JP6656004B2 - 配車処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、タクシー配車用AVM(Automatic Vehicle Monitoring)システム等の無線システムを用いた配車処理システムに関する。
近年、無線移動通信システムの発展と共に、手軽に広域エリアを対象とした移動体データ通信を行うことが可能となっている。また、電波を利用した測位技術の発展に伴い、人工衛星を利用したGPS(Global Positioning System)測位システムにより、位置情報を得ることができるようになった。これら無線移動通信システムと測位システムの融合により、移動体のデータ伝送システムや位置管理システムが実用化され、業務無線や公衆無線を通じてタクシーや運送車両の配車効率向上を目的に利用されている。
無線移動通信システムと測位システムを利用した配車処理システムについて、図1に示す概略構成を参照して説明する。
同図の配車処理システムは、管理センタ101と、複数の無線基地局102(102−1,2,・・・,L)と、複数の移動局(車両)104(104−1,2,・・・N)と、GPS衛星105と、複数の配車端末106(106−1,2,・・・,M)を有する配車センタ107とを備えたタクシー配車用AVMシステムである。
以下では、移動局(例えば車載端末)を車両と同義もしくはほぼ同義として説明する。
各無線基地局102は、自局が通信できる通信エリア103を有しており、例えば、無線基地局102−1の通信エリア103−1は、そのエリア内に存する移動局104と無線基地局102−1とが通信できることを示している。
各移動局104は、GPS衛星105からの情報を受けて、移動局となる自車両の位置情報(緯度・経度)を入手することができる。移動局104により入手された位置情報は、移動局(車両)の動態情報と共に、定期的に無線基地局102を通じて管理センタ101へ送られる。
管理センタ101は、複数ある各無線基地局102を通じて、その通信エリア103内に存する移動局104の位置情報と動態情報を収集し、各移動局104の管理を行っている。
このような配車処理システムでは、顧客が配車センタ107に連絡して配車先の位置(例えば、顧客の現在位置などの迎え先)や所望する車両の情報を伝え、配車依頼が行われる。
配車センタ107では、オペレータが配車端末106を操作して、管理センタ101に対して配車要求(配車先の位置や所望する車両の情報)を送信する。
管理センタ101は、配車センタ107から受信した配車要求に従い、収集された各移動局104の位置情報から配車に適した車両を検索(探車)して、指示された配車先の位置まで車両を配車する運用を行う。
ここで、上記のような配車処理システムに関し、これまでに種々の発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、複数の移動局に対して同一内容の文字データ配車を行う場合、基地局より送信する配車通知のポーリングデータ中に、該当移動局が了解返送信号を送信するための順番を示す情報を付加し、基地局から上記ポーリングデータを受信した該当移動局は、乗務員へ了解操作を行うように通知し、了解待ち時間中に了解ボタンが操作されると、その直後の時刻から了解送信タイミングまで所定の順番で了解返送信号を基地局へ複数回繰り返して送信する発明が開示されている。
特開2008−102622号公報
(第1の問題点について)
配車処理システムでは、顧客から受けた配車依頼(注文)に対して、その希望条件に合う車両をいち早く向かわせることが重視される。
配車依頼における車両の希望条件は、顧客に応じて異なり、例えば、車種の指定、車椅子可、なるべく早く迎えに来る等の希望条件がある。場合によっては、例えば、以前乗車した車両の乗務員が横柄だったので除く等のネガティブな希望条件もあり、「条件問わず」の希望条件も当然ある。
上記のような希望条件に合う車両を検索(探車)するためには、車両の情報(乗務員、位置、動態等)を収集・管理する必要がある。
そこで、図2に示すように、移動局104(本例では車載端末)から、各車両の情報(位置情報や動態等)が管理センタ101に収集・管理され、これら車両の情報は配車端末106が必要に応じて参照できる。移動局104からの車両の情報の通知は、毎定時、定周期、一定距離走行、動態変化等の種々のタイミングで行うことができる。
