JP6665081B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等の電子機器において、筐体の厚み方向の薄型化および厚み方向とは異なる面方向の小型化(以下、これらをまとめて小型化という)が進んでいる。一例として、主回路基板の面方向の大きさを筐体の半分程度として、主回路基板が配置されていない領域における筐体の厚みを薄くする技術が知られている。ここで、主回路基板とは筐体の内部の回路基板のうち最大の回路基板である。
主回路基板の小型化に伴って、電子機器のうち無線通信機能を有する携帯無線装置において、無線通信用のアンテナが主回路基板からなるべく離れるように設計することがある。このような場合、主回路基板とアンテナとを電気的に導通させるために、同軸ケーブルによる接続が一般的に行われる(例えば特許文献1)。
特開2010−258826号公報
ここで、主回路基板とアンテナとを同軸ケーブルで接続する場合に、同軸ケーブルを通すスペースが必要になる。また、同軸ケーブルを固定するための追加部材が必要になる場合もある。つまり、同軸ケーブルによる接続を行う場合、筐体の小型化に関して一定の制約があった。そのため、同軸ケーブルを用いる構造に代わる、小型化に寄与する新たな構造が求められていた。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、小型化に寄与する新たな構造の電子機器を提供することにある。
本発明の実施形態に係る電子機器は、第1基板と、第2基板と、樹脂筐体と、を備え、前記樹脂筐体には、前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続するための信号線とグランドとを含む配線が形成されており、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方と前記信号線とを接続する接続部材と、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方と前記グランドとを接続する接地部材と、をさらに備え、前記接地部材は2つであって、前記接続部材を挟んで配置される
本発明の一実施形態によれば、さらなる小型化を可能にする新たな構造の電子機器を提供することができる。
一実施形態に係る電子機器の概略内部構造図である。 一実施形態に係る電子機器の厚み方向の概略断面図である。 一実施形態に係る電子機器の基板と樹脂筐体との接続を例示する図である。 グランドピンを1本とした場合の信号の通過特性を例示する図である。 グランドピンを2本とした場合の信号の通過特性を例示する図である。 別の実施形態に係る電子機器の厚み方向の概略断面図である。 比較例の電子機器の厚み方向の概略断面図である。
[第1実施形態]
(電子機器の概略内部構造)
図1に示される一実施形態の電子機器1はスマートフォンである。代替例として電子機器1はスマートフォン以外の無線通信機能を備える携帯機器(携帯無線装置)でもよい。例えば、電子機器1は携帯電話端末、ファブレット、タブレットPC、フィーチャーフォン、PDA、リモコン端末、携帯音楽プレイヤー、ゲーム機、電子書籍リーダ等でもよい。
図1は、電子機器1に内蔵される部品を概略的に示す概略内部構造図である。電子機器1は、フロントカバー15と、ディスプレイ14と、バッテリ13と、第1基板12Aと、第2基板12Bと、樹脂筐体11と、リアカバー10と、を備える。本実施形態において、樹脂筐体11は分離された3つの部分(樹脂筐体11A、樹脂筐体11Bおよび樹脂筐体11C)で構成される。また、図1においてフロントカバー15、第1基板12Aおよび第2基板12Bは背面にある部品を透過させるために透明に描かれている。しかし、一般に、フロントカバー15の一部、第1基板12Aおよび第2基板12Bは不透明である。
図1に示すように、電子機器1の構成と対応した座標軸を定める。電子機器1の使用時において、ユーザにとっての奥行き方向がz軸方向である。別の表現では、電子機器1の厚み方向がz軸方向である。そして、電子機器1のフロントカバー15からリアカバー10への向きがz軸正方向になる。また、電子機器1の主面の長手方向および短手方向が、それぞれy軸方向およびx軸方向である。電子機器1の長手方向に沿って、通話時に音声を発するスピーカーを備える端部への向きがy軸正方向になる。そして、右手系の座標系を構成するように、図1に示す向きをx軸正方向とする。ここで、y軸方向を特に主面方向という。
