JP6662573B2 - 電気掃除機およびその吸込口体 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、吸込室に回転可能に設けられた回転清掃体を有する電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、例えば電気掃除機として、被掃除面上に載置される吸込口体としての床ブラシを備えているものがある。このような床ブラシは、横長のケース体と、このケース体と延長管などとを接続する接続管とを備えている。ケース体の内部には、接続管と連通する吸込室が形成され、この吸込室の被掃除面に対向する下部には、横長の吸込口が開口されている。そして、掃除機本体に配置された電動送風機の駆動により生じた負圧によって、被掃除面上の塵埃を吸込口から空気とともに吸込室を介して接続管へと吸い込むようになっている。
通常、床ブラシは、操作性などを考慮して、接続管がケース体の長手方向の中央部に配置される。電動送風機による吸込力は、この電動送風機の吸込側と連通する接続管から遠ざかるほど小さくなるので、接続管に対して相対的に距離が遠い吸込口の両端部は、吸込口の中央部と比較して吸い込みが弱い傾向がある。特に、電源として電池を用いる、いわゆるコードレスタイプの電気掃除機の場合には、電動送風機の吸込力を大きくすることが容易でなく、電池電圧の低下に伴って上記のような傾向が顕著に現れ易い。
そこで、吸込口が開口されている吸込室の天井面に傾斜を設けて中央部から両端部へと徐々に高さが低くなるようにし、吸込室内の圧力分布を均一化して両端部の吸い込みを改善することが考えられる。
しかしながら、例えば絨毯などの、塵埃が入り込む種類の被掃除面を掃除する場合には、負圧による塵埃の吸い込みだけでなく、被掃除面からの塵埃の掻き出しが求められるので、吸込室には吸込口に臨んで回転清掃体を回転可能に配置することが好ましい。この場合、回転清掃体と干渉しないように吸込室の天井面を傾斜させるには、吸込室の天井面を全体に高くする必要があり、床ブラシの大型化を招くだけでなく、吸込室の負圧が低下し、充分な吸込力を得ることが困難になる。
特開平7−322982号公報
本発明が解決しようとする課題は、回転清掃体を用いた被掃除面の塵埃の掃除を可能としつつ、吸込口からの塵埃の吸い込みを改善できる電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することである。
実施形態の電気掃除機の吸込口体は、幅方向に長手状のケース体と、このケース体の後部に接続され電動送風機の吸込側と連通する接続管とを有する電気掃除機の吸込口体である。この吸込口体は、吸込室と、回転清掃体と、移送室と、を備える。吸込室は、ケース体の内部に幅方向に沿って区画され、被掃除面に対向する下部に開口された吸込口を有する。回転清掃体は、ケース体の幅方向に沿って軸方向を有し、吸込室に回転可能に設けられている。移送室は、吸込口よりも接続管側に位置する連通開口を有し、連通開口を介して吸込室の下流側に連通してケース体の内部に幅方向に沿って区画される。そして、移送室は、吸込室から連続する下面と、接続管に対向する位置から、この接続管に対して離間される幅方向へと下方に傾斜した天井面と、を有している。下面は、吸込室側が吸込室に向かい円弧状に下がって湾曲している
(a)は一実施形態の電気掃除機の吸込口体を示す縦断側面図、(b)は同上吸込口体を示す縦断正面図である。 同上吸込口体のケース体の一部を下方から示す斜視図である。 同上ケース体の一部を透視して示す斜視図である。 同上吸込口体を備えた電気掃除機を示す斜視図である。
以下、一実施形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
図4において、11は電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、この電気掃除機11を掃除に使用しない収納状態で支持する図示しない支持装置(充電台)とともに電気掃除装置を構成するものである。
そして、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に直接接続された延長管13および吸込口体としての床ブラシ14からなる風路体15とを備えた、いわゆるスティック型の電気掃除機である。
