JP6659195B2 - 撮像装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子ズーム時の画像の表示制御技術に関する。
従来から、素早く動く被写体などをリアルタイムで表示したり、動画の撮影を行う際に、撮像のタイミングに対して表示のタイミングが遅れる表示遅延の問題を解決する技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2012−222643号公報 特開2003−323333号公報
上記特許文献1では、表示のタイミングを調整することで表示遅延の低減を図っているが、素早く動く被写体などのように時間的に大きさや位置などが変化する被写体を撮影する場合、表示時と記録時のフレームレートが変化してしまうと動きのスムーズさが阻害されてしまい、見え方に違和感が出てしまう可能性がある。
また、上記特許文献2は、同じメモリに対してデータの読み出しが書き込みを追い越さないように遅延量を持たせてメモリへのアクセス制御を行うものであるが、電子ズーム時において読み出しのタイミングが遅れる可能性がある。すなわち、電子ズームにより画像の一部を拡大して表示する場合、メモリに書き込まれた画像領域の一部を切り出すことになるため、同じメモリに対してデータの書き込みと読み出しを行うと、非電子ズーム時よりも読み出しのタイミングが遅れる可能性がある。この遅れが、上記特許文献2で設定された遅延量を超えた場合、表示遅延量が不安定になる場合があり、これを防ぐために必要以上の遅延量を設けると表示遅延を増大させてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、電子ズームが行われる場合であっても安定して画像を表示することができる技術を実現することを目的としている。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像手段により所定のフレームレートで撮像された画像のデータを保持する保持手段と、前記撮像手段から出力される前記画像のデータを前記保持手段に書き込む書き込み手段と、前記保持手段に保持されたデータを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出されたデータに基づく画像を表示デバイスに出力する出力手段と、前記保持手段により保持された、前記所定のフレームレートで撮像された画像のデータのフレームのうち、前記読み出し手段により読み出すフレームを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、電子ズーム時において前記読み出し手段が前記保持手段から読み出すフレームを、非電子ズーム時に読み出されるフレームよりも後のフレームとするように制御する。
本発明によれば、電子ズームが行われる場合であっても安定して画像を表示することができる。
本発明に係る実施形態の装置構成を示すブロック図。 実施形態1による画像の書き込み/読み出しタイミングを示す図。 非電子ズーム時における画像の書き込み/読み出しを示すタイミングチャート。 電子ズーム時における画像の書き込み/読み出しを示すタイミングチャート。 電子ズーム時における画像の読み出し/書き込みタイミングと画像の拡大率との関係を示す図。 実施形態2の電子ズーム時における画像の書き込み/読み出しを示すタイミングチャート。 ズームイン時の画像の読み出し/書き込みタイミングと画像の拡大率との関係を示す図。 ズームアウト時の画像の読み出し/書き込みタイミングと画像の拡大率との関係を示す図。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
[実施形態1]以下、本発明を、静止画や動画を撮影可能なデジタルカメラなどの撮像装置に適用した実施形態について説明する。なお、本発明は、スマートフォンやタブレット端末などの電子機器にも適用可能である。
<装置構成>図1を参照して、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成および機能の概略について説明する。
撮像部100は、レンズや絞り、シャッターを含む光学系を介して結像された被写体像を電気信号に変換するCCDやCMOSなどで構成される撮像素子である。撮像部100は、撮像素子から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を含む。