フロントカバー15は電子機器1の前面の外周部分を構成する。フロントカバー15は例えば樹脂で構成される。フロントカバー15は、例えばスピーカーからの音声を透過させる部分、および、ユーザが使用する物理的なボタンに対応する部分に穴(空間)を備えていてもよい。また、フロントカバー15はディスプレイ14に対応する部分が透明であってもよいし、穴(空間)を備えていてもよい。また、フロントカバー15は金属部分を有していてもよい。例えば、フロントカバー15は樹脂に金属がインサート成形されてもよい。
ディスプレイ14は画面を表示する。ディスプレイ14は、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)であってもよい。また、ディスプレイ14は、有機ELパネル(Organic Electro-Luminescence Panel)または無機ELパネル(Inorganic Electro-Luminescence Panel)等であってもよい。本実施形態において、ディスプレイ14はタッチスクリーンディスプレイである。タッチスクリーンディスプレイは、指またはスタイラスペン等の接触を検出して、その接触位置を特定する。
バッテリ13は電子機器1に電力を供給する。バッテリ13は、例えばリチウムイオン電池である。別の例として、バッテリ13は、ニッケルカドミウム電池またはニッケル水素電池でもよい。
第1基板12Aおよび第2基板12Bは、電子機器1の各種機能を実現するために電子回路で使用される電子部品を固定(実装)する。本実施形態において、第1基板12Aは、第2基板12Bよりも大きい主回路基板である。また、本実施形態に係る電子機器1は第1基板12Aおよび第2基板12Bの2つの基板を備えるが、3つ以上の基板を備えていてもよい。
樹脂筐体11(樹脂筐体11A、樹脂筐体11Bおよび樹脂筐体11C)は樹脂製の筐体である。樹脂筐体11には、第1基板12Aと第2基板12Bとを電気的に接続するための信号線およびグランドを含む配線が形成されている。本実施形態において、信号線は高周波信号(以下RF信号ともいう)を伝送する。配線は例えばLDS(Laser Direct Structuring)によって形成される。図1は樹脂筐体11Cに形成されたRF信号を伝送する信号線(RF信号線23)を例示している。第1基板12AのRF信号線は、ピン16Cを介してRF信号線23と電気的に接続されている。また、第2基板12BのRF信号線は、ピン16Dを介してRF信号線23と電気的に接続されている。つまり、樹脂筐体11Cに形成されているRF信号線23によって、第1基板12Aは第2基板12Bと電気的に接続されている。ここで、樹脂筐体11Cだけでなく、樹脂筐体11Aおよび樹脂筐体11Bにも配線は形成されている。また、電子機器1のy軸負方向の端部に位置する樹脂筐体11Aには、z軸正方向の面に、第1のアンテナ21A(図2参照)が形成されている。同様に、電子機器1のy軸正方向の端部に位置する樹脂筐体11Bには、z軸正方向の面に、第2のアンテナ21B(図2参照)が形成されている。
リアカバー10は、電子機器1の背面の外周部分を構成する。リアカバー10は例えば樹脂で構成される。リアカバー10はユーザが把持しやすいように表面加工が施されていてもよい。また、リアカバー10は金属部分を有していてもよい。例えば、リアカバー10は樹脂に金属がインサート成形されてもよい。
また、図1のピン16A,16B,16C,16D,17C,17D,18Cおよび18Dは導電性を有する。ピン16Aは第1基板12Aと樹脂筐体11Aとの間でRF信号を伝送するための導電性ピンである。ピン16Bは第2基板12Bと樹脂筐体11Bとの間でRF信号を伝送するための導電性ピンである。ピン16Cは第1基板12Aと樹脂筐体11Cとの間でRF信号を伝送するための導電性ピンである。ピン16Dは第2基板12Bと樹脂筐体11Cとの間でRF信号を伝送するための導電性ピンである。ピン17Cおよびピン18Cは第1基板12Aのグランドと樹脂筐体11Cのグランドとの接続に用いられる。ピン17Dおよびピン18Dは第2基板12Bのグランドと樹脂筐体11Cのグランドとの接続に用いられる。
ここで、図1は電子機器1に内蔵される部品を概略的に示すものである。電子機器1は図1に示す部品の全てを含まなくてもよい。また、電子機器1は図1に示されていない部品を備えていてもよい。
(電子機器の断面構造)
図2は電子機器1の厚み方向(z軸方向)の概略断面図である。図2はピン16A,16B,16Cおよび16Dを含むように電子機器1を切った断面を示す。また、図2はフロントカバー15およびリアカバー10を除いた部分の断面を示す。図2の紙面上方が電子機器1の背面側であり、紙面下方が電子機器1の前面側である。