掃除機本体12は、例えば本体部21と、この本体部21に対して着脱可能な集塵部である集塵装置22とを備えている。本体部21は、合成樹脂などにより形成された本体ケース25を備えており、この本体ケース25の内部に、電動送風機27、例えばマイコンなどの制御手段(制御部)28、および、これらの電源となる電池29などが収容されている。すなわち、掃除機本体12には、電動送風機27、制御手段28、および、電池29が備えられている。また、本体部21は、長手状に形成されており、長手方向の一端部に、床ブラシ14を被掃除面上で移動させて操作する把持操作用の把持部31が突設され、長手方向の他端部に延長管13の一端部が挿入接続される塵埃吸込部としての接続部32が突設されている。そして、この本体部21は、把持部31を上端側として把持した状態で両端側を上下方向に傾斜状に沿わせて使用される。そして、この本体部21(本体ケース25)の内部には、接続部32から集塵装置22へと連通する図示しない集塵風路部と、集塵装置22から電動送風機27の吸込側に連通する図示しない連通風路部とが形成されている。
電池29は、本実施形態では、例えば充電可能な二次電池などが用いられる。すなわち、本実施形態の電気掃除機11は、充電式のコードレスクリーナである。なお、この電池29は、例えば把持部31の下方(直下)の位置で掃除機本体12(本体部21)に配置されている。
把持部31は、手許操作部、あるいはハンドルなどとも呼ばれるもので、この把持部31には、電動送風機27の動作などを設定する設定手段(設定部)としての設定ボタン36が上部に沿って配置されている。そして、この設定ボタン36は、制御手段28と電気的に接続されており、この設定ボタン36により設定された動作をするように制御手段28が電動送風機27を導通角制御などによって駆動制御するようになっている。
接続部32は、円筒状に形成されており、先端側に本体接続口38が開口されている。また、この接続部32の上部には、延長管13を掃除機本体12(本体接続口38)に対して着脱可能に保持するクランプ39が設けられている。
本体接続口38は、風路部の上流端となる部分であり、集塵装置22と連通している。この本体接続口38の内部には、延長管13と電池29および制御手段28などとを電気的に接続するための図示しない対をなす(一対の)端子部が露出している。
集塵装置22は、例えば電動送風機27の動作により空気とともに吸い込んだ塵埃を空気から分離して溜めるものである。この集塵装置22は、例えばフィルタを用いるものや、直進分離をするものなど、任意のものを用いることができるが、本実施形態では、例えば塵埃を遠心分離(サイクロン分離)する、円筒状の集塵カップとする。この集塵装置22は、本体部21の下端側の上部、すなわち接続部32の上部にて、把持部31の下方(前方)の位置に着脱可能となっている。そして、この集塵装置22は、本体部21に取り付けられた状態で、この本体部21の長手方向に軸方向を沿わせるように配置される。
延長管13は、掃除機本体12(本体部21)と床ブラシ14とを接続する長尺状の管部である。この延長管13は、一端側である基端側が接続部32(本体接続口38)に挿入されてクランプ39により着脱可能に保持されているとともに、他端側である先端側に、床ブラシ14を着脱可能に保持する保持体としてのクランプ部40が配置されている。
そして、図1ないし図4に示すように、床ブラシ14は、延長管13の他端側、すなわち掃除機本体12と反対側の端部である下端部に着脱可能となっている。この床ブラシ14は、左右方向である幅方向に長手状、すなわち横長のケース体45と、このケース体45に対して回動可能に突設された接続管46とを一体的に備えている。なお、以下、床ブラシ14の被掃除面上での走行方向を前後方向とし、この前後方向に直交する水平方向を左右方向とするとともに、上下方向については、床ブラシ14を水平な被掃除面上に載置した状態を基準として説明する。
ケース体45には、互いに連通する吸込室51と移送室52とが内部の前後に区画されており、吸込室51の被掃除面に対向する下部に幅方向に長手状、すなわち横長の吸込口53が開口されているとともに、移送室52の後部に接続管46が接続されている。また、このケース体45には、吸込室51の内部に、回転清掃体54が回転可能に配置されている。さらに、ケース体45内には、この回転清掃体54を回転駆動する駆動手段(駆動部)としてのモータ55と、このモータ55の駆動を制御する駆動手段制御部としての制御回路部56とが例えば接続管46を挟む後部両側の位置に収容されている。さらに、このケース体45には、被掃除面に対向する下面部57と、この下面部57の外縁部から立ち上がる側面部58と、下面部57から上方に向けて突出する隔壁部59と、内部の上側を構成する上面部60とが設けられている。そして、このケース体45は、大別して、第1のケース体としての下ケース63と、第2のケース体としての上ケース64と、これら下ケース63と上ケース64との間に挟持された緩衝部材であるバンパ65とに分割され、これら下ケース63、上ケース64およびバンパ65を互いに組み立てることで形成されている。
