JP6657678B2 - 直流モータ及び直流モータの製造方法 - Google Patents
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Description
この構成によれば、給電ブラシを収容するブラシボックスを有するブラシホルダは、ボールベアリングのアウタレースを保持するベアリング保持部を備える。このため、エンドフレームに対するブラシホルダの組付精度に依らず、ボールベアリングをブラシホルダのベアリング保持部に組み付けるだけで容易に、整流子と給電ブラシ(ブラシホルダ)との同軸性を確保することができる。
更に、各ベアリング保持部の配置位置は、周方向に互いに隣り合うブラシボックス間の周方向中心位置に設定されるため、周方向におけるベアリング保持部とブラシボックスとの間隔を最大限確保することができる。これにより、万が一、ボールベアリングの保持によってベアリング保持部が変形した場合に、そのベアリング保持部の変形がブラシボックスに影響を与えて該ブラシボックスが変形するといったことを抑制することができる。
この構成によれば、複数のベアリング保持部が周方向等間隔に設けられるため、ボールベアリングを安定して保持することができる。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、コラムアシスト型であり、基端部にステアリングホイール2を固定したステアリングシャフト3を有し、そのステアリングシャフト3の先端部は、自在継ぎ手4を介して、インターミディエイト5に連結されている。ステアリングシャフト3は、入力軸3aと出力軸3bからなり、円筒状の入力軸3a内に、出力軸3bの一部が貫挿されている。入力軸3aの基端部には、ステアリングホイール2が固定され、出力軸3bの先端部には、自在継ぎ手4が連結されている。また、入力軸3aと出力軸3bの間には、トーションバー(図示せず)が設けられ、入力軸3aの回転に追従して出力軸3bを回転させるようになっている。
図2に示すように、直流モータMは、モータハウジング20と、そのモータハウジング20内に収容されるロータ30(電機子)及びブラシ装置40とを備えている。
ヨーク21は、円形の底部21aと、底部21aの外周縁から軸方向に延びる円筒状の側壁部21bとを有し、軸方向における底部21aとは反対側の端部に開口部21cを有する有底円筒状をなしている。側壁部21bの内周面には界磁磁石23が固着されている。また、ヨーク21の底部21aの中心部には、ロータ30のシャフト31(回転軸)の基端部を軸支するボールベアリング24が設けられている。
ブラシホルダ41は、非磁性体からなる平板状のベースプレート43と、ベースプレート43に固定された4つのブラシボックス44とを有している。ベースプレート43は、ねじ45(図4参照)にてエンドフレーム22の底部22aに固定されており、このベースプレート43の中央部には、ロータ30が挿通される貫通孔43aが形成されている。
複数のブラシボックス44が固定されたベースプレート43のプレート側保持部48にボールベアリング26が保持されている。このため、ブラシボックス44(給電ブラシ42)とボールベアリング26との同軸性が、エンドフレーム22に対するベースプレート43の組付精度に依らず、ボールベアリング26をプレート側保持部48に組み付けるだけで容易に、同軸性が確保されるようになっている。これにより、ボールベアリング26に軸支されるロータ30の整流子34と、ブラシボックス44に収容される給電ブラシ42との同軸性が確保されるため、給電ブラシ42の整流性の悪化が抑制され、その結果、直流モータMの磁気音(振動音)が抑制されるようになっている。
まず、ブラシホルダ41(ベースプレート43)の各プレート側保持部48の内側にボールベアリング26を圧入固定する(ベアリング組付工程)。これにより、ボールベアリング26がベースプレート43に対して高い同軸性をもって組み付けられる。
(1)ブラシホルダ41のベースプレート43は、ボールベアリング26のアウタレース26aを保持する複数のプレート側保持部48を備える。このため、エンドフレーム22に対するブラシホルダ41の組付精度に依らず、ボールベアリング26をブラシホルダ41のプレート側保持部48に組み付けるだけで容易に、整流子34と給電ブラシ42(ブラシホルダ41)との同軸性を確保することができる。
(4)本実施形態の直流モータMの製造方法は、ボールベアリング26をブラシホルダ41のプレート側保持部48に保持させるベアリング組付工程と、プレート側保持部48でボールベアリング26を保持した状態のブラシホルダ41を、エンドフレーム22に固定するブラシホルダ固定工程とを備える。このため、エンドフレーム22に対するブラシホルダ41の組付精度に依らず、ボールベアリング26をブラシホルダ41のプレート側保持部48に組み付けるだけで容易に、整流子34と給電ブラシ42(ブラシホルダ41)との同軸性を確保することができる。
・上記実施形態では、エンドフレーム22にボールベアリング26のアウタレース26aを保持するフレーム側保持部22dを設けたが、これに限らず、例えば、フレーム側保持部22dを設けず、ボールベアリング26のアウタレース26aがプレート側保持部48のみによって保持される構成としてもよい。
・ブラシボックス44及び給電ブラシ42の個数は上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、電動パワーステアリング装置1の駆動用の直流モータMに適用したが、これに特に限定されるものではなく、電動パワーステアリング装置以外の装置に適用してもよい。
Claims (4)
- モータハウジングの一部を構成するエンドフレームと、
シャフト及び該シャフトに固定された整流子を有し、前記モータハウジングに収容されたロータと、
前記シャフトを軸支するボールベアリングと、
前記モータハウジング内において前記エンドフレームに固定され、複数のブラシボックスを周方向等間隔に有するブラシホルダと、
複数の前記ブラシボックスにそれぞれ収容され、前記整流子と摺接する複数の給電ブラシと
を備えた直流モータであって、
前記ブラシホルダは、前記ボールベアリングのアウタレースを保持する複数のベアリング保持部を備え、
前記各ベアリング保持部の配置位置は、周方向に互いに隣り合う前記ブラシボックス間の周方向中心位置に設定されており、
前記エンドフレームは、前記ボールベアリングのアウタレースを保持するフレーム側保持部を備え、
前記ベアリング保持部と前記シャフトの軸中心とを通るように前記シャフトの軸方向に沿って切った断面視において、前記ボールベアリングのアウタレースは、該アウタレースの軸方向全域にわたって、前記ブラシホルダの前記ベアリング保持部と前記フレーム側保持部の両方によって保持されていることを特徴とする直流モータ。 - 請求項1に記載の直流モータにおいて、
複数の前記ベアリング保持部は、周方向等間隔に設けられていることを特徴とする直流モータ。 - 請求項1又は2に記載の直流モータを製造する製造方法であって、
前記ボールベアリングを前記ブラシホルダの前記ベアリング保持部に保持させるベアリング組付工程と、
前記ベアリング保持部で前記ボールベアリングを保持した状態の前記ブラシホルダを、前記エンドフレームに固定するブラシホルダ固定工程と
を備えたことを特徴とする直流モータの製造方法。 - 請求項3に記載の直流モータの製造方法において、
前記ベアリング組付工程と前記ブラシホルダ固定工程との間に、前記エンドフレームに設けられたフレーム側保持部に前記ボールベアリングを保持させるベアリング保持工程を備えたことを特徴とする直流モータの製造方法。
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JP2015170564A JP6657678B2 (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 直流モータ及び直流モータの製造方法 |
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