画像処理部101は、撮像部100から出力される画像データに対して、ノイズ除去、ガンマ処理、補間処理、マトリクス変換、合成処理等の各種画像処理を施す。
メモリ書き込み部102は、画像処理部101により画像処理が施された画像データを画像表示用のメモリであるVRAM103A、103Bに書き込む。
VRAM103A、103Bは、表示部106に表示するための画像データが描画され、本実施形態ではDRAMなどの揮発性メモリが使用される。なお、揮発性メモリのほか、データ転送が十分高速であれば、不揮発性メモリその他の一時記憶装置を使用してもよい。
メモリ書き込み部102は、VRAM103A、103Bに複数フレーム分の画像データを書き込むことができる。本実施形態では、説明の便宜上、メモリ書き込み部102は2フレーム分の画像データをVRAM103A、103Bに交互に書き込む。
メモリ読み出し部104は、メモリ書き込み部102によりVRAM103A、103Bに書き込まれた画像データを読み出す。
画像変倍部105は、メモリ読み出し部104により読み出された画像データの特定の領域に対して拡大処理を施す。
表示部106は、液晶パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスからなり、画像変倍部105により拡大処理が施された画像データに基づいて画像の表示を行う。
同期信号生成部107は、フレームレートを規定する同期信号を生成し、撮像部100、表示部106、後述する変倍制御部108、フレーム制御部109に同期信号を送出する。フレームレートは、所定の規格などに基づき規定される30fps、60fpsなどの一定のレートである。
変倍制御部108は、ユーザが装置に設けられたズームレバー(不図示)でズーム操作を行い、電子ズーム倍率が設定変更された場合に、同期信号生成部107から送出される同期信号を受けてフレームレート単位で拡大率と拡大領域を決定する。
フレーム制御部109は、変倍制御部108により決定された拡大率と拡大領域に応じてメモリ読み出し部104によるVRAM103A、103Bからの画像データの読み出しを制御する。
ここで、図2を参照して、電子ズームが行われていない非電子ズーム時における画像の読み出し/書き込みタイミングと表示タイミングの関係について説明する。
200は撮像部100から出力され、メモリ書き込み部102によりメモリに書き込まれる画像領域を示している。201はメモリ書き込み部102による書き込みの走査を示しており、ラスター処理により上端から下端方向に書き込みを行う。210はメモリ読み出し部104により読み出される画像領域を示している。211はメモリ読み出し部104による読み出しの走査を示しており、書き込みの走査201と同様にラスター処理を行う。220は表示部106に表示される画像領域を示している。本実施形態では表示画像220のサイズは読み出しの走査211の画像領域210と同じサイズとする。221は表示部106による表示の走査を示しており、書き込みの走査211と同様にラスター処理を行う。
図2において、表示の走査221は表示デバイスにより規定された画像サイズおよびレートで表示処理を行う必要がある。書き込みの走査201は、表示の走査221でのレートを満たすようにタイミングを合わせて各処理を行う。電子ズームが行われておらず、表示画像220と読み出しの走査211の画像領域210のサイズが同じ場合は、読み出しの走査201と表示の走査221は同じレートで処理することができる。一方、書き込みについては、図3で後述するように撮像部100の同期信号(以下、撮像同期信号)に合わせて行う。上記のようなレートで表示処理を行う場合、書き込みの走査201と読み出しの走査211のタイミングを所定の遅延時間を持ってずらすことで、同じメモリ(VRAM)に対するアクセス(読み出しと書き込み)を同時に行う制御が可能となる。
次に、図3を参照して、本実施形態のメモリ書き込み部102とメモリ読み出し部104による画像の読み出し/書き込みタイミングについて説明する。
図3において、(a)は非電子ズーム時(通常時)、(b)は電子ズーム時の画像の読み出し/書き込みタイミングをそれぞれ示している。また、図3において、横軸は時間、横軸は画像の水平方向ラインを示し、縦軸は矢印の方向に画像の下端から上端のラインを示している。
