JP6657905B2 - テーブルトラバース型研削盤 - Google Patents

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Description

本発明は、テーブルトラバース型研削盤に関する。
従来、研削盤には、例えば、砥石台が工作物Wの軸線方向(Z軸方向)に移動して、工作物Wの軸線方向の異なる位置の研削加工を行なう砥石台トラバース型研削盤がある(特許文献1参照)。また、別のタイプの研削盤として、例えば、主軸台が設けられたテーブルをベッド上でZ軸方向に往復移動可能とし、主軸台が支持する工作物Wの移動をテーブルの移動によって、工作物Wの軸線方向の異なる位置の研削加工を行なうテーブルトラバース型研削盤がある(特許文献2参照)。
また、上記の研削盤では、工作物Wの研削を行ないながら、同時に、工作物Wの外径を計測する定寸装置(処理装置)を備えている。そして、計測した工作物Wの外径が所望の寸法に達した時点で加工を停止することで、精度のよい加工結果を得る。このとき、特許文献1の砥石台トラバース型研削盤では、定寸装置を砥石台(砥石車)と一緒に移動させる必要があるため、定寸装置を支持する支持部が砥石台に固定される。この場合、支持部は、砥石台側から工作物Wを跨いで砥石台の反対側(研削盤の手前側)まで延在され、延在した支持部の先端部に定寸装置が固定される。これにより、工作物Wの外径を、砥石車による研削加工と同時に計測可能としている。
特許文献2のテーブルトラバース型研削盤では、砥石台は、工作物Wへの切り込み方向(X軸方向)以外には移動しない。このため、定寸装置を支持する支持部は、テーブルより手前側のベッド上に固定され、常にテーブルを挟んで砥石車と対向するよう配置される。これにより、工作物Wの外径の計測を、砥石車による研削加工と同時に実施可能としている。このように、テーブルトラバース型研削盤では、定寸装置の支持部をベッド上に直接固定することができる。このため、定寸装置の支持部の長さを、砥石台トラバース型研削盤における定寸装置の支持部の長さに対して相対的に短くできるので、支持部に対する定寸装置位置で発生するモーメントも小さくでき、支持部の必要強度(剛性)を確保しやすい。
特開2007−152534号公報 特開2008−161961号公報
しかしながら、主軸台や心押台が有する各機器(制御モータ、エアシリンダ、油圧シリンダ等)を作動させるために、電気線、油圧配管又はエア配管(以上をまとめて接続部材と称す)等が必要である。特許文献2に代表されるテーブルトラバース型研削盤では、主軸台や心押台が移動可能なテーブルに設けられているため、接続部材は、テーブル又は各機器の移動に追従して移動できるよう弛みを持たせて配置される。また、一般に、接続部材を収容するケーブルベヤ(登録商標)が用いられる。
しかし、これらの接続部材の移動のため、確保すべき空間の体積は非常に大きなものとなる。このため、従来、接続部材は、例えば、比較的搭載しやすい、砥石台と隣接する位置、すなわちテーブルより奥側に配置される場合がある。そして、接続部材のこのような配置によって、砥石台周辺に搭載できなくなった他の部品が、テーブルより手前側(テーブルに対する砥石台の側と反対側)のベッド上に配置される場合がある。
しかし、作業者が主軸台の操作、及び工作物Wの交換等を行なうために、テーブルの手前側の奥行をあまり拡大できないという制約がある。これにより、定寸装置を支持する支持部を配置するスペースは制限される。そして、その制限されたスペース内で、例えば、板状のプレートがベッド上に立設され、上方で屈曲される逆L字状に支持部が形成される場合がある。この場合、上方で屈曲され形成された屈曲面の上面に定寸装置が固定される。つまり、剛性が低く低強度で片持ちの支持部しか配置できない虞がある。
また、研削盤では、テーブルの手前側に、定寸装置の他に、振れ止め装置、工作物の搬入出装置等が配置されることがある。振れ止め装置、搬入出装置等の定寸装置以外の処理装置についても同様の問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、テーブルの手前側のベッド上に、定寸装置等の処理装置を支持する高剛性の支持部を備えたテーブルトラバース型研削盤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1のテーブルトラバース型研削盤は、ベッドと、前記ベッド上に設けられ、前記ベッドに対して往復移動するテーブルと、前記テーブル上に設けられ、工作物を回転可能に支持する主軸台と、前記ベッド上に設けられ、前記ベッドに対する前記テーブルの移動方向と直交する方向に往復移動する砥石台と、前記砥石台に回転可能に支持される砥石車と、前記ベッドに取り付けられ、前記工作物に対する所定処理を行う処理装置と、前記処理装置を前記ベッド上に支持する支持部材と、前記テーブルに対して前記砥石車の反対側に配置され、一端が前記ベッドに接続され他端が前記テーブル又は前記テーブルと共に移動する部材に接続され、前記ベッドに対する前記テーブルの移動に伴って変形する可撓性の配線又は配管である接続部材と、前記接続部材を収容し、U字状に形成され、前記U字状の一端が前