JP6665054B2 - マットレス装置及び***変換支援ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、***変換機能を備えたマットレス装置及び***変換支援ユニットに関する。
近年、社会の高齢化に伴い、在宅介護の重要性が増加している。在宅介護においては、患者の家族等、必ずしも介護の専門家ではない者が介護を行うことが多く、介護者の負担を軽減することが社会的なニーズとなっている。特に、褥瘡(床ずれ)を防止したり、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)を支援するためには、患者の***を定期的に変換する必要があるが、この***変換が介護者にとって大きな負担となっている。
特開2016−016151号公報
本発明の目的は、使用者の***を変換することができるマットレス装置及び***変換支援ユニットを提供することである。
本発明に係るマットレス装置は、マットと、前記マットの頭側中央部に配置された第1流体セルと、前記マットにおける前記第1流体セルの左右の一方側に配置された第2流体セルと、前記マットの足側中央部に配置された第3流体セルと、前記マットにおける前記第3流体セルの前記一方側に配置された第4流体セルと、前記第1流体セル、前記第2流体セル、前記第3流体セル及び前記第4流体セルに、相互に独立して流体を供給可能な制御部と、を備える。
本発明に係る***変換支援ユニットは、マット上又はマット下に配置される支持シートと、前記支持シートの頭側中央部に配置された第1流体セルと、前記支持シートにおける前記第1流体セルの左右の一方側に配置された第2流体セルと、前記支持シートの足側中央部に配置された第3流体セルと、前記支持シートにおける前記第3流体セルの前記一方側に配置された第4流体セルと、前記第1流体セル、前記第2流体セル、前記第3流体セル及び前記第4流体セルに、相互に独立して流体を供給可能な制御部と、を備える。
本発明によれば、使用者の***を変換することができるマットレス装置及び***変換支援ユニットを実現することができる。
第1の実施形態に係るマットレス装置を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるエアセルの配置を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態のエアセルを示す図であり、(a)は両側マチ付き型のエアセルを示す斜視図であり、(b)は両側マチ付き二段型のエアセルを示す断面図であり、(c)は片側マチ付き型のエアセルを示す斜視図である。 左端部セルと使用者との位置関係を示す図である。 第1の実施形態におけるリモコンを示す正面図である。 (a)〜(c)は、側臥位変換動作を示す正面図である。 横軸に時間をとり、縦軸にエアセルに通じる電磁弁の状態をとって、側臥位変換動作における左肩甲骨セル及び左大腿セルに対するエアの供給動作を示すタイミングチャートである。 側臥位変換動作を示す斜視図である。 自動側臥位変換動作を示す図である。 (a)及び(b)は、側臥位状態から端座位への変換動作を示す斜視図である。 使用者を長手方向に移動させる動作を示す側面図である。 ベッドの背上げ時に使用者のずり落ちを防止する動作を示す側面図である。 体幹保持動作を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、離床支援動作を示す図であり、使用者を背後から見た図である。 (a)〜(c)は、離床支援動作を示す図であり、使用者を側方から見た図である。 横軸に時間をとり、縦軸にエアセルに通じる電磁弁の状態をとって、離床支援動作における2つの左端部セルに対するエアの供給動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るマットレス装置を示す斜視図である。 第3の実施形態に係る***変換支援ユニットを示す斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るマットレス装置を示す斜視図である。
図2は、本実施形態におけるエアセルの配置を示す斜視図である。
図3(a)〜(c)は、本実施形態のエアセルを示す図であり、(a)は両側マチ付き型のエアセルを示す斜視図であり、(b)は両側マチ付き二段型のエアセルを示す断面図であり、(c)は片側マチ付き型のエアセルを示す斜視図である。
図4は、左端部セルと使用者との位置関係を示す図である。
図5は、本実施形態におけるリモコンを示す正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るマットレス装置1においては、マット10と、マット10内に設けられた例えば12個のエアセル20と、エアセル20にエアを供給すると共にエアセル20からエアを排出する制御部30が設けられている。マット10は、背上げ動作が可能なベッド100(図13参照)上に載置され、その上に患者等の使用者P(図13参照)が寝るものである。
