JP6658673B2 - エレベータ用調速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータ用調速装置に関し、特に、かごの上昇速度と下降速度が異なるエレベータに用いられる調速装置に関する。
エレベータにおいてかごの上昇速度と下降速度とは通常等しいが、例えば、近年出現したいわゆる超高層ビルに設置される高速タイプのエレベータでは、下降中において乗客に生じる耳詰まりに起因する不快感の発生を抑制すべく、上昇速度よりも下降速度の方を遅くしている。
上昇速度と下降速度が異なるエレベータに用いられる調速装置では、上昇時の定格速度や下降時の定格速度を超える異常速度を検知して、当該かごを安全に停止させるため、上昇時と下降時の各々において設定された、異なる大きさの過速度を検知することが求められる。
過速度の検知には調速機が用いられる。この調速機には大別してフライボール形とディスク形とがある。高速エレベータには主にフライボール形が従来用いられているが、そのコンパクト性から高速エレベータへディスク形が採用されることがある。
ディスク形の調速機を用いて異なる大きさの過速度を検知することを可能にした調速装置が、特許文献1に開示されている(特許文献1の実施形態2:図9、段落[0068]〜[0075])。
特許文献1に記載された調速装置は、ガバナロープが掛けられたガバナシーブと一体的に回転する第1の回転軸を有する第1の調速機と、同軸上に円板が一体的に設けられた第2の回転軸を有する第2の調速機とを備えている。
前記ガバナシーブには、一対の振子(第1の振子)が取り付けられており、前記円板にも一対の振子(第2の振子)が取り付けられている。
また、前記第1の回転軸の回転は、クラッチ機構を介して、前記第2の回転軸へ断続される構成とされていて、当該クラッチ機構は、かごが上昇して、ガバナシーブ、ひいては第1の回転軸が第1の向きに回転するときは、第1の回転軸の回転が第2の回転軸へ伝達されず、かごが下降して、第1の回転軸が、第1の向きとは反対の第2の向きに回転するときには、第1の回転軸の回転が第2の回転軸へ伝達されるように設けられている。
そして、かごが上昇中は、前記ガバナシーブの軸心を中心として公転する前記第1の振子が遠心力により前記軸心から遠ざかる向きに変位し、第1の過速度に対応する位置まで変位すると、第1の振子は、第1の過速スイッチの作動レバーを蹴る。第1の過速スイッチによって第1の過速度が検知されると、かごを昇降させる電動機への給電が遮断されて、かごが停止される。
一方、かごが下降中は、前記ガバナシーブの回転は、前記第1の回転軸、前記クラッチ機構、および前記第2の回転軸を介して前記円板に伝達され、当該円板の軸心を中心として公転する前記第2の振子が遠心力により前記軸心から遠ざかる向きに変位し、前記第1の過速度よりも小さい第2の過速度に対応する位置まで変位すると、第2の振子は、第2の過速スイッチの作動レバーを蹴る。第2の過速スイッチによって第2の過速度が検知されると、かごを昇降させる電動機への給電が遮断されて、かごが停止される。
上記の構成からなる従来の調速装置によれば、かごの上昇中に第1の過速度が検知されるか、かごの下降中に第1の過速度よりも遅い第2の過速度が検知されると、前記電動機への給電が遮断されて、かごが停止されることとなる。
特開2000−327241号公報 特開2016−108142号公報 特開2016−108143号公報
しかしながら、上記従来の調速装置では、過速度を検知して電動機への給電を遮断するといった共通の目的のために、第1の過速スイッチと第2の過速スイッチの2個の過速スイッチが必要となる。
本発明は、上記した課題に鑑み、単一の過速スイッチで、第1および第2の過速度を検知することが可能な調速装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るエレベータ用調速装置は、かごの昇降に伴って走行するガバナロープが掛けられ、当該ガバナロープの走行によって回転されるガバナシーブと、前記ガバナシーブと一体的に回転する第1の回転軸と、第1の操作体部を含み、前記第1の回転軸の回転に伴い当該第1の回転軸の軸心周りに公転しながら遠心力によって揺動する第1の振子と、前記第1の回転軸と同軸上に設けられた第2の回転軸と、第2の操作体部を含み、前記第2の回転軸の回転に伴い当該第2の回転軸の軸心周りに公転しながら遠心力によって揺動する第2の振子と、前記第1の回転軸の回転を前記第2の回転軸に対し、前記かごが上昇して第1の向きに回転する前記第1の回転軸の回転は遮断し、前記かごが下降して前記第1の向きとは反対の第2の向きに回転する前