記ベッドに接続され、前記U字状の他端が前記テーブル又は前記テーブルと共に移動する部材に接続されるケーブル収容部材と、を備えるテーブルトラバース型研削盤であって、前記支持部材は、前記テーブルに対して前記砥石車の反対側に配置され、前記ベッド上に立設される第一脚部と、前記ベッド上であって前記第一脚部と前記テーブルとの間に立設される第二脚部と、前記第一脚部の上端と前記第二脚部の上端とを連結し、上面に前記処理装置が取り付けられる連結部材と、を備えて門形となるよう形成され、前記ケーブル収容部材は、前記テーブルの移動方向の一方に開口する前記U字状に配置される第一ケーブル収容部材と、前記第一ケーブル収容部材に対して前記テーブルの移動方向の他方に位置し、前記テーブルの移動方向の他方に開口する前記U字状に配置される第二ケーブル収容部材と、備え、前記第一脚部及び前記第二脚部は、前記第一ケーブル収容部材の前記U字状の屈曲部位の一部、及び前記第二ケーブル収容部材の前記U字状の屈曲部位の一部が、前記処理装置の下方にある前記第一脚部と前記第二脚部との対向空間を移動可能となるよう配置される。
このように、支持部材は門形で形成されている。このため、支持部材は、片持ちで形成される場合がある従来の支持部材に対して高い剛性を容易に得やすい。その結果、処理装置の安定的な動作結果が得られる。ただし、単に支持部材を門形にしただけでは、スペースの拡大につながる。
そこで、支持部材の第一脚部と第二脚部との対向空間は、接続部材の移動する領域として利用することとした。従って、テーブルの手前側の奥行を拡大することなく、支持部材の剛性を確保できる。さらに、接続部材をテーブルの手前側に配置することで、砥石台の周辺等に他の装置を配置することができる。結果として、研削盤のコンパクト化が図れる。そして、テーブルより手前側に立つ作業者の工作物及び主軸に対する作業性は損なわれることはない。
本発明の実施形態であるテーブルトラバース型研削盤を上面側から見たときの全体構成図である。 本発明の実施形態であるテーブルトラバース型研削盤(砥石台を除く)を前面側から見たときの全体構成図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 ケーブル収容部材の配置を説明するための図2の一部拡大図である。 処理装置の変形例を説明する図である。
(1.テーブルトラバース型研削盤の構成)
以下、本発明の第1の実施形態について図面に基づいて説明する。この実施形態の研削盤は、テーブルトラバース型研削盤(以降においては、研削盤1とのみ称す)である。図1、図2に示すように、研削盤1は、基台であるベッド10と、テーブル20と、主軸台30と、砥石台40と、砥石車Gと、処理装置50と、処理装置50を支持する支持部材60と、制御装置70と、制御装置70とモータ等の各機器とを接続する接続部材80と、接続部材80を収容するケーブル収容部材90と、備える。ただし、以降において、ケーブル収容部材90は、ケーブルベヤ(登録商標)とも称す場合がある。
なお、以降の説明のために、便宜上、制御装置70、接続部材80、及びケーブル収容部材90について、先に簡単に説明しておく。本実施形態では、制御装置70は、第一制御装置71、及び第二制御装置72を備える。第一制御装置71、及び第二制御装置72は、図1における研削盤1のベッド10の左右に固定され配置される。
第一制御装置71は、主に主軸台30、及び主軸31に関する各機器(後述するサーボモータ30a,主軸用サーボモータ31a等)の制御を行なう制御装置である。また、第二制御装置72は、主に心押台32に関する機器(心押台用サーボモータ32a等)の制御を行なう制御装置である。
接続部材80は、例えば、ベッド10に固定される制御装置70(第一制御装置71、第二制御装置72)と上記で説明した各機器と、を接続する可撓性を有する配線、又はベッド10を介してエアや油圧等の動力源と各機器とを接続する配管である。本実施形態では、接続部材80は、第一接続部材81,及び第二接続部材82を備える。
第一接続部材81は、第一制御装置71と上述した各機器とを接続する電気線(配線に相当)である。また、第一接続部材81は、第一制御装置71によって制御される各機器とエア、油圧等の動力源とを接続する配管でもある。第二接続部材82は、第二制御装置72と各機器とを接続する電気線(配線に相当)である。また、第二接続部材82は、第二制御装置72によって制御される各機器とエア、油圧等の動力源とを接続する配管でもある。なお、本実施形態では、配管は図示していない。
また、ケーブルベヤ90(ケーブル収容部材90)は、接続部材80(第一接続部材81,及び第二接続部材82)を収容する部材である。図3に示すように、ケーブルベヤ90は、長方形断面形状を有し、可撓性を備えた筒状部材により形成される。ケーブルベヤ90は、第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92を備える。第一ケーブルベヤ91は、主に第一接続部材81を長方形断面内に収容する。また、第二ケーブルベヤ92は、第二接続部材82を長方形断面内に収容する。
