路64に出力される。偏向制御回路64は、描画制御部78の制御の下、DACアンプを介して、各偏向器に対して偏向電圧を印加する。
ビーム調整を再度行う場合は(ステップS31_Yes)、調整に伴うレンズ値の変更後、ブランキングアパーチャ22をスキャンして透過電流波形を取得し、最適オフセット時間を改めて算出する(ステップS27〜S29)。
このように、本実施形態によれば、ブランキングアパーチャ22をスキャンした際の透過電流波形の広がりを示す標準偏差と最適オフセット時間との対応関係を示す関数gを事前に算出しておく。描画前のビーム調整でレンズ値を変更した場合は、ブランキングアパーチャ22をスキャンして透過電流波形の標準偏差を算出し、算出した標準偏差を関数gに代入することで、最適オフセット時間を効率良く高精度に決定できる。
上記第2の実施形態では、関数gを算出するにあたり、複数のレンズ値設定で評価パターンを描画し、複数の標準偏差σに対する最適オフセット時間を検出していたが、ブランキングアパーチャ22におけるブランキング偏向器18の偏向感度シミュレーションから関数gを算出してもよい。これにより、評価パターンの描画回数を減らすことができる。
上記第2の実施形態では、オフセット時間とパス数の両方を変えて評価パターンを描画する例について説明したが、照射量変動に対する寸法変動の割合が分かっている場合は、オフセット時間を変えての評価パターンの描画は省略することができる。
関数gは、標準偏差σと最適オフセット時間との関数としたが、標準偏差σに限定されず、分散σなど透過電流波形の幅を示す他の指標を用いた関数であってもよい。
関数gは、同じ構成を有する他の描画装置に対しても適用することができる。
上記実施形態では電子ビームを用いたが、本発明はこれに限られるものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子ビームを用いた場合にも適用可能である。また、上記実施形態ではシングルビームによる描画装置について説明したが、マルチビーム描画装置であってもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10 描画部
12 電子鏡筒
14 電子銃
16 電流制限アパーチャ
18 ブランキング偏向器
20 照明光学系
20a、20b 電子レンズ
22 ブランキングアパーチャ
24 第1成形アパーチャ
26 投影レンズ
28 偏向器
30 第2成形アパーチャ
32 主偏向器
34 副偏向器
36 対物レンズ
40 描画室
60 制御部
62 レンズ制御回路
64 偏向制御回路
66、68 記憶装置
70 制御計算機
72 レンズ値設定部
74 オフセット計算部
76 データ処理部
78 描画制御部

Claims (5)

  1. 荷電粒子ビームを放出する放出部、荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャ、該電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器、該ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャ、及び該電流制限アパーチャと該ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズを備える荷電粒子ビーム描画装置を用いた荷電粒子ビーム描画方法であって、
    前記電子レンズに設定されたレンズ値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出する工程と、
    パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して該照射時間を補正する工程と、
    補正後の照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器がビームONとビームOFFとを切り替える工程と、
    を備える荷電粒子ビーム描画方法。
  2. 前記電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームが前記ブランキングアパーチャ上で結像することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム描画方法。
  3. 荷電粒子ビームを放出する放出部、荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャ、該電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器、該ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャ、及び該電流制限アパーチャと該ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズを備える荷電粒子ビーム描画装置を用いた荷電粒子ビーム描画方法であって、
    前記荷電粒子ビームを偏向させて前記ブランキングアパーチャをスキャンする工程と、 前記ブランキングアパーチャを通過した荷電粒子ビームの電流量を検出し、電流量分布の波形を取得する工程と、
    前記波形の幅に対応する値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出する工程と、
    パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して該照射時間を補正する工程と、
    補正後の照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器がビームONとビームOFFとを切り替える工程と、
    を備える荷電粒子ビーム描画方法。
  4. 荷電粒子ビームを放出する放出部と、
    前記荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャと、
    前記電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器と、
    前記ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャと、
    前記電流制限アパーチャと前記ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズと、
    前記電子レンズに設定されたレンズ値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出するオフセット計算部と、
    パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して補正された照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器に印加される偏向電圧を制御する偏向制御回路と、
    を備える荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 荷電粒子ビームを放出する放出部と、
    前記荷電粒子ビームの一部が通過する開口が設けられた電流制限アパーチャと、
    前記電流制限アパーチャを通過した荷電粒子ビームを偏向してビームONとビームOFFとを切り替え照射時間を制御するブランキング偏向器と、
    前記ブランキング偏向器によりビームOFFとなるように偏向された荷電粒子ビームを遮蔽するブランキングアパーチャと、
    前記電流制限アパーチャと前記ブランキングアパーチャとの間に設けられた電子レンズと、
    前記荷電粒子ビームを偏向させて前記ブランキングアパーチャをスキャンした際に、該ブランキングアパーチャを通過した荷電粒子ビームの電流量を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された電流量の分布波形の幅に対応する値を所定の関数に代入し、オフセット時間を算出するオフセット計算部と、
    パターンを描画するための照射時間に前記オフセット時間を加算して補正された照射時間に基づいて、前記ブランキング偏向器に印加される偏向電圧を制御する偏向制御回路と、
    を備える荷電粒子ビーム描画装置。
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