JP6663659B2 - 吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法 - Google Patents

吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の内壁面に設置される有孔吸音ボードを備えた吸音構造において、吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法に関するものである。
室内の騒音を吸音したり、内壁面の音響反射を低減するべく、多数の孔を有する有孔吸音ボードが建築物の内装仕上げ材として用いられている。
従来の有孔吸音ボードにおいては、共鳴周波数(吸音率が最大になる周波数)を変化させようとした場合に、孔の径やピッチを場所ごとに変化させる、ボードの厚さを変化させる、ボード背面の空気層の厚さを変化させるといった方策を講じている。
室内音響設計においては、共鳴周波数の異なる有孔吸音ボードを使用して内装仕上げをおこなうことがあるが、この場合に、場所ごとに孔の径やピッチが異なることで意匠的に統一感のない内装仕上げとなり、室内側から見た際の外観意匠性を損なうといった問題がある。
ここで、従来の公開技術に目を転じると、特許文献1には、多数の小径貫通孔を穿孔した基板と、基板の表面に貼着した比較的薄い表層被覆シート材とから構成される有孔吸音板が開示されており、この有孔吸音板においては、貫通孔の表面側開口がシート材によって完全に閉塞されており、表面に孔が現れない吸音ボードとなっている。
特許文献1に開示の吸音ボードによれば表面性状は改善されるものの、吸音性能は改善されない。
吸音性能を改善するべく、孔の径やピッチを全て同じとし、ボードの厚さを変化させたり、背面空気層の厚さを変化させようとすると、室内の内空寸法に影響を及ぼすといった問題が生じる。
以上のことより、有孔吸音ボードの厚さや背面の空気層の厚さを変化させることなく、また、有孔吸音ボードを正面から見た際の孔の径やピッチを場所ごとに変化させることなく、その共鳴周波数を変化させて吸音性能を改善した有孔吸音ボードの開発が当該技術分野で切望されている。
特開2001−132132号公報
本発明は、有孔吸音ボードの厚さや背面の空気層の厚さを変化させることなく、また、有孔吸音ボードを正面から見た際の孔の径やピッチを場所ごとに変化させることなく、その共鳴周波数を変化させて吸音性能を改善した有孔吸音ボードを備えた吸音構造において、吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による有孔吸音ボードは、複数の貫通孔を備えた有孔吸音ボードであって、前記貫通孔がその途中で断面積が変化する多段状を呈しているものである。
本発明の有孔吸音ボードは、貫通孔がその途中で断面積が変化する多段状を呈していることにより、共鳴周波数を所望に変化させることのできるものである。すなわち、本発明の有孔吸音ボードを用いることにより、有孔吸音ボードの厚さや背面の空気層の厚さを変化させることなく、また、有孔吸音ボードを正面から見た際の孔の径やピッチを場所ごとに変化させることなく、その共鳴周波数を変化させることが可能になる。したがって、孔の径やピッチが同一であることから、意匠的に統一感があり、外観意匠性に優れた内装仕上げを形成できる。
ここで、「多段状」とは、断面積の異なる2つ、もしくは3つの孔が順次連続していることを意味している。また、貫通孔を構成する2以上の孔の断面形状は円形の他、楕円形、四角形等の多角形が適用できる。
たとえば断面積の異なる2つの孔から多段状の貫通孔が形成されている場合に、断面積の小さな孔もしくは断面積の大きな孔が室内側となり、断面積の大きな孔もしくは断面積の小さな孔がボード背面の空気層側となるようにして有孔吸音ボードが配設される。
また、貫通孔の内部もしくは貫通孔の表面に通気抵抗材が介在していてもよい。
この通気抵抗材は、振動する空気塊に抵抗を与え、熱エネルギに変換する部材のことである。有孔吸音ボードの貫通孔が通気抵抗材を備えていることで、吸音特性を調整することができる。
すなわち、貫通孔に通気抵抗材が配設されることによって貫通孔に気体の流れ抵抗が付与され、各貫通孔が比較的小さな寸法の有孔ボードであっても吸音される周波数帯域を広げることや吸音率を調整することが可能となる。
この吸音性能のある通気抵抗材としては、グラスウール、ウール等からなる粗毛フェルト、アセテートやナイロン等の化繊系のもの、ウレタン系のものや、連続気泡多孔質材などを挙げることができる。