また、顧客から配車依頼があると、その希望条件に合った車両(移動局104)に対して、配車端末106から管理センタ101を通じて配車指示が送信される。しかしながら、配車指示を送信しただけでは、その後に車両がどう行動するか(配車先に向かうか否か等)は不確定である。その理由としては、乗務員がシステムからの指示に従う意思がない場合があることが挙げられる。具体的には、下記(理由A)〜(理由E)などがある。
(理由A)顧客が頻繁に現れる時間や場所を知っているため、システムからの配車指示に頼らずに自由に流して運転したい。
(理由B)特定の顧客と懇意なので、システムからではなく顧客から直接の配車依頼を受けたい。
(理由C)遠方への配車指示は受けたくない。
(理由D)配車指示に応答したからといって必ずしも大きな利益はないため、気分次第で応答する。
(理由E)配車指示に応答しなくても不利益はないため、気分次第で応答する。
なお、(理由A)、(理由B)に該当する乗務員は、売り上げ目標を達成できる見込みを持っているため、自身の考えに従って業務を行う可能性が高い。また、配車指示に従わなくても高い売り上げを達成する乗務員(タクシー会社により異なるが、10〜30%程度存在する)に対しては、会社から従うように強制しにくい場合もある。
車両が配車先に向かうことで依頼された配車業務が完結するので、図3に示すように、配車処理システムは乗務員の意思を確認するシーケンスとすることが多い。すなわち、配車端末106からの配車指示が送信されると、これを受信した移動局104は、配車指示の送信元に自動応答(ACK)を送信することで、配車指示が正常に到達したことを通知する。また、移動局104は、受信した配車指示を画面表示や音声出力して乗務員に知らせ、乗務員によるボタン操作等による意思表示を受けた後に、その操作内容に応じた応答(了解又は拒否)を配車指示の送信元に送信する。
しかしながら、上記のように、乗務員がシステムからの配車指示に従う意思がない理由が多種あることや、乗務員の意思をシステムに従うように変化させることが非常に困難であることが経験上分かっている。
また、後述するように、公衆回線やインターネットを利用して配車指示を行う形態では、各車両(移動局104)に対して順番に配車指示のデータが送信されることになるが、システムからの配車指示に従わない車両がいると、次の車両に配車指示を送信するまでに無駄な時間がかかってしまうため、配車効率が低下してしまう。すなわち、図4に示すように、配車指示を受けても拒否の応答を返さないどころか放置してしまう車両がいると、その車両からの応答を待ち受ける待機時間がタイムアウトするまで次の車両に対する配車指示を行えず、時間的な無駄が生じる。逆に、乗務員がシステムからの配車指示に従う割合(車両が了解の応答を返す割合)を向上させることができれば、配車効率が向上する。
(第2の問題点について)
従来、配車指示は、音声による配車指示とデータによる配車指示の2通りがある。
音声による配車指示では、迎え先(配車先)や配車の時間などを指定した配車指示の音声が、システム内の全車両(移動局104)に対して送信される。車両側では、移動局104より配車指示の音声が出力され、その内容が乗務員に聞こえる。そして、乗務員が行けるか否かを判断し、行けると判断した乗務員は移動局104の応答ボタン(フックボタン)などを操作して応答を返す。この形態では、配車指示の音声がブロードキャストで送信されるので、音声が各移動局104に着信するタイミングはほぼ同時になるため、移動局104からの応答が配車指示の送信元に届いた順に従って配車の車両を決定しても支障がない。
データによる配車指示には、専用の業務用無線機を用いる形態と、公衆回線やインターネットを利用して配車指示を行う形態がある。
専用の業務用無線機を用いる形態では、図5に示すように、データ送信のブロードキャストが可能なので、音声による配車指示の場合と同様に、移動局104からの応答が配車指示の送信元に届いた順に従って配車の車両を決定しても支障がない。
一方、公衆回線やインターネットを利用して配車指示を行う形態では、ブロードキャストを使用できないため、移動局104からの応答が配車指示の送信元に届いた順に従って配車の車両を決定すると、不公平が生じる。これは、図6に示すように、ユニキャストの通信となるために、各車両(移動局104)に対して順番に配車指示のデータを送信する必要があるので、車両の台数が多くなるに連れて、1台目の車両と最後の車両とで配車指示が移動局104に届くまでの時間差が大きくなるためである。このような不公平は、配車指示に応答する意欲を削ぐことになりかねない。