記第1の回転軸の回転は伝達するクラッチと、作動子を含み、当該作動子が蹴られることによって作動する過速スイッチと、を有し、前記作動子は第1の当接部と第2の当接部とを含み、前記第1の向きに回転する前記ガバナシーブの回転速度が第1の過速度に達すると、前記第1の振子の揺動に伴って前記第1の回転軸の軸心から遠ざかる向きに変位する前記第1の操作体部によって前記第1の当接部が蹴られ、前記第2の向きに回転する前記ガバナシーブの回転速度が前記第1の過速度よりも遅い第2の過速度に達すると、前記第2の振子の揺動に伴って前記第2の回転軸の軸心から遠ざかる向きに変位する前記第2の操作体部によって前記第2の当接部が蹴られる構成としたことを特徴とする。
また、前記第1の当接部と前記第2の当接部の少なくとも一方は、前記第1および第2の回転軸の軸心からの距離が調整可能に設けられていることを特徴とする。
また、前記第1の当接部と前記第2の当接部は、それぞれ、前記第1および第2の回転軸の軸心からの距離が、相互に独立して調整可能に設けられていることを特徴とする。
上記の構成を有する、本発明に係るエレベータ用調速装置によれば、作動子が蹴られることによって作動する過速スイッチの作動子が第1の当接部と第2の当接部を含み、かごの上昇中にガバナシーブの回転速度が第1の過速度に達すると、第1の操作体部によって前記第1の当接部が蹴られ、かごの下降中にガバナシーブの回転速度が前記第1の過速度よりも遅い第2の過速度に達すると、第2の操作体部によって前記第2の当接部が蹴られて、過速スイッチが作動することとなる。すなわち、前記第1の過速度と前記第2の過速度の二つの過速度を単一の過速スイッチで検知することができる。
実施形態に係るエレベータ用調速装置を備えるエレベータの昇降路内における概略構成を示す図である。 上記エレベータ用調速装置の概略構成を示す正面図である。 図2に示すエレベータ用調速装置を部分的に切断して表した左側面図である。 上記エレベータ用調速装置の概略構成を示す平面図である。 上記エレベータ用調速装置の有する第1調速機の一部を示す図である。 図3におけるA部を一部省略して拡大した図である。 ケースの一側壁を除いた状態で表した過速スイッチの正面図である。 (a)は、上記過速スイッチを構成する作動子を示す図であり、(b)は、前記作動子を構成するT字部材を示す斜視図である。
以下、本発明に係るエレベータ用調速装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、エレベータ10において、本例では、昇降路の最上部に巻上機12が設置されている。巻上機12の主シーブ14には主ロープ16が掛けられている。主ロープ16の一端部には、かご18が、他端部には、カウンタウエイト20が連結されている。
また、主ロープ16と平行して、ガバナロープ22が、エレベータ用調速装置24(以下、単に「調速装置24」と言う。)のガバナシーブ26とテンションシーブ28との間にエンドレスに張架されている。ガバナロープ22の中間部には、かご18に付設された公知の非常止め装置(不図示)を作動させるための非常止めレバー30が固定されている。
上記の構成を有するエレベータ10において、不図示の制御装置によって回転制御される不図示の電動機からの回転動力が不図示の動力伝達機構を介し巻上機12の主シーブ14に伝達されて、主シーブ14が回転駆動されると、主シーブ14に掛けられた主ロープ16に連結されているかご18が、不図示のガイドレールに案内されて、昇降路内を昇降する。これに伴い、非常止めレバー30が固定されているガバナロープ22が走行し、ガバナロープ22が掛けられたガバナシーブ26はかご18の昇降速度と同じ速度(周速)で回転される。この場合、ガバナシーブ26は、かご18が上昇すると第1の向きである矢印Uの向きに回転され、かご18が下降すると第2の向きである矢印Dの向きに回転される。
エレベータ10は、かご18の上昇運転における定格速度(以下、「上昇定格速度」と言う。)よりも下降運転における定格速度(以下、「下降定格速度」と言う。)の方が遅く設定されている。例えば、上昇定格速度は1000m/minであり、下降定格速度は600m/minである。
調速装置24は、かご18の昇降速度と同期するガバナシーブ26の回転速度を検出し、かご18の上昇中において、上昇定格速度よりも大きい所定の速度に対応する回転速度(以下、「上昇過速度」と言う。)を検知すると、前記制御装置に対し前記電動機の停止信号を送る。
また、調速装置24は、かご18の下降中において、下降定格速度よりも大きい所定の速度に対応する、ガバナシーブ26の回転速度(以下、「第1下降過速度」と言う。)を検知すると、前記制御装置に対し前記電動機の停止信号を送る。