図3(a)において、300は同期信号生成部107によって生成される撮像同期信号を示している。301はメモリ書き込み部102による画像の書き込みタイミングを示している。メモリ書き込み部102は、撮像同期信号300のタイミングに従って、画像の上端から下端に向けてライン単位で画像を書き込む。一定の間隔で存在している302は同期信号生成部107によって生成される表示部106の同期信号(以下、表示同期信号)を示している。303は画像の読み出しタイミング(以下、メモリ読み出しタイミング)を示している。メモリ読み出し部104は、表示同期信号302に従って、画像の上端から下端に向けてライン単位で画像を読み出す。
本実施形態では、メモリの読み出しが書き込みを追い越さないようにするため、書き込みと読み出しのタイミングに所定の遅延量を持たせ、かつ読み出し速度を書き込み速度と同等以下(最大で1/2)としている。なお、読み出し速度が書き込み速度よりも高速の場合は、本例の場合よりも所定の遅延量を多く持たせて読み出しが書き込みを追い越さないようにすればよい。
304は同期の間隔を示しており、図3(a)では撮像同期信号300と表示同期信号302は同じ間隔となっているが、異ならせてもよい。例えば、撮像同期信号300が表示同期信号302に対して2倍のフレームレートの場合は、表示同期信号302は撮像同期信号300に対して2倍の間隔の信号が生成されることになる。この場合、メモリ読み出し部104はメモリ書き込み部102が書き込むフレームに対して、1フレームずつ間引いて読み出せばよい。
305はメモリ読み出し部104が読み出す垂直方向の画像領域を示している。メモリ読み出し部104は、メモリの読み出し及び書き込み共に画像の上端から下端までアクセスしている。
図3(a)の非電子ズーム時において、表示同期信号302は撮像同期信号300に比べて所定の遅延量だけタイミングを遅らせている。このような画像の読み出し/書き込みタイミングと表示タイミングの関係を保持することによって、メモリへのアクセスがある場合にも撮像部100による画像の入力(撮像)から表示部106への出力(表示)までの表示タイミングを短縮することができるため、表示遅延を低減することができ、なおかつ所定の遅延量によってメモリの読み出しが書き込みを追い越さないことを保証している。このように読み出し/書き込みタイミングと表示タイミングとを制御することにより、必要最小限の遅延時間で画像をメモリに読み出し/書き込みすることができる。
次に、図3(b)の電子ズーム時について説明する。図3(a)との違いは、メモリの読み出しタイミング303が書き込みタイミング301に対して1フレーム分遅れていることと、電子ズームによる拡大処理により画像全体ではなく、画像の一部の領域を読み出していることである。310はメモリ読み出し部104が読み出す垂直方向の画像領域を示している。311は拡大領域の中心であり、本実施形態では等倍画像の中心と同じ位置になっている。電子ズーム時は、表示部106に表示する画像は拡大された画像であるため、読み出す領域は画像の全体ではなく一部が切り出された画像となる。図3(b)に示すように、読み出す画像領域310によっては表示同期信号302のタイミングにおいて、読み出す領域の画像の書き込みがまだ完了していない場合がある。このため、本実施形態では、電子ズーム時には、メモリの読み出しタイミング303を書き込みタイミング301に対して1フレーム分遅らせるように制御している。
フレーム制御部109は、図3(a)、(b)に示すように画像を読み出すフレームメモリとしてVRAM103AまたはVRAM103Bを選択する。すなわち、フレーム制御部109は、VRAM103Aに書き込みを行っている場合はVRAM103Bから読み出し、VRAM103Bに書き込みを行っている場合はVRAM103Aから読み出すように制御する。
本実施形態では、非電子ズーム時は、メモリ書き込み部102がVRAM103A、103Bに交互に書き込みを行うのに対して、メモリ読み出し部104はメモリ書き込み部102が書き込みを行っているVRAM103A、103Bと同じフレームのVRAM103A、103Bから読み出す。これに対して、電子ズーム時は、メモリ読み出し部104は1フレーム前にVRAM103A、103Bに書き込まれた画像を読み出す。
なお、メモリの読み出しタイミングは1フレーム前に限らず、フレーム間の整合性が大きく変動しない場合には2フレーム以上前の画像、すなわち、少なくとも1フレーム前の画像を読み出すようにしてもよい。
ここで、図4を参照して、電子ズーム時における画像の読み出し/書き込みタイミングと表示タイミングの関係について説明する。