吸込室51は、ブラシ室とも呼ばれ、吸込口53を介して含塵空気を吸い込む風路部(風路体15)の最上流部分である。この吸込室51は、床ブラシ14(ケース体45)の前部に位置し、床ブラシ14(ケース体45)の左右方向に沿って長手状に区画されている。
移送室52は、吸込室51の後部に隣接して区画されている。この移送室52は、床ブラシ14(ケース体45)の前後方向の略中央部に位置し、床ブラシ14(ケース体45)の左右方向に沿って長手状に形成されている。また、この移送室52は、吸込室51よりも容積が小さく設定されている。さらに、この移送室52は、吸込室51と略等しい幅寸法(左右方向寸法)を有しており、吸込室51に対して左右方向にずれることなく、左右方向の中心位置がこの吸込室51の左右方向の中心位置と略一致して配置されている。そして、この移送室52は、吸込室51の下流側に対して連通している。本実施形態では、この移送室52は、吸込室51の下流側に対して、左右方向全体が連通している。
吸込口53は、略長方形状に形成されている。この吸込口53は、吸込室51よりも左右方向および前後方向の寸法が狭く形成されている。そして、この吸込口53により、回転清掃体54の一部が被掃除面に対向して露出するようになっている。
回転清掃体54は、回転ブラシ、あるいはアジテータなどと呼ばれるもので、長尺状の軸部67と、この軸部67の周囲に配置された例えば複数の清掃部材68とを備えている。そして、この回転清掃体54は、吸込室51にて、この吸込室51の長手方向である左右方向(幅方向)に沿って軸方向を有して配置されている。
軸部67は、両端部が図示しない軸受部を介してケース体45の内部の両側に回動可能に保持されている。
清掃部材68は、例えばブレード、あるいはブラシ毛などが用いられ、軸部67に対して径方向に突出するとともに、軸部67の周方向に離間されてそれぞれ配置され、かつ、軸部67の両端間に亘って螺旋状に捻られた状態に設けられている。
モータ55は、出力軸である回転軸55aを左右方向に沿わせて配置されている。このモータ55の回転軸55aと回転清掃体54の一方の軸受部との間には、回転清掃体54にモータ55の駆動力を伝達するための伝達手段としての無端状のタイミングベルト69が巻き掛けられている。
制御回路部56は、例えばモータ55の制御回路を実装した回路基板などが用いられる。この制御回路部56とモータ55とは、それぞれ掃除機本体12に収容された電池29から電力が供給されている。
下面部57は、吸込室51の下面を構成する吸込室下面部71と、吸込室51と移送室52とに亘る下面を構成する導風下面部72と、接続管46の下部に位置する突出下面部73とを備えている。そして、この下面部57は、吸込室下面部71および導風下面部72が全体として横長の四角形状を構成しているとともに、突出下面部73が左右方向の略中央部から後方に突出していることで、上方から見て凸字状に形成されている。
吸込室下面部71は、吸込室51の吸込口53より前側の下面を構成しており、吸込口53の前部に位置し、この吸込口53に向かって、すなわち後側に向かって下方に円弧状(円筒面状)に湾曲して形成されている。この吸込室下面部71は、吸込口53の長手方向である左右方向全体に亘って設けられている。
導風下面部72は、吸込室51の吸込口53より後側(下流側)の下面から移送室52の下面を構成しており、吸込口53の後部に位置し、この吸込口53から、この吸込口53の後方に位置する隔壁部59に亘って後方(下流側)に向かって徐々に上方へと、接続管46の上流端部の下端側に向かって例えば円弧状(円筒面状)に湾曲して形成されている。この導風下面部72は、吸込室51から移送室52を介して接続管46へと含塵空気を円滑に流れるように導くものである。なお、この導風下面部72は、後方に向かって上方へと直線状に傾斜して形成されていてもよい。
突出下面部73は、後端部に切欠部75が形成されており、この切欠部75に、床ブラシ14を被掃除面上で円滑に走行させるための走行輪76が、左右方向に沿って軸方向を有して、すなわち前後方向に回転可能に軸支されている。
側面部58は、下面部57の前部、両側部、および、後部の突出下面部73の両側の位置に亘って設けられている。
隔壁部59は、移送室52の後部を区画するもので、吸込口53に対して後方に離間された位置にて左右方向に沿って下面部57から上方に向けて突設されている。この隔壁部59は、下面部57の導風下面部72の後端部に位置している。また、この隔壁部59は、接続管46の上流端部(前端部)の下部を支持しており、接続管46の上流端部が嵌合される嵌合部78が、接続管46を支持する部分の上端部に切り欠き形成されている。この嵌合部78は、隔壁部59の左右方向の略中央部に位置している。また、この嵌合部78の下縁部に、導風下面部72の上端部が位置している。
