JP6657919B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、電池パックに関する。
従来の電池パックとして、例えば特許文献1に記載の電池パックがある。この従来の電池パックは、筐体内に複数の電池モジュールを収容して構成されている。電池パックは、フォークリフトなどの産業車両におけるカウンタウエイトとしても機能する。複数の電池モジュールは、筐体内に上下3段・左右2列に対向配置され、それぞれ筐体の内側面に固定されている。
特開2009−274651号公報
筐体内で電池モジュールを対向配置させるには、いくつかの構成が考えられる。例えば電池モジュールが固定された固定面と、固定面の縁部に立設された側面とを備えた2つの筐体部材を用意し、固定面同士が対向するように側面の先端同士を突き合わせてボルトなどで締結する構成が挙げられる。しかしながら、このような構成では、側面を立設方向に貫通する長尺のボルトが必要となり、筐体の組立作業性が低下してしまうことが懸念される。また、締結面(側面の先端同士の突き合わせ部分)にボルトが通るため、筐体のシール性が低下してしまうおそれもある。
また、例えば互いに対向する2面が開口する本体部と、2つの蓋部とを用意し、本体部の開口部分をそれぞれ塞ぐように本体部に蓋部をボルトなどで締結する構成も挙げられる。しかしながら、このような構成では、締結箇所が多くなり、筐体の組立作業性を確保することが困難となる。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、筐体内で電池モジュールを対向配置させるにあたって、筐体の組立作業性及びシール性を十分に確保できる電池パックを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池パックは、筐体内に複数の電池モジュールを収容してなる電池パックであって、筐体は、一面側が開口する本体部と、本体部の開口部分を塞ぐ蓋部とによって構成され、本体部は、電池モジュールの第1固定面を有する本体ベース部と、当該本体ベース部の縁部に立設されて開口部分を画成する側壁部とを有し、蓋部は、側壁部の先端面に係合する蓋ベース部と、第1固定面に対向する電池モジュールの第2固定面を有すると共に開口部分に嵌合する嵌合部とを有し、側壁部と嵌合部とは、第1固定面に固定された電池モジュールと第2固定面に固定された電池モジュールとの対向方向に略直交する向きに配置された締結部材によって結合されている。
この電池パックでは、蓋部の嵌合部を本体部の開口部分に嵌合させることにより、筐体内において電池モジュールの対向配置を実現できる。また、この電池パックでは、電池モジュールの対向方向に略直交する向きに配置された締結部材によって本体部の側壁部と蓋部の嵌合部とを結合することで筐体が構成されている。このような構成では、長尺の締結部材は不要であり、締結箇所の増加も回避できる。したがって、筐体の組立作業性を十分に確保できる。側壁部の先端面と蓋ベース部との係合部分に締結部材が配置されず、当該係合部分に締結部材用の貫通孔やネジ孔などを設ける必要がなくなるので、筐体のシール性も容易に確保できる。
また、側壁部の先端面と蓋ベース部との間にシール部材が配置されていてもよい。この構成によれば、側壁部の先端面と蓋ベース部との係合部分に締結部材が配置されないので、シール部材を十分な幅で配置できる。したがって、筐体のシール性を一層容易に確保できる。
また、嵌合部は、第2固定面となる第1壁部と、第1壁部の縁部において第2固定面と反対側に立設される第2壁部とを有し、蓋ベース部は、第2壁部の先端部に設けられたフランジ部であってもよい。これにより、簡単な構成で蓋部を構成できる。また、嵌合部の外面側(第2固定面と反対側)に外部空間が隣接するので、蓋部側からの電池モジュールの放熱性を確保できる。
また、嵌合部は、肉厚の板状をなし、蓋ベース部は、嵌合部よりも肉薄の板状をなしていてもよい。この場合、嵌合部が肉厚の板状であることで、蓋部の剛性を向上できる。
また、蓋ベース部は、中央が開口する枠体となっており、当該開口部分が嵌合部によって塞がれるように嵌合部に結合されていてもよい。この場合、肉厚の嵌合部によって蓋部の剛性の向上を図りつつ、嵌合部の外面側に外部空間が隣接することで、蓋部側からの電池モジュールの放熱性を確保できる。
また、蓋ベース部は、嵌合部の縁部の一部に結合されていてもよい。この場合、嵌合部の外面側に外部空間がより広範囲に隣接するので、蓋部側からの電池モジュールの放熱性を一層確保できる。