400は撮像部100から出力され、メモリ書き込み部102によりメモリに書き込まれる画像領域を示している。401はメモリ書き込み部102による書き込みの走査を示しており、ラスター処理により上端から下端方向に書き込みを行う。410はメモリ読み出し部104により読み出される画像領域であって、書き込まれたメモリと同じメモリから読み出される一部の画像領域を示している。420は1フレーム前の画像領域、430は画像の拡大領域、431はメモリ読み出し部104による読み出しの走査を示している。440は表示部106に表示される画像を示している。441は表示部106による表示の走査を示しており、書き込みの走査401と同様にラスター処理を行う。画像変倍部105は、1フレーム前の画像領域420から読み出した拡大領域430の画像サイズを表示画像440のサイズに拡大する処理を行う。
図2で説明したように、表示の走査441は表示デバイスにより規定された画像サイズおよびレートで表示処理を行う必要がある。図4に示すように、電子ズーム時は読み出し領域430と表示画像440のサイズが異なっているため、読み出しの走査431と表示の走査441のレートはそれぞれ異なる。図3(b)で説明したように、読み出しの走査431は表示の走査441に対して開始のタイミングは同じであるが、読み出し速度は低速となる。このため、読み出す画像領域410において、書き込みの走査401がまだ行われていない場合がある。このため、本実施形態では、図3(b)および図4に示したように、読み出しの走査431を1フレーム前の画像領域420から行う。このように電子ズームの有無に応じて読み出すメモリを切り替えることにより、画像の書き込みと読み出しのタイミングが安定するため、表示遅延を低減しつつ安定した表示を行うことが可能となる。
ここで、図5を参照して、電子ズーム時における画像の読み出し/書き込みタイミングと画像の拡大率との関係について説明する。
図5において、最上段の欄はメモリ書き込み部102により書き込まれる画像(書き込み画像)のフレーム番号を示している。2段目の欄は画像が書き込まれるメモリであるVRAM103AまたはVRAM103Bを示している。3段目と4段目の欄はメモリ読み出し部104により読み出される画像(読み出し画像)のフレーム番号と、画像が読み出されるメモリを示している。最下段の欄は変倍制御部108で制御される画像の拡大率を示している。
図5に示すように、書き込み画像のフレーム番号が0〜9の間は、書き込み画像と同じフレームの画像を読み出し、拡大率も1.0(等倍)である。書き込み画像のフレーム番号が10の時点で電子ズームが開始されると、書き込み画像に対して1フレーム前の画像を読み出すので、読み出し画像のフレーム番号が9で、メモリ領域はVRAM103Bとなる。一方、画像の拡大率は画像の書き込みおよび読み出しに関わらず独立に制御される。本実施形態では書き込み画像のフレーム番号が10のときに1.1倍に変更され、次の11番目のフレームでは画像の拡大率は1.2倍となる。図3に示したように、電子ズームの開始により読み出し画像はフレーム番号が9のVRAM103Bから2回連続して読み出され、表示部106に出力されることになるが、画像の拡大率は0.1倍ずつ一定の割合で変更されていく。このように、読み出し画像のフレームメモリの切り替えに関わらずにズーム倍率の時間変動を維持するように制御することにより、スムーズなズーミング制御となり、違和感の少ない表示を行うことができる。
[実施形態2]次に、図6から図8を参照して、実施形態2について説明する。
実施形態1では、電子ズームの有無により読み出し画像のフレームメモリを切り替えていた。これに対して、実施形態2では、電子ズームのズーム倍率とズーム領域の位置に応じて読み出し画像を書き込み画像と同じフレームの画像とするか、書き込み画像に対して1フレーム前の画像とするかを切り替えている。実施形態1では、表示遅延は非電子ズーム時の表示遅延量を最小にするという観点での制御方法であったが、実施形態2では、電子ズーム中であっても、所定の表示遅延量で書き込みを追い越すことなく読み出し可能であるズーム倍率まで、読み出し画像と書き込み画像を同じフレームとする制御方法である。
なお、本実施形態の装置構成は、図1と同様であるため、説明を省略する。