また、貫通孔のうち、断面積の大きな部分もしくは断面積の小さな部分がボード背面の空気層に臨んだ状態で有孔吸音ボードが設置されるようになっており、貫通孔のうち、断面積の小さな部分の長さと断面積と直径をそれぞれL1、a1、φ1とし、断面積の大きな部分の長さと断面積と容積をそれぞれL2、a2、V2とし、貫通孔1つあたりの空気層の容積(貫通孔のピッチの2乗に空気層の厚さをかけた値)をV3とした際に、有孔吸音ボードの共鳴周波数:f0は音速:c0を使用した以下の式で設定することができる。
Figure 0006663659
上記各種の物理的数値を設定することで、所望する共鳴周波数を有する有孔吸音ボードを設計することができる。なお、貫通孔の断面形状が多角形の場合は、上記式中の「直径」は「断面内における最大長さ(たとえば最大対角線)」と読み替えるものとする。また、上記数式の妥当性は本発明者等によって実証されている。
また、本発明の有孔吸音ボードの他の実施の形態として、以下二つの形態を挙げることができる。
その一つの形態は、二枚の有孔吸音ボードであってそれぞれの貫通孔の断面積が異なっており、二枚の有孔吸音ボードをそれぞれ対応する貫通孔が連通するようにして相互に面接触された状態で双方が接続され、その途中で断面積が変化する多段状の貫通孔が形成されているものである。
この形態では、それぞれ材質の異なる二つのボードから有孔吸音ボードを形成してもよい。
また、他の形態は、一枚の有効吸音ボードの両側面からそれぞれ断面積の異なる孔が形成され、それぞれの孔が連通して途中で断面積が変化する多段状の貫通孔が形成されているものである。
さらに、本発明は吸音構造にも及ぶものであり、この吸音構造は、前記有孔吸音ボードと、該有孔吸音ボードの背面にある空気層と、該空気層に配設されている通気抵抗材と、から構成されるものである。
この吸音構造は、有孔吸音ボードの背面の空気層に通気抵抗材が配設されているものであり、この通気抵抗材には、既述するグラスウール等が適用できる。ここで、有孔吸音ボードもその内部に通気抵抗材を有し、その背面の空気層も通気抵抗材を有した形態であってもよい。
本発明の吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法により、貫通孔の寸法が設定された吸音構造によれば、吸音構造を構成する有孔吸音ボードがその途中で断面積が変化する多段状を呈した貫通孔を備えていることにより、有孔吸音ボードの厚さや背面の空気層の厚さを変化させることなく、また、有孔吸音ボードを正面から見た際の孔の径やピッチを場所ごとに変化させることなく、その共鳴周波数を所望に変化させることができ、吸音性能を改善できる。また、表面孔形を変化させる必要がないので、意匠性も良好である。
本発明の有孔吸音ボードおよび吸音構造の実施の形態1を示した模式図である。 図1のII矢視図である。 本発明の有孔吸音ボードおよび吸音構造の実施の形態2を示した模式図である。 本発明の吸音構造の実施の形態3を示した模式図である。 (a)、(b)はともに、有孔吸音ボードの製作方法を説明した模式図である。 有孔吸音ボードの共鳴周波数に関する設計式の妥当性を検証する実験結果と設計式に基づくグラフを示した図である。
以下、図面を参照して本発明の有孔吸音ボードと吸音構造の実施の形態を説明する。なお、図示例の有孔吸音ボードは断面積の異なる2つの孔からなる貫通孔を具備するものであるが、断面積の異なる3つ以上の孔からなる貫通孔を具備するものであってもよい。また、図示例の有孔吸音ボードの貫通孔の断面形状は円形であるが、楕円形や多角形など、円形以外の断面形状の貫通孔を具備するものであってもよい。さらに、図示例の吸音構造は、有孔吸音ボードのうち、断面積の大きな孔が空気層に臨んでいる形態であるが、断面積の小さな孔が空気層に臨んでいる形態の吸音構造であってもよい。
(有孔吸音ボードおよび吸音構造の実施の形態1)
図1は本発明の有孔吸音ボードおよび吸音構造の実施の形態1を示した模式図であり、図2は図1のII矢視図である。
図示する有孔吸音ボード10は、ボード1に対して、縦横等間隔に複数の貫通孔2が開設されてその全体が構成されている。
ボード1は、10mm程度〜20mm程度の厚みの石膏板や石綿珪酸カルシウム板、フレキシブルボード、中質繊維板、パーティクルボード、木質系合板、硬質繊維板等から形成される。
