JP6658304B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載される乗員着座用シートに関する。
車両において、小型化、軽量化は社会ニーズとして求められている。セダン型車両の後部シートにおいても同様である。セダン型車両の後部シートにおいて、シートバックにシートベルトの端部を固定するものがある(特許文献1参照)。
特開2006−247066号公報
係る構造の後部シートの場合、車両衝突時にシートベルトにかかる荷重をシートバックで受けるため、シートバックの補強が必要となる。特に、シートバックが前倒し可能とされており、シートバックの車体に対するロック機構がシートベルトの固定位置から離間している場合には、シートバックがロックされた状態でシートベルトから荷重が印加されると、その荷重に伴うシートバックに対する曲げモーメントが大きくなり、より強固な補強が必要となる。そのため、シートバックは大型化し、重量も増加して、社会ニーズに応えることができない。
このような問題に鑑み本発明の課題は、シートベルトが固定され、前倒し可能なシートバックを備えたシートにおいて、シートバックのシートベルトからの荷重による曲げモーメントを制御しつつ、必要な補強を行うと同時に、乗り心地を確保するためのパッド位置から補強部材を遠ざけることにより、補強されたシートバックの小型化を図ることにある。
第1発明は、背凭れであるシートバックの構造部材を成す板材製のパネルフレームと、前記パネルフレームの上部に固定され、乗員拘束用シートベルトの端部を固定するベルト固定部材と、前記パネルフレームに固定され、車体との間でシートバックを選択的に固定するロック機構と、前記パネルフレームの面上に設けられ、前記パネルフレームの曲げ剛性を高めるビードとを備える乗物用シートである。前記ベルト固定部材の固定位置に対して前記ロック機構の固定位置を側部下方とし、前記ビードは、上下方向に延びて設けられ、しかも前記パネルフレームの上部では、前記ベルト固定部材の固定位置と前記ロック機構の固定位置とを結ぶ方向に沿って設けられている。更に、前記ビードは、乗り心地を確保するために重要な特定部位には設けず、当該特定部位から離間した部位に設けられている。
第1発明において、ベルト固定部材の固定位置に対してロック機構の固定位置は、シートバックの幅方向のどちら側に設けられてもよい。ビードの本数は、単数でも複数でもよい。
シートベルトが車両衝突に伴う荷重を受けると、その荷重によりパネルフレームがロック機構の固定位置を基点として曲げモーメントを受ける。第1発明によれば、ビードがベルト固定部材の固定位置とロック機構の固定位置とを結ぶ方向に沿って設けられている。そのため、上記曲げモーメントに対してビードによりパネルフレームの曲げ剛性を高めることができる。しかも、ビードは、乗り心地を確保するために重要な特定部位から遠ざけて設けられている。そのため、乗り心地を確保するために重要な特定部位で乗員にビードによる異物感を与えることがなく、係る異物間が生じた際に必要となるパッドの厚肉化を回避し、良好な乗り心地、パネルフレームの補強及びシートバックの薄型化の全てを実現することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記乗り心地を確保するために重要な特定部位は、着座乗員の腰及び背中に対応する部位である。
シートバックの着座面で、着座乗員の腰及び背中に対応する部位は、他の部位に比べて強く押し込まれる。第2発明によれば、この部位にビードは設けられていない。そのため、着座乗員の腰及び背中にビードによる異物感を与えることなく、他の部位に対して特にパッドを厚くしなくても、良好な乗り心地を確保することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、シートバックには、未使用時はシートバック内部に埋設して格納され、使用時にシートバック表面上の使用位置に移動されるアームレストを備える。該アームレストは、前記ビードが設けられた部位に対応して設けられている。前記ロック機構は、前記アームレストの上部に対応して設けられている。
アームレストが未使用で、乗員が着座する際は、格納されたアームレストに対応する位置に乗員は着座することがある。第3発明によれば、アームレストは、ビードが設けられた部位に対応して設けられている。そのため、着座乗員とビードとの間にはアームレストが介在し、着座乗員の腰及び背中にビードによる異物感を与えることなく、良好な乗り心地を確保することができる。また、ロック機構は、アームレストの上部に対応して設けられている。アームレストの上部は、着座乗員の乗り心地に殆ど影響を与えない部位である。そのため、ロック機構が着座乗員に異物感を与えることがない。
第4発明は、上記第1ないし第3発明のいずれかにおいて、前記パネルフレームの上部で、前記ベルト固定部材及び前記ロック機構に対応する部位が閉断面構造とされており、その閉断面構造は、閉断面空間がシートバックの幅方向に延びるように形成されている。