制御部30には、本体部31、12本のエアチューブ32及びリモコン33が設けられている。本体部31においては、筐体34が設けられており、筐体34内には、ポンプ(図示せず)、電磁弁(図示せず)及び制御基板(図示せず)等が収納されている。ポンプはエアセル20にエアを供給し、また、エアセル20からエアを排出する。エアチューブ32は、ポンプと各エアセル20との間に接続されていて、エアを流通させる。電磁弁は各エアチューブ32を開閉する。例えば、電磁弁がオフのときはエアの経路が閉じており、電磁弁がオンのときはエアの経路が開く。制御基板は電磁弁の動作を制御する。
リモコン33は、本体部31からケーブル35によって引き出されている。なお、リモコン33の替わりに、筐体34に操作パネルが取り付けられていてもよい。筐体34の上部にはフック36が取り付けられている。フック36をベッド100のボード101(図13参照)に引っ掛けることにより、本体部31をベッド100に取り付けることができる。
以下、本明細書においては、使用者がマット10上で仰臥位、すなわち、仰向けに寝たときに、マット10における使用者の頭部が配置される側を「頭側」といい、足部が配置される側を「足側」といい、左手が配置される側を「左側」といい、右手が配置される側を「右側」という。頭側から足側に向かう方向を「長手方向」といい、左側から右側に向かう方向を「幅方向」という。
マット10においては、ボトムレイヤー11及びトップレイヤー12が設けられている。ボトムレイヤー11の上面には、エアセル20を収納する凹部(図示せず)が形成されている。凹部の深さは、エアセル20が排気された状態において、エアセル20の上面とボトムレイヤー11の上面が、略同一平面を構成するような深さである。また、ボトムレイヤー11の上面には、エアチューブ32を配設するための溝(図示せず)も形成されている。
トップレイヤー12は、ボトムレイヤー11、エアセル20及びチューブ32上に配置されている。すなわち、エアセル20はボトムレイヤー11とトップレイヤー12によって挟まれている。トップレイヤー12の形状は板状であり、厚さは略均一である。ボトムレイヤー11及びトップレイヤー12は柔軟性のある材料により形成されている。また、マット10には、ボトムレイヤー11、エアセル20、チューブ32におけるマット10内に配置された部分、及びトップレイヤー12を一体的に包む柔軟性が高いカバー(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、エアセル20には、頭側中央セル21、左肩甲骨セル22、右肩甲骨セル23、足側中央セル24、左大腿セル25、右大腿セル26、上半身左セル27L、上半身右セル27R、左端部セル28A及び28B、右端部セル29A及び29Bがある。「エアセル20」との呼称は、これら12個のセル21〜29Bの総称である。制御部30は、頭側中央セル21、左肩甲骨セル22、右肩甲骨セル23、足側中央セル24、左大腿セル25、右大腿セル26、上半身左セル27L及び上半身右セル27Rからなる組、左端部セル28A、左端部セル28B、右端部セル29A、並びに、右端部セル29Bに対して、相互に独立してエアを供給及び排出することができる。
頭側中央セル21は、マット10における頭側であって幅方向中央部に設けられている。頭側中央セル21は、使用者がマット10の幅方向中央部上で仰臥したときに、左右両側の肩甲骨の直下域に位置するように配置されている。左肩甲骨セル22は頭側中央セル21の左側に配置されている。但し、左肩甲骨セル22の右側部分は頭側中央セル21の左側部分の上に重ねられている。右肩甲骨セル23は頭側中央セル21の右側に配置されている。但し、右肩甲骨セル23の左側部分は頭側中央セル21の右側部分の上に重ねられている。マット10の長手方向に延びる中心線Cに関して、左肩甲骨セル22と右肩甲骨セル23は対称であり、相互に離隔している。左肩甲骨セル22及び右肩甲骨セル23は、使用者がマット10上で仰臥したときに、それぞれ、左肩甲骨の直下域及び右肩甲骨の直下域に位置するように配置されている。
足側中央セル24は、マット10における足側であって幅方向中央部に設けられている。足側中央セル24は、使用者がマット10の幅方向中央部上で仰臥したときに、左右の大腿部の直下域に位置するように配置されている。左大腿セル25は足側中央セル24の左側に配置されている。但し、左大腿セル25の右側部分は足側中央セル24の左側部分の上に重ねられている。右大腿セル26は足側中央セル24の右側に配置されている。但し、右大腿セル26の左側部分は足側中央セル24の右側部分の上に重ねられている。中心線Cに関して、左大腿セル25と右大腿セル26は対称であり、相互に離隔している。左大腿セル25及び右大腿セル26は、使用者がマット10上で仰臥したときに、それぞれ、左大腿部の直下域及び右大腿部の直下域に位置するように配置されている。