テーブル20は、ベッド10上に設けられる。テーブル20は、螺子送り機構21が駆動されることにより、ベッド10に対してZ軸方向に往復移動する。このとき、Z軸方向は、主軸31の回転軸線方向と平行な方向である。螺子送り機構21は、両端がベッド10に軸承された送りねじ22と、ベッド10に固定され、送りねじ22を回転駆動する送りモータ23と、テーブル20に設けられて送りねじ22とねじ係合するボールナット21aと、を備える。
テーブル20上には、主軸31を支持する主軸台30が設けられる。主軸台30は、テーブル20に固定されるサーボモータ30a(機器)の回転によって図略の螺子送り機構が駆動されると、テーブル20に対しZ軸方向に往復移動される。サーボモータ30aは、第一制御装置71(制御装置70)と、第一接続部材81(接続部材80)を介して接続され、第一制御装置71によって回転が制御される。このとき、第一接続部材81は可撓性を有する電気線である。
また、主軸31は、主軸台30に固定される主軸用サーボモータ31aによって回転される。主軸用サーボモータ31aは、第一接続部材81(接続部材80)を介して第一制御装置71(制御装置70)と接続され、第一制御装置71によって回転が制御される。このとき、第一接続部材81は可撓性を有する電気線である。
また、図1,図2において、テーブル20上の右側には、心押台32が設けられる。主軸31の回転軸センタと心押台32のセンタとは対向し、各センタ軸は同軸に配置される。心押台32は、テーブル20に固定される心押台用サーボモータ32a(機器)の回転によって図略の螺子送り機構が駆動されると、テーブル20に対し、Z軸方向に相対移動される。
心押台用サーボモータ32aは、第二接続部材82(接続部材80)を介して、第二制御装置72(制御装置70)と接続される。このとき、第二接続部材82は可撓性を有する電気線である。そして、主軸台30と心押台32とが各制御装置71,72の制御によって相互に接近する方向に移動し、心押台32の軸のセンタ(図略)と、主軸台30が支持する主軸31のセンタ(図略)と、によって円柱状の工作物Wの両端面が挟持されて、工作物Wが支持される。また、主軸31の回転によって、主軸31と心押台32とにより両端が支持される工作物Wが、回転軸線周りに主軸31と一体回転される。
砥石台40はベッド10上に設けられ、回転駆動可能な砥石車Gを備える。砥石台40は、ベッド10に対して、テーブル20の移動方向(Z軸方向)と直交する方向であるX軸方向(図1において、上下方向)に往復移動する。砥石台40では、図略の電気線を介して、ベッド10に固定される砥石台用サーボモータ40aと、ベッド10に固定される制御装置70(第一制御装置71又は第二制御装置72)とが接続される。
砥石台40は、第一制御装置71の制御による砥石台用サーボモータ40aの正逆転により、図略の送り螺子機構が作動されて、X軸方向に前進及び後退可能である。砥石台40がX軸方向に往復移動することで、砥石車Gが、工作物Wに対して切り込み(研削加工)ができるとともに、工作物Wの研削加工後には、砥石車Gを研削点から退避させることができる。
また、砥石台40では、砥石台40に固定される砥石車用サーボモータ40bの回転作動によって、砥石車Gが回転制御される。本実施形態においては、砥石車用サーボモータ40bとベッド10に固定される制御装置70(第一制御装置71又は第二制御装置72)とは、図略の電気線を介して接続される。なお、砥石車用サーボモータ40bに接続される電気線は、砥石台40の移動に伴い移動するため、可撓製を有するとともに、その長さに若干の余裕を有して配線される。
次に、処理装置50について説明する。処理装置50は、工作物Wに対して所定の処理を行なう装置である。図1〜図3に示すように、処理装置50は、支持部材60を介してベッド10に取り付けられる。処理装置50としては、様々なものが適用可能である。例えば、本実施形態では、処理装置50として、砥石車Gで研削された工作物Wの被研削部Qの外径φA(寸法に相当)を計測する、所謂、定寸装置である寸法測定装置51(測定装置に相当)が設けられる。なお、工作物Wの被研削部Qの外径φAは、本実施形態のように、砥石車Gによる工作物Wの研削加工中に同時に測定してもよい。また、工作物Wの外径φAは、工作物Wの研削終了後に測定するようにしてもよい。
寸法測定装置51は、公知の技術である。よって、詳細な説明は省略し、簡単な説明のみ行なう。図3は、寸法測定装置51(処理装置50)の構成の一例を示すものである。寸法測定装置51は、工作物Wの外周に両側から当接する一対のフィーラ51aと、このフィーラ51aの機械的変位を電気信号に変換する差動トランス等の変位検出部51bとから構成される。そして、一対のフィーラ51aが工作物W方向に前進し、工作物Wの測定部である被研削部Qに係合されると、フィーラ51aの開き度合いが変位検出器51bで検出され、被研削部Qの外径φAが測定される。
寸法測定装置51の信号線は、制御装置70(第一制御装置71又は第二制御装置72)に接続され、制御装置70との間で信号線を介して信号の授受が行なわれる。なお、一対のフィーラ51aを、工作物W方向に向かって前進させる手段、又は工作物Wから離間するため後退する手段は、どのようなものでもよい。例えば、油圧、モータ、エア等の動力を供給、又は遮断して一対のフィーラ51aが前進及び後退できるようにするようにしてもよい。なお、油圧、エア等は、図略の各動力供給源からベッド10を介して各機器に接続する。