上面部60は、吸込室51の天井面を構成する吸込室天井面部81と、この吸込室天井面部81に連続し移送室52の上側の前部を構成する区画面部82と、移送室52の天井面を構成する移送室天井面部83とを備えている。
吸込室天井面部81は、吸込室51の吸込室下面部71および吸込口53の上方に離間されて対向する部分である。この吸込室天井面部81は、回転清掃体54(清掃部材68)に干渉しないように、円弧状(半円筒面状)に形成されている。そして、この吸込室天井面部81は、前端部がバンパ65を介して吸込室下面部71の前端部と対向し、後端部が導風下面部72の前後両端の中間位置近傍にてこの導風下面部72の上方に対向して位置している。したがって、この吸込室天井面部81の後端部と、導風下面部72との間が、吸込室51と移送室52とを連通する連通開口85となっている。この連通開口85は、吸込口53の後縁部の上方より僅かに後方(含塵空気の流れの下流側)に位置し、左右方向に沿って長手状に延びるスリット状に形成されており、吸込口53よりも開口量が小さく、風路を狭めて吸込室51から移送室52へ流れる含塵空気の流速を増加させるようになっている。さらに、この吸込室天井面部81には、前後方向に沿う補強用のリブ部86が、左右方向に互いに離間されて多数下方に突設されている。
区画面部82は、吸込室天井面部81の後端部の上部から鉛直上方に向けて連続して設けられている。この区画面部82の上端部は、移送室天井面部83の前部に円弧状に連続するように湾曲して形成されている。
移送室天井面部83は、接続管46の前端部に対向する左右方向の中央部が、この接続管46の前端部の形状に沿って円弧状に湾曲する湾曲部88となっているとともに、この湾曲部88の両端部から左右方向に、それぞれ下方に向けて傾斜した傾斜部89,89が一体形成されている。
湾曲部88は、両端部が中央部よりも下方に位置するように、上方に向けて凸状となっている。すなわち、この湾曲部88は、左右方向(幅方向)の中央部に向かって上方に突出するように、換言すれば、左右方向(幅方向)の中央部から左右方向へと下方に湾曲して形成されている。したがって、この湾曲部88の左右方向の中央部が、移送室天井面部83中で最も高さが高い部分となっている。また、この湾曲部88は、接続管46の前端部の上縁部に沿って位置している。したがって、移送室天井面部83は、全体として接続管46の上縁部以下の高さとなっている。さらに、この湾曲部88は、区画面部82から連続して、接続管46側である下流側、すなわち後側へと、接続管46の前端部の上縁部に向かって徐々に上方に傾斜するように湾曲している。
傾斜部89,89は、湾曲部88から遠ざかるほど、すなわち接続管46の前端部(上流端部)に対向する位置から、この接続管46に対して離間される左右方向へと徐々に下方に傾斜している。したがって、この傾斜部89,89の湾曲部88と反対側の端部が、それぞれ傾斜部89,89において最も高さが低い部分となっており、この高さは、移送室52に露出する接続管46の前端部の中心よりも下方で、かつ、吸込室天井面部81の後端部(連通開口85)よりも上方に位置している。本実施形態では、傾斜部89,89により、移送室52は、接続管46の前端部に対向する左右方向の中央部の高さに対して、長手方向の両端部の高さが半分程度となっている。
下ケース63は、例えば硬質の合成樹脂などにより形成されており、吸込口53が前側寄りに開口され、下面部57(吸込室下面部71、導風下面部72および突出下面部73)および側面部58を一体に備えている。
上ケース64は、例えば硬質の合成樹脂などにより形成されており、本実施形態では、上面部60(吸込室天井面部81および移送室天井面部83)を一体に備える一のケース部材としての前側上ケース91と、この前側上ケース91と一体的に固定される他のケース部材としての後側上ケース92とを備えている。そして、前側上ケース91の後端部が後側上ケース92の前端部に下方から重ねられた状態で互いに一体的に固定されている。
バンパ65は、例えばエラストマなどの軟質の合成樹脂などにより形成されており、例えばケース体45の両側部から前部に亘ってコ字状に連続している。
一方、接続管46は、ケース体45に保持された被保持管94と、この被保持管94に気密に接続された回転管95とを備え、ケース体45の左右方向の中央部の後部に接続されて移送室52と直接連通し、この移送室52を介して、吸込室51および吸込口53と連通している。さらに、この接続管46には、掃除機本体12(制御手段28および電池29)側から延長管13を経由して配線された図示しないリード線と電気的に接続される導電部としての接続ピン96,96が配置されている。これら接続ピン96,96は、モータ55および制御回路部56に給電するとともに信号を掃除機本体12側から送信するための図示しない導電線と電気的に接続されている。なお、本実施形態では、接続管46は、ケース体45に対して回動しないものでもよい。