上半身左セル27Lは、左肩甲骨セル22の左側且つ足側に配置されている。但し、上半身左セル27Lの頭側右側部分は、左肩甲骨セル22の左側足側部分の下に重ねられている。上半身右セル27Rは、右肩甲骨セル23の右側且つ足側に配置されている。但し、上半身右セル27Rの頭側左側部分は、右肩甲骨セル23の右側足側部分の下に重ねられている。上半身左セル27L及び上半身右セル27Rは、中心線Cに関して対称であり、相互に離隔している。上半身左セル27L及び上半身右セル27Rは、使用者がマット10上で仰臥したときに、左右の上腕部の外側に位置するように配置されている。
左端部セル28A及び28Bは、マット10の左側の端部において、マット10の長手方向に沿って配列されており、相互に離隔している。左端部セル28Bは左端部セル28Aよりも足側に配置されている。右端部セル29A及び29Bは、マット10の右側の端部において、マット10の長手方向に沿って配列されており、相互に離隔している。右端部セル29Bは右端部セル29Aよりも足側に配置されている。
図3(a)〜(c)に示すように、エアセルの形状には複数の種類がある。
図3(a)に示すように、頭側中央セル21、足側中央セル24、上半身左セル27L及び上半身右セル27Rには、両側マチ付き型のエアセル20aが用いられている。両側マチ付き型のエアセル20aにおいては、本体部20dの両側にマチ20eが設けられている。両側マチ付き型のエアセル20aにエアが注入されて膨らむと、丸みを帯びた直方体形状になる。
図3(b)に示すように、左肩甲骨セル22、右肩甲骨セル23、左大腿セル25及び右大腿セル26には、両側マチ付き二段型のエアセル20bが用いられている。両側マチ付き二段型のエアセル20bにおいては、下段サブセル20f及び上段サブセル20gが設けられている。上段サブセル20gは下段サブセル20f上に重ねられており、片側のマチ20e同士が接合されている。また、下段サブセル20fと上段サブセル20gとの間には、エアが流通するための穴20hが形成されている。これにより、両側マチ付き二段型のエアセル20bにエアが注入されると、接合されていない側が大きく膨らみ、丸みを帯びた扇形になる。
図3(c)に示すように、左端部セル28A及び28B、右端部セル29A及び29Bには、片側マチ付き型のエアセル20cが用いられている。片側マチ付き型のエアセル20cにおいては、本体部20dの片側のみにマチ20eが設けられている。これにより、片側マチ付き型のエアセル20cにエアが注入されると、マチ20eが設けられていない側が大きく膨らみ、丸みを帯びた三角柱形状となる。このため、エアセル20cにおけるマット10の中央部側の部分は、端部側の部分よりも高くなる。
図4に示すように、左端部セル28A及び28Bにエアを注入したときに、左端部セル28Aの頂点28Apと左端部セル28Bの頂点28Bpとの距離D1は、使用者Pの臀部の左右の頂点Pp間の距離D2よりも長い。すなわち、D1>D2である。一方、左端部セル28Aと左端部セル28Bとの距離D3は、使用者の臀部の幅D4よりも短い。すなわち、D3<D4である。
図5に示すように、制御部30のリモコン33の前面には、例えば8個の操作ボタンが設けられている。操作ボタン33a(左向き)は、仰向けに寝ている使用者の***を左向きの側臥位に変換させるときに押すボタンである。操作ボタン33b(右向き)は、仰臥位である使用者の***を右向きの側臥位に変換させるときに押すボタンである。操作ボタン33c(姿勢保持)は、ベッドに背上げ動作をさせる際に、使用者の体幹を保持するときに押すボタンである。操作ボタン33d(立上り)は、ベッドの端部に腰掛けた使用者の立ち上りを支援するときに押すボタンである。操作ボタン33e(排気)は、エアセルから排気するときに押すボタンである。操作ボタン33f(停止)は、動作を停止させるときに押すボタンである。操作ボタン33g(電源)は、制御部30に電源を投入して操作を有効するとき、及び、電源を遮断して操作を無効にするときに押すボタンである。操作ボタン33h(自動)は、予め設定されたプログラムに従って***変換を自動的に行うときに押すボタンである。これらの動作については、後述する。
次に、本実施形態に係るマットレス装置の動作について説明する。
<側臥位変換>
先ず、側臥位変換動作について説明する。
図6(a)〜(c)は、側臥位変換動作を示す正面図である。
図7は、横軸に時間をとり、縦軸にエアセルに通じる電磁弁の状態をとって、側臥位変換動作における左肩甲骨セル及び左大腿セルに対するエアの供給動作を示すタイミングチャートである。
図8は、側臥位変換動作を示す斜視図である。
なお、図6(a)〜(c)においては、トップレイヤー12(図1参照)及びカバーは図示を省略している。
図6(a)に示すように、リモコン33の操作ボタン33g(電源)を押し、制御部30に電源を投入すると、リモコン33の全ての操作ボタンの操作が有効になる。また、頭側中央セル21に少量のエアが供給され、それ以外のエアセル20は排気状態となる。このとき、マット10の上面は略平坦である。頭側中央セル21に少量のエアを供給する目的は、使用者Pの寝心地を改善するためである。この状態を初期状態とする。
初期状態において、使用者Pはマット10の幅方向中央部上で仰臥している。この状態から、使用者Pの***を右向きの側臥位に変換する。