ここで、樹脂筐体11Aに形成された第1のアンテナ21Aおよび樹脂筐体11Bに形成された第2のアンテナ21Bは、スマートフォンである電子機器1の無線通信機能を実現するのに用いられる。第1のアンテナ21Aおよび第2のアンテナ21Bは、例えば扱う無線信号の周波数帯および無線通信規格の少なくとも一方が互いに異なってもよい。別の例として、第1のアンテナ21Aおよび第2のアンテナ21Bは、ダイバーシティアンテナを構成するものであってもよい。
プロセッサ22は無線通信用のICである。プロセッサ22は、第1のアンテナ21Aおよび第2のアンテナ21Bを介して送受信する信号について各種の信号処理を行い、電子機器1のスマートフォンとして機能(例えば通話機能、データ送受信機能等)を実現する。プロセッサ22は、第1基板12Aに形成されたRF信号線を経て、ピン16Aおよび16Cと電気的に接続されている。また、ピン16Dとピン16Bとは、第2基板12Bに形成されたRF信号線によって電気的に接続されている。また、プロセッサ22は、第1基板12Aに形成されたグランドを経て、ピン17Cおよび18Cと電気的に接続されている。また、ピン17Dおよび18Dは、第2基板12Bに形成されたグランドを経て電気的に接続されている。
また、ピン16Aは、樹脂筐体11Aに形成されたスルーホールを通って第1のアンテナ21Aと電気的に接続されている。ピン16Bは、樹脂筐体11Bに形成されたスルーホールを通って第2のアンテナ21Bと電気的に接続されている。図2に示されるその他の要素については図1と同じである。図1と同じ要素には同じ符号を付し、説明は省略する。
ここで、近年の小型化への要請に伴い、アンテナ(第1のアンテナ21Aおよび第2のアンテナ21B)と電子部品を実装する基板(第1基板12Aおよび第2基板12B)とが、厚み方向(z軸方向)で全く重ならないようにすることは困難である場合が多い。本実施形態において、アンテナは、第1基板12Aおよび第2基板12Bの少なくとも一方と電子機器1の厚み方向で重なる。より詳細に述べると、第2のアンテナ21Bと第2基板12Bとはz軸方向において重なっている。第2基板12Bは、実装する電子部品への干渉を避けるために、第2のアンテナ21Bとz軸方向で一定の間隔を空ける必要がある。そして、ピン16Bは、一定の間隔に対応するz軸方向の長さを有する。
一方で、第1のアンテナ21Aと第1基板12Aとは、電子機器1の厚み方向でほぼ重なりがない。そのため、第1基板12Aは、第2基板12Bと比べて、より第1のアンテナ21Aに近づけることが可能である。そして、ピン16Aのz軸方向の長さは、ピン16Bよりも短い。図2に示すように、第1基板12Aとディスプレイ14とのz軸方向の間隔は、第2基板12Bとディスプレイ14とのz軸方向の間隔よりも広がる。第1基板12Aとディスプレイ14との間にバッテリ13が配置されることによって、電子機器1の厚みを抑えることが可能である。図2に示すように、電子機器1のディスプレイ14からアンテナ(第1のアンテナ21Aおよび第2のアンテナ21B)までの厚みはt1である。
(比較例)
ここで、図7を参照して、比較例の電子機器の厚み方向の概略断面図を示しながら、本実施形態に係る電子機器1の厚み方向の小型化の効果について説明する。
図7に示すように、比較例の電子機器は1つの基板12Cを備える。基板12Cは、本実施形態に係る電子機器1の第1基板12Aと第2基板12Bとを一体化したものに相当する。基板12Cは、第2のアンテナ21Bとz軸方向において重なっているため、第2のアンテナ21Bとz軸方向で一定の間隔を空ける必要がある。そして、基板12Cは一つであり、分離していないため、第1のアンテナ21Aとも一定の間隔を空けて配置される。図7に示すように、基板12Cは、第2のアンテナ21Bだけでなく、第1のアンテナ21Aともピン16で接続される。ここで、ピン16のz軸方向の長さは、本実施形態に係る電子機器1のピン16Bのz軸方向の長さに等しい。
比較例の電子機器では、基板12Cとディスプレイ14との間にバッテリ13が配置される。比較例の電子機器のディスプレイ14からアンテナ(第1のアンテナ21Aおよび第2のアンテナ21B)までの厚みはt0である。この厚みt0は、本実施形態に係る電子機器1において、第2基板12Bとディスプレイ14との間にバッテリ13を配置した場合の厚みに相当する。したがって、本実施形態に係る電子機器1の厚みt1は、比較例の電子機器の厚みt0よりも小さい。