被保持管94は、回転管Aなどとも呼ばれるものであり、ケース体45に固定された被固定管部98と、この被固定管部98に対して軸回り方向に回動可能に接続された回動管部99とを有している。そして、この被保持管94は、前端部(被固定管部98の前端部)が隔壁部59の嵌合部78に嵌合保持されて移送室52に露出し、突出下面部73と上ケース64の後側上ケース92との間で被固定管部98が保持されている。すなわち、この被保持管94は、前後方向に沿って軸方向を有している。
また、回転管95は、回転管Bなどとも呼ばれるもので、両側に回動軸をそれぞれ備え、これら回動軸がケース体45側である被保持管94(回動管部99)の内部に対して回動可能に接続されている。
次に、上記一実施形態の動作を説明する。
掃除の際には、掃除機本体12(接続部32(本体接続口38))に対して、延長管13の基端側を接続してクランプ39により着脱可能に係止保持するとともに、この延長管13の先端側に、床ブラシ14の接続管46を挿入接続してクランプ部40により着脱可能に係止保持する。この状態で、床ブラシ14が(延長管13、本体接続口38、集塵装置22を介して)電動送風機27の吸込側と連通する。また、床ブラシ14の接続ピン96,96が延長管13側と電気的に接続され、この延長管13内に配線されたリード線を介して、掃除機本体12側(制御手段28および電池29と電気的に接続される。この結果、モータ55および制御回路部56に対して、掃除機本体12側から信号および電源を送ることができる。
そして、電気掃除機11では、把持部31を把持した使用者が床ブラシ14を被掃除面に載置する。このとき、通常の使用状態では、回転管95の下流側である後側が上方に、上流側が下方に位置するように回動する。そして、使用者は、把持部31に設けた設定ボタン36を操作することで設定した動作で制御手段28が電動送風機27を駆動させるとともに、床ブラシ14を被掃除面上で前後方向や斜め方向などに交互に走行させながら、電動送風機27の駆動により生じた負圧を利用して被掃除面の塵埃を吸い込む。すなわち、電動送風機27の駆動により生じた負圧は、連通風路部、集塵装置22、集塵風路部、本体接続口38、延長管13、床ブラシ14(接続管46、移送室52、吸込室51および吸込口53)と作用し、この床ブラシ14の吸込口53から塵埃を空気とともに吸い込む。
なお、使用者は、床面の汚れ具合や種類に応じて、床ブラシ14の回転清掃体54を回転させることもできる。すなわち、使用者が所定の設定ボタン36を操作すると、制御手段28により信号が生成され、リード線および導電線を介して、電力とともに信号が延長管13を介して床ブラシ14の制御回路部56およびモータ55に供給される。そこで、制御回路部56がモータ55の駆動を制御してこのモータ55を回転させることでタイミングベルト69を介して回転清掃体54が回転され、この回転する回転清掃体54の清掃部材68が、床面に入り込んだ塵埃などを掻き取る。
吸込口53では、吸込室51と連通する移送室52の左右方向の両端部の高さが接続管46と連通する中央部よりも低いことで、左右方向の中央部から両端部に亘って圧力分布が均一化され、吸込口53の全体から塵埃を吸い込むことができる。そして、吸込口53から吸い込まれた含塵空気は、吸込室51から導風下面部72に沿って案内され、連通開口85へと絞られて流入することで流速が増した状態で円滑に移送室52へと導入され、この移送室52を介して接続管46(被保持管94)へと流入する。この移送室52では、接続管46に向かって、すなわち移送室天井面部83の左右両端部の傾斜部89,89に沿って中央部の湾曲部88へと含塵空気が流れ、湾曲部88に沿って接続管46へと吸い込まれる。このとき、湾曲部88が接続管46(被保持管94)の前端部の上端に向かって湾曲していることにより、含塵空気全体が接続管46へと円滑に誘導されて吸い込まれる。
そして、含塵空気は、接続管46を経由して延長管13へと流れた後、この延長管13を介して集塵装置22へと運ばれて空気から分離されて捕集される。塵埃が分離された空気は、電動送風機27に吸い込まれて電動送風機27を冷却した後、図示しない排気口から掃除機本体12の外部へと排気される。