先ず、図1及び図5に示すように、介護者がリモコン33の操作ボタン33b(右向き)を押す。これにより、図2、図6(b)及び図7に示すように、制御部30のポンプが作動して、エアチューブ32を介して頭側中央セル21及び左肩甲骨セル22にエアが供給され始め、これらのセルが膨らみ始める。そして、一定の時間Δtだけ経過した後、制御部30からエアチューブ32を介して足側中央セル24及び左大腿セル25にエアが供給され始め、これらのセルが膨らみ始める。時間Δtは例えば15秒間である。但し、時間Δtの最適値はポンプの能力及び使用者Pの体重等によって異なる。このように、制御部30は、頭側中央セル21、左肩甲骨セル22、足側中央セル24及び左大腿セル25の全てにエアが供給された状態を実現可能である。なお、左肩甲骨セル22へのエアの供給が終了した後に、頭側中央セル21へのエアの供給を開始してもよい。同様に、左大腿セル25へのエアの供給が終了した後に、足側中央セル24へのエアの供給を開始してもよい。
これにより、図6(b)及び図8に示すように、膨張するエアセル20により、トップレイヤー12を介して使用者Pの左肩甲骨及び左大腿部が押し上げられ、使用者Pの身体は右に傾く。このとき、左肩甲骨セル22が膨張すると共に頭側中央セル21が膨張し、左大腿セル25が膨張すると共に足側中央セル24が膨張し、また、左肩甲骨セル22及び左大腿セル25は二段式のセルであることから、使用者Pの身体は通常よりも大きく右に傾斜する。また、図7に示すように、使用者Pの左肩甲骨が先行して押し上げられ、使用者の目線が右側に向いた後、左大腿部が押し上げられる。これにより、使用者の違和感の軽減及び安全性の確保を図ることができる。
そして、図5に示すように、介護者がリモコン33の操作ボタン33f(停止)を押したとき、又は、頭側中央セル21、左肩甲骨セル22、足側中央セル24及び左大腿セル25が所定の大きさまで膨らんだときに、制御部30がこれらのセルに対するエアの供給を停止する。この結果、図8に示すように、使用者Pの***は右側に向いた側臥位となる。
このように、使用者Pの***を仰臥位から側臥位に変換することにより、褥瘡の発生を防止することができる。また、左肩甲骨及び左大腿部が持ち上げられることにより、臀部が浮くため、介護者が使用者Pの臀部にアクセスすることが容易になる。この結果、おむつ交換等の作業が容易になる。
その後、図5に示すように、介護者がリモコン33の操作ボタン33e(排気)を押すことにより、制御部30のポンプが作動して、左肩甲骨セル22及び左大腿セル25からエアを排出する。これにより、これらのセルが収縮し、使用者Pの傾斜角が減少する。そして、介護者が操作ボタン33f(停止)を押せば排気が停止し、そのときの傾斜角で固定される。介護者が操作ボタン33f(停止)を押さなければ、マット10の上面は水平に戻る。
その後、介護者がリモコン33の操作ボタン33g(電源)を押して制御部30の電源を遮断すると、電磁弁が閉じると共にポンプが停止し、各エアセル20内に注入されていたエアは、そのまま封入される。これにより、各エアセル20の状態が固定される。なお、制御部30の電源が遮断されると、操作ボタン33g(電源)以外の操作ボタンは無効となる。
以上の説明では、***を右向きの側臥位とする例を説明したが、左向きの側臥位とする場合も同様である。
上述の動作においては、左肩甲骨セル22が使用者Pの左肩甲骨に当接し、左大腿セル25が使用者Pの左大腿部に当接する。肩甲骨及び大腿部は関節がない硬い部分であるため、使用者Pが関節を曲げることによりセルの膨張が吸収されることはなく、使用者Pの身体全体を変位させることができる。
また、左肩甲骨セル22及び左大腿セル25が、それぞれ、図3(b)に示す二段型のエアセル20bであるため、使用者Pの左半身を高く持ち上げることができる。これにより、例えば75°程度の大きな傾斜角を実現することができる。
更に、左肩甲骨セル22及び左大腿セル25を膨らませるときに、頭側中央セル21及び足側中央セル24も膨らませることにより、肩及び大腿部が窮屈にならず、使用者の違和感を軽減することができる。
これに対して、図6(c)に示すように、仮に、頭側中央セル21及び足側中央セル24を膨らませないと、使用者Pがマット10と左肩甲骨セル22とによって形成される窪み、及び、マット10と左大腿セル25とによって形成される窪みに落ち込んでしまい、肩及び大腿部が窮屈になり、違和感を覚える。
次に、側臥位変換の応用動作について説明する。
先ず、タイマーによる自動側臥位変換について説明する。
図9は、自動側臥位変換動作を示す図である。
本動作を行うためには、制御部30にタイマーを内蔵しておく。また、所定のプログラムを制御部30に記憶させておく。そして、介護者がリモコン33の操作ボタン33h(自動)を押すことにより、制御部30が自動的に動作し、使用者Pの***を、適当な時間間隔で自動的に変換させる。例えば、図9に示すように、使用者Pの幅方向の傾斜角を、所定の時間、例えば、30分間間隔で、0°(水平状態)から+25°(右側に25°傾斜させた状態)、+50°、+75°、+50°、+25°、0°、−25°(左側に25°傾斜させた状態)、−50°、−75°、−50°、−25°、0°の順に変化させる。これにより、例えば夜間に使用者がマット10上に寝ているときに、介護者がいちいち介添えしなくても、使用者Pの***を変換することができる。この結果、使用者Pの褥瘡を防止すると共に、介護者の負担を軽減することができる。