かご18の上昇中または下降中に上記停止信号を検知すると、かご18の走行を停止させるため、前記制御装置は電動機の駆動を停止する。
さらに、調速装置24は、かご18の下降中において、ガバナシーブ26の回転速度が、第1下降過速度よりも大きい所定の回転速度(以下、「第2下降過速度」と言う。)に達すると、把持機構124(図2)によりガバナロープ22を把持して、ガバナロープ22の走行を停止させる。これにより、非常止めレバー30が引き上げられて、前記非常止め装置(不図示)が作動し、かご18が安全に停止される。第2下降過速度は、日本では、通常、下降定格速度の1.4倍を越えない範囲の大きさに対応する、ガバナシーブ26の回転速度に設定される。
ここで、本例において、過速度の各々は、大きい方から、上昇過速度、第2下降過速度、第1下降過速度の順になっている(上昇過速度>第2下降過速度>第1下降過速度)。
上記の機能を発揮する調速装置24の詳細について、図2〜図8を適宜参照しながら説明する。
図3、図4に示すように、調速装置24は台座32を有し、台座32には第1調速機34と第2調速機36が設けられている。第1調速機34と第2調速機36は、前述のガバナシーブ26を共有する。ガバナシーブ26は、金属円板の外周に、ガバナロープ22が掛けられる断面がU字状をしたシーブ溝(不図示)が形成されてなるものである。なお、図3、図4において、ガバナシーブ26に掛けられたガバナロープ22(図1、図2)の図示は省略している。また、図4において、把持機構124(図2)の図示は省略している。
ガバナシーブ26は、調速装置24における第1の回転軸である多段シャフト38と一体的に回転するように構成されている。本例では、ガバナシーブ26の中心に開設された軸孔に多段シャフト38がしまりばめの関係ではめ合わされて、両者が一体的に回転するよう構成されている。なお、ガバナシーブの回転が多段シャフトに伝達されれば構わないため、例えば、キーを用いて両者を結合しても構わない。また、別体として作製したガバナシーブと多段シャフトとを上記のように組み合わせるのではなく、ガバナシーブと多段シャフトとは一体的に形成しても構わない。
上記したようにガバナシーブ26と一体的に回転する多段シャフト38を、水平姿勢で回転自在に支持する第1支持壁40と第2支持壁42が台座32上に対向して立設されている。
第1支持壁40には、第1軸受44が収納された第1軸受箱46が取り付けられている。また、第2支持壁42には、一対の第2軸受48が収納された第2軸受箱50が取り付けられている。
多段シャフト38の一端部側は第1軸受44に圧入され、他端部側は第2軸受48に圧入されている。これにより、多段シャフト38は、第1軸受44、第2軸受48を介して、第1支持壁40と第2支持壁42とで回転自在に軸支されている。
上記の構成により、ガバナロープ22(図1、図2)が走行して、ガバナシーブ26が回転されると、これに伴って多段シャフト38がガバナシーブ26と同じ回転速度で回転する。
第1調速機34(図3、図4)は、ディスク形の調速機であって、ガバナシーブ26の、第2支持壁42側の主面に取り付けられた、上昇過速度を検出するための第1検出機構52を有する。
第1検出機構52について図5を参照しながら説明する。なお、図5に示すように、ガバナシーブ26は、その軸心周りに開設された4個の窓26A,26B,26C,26Dを有している。
第1検出機構52は一対の振子54,62を有している。振子54,62の各々は、板状をした錘56,64と錘56,64からそれぞれ延出されたバー58,66を有する。さらに、振子54,62の各々は、錘56,64に垂直に取り付けられた操作ピン60,68を有している。操作ピン60、68は、後述する第1当接部152Aを蹴って過速スイッチ132を作動させる操作体部として機能する。
また、振子54の錘56にはストッパ70が設けられている。ストッパ70は、その基端部が錘56に固定され、先端部が窓26Aの縁に当接するように構成されている。ストッパ70は、後述する圧縮コイルばね92の復元力によって揺動しようとする振子54等の動きを制止するために設けられている。
バー58,66の各々は、長手方向における中間部が、ピン72,74によってガバナシーブ26に回転自在に取り付けられている。バー58の先端部と錘64とがリンク76によって連結されている。
バー66の先端部は、ブラケット78およびピン80を介して、ロッド82の一端部に相対的に回転自在に連結されている。
ロッド82は、雄ねじが形成された雄ねじ部82Aと円形断面のストレート部82Bとを有する。