また、蓋ベース部は、電池モジュールの対向方向から見て、電池モジュールの配置領域と重ならないように配置されていてもよい。この場合、電池モジュールの配置領域に対して外部空間を隣接させることができるので、蓋部側からの電池モジュールの放熱性を一層確保できる。
また、蓋ベース部は、板状をなし、嵌合部は、複数のブロック体と、蓋ベース部の内面とによって構成されている。これにより、簡単な構成で蓋部を構成できる。また、嵌合部の外面側に外部空間が広範囲に隣接するので、蓋部側からの電池モジュールの放熱性を確保できる。
また、蓋ベース部と嵌合部とは、界面が存在しない一体物となっていてもよい。これにより、嵌合部から蓋ベース部への伝熱効率を向上でき、蓋部側からの電池モジュールの放熱性を一層好適に確保できる。
また、側壁部の先端面にフランジ部が設けられていてもよい。この場合、側壁部の先端面と蓋ベース部との係合部分の幅を一層十分に確保でき、筐体のシール性を向上できる。また、フランジ部を用いることで、筐体の全体の寸法が大型化することも回避できる。
本発明によれば、筐体内で電池モジュールを対向配置させるにあたって、筐体の組立作業性及びシール性を十分に確保できる。
本発明の一側面に係る電池パックが搭載される産業車両の一例を示す側面図である。 第1実施形態に係る電池パックの斜視図である。 図2に示す電池パックに用いられる電池モジュールの一例を示す斜視図である。 図2に示す電池パックの断面図である。 第2実施形態に係る電池パックの断面図である。 第3実施形態に係る電池パックの断面図である。 図6に示した電池パックを蓋部側から見た側面図である。 第3実施形態の変形例に係る電池パックを蓋部側から見た側面図である。 第4実施形態に係る電池パックの断面図である。 別の変形例に係る電池パックの要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る電池パックの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一側面に係る電池パックが搭載される産業車両の一例を示す側面図である。同図では、産業車両としてフォークリフト101を例示する。
フォークリフト101は、車体102と、車体102の前部に配置された荷役装置103と、車体102の中央に配置された運転室104とを備えている。車体102の前下部には、駆動輪105が設けられている。車体102の後下部には、操舵輪106が設けられている。また、車体102には、駆動輪105の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク109の駆動源となる荷役用モータM2とが搭載されている。
荷役装置103は、車体102の前部に立設されたマスト107と、マスト107にリフトブラケット108を介して結合された左右一対のフォーク109と、を有している。フォーク109は、積荷Bを支持するために用いられる。フォーク109は、マスト107に結合されたリフトシリンダ110の駆動力により、リフトブラケット108と共に上下方向に移動可能となっている。また、フォーク109は、マスト107に結合されたティルトシリンダ111の駆動力により、マスト107と共にティルトシリンダ111との結合点を回転中心として前後方向に回動可能とされている。運転室104には、運転者が着座可能な運転シート112が設けられている。運転シート112の前方には、ハンドル113が設けられている。運転室104の下部には、電池パック1が搭載されている。
[第1実施形態]
図2は、第1実施形態に係る電池パックの斜視図である。同図に示すように、電池パック1は、筐体2内に複数の電池モジュール3を収容して構成されている。また、筐体2内には、電池モジュール3の充放電を制御するコントローラ4なども収容されている。筐体2は、例えば鉄などの金属によって略直方体形状に形成されている。この筐体2は、フォークリフト01において、フォーク109によって支持される積荷Bとの重量のつり合いをとるためのカウンタウエイトとしても機能する。
電池モジュール3は、図3に示すように、複数の電池セル11の配列体を有している。各電池セル11は、枠体をなす電池ホルダ12によって保持されている。電池セル11は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であり、ケース内に電極組立体を収容している。電池セル11には、正極端子及び負極端子が設けられている。
