JP6660685B2 - ミシンの伝動装置のためのギアレバー - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンの2つの構成部品を旋回可能に接続するためのギアレバーに関する。また本発明は、このタイプのギアレバーと潤滑灯心とを含むギアレバー組立品に関する。さらに本発明は、ギアレバー組立品を含むミシンの伝動装置と、このタイプのミシンの伝動装置を含むミシンに関する。
ミシンに使用するギアレバーの基本的な動作原理は、広く知られている。この点において、特許文献1が参考になり、それは縫い付け調速機を備えるミシンや、ギアレバーを備える縫い付け調速機、すなわち伝動装置のシャフトを旋回可能に相互接続するために用いられるギアリンクについて開示している。伝動装置の構成部品は多数あるため、それらは低メンテナンス的に設計する必要がある。この目的のために既知のミシンの伝動装置は複数の潤滑体、すなわち潤滑剤の分配手段を有し、それらは互いに関連して作動する伝動装置の構成部品に必要な量の潤滑剤を供給するのに用いられる。このタイプの潤滑体は、例えばギアレバーに付属する灯心として構成される。
EP 2 330 241 B1
本発明の目的は、ギアレバーの機械的性質に悪影響を与えることなく潤滑灯心の案内された配置を可能とするように、ミシンの伝動装置用のギアレバーを更に発達することである。
本発明によれば、この目的は請求項1に提示された特徴を有するミシン用のギアレバーによって達成される。ミシンの2つの構成部品を旋回可能に相互接続するためのギアレバーは、レバー長手方向軸に沿って伸びるレバー第1面と、レバー長手方向軸に沿って伸び、レバー第1面とは反対側を向いているレバー第2面とを有する。ミシンの構成部品と相互作用するための、レバー長手方向軸に沿って互いにある距離を隔てて配置された2つの連結凹部は、それぞれレバー長手方向軸を横断して伸びる。潤滑灯心の案内された配置又はアバットメントのための第1灯心凹部は、レバー長手方向軸に沿って伸び、レバー第1面の領域において第1外縁に設けられている。第2灯心凹部は、レバー長手方向軸に沿って伸び、レバー第2面の領域においてギアレバーの第2外縁に配置されるように設けられているので、第2灯心凹部が、潤滑灯心の案内された配置又はアバットメントを確保する。そして、潤滑灯心が、連結凹部の領域におけるギアレバーの安定性又は他の機械的性質に悪影響を及ぼすことなく、ギアレバーを完全に取り囲み、案内された方法でギアレバーに当接するように、潤滑灯心をギアレバーに当接して配置することができる。本発明に係る、レバー第1面又はレバー第2面の外縁における複数の灯心凹部の配置は、それぞれ潤滑灯心をギアレバーの縁領域に配置できる。したがって、その場所に配置された潤滑灯心の滑りの程度、すなわち変位量は効果的に抑えられる。また、本発明に係る複数の灯心凹部の配置により、ギアレバーを適切な成型工程、例えば焼結によって製造できる。本発明に係る複数の灯心凹部の配置により、本発明に係るギアレバーには、成型工程を困難に又は完全に不可能にしかねないアンダーカットがない。結果として、ギアレバーは、その生産時に灯心凹部を容易にかつ安価に設けることができる。別の方法として、後続のフライス加工によってギアレバーに灯心凹部を削り出すことも考えられる。ギアレバーはミシンの伝動装置又はミシンに組み込まれる前に、メッキ処理、好ましくはクロムメッキ処理される。これは、ギアレバーの摩耗を低減する。
本発明の更なる有利な実施形態は、下位請求項において提示される。
請求項2に係るギアレバーは、潤滑灯心が別個の保持手段又は保持要素を必要とせずに、そのギアレバーによって自動的に保持されることを保証する。それに対応して、第2外縁は、第1外縁よりも横断面の他方側に伸びる。潤滑灯心のギアレバーとの接触点において、潤滑灯心は、横断面を互いにある距離隔てて配置されたギアレバーの2つの前面領域を横断する。横断面は、レバー第1面に対し実質的に垂直であり、レバー長手方向軸を通る。また、横断面は、好ましくは複数の連結凹部の長手方向中心軸を通るように配置されている。連結凹部は、好ましくは、長手方向中心軸を形成する穴軸をもつ貫通穴として構成される。
請求項3に係るギアレバーは、潤滑灯心がギアレバーの外側の広い面積に及ぶことを保証する。第1灯心凹部と第2灯心凹部は、レバー長手方向軸に沿って互いに離間している。これは、潤滑灯心が接触点において十分に張られ、したがって潤滑灯心が不必要にギアレバーから離れるのを防ぐことを保証する。