なお、ベッドの近傍に呼吸センサを設けておき、使用者Pの呼吸が停止したときに、***を変換してもよい。これにより、使用者Pに呼吸を促し、無呼吸症候群の症状を軽減することができる。また、ベッドの頭側にマイクを設けておき、いびきを感知したら***を変換してもよい。これにより、いびきを抑制することができる。
次に、側臥位状態からベッドの端部に腰掛けさせる動作について説明する。
図10(a)及び(b)は、側臥位状態から端座位への変換動作を示す斜視図である。
先ず、図10(a)に示すように、上述の動作(図6(a)及び(b)参照)により、使用者Pの***を仰向け状態から右向きの側臥位状態に変換する。この段階で、使用者Pの左足は右足よりも上にある。
次に、図10(b)に示すように、ベッド100を背上げする。このとき、使用者Pが自ら、又は介護者に介助されて、両足をベッド100の右側端部から床に降ろす。そして、その捻れ運動を利用して上体を起こすことにより、容易にベッドの端部に腰掛けることができる。この結果、使用者Pの行動範囲が広がり、ADL(日常生活動作)が支援される。
次に、使用者Pが仰臥している状態で、使用者Pを身長方向、すなわち、マット10の長手方向に移動させる動作について説明する。
図11は、使用者を長手方向に移動させる動作を示す側面図である。
通常、人の背面において、臀部は背中及び大腿部よりも突出しているため、仰臥している使用者Pを長手方向に移動させようとすると、臀部とマットとの間に大きな摩擦力が発生する。このため、介護者が一人で使用者を長手方向に移動させることは極めて困難である。
そこで、本実施形態においては、図11に示すように、制御部30が頭側中央セル21及び足側中央セル24を膨らませる。これにより、使用者Pの肩甲骨部及び左右の大腿部がマット10から持ち上がり、臀部Pbが浮く。この結果、臀部とマット10との摩擦力が小さくなると共に、介護者がマット10と使用者Pの間に腕を入れることができるようになり、使用者Pを長手方向に移動させることが容易になる。
次に、ベッドを背上げしたときに、使用者が足側にずり落ちることを防止する動作について説明する。
図12は、ベッドの背上げ時に使用者のずり落ちを防止する動作を示す側面図である。
図12に示すように、ベッド100を背上げしたときに、ベッド100に足上げ機能が無いと、使用者Pは足側にずり落ちてしまう。そこで、本実施形態においては、制御部30が足側中央セル24を膨らませ、その後、ベッド100を背上げする。これにより、使用者Pの臀部Pbがベッド100の背板と足側中央セル24との間に挟まれて、足側にずり落ちることを抑制できる。なお、膝の位置に専用のエアセルを設けて、それを膨らませてもよい。
<体幹保持>
次に、体幹保持動作について説明する。
図13は、体幹保持動作を示す斜視図である。
図13に示すように、本実施形態のマット10は、ベッド100上に置かれている。ベッド100は、背上げ動作が可能なベッドである。すなわち、ベッド100の床板のうち、使用者Pの上半身が乗る部分102が上方に傾斜するようになっている。これにより、使用者Pの上半身を起き上がらせることができる。また、ベッド100の床板のうち、使用者Pの膝が乗る部分103が上に凸となるように屈曲する。これにより、使用者Pの上半身を起き上がらせたときに、使用者Pが足側にずり落ちることを防止できる。
そして、本実施形態に係るマットレス装置1は、ベッド100が背上げ動作をしたときに、使用者Pが左右に傾かないように、使用者Pの体幹を保持する。以下、この動作を詳細に説明する。
先ず、図5に示すように、介護者がリモコン33の操作ボタン33c(姿勢保持)を押す。これにより、図2及び図13に示すように、制御部30が上半身左セル27L及び上半身右セル27Rにエアを供給し、これらのセルを膨らませる。上半身左セル27L及び上半身右セル27Rは使用者Pの上腕部の外側において膨らみ、トップレイヤー12(図1参照)を介して、使用者Pの上半身の上部を左右から挟んで保持する。
次に、介護者がベッド100を操作して、背上げする。これにより、部分103が上に凸となるように屈曲し、その後、部分102が起き上がる。この結果、使用者Pの上半身が起き上がり、座位姿勢を取らせることができる。このとき、使用者Pの体幹は上半身左セル27L及び上半身右セル27Rによって左右から保持されているため、左右に傾くことを抑制できる。この結果、背上げ動作に伴い、使用者Pが転落することを防止できる。また、背上げ動作の際に、介護者が常に使用者Pを支えていなくてもよいため、介護者の負担が軽減する。
<離床支援>
次に、離床支援動作について説明する。
図14(a)〜(c)は、離床支援動作を示す図であり、使用者を背後から見た図である。