なお、処理装置50は、寸法測定装置51に限らず、工作物Wに対して所定の処理を行なう装置であれば、どのようなものでもよい。例えば、処理装置50は、工作物Wの外径φAを計測するのではなく、工作物Wの所定の端面位置のみを計測する測定装置(図示しない)でもよい。
また、処理装置50は、通常、レストの名称で知られる、工作物Wの研削加工時における軸線周りの振れを抑制するための振れ止め装置(図示しない)でもよいし、研削加工の研削点へクーラントを供給するクーラント装置でもよい。さらには、処理装置50は、研削加工後の工作物Wを搬出する搬出装置(図示しない)でもよい。何れも図示しないが、このように処理装置50は、工作物Wに対して所定の処理を行なう装置であれば、どのような形状及び構造を有する装置でもよい。
(2.支持部材の構成)
上述したように、寸法測定装置51(処理装置50)は、支持部材60を介してベッド10上に支持される(図1〜図3参照)。支持部材60は、所定の重量を有する寸法測定装置51が、工作物Wの外径φAを測定する際に、良好な精度で測定できるよう、寸法測定装置51を安定して支持することが可能である強固な構造体である必要がある。
このため、支持部材60は、図3に示すように、何れも板状に形成された第一脚部61と、第二脚部62と、連結部材63とを備える。図3に示すように、第一脚部61は、下端の折り曲げ部の下面が、テーブル20に対して砥石車Gの反対側のベッド10上に、例えば溶接等により固定されて立設される。詳細には、第一脚部61は、図1において、ベッド10上の下方の端部に立設される。なお、このとき、第一脚部61は、板状の部材における平面部が、Z軸方向と略平行になるよう配置される。
第二脚部62は、図1,図3に示すように、第一脚部61とテーブル20との間のベッド10上に立設される。第二脚部62は、第一脚部61と平面部同士が対向する。そして、ベッド10上に、対向する平面部同士が、概ね平行になるよう、下端の折り曲げ部の下面が、例えば溶接等により固定されて立設される。このとき、第一脚部61と第二脚部62との間の対向空間には、図3に示すように、前述した接続部材80(第一接続部材81,及び第二接続部材82)が収容されるケーブル収容部材90(第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92)の一部が、第一脚部61及び第二脚部62と干渉することなく移動可能となる幅を有して形成される。なお、ケーブル収容部材90は、研削盤1の運転中において、そのU字状に屈曲したその屈曲部位V1,V2が、テーブル20の移動の状況に応じて、第一脚部61と第二脚部62との間の対向空間内でZ軸方向に随時往復移動する。ケーブル収容部材90については、後に詳述する。
図3に示すように、連結部材63は、平面部を有する板状部材であり、第一脚部61の上端と第二脚部62の上端とを、例えば、溶接等により連結されて形成される。そして、寸法測定装置51(処理装置50)が、連結部材63の上面に固定され取り付けられる。具体的には、寸法測定装置51は、一対のフィーラ51aが工作物Wの方向に向くよう取り付けられる。また、図2に示すように、本実施形態においては、連結部材63(の上面)は、主軸31(主軸台30)に支持される工作物Wの回転軸線CLより下方になるよう設けられる。
このとき、第一脚部61、第二脚部62、及び連結部材63によって囲まれる空間では、接続部材80(第一接続部材81,及び第二接続部材82)が収容される前述したケーブル収容部材90(第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92)の一部が、空間の内面に干渉することなく空間内を移動可能となっている。
制御装置70は、図1,図2における研削盤1のベッド10の左右に第一制御装置71と、第二制御装置72とを備える。第一制御装置71は、主に主軸台30、及び主軸31に関する各機器(サーボモータ30a,主軸用サーボモータ31a等)の制御を行なう。また、第二制御装置72は、主に心押台32に関する機器(心押台用サーボモータ32a等)の制御を行なう。
ただし、上記はあくまで一例であって、第一制御装置71、及び第二制御装置72が制御する各機器は、上記で説明した内容には限らない。また、2つの制御装置71,72で各機器を制御するのではなく、例えば、一つの制御装置で全ての機器を制御してもよい。また、各機器は油圧やエア等の電気以外の動力源によって作動するものであってもよい。
(3.接続部材及び収容部材の構成)
接続部材80は、上述したように、ベッド10に固定される制御装置70(第一制御装置71、第二制御装置72)、又は各動力源と上記で説明した各機器と、を接続する可撓性を有する配線又は配管である。なお、ここでは、接続部材80は、主に配線であるものとして説明する。
