JP6664725B1 - 既設杭引き抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャック爪により既設杭の途中位置を掴んで引き抜き可能な既設杭引き抜き装置を提供すること。【課題を解決するための手段】既設杭引き抜き装置1は、円筒状のケーシング2と、ケーシング2の外周側に配置されてケーシング2の先端に向けて力を伝達するロッド4と、ケーシング2の外周側かつ先端部寄りに配置され、ロッド4に連動して、ケーシング2の外側から内部に先端部を突出するように移動可能なチャック爪本体部51と、チャック爪本体部51の先端に回転軸により回転可能に設けられ、既設杭に当接する当接面54が設けられた把持ブロック52とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、既設杭を引き抜く既設杭引き抜き装置に関する。
建築物を解体して更地に戻すときには、地中に打ち込まれた杭(既設杭)は、一定の事情がある場合を除いてすべて引き抜く。建物を支えていた既設杭が、建物の解体を通じて産業廃棄物へと法的な解釈が変わり、地中に産業廃棄物を残したまま放置することは、廃棄物処理法違反(不法投棄)に該当する恐れがあると考えられているからである。
例えば、特許文献1は、このような既設杭を引き抜いて除去する技術を開示している。特許文献1に記載の既設杭の引抜き装置は、円筒状のケーシングと、ケーシング上部に設けられる油圧シリンダのロッド端部とチャック爪とが連結ロッドで連結してあり、(1)ケーシングの内部に既設杭が配置された状態にし、(2)油圧シリンダの伸長動作(押圧)により、ロッドを介して油圧シリンダに接続されたチャック爪をケーシング内方に移動させ(押し込み)、(3)チャック爪を既設杭の下端部(既設杭の途中の側面又は既設杭の先端の下側)に到達するまで移動させ、(4)既設杭をケーシングごと引き抜いている。
また、特許文献2によれば、比較的硬い地層中でもチャック爪を移動させることが可能な既設杭引き抜き装置が開示されている。特許文献2に記載の既設杭の引抜き装置は、ケーシングの先端に向かう方向の衝撃をロッドに断続的に付与する衝撃付与装置が設けられ、弾性部材を介して衝撃付与装置およびロッドをケーシングの先端に向かって押圧し、衝撃付与装置による衝撃の付与により、チャック爪を退避位置から既設杭の先端の下側にまで移動させている。この技術によれば、油圧ではチャック爪を進ませることに困難であった比較的硬い地層中においても、衝撃付与装置の衝撃によりチャック爪を既設杭の先端の下側に進ませることが出来るとしている。
特許3052135号公報 特許4249254号公報
特許文献1の技術によれば、既設杭の先端側の途中位置に対してチャック爪を押し当てることにより、強力に既設杭を掴むことが出来るとされている。しかしながら、同技術のチャック爪により既設杭の途中位置で掴もうとすると、チャック爪先端のごく一点による把持しかできない。これでは、既設杭を支えきれずに、杭が滑り落ちてしまう可能性がある。よって、既設杭を確実に引き抜くためには、既設杭の先端の下側にまでチャック爪を移動させる必要があるが、比較的硬い地層中に対して油圧シリンダの力では困難を伴うという問題がある。
また、特許文献2の技術は比較的硬い地層中に対応するものであるが、油圧シリンダとチャック爪とをつなぐロッドの途中位置に衝撃付与装置を設けなければならず、また、固い地層を衝撃付与装置の衝撃で崩しながらチャック爪が進むため、チャック爪の寿命に影響する。
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、比較的硬い地層中に打ち込まれた既設杭でもチャック爪によりその途中位置を掴んで引き抜き可能な既設杭引き抜き装置を提供する。