第4発明によれば、パネルフレームのベルト固定部材及びロック機構に対応する部位が閉断面構造とされている。そのため、車両衝突に伴うパネルフレームの曲げモーメントに対して、パネルフレームは、ビードにより補強されると共に、閉断面構造によっても補強される。
第5発明は、上記第1ないし第4発明のいずれかにおいて、前記パネルフレームの着座面側には、乗り心地を確保するためのパッド及び該パッドを前記パネルフレームに対して固定する表皮が順次層を成して被せられている。前記パネルフレームの反着座面側の少なくとも中央部には、前記パッド及び前記表皮が被せられず、複数の突起を有する凹凸模様が設けられている。
第5発明によれば、パネルフレームの反着座面側の少なくとも中央部には、パッド及び表皮が被せられない。そのため、パッド及び表皮がない分だけシートバックを薄型化することができる。しかも、パネルフレームの反着座面側には、凹凸模様が設けられている。そのため、パネルフレームの面剛性を高めることができる。また、シートバックを前倒し状態としたとき、パッド及び表皮が被せられないことによる見栄えの悪化を抑制することができる。更に、前倒し状態としたシートバックの反着座面側に荷物を載せて移動するとき、シートバックの反着座面側と荷物との接触面積が凹凸模様により小さくされる。そのため、摩擦抵抗が抑制され、荷物の移動を容易にすることができる。
本発明の一実施形態の正面図である。 図1と同様の正面図で、シートバックの一部を前倒しした状態を示す。 上記実施形態の部分断面側面図である。 上記実施形態におけるパネルフレームの一部の一部破断正面図である。 上記実施形態におけるシートバックの一部の一部破断斜視図である。 図4のVI−VI線断面矢視拡大図である。 上記実施形態のシートバックの一部破断背面斜視図である。 図7のVIII−VIII線断面矢視拡大図である。
各図は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、セダン型自動車の3人掛けの後部シート(以下、単にシートという)に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりシートを自動車に搭載した状態における各部の方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1〜3に示すように、後部シートは、背凭れを成すシートバック1と座部を成すシートクッション2とから成る。シートバック1及びシートクッション2は共に自動車の車体に固定されている。シートバック1は、幅(左右)方向に6対4の割合で分割された分割タイプとされており、右側が6側(大側という)1R、左側が4側(小側という)1Lとされている。シートバック1は、幅方向の両側部を除いて内側が、それぞれ独立して前倒し可能とされている。図2は、大側のシートバック1Rが前倒しされた状態を示す。また、図3は、矢印のように、大側のシートバック1Rが通常の着座位置から前倒しされる様子を示す。シートバック1が前倒しされた状態では、トランクルーム33と車室内とが繋げられ、トランクルーム33のトランクルームフロア32とシートバック1の背面とが略同一高さとなって、両空間に跨って長さの長い荷物が積載可能となる。
大側のシートバック1Rを通常の着座位置に固定するためのロック機構15は、大側のシートバック1Rの上部と、トランクルーム33の上面壁を構成するアッパバック31との間に設けられている。ロック機構15は、公知のもので、ラッチ機構15aとストライカ15bとから成り、ラッチ機構15aが大側のシートバック1Rの上部に固定され、ストライカ15bがアッパバック31に固定されている。図示を省略したが、小側のシートバック1Lにも同様のロック機構がアッパバック31との間に設けられている。
大側のシートバック1Rには、2つのヘッドレスト3が装備され、小側のシートバック1Lには、1つのヘッドレスト3が装備されている。大側のシートバック1Rにおける左側のヘッドレスト3の下方には、アームレスト5が装備されている。アームレスト5は、未使用時は大側のシートバック1R内部に埋設して格納され、使用時に大側のシートバック1R表面上の使用位置に移動される。
シートバック1には、幅方向に3つのシートベルト4が装備され、着座乗員3名を衝突時に拘束可能とされている。両側に配置されたシートベルト4は、シートバック1の両側部に対応して装備され、中央に配置されたシートベルト4は、大側のシートバック1Rにおける2つのヘッドレスト3の間に対応して装備されている。各シートベルト4は、下端が車体に固定され、上端がリトラクタ(本発明のベルト固定部材に相当)14に巻き取られている。両側に配置されたシートベルト4のリトラクタ(図示略)は車体に固定され、中央に配置されたシートベルト4のリトラクタ14は、大側のシートバック1Rの上部に固定されている(図4〜6参照)。図示を省略したが、各シートベルト4には、タングプレートが挿通されており、タングプレートを車体に固定されたベルトアンカに係合することにより、乗員を拘束可能としている。