ここで再び図2を参照して、本実施形態に係る電子機器1について説明する。上記のように、本実施形態に係る電子機器1は複数の基板(第1基板12Aおよび第2基板12B)を備え、少なくとも1つの基板(第1基板12A)が電子機器1の厚み方向でアンテナと重ならない。そして、電子機器1の厚み方向でアンテナと重ならない基板(第1基板12A)と重なるように、バッテリ13が配置される。この構造によって、比較例の電子機器に比べて、小型化を実現することができる。ここで、電子機器1は複数の基板(第1基板12Aおよび第2基板12B)を備えるため、基板間を電気的に接続するための配線が必要である。上記のように、電子機器1は、第1基板12Aおよび第2基板12Bを電気的に接続するために樹脂筐体11Cに配線を形成する。樹脂筐体11Cに形成された配線を用いることによって、電子機器1は、同軸ケーブルを通すスペースおよび追加部材が不要である。以上のように、本実施形態に係る電子機器1は小型化に寄与する。
(ピンの配置構成)
図3は、本実施形態に係る電子機器1の第1基板12Aと樹脂筐体11Cとの接続を示す拡大斜視図である。電子機器1は、第1基板12Aまたは第2基板12Bと樹脂筐体11との接続にピン16A〜16D,17C〜17Dおよび18C〜18Dを用いる(図1参照)。これらのピンは、図3のピン16C,17Cおよび18Cの例のように、3つのピンを1組として配置される。つまり、電子機器1は、第1基板12Aおよび第2基板12Bの少なくとも一方のRF信号線と樹脂筐体11のRF信号線とを接続する接続部材(ピン16A〜16D)を備える。また、電子機器1は、第1基板12Aおよび第2基板12Bの少なくとも一方のグランドと樹脂筐体11のグランドとを接続し、接続部材(ピン16C〜16D)を挟んで配置される2つの接地部材(ピン17C〜17Dおよび18C〜18D)と、を備える。この接続部材および接地部材の構成について以下説明する。ここで、図3に示すように、基板の幅(図3の例では第1基板12Aのx軸方向の長さ)をWSとする。
図3に示されるピン16AはRF信号を伝送させる接続部材である。RF信号用の接続部材の近くに接地電位を有する接地部材(グランドピン)を配置することがある。これは、RF信号線におけるインピーダンス変化を小さくして反射損を低減するとともに、接地部材によって空中へ漏えいする電力を抑えるためである。つまり、RF信号用の接続部材の近くに接地部材を配置することで、RF信号の通過ロスの低減が期待できる。ここで、接地部材は接続部材のより近くに配置されることが好ましい。
図4は、RF信号用の接続部材の近くに、接地電位を有する接地部材を1本配置した場合における、RF信号の通過特性を例示する図である。RF信号用の接続部材と接地部材とは、基板の幅方向(図3の例ではWSの方向)に並んで配置される。図4の縦軸は透過係数を表す。また、横軸は高周波信号の周波数を示す。図4に示すように、スマートフォンで使用され得る1500MHz以上の周波数で、基板の幅であるWSに依存した通過ロスが見られる。図4の例では、WS=60mmとする基板を用いた場合、2000MHz付近の周波数でピークをとる大きな通過ロスがある。また、WS=48mmとする基板を用いた場合、2500MHz付近の周波数でピークをとる大きな通過ロスがある。つまり、接地部材を1本配置した場合、基板の幅であるWSに応じて特異点が生じる。この特異点は、基板の幅方向に平行平板モードの共振が生じることによる損失が増大したためと考えられる。
図5は、RF信号用の接続部材の近くに、接地電位を有する接地部材を2本配置した場合における、RF信号の通過特性を例示する図である。RF信号用の接続部材と接地部材とは、基板の幅方向(図3の例ではWSの方向)に並んで配置される。そして、2本の接地部材は、RF信号用の接続部材を挟んで配置される。図5でも縦軸は透過係数を表す。また、横軸はRF信号の周波数を示す。図5に示すように、接地部材を2本配置した場合にWSに応じた特異点は全ての周波数で生じない。これは、RF信号用の接続部材の両端に接地部材を配置することによって、共振が生じなくなるためと考えられる。
本実施形態に係る電子機器1は、接続部材(ピン16C〜16D)を挟んで配置される2つの接地部材(ピン17C〜17Dおよび18C〜18D)を備えるように構成される。そのため、接続部材および接地部材が接続される基板(第1基板12Aまたは第2基板12B)の幅に関わらず、周波数に依存するRF信号の急激な透過ロス(特異点)が生じることはない。つまり、本実施形態に係る電子機器1は、高周波信号の安定した通過特性を確保できる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る電子機器1について図6を参照しながら説明する。本実施形態では、以下に説明する断面構造によって、電子機器1のさらなる小型化を実現できる。