特許文献1の技術において、既設杭を途中位置の側面において掴む場合、既設杭が滑り落ちることを抑制するために、チャック爪先端を面にして既設杭との接触面積を増加させることが考えられる。
一方で、杭打ちには、場所打ち杭工法 既成杭工法があるが、既成杭工法の中で打込み杭(打撃)工法は、既製杭の頭部をハンマーによって打撃し、既製杭を所定の深さまで貫入させる工法であり、古い建築物にはよく利用された工法である。打撃工法により打ち込まれた既製杭は、固い地層に阻まれてまっすぐな状態にはなく、歪んだり傾いて埋設されている場合が頻繁に存在する。この場合、特許文献1の技術においてチャック爪先端を面にしたとしても、地中の既設杭に対してどのような角度でチャック爪が当接するかは予想できず、結局、チャック爪先端の面の中の一点による把持しか期待できない。
そこで、本発明の既設杭引き抜き装置は、円筒状のケーシングと、前記ケーシングの外周側に配置され、前記ケーシングの先端に向けて力を伝達するロッドと、前記ケーシングの外周側かつ先端部寄りに配置され、前記ロッドに連動して、ケーシングの外側から内部に先端部を突出するように移動可能なチャック爪本体部と、前記チャック爪本体部の先端に回転軸により回転可能に設けられ、既設杭に当接する当接面が設けられた把持ブロックとを備えた既設杭引き抜き装置であって、前記当接面の上側の角が、前記回転軸の中心を押す力の方向を延長した仮想線よりも下側に回転しようとするときに、互いが衝突する邪魔部と衝突部とが前記チャック爪本体部と把持ブロックに夫々設けられており、それ以上の把持ブロックの回転が阻止されることを特徴とする
本発明の既設杭引き抜き装置は、比較的硬い地層中に打ち込まれた既設杭でもチャック爪により掴んで引き抜くことができるという効果を奏する。
既設杭引き抜き装置を示す図であり、図1Aは正面図、図1Bは側面図である。 把持ブロックを示す図であり、図2Aは斜視図、図2Bは部分側面図、図2Cは部分平面図である。 既設杭引き抜き装置の動作を示す図であり、図3Aは既設杭を把持する直前、図3Bは把持後の状態を夫々示している。 既設杭引き抜き装置の動作を示す図であり、図4Aはハウジング内の歪んだ既設杭を示す図であり、図4Bは既設杭を掴んだ状態を示す図であり、図4C及び図4Dは把持ブロックの動作を示した図である。 既設杭引き抜き装置の動作を示す図であり、図5Aはハウジング内のペンシル型の既設杭を示す図であり、図5Bは既設杭を掴んだ状態を示す図であり、図5Cは把持ブロックの動作を示した図である。
以下、本発明の実施例1及び2を示して説明する。
図1に示すように、既設杭引き抜き装置1は、ケーシング2、ケーシング2の先端部(地下側)に設けられた掘削歯3、ロッド4、略円弧形状のチャック爪5、チャック爪ガイド6、および地上側に油圧シリンダ7を備えている。ケーシング2は、既設杭より大きい内径の円筒であり、チャック爪5、チャック爪ガイド6、ロッド4および油圧シリンダ7は、ケーシングの外周側に設けられている。ロッド4は、ケーシング2の長さ方向(上下方向)、先端に向けて油圧シリンダ7の力を伝達する。チャック爪5は、ケーシング2の先端部寄りに設けられており、ロッド4と連動している。
ケーシング2の先端部寄りには、さらにチャック爪5が通過可能に構成される連通孔8が形成されている。また、チャック爪ガイド6は、連通孔8を通してチャック爪5の先端をケーシング2の外周側から内方側へ突出させる。
ケーシング2は、図示していないアースオーガに接続されており、アースオーガによるケーシング2の地中への進入、または引き抜きが可能である。また、アースオーガはケーシング2をその中心軸周りに回転させ、回転と押圧とにより、ケーシング2の先端の掘削歯3が地層を掘削しつつケーシング2を地中に進入させる。ケーシング2の外周側に設けられたチャック爪5、チャック爪ガイド6、ロッド4を含めた範囲で地層を掘削するために、掘削歯3はケーシングの直下及び外周に複数固定されている。