請求項4に係るギアレバーは、ギアレバーの灯心凹部を製造する単純な方法を保証すると共に、ギアレバーを単純で安価な方法で製造できる。その上、レバー長手方向軸に沿って直線に伸びる灯心凹部はまた、潤滑灯心をギアレバーの第1又は第2外縁に沿って案内できる。それに対応して、第1外縁と第2外縁の両方もまた、好ましくはレバー長手方向軸にそって直線上に伸び、したがって横断面からある距離をおいて互いに平行に配置されている。
請求項5に係るギアレバーは、潤滑灯心がレバー長手方向軸に沿って実質的に第1外縁の全長にわたって案内されることを保証する。レバー長手方向軸に沿って、中心領域が、凹部が設けられていない、第1及び第3灯心凹部間の第1外縁に沿って設けられてもよい。この場合、第1灯心凹部と第3灯心凹部は、レバー長手方向軸に沿ってお互いに隣接して配置されるが、それらの間に中間距離が形成される。
請求項6に係るギアレバーは、接触点において、潤滑灯心がギアレバーのレバー長手方向軸に沿って実質的に第2外縁の全長にわたって案内されることを保証する。レバー長手方向に沿って第3及び第4灯心凹部間に、凹部が設けられていない中間領域が設けられる。
請求項7に係るギアレバーは、そのギアレバーが大量に安価に製造できることを保証する。中心平面は、好ましくは断面平面に対して垂直に通っている。また、中心平面はレバー長手方向軸に沿って実質的に連結凹部間の中心を通る。中心平面は、好ましくは連結凹部の長手方向中心軸に対して鏡面対称平面を形成する。
本発明の他の目的は、ギアレバーの機械的性質に悪影響を与えることなく、案内された方法でギアレバーに当接する潤滑灯心を備えるギアレバー組立品を提供することである。
この目的は、請求項8に係るギアレバー組立品によって達成される。請求項8によれば、ギアレバー組立品は、ギアレバーと、潤滑灯心とを有し、潤滑灯心は、案内された方法でギアレバーの灯心凹部に配置されている。ギアレバー組立品の有利な点は、本発明に係るギアレバーに関して上で説明した有利な点に対応する。
本発明の他の目的は、上記のギアレバー組立品を備えるミシンの伝動装置を提供することである。
この目的は、請求項9の主題で達成される。本発明に係るギアレバー組立品と、本発明に係るギアレバーとを備えるミシンの伝動装置は、案内された方法で複数の灯心凹部に当接する潤滑灯心により、伝動装置の構成部品の最適な潤滑を保証する。
また、本発明の目的は、ミシンの伝動装置をミシンに用いることである。
この目的は、請求項10に係るミシンによって達成される。そのミシンの有利な点は、ギアレバー、ギアレバー組立品及びミシンの伝動装置に関する上で説明した事柄に対応する。好ましくは、そのミシン及びミシンの伝動装置は、本発明に係るギアレバー又は本発明に係るギアレバー組立品を組み込むことができる。したがって、本発明に係るギアレバー及びギアレバー組立品は、有利には改造部品又は改造装置として提供可能である。
本発明の更なる特徴、有利な点及び詳細は、例示的な実施形態の以下の説明から明らかになる。
図1は、ベースプレートに配置され、全体を明らかにするために省略されたミシンの伝動装置と工作台を含む、二本針ミシンのオペレータからみた図を示す。 図2は、ミシンの伝動装置の側断面図を示す。 図3は、図2のミシンの伝動装置にある2つの部品を旋回可能に相互接続するためのギアレバーの透視図を示す。 図4は、接触位置における、潤滑灯心と図3に係るギアレバーの透視図を示す。 図5は、図4の視線方向Vからみたギアレバーの図を示す。 図6は、図3の視線方向VIからみたギアレバーの図を示す。 図7は、ギアレバーを図6に比べて下方向へ90°回転した、図3〜図6におけるギアレバーの側面図を示す。 図8は、ギアレバーを図7に比べて下方向へ90°回転した、図3〜図7におけるギアレバーの図を示す。 図9は、図3〜図8におけるギアレバーの正面図を示す。
以下より、本発明の例示的な実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。
図1の全体図に示すミシン1は、上腕1と、垂直スタンド3と、ベースプレート4の形状の下部ハウジングとを有する。アーム2内には、図1には示していないアームシャフトが回転用に据え付けられている。ミシン1のハウジング5とベースプレート4は、ミシン1のフレームの一部である。アームシャフトは、したがってミシン1の必須の裁縫部品であり、アーム内に据え付けられた駆動モータによって駆動される。他の裁縫部品は、図面内により詳細に示されないベルト駆動によって駆動される。