衝立状をした第1ばね座部材84が窓26Bの縁に取り付けられており、ストレート部82Bの先端部が、第1ばね座部材84に開設された貫通孔(不図示)に遊挿されている。
雄ねじ部82Aには、2個のナット86,88が螺合している。雄ねじ部82Aには、また、貫通孔(不図示)を有する皿状をした第2ばね座部材90が嵌め込まれている。
第1ばね座部材84と第2ばね座部材90の間のロッド82部分には、圧縮コイルばね92が圧縮された状態で外挿されている。ガバナシーブ26の非回転中における圧縮コイルばね92の高さ(以下、「初期高さ」と言う。)は、ナット86の締め込み加減で調整される。すなわち、ナット86を締め込む程低くなり、緩める程高くなる。これにより、初期高さにおいて、第1ばね座部材84と第2ばね座部材90の間に作用する圧縮コイルばね92の復元力(付勢力)を調整することができる。ナット88は、調整後におけるナット86の緩み止めとして機能する。
上記の構成からなる第1調速機34において、かご18(図1)が上昇して、ガバナシーブ26が図5の矢印Uの向きに回転すると、これに伴い、振子54,62はガバナシーブ26の回転中心(多段シャフト38の軸心)を中心に公転する。公転する振子54,62は、主として錘56,64に作用する遠心力により、圧縮コイルばね92の付勢力に抗して、ピン72,74を中心にそれぞれ矢印C1,C2の向きに回転し(揺動し)、錘56,64ひいては操作ピン60,68がガバナシーブ26(多段シャフト38)の径方向外向きに変位する。
ガバナシーブ26が矢印Uの向きに上昇過速度で回転したときにおける変位位置で公転する操作ピン60,68に蹴られて作動される過速スイッチ132が、図3に示すように、操作ピン60,68の公転半径方向、上方に設けられている。
過速スイッチ132が作動されると、当該作動信号が前記電動機の停止信号として前記制御装置に送信される。当該停止信号を受けた当該制御装置は、前記電動機への給電を遮断して、当該電動機の駆動を停止する。過速スイッチ132の詳細については後述する。
なお、上記した例では、ガバナシーブ26の回転に伴って回転する多段シャフト38の回転速度を検出するための第1検出機構52をガバナシーブ26に取り付けたが、これに限らず、例えば、ガバナシーブ26とは別の例えば円板部材(不図示)を多段シャフト38に同軸上に固定し、当該円板部材に第1検出機構52を取り付けて、多段シャフト38の回転速度を検出することとしても構わない。
次に、第2調速機36の詳細について説明する。
図6に示すように、第2調速機36は、調速装置24における第2の回転軸である中空シャフト94を有する。中空シャフト94は、多段シャフト38の一端部に、主クラッチであるワンウェイクラッチ96を介して取り付けられている。ワンウェイクラッチ96は、多段シャフト38の回転を中空シャフト94に対し、かご18が上昇して矢印Uの向きに回転する多段シャフト38の回転は遮断し、かご18が下降して矢印Dの向きに回転する多段シャフト38の回転は伝達するように、多段シャフト38と中空シャフト94の間に設けられている。
中空シャフト94には回転板98が取り付けられている。回転板98は、図2に示すように「ト」字状をしている。すなわち、回転板98は縦板部98Aと縦板部98Aから縦板部98Aの長手方向と交差する方向に延出された横板部98Bとを有する形状をしている。
図6に戻り、縦板部98Aの長手方向における中央部には取付孔98Cが開設されており、取付孔98Cに中空シャフト94が嵌入されている。回転板98は中空シャフト94に一対のブラケット100,102を介して連結されている。ブラケット100,102の一端部は、中空シャフト94にそれぞれボルト104,106で固定されている。一方、ブラケット100,102の他端部は、回転板98にそれぞれボルト108,110で固定されている。これにより、回転板98は中空シャフト94と一体的に回転する。
ブラケット100,102の前記一端部と中空シャフト94の間には、中空シャフト94と同軸上に設けられたフランジ付シャフト112のフランジ部112Aが挟み込まれている。なお、ボルト104,106は、フランジ部112Aに開設された2個の孔(不図示)にそれぞれ挿通されている。これにより、フランジ付シャフト112も中空シャフト94と一体的に回転する。
フランジ付シャフト112のシャフト部112Bは、ホルダ116に保持された副クラッチであるワンウェイクラッチ114に挿入されている。図2、図4に示すように、ホルダ116は、台座32に立設された支柱118の上端部にボルト120によって固定されている。図6に戻り、ワンウェイクラッチ114は、これにシャフト部112Bが挿入されたフランジ付シャフト112の矢印Dの向きの回転は許容し、矢印Uの向きの回転は禁止する向きに取り付けられている。