図15(a)〜(c)は、離床支援動作を示す図であり、使用者を側方から見た図である。
図16は、横軸に時間をとり、縦軸にエアセルに通じる電磁弁の状態をとって、離床支援動作における2つの左端部セルに対するエアの供給動作を示すタイミングチャートである。
図14(a)及び図15(a)に示すように、初期状態においては、頭側中央セル21(図2参照)に少量のエアが注入されており、他のエアセル20は排気状態にある。そして、使用者Pはベッドの100の左端部に腰掛けている。このとき、図4に示すように、使用者Pは、例えばマット10のカバーに描かれたガイド(図示せず)に従って、臀部Pbを左端部セル28Aの直上域及び左端部セル28Bの直上域の両方に跨がるように配置し、臀部の2つの頂点Ppを左端部セル28Aの頂点28Apと左端部セル28Bの頂点28Bpとの間に配置する。また、なるべく足は膝よりも後方に配置する。
この状態から、図5に示すように、介護者が操作ボタン33d(立上り)を押す。これにより、図1及び図17に示すように、制御部30が、左端部セル28A及び28Bに対して交互に断続的にエアを供給する。この結果、図14(b)及び図15(b)に示すように、左端部セル28A及び28Bが交互に少しずつ膨らんでいき、使用者Pの臀部が押し上げられる。また、膨張状態にある左端部セル28A及び28Bは、マット10の幅方向中央部側が端縁側よりも高くなるため、使用者Pの頭及び上半身が前方に向けて押し出される。
このとき、使用者Pから見て左右に位置する左端部セル28A及び28Bが交互に膨らむため、使用者Pの体幹は小刻みに左右に振られる。これにより、使用者Pは無意識に姿勢を修正しようとし、体幹の中心軸Lpを左端部セル28Aと左端部セル28Bとの中心線Lcに近づけようとする。この結果、使用者Pの体幹の中心軸Lpは中心線Lcに対して左右に大きく傾斜することがない。このため、使用者が左右に転倒することを抑制できる。
そして、図14(c)及び図15(c)に示すように、左端部セル28A及び28Bが十分に膨らむと、使用者Pの上半身は大きく前方に押し出される。この結果、あと少しの自助努力又は介添えにより、使用者Pは上半身を足の直上に位置させて、立ち上がることができる。このようにして、使用者Pの離床を支援することができる。
なお、図16に示すように、上述の離床支援動作において、左端部セル28A及び28Bにそれぞれ圧力センサを設け、これらの圧力センサの検出結果に基づいて、左端部セル28Aにエアを供給する時間tAと左端部セル28Bにエアを供給する時間tBとのデューティ比{tA/(tA+tB)}を制御してもよい。この場合は、例えば、圧力がより低いセルにより多くのエアを供給して、2つのセルの圧力が均一になるようにしてもよく、圧力がより高いセルにより多くのエアを供給して、2つのセルの高さが均一になるようにしてもよい。どちらの方式が使用者Pにとって違和感がより少ないかは、使用者Pの体格及び身体的能力等によって異なる。
以上の説明では、使用者Pがベッドの100の左端部に腰掛けていて、左端部セル28A及び28Bを膨らませることにより、使用者Pの立ち上がり動作を支援する例を示したが、右側についても同様である。すなわち、使用者Pがベッドの100の右端部に腰掛けている場合は、右端部セル29A及び29Bを膨らませることにより、使用者Pの立ち上りを支援する。
<効果>
次に、本実施形態の効果について説明する。
上述の如く、本実施形態に係るマットレス装置によれば、使用者の体勢を仰向けから横向きにする側臥位変換、使用者の上体を起こすときの体幹保持、及び、使用者の立ち上がりを支援する離床支援を実行することができる。
側臥位変換においては、制御部30が、頭側中央セル21、左肩甲骨セル22、足側中央セル24及び左大腿セル25を膨らませることにより、使用者の体勢を仰臥位から右向きの側臥位に変換することができる。同様に、制御部30が、頭側中央セル21、右肩甲骨セル23、足側中央セル24及び右大腿セル26を膨らませることにより、左向きの側臥位に変換することができる。
このとき、左肩甲骨セル22、右肩甲骨セル23、左大腿セル25及び右大腿セル26を二段型のエアセルとすることにより、使用者Pの半身を高く持ち上げることができ、傾斜角を大きくすることができる。また、左肩甲骨セル22及び右肩甲骨セル23は頭側中央セル21と部分的に重なっており、左大腿セル25及び右大腿セル26は足側中央セル24と部分的に重なっているため、傾斜角をより一層大きくすることができる。
また、左右いずれかのエアセルと共に、マット10の幅方向中央に配置された頭側中央セル21及び足側中央セル24を膨らませることにより、使用者の肩部及び大腿部が窮屈になることを防止し、使用者の違和感を軽減することができる。
更に、肩甲骨部に当接するエアセルに対してエアの供給を開始した後、一定の時間Δt後に、大腿部に当接するエアセルに対してエアの供給を開始することにより、使用者の体勢が本格的に傾斜する前に、目線を傾斜する方向に誘導することができる。この結果、使用者が唐突に感じることを抑制でき、安全性が向上する。