ロッド4、チャック爪5、チャック爪ガイド6、および油圧シリンダ7は、ケーシング2の2箇所に直径上で対向するように設けられている。ロッド4、チャック爪5、チャック爪ガイド6、および油圧シリンダ7の間のケーシングの外側には、水、ベントナイト等の泥土化剤を地上からケーシングの先端部に供給するための配管(図示せず)が適宜設けられている。この泥土化剤により地層の硬度を低下させる。
チャック爪ガイド6は、チャック爪5が突出/待避移動するように案内するものである。チャック爪ガイド6は、ガイドピン61、ガイドピン61が摺動するガイド溝62およびチャック爪5が当接するガイド板63を有する。ガイドピン61は、チャック爪5の基端部5aおよびロッド4の一端を貫通し、その両端部61a、61bがガイド溝62にそれぞれ挿入されて係合している。ロッド4が油圧シリンダ7により上下すると、チャック爪5もロッド4とともにガイド溝62に沿って移動する。一方、ガイド板63は、下向きに凹の曲面であり、同じく下向きに凸の曲面を持つ略円弧形状のチャック爪5の背側(湾曲の外周側)に接するようになっている。このため、ロッド4が上下すると、ガイドピン61の位置で回転自在になっているチャック爪5がガイド板63の案内を受けてその移動軌跡を下向きに凸の円弧状にする。
チャック爪5は、既設杭の引き抜き時に既設杭を下方の側面を掴むものである。チャック爪5は、略円弧形状のチャック爪本体部51と、チャック爪本体部51の先端に回転可能に取り付けられた把持ブロック52とを具備している。チャック爪5は、ケーシング2の連通孔8を通じて移動し、ケーシング2の内部に突出/ケーシングの内部から退避可能に構成されている。ロッド4は、ケーシング2の外周側において、サポート9が設けられている。サポート9はロッド4の上下動以外の挙動を規制するために設けられている。油圧シリンダ7は、油圧によりロッド4を上下方向に移動させる。
図2にチャック爪5の詳細を示す。チャック爪本体部51の先端には、回転軸53を介して把持ブロック52が2つ設けられている。2つの把持ブロック52は、夫々が独立して回転可能である。把持ブロック52の先端は、既設杭の側面に対して面にて当接する当接面54になっている。ロッド4の上下が突出/待避移動に変換されて与えられる力が回転軸53の中心を押す方向を延長した仮想線イ(一点鎖線で示した)とすると、把持ブロック52の当接面54が仮想線イに直交するとき、当接面54の中心位置ロ(面積中心で良い)が、仮想線イが当接面54を横切る位置よりも下側に位置している。従って、仮想線イより上側の面部523の面積に対して下側の面部524の面積が広くなるようになっている。このため、把持ブロック52が泥土(後述する)の中を進むとき、下側の面部524に対する泥土の抵抗が上側の面部523より大きく、把持ブロック52に対して時計回り(図中βで示した)への回転が起こる。このとき、当接面54の上側の角Sが仮想線イを超えて下側に周り込むと、当接面54が既設杭に当接することが期待できなくなる。実施例においては、上向きの角度αには回転が自在であるが、角Sが仮想線イを超えるような下向きの角度βに対しては回転が阻害されるようになっている。実施例においては、把持ブロック52の後端は仮想線イの下側でチャック爪本体部51の邪魔部511に衝突する衝突部521になっており、仮想線イの上側はチャック爪本体部51には衝突しないように回転軸と同軸状の曲面522になっている。なお、当接面54には既設杭との結合をさらに促進するように複数の歯突起55が設けられている。
本実施例においては、図2Cに示すように、1つのチャック爪5に対して、把持ブロック52を2つ設け、夫々の当接面54は互いに斜に向き合って既設杭10の側面の2箇所に当接するようになっている。このため、ケーシング2の直径上に対向するように設けられたチャック爪5により、4つの把持ブロック52で既設杭10を把持することが可能である。これに代えて、構造の簡単化のために、1つのチャック爪5に対して1つの把持ブロック52のみを設けても良い。