回転板98には、図2に示すように、中空シャフト94の回転速度を検出するための第2検出機構122が設けられている。
第2検出機構122は、第1検出機構52(図5)と実質的に同じ構成をしている。よって、第2検出機構122の構成部材には二百番台の符号を付し、その下二桁には、第1検出機構52において対応する構成部材に付した番号(アルファベットを含む)を用い、その詳細な説明については省略することとする。なお、第2検出機構122のストッパ270はその基端部が錘256に固定され、先端部は回転板98における横板部98Bの縁に当接するように構成されている。また、第1ばね座部材284も、図2に示すように横板部98Bの縁に取り付けられている。
かご18(図1)が下降して、ガバナシーブ26が矢印Dの向きに回転し、その回転が回転板98に伝達され、回転板98がガバナシーブ26と同じ向き(矢印Dの向き)、同じ回転速度で回転すると、これに伴い、振子254,262は、ガバナシーブ26の回転中心(中空シャフト94の軸心)を中心に公転する。公転する振子254,262は、主として錘256,264に作用する遠心力により、圧縮コイルばね292の付勢力に抗して、ピン272,274を中心にそれぞれ、図2における反時計方向に回転し(揺動し)、錘256,264ひいては操作ピン260,268が、ガバナシーブ26(中空シャフト94)の径方向外向きに変位する。
ガバナシーブ26が矢印Dの向きに第1下降過速度で回転したときにおける変位位置で公転する操作ピン260または操作ピン268に蹴られて作動される過速スイッチ132が、図3に示すように、操作ピン260,268の公転半径方向、上方に設けられている。
過速スイッチ132が作動されると、当該作動が前記電動機の停止信号として前記制御装置に送信される。当該停止信号を受けた当該制御装置は、前記電動機への給電を遮断して、当該電動機の駆動を停止する。
図2に戻り、前記電動機を停止してもなお、かご18(図1)が下降し続け、その下降速度が増加して、ガバナシーブ26の回転速度が第2下降過速度に達すると、ガバナシーブ26(中空シャフト94)の径方向外向きにさらに変位した操作ピン260または操作ピン268によって、把持機構124のトリップレバー126の上端部が蹴られる。
トリップレバー126が蹴られたことを契機として、把持機構124の可動掴み128が固定掴み130と対向する位置までその自重により降下し、ガバナロープ22が可動掴み128と固定掴み130で把持されて、ガバナロープ22の走行が停止される。ガバナロープ22の停止によって、前述の通り、非常止め装置が作動して、かご18(図1)が安全に停止される。把持機構124は、公知のものであり、また、本願発明の主眼ではないため、これ以上の詳細な説明については省略する。
続いて、ガバナシーブ26の回転速度が上昇過速度または第1下降過速度になった場合に作動される過速スイッチ132の詳細について説明する。
図7に示すように、過速スイッチ132は、スイッチ本体であるマイクロスイッチ134を有する。マイクロスイッチ134は、支持壁42にブラケット136を介して取り付けられたケース138内に収納されている(図2、図3を参照)。ケース138は、下方が開放された直方体の箱形状をしている。
ケース138内には、また、マイクロスイッチ134に接続されたリード線140,142を上記制御装置(不図示)に中継するための端子台143が収納されている。
過速スイッチ132は、マイクロスイッチ134を、アクチュエータ134Aが押下されたON状態から開放されたOFF状態に切り換えるための作動子144を有している。
図8に示すように、作動子144は、長方形の板材と当該板材の長さ方向真中に起立状態で接合され先端が先細り形状をした板材とからなるT字部材150を含む。ここで、前記長方形の板材部分を「横板部146」と称し、前記先細り形状を有する板材部分を「縦板部148」と称することとする。
縦板部148の先端は円弧状に凹んでいて、この凹み部分がアクチュエータ134Aを直接押し下げる押下部148Aになる。縦板部148の高さ方向中ほどよりも少し上には、軸孔148Bが開設されている。また、高さ方向中ほどよりも少し下には、ねじ孔148Cが開設されている。
横板部146の両端部近傍には、ねじ孔146A,146Bが開設されている。ねじ孔146A,146Bの各々には、全ねじボルトである第1および第2のボルト152,154が螺入されている。第1ボルト152、第2ボルト154の下端部は、半球状に加工されていて、この二つ半球状部分がそれぞれ操作ピン60,68(図3、図4、図5)、操作ピン260,268(図2、図3、図4)で蹴られる第1当接部152A、第2当接部154Aとなる。