貫通孔2は、断面が円形で断面積の異なる2つの孔が連続し、その途中で断面積が変化する多段状を呈しており、断面積の小さな孔2aが室内側に対向し、断面積の大きな孔2bが有孔吸音ボード10の背面の空気層Gに対向するようにして有孔吸音ボード10が配設され、吸音構造20を形成している。なお、空気層Gを挟んで有孔吸音ボード10の反対側には下地材W(遮音材、反射材)が存在しており、この下地材Wは音を反射させる適宜の材質から形成されている。
有孔吸音ボード10がその途中で断面積が変化する多段状を呈した貫通孔2を有することで、その共鳴周波数を所望に変化させることが可能になる。
ここで、図2を参照し、貫通孔2のうち、断面積の小さな孔2aの長さと断面積と直径をそれぞれL1、a1、φ1とし、断面積の大きな孔2bの長さと断面積と容積をそれぞれL2、a2、V2とし、貫通孔1つあたりの空気層の容積をV3とした際に、有孔吸音ボードの共鳴周波数:f0は、音速:c0を使用した以下の式で設定することができる。
Figure 0006663659
図2において、空気層の容積V3は、各貫通孔2の分担容積(図中の点線で包囲された長方形範囲)である。
したがって、上記各種の物理的数値を設定することで、所望する共鳴周波数を有する有孔吸音ボード10と吸音構造20を設計することが可能になる。
このように、図示する有孔吸音ボード10および吸音構造20によれば、その途中で断面積が変化する多段状を呈した貫通孔2をボード1が備えていることにより、有孔吸音ボード10の厚さや背面の空気層Gの厚さを変化させることなく、また、有孔吸音ボード10を正面から見た際の貫通孔2の径やピッチを場所ごとに変化させることなく、その共鳴周波数を所望に変化させることができる。したがって、表面に現れる孔形を変化させることなく、様々な音に対して吸音性を発揮することができ、かつ、貫通孔2の径やピッチが同一であることから、意匠的に統一感があり、外観意匠性に優れた内装仕上げを形成できる。
(有孔吸音ボードおよび吸音構造の実施の形態2)
図3は本発明の有孔吸音ボードおよび吸音構造の実施の形態2を示した模式図である。
図示する吸音構造20Aを構成する有孔吸音ボード10Aは、貫通孔2の内部に通気抵抗材3が介在しているものである。この通気抵抗材3は、通気性のある吸音材から構成され、グラスウール、ウール等からなる粗毛フェルト、アセテートやナイロン等の化繊系のもの、ウレタン系のものや、連続気泡多孔質材などを適用できる。なお、貫通孔2の内部ではなくて、貫通孔2の表面に通気抵抗材3が配設された形態であってもよい。
有孔吸音ボード10Aの貫通孔2が通気抵抗材3を備えていることで、各貫通孔2が比較的小さな寸法の有孔吸音ボード10であっても、貫通孔2に気体の流れ抵抗が付与され、吸音される周波数帯域を広げることが可能となる。
(吸音構造の実施の形態3)
図4は本発明の吸音構造の実施の形態3を示した模式図である。
図示する吸音構造20Bは、通気抵抗材3を備えた有孔吸音ボード10Aの背面の空気層に通気抵抗材4が配設されたものである。ここで、通気抵抗材4も通気抵抗材3と同様にグラスウール等から形成でき、通気抵抗材3,4は同じ素材のものを適用してもよいし、異なる素材のものを適用してもよい。
有孔吸音ボード10Aの背面の空気層にも通気抵抗材4が配設されることで吸音性能が一層向上する。
(有孔吸音ボードの製作方法)
次に、図5(a)、(b)を参照して、有孔吸音ボードの製作方法を概説する。
まず、図5(a)で示す製作方法は、それぞれの貫通孔2a,2bの断面積が異なる二枚のボード1A,1Bを、対応する貫通孔2a,2bが連続するようにして重ね合わせ、双方のボード1A,1Bを相互に接着することで有孔吸音ボードを製作する方法である。
この製作方法では、材質の異なるボード1A,1Bを使用してもよい。また、断面の異なる3つの孔からなる貫通孔を形成する場合は、断面の異なる貫通孔を備えた三枚のボードを用意し、対応する貫通孔が連続するようにして重ね合わせ、相互に接着して有孔吸音ボードを製作すればよい。
一方、図5(b)で示す製作方法は、ボード1の表裏面からそれぞれ、径の異なるドリルD1,D2で孔を開設し、多段状の貫通孔を形成する製作方法である。
いずれの製作方法であっても、その途中で断面積が変化する多段状を呈した貫通孔を等ピッチで備えた有孔吸音ボードを製作することができる。
(実施例)
本発明者等は、本発明の有孔吸音ボード(貫通孔を構成する2つの孔の長さや径を種々変化させた複数種)と断面積が一様の貫通孔を備えた従来の有孔吸音ボードを製作し、それぞれの共鳴周波数を計算した。以下、表1に、ボードや孔の仕様と共鳴周波数の測定結果を示す。
Figure 0006663659