図6(a)は電子ズームによる拡大処理を行っているが、読み出し画像が書き込み画像のフレームと同じ場合であり、600は読み出し画像の垂直方向の画像領域、601は拡大領域の中心をそれぞれ示している。図6(a)では拡大率は等倍に近く、拡大領域の中心も等倍画像の中心に近い位置にある。この場合は読み出し開始位置は画像の上端に近い位置になる。表示同期信号602のタイミングで、同じフレームの読み出し開始位置での画像の書き込みが既に完了しているので、書き込み画像と同じフレームの画像を読み出すことが可能になる。
図6(b)は電子ズームによる拡大処理を行っているが、読み出し画像が書き込み画像に対して1フレーム前の場合であり、610は読み出し画像の垂直方向の画像領域、611は拡大領域の中心をそれぞれ示している。図6(b)では、拡大率は比較的大きく、拡大領域の中心も等倍画像の下端に近い位置にある。この場合は、表示同期信号612のタイミングで、同じフレームの読み出し開始位置での画像の書き込みがまだ完了しないので、書き込み画像と同じフレームの画像を読み出すことができない。このため、読み出し画像は書き込み画像に対して1フレーム分遅らせるように制御を行う。
図6(a)、(b)からわかるように、電子ズームによる拡大率と拡大領域の位置によって同じフレームでも画像の読み出し開始位置が異なる。フレーム制御部109は、表示同期信号のタイミングと上記画像の読み出し開始位置とに基づいて読み出し画像を書き込み画像に対して1フレーム前とするか同じフレームとするかを切り替える。
次に、図7及び図8を参照して、実施形態2の電子ズーム時における画像の読み出し/書き込みタイミングと画像の拡大率との関係について説明する。
図7はズームイン方向、図8はズームアウト方向の場合をそれぞれ示しており、本実施形態ではズームイン方向とズームアウト方向とで読み出し画像のフレームの切り替えにヒステリシスを持たせた制御を行う。図中の上中下段の各欄は図3と同様である。
図7に示すズームイン方向では、書き込み画像のフレーム番号が0〜9の間は、書き込み画像と同じフレームの画像を読み出し、拡大率も1.0倍(等倍)から一定の割合で変化している。書き込み画像のフレーム番号が10、拡大率が2.0倍となった時点で、等倍画像に対する拡大領域の位置が図6(b)に示したような位置関係となり、同じフレームの読み出し開始位置での画像の書き込みが未完了で所定の表示遅延量を満たさなくなるため、フレーム制御部109は読み出し画像を1フレーム前の画像に切り替える。したがって読み出し画像のフレーム番号は9のVRAM103Bとなる。一方、拡大率は画像の書き込みおよび読み出しに関わらずに制御される。なお、本実施形態では、書き込み画像のフレーム番号が10のときに拡大率が2.0倍となっており、次の11番目のフレームで拡大率は2.1倍となる。このように、実施形態1と同様、電子ズームのズーム倍率を一定の割合で変更していくことにより、スムーズなズーミング制御となり、違和感の少ない表示を行うことができる。
また、図8に示すズームアウト方向では、ズームイン方向とは反対に書き込み画像のフレーム番号が0〜9の間は、所定の表示遅延量を満たすように書き込み画像の1フレーム前の画像を読み出す。また、書き込み画像のフレーム番号が10、拡大率が1.5倍となった時点では、同じフレームの読み出し開始位置での画像の書き込みが所定の遅延量の範囲内で完了するので、フレーム制御部109は読み出し画像のフレームを書き込み画像と同じとし、10番目のフレームの読み出し画像をVRAM103Aから読み出すように切り替える。なお、拡大率の制御については図7の場合と同様に一定の割合でズーム倍率を変更していく。
このように、フレーム制御部109は、ズームインとズームアウトとで読み出し画像のフレームを切り替えるタイミングを、電子ズームの拡大率と拡大領域の位置に応じて変えるように制御を行う。これにより、ズームインとズームアウトをフレームの切り替えタイミング付近の拡大率で繰り返し行った場合であっても、読み出し画像のフレームの切り替えが頻繁に発生しないようになり、違和感のない表示を行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、所定の表示遅延量を満たすように、電子ズームのズーム倍率とズーム領域の位置に応じて読み出し画像のフレームを切り替えることにより、画像の書き込みと読み出しのタイミングが安定するため、表示遅延を低減しつつ安定した表示を行うことが可能となる。また、本実施形態によれば、電子ズーム中であっても所定のズーム倍率までは読み出しと書き込みを同じフレームで行うように制御できるため、表示遅延の低減効果を実施形態1よりも広い範囲に適用することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…撮像部、101…画像処理部、102…メモリ書き込み部、103A、103B…VRAM、104…メモリ読み出し部、105…画像変倍部、106…表示部、107…同期信号生成部、108…変倍制御部、109…フレーム制御部