このように、以上説明した一実施形態によれば、回転清掃体54を回転可能に配置した吸込室51の下流側に連通する移送室52の移送室天井面部83を、接続管46に対向する左右方向の中央部の位置から、この接続管46に対して離間される左右方向へと下方に傾斜させる(傾斜部89,89を設ける)ことで、吸込室51に開口する横長の吸込口53の圧力分布を長手方向全体で均一化し、両端部での含塵空気の流れを変えて接続管46へと塵埃を運び易くして、含塵空気(塵埃)を吸込口53全体から満遍なく吸い込むことができるとともに、吸込室51から移送室52へと含塵空気の流速を(連通開口85により)増加させて、塵埃をより吸い込み易くできる。したがって、回転清掃体54を用いた被掃除面の塵埃の掃除(掻き出し)を可能としつつ、吸込口53からの塵埃の吸い込みを改善でき、掃除効率を向上できる。
また、接続管46に直接連通する移送室52の接続管46に対向する左右方向の中央部の移送室天井面部83を接続管46の上縁に向かって湾曲させる(湾曲部88を設ける)ことで、移送室52のデッドスペースをなくし、含塵空気の乱流を防止し含塵空気(塵埃)を円滑に接続管46へと誘導できる。
特に、電池29を電動送風機27などの電源とする電気掃除機11の場合には、掃除の継続時間などを考慮すると、電動送風機27の吸込力を増加させることが容易でないため、特に比重が大きい砂ごみなどを吸い上げる力が不足する場合が考慮される。したがって、吸込室51よりも容積が小さく連通開口85により気流が絞り込まれる移送室52を区画し、この移送室52の移送室天井面部83に傾斜部89,89を設けるとともに、湾曲部88を接続管46の前端部(上流端部)の上縁に向かって湾曲させることによって、電力により電動送風機27の吸込力を増加させることなく、空気の流速を速めるとともに流れを変えて塵埃を吸い上げることができる。この結果、電池29を用いる電気掃除機11においても、電池29の電圧が徐々に降下した場合でも、塵埃を確実に吸い込むことができ、掃除効率を確保できる。
なお、上記一実施形態において、電気掃除機11は、例えば被掃除面上を走行可能な掃除機本体12に対してホース体および延長管13を介して床ブラシ14が接続される、いわゆるキャニスタ型でもよい。この場合には、手元操作部をホース体に設けることで、上記一実施形態と同様に構成できる。
また、電池29を電源とする、いわゆる充電式の電気掃除機11としたが、電源としてコードリール装置などを用い、商用交流電源などの外部電源から電源を取る構成としてもよい。この場合には、上記一実施形態の構成を適用することで、例えば弱運転などのように、吸込力を抑制した運転モードの場合などにおいて、上記のように塵埃を確実に吸い込むことができ、掃除効率を確保できる。
本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 電気掃除機
12 掃除機本体
14 吸込口体としての床ブラシ
27 電動送風機
29 電池
45 ケース体
46 接続管
51 吸込室
52 移送室
53 吸込口
54 回転清掃体
72 下面を構成する導風下面部
83 天井面を構成する移送室天井面部
85 連通開口

Claims (3)

  1. 幅方向に長手状のケース体と、このケース体の後部に接続され電動送風機の吸込側と連通する接続管とを具備した電気掃除機の吸込口体であって、
    前記ケース体の内部に幅方向に沿って区画され、被掃除面に対向する下部に開口された吸込口を有する吸込室と、
    前記ケース体の幅方向に沿って軸方向を有し、前記吸込室に回転可能に設けられた回転清掃体と、
    前記吸込口よりも前記接続管側に位置する連通開口を有し、該連通開口を介して前記吸込室の下流側に連通して前記ケース体の内部に幅方向に沿って区画された移送室と、を備え、
    前記移送室は、前記吸込室から連続する下面と、前記接続管に対向する位置から、この接続管に対して離間される幅方向へと下方に傾斜した天井面と、を有し
    前記下面は、前記吸込室側が前記吸込室に向かい円弧状に下がって湾曲している
    ことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
  2. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    接続管が前記電動送風機の吸込側と連通する請求項1記載の吸込口体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  3. 掃除機本体に設けられ、電動送風機に電力を供給する電池を備えている
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
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