(電子機器の断面構造)
図6は本実施形態に係る電子機器1の厚み方向(z軸方向)の概略断面図である。図6は、第1実施形態と同様にピン16Aおよび16Bを含むように電子機器1を切った断面を示す。
本実施形態に係る電子機器1は、第1実施形態とは異なり、バッテリ13と第1基板12Aとが電子機器1の厚み方向(z軸方向)で重ならない断面構造を有する。また、プロセッサ22は、第1実施形態とは異なり、第2基板12Bに搭載されて、ピン16Bおよび16Dと第2基板12Bに設けられたRF信号線によって電気的に接続されている。図6に示すように、第1基板12A、第2基板12Bおよびバッテリ13は、電子機器1の主面方向(y軸方向)において、それぞれ並列して配置される。本実施形態に係る電子機器1の厚みt2は、バッテリ13と第1基板12Aとのz軸方向の重なりが無いため、第1実施形態に係る電子機器1の厚みt1よりもさらに小さい。
また、本実施形態に係る電子機器1でも、樹脂筐体11への配線は例えばLDSによって一体的に形成される。そのため、本実施形態に係る電子機器1は、同軸ケーブルを通すスペースおよび追加部材が不要であり、第1実施形態と同様に小型化に寄与する。
また、本実施形態に係る電子機器1は、接続部材(ピン16C〜16D)を挟んで配置される2つの接地部材(ピン17C〜17Dおよび18C〜18D)を備えるように構成できる。このとき、本実施形態に係る電子機器1は、第1実施形態と同様にRF信号の安定した通過特性を確保できる。
(その他の実施形態)
本発明を図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成要素は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上記実施形態に係る電子機器1では、接続部材(ピン16C〜16D)を挟んで配置される2つの接地部材(ピン17C〜17Dおよび18C〜18D)と、を備えていた。ここで、接地部材は1つの接続部材に対して必ずしも2つ設ける必要はない。例えば図4を参照して、通過ロスがあまり生じない範囲に周波数帯域を制限することによって、1つの接続部材に対して1つの接地部材を設けることが可能である。
例えば、第2の実施形態に係る電子機器1では、第1基板12A、第2基板12Bおよびバッテリ13は、これらの一方の面(図6の紙面下方側の面であって、ディスプレイ14に対向する面)が揃うように、主面方向において並列して配置される。しかし、第1のアンテナ21Aと電子機器1の厚み方向(z軸方向)でほぼ重なりがない第1基板12Aは、図6に示される位置よりも第1のアンテナ21Aに近づけることが可能である。つまり、電子機器1は、第1基板12Aおよび第2基板12Bの少なくとも一方が、バッテリ13と主面方向において並列して配置される構成をとることが可能である。
1 電子機器
10 リアカバー
11,11A,11B,11C 樹脂筐体
12A 第1基板
12B 第2基板
12C 基板
13 バッテリ
14 ディスプレイ
15 フロントカバー
16,16A,16B,16C,16D ピン
17C,17D ピン
18C,18D ピン
21A 第1のアンテナ
21B 第2のアンテナ
22 プロセッサ
23 RF信号線

Claims (3)

  1. 第1基板と、第2基板と、樹脂筐体と、を備え、
    前記樹脂筐体には、前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続するための信号線とグランドとを含む配線が形成されており、
    前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方と前記信号線とを接続する接続部材と、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方と前記グランドとを接続する接地部材と、をさらに備え、
    前記接地部材は2つであって、前記接続部材を挟んで配置される、電子機器。
  2. アンテナを備え、
    前記アンテナは、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方と前記電子機器の厚み方向で重なる、請求項に記載の電子機器。
  3. バッテリを備え、
    前記第1基板、前記第2基板および前記バッテリは、前記電子機器の主面方向において、それぞれ並列して配置される、請求項1または2に記載の電子機器。
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