図4〜6は、大側のシートバック1Rの内部構造を示す。大側のシートバック1Rは、構造部材としてアルミニウム板材製のパネルフレーム10を備える。パネルフレーム10の周囲には、前面側に突出するビード12が環状に形成されている。また、環状のビード12の上辺と下辺とを結ぶように3本のビード11が、パネルフレーム10の前面側に突出して形成されている。これらのビード11、12は、プレス成形により形成されている。各ビード11は、下から3分の1程度の高さまでは、上下方向に沿って延び、それより上方は、右側に屈曲され傾斜して形成されている。その傾斜角度は各ビード11毎に僅かに変えられており、右側ほど傾斜角度が大きくされている。このように複数のビード11、12を形成することによりパネルフレーム10は曲げ剛性が高められている。
パネルフレーム10の前面側で各ビード11、12の上方には、閉断面構造部材17による閉断面構造が形成されている。なお、図4では、閉断面構造部材17に被われた内部構造が判るように、閉断面構造部材17の図示を省略している。係る閉断面構造は、パネルフレーム10の上方に延長して閉断面構造部材17が設けられ、この閉断面構造部材17をパネルフレーム10の前面側に幅方向に延びる閉断面空間を形成するように環状に巻いて形成されている。そして、閉断面構造部材17の先端はパネルフレーム10の前面側に結合して成る。その結合は、複数本のリベット18により行われている。
閉断面構造部材17には、逆U字形状の2つのヘッドレストフレーム13が、その両端部を固定して設けられている。また、閉断面空間内のパネルフレーム10には、リトラクタ14及びロック機構15が固定されている。リトラクタ14は、2つのヘッドレストフレーム13の間に配置され、ロック機構15はリトラクタ14の左側部に配置されている。
パネルフレーム10の上部には、ヘッドレストフレーム13、リトラクタ14及びロック機構15が固定されているため、他の部位に比べて高い強度を必要とするが、閉断面構造により必要な強度が確保されている。
図4、5のように、左側のヘッドレストフレーム13の下方で、パネルフレーム10には、アームレストブラケット16が、その下端部をヒンジ中心として回動自在に固定されている。アームレスト5は、アームレストブラケット16に固定されて、使用位置と格納位置との間で回動自在とされている。アームレスト5が格納位置にある状態では、3人掛けした乗員のうちの中央に着座した乗員は、アームレスト5に対応する位置に着座することになる。この位置にはビード11が設けられている。しかし、着座乗員とビード11との間にはアームレスト5が介在し、着座乗員の腰及び背中にビード11による異物感を与えることなく、良好な乗り心地を確保することができる。また、ロック機構15は、アームレスト5の上部に対応して設けられている。アームレスト5の上部は、着座乗員の乗り心地に殆ど影響を与えない部位である。そのため、ロック機構15が着座乗員に異物感を与えることがない。
乗員を拘束したシートベルト4が衝突荷重を受けると、リトラクタ14を介してパネルフレーム10は、リトラクタ14の上部が前方に引っ張り荷重を受ける。その理由は、シートベルト4のリトラクタ14による巻取りがリトラクタ14の上側を通じて行われているためである。そのとき、ロック機構15は、ロック状態にあり、パネルフレーム10はロック機構15を介してアッパバック31に固定されている。そのため、パネルフレーム10には、ロック機構15の固定位置を基点としてリトラクタ14の上部が前方に移動しようとする曲げモーメントが働く。リトラクタ14の上部に対してロック機構15の固定位置は、左側下に位置しており、この曲げモーメントに対して、ビード11は、パネルフレーム10の曲げ剛性を高める方向に形成されている。従って、シートベルト4が衝突荷重を受けた際のパネルフレーム10の変形を抑制することができる。しかも、リトラクタ14とロック機構15とは隣接配置され、両者間の距離は短くされている。そのため、上記曲げモーメントを小さくすることができる。
図5、7のように、パネルフレーム10の表面はカバー材20により被覆されている。カバー材20は、比較的硬質の繊維パッド21と、比較的軟質のウレタンパッド22と、表皮23の3層から成る。繊維パッド21はパネルフレーム10の前面側に当接して置かれ、その上にウレタンパッド22が被せられ、更にそれらを表皮23により被ってパネルフレーム10の裏面側周囲に固定している。このように表皮23の端部をパネルフレーム10の周囲に固定することにより、パネルフレーム10の前面に繊維パッド21及びウレタンパッド22を挟んだ状態で、パネルフレーム10の表面にカバー材20を一体に固定している。しかも、パネルフレーム10の背面側(本発明の反着座面側に相当)の周囲を除く中央部は、カバー材20により被われず、大側のシートバック1Rが前倒しされたとき、パネルフレーム10の背面は表面に露出されることになる。このようにパネルフレーム10の背面側がカバー材20により被われていないため、シートバック1を薄型化することができる。