使用者の体勢を仰臥位から側臥位に変換することにより、褥瘡を防止することができる。また、肩甲骨及び大腿部を持ち上げることにより、臀部が浮くため、おむつ交換等の作業が容易になる。更に、使用者の体勢を側臥位とした後、ベッドの背上げ機能を動作させることにより、容易に端座位に変換することができる。
また、頭側中央セル21及び足側中央セル24のみを膨らませることにより、使用者を仰臥位のまま持ち上げることができる。この結果、臀部へのアクセスが容易になると共に、使用者を身長方向に移動させることが容易になる。更に、足側中央セル24のみを膨らませることにより、ベッドの背上げ機能を用いたときに、使用者が足側にずれることを防止できる。
体幹保持においては、ベッドの背上げ機能を動作させて、使用者の上体を起こすときに、制御部30が上半身左セル27L及び上半身右セル27Rにエアを供給して膨らませることにより、使用者の体幹を両側から挟み、保持することができる。この結果、背上げ動作時に使用者が左右に転落することを防止できる。また、使用者の上腕部を挟むことにより、高い位置で使用者を保持できるため、安定性が高い。
離床支援においては、使用者がベッドの例えば左側の端部に腰掛けている場合に、エアが注入された左端部セル28A及び28Bの頂点間の距離D1が、使用者Pの臀部の左右の頂点Pp間の距離D2よりも長く、左端部セル28Aと左端部セル28Bとの距離D3が、使用者の臀部の幅D4よりも短いという関係を満たしている。そして、制御部30が左端部セル28A及び28B、又は、右端部セル29A及び29Bを膨らませることにより、使用者Pの立ち上りを支援することができる。
このとき、左端部セル28A及び左端部セル28Bは相互に独立しており、一方から他方にエアが流通することがないため、一方のエアセルが他方のエアセルよりも極端に大きく膨らむことがない。この結果、使用者の臀部は2つの左端部セル28A及び左端部セル28Bに挟まれ、姿勢が安定する。
また、制御部30は、腰掛けている使用者から見て左右のセル、例えば、左端部セル28A及び左端部セル28Bに対して、交互にエアを供給することにより、使用者の体幹を小刻みに左右に揺らして、使用者のバランス感覚を覚醒させる。この結果、使用者の上体が左右に大きく傾くことを抑制でき、転倒を防止できる。
また、本実施形態に係るマットレス装置1によれば、側臥位変換動作及び離床支援動作が可能であるため、上述の仰臥位から側臥位への変換、ベッドの背上げ機能を用いた側臥位から端座位への変換、及び端座位からの離床支援を続けて行うことにより、仰向けに寝ている使用者を立たせることもできる。
更に、本実施形態に係るマットレス装置1は、制御部30において、リモコン33が本体部31から分離しているため、本体部31はアクセスが不便なデッドスペースに配置し、リモコン33のみを介護者の手が届く位置に置いておくことができる。これにより、例えば在宅介護であってベッドの周囲のスペースが限られている場合においても、スペースを有効に利用できると共に、介護者の負担を軽減することができる。また、本体部33にはフック36が取り付けられているため、ベッド100のボード101に引っ掛けることもできる。これにより、ベッド100の周囲のデッドスペースを有効に活用することができる。
このように、本実施形態に係るマットレス装置は、使用者の様々な動作を支援することができる。これにより、使用者のADLを支援すると共に、介護者の負担を軽減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図17は、本実施形態に係るマットレス装置を示す斜視図である。
図17に示すように、本実施形態に係るマットレス装置2においては、制御部30の本体部31がマット10のボトムレイヤー11内に埋め込まれている。但し、リモコン33はケーブル35を介して、マット10の外部に引き出されている。
本実施形態によれば、マット10の外部に制御部30の本体部31を配置しないことにより、前述の第1の実施形態と比較して、省スペース化を図ることができる。この結果、ベッドの周囲に殆どスペースが無い場合においても、マットレス装置2を設置することができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図18は、本実施形態に係る***変換支援ユニットを示す斜視図である。
図18に示すように、本実施形態に係る***変換支援ユニット3においては、支持シート40、エアセル20及び制御部30が設けられている。支持シート40は、強靱且つ軟質な材料により形成されており、その形状は長方形のシート状である。支持シート40には、エアセル20及びエアチューブ32が取り付けられている。エアセル20の種類及び配置は、前述の第1の実施形態と同様である。また、制御部30の構成も、前述の第1の実施形態と同様である。
支持シート40は、既存のマット110上に設置されて使用される。マット110は能動的な機能を備えていない通常のマットであり、ベッド100(図13参照)上に配置される。支持シート40の外形は、マット110と同じか、マット110よりも小さい。このため、支持シート40をマット110上に設置したときに、支持シート40はマット110からはみ出さない。一方、制御部30はマット110の外部に配置され、例えば、ベッド100のボード101に引っ掛けられる。