また、全車両(移動局104)に対して配車指示を送信する場合には、配車指示の送信が完了するまでに長い時間がかかるため、配車指示の送信対象となる車両数を何らかの条件で絞り込むことが望ましい。
本発明は、上記のような事情に鑑みて為されたものであり、車両の乗務員が配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることが可能な配車処理システムを提供することを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、配車処理システムを以下のように構成した。
すなわち、本発明に係る配車処理システムでは、管理センタから配車候補の車両に配車指示が送信され、当該車両から配車指示を了解又は拒否する旨の応答が前記管理センタに送信される。
そして、第1構成例として、前記管理センタは、車両の乗務員毎に該乗務員の評価を示す点数を管理し、配車指示を了解する旨の応答を返した車両の乗務員の点数を加算する一方で、配車指示を拒否する旨の応答を返した車両又は配車指示に対して所定時間内に応答を返さなかった車両の乗務員の点数を減算する点数管理手段を備え、乗務員毎の点数に応じて次回の配車候補の車両を選定する。前記車両は、受信した配車指示を表示する表示手段と、配車指示を了解又は拒否する操作を乗務員から受け付ける操作手段とを備え、配車指示を了解する旨の応答を送信する場合に、配車指示を表示してから配車指示を了解する操作を受け付けるまでの配車応答時間を送信する。前記点数管理手段は、配車指示を了解する旨の応答を返した乗務員に対する加点を、配車応答時間が短いほど大きくする。
第1構成例の配車処理システムによれば、乗務員の意欲の有無を点数制により視覚化できるため、公平且つ分かり易い評価をすることができる。また、乗務員毎の点数に応じて次回の配車候補の車両を選定するので、意欲のある乗務員を優遇する、或いは意欲のない乗務員を冷遇する等の差別化を図ることができ、乗務員が配車指示に対して応答を返す意欲を向上させることができる。また、配車応答時間(配車指示の表示から配車指示を了解する操作があるまでの時間)を考慮して加点を行うので、複数の車両に対して順番に配車指示する形態でも不公平がなく、配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることができる。
ここで、第1構成例において、前記表示手段は、配車指示で指定された配車先の位置情報を表示し、前記点数管理手段は、配車指示を了解する旨の応答を返した乗務員に対する加点を、乗務員の車両の現在位置から配車先の位置までが遠いほど大きくする構成としてもよい。
これにより、乗務員は配車先の位置を認識した上で配車指示を了解するか否かを判断できる。そして、配車指示を了解する旨の応答を返した乗務員に対する加点が、乗務員の車両の現在位置から配車先の位置までが遠いほど大きくなるので、配車先まで遠くても積極的に了解の応答を返すように乗務員の意欲を向上させることができる。
また、第1構成例の配車処理システムにおいて、前記点数管理手段は、配車指示を了解する旨の応答を返した連続回数が所定回数を上回った乗務員に対して、更に加点する構成としてもよい。また、前記点数管理手段は、配車指示を拒否する旨の応答を返した連続回数又は配車指示に対して所定時間内に応答を返さなかった連続回数が所定回数を上回った乗務員に対して、更に減点する構成としてもよい。また、前記管理センタは、点数が第1規定値を上回った乗務員の車両を配車候補の上位にする機能、又は、点数が第2規定値を下回った乗務員の車両を配車候補の対象外にする機能の少なくとも一方を有する構成としてもよい。
これにより、配車指示を了解する旨の応答を返すことが多くなるほど、配車候補に優先的に選定されるようになるので、乗務員が配車指示に対して了解の応答を返す意欲を更に向上させることができる。
また、第2構成例として、前記管理センタは、配車指示に対する応答に基づいて配車の車両を決定する配車決定手段を備える。前記車両は、受信した配車指示を表示する表示手段と、配車指示を了解又は拒否する操作を乗務員から受け付ける操作手段とを備え、配車指示を了解する旨の応答を送信する場合に、配車指示を表示してから配車指示を了解する操作を受け付けるまでの配車応答時間を送信する。前記配車決定手段は、複数の車両から配車指示を了解する旨の応答を受信した場合に、前記配車応答時間が最も短い車両を配車の車両に決定する。