図4において、領域Aは、3人掛け時の右端に着座した乗員の腰及び背中に対応する部位である。上述のようにビード11が傾斜して形成された結果、領域Aにはビード11が設けられず、ビード11は領域Aから離間した部位に設けられている。そのため、着座乗員の腰及び背中にビード11による異物感を与えることがなく、係る異物間が生じた際に必要となるパッドの厚肉化を回避し、良好な乗り心地及びシートバックの薄型化を同時に実現することができる。なお、領域Aは、本発明における乗り心地を確保するために重要な特定部位に相当する。
なお、図示を省略したが、小側のシートバック1Lも大側のシートバック1Rと同様に構成されている。但し、小側のシートバック1Lには、リトラクタ14、アームレスト5及び閉断面構造部材17は設けられていない。また、小側のシートバック1Lにおいてビードは、大側のシートバック1Rのビード11に対して左右対称形に形成されている。従って、3人掛け時の左端に着座した乗員の腰及び背中に対応する部位にもビードは設けられていない。
パネルフレーム10において、ビード11、12が形成された部位以外の部位には、エンボス成形による凹凸模様が施されている。具体的には、図8に示すように、エンボス成形による突起19は、パネルフレーム10の背面側に突出して形成されている。そのため、シートバック1L、1Rを前倒し状態としたとき、カバー材20が被せられないことによる見栄えの悪化を抑制することができる。また、前倒し状態としたシートバック1L、1Rの背面側に荷物を載せて移動するとき、シートバック1L、1Rの背面側と荷物との接触面積が小さくされる。そのため、摩擦抵抗が抑制され、荷物の移動を容易にすることができる。なお、突起19の表面端部の形状は円形でもよいし、他の形状としてもよい。他の形状とする場合は、荷物との間の摩擦抵抗が、荷物の前後方向への移動時には小さくなり、左右方向への移動時には大きくなるようにすることもできる。その場合には、荷物の積み下ろしの際は移動し易く、積載状態での横移動は抑制することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 シートバック
1L 小側のシートバック
1R 大側のシートバック
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 シートベルト
5 アームレスト
10 パネルフレーム
11 ビード
12 ビード
13 ヘッドレストフレーム
14 リトラクタ(ベルト固定部材)
15 ロック機構
15a ラッチ機構
15b ストライカ
16 アームレストブラケット
17 閉断面構造部材
18 リベット
19 突起
20 カバー材
21 繊維パッド
22 ウレタンパッド
23 表皮
31 アッパバック
32 トランクルームフロア
33 トランクルーム

Claims (4)

  1. 背凭れであるシートバックの構造部材を成す板材製のパネルフレームと、
    着座乗員の頭部を後方から支持するように前記パネルフレームに設けられたヘッドレストと、
    前記パネルフレームの上部に固定され、乗員拘束用シートベルトの端部を巻取って固定するリトラクタと、
    前記パネルフレームに固定され、車体との間でシートバックを選択的に固定するロック機構と、
    前記パネルフレームの面上に設けられ、前記パネルフレームの曲げ剛性を高めるビードとを備える乗物用シートであって、
    前記リトラクタにおける前記乗員拘束用シートベルトの巻取り側前記パネルフレームへの固定位置に対して前記ロック機構の前記パネルフレームへの固定位置を側部下方とし、
    前記ビードは、上下方向に延びて設けられ、しかも前記パネルフレームの上部では、前記リトラクタの固定位置と前記ロック機構の固定位置とを結ぶ方向に沿って傾斜して設けられており、更に、前記ヘッドレストの下方で乗り心地を確保するために重要な着座乗員の腰及び背中に対応する特定部位には設けず、当該特定部位から離間した部位に設けられている乗物用シート。
  2. 請求項1において、
    シートバックには、未使用時はシートバック内部に埋設して格納され、使用時にシートバック表面上の使用位置に移動されるアームレストを備え、
    該アームレストは、前記パネルフレームの前記ビードが設けられた部位の着座乗員側に設けられており、
    前記ロック機構は、前記アームレストの上部に対応して設けられている乗物用シート。
  3. 請求項1又は2において、
    前記パネルフレームの上部に閉断面構造が形成されており、前記リトラクタ及び前記ロック機構は前記閉断面構造の内側にあって前記閉断面構造により被われており、その閉断面構造は、閉断面空間がシートバックの幅方向に延びるように形成されている乗物用シート。
  4. 請求項1ないしのいずれかにおいて、
    前記パネルフレームの着座面側には、乗り心地を確保するためのパッド及び該パッドを前記パネルフレームに対して固定する表皮が順次層を成して被せられており、
    前記パネルフレームの反着座面側の少なくとも中央部には、前記パッド及び前記表皮が被せられず、複数の突起を有する凹凸模様が設けられている乗物用シート。
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