第1ボルト152、第2ボルト154の各々には、調整ナット156,158および緩み止めナット160,162が螺合されている。
調整ナット156,158および緩み止めナット160,162を緩め、第1ボルト152、第2ボルト154を回して螺進させることにより、第1当接部152Aと第2当接部154Aの上下方向における横板部146からの距離、ひいては、第1当接部152Aと第2当接部154Aの多段シャフト38および中空シャフト94の軸心からの距離を調整することができる。このようにしたことによる利点については後述する。
上記の構成からなる作動子144は、図7に示すように、ケース138に一端部が固定されたピン164(固定部分は不図示)が、T字部材150の軸孔148B(図8(b))に挿入されて、ピン164の軸心周りに回転自在に支持されている。
T字部材150の縦板部148が図7に示すように起立した状態で、押下部148Aがマイクロスイッチ134のアクチュエータ134Aを押下する。アクチュエータ134Aが押下された状態では、リード線140とリード線142は電気的に接続されている。
T字部材150のねじ孔148C(図8(b))には、小ねじ166が螺合されている。ピン164の上方には、ピン164と平行に小ねじ168が設けられている。小ねじ168は、ケース138の一側壁に開設されたねじ孔(不図示)に螺合してケース138に固定されている。
小ねじ166と小ねじ168の間には、引張コイルばね170が掛け渡されている。引張コイルばね170は、縦板部148が図7に示すように起立した姿勢では(押下部148Aがアクチュエータ134Aを押下した状態では)、引っ張られた状態となっている。
図3に戻り、過速スイッチ132は、平常運転中に公転する操作ピン60,68の公転半径(公転領域)の径方向外方に第1当接部152Aが位置し、同じく操作ピン260,268の公転半径(公転領域)の径方向外方に第2当接部154Aが位置するように設置されている。また、過速スイッチ132は、本例では、図2に示すように、正面視で、ガバナシーブ26の軸心(ひいては、多段シャフト38および中空シャフト94の軸心)の真上に、作動子144が位置するように設置されている。
上記の構成を有する調速装置24において、かご18(図1)が上昇してガバナシーブ26が図5の矢印Uの向きに回転し、当該回転速度が上昇過速度に達すると、ガバナシーブ26(多段シャフト38)の軸心周りに公転する操作ピン60,68の公転半径が、操作ピン60,68が過速スイッチ132における第1当接部152Aを蹴るようになるまで拡大する。その結果、操作ピン60,68のいずれかが、図7の矢印Eの向きに第1当接部152A(図7では、第1当接部152Aは第2当接部154Aの背後に在って、図には現れていない。)を蹴る。
第1当接部152Aが矢印Eの向きに蹴られた作動子144は、ピン164を中心に反時計回りに回転して、押下部148Aがアクチュエータ134Aから外れる。これにより、マイクロスイッチ134は、アクチュエータ134Aが押下されたON状態から開放されたOFF状態に切り換わる。本実施形態で、「過速スイッチ132が作動する」とは、マイクロスイッチ134がON状態からOFF状態に切り換わることを言う。過速スイッチ132が作動したことは、前記電動機(不図示)の停止信号となって前記制御装置(不図示)に検知される。前記停止信号を検知した前記制御装置は、上述したように、電動機を停止する。
なお、反時計回りに回転した作動子144は、引張コイルばね170が短縮して、回転バランスがとられる位置で静止し、一点鎖線で示す姿勢となる。過速スイッチ132は、いわゆる手動復帰式のスイッチであって、作動状態から自動では作動子144が図7に実線で示す位置には復帰することはなく、復帰のためには、必ず作業員による作業を必要とする。
一方、調速装置24において、かご18(図1)が下降してガバナシーブ26が図2の矢印Dの向きに回転し、当該回転速度が第1下降過速度に達すると、ガバナシーブ26(中空シャフト94)の軸心周りに公転する操作ピン260,268の公転半径が、操作ピン260,268が過速スイッチ132における第2当接部154Aを蹴るようになるまで拡大する。その結果、操作ピン260,268のいずれかが、図7の矢印Gの向きに第2当接部154Aを蹴る。第2当接部154Aが矢印Gの向きに蹴られた作動子144は、ピン164を中心に時計回りに回転して、二点鎖線で示す姿勢となり、過速スイッチ132が作動することとなる。過速スイッチ132が作動すると、上記と同様、前記電動機が停止される。