第2構成例の配車処理システムによれば、複数の車両から配車指示を了解する旨の応答を受信した場合に、配車応答時間(配車指示の表示から配車指示を了解する操作があるまでの時間)が最も短い車両を配車の車両に決定するので、車両間での不公平が少なく、配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることができる。
また、第3構成例として、前記管理センタは、配車指示に対する応答に基づいて配車の車両を決定する配車決定手段を備える。前記車両は、受信した配車指示を表示する表示手段と、配車指示を了解又は拒否する操作を乗務員から受け付ける操作手段とを備え、配車指示を了解する旨の応答を送信する場合に、配車指示を了解する操作を受け付けた配車応答時刻を送信する。前記配車決定手段は、複数の車両から配車指示を了解する旨の応答を受信した場合に、前記配車応答時刻が最も早い車両を配車の車両に決定する。
第3構成例の配車処理システムによれば、複数の車両から配車指示を了解する旨の応答を受信した場合に、配車応答時刻(配車指示を了解する操作を受け付けた時刻)が最も早い車両を配車の車両に決定するので、車両間での不公平が少なく、配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることができる。
ここで、第1乃至3の構成例において、前記管理センタは、複数に分割された配車エリアの情報を記憶し、配車エリア毎に、該配車エリア内の位置に配車する配車候補の車両を選定する条件が設定される構成としてもよい。
これにより、各配車エリアの特性(例えば、顧客ニーズ、線路の有無、渋滞の発生し易さ等)に合わせて配車候補の車両を選定できるようになり、配車効率を向上させることができる。
また、第1乃至3の構成例において、前記管理センタは、前記配車決定手段による決定内容の情報を配車候補の車両に送信し、前記表示手段は、受信した決定内容の車両の情報を表示する構成としてもよい。
これにより、配車指示の了解の応答を返したが配車の車両に決定されなかった場合でも、その車両の乗務員は、配車する車両に関する決定内容の情報(応答順位や1位との時間差など)を確認することができるので、乗務員が配車指示に対して迅速に了解の応答を返すように意欲を向上させることができる。
本発明に係る配車処理システムによれば、車両の乗務員が配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることができる。これにより、タクシー会社の売上向上に繋がると共に、配車依頼した顧客に対する配車を速やかに行うことができ、顧客満足度を向上させることもできる。
配車処理システムの概略構成を示す図である。 移動局(車載端末)から車両の情報を収集するシーケンス例を示す図である。 移動局(車載端末)に対する配車指示の送信及びその応答のシーケンス例を示す図である。 移動局(車載端末)から配車指示の応答が無い場合のシーケンス例を示す図である。 配車指示のデータをブロードキャストで送信する場合のシーケンス例を示す図である。 配車指示のデータをユニキャストで送信する場合のシーケンス例を示す図である。 管理センタの構成例を示す図である。 移動局(車載端末)の構成例を示す図である。 乗務員の点数を加算する例を示す図である。 乗務員の点数を減算する例を示す図である。 乗務員の点数を加算・減算する例を示す図である。 配車指示の送信から了解応答の返信までのシーケンス例を示す図である。 配車指示の送信から了解応答の返信までの間における遅延要素を示す図である。
本発明の一実施形態に係る配車処理システムの例について、図面を参照して説明する。
本例の配車処理システムは、図1を参照して既に説明したように、管理センタ101と、複数の無線基地局102(102−1,2,・・・,L)と、複数の移動局(車両)104(104−1,2,・・・N)と、GPS衛星105と、複数の配車端末106(106−1,2,・・・,M)を有する配車センタ107とを備えた構成となっている。
基本的な構成は、従来技術等として既に説明したものと同様なので説明を省略する。
図7には、管理センタ101の構成例を示してある。
本例の管理センタ101は、AVMサーバ201と、経路探索サーバ202とを備えている。なお、管理センタ101の各構成要素は同じ場所に存在する必要はなく、別のネットワーク上にそれぞれ設置されていてもよい。
経路探索サーバ202は、本システムを利用するタクシー会社の営業エリアを含む地図データや経路データを保持するデータベース204を備えており、AVMサーバ201などからの要求に応じて、2つの地点(例えば、車両の現在位置と配車先の位置)の間を結ぶ経路の探索や、これら地点間の直線距離、経路距離、想定移動時間などの算出を行う。