示された例示的な実施形態において、ミシン1は、二本針ミシンとして構成されている。本発明の主題に関する限り、ミシン1が二本針ミシンであるか一本針ミシンであるかは重要でない。クランク駆動として構成されたアームシャフトと駆動装置によって、2本の針棒6、7は、垂直上下動作として駆動可能である。それら針棒6、7のぞれぞれは、縫い針8、9を運ぶ。2本の針棒6、7の代わりにミシン1の不図示の実施形態において、縫い針8、9を受ける単一の一本針受け入れユニットを備えることも考えられる。図1のミシン1の基本的な設計は、代替え方法として、1本の縫い針のみをもつミシンに用いてもよい。ミシン1の更なる設計の詳細は、出願人の特許文献1の明細書内に見つけることができる。
ミシン1は、図1で明らかなように、ベースプレート4の領域で送り歯を駆動するための伝動装置10を備えている。
図2は、伝動装置10の主要部品を示す。伝動装置10は、縫い付け調速機、すなわち調整装置として構成され、それは特に送り装置(厳密に言えば底部送り歯である)の搬送長さを規定する。図2に関する詳細もまた、特許文献1の説明にて理解することができる。図2は、実質的に編み目長偏心器11を示す。偏心器11は、その引き出る終端において、ヒンジ軸13を有する第1ヒンジ機構によって本発明に係るギアレバー14に接続する偏心レバー12を有する。ギアレバー14はまた、ギアリンクとも言われる。示された例示的な実施形態において、更にギアレバー14は、カラーとして構成された締め付けレバー15を有する。
本発明に係るギアレバー14は、ミシン1の2つの構成部品を旋回可能に相互接続するために用いられる。図1及び図2の伝動装置10におけるギアレバー14の使用は、単なる例示である。ギアレバー14は、ミシンの伝動装置のいかなる類型にも用いることができる。
ギアレバー14の詳細は、図3〜図9に示し、図4、図5において、接触位置での潤滑灯心16を備えるギアレバー14を示す。図3と図6〜図9において、ギアレバー14は潤滑灯心16無しで単独に示す。
ギアレバー14は、好ましくはクロムメッキされた鋼鉄で作られ、レバー長手方向軸17に沿って伸びる。ギアレバー14は、レバー長手方向軸17に沿って伸びるレバー上側18と、レバー長手方向軸17に沿って伸びるレバー下側19とを備え、レバー下側19は、レバー上側18とは反対側を向いている。
ギアレバー14はまた、ミシンの構成部品の相互作用のために、レバー長手方向軸17に沿って互いにある距離を隔てて配置されている2つの連結凹部20、21を有する。連結凹部20、21のそれぞれは、レバー長手方向軸17を横断して伸びている。ギアレバー14の示された例示的な実施形態において、連結凹部20、21はレバー上側18から下にレバー下側19へ通過する貫通穴として構成されている。
ギアレバー14は、レバー上側18とレバー下側19に対し垂直に伸び、レバー長手方向軸17を通る横断面Eを有する。横断面Eはまた、連結凹部20、21の長手方向中心軸22、23を通る。
ギアレバー14はまた、レバー上側18とレバー下側19に垂直な中心面Eを有する。中心面Eはまた、レバー長手方向軸17を横断して(厳密に言えば垂直に)伸びている。ギアレバー14は、中心面Eに関して対称に構成されている。
第1外側24と第2外側25は互いに平行に伸び、かつレバー上側18とレバー下側19の間で垂直方向に伸びている。向かい合った前面領域26、27は、レバー長手方向軸17に沿うギアレバー14の側面の終端を形成する。前面領域26、27は、示された例示的な実施形態では丸みを帯びている。
第1外側24は、第1外縁28を経由してレバー上側18に隣接している。第1外縁28は、第2外側25もまた第1外縁28を経由してレバー上側18に隣接するように、レバー上側18を囲むように配置されている。前面領域26、27もまた、第1外縁28を経由してレバー上側18に隣接している。第2外縁29を経由して、外側24、25と前面領域26、27は同様に、レバー下側19に隣接している。
ギアレバー14は、図4及び図5に示す潤滑灯心16の案内された配置のために、第1灯心凹部30を備える。図4及び図5において、潤滑灯心16は、ギアレバー14の接触位置に示されている。第1灯心凹部30は、レバー長手方向軸17に沿って伸び、レバー上側18の領域において、第1外縁28上に設けられている。
ギアレバーは、潤滑灯心16の案内された配置のために、更に第2灯心凹部31を備える。第2灯心凹部31は、レバー長手方向軸17に沿って伸び、レバー下側19の領域において、第2外縁29上に設けられている。