表1で示すように、本発明品は、従来品とボードの厚さ、表面孔の直径とピッチおよび空気層の仕様が全く同一であるが、断面積の小さな孔の長さを変化させたり、断面積の大きな孔を設けることにより、共鳴周波数を変化させられることが確認できた。すなわち、表面に見える孔の意匠的な形状が同一で、空気層とボード厚さが同じでも、本発明品を使用することで異なる共鳴周波数(吸音率が最大になる周波数)で吸音できることが示された。
(有孔吸音ボードの共鳴周波数に関する設計式の妥当性を検証する実験とその結果)
本発明者等は、上記する有孔吸音ボードの共鳴周波数に関する設計式の妥当性を検証する実験をおこなった。具体的には、断面積の小さな孔の長さを変化させたり、断面積の大きな孔の長さを変化させた試験体を3種製作し、各試験体の断面積の小さな孔の直径を8mm、5mm、2mmと変化させて共鳴周波数を測定するとともに、上記設計式による計算値に基づくグラフを作成し、実測値とグラフの相関を検証したものである。
以下、表2に試験体の仕様を示し、図6に測定結果と設計式に基づくグラフを示す。
Figure 0006663659
図6より、実施例1〜3ともに、設計式に基づくグラフ(計算値)と実側値は非常に高い相関を有していることが分かる。
この検証結果より、上記する設計式の妥当性が証明されている。また、この実験結果より、断面積の小さな孔の直径を小さくしていくだけで、貫通孔のピッチやボードの厚さをおよび空気層の厚さを変化させなくても、共鳴周波数(吸音率が最大になる周波数)を低くできることが分かる。さらに、断面積の小さな孔と断面積の大きな孔の長さの比が小さいほど、断面積の小さな孔の直径を小さくしていった際の共鳴周波数の変化の程度が大きくなることも分かる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1,1A,1B…ボード、2…貫通孔、2a…断面積の小さな孔(貫通孔)、2b…断面積の大きな孔(貫通孔)、3,4…通気抵抗材、10,10A…有孔吸音ボード、20,20A,20B…吸音構造、G…空気層、W…下地材

Claims (5)

  1. 複数の貫通孔を備えた有孔吸音ボードであって、前記貫通孔がその途中で断面積が変化する多段状を呈している有孔吸音ボードと、
    前記有孔吸音ボードの背面にある空気層と、
    前記空気層における前記有孔吸音ボードの反対側にある下地材と、を有し、
    貫通孔のうち、断面積の大きな部分もしくは断面積の小さな部分がボードの背面の前記空気層に臨んだ状態で前記有孔吸音ボードが設置されており、
    前記貫通孔のうち、断面積の小さな部分の長さと断面積と直径をそれぞれL1、a1、φ1とし、断面積の大きな部分の長さと断面積と容積をそれぞれL2、a2、V2とし、前記貫通孔1つあたりの空気層の容積をV3とした際に、吸音率が最大になる周波数である、有孔吸音ボードの共鳴周波数:f0が音速:c0を使用した以下の式で設定される、
    Figure 0006663659
    吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法。
  2. 前記貫通孔の内部もしくは前記貫通孔の表面に通気抵抗材が介在している請求項1に記載の吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法。
  3. 二枚の有孔吸音ボードであってそれぞれの貫通孔の断面積が異なっており、
    二枚の有孔吸音ボードをそれぞれ対応する貫通孔が連通するようにして相互に面接触された状態で双方が接続され、その途中で断面積が変化する多段状の貫通孔が形成されている請求項1又は2に記載の吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法。
  4. 一枚の有効吸音ボードの両側面からそれぞれ断面積の異なる孔が形成され、それぞれの孔が連通して途中で断面積が変化する多段状の貫通孔が形成されている請求項1又は2に記載の吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法。
  5. 前記空気層に通気抵抗材が配設されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の吸音構造を構成する有孔吸音ボードの貫通孔の寸法設定方法。
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