以上説明したように、実施形態に係る調速装置24によれば、過速スイッチ132の作動子144が第1当接部152Aと第2当接部154Aを含み、かご18(図1)の上昇中にガバナシーブ26の回転速度が上昇過速度に達すると、操作ピン60,68によって第1当接部152Aが蹴られ、かご18の下降中にガバナシーブ26の回転速度が第1下降過速度に達すると、操作ピン260,268によって第2当接部154Aが蹴られて、過速スイッチ132が作動する。その結果、前記電動機(不図示)への給電が遮断されてかご18が停止される。すなわち、上昇過速度と第1下降過速度の二つの過速度を単一の過速スイッチ132で検知することができる。このため、従来、二つの過速スイッチを用いているのと比較して経済的であり、また、エレベータ全体を制御する制御装置への過速スイッチからの配線の手間を半減することができる。
また、本実施形態によれば、ガバナシーブ26が上昇過速度または第1下降過速度に達したときに、丁度、過速スイッチが作動するようにするための調整が従来よりも便利になっている。
例えば、上昇過速度(第1調速機34)の場合について説明する。ガバナシーブ26(多段シャフト38)の回転速度に対する操作ピン60,68の公転半径の大きさは、圧縮コイルばね92(図5)の前記初期高さ(ガバナシーブ26が回転していないときの圧縮コイルばね92の高さ)によって調整される。初期高さの調整は、上述したように、ナット86(図5)を回すことによりなされる。従来、上昇過速度に達したときに、丁度、過速スイッチが作動するようにするには、圧縮コイルばねの初期高さのみで調整をしている。
これに対し、本実施形態では、図8を参照しながら説明した通り、第1当接部152Aの上下方向における横板部146からの距離、ひいては、第1当接部152Aの多段シャフト38の軸心からの距離が調整可能となっている。これにより、圧縮コイルばね92の初期高さを変えることなく、過速スイッチが作動するときのガバナシーブ26の回転速度を変更することができる。第1当接部152Aを多段シャフト38に近づける程、ガバナシーブ26(多段シャフト38)が低い回転速度で操作ピン60,68が第1当接部152Aを蹴り、これとは反対に、第1当接部152Aを多段シャフト38から遠ざける程、ガバナシーブ26(多段シャフト38)が高い回転速度で操作ピン60,68が第1当接部152Aを蹴ることになるからである。
さらに言うと、過速スイッチが作動するときのガバナシーブ26の回転速度を低くしたい場合には、第1当接部152Aを多段シャフト38に近づけ、前記回転速度を高くしたい場合には、第1当接部152Aを多段シャフト38から遠ざければよいのである。
このように、本実施形態では、圧縮コイルばね92の初期高さの調整に加え、第1当接部152Aの多段シャフト38の軸心からの距離の調整により、過速スイッチ132が作動するときのガバナシーブ26の回転速度を設定することができるため、従来よりも便利である。
特に、上昇過速度と第1下降過速度の二つの過速度を検知するため、図3に示すように、第1検出機構52と第2検出機構122を近接して対向させた構成とした調速装置24においては、本図から認識できるように、圧縮コイルばね92(図5)の初期高さ調整のためナット86(図5)を回す作業スペースが狭小である。このため、当該初期高さの調整のみによる場合は作業効率が良くない。そこで、圧縮コイルばね92の初期高さの調整をおおまかに行った後、作業スペースが十分に確保されている過速スイッチ132において、第1当接部152Aの多段シャフト38からの距離を微調整することにより全体的な作業効率が向上する。
この利点は、言うまでもなく、第1下降過速度を検知するための第2調速機36(第2検出機構122)でも同様に発揮される。
また、以上の説明から明らかなように、第1当接部152Aと第2当接部154Aは、それぞれ、多段シャフト38および中空シャフト94の軸心からの距離が、相互に独立して調整可能に設けられているため、当然のことながら、一方の調整結果が他方の調整に影響を及ぼすことなく、上昇過速度と第1下降過速度の検知のための調整を個別に行うことができる。
以上、本発明に係るエレベータ用調速装置を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態としても構わない。
(1)上記実施形態では、T字部材150に取り付けた第1ボルト152、第2ボルト154の下端部(第1当接部152A、第2当接部154A)が、操作ピン60,68、操作ピン260,268によって蹴られる構成としたが、これに限らず、T字部材に棒材(丸棒、角棒)を接合し、当該棒材が操作ピン60,68、操作ピン260,268で蹴られる構成としても構わない。