図1に示すように、接続部材80は、一端がベッド10に固定される第一制御装置71又は第二制御装置72に接続される。そして、接続部材80は、その一部が、テーブル20に対して砥石車Gの側と反対側に配置され、他端がテーブル20又はテーブル20と共に移動する各機器(部材に相当する)に接続される。つまり、接続部材80は、制御装置70と、テーブル20と共に移動する各機器と接続されるものである。
しかし、接続部材80の他端は、テーブル20に固定される端子24,25と接続され、その後、端子24,25と接続されるテーブル20内部の図略の配線によって各機器と接続されてもよい。また、制御装置70と、各機器(部材に相当する)とが直接接続されていてもよい。なお、本実施形態では、図1,図2に示すように、接続部材80の他端はテーブル20に設けられた導電性を有する端子24,25と接続され、端子24,25を介して各機器と電気的に接続される。
また、接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)は、テーブル20とベッド10との間の相対移動(図1中、矢印Ar1参照)によって変位する接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)の移動を吸収するよう、例えば、略U字状に屈曲させ、長さにゆとりを持たせて配置している(図3内、破線参照)。
なお、前述したように、接続部材80は、電気線だけではない。接続部材80は、油圧やエア等の電気以外の動力源によって作動する各機器に、各動力源から動力を供給するための可撓性を有する配管であってもよい。
次に、ケーブルベヤ(ケーブル収容部材)90は、図3に示すように、長方形断面形状を有し、可撓性を備えた筒状部材により形成される。図1,図2に示すように、ケーブルベヤ90は、第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92を備える。第一ケーブルベヤ91は、第一接続部材81を長方形断面内に収容する。また、第二ケーブルベヤ92は、第二接続部材82を長方形断面内に収容する。
第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92は、それぞれテーブル20に対して砥石車Gの反対側から見た場合に、テーブル20の移動方向に開口するU字状に配置される。詳細には、第一ケーブルベヤ91は、図1,図2において、左側に配置され、左方向(テーブル20の移動方向の一方に相当)に開口するU字状に配置される(図2参照)。また、第二ケーブルベヤ92は、テーブル20の移動方向の他方(図1,図2において右方向)に配置され、右方向(テーブル20の移動方向の他方に相当)に開口するU字状に配置される(図2参照)。
そして、図4に示すように、第一及び第二ケーブルベヤ91,92の各U字状の各屈曲部位V1,V2は、各U字状の各屈曲部位の頂点T1,T2同士が対向するよう配置される。また、第一及び第二ケーブルベヤ91,92の各U字状の各屈曲部位V1,V2は、ともに支持部材60の第一脚部61と、第二脚部62との間に形成される対向空間を移動可能となるように配置される(図3参照)。
第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92における各U字状の各一端の部位91a,92aは、例えば図略のボルト等によってベッド10に固定される。また、第一ケーブルベヤ91及び第二ケーブルベヤ92におけるU字状の他端の部位91b,92bは、例えば図略のボルト等によってテーブル20(又はテーブル20と共に移動する部材)に設けられる端子24,25に固定される。
また、このとき、第一及び第二ケーブルベヤ91,92のU字状の一端の部位91a,92aは、U字状の他端の部位91b,92bに対して、下方に位置するよう配置される。また、図4に示すように、第一及び第二ケーブルベヤ91,92のU字状の上縁Umax1、Umax2の高さは、支持部材60の連結部材63の下面63aより低くなるよう配置される。
(4.作用)
上記の様に構成された研削盤1では、テーブル20がベッド10に対してZ軸方向に移動されながら、砥石車Gによって工作物Wの研削加工が行なわれて行く際、テーブル20とベッド10との間の相対移動に応じて、第一及び第二ケーブルベヤ91,92及びその内部を通る接続部材80(電気線および配管)も移動する。
つまり、図4の二点鎖線に示すように、テーブル20とベッド10との間の相対移動に応じて、第一及び第二ケーブルベヤ91,92及び接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)におけるU字状に屈曲された各屈曲部位V1,V2の位置が相互に干渉しないよう同方向(図4においては右方向)に向かってロール変形する。そして、その一部は、支持部材60の第一脚部61、第二脚部62、及び連結部材63の間の空間内を通過しながらZ軸方向で移動する。
このとき、各屈曲部位V1,V2の移動方向、及び移動量は同じであるので各屈曲部位V1,V2の頂点T1,T2同士の間の距離Lmは常に一定を保ちながらテーブル20の往復移動に応じた移動を繰り返す。このため、第一及び第二ケーブルベヤ91,92の内部に収容される接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)に無理が生じることはない。これにより、テーブル20とベッド10との相対移動によって接続部材80が切断される虞はない。