AVMサーバ201は、車両マスタ、乗務員マスタ、配車エリアマスタ、動態情報、受付情報などの各種データを保持するデータベース203を備えており、これらのデータや経路探索サーバ202を利用して、配車に適した車両の検索(探車)や、検索された車両の中から配車端末106のオペレータ等により配車候補に選定された車両に対する配車指示の送信などを行う。
AVMサーバ201から送信される配車指示は、音声による配車指示であってもよく、データによる配車指示であってもよい。また、データによる配車指示は、専用の業務用無線機を用いる形態でもよく、公衆回線やインターネットを利用して配車指示を行う形態でもよい。
図8には、移動局104(本例では車載端末)の構成例を示してある。
移動局104は、GPS衛星105から送信される情報(緯度・経度の位置情報や時刻情報)を受信するGPS受信部401と、各種の情報を表示出力する表示部402と、無線基地局102を介して通信を行う通信部403と、各種の制御を行う制御部404と、各種のデータを記憶する記憶部405と、乗務員から操作入力を受け付ける操作部406とを有している。
移動局104は、AVMサーバ201から送信された配車指示を通信部403により受信すると、配車指示の内容を表示部402に表示出力したり音声出力したりして乗務員に知らせ、乗務員による意思表示を操作部406で受け付け、その操作内容に応じた応答(了解又は拒否)をAVMサーバ201に送信する。以下では、配車指示を了解する旨の応答を「了解応答」、配車指示を拒否する旨の応答を「拒否応答」、配車指示に対して所定時間内に応答しないことを「無応答」とする。
AVMサーバ201は、移動局104から受けた応答に基づいて配車の車両を決定する。例えば、複数の車両を配車候補に選定して配車指示を送信した結果、顧客に配車を依頼された車両数より多くの車両から了解応答を受けた場合には、その中から依頼の車両数の車両を配車の車両に決定する。この決定は、配車端末106のオペレータにより手動で行ってもよく、所定の優先基準に従って自動で行ってもよい。AVMサーバ201は、配車の車両を決定すると、該当する車両にその旨を通知して、配車先に向かわせる。なお、いずれの車両からも了解応答が無い場合には、他の車両を配車候補に選定して、再度配車指示の送信を行う。
以下、本発明に係る配車処理システムの特徴について、実施例を通じて説明する。
第1実施例に係る配車処理システムでは、管理センタ101は、車両の乗務員毎に該乗務員の評価を示す点数を管理する点数管理部301を備え、その点数に応じて乗務員に優遇措置や冷遇措置を施す。本例では、点数管理部301をAVMサーバ201に設けているが、他のサーバ(例えば、専用のサーバ)に設けても構わない。
まず、乗務員の点数の加算及び優遇措置について説明する。
点数管理部301は、以下に例示するような種々の要因に応じて、該当する乗務員の点数を加算する。なお、これらは例示であり、他の要因により加点しても構わない。
(1)了解応答を返した車両の乗務員の点数に、所定値を加算する。1回の了解応答毎に加算してもよく、n1回(n1は、2以上の整数)の了解応答毎に加算してもよい。
(2)了解応答して配車車両に決定された後に顧客にキャンセルされると売り上げ減となるので、これを補うべく、該当する乗務員の点数に、ボーナス値を加算する。
(3)車両が少ない時間帯に協力があると会社として助かるので、所定の時間帯に了解応答を返した場合に、ボーナス値を加算する。
(4)車両が少ないエリアからの協力があると会社として助かるので、所定のエリアに存する車両から了解応答を返した場合に、ボーナス値を加算する。
(5)了解応答の連続回数が所定回数m1(m1は、2以上の整数)を上回った場合に、ボーナス値を加算する。
(6)了解応答を返した車両の配車距離(車両の現在位置から配車先の位置までの距離)が所定距離Lを超える場合に、ボーナス値を加算する。一定距離毎に加算してもよい。
(7)乗務時間が所定時間Tを超える毎に、ボーナス値を加算する。
(8)点数が所定値P1を上回った場合に、ボーナス値を加算する。
(9)配車指示に対する了解応答の速さに応じた値を加算する。
具体的には、複数の車両から了解応答を受けた場合に、以下のように加点する。
(a)了解応答が管理センタ101に速く届いた順に加点を大きくする。
(b)移動局104から通知される配車応答時間(配車指示が表示されてから乗務員が了解操作を行うまでの時間(移動局104で計測))が短い順に加点を大きくする。