各電池セル11は、極性の異なる端子が隣り合うように配列されており、バスバー13によって電気的に直列に接続されている。電池セル11の配列端には、エンドプレート14がそれぞれ設けられている。エンドプレート14には、電池モジュール3を筐体2に固定するためのブラケット15が設けられている。電池モジュール3は、ボルトなどの締結部材により、ブラケット15を介して筐体2に固定される。
続いて、筐体2の構成について更に詳細に説明する。
図4は、電池パック1の断面図である。同図に示すように、筐体2は、一面側が開口する本体部21と、本体部21の開口部分Pを塞ぐ蓋部31とによって構成されている。本体部21は、板状の本体ベース部22と、板状の側壁部23とを有している。本体ベース部22の内面は、電池モジュール3が固定される第1固定面K1となっている。側壁部23は、本体ベース部22の各縁部にそれぞれ立設され、開口部分Pを画成している。
側壁部23の基端部分は、例えば溶接によって本体ベース部22の縁部に固定されている。一の側壁部23の先端部分及び一の側壁部23に対向する他の側壁部の先端部分には、後述のボルト37を挿通させるボルト挿通孔24が、側壁部23の厚さ方向に貫通するように形成されている。ボルト挿通孔24は、例えば側壁部23の先端面23aから僅かに基端側に位置している。開口部分Pの開口縁部、すなわち、側壁部23の先端面23aには、筐体2を気密に封止するシール部材25が配置されている。シール部材25は、側壁部23の厚さと同じ幅で開口縁部に沿って矩形の環状に配置されている。
蓋部31は、平面視において本体ベース部22と同寸法の矩形状をなし、側壁部23の先端面23aに係合する蓋ベース部32と、本体部21の開口部分Pに隙間なく嵌合する嵌合部33とを有している。蓋ベース部32及び嵌合部33は、例えば本体部21の本体ベース部22及び側壁部23よりも肉薄の板状部材をプレス成型することによって、蓋ベース部32及び嵌合部33間の界面が存在しない一体物として形成されている。
嵌合部33は、開口部分Pの断面形状と同形の第1壁部34と、第1壁部34における外面の各縁部にそれぞれ立設された第2壁部35とを有している。第1壁部34の内面は、電池モジュール3が固定される第2固定面K2となっている。一の第2壁部35及び一の第2壁部35に対向する他の第2壁部35には、本体部21における側壁部23のボルト挿通孔24に対応するボルト孔36が、第2壁部35の厚さ方向に貫通するように形成されている。
また、本実施形態では、蓋ベース部32は、嵌合部33における第2壁部35の先端部に設けられたフランジ部39である。フランジ部39は、第2壁部35の先端部から略直角に嵌合部33の外方に突出している。フランジ部39の幅は、側壁部23の厚さと等しくなっている。
以上の構成を有する蓋部31は、嵌合部33を本体部21の開口部分Pに嵌合させることによって、本体部21に対して結合されている。嵌合部33が開口部分Pに嵌合した状態において、蓋部31における第2固定面K2は、本体部21における第1固定面K1と対向する。これにより、筐体2内において、第1固定面K1に固定された電池モジュール3と、第2固定面K2に固定された電池モジュール3とが対向配置される。
また、嵌合部33が開口部分Pに嵌合した状態において、嵌合部33の第2壁部35が本体部21における側壁部23の内面23bに接触し、側壁部23のボルト挿通孔24と第2壁部35のボルト孔36とが連通する。ボルト挿通孔24及びボルト孔36には、第1固定面K1に固定された電池モジュール3と、第2固定面K2に固定された電池モジュール3との対向方向に略直交する向きにボルト(締結部材)37が配置されている。
ボルト37は、側壁部23の外面側からボルト挿通孔24に挿通され、ボルト孔36に螺合されている。ボルト37の先端部分は、ボルト孔36から突出し、当該先端部分に第2壁部35側からナット38が螺合されている。これにより、本体部21に対して蓋部31が強固に結合されている。ナット38の周囲は、接着剤等によって封止してもよい。フランジ部39は、シール部材25を所定量だけ圧縮した状態で側壁部23の先端面23aに係合している。
以上説明したように、電池パック1では、蓋部31の嵌合部33を本体部21の開口部分Pに嵌合させることにより、筐体2内において電池モジュール3の対向配置を実現できる。また、電池パック1では、電池モジュール3の対向方向に略直交する向きに配置されたボルト37によって本体部21の側壁部23と蓋部31の嵌合部33とを結合することで筐体2が構成されている。