この場合、第1ボルト152、第2ボルト154の両方を前記棒材に代えても、第1ボルト152と第2ボルト154のいずれか一方を前記棒材に代えても構わない。
(2)上記実施形態では、過速スイッチ132の作動子144を蹴って、過速スイッチ132を作動させる操作体部として、錘56,64、錘256,264に取り付けた操作ピン60,68、操作ピン260,268を用いたが、これに限らず、錘56,64、錘256,264で直接、作動子144を蹴る構成としても構わない。すなわち、板状をした錘56,64、錘256,264各々の外周の一部位を操作体部として用いることとしても構わない。
(3)上記実施形態では、過速スイッチ132は、多段シャフト38の軸心の真上に設置したが、過速スイッチ132の設置位置は、これに限らず、例えば、前記軸心の真横でも、真横と真上の間でも構わない。
(4)上記実施形態では、過速スイッチ132のスイッチ本体としてマイクロスイッチ134を用いたが、スイッチ本体には、これに限らず、例えば、リミットスイッチ等の他の種類のスイッチを用いても構わない。要は、第1当接部と第2当接部を含む作動子が蹴られることによって、ON・OFF状態が切り換わるようなスイッチであれば良いのである。
(5)主クラッチとしてワンウェイクラッチ96を、副クラッチとしてワンウェイクラッチ114を用いたが、主クラッチと副クラッチのいずれか一方または両方に、例えば、自転車の後輪ギヤと後輪軸の間に配置されるようなフリーギヤを用いても構わない。フリーギヤは、内歯爪車と爪ばねの付いた爪が設けられたボスとを含み、ボスが正転すると爪が内歯爪車の歯に係合して、ボスの回転が内歯爪車に伝達され、ボスが逆転すると爪が内歯爪車の歯の上を滑って動力を伝えない構成とされた、クラッチの一種である。
本発明に係るエレベータ用調速装置は、例えば、かごの上昇速度と下降速度が異なるエレベータの調速装置として好適に利用可能である。
26 ガバナシーブ
38 多段シャフト
54,62,254,262 振子
60,68,260,268 操作ピン
94 中空シャフト
96 ワンウェイクラッチ
132 過速スイッチ
144 作動子
152A 第1当接部
154A 第2当接部

Claims (3)

  1. かごの昇降に伴って走行するガバナロープが掛けられ、当該ガバナロープの走行によって回転されるガバナシーブと、
    前記ガバナシーブと一体的に回転する第1の回転軸と、
    第1の操作体部を含み、前記第1の回転軸の回転に伴い当該第1の回転軸の軸心周りに公転しながら遠心力によって揺動する第1の振子と、
    前記第1の回転軸と同軸上に設けられた第2の回転軸と、
    第2の操作体部を含み、前記第2の回転軸の回転に伴い当該第2の回転軸の軸心周りに公転しながら遠心力によって揺動する第2の振子と、
    前記第1の回転軸の回転を前記第2の回転軸に対し、前記かごが上昇して第1の向きに回転する前記第1の回転軸の回転は遮断し、前記かごが下降して前記第1の向きとは反対の第2の向きに回転する前記第1の回転軸の回転は伝達するクラッチと、
    作動子を含み、当該作動子が蹴られることによって作動する過速スイッチと、
    を有し、
    前記作動子は第1の当接部と第2の当接部とを含み、
    前記第1の向きに回転する前記ガバナシーブの回転速度が第1の過速度に達すると、前記第1の振子の揺動に伴って前記第1の回転軸の軸心から遠ざかる向きに変位する前記第1の操作体部によって前記第1の当接部が蹴られ、
    前記第2の向きに回転する前記ガバナシーブの回転速度が前記第1の過速度よりも遅い第2の過速度に達すると、前記第2の振子の揺動に伴って前記第2の回転軸の軸心から遠ざかる向きに変位する前記第2の操作体部によって前記第2の当接部が蹴られる構成としたことを特徴とするエレベータ用調速装置。
  2. 前記第1の当接部と前記第2の当接部の少なくとも一方は、前記第1および第2の回転軸の軸心からの距離が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速装置。
  3. 前記第1の当接部と前記第2の当接部は、それぞれ、前記第1および第2の回転軸の軸心からの距離が、相互に独立して調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速装置。
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