第2灯心凹部31は、第1灯心凹部30よりも横断面E の他方側に配置されている。また、第2灯心凹部31は、第1灯心凹部30よりも中心面E の他方側に配置されている。第1灯心凹部30は第1連結凹部20の領域に配置され、一方第2灯心凹部31は第2連結凹部21の領域に配置されている。灯心凹部30、31のそれぞれは、レバー長手方向軸17に沿って一直線に伸びている。
潤滑灯心16の案内された配置のための第3灯心凹部32は、第1外縁28上でレバー長手方向軸17に沿って伸び、第2連結凹部21の領域において、第1灯心凹部30の近隣に伸びている。第1灯心凹部30と第3灯心凹部32は、横断面E同じ側に配置されているが、中心面E異なる側に配置されている。
潤滑灯心16の案内された配置のための第4灯心凹部33は、レバー下側19の領域において、第2外縁29上でレバー長手方向軸17に沿って伸びており、第1連結凹部20の領域において、第2灯心凹部31の近隣に伸びている。第4灯心凹部33と第2灯心凹部31は、横断面E の同じ側に配置されているが、中心面E異なる側に配置されている。しかし、第4灯心凹部33は、第1灯心凹部30のように中心面E同じ側に配置されている。複数の灯心凹部30、31、32、33は、示された例示的な実施形態では溝のようにして構成されている。
第1外側24は、第1段35を経由して第1前面領域26に合流し、第2段36を経由して第2前面領域27に合流する段差中心領域34を有するように構成されている。同じように、第2外側25は、第1段38を経由して第1前面領域26に合流し、第2段39を経由して第2前面領域27に合流する段差中心領域37を有する。
段差中心領域34、37には、灯心凹部が設けられていない。レバー長手方向軸17に沿った段差中心領域34、37の延長は、第3灯心凹部32から第1灯心凹部30までの距離、又はレバー長手方向軸17に沿った第4灯心凹部33から第2灯心凹部31までの距離と等しい。
示されたミシン1の例示的な実施形態において、潤滑灯心16は特に、ギアレバー14の領域にある伝動装置10の軸受けを回転させるための潤滑剤を供給する役割を果たす。この目的のために、潤滑灯心16は好ましくは、フェルト材料といった毛細管現象による吸収性のある材料から作られており、それは適切な材料の一例である。潤滑灯心16は、好ましくは不図示の潤滑剤供給要素を用いて潤滑剤が供給される。好ましくは、潤滑灯心16は潤滑剤保有容器に直接又は間接的に連結している。
ギアレバー14と潤滑灯心16は、図4及び図5に示すように、ギアレバー組立品を形成する。
潤滑灯心16は、O型灯心のようにして環状に構成するか、別の方法として直線状に構成し、潤滑灯心16の2つの端が相互に連結される接触位置において、潤滑灯心16が交点を有してもよい。潤滑灯心16がO型灯心のようにして環状に構成される場合、その弾力のある形状は有利である。もし交点があれば、潤滑灯心16は、その交点が例えば段差中心領域34、37の一つの領域に位置するように、接触位置においてギアレバー14に当接する。これは、交点が他の伝動装置の部品にぶつかることや、ギアレバーが動くときにそれと共にもつれることを防止する。
接触位置において、潤滑灯心16は、4つの灯心凹部30、31、32、33の全部でギアレバー14に当接する。第1前面領域26、27において、潤滑灯心16は、第1外縁28と第2外縁29間のそれぞれの前面領域26、27を横断する。潤滑灯心16が外縁28、29間の前面領域26、27を横断するので、このことは、潤滑灯心16の滑りを防止する他の補助装置を必要とすることなく、ギアレバー14における潤滑灯心16のとりわけ安全な案内された配置を保証する。別の方法として、第1外縁28と第2外縁29間の潤滑灯心16を案内するための、前面領域26、27に溝形状の追加的な灯心凹部を設けることが考えられる。
別の実施形態として、第1灯心凹部30が第3灯心凹部32と一致し、第1前面領域26と第2前面領域27間で第1外縁28に沿って、レバー長手方向軸17に沿ったギアレバー14の全長にわたって延長することが考えられる。同じことが、別の実施形態において、第2灯心凹部31と第4灯心凹部33に適合する。それらは、互いに一致するように、第1前面領域26と第2前面領域27間でレバー長手方向軸17に沿ったギアレバー14の全長にわたって伸びてよい。
本発明に係る、潤滑灯心16案内された配置のための灯心凹部30、31、32、33を備えるギアレバー14は、ミシン1の伝動装置10への潤滑剤の確かな供給を保証する。また、本発明に係るギアレバー14又はギアレバー組立品40は、図1及び図2に示したものの他に、他のミシンの伝動装置又は他のミシンに同じ方法で用いてよい。ギアレバー14又はギアレバー組立品40は、ギアレバー14又はギアレバー組立品40の作用に悪影響を与えることなく、従来からのミシンの伝動装置全てに用いることができる。