次に、図3を用いて既設杭引き抜き装置1を用いて既設杭10を引き抜く際の動作について説明する。図においては、理想的にまっすぐに打ち込まれた既設杭10を例にして説明する。既設杭10は、先端が平坦な先端閉塞杭である。作業者は、アースオーガを駆動し、ケーシング2を回転させながら、かつ、別途供給されている水、ベントナイト等の泥土化剤により泥土化しながら、地中に推進させる。ケーシング2内に既設杭10の全体が収まる程度まで堀り進めると、ある瞬間、既設杭10が地面を離れ、ケーシング2と共に回転を開始する。このときに、所定位置、すなわち、チャック爪5が既設杭10の下端と同程度の深さにくる位置までケーシング2を地中に進入したと判断できる。この所定位置では、チャック爪5が既設杭の側面に当接可能である。なお、先端閉塞杭の既設杭10では、先端が平坦であるため、既設杭10が回転しても、既設杭10の先端より下の地層(図3において一点鎖線Uで示した)は、泥土化剤による攪拌を受けないため、固いままである。
作業者は、ケーシング2が所定位置まで移動したと判断すると、油圧シリンダ7(図1)を駆動し、チャック爪5をケーシング2の内部に突出する方向に押圧する。ケーシング2内は、別途供給されている水、ベントナイト等の泥土化剤により泥土化しているため、チャック爪5は比較的容易に油圧シリンダ7の圧力により進出する。このとき、把持ブロック52は、ガイド板63の案内を受けて当接面54を泥土化した地層に正対させている。泥土化した地層を進み、最初に、把持ブロック52の角Sが既設杭10に当たり、回転軸53を中心に反時計回りに把持ブロック52が回転して、当接面54の全体により既設杭10を把持する。作業者は、油圧シリンダ7の伸長が止まると既設杭10が把持されたと判断して、アースオーガを駆動し、既設杭10とともにケーシングを引き抜く。
次に、図4を用いて曲がって打ち込まれた既設杭11を例にして説明する。図において、既設杭11は、ケーシング2の中心軸Cから偏心した位置に存在している。この場合において、図面の左側のチャック爪5と既設杭11の間隔は狭く、右側では広くなっている。油圧シリンダ7を駆動し、チャック爪5をケーシング2内に突出する方向に押圧すると、左側のチャック爪5は油圧シリンダ7の伸長が小さい段階で既設杭11に突き当たり、左側のチャック爪5は油圧シリンダ7の伸長が大きい状態で突き当たる。その結果、左側のチャック爪本体部51と右側のチャック爪本体部51において、ガイドピン61に対するチャック爪本体部51の回転角度が異なる状態が生じる。
チャック爪5がケーシング2内に突出する際、当接面54の下側の面部524が上側の面部523よりも広い面積で泥土中を進行する。その際、把持ブロック52は回転軸53を中心に時計回りの回転圧力を受ける。しかしながら、把持ブロック52の衝突部521はチャック爪本体部51の邪魔部511に衝突して、角Sが下側に回り込めないため、把持ブロック52の回転は阻止され、把持ブロック52は姿勢を維持したまま既設杭11に衝突する。その際、まず、当接面54の上側の角Sが衝突し、その後、回転軸53を反時計回りに把持ブロック52が回転し、当接面54の全体が既設杭11に当接する。このように、左側のチャック爪本体部51と右側のチャック爪本体部51において、ガイドピン61に対するチャック爪本体部51の回転角度が異なっていても、当接面54は面として既設杭11に当接することが出来るのである。また、把持ブロック52が泥土中を進行している間は、その姿勢は安定して維持されており、当接面54は既設杭11に安定的に接触するのである。