そして、砥石車Gによって、工作物Wの各被研削部Qの研削が行なわれるたびに、テーブル20に対し砥石車Gと対向する位置で、支持部材60を介してベッド10に固定される寸法測定装置51(処理装置50)が作動される。詳細には、制御装置70の制御によって、一対のフィーラ51aが、工作物W方向に前進する。このときのフィーラ51aの動力及び前進手段は、どのようなものでもよい。
一対のフィーラ51aが、工作物Wを挟み込み、被研削部Qに係合されると、フィーラ51a間が開く。そして、フィーラ51aの開き度合いが、変位検出器51bで検出され、制御装置70の図略の演算部にて被研削部Qの外径φAが開き度合いに基づき演算される。演算された外径φAが所望の値になると制御装置70は、砥石車Gによる工作物Wの研削を停止する。その後、制御装置70は、一対のフィーラ51aを制御し、初期位置まで後退させる。
このとき、寸法測定装置51は、図1,図2に示す位置において、支持部材60を介してベッド10上に支持される。前述した通り、支持部材60は、第一脚部61と、第二脚部62と、連結部材63とによって、門形に形成される。このため、支持部材60は、土台として強固な構造であるといえる。そして、寸法測定装置51は、強固に形成された支持部材60の連結部材63の上面に固定される。
また、本実施形態においては、工作物Wの被研削部Qに、一対のフィーラ51aを届きやすくするため、連結部材63上において、寸法測定装置51を工作物W側寄りに固定している(図3参照)。しかし、支持部材60は門形であり、工作物W側にも第二脚部62を有している。このため、寸法測定装置51は、第二脚部62によって支持可能である。よって、連結部材63上において、工作物W側に偏って固定される寸法測定装置51を安定して保持することができる。延いては、寸法測定装置51による工作物Wの外径を精度よく測定できる。
(5.上記実施形態による効果)
上記実施形態によれば、テーブルトラバース型研削盤1は、ベッド10と、ベッド10上に設けられ、ベッド10に対して往復移動するテーブル20と、テーブル20上に設けられ、工作物Wを回転可能に支持する主軸台30と、ベッド10上に設けられベッド10に対するテーブル20の移動方向と直交する方向に往復移動する砥石台40と、砥石台40に回転可能に支持される砥石車Gと、ベッド10に取り付けられ工作物Wに対する外径の計測(所定処理に相当)を行う寸法測定装置51(処理装置50に相当)と、寸法測定装置51をベッド10上に支持する支持部材60と、テーブル20に対して砥石車Gの反対側に配置され、一端がベッド10に接続され他端がテーブル20又はテーブル20と共に移動する部材に接続され、ベッド10に対するテーブル20の移動に伴って変形する可撓性の配線又は配管である接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)と、を備える。支持部材60は、テーブル20に対して砥石車Gの反対側に配置され、ベッド10上に立設される第一脚部61と、ベッド10上であって第一脚部61とテーブル20との間に立設される第二脚部62と、第一脚部61の上端と第二脚部62の上端とを連結し寸法測定装置51(処理装置)が取り付けられる連結部材63と、を備える。また、第一脚部61及び第二脚部62は、接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)の一部が第一脚部61と第二脚部62との対向空間を移動可能となるように配置される。
このように、支持部材60は門形で形成されている。このため、支持部材60は、片持ちで形成される場合がある従来の支持部材に対して高い剛性を容易に得やすい。その結果、寸法測定装置51(処理装置50)の安定的な動作結果が得られる。ただし、単に支持部材を門形にしただけでは、スペースの拡大につながる。
そこで、支持部材60の第一脚部61と第二脚部62との対向空間は、接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)の移動する領域として利用することとした。従って、テーブル20の手前側の奥行を拡大することなく、支持部材60の剛性を確保できる。さらに、接続部材80をテーブル20の手前側に配置することで、砥石台40の周辺等に他の装置を配置することができる。結果として、研削盤1のコンパクト化が図れる。そして、テーブル20より手前側に立つ作業者Hの工作物W及び主軸31に対する作業性は損なわれることはない。
また、上記実施形態によれば、テーブルトラバース型研削盤1は、接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)を収容し、U字状に形成され、U字状の一端の部位91a,92aがベッド10に接続され、U字状の他端の部位91b,92bがテーブル20又はテーブル20と共に移動する部材に接続されるケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)を備える。そして支持部材60の第一脚部61及び第二脚部62は、ケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)が第一脚部61と第二脚部62の間の対向空間を移動可能となるように配置される。