このような構成によれば、ボルト37の長さは、側壁部23の厚さと嵌合部33の厚さとを考慮して定めればよく、長尺の締結部材は不要となる。また、本体部に対して複数の蓋部を結合する構成に比べて、締結箇所の増加も回避できる。したがって、筐体2の組立作業性を十分に確保できる。さらに、電池パック1では、側壁部23の先端面23aと蓋ベース部32との係合部分にはボルト37の配置はなされない。このため、当該係合部分にボルト用の貫通孔やネジ孔などを設ける必要がなくなり、シール部材25を十分な幅で配置できる。したがって、筐体2のシール性も容易に確保できる。
側壁部の面内方向に締結部材を通す構成では、側壁部の先端面にボルト用の貫通孔やネジ孔などを設ける必要がある。このため、側壁部の厚さを貫通孔やネジ孔の径よりも大きく確保する必要があり、側壁部の厚さの下限が制限される。これに対し、電池パック1の構成では、ボルト挿通孔24及びボルト孔36によって側壁部23の厚さが制限を受けることはない。したがって、電池パック1をフォークリフト101のカウンタウエイトとして用いる場合には、側壁部23の厚みを大きくして筐体2の重量を確保すればよく、電池パック1の小型化・軽量化の要求がある場合には、側壁部23の厚みを小さくして筐体2を小型化・軽量化すればよい。
また、電池パック1では、嵌合部33が第2固定面K2となる第1壁部34と、第1壁部34の縁部において第2固定面K2と反対側に立設される第2壁部35とを有し、蓋ベース部32が第2壁部35の先端部に設けられたフランジ部となっている。これにより、簡単な構成で蓋部31を構成できる。また、嵌合部33の外面側(第2固定面K2と反対側)に、第1壁部34及び第2壁部35で囲まれる外部空間S(図4参照)が隣接するので、蓋部31側からの電池モジュール3の放熱性を確保できる。
また、電池パック1では、蓋部31が肉薄の板状部材をプレス成型することによって形成され、蓋ベース部32及び嵌合部33間の界面が存在しない一体物となっている。部材間に界面が存在する場合、界面に空気層などが生じることによって伝熱効率が低下することが考えられる。これに対し、電池パックでは、蓋ベース部32及び嵌合部33間の界面が存在しないため、嵌合部33から蓋ベース部32への伝熱効率を向上でき、蓋部31側からの電池モジュール3の放熱性を一層好適に確保できる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係る電池パックの断面図である。同図に示すように、第2実施形態に係る電池パック1Aは、筐体2における蓋部41の構成が第1実施形態と異なっている。
より具体的には、蓋部41では、嵌合部43は、開口部分Pの断面形状と同形肉厚の板状をなしている。また、蓋ベース部42は、本体ベース部22と同等の平面形状で、嵌合部43よりも肉薄の板状をなしている。嵌合部43の厚さは、例えば蓋ベース部42の厚さの数倍程度となっている。嵌合部43の内面は、電池モジュール3が固定される第2固定面K2となっている。また、嵌合部43の側面43aには、側壁部23のボルト挿通孔24に対応するボルト孔46が形成されている。
蓋ベース部42は、側壁部23の幅と等幅で嵌合部43の側面43aから張り出すようにして嵌合部43の外面側に設けられている。嵌合部43と蓋ベース部42とは、接着などによって互いに結合されている。嵌合部43と蓋ベース部42とは、例えば金属板を切削することによって形成してもよい。この場合、嵌合部43と蓋ベース部42とは、界面が存在しない一体物となる。
蓋部41は、嵌合部43を本体部21の開口部分Pに嵌合させることによって、本体部21に対して結合されている。嵌合部43が開口部分Pに嵌合した状態において、蓋部41における第2固定面K2は、本体部21における第1固定面K1と対向する。これにより、筐体2内において、第1固定面K1に固定された電池モジュール3と、第2固定面K2に固定された電池モジュール3とが対向配置される。
また、嵌合部43が開口部分Pに嵌合した状態において、嵌合部43の側面43aが本体部21における側壁部23の内面23bに接触し、側壁部23のボルト挿通孔24と嵌合部43のボルト孔46とが連通する。ボルト挿通孔24及びボルト孔46には、第1固定面K1に固定された電池モジュール3と、第2固定面K2に固定された電池モジュール3との対向方向に略直交する向きにボルト37が配置されている。