次に、図5を用いてペンシル型の既設杭12を例にして説明する。図において、既設杭12の先端12aは、先細り状になっている。この場合において、ケーシング2を回転させながら、かつ、泥土化しながら、地中に推進させる。ケーシング2内に既設杭12の全体が収まる程度まで堀り進めると、ある瞬間、既設杭12が地面を離れ、ケーシング2と共に回転を開始する。このときに、既設杭12の先端12aの周囲の地層も泥土化が進んでいると判断できる(一点破線Wで示した)。
チャック爪5は油圧シリンダ7の圧力により進出させると、既設杭12に当接する。このとき、既設杭12の横側面に当接した場合には、図3に示したように、把持ブロック52の当接面54が確実に既設杭12を把持する。一方、既設杭12の先端12a周囲の地層を通過して、把持ブロック52が既設杭12の先端12aの先端に当接する場合がある。この場合において、把持ブロック52の後端の衝突部521が、チャック爪本体部51の邪魔部511に衝突した状態で、一点鎖線Wで示された泥土の地層に侵入してきており、下向きの角度βに対しては回転が阻害されるようになっている。従って、把持ブロック52の上側の角Sが既設杭12の先端12aに当接したときに、油圧シリンダ7の伸長は停止する。作業者は、油圧シリンダ7の伸長が止まると既設杭12が把持されたと判断して、アースオーガを駆動し、既設杭12とともにケーシングを引き抜く。この場合において、把持ブロック52は、既設杭12を下から支えている状態であるので、当接面54の歯突起55が、既設杭12に対して圧接していなくても良いのである。
上記実施例においては、チャック爪5をケーシング2内に突出させるチャック爪ガイド6の構造を、ガイドピン61、ガイドピン61が摺動するガイド溝62およびチャック爪5が当接するガイド板63としたが、他の構造でも良い。例えば、特許文献1に示された円弧状のカム溝や継ぎ手を用いる構造、若しくはガイド板側に円弧状のガイド溝を用いる構造を採用しても良い。これらの構造は、チャック爪を既設杭の下側に深く水平になるまで挿入するのに好適であるが、既設杭の側面までの場合は本実施例の構造が簡単である。
1 既設杭引き抜き装置
2 ケーシング
3 掘削歯
4 ロッド
5 チャック爪
6 チャック爪ガイド
7 油圧シリンダ
8 連通孔
9 サポート
10、11、12 既設杭
51 チャック爪本体部
52 把持ブロック
53 回転軸
54 当接面
55 歯突起
61 ガイドピン
62 ガイド溝
63 ガイド板

Claims (3)

  1. 円筒状のケーシングと、
    前記ケーシングの外周側に配置され、前記ケーシングの先端に向けて力を伝達するロッドと、
    前記ケーシングの外周側かつ先端部寄りに配置され、前記ロッドに連動して、ケーシングの外側から内部に先端部を突出するように移動可能なチャック爪本体部と、
    前記チャック爪本体部の先端に回転軸により回転可能に設けられ、既設杭に当接する当接面が設けられた把持ブロックとを備えた既設杭引き抜き装置であって、
    前記当接面の上側の角が、前記回転軸の中心を押す力の方向を延長した仮想線よりも下側に回転しようとするときに、互いが衝突する邪魔部と衝突部とが前記チャック爪本体部と把持ブロックに夫々設けられており、それ以上の把持ブロックの回転が阻止されることを特徴とする既設杭引き抜き装置。
  2. 請求項1の既設杭引き抜き装置において、
    前記当接面が前記仮想線に直交するとき、前記当接面は、前記仮想線を横切る位置よりも上側の面部の面積に対して下側の面部の面積が広くなるようになっていることを特徴とする既設杭引き抜き装置。
  3. 請求項1乃至請求項2のいずれかの既設杭引き抜き装置において、
    前記当接面には既設杭との結合をさらに促進するように複数の歯突起が設けられていることを特徴とする既設杭引き抜き装置。
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