Claims (8)

  1. 撮像手段により所定のフレームレートで撮像された画像のデータを保持する保持手段と、
    前記撮像手段から出力される前記画像のデータを前記保持手段に書き込む書き込み手段と、
    前記保持手段に保持されたデータを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出されたデータに基づく画像を表示デバイスに出力する出力手段と、
    前記保持手段により保持された、前記所定のフレームレートで撮像された画像のデータのフレームのうち、前記読み出し手段により読み出すフレームを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、電子ズーム時において前記読み出し手段が前記保持手段から読み出すフレームを、非電子ズーム時に読み出されるフレームよりも後のフレームとするように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、非電子ズーム時においては前記書き込み手段が書き込みを行っているフレームと同じフレームを前記読み出し手段が読み出す第1の制御を行い、電子ズーム時においては前記書き込み手段が書き込みを行っているフレームの1フレーム前に前記保持手段に書き込まれたフレームを読み出す第2の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記保持手段は、前記書き込み手段がフレームごとに前記画像のデータを書き込むための複数のメモリを有し、
    前記制御手段は、前記書き込み手段がフレームごとに前記メモリを切り替えてデータを書き込むように制御を行い、
    前記第1の制御においては前記読み出し手段が読み出すメモリを切り替えながらフレームを読み出すように制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示デバイスに表示する画像のサイズを変更するズーム手段と、
    電子ズーム時のズーム倍率に応じて画像を変倍したデータを生成する画像変倍手段と、
    電子ズーム時において前記制御手段が前記第2の制御を行っているときに、前記ズーム手段により設定されたズーム倍率になるまでフレームごとに所定の割合でズーム倍率を変更していく変倍制御手段と、をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記変倍制御手段は、前記ズーム倍率に応じて前記読み出し手段が前記保持手段に保持された画像のデータのフレームから画像の一部のデータを読み出すように制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記書き込み手段がデータを書き込むタイミングと、前記読み出し手段がデータを読み出すタイミングとを所定の遅延量を持って同期させるための同期信号を生成する信号生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 撮像手段により所定のフレームレートで撮像された画像のデータを保持する保持手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される前記画像のデータを前記保持手段に書き込むステップと、前記保持手段に保持されたデータを読み出すステップと、
    前記読み出されたデータに基づく画像を表示デバイスに出力するステップと、
    前記保持手段により保持された、前記所定のフレームレートで撮像された画像のデータのフレームのうち、前記読み出すステップにより読み出すフレームを制御するステップと、を有し、
    前記制御するステップでは、電子ズーム時において前記読み出すステップにおいて前記保持手段から読み出すフレームを、非電子ズーム時に読み出されるフレームよりも後のフレームとするように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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