ボルト37は、側壁部23の外面側からボルト挿通孔24に挿通され、ボルト孔46に螺合されている。これにより、本体部21に対して蓋部41が強固に結合されている。蓋ベース部42、シール部材25を所定量だけ圧縮した状態で側壁部23の先端面23aに係合している。
以上のような電池パック1Aにおいても、上記実施形態と同様の作用効果を奏し、筐体2内で電池モジュール3を対向配置させるにあたって、筐体2の組立作業性及びシール性を十分に確保できる。また、嵌合部43が肉厚の板状であることで、蓋部41の剛性を向上できる。蓋ベース部42及び嵌合部43を界面が存在しない一体物とする場合には、嵌合部43から蓋ベース部42への伝熱効率を向上でき、蓋部41側からの電池モジュール3の放熱性を好適に確保できる。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態に係る電池パックの断面図である。同図に示すように、第3実施形態に係る電池パック1Bは、筐体2における蓋部51の構成が第2実施形態と異なっている。
より具体的には、電池パック1Bでは、嵌合部43は第2実施形態と同一である一方、蓋ベース部52は、中央が開口する枠体となっており、開口部分Qが嵌合部43によって塞がれるように嵌合部に結合されている。蓋部51の外面側には、開口部分Qから嵌合部43の外面側が露出した状態となっている。嵌合部43と蓋ベース部52とは、接着などによって互いに結合されている。嵌合部43と蓋ベース部52とは、例えば金属板を切削することによって形成してもよい。この場合、嵌合部43と蓋ベース部52とは、界面が存在しない一体物となる。
蓋ベース部52の開口部分Qの断面形状は、図7に示すように、本体部21の開口部分Pの断面形状よりも一回り寸法の小さい矩形状となっている。一方、蓋ベース部52の開口部分Qの断面形状は、第2固定面K2における電池モジュール3の配置領域Rよりも一回り寸法の大きい矩形状となっている。これにより、蓋ベース部52は、電池モジュール3の対向方向から見て、電池モジュール3の配置領域Rと重ならないように配置されている。
以上のような電池パック1Bにおいても、上記実施形態と同様の作用効果を奏し、筐体2内で電池モジュール3を対向配置させるにあたって、筐体2の組立作業性及びシール性を十分に確保できる。また、嵌合部43が肉厚の板状であることで、蓋部51の剛性を向上できる一方、嵌合部43の外面側が開口部分Qから露出して外部空間Sが隣接することで、蓋部51側からの電池モジュール3の放熱性を確保できる。蓋ベース部52及び嵌合部43を界面が存在しない一体物とする場合には、嵌合部43から蓋ベース部52への伝熱効率を向上でき、蓋部51側からの電池モジュール3の放熱性を一層好適に確保できる。
なお、図6及び図7では、蓋ベース部52が枠体である例を示したが、図8に示すように、蓋ベース部52が嵌合部43の縁部の一部に結合されている構成であってもよい。図8の例では、蓋ベース部52は、嵌合部43の一辺において、ボルト37,37間となる領域に帯状に延在している。このような形態においても、図6及び図7に示した形態と同様の作用効果が奏される。また、図6及び図7に示した形態と比べて、嵌合部43の外面側に外部空間Sがより広範囲に隣接するので、蓋部51側からの電池モジュール3の放熱性を一層確保できる。なお、図8の形態では、側壁部23の先端面23aにシール部材25を配置する代わりに、側壁部23と嵌合部43との間を接着剤等によって封止することが好適である。
[第4実施形態]
図9は、第4実施形態に係る電池パックの断面図である。同図に示すように、第4実施形態に係る電池パック1Cは、筐体2における蓋部61の構成が上記実施形態と更に異なっている。
より具体的には、蓋部61では、蓋ベース部62は、第2実施形態と同様の板状をなしている。嵌合部63は、複数のブロック体64と、蓋ベース部62の内面62aとによって構成されている。ブロック体64の設置点数は、蓋部61と本体部21とを締結するボルト37の点数と同数になっている。
複数のブロック体64は、蓋ベース部62の内面62aにおいて、側壁部23の内面23bに接触するように所定の間隔をもって矩形状に配置されている。ブロック体64は、接着等によって蓋ベース部62の内面62aに結合されている。各ブロック体64において、側壁部23の内面に当接する側面64aには、側壁部23のボルト挿通孔24に対応するボルト孔66が形成されている。本実施形態では、蓋ベース部62の内面62aが第2固定面K2となっており、ブロック体64の配置領域よりも内側の領域に電池モジュール3が配置されている。