本実施形態に係る***変換支援ユニット3は、既存のマット110上に設置できる。このため、***変換支援ユニット3自体のコストを低減できると共に、使用者が使い慣れているマット110をそのまま使い続けることができる。この結果、導入に際して障害が少ない。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、マット110が薄い場合には、マット110の下、すなわち、ベッド100とマット110の間に、支持シート40を配置してもよい。また、本実施形態においても、前述の第2の実施形態と同様に、支持シート40内に制御部30を設けてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、各エアセルにエアを供給して膨らませる例を示したが、これには限定されず、セルに供給する物質は流体であればよい。例えば、エアの替わりに、不活性ガス等の気体、水又は油等の液体を用いてもよい。また、エアセルの替わりにアクチュエータ等の機械的な手段を設けてもよい。
前述の各実施形態は、本発明を具現化した一つの例であり、本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、前述の各実施形態において、いくつかの構成要素又は動作を追加、削除又は変更したものも本発明に含まれる。
1、2:マットレス装置、3:***変換支援ユニット、10:マット、11:ボトムレイヤー、12:トップレイヤー、20、20a、20b、20c:エアセル、20d:本体部、20e:マチ、20f:下段サブセル、20g:上段サブセル、20h:穴、21:頭側中央セル、22:左肩甲骨セル、23:右肩甲骨セル、24:足側中央セル、25:左大腿セル、26:右大腿セル、27L:上半身左セル、27R:上半身右セル、28A、28B:左端部セル、28Ap、28Bp:頂点、29A、29B:右端部セル、30:制御部、31:本体部、32:エアチューブ、33:リモコン、33a、33b、33c、33d、33e、33f、33g、33h:操作ボタン、34:筐体、35:ケーブル、36:フック、40:支持シート、100:ベッド、101:ボード、102、103:部分、110:マット、C:中心線、D1:左端部セルの頂点間の距離、D2:臀部の左右の頂点間の距離、D3:左端部セル間の距離、D4:臀部の幅、Lc:中心線、Lp:中心軸、P:使用者、Pb:臀部、Pp:臀部の頂点、Δt、tA、tB:時間

Claims (7)

  1. マットと、
    前記マットの頭側中央部に配置された第1流体セルと、
    前記マットにおける前記第1流体セルの左右の一方側に配置された第2流体セルと、
    前記マットの足側中央部に配置された第3流体セルと、
    前記マットにおける前記第3流体セルの前記一方側に配置された第4流体セルと、
    前記第1流体セル、前記第2流体セル、前記第3流体セル及び前記第4流体セルに、相互に独立して流体を供給可能な制御部と、
    を備え、
    前記第2流体セルの一部は前記第1流体セルの一部と重なっている、マットレス装置。
  2. 前記第4流体セルの一部は前記第3流体セルの一部と重なっている、請求項1記載のマットレス装置。
  3. 前記マットにおける前記第1流体セルの左右の他方側に配置された第5流体セルと、
    前記マットにおける前記第3流体セルの前記他方側に配置された第6流体セルと、
    をさらに備えた請求項1または2に記載のマットレス装置。
  4. 前記第5流体セルの一部は前記第1流体セルの一部と重なっている、請求項3記載のマットレス装置。
  5. 前記第6流体セルの一部は前記第3流体セルの一部と重なっている、請求項3または4に記載のマットレス装置。
  6. 前記マット上に人が仰臥したときに、前記第2流体セルは前記人の左肩甲骨の直下域に配置され、前記第4流体セルは前記人の左大腿部の直下域に配置され、前記第5流体セルは前記人の右肩甲骨の直下域に配置され、前記第6流体セルは前記人の右大腿部の直下域に配置される請求項3〜5のいずれか1つに記載のマットレス装置。
  7. マット上又はマット下に配置される支持シートと、
    前記支持シートの頭側中央部に配置された第1流体セルと、
    前記支持シートにおける前記第1流体セルの左右の一方側に配置された第2流体セルと、
    前記支持シートの足側中央部に配置された第3流体セルと、
    前記支持シートにおける前記第3流体セルの前記一方側に配置された第4流体セルと、
    前記第1流体セル、前記第2流体セル、前記第3流体セル及び前記第4流体セルに、相互に独立して流体を供給可能な制御部と、
    を備え、
    前記第2流体セルの一部は前記第1流体セルの一部と重なっている***変換支援ユニット。
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