これにより、接続部材80(第一接続部材81、第二接続部材82)は、ケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)に収容され保護された状態で、安定して移動できる。このため、配線や配管が移動中に他の部品に引っかかる等により、損傷することはない。
また、上記実施形態によれば、ケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)は、テーブル20に対して砥石車Gの反対側から見た場合に、テーブル20の移動方向に開口するU字状に配置され、ケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)におけるU字状の一端であるベッド10に接続される部位91a,92aは、U字状の他端であるテーブル20又はテーブルと共に移動する部材に接続される部位91b,92bに対して、下方に位置し、支持部材60の連結部材63は、U字状の上縁より高い位置に設けられる。これにより、ケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)は、支持部材60の第一脚部61、第二脚部62、及び連結部材63の間の空間内で、第一脚部61、第二脚部62、及び連結部材63と干渉することなくスムーズに移動可能となる。
また、上記実施形態によれば、ケーブル収容部材90は、テーブルの移動方向の一方(図1において左側)に開口するU字状に配置される第一ケーブル収容部材(第一ケーブルベヤ91)と、第一ケーブル収容部材に対してテーブル20の移動方向の他方(図1において右側)に位置し、テーブル20の移動方向の他方(図1において右側)に開口するU字状に配置される第二ケーブル収容部材(第二ケーブルベヤ92)と、を備える。そして、支持部材60の第一脚部61及び第二脚部62は、第一ケーブル収容部材(第一ケーブルベヤ91)のU字状の屈曲部位V1、及び第二ケーブル収容部材(第二ケーブルベヤ92)のU字状の屈曲部位V2が、第一脚部61と第二脚部62との対向空間を移動可能となるように配置される。
このように、配線、又は配管をテーブル20の移動方向の左右(一方及び他方)に分配しても、左右の第一及び第二ケーブルベヤ91,92のU字状の屈曲部位V1,V2を、ともに支持部材60の第一脚部61及び第二脚部62の間の対向空間内を移動させるようにすることで、テーブルトラバース型研削盤1をコンパクトにできる。
また、上記実施形態によれば、支持部材60の連結部材63は、主軸台30に支持される工作物Wの回転軸線より下方に設けられる。これにより、連結部材63の上面に取り付けられる寸法測定装置51を無理な姿勢でとりつけなくとも、一対のフィーラ51a,51aによって、工作物Wの外径の計測が簡易にできる。また、支持部材60及び寸法測定装置51の手前側に立つ作業者Hが、主軸台30の操作、及び工作物Wの交換等を行なう場合に、寸法測定装置51越しに作業をしても邪魔になりにくい。ただし、連結部材63は、工作物Wの回転軸線より上方に設けてもよい。これによっても、主軸台30、及び工作物Wに対する作業性以外では十分な効果が得られる。
また、上記実施形態によれば、処理装置50は、砥石車Gにより研削加工される工作物Wの外径(寸法)を計測する寸法測定装置51(測定装置)である。このように、高精度で外径寸法測定を行なう必要がある寸法測定装置51を処理装置50として適用することにより、得られる効果は、例えば、振れ止め装置を処理装置として適用した場合と較べて高い。
(6.その他)
なお、上記実施形態では、ケーブル収容部材90(第一及び第二ケーブルベヤ91,92)におけるU字状の一端であるベッド10に接続される一端の部位91a,92aは、U字状の他端であるテーブル20又はテーブルと共に移動する部材に接続される他端の部位91b,92bに対して、下方に位置して設けられる(図2,図4参照)。しかし、この態様には限らない。ケーブル収容部材90におけるU字状の一端と他端は同じ平面上に設けられてもよい。つまり、ケーブル収容部材90は、上方から見た場合にU字を呈していてもよい。
また、上記実施形態では、ケーブル収容部材90、及びケーブル収容部材90に収容される接続部材80は、第一ケーブルベヤ91(第一接続部材81を含む)及び第二ケーブルベヤ92(第二接続部材82を含む)の2つを有するが、この態様には限らない。ケーブル収容部材90は、第一ケーブルベヤ91(第一接続部材81を含む)、及び第二ケーブルベヤ92(第二接続部材82を含む)の何れか一方だけでもよい。一例として、心押台は手動式として、第二ケーブルベヤ92(第二接続部材82を含む)を廃止してもよい。
また、上記実施形態では、寸法測定装置51(処理装置50)が、支持部材60の連結部材63上に直接固定された。しかし、この態様に限らず、変形例として、寸法測定装置51は、図5に示すようなブラケット160を介して連結部材63上に固定されてもよい。この場合、寸法測定装置51、及びブラケット160をまとめて処理装置150とする。このようにすることで、処理装置50を所望の位置に配置しやすくなる。ただし、このとき、ブラケット160が片持ちの支持部となって、処理装置150(51)の安定を損ねることがない形状とすることが必要である。