以上のような電池パック1Cにおいても、上記実施形態と同様の作用効果を奏し、筐体2内で電池モジュール3を対向配置させるにあたって、筐体2の組立作業性及びシール性を十分に確保できる。また、この電池パック1Cでは、ブロック体64を用いることで、簡単な構成で蓋部61を構成できる。さらに、蓋ベース部62の内面62aが第2固定面K2となっており、嵌合部63の外面側に外部空間Sが広範囲に隣接するので、蓋部61側からの電池モジュール3の放熱性を確保できる。
[別の変形例]
図10は、別の変形例に係る電池パックの要部拡大断面図である。同図に示す例では、側壁部23の先端面23aにフランジ部71が設けられている。シール部材25は、フランジ部71によって拡張された側壁部23の厚さと同じ幅で開口縁部に沿って矩形の環状に配置されている。このような形態によれば、側壁部23の先端面23aと蓋ベース部32との係合部分の幅を一層十分に確保でき、筐体2のシール性を向上できる。また、フランジ部71を用いることで、筐体2の全体の寸法が大型化することも回避できる。図10では、第1実施形態の変形例としてフランジ部71を例示したが、他の実施形態においても同様の構成を適用可能である。
1,1A〜1C…電池パック、2…筐体、3…電池モジュール、21…本体部、22…本体ベース部、23…側壁部、23a…先端面、25…シール部材、31,41,51,61…蓋部、32,42,52,62…蓋ベース部、33,43,63…嵌合部、34…第1壁部、35…第2壁部、37…ボルト(締結部材)、39…フランジ部(蓋ベース部)、62a…内面、64…ブロック体、71…フランジ部、K1…第1固定面、K2…第2固定面、P…開口部分、Q…開口部分、R…配置領域。

Claims (10)

  1. 筐体内に複数の電池モジュールを収容してなる電池パックであって、
    前記筐体は、一面側が開口する本体部と、前記本体部の開口部分を塞ぐ蓋部とによって構成され、
    前記本体部は、前記電池モジュールの第1固定面を有する本体ベース部と、当該本体ベース部の縁部に立設されて前記開口部分を画成する側壁部とを有し、
    前記蓋部は、前記側壁部の先端面に係合する蓋ベース部と、前記第1固定面に対向する前記電池モジュールの第2固定面を有すると共に前記開口部分に嵌合する嵌合部とを有し、
    前記側壁部には、前記側壁部の厚さ方向に貫通するボルト挿通孔が形成されており、
    前記嵌合部の側面には、前記ボルト挿通孔に対応するボルト孔が形成されており、
    前記側壁部と前記嵌合部とは、前記ボルト挿通孔及び前記ボルト孔に挿通されたボルトによって結合されている電池パック。
  2. 前記側壁部の先端面と前記蓋ベース部との間にシール部材が配置されている請求項1記載の電池パック。
  3. 前記嵌合部は、前記第2固定面となる第1壁部と、前記第1壁部の縁部において前記第2固定面と反対側に立設される第2壁部とを有し、
    前記蓋ベース部は、前記第2壁部の先端部に設けられたフランジ部である請求項1又は2記載の電池パック。
  4. 前記嵌合部は、肉厚の板状をなし、
    前記蓋ベース部は、前記嵌合部よりも肉薄の板状をなしている請求項1又は2記載の電池パック。
  5. 前記蓋ベース部は、中央が開口する枠体となっており、当該開口部分が前記嵌合部によって塞がれるように前記嵌合部に結合されている請求項4記載の電池パック。
  6. 前記蓋ベース部は、前記嵌合部の縁部の一部に結合されている請求項4記載の電池パック。
  7. 前記蓋ベース部は、前記電池モジュールの対向方向から見て、前記電池モジュールの配置領域と重ならないように配置されている請求項5又は6記載の電池パック。
  8. 前記蓋ベース部は、板状をなし、
    前記嵌合部は、複数のブロック体と、前記蓋ベース部の内面とによって構成されている請求項1又は2記載の電池パック。
  9. 前記蓋ベース部と前記嵌合部とは、界面が存在しない一体物となっている請求項1〜8のいずれか一項記載の電池パック。
  10. 前記側壁部の先端面にフランジ部が設けられている請求項1〜9のいずれか一項記載の電池パック。
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