1 上腕
2 アーム
3 垂直スタンド
4 ベースプレート
5 ハウジング
6、7 針棒
8、9 針
10 伝動装置
11 偏心器
12 偏心レバー
13 ヒンジ軸
14 ギアレバー
15 締め付けレバー
16 潤滑灯心
17 レバー長手方向軸
18 レバー上側
19 レバー下側
20、21 連結凹部
22、23 長手方向中心軸
24 第1外側
25 第2外側
26 第1前面領域
27 第2前面領域
28 第1外縁
29 第2外縁
30 第1灯心凹部
31 第2灯心凹部
32 第3灯心凹部
33 第4灯心凹部
34、37 段差中心領域
35、38 第1段差
36、39 第2段差
40 ギアレバー組立品
中心面
横断面

Claims (10)

  1. ミシンの2つの構成部品を旋回可能に相互接続するためのギアレバーであって、
    −レバー長手方向軸(17)に沿って伸びるレバー第1面(18)と、
    −前記レバー長手方向軸(17)に沿って伸び、前記レバー第1面(18)とは反対側を向いているレバー第2面(19)と、
    −ミシンの構成部品と相互作用するための、前記レバー長手方向軸(17)に沿って互いにある距離を隔てて配置され、それぞれ前記レバー長手方向軸(17)を横断して伸びている2つの連結凹部(20、21)と、
    −前記レバー長手方向軸(17)に沿って伸び、前記レバー第1面(18)の領域においてギアレバー(14)の第1外縁(28)に設けられた、潤滑灯心(16)の案内された配置のための第1灯心凹部(30)と、
    −前記レバー長手方向軸(17)に沿って伸び、前記レバー第2面(19)の領域においてギアレバー(14)の第2外縁(29)に設けられた、前記潤滑灯心(16)の案内された配置のための第2灯心凹部(31)と
    を備えるギアレバー。
  2. 前記第2灯心凹部(31)は、前記第1灯心凹部(30)よりも横断面(E )の他方側に配置され、前記横断面(E )は前記レバー第1面(18)に対し実質的に垂直に伸び、前記レバー長手方向軸(17)を含むことを特徴とする請求項1に記載のギアレバー。
  3. 前記第1灯心凹部(30)は第1連結凹部(20)の領域に配置され、一方前記第2灯心凹部(31)は第2連結凹部(21)の領域に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のギアレバー。
  4. 前記灯心凹部(30、31)のそれぞれが、前記レバー長手方向軸(17)に沿って一直線に伸びることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のギアレバー。
  5. 前記潤滑灯心(16)の案内された配置のための第3灯心凹部(32)が、前記レバー第1面(18)の領域において前記第1外縁(28)上を前記レバー長手方向軸(17)に沿って伸び、前記第1灯心凹部(30)に隣接して配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のギアレバー。
  6. 前記潤滑灯心(16)の案内された配置のための第4灯心凹部(33)が、前記レバー第2面(19)の領域において前記第2外縁(29)上を前記レバー長手方向軸(17)に沿って伸び、前記第2灯心凹部(31)に隣接して配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のギアレバー。
  7. 前記ギアレバー(14)は中心面(E )に関して対称に構成され、前記中心面(E )は、前記レバー第1面(18)に対し実質的に垂直に伸び、前記レバー長手方向軸(17)を横断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のギアレバー。
  8. −請求項1乃至7のいずれか一項に記載のギアレバー(14)と、
    −請求項1乃至7のいずれか一項に記載の前記ギアレバー(14)の灯心凹部(30、31、32、33)に、案内された方法で配置された潤滑灯心(16)と
    を含むことを特徴とするギアレバー組立品。
  9. 請求項8に記載のギアレバー組立品を含むミシンの伝動装置。
  10. 請求項9に記載のミシンの伝動装置を含むミシン。
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