また、上記実施形態において、説明した主軸台30、主軸31、及び心押台32等の構造は、説明した内容に限らずどのようなものでもよい。たとえば、主軸31及び心押台32の軸は、エア又は油圧によって伸縮する構造を有していてもよい。この場合、エア又は油圧の動力源と主軸31及び心押台32とはベッド10を介してそれぞれ配管で接続される。そして、主軸31側の配管は、第一接続部材81として、第一ケーブルベヤ91に収容される。また、心押台32側の配管は、第二接続部材82として、第二ケーブルベヤ92に収容される。
1・・・研削盤(テーブルトラバース型研削盤)、 10・・・ベッド、 20・・・テーブル、 30・・・主軸台、 30a・・・サーボモータ、 31・・・主軸、 31a・・・主軸用サーボモータ、 32・・・心押台、 32a・・・心押台用サーボモータ、 40・・・砥石台、 50・・・処理装置(寸法測定装置51)、 51a・・・フィーラ、 60・・・支持部材、 61・・・第一脚部、 62・・・第二脚部、 63・・・連結部材、 70・・・制御装置(第一制御装置71,第二制御装置72)、 80・・・接続部材(第一接続部材81、第二接続部材82)、 90・・・ケーブル収容部材(第一ケーブルベヤ91、第二ケーブルベヤ92)、 φA・・・外径、 G・・・砥石車、 Q・・・被研削部、 W・・・工作物。

Claims (5)

  1. ベッドと、
    前記ベッド上に設けられ、前記ベッドに対して往復移動するテーブルと、
    前記テーブル上に設けられ、工作物を回転可能に支持する主軸台と、
    前記ベッド上に設けられ、前記ベッドに対する前記テーブルの移動方向と直交する方向に往復移動する砥石台と、
    前記砥石台に回転可能に支持される砥石車と、
    前記ベッドに取り付けられ、前記工作物に対する所定処理を行う処理装置と、
    前記処理装置を前記ベッド上に支持する支持部材と、
    前記テーブルに対して前記砥石車の反対側に配置され、一端が前記ベッドに接続され他端が前記テーブル又は前記テーブルと共に移動する部材に接続され、前記ベッドに対する前記テーブルの移動に伴って変形する可撓性の配線又は配管である接続部材と、
    前記接続部材を収容し、U字状に形成され、前記U字状の一端が前記ベッドに接続され、前記U字状の他端が前記テーブル又は前記テーブルと共に移動する部材に接続されるケーブル収容部材と、
    を備えるテーブルトラバース型研削盤であって、
    前記支持部材は、
    前記テーブルに対して前記砥石車の反対側に配置され、前記ベッド上に立設される第一脚部と、
    前記ベッド上であって前記第一脚部と前記テーブルとの間に立設される第二脚部と、
    前記第一脚部の上端と前記第二脚部の上端とを連結し、上面に前記処理装置が取り付けられる連結部材と、
    を備えて門形となるよう形成され、
    前記ケーブル収容部材は、
    前記テーブルの移動方向の一方に開口する前記U字状に配置される第一ケーブル収容部材と、
    前記第一ケーブル収容部材に対して前記テーブルの移動方向の他方に位置し、前記テーブルの移動方向の他方に開口する前記U字状に配置される第二ケーブル収容部材と、
    備え、
    前記第一脚部及び前記第二脚部は、前記第一ケーブル収容部材の前記U字状の屈曲部位の一部、及び前記第二ケーブル収容部材の前記U字状の屈曲部位の一部が、前記処理装置の下方にある前記第一脚部と前記第二脚部との対向空間を移動可能となるよう配置される、テーブルトラバース型研削盤。
  2. 前記対向空間では、
    前記第一ケーブル収容部材の前記屈曲部位、及び前記第二ケーブル収容部材の前記屈曲部位の各頂点同士が前記ベッドに対する前記テーブルの前記移動方向において一定の距離を有するよう対向して配置されるとともに、
    前記テーブルが前記ベッドに対して往復移動する際、前記各頂点同士は、前記一定の距離を保ちながら、前記ベッドに対する前記テーブルの相対移動方向に対応する方向に移動する、請求項1に記載のテーブルトラバース型研削盤。
  3. 前記第一ケーブル収容部材及び前記第二ケーブル収容部材の前記U字状の一端である前記ベッドに接続される部位は、前記U字状の他端である前記テーブル又は前記テーブルと共に移動する部材に接続される部位に対して下方に位置し、
    前記連結部材は、前記U字状の上縁より高い位置に設けられる、請求項1又は2に記載のテーブルトラバース型研削盤。
  4. 前記連結部材は、前記主軸台に支持される前記工作物の回転軸線より下方に設けられる、請求項1−3の何れか1項に記載のテーブルトラバース型研削盤。
  5. 前記処理装置は、前記砥石車により研削加工される前記工作物の寸法を計測する測定装置である、請求項1−4の何れか一項に記載のテーブルトラバース型研削盤。
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