(c)移動局104から通知される配車応答時刻(乗務員が了解の操作を行った時刻)が早い順に加点を大きくする。
なお、(b)は、データによる配車指示を公衆回線やインターネットを利用して行う場合(ユニキャストで配車指示する場合)に特に有効である。(詳細については、実施例2で図12、図13を参照して説明する。)
また、(c)は、車両間で時刻差が出ないようにする必要があり、例えば、GPSで取得した時刻を使用することが好ましい。
そして、点数管理部301は、点数が優遇装置規定値を上回った乗務員に対して優遇措置を施すように制御する。優遇措置としては、一例として、以下に説明するような、配車優先権の付与がある。
すなわち、点数管理部301は、点数が優遇装置規定値を上回った乗務員の車両(移動局104)に対し、配車優先権を得た旨を示す優先権情報を送信する。優先権情報を受信した移動局104は、乗務員が配車優先権を得た旨の表示を行う。乗務員は、移動局104の表示を見て配車優先権を得たことを認識し、必要に応じて配車優先権を使用する旨の操作入力を行う。移動局104は、配車優先権を使用する旨の操作入力があると、配車優先権を使用する旨を示す優先権使用情報を点数管理部301に送信する。点数管理部301は、受信した優先権使用情報に該当する車両を、次回(或いは以後一定回数)の配車候補の選定において、より上位にあげるようAVMサーバ201を制御する。これにより、該当する車両は、他の車両よりも多くの配車指示を受けることができ、売り上げの増加を期待できる。
なお、上記以外の優遇措置であってもよく、例えば、上位乗務員として表彰する対象に設定するようにしてもよい。
図9には、乗務員の点数を加算する例をグラフで示してあり、横軸は時間経過を表し、縦軸は乗務員の点数(ポイント数)を表している。
同図の例では、了解応答1回毎に加点(+1点)、3回連続了解応答でボーナス加算(+1点)、配車距離が一定距離を超える毎にボーナス加算(+1点)している。また、優先権付与規定値(優遇装置規定値)を+10点に設定してあり、配車優先権を使用した場合に減点(−10点)するように設定してある。
次に、乗務員の点数の減点及び冷遇措置について説明する。
点数管理部301は、以下に例示するような種々の要因に応じて、該当する乗務員の点数を減算する。なお、これらは例示であり、他の要因により減点しても構わない。
(1)拒否応答を返した車両又は無応答の車両の乗務員の点数から、所定値を減算する。1回の拒否応答又は無応答毎に減算してもよく、n2回(n2は、2以上の整数)の拒否応答又は無応答毎に減算してもよい。また、拒否応答又は無応答の理由が、車両故障や渋滞等のような特定の事情による場合には、減算しない(或いは、そのような事情が判明した段階で減算を取り消す)ようにしてもよい。
(2)拒否応答又は無応答の連続回数が所定回数m2(m2は、2以上の整数)を上回った場合に、罰則値を減算する。
(3)所定の期間内に複数回の拒否応答又は無応答があった場合に、2回目以降は通常より多く減算する。
(4)点数が所定値P2を下回った場合に、罰則値を減算する。
そして、点数管理部301は、点数が冷遇措置規定値を下回った乗務員に対して冷遇措置を施す。冷遇措置としては、一例として、以下に説明するような、配車候補からの除外がある。
すなわち、点数管理部301は、点数が冷遇措置規定値を下回った乗務員の車両について、次回(或いは以後一定回数)の配車候補の対象外となるようAVMサーバ201を制御する。これにより、該当する車両は、しばらくの間は配車指示が受けられなくなり、その乗務員の売り上げの低下につながる。
なお、上記以外の冷遇措置であってもよく、例えば、下位乗務員として掲示する対象に設定するようにしてもよい。
図10には、乗務員の点数を減算する例をグラフで示してあり、横軸は時間経過を表し、縦軸は乗務員の点数(ポイント数)を表している。
同図の例では、拒否応答1回毎に減点(−1点)、無応答1回毎に減点(−2点)、拒否応答又は無応答が連続する毎に罰則減点(−1点)している。また、配車除外規定値(冷遇措置規定値)を−5点に設定してある。
また、上記の例では、乗務員の点数の加点及び優遇措置と、減点及び冷遇措置とを別々に説明したが、これらは組み合わせても当然構わない。
図11には、乗務員の点数を加算・減算する例をグラフで示してあり、横軸は時間経過を表し、縦軸は乗務員の点数(ポイント数)を表している。
同図の例では、点数の加算と減算を組み合わせた様子を示しており、了解応答1回毎に加点(+1点)、営業時間(乗務時間)1時間毎に加点(+1点)、拒否応答又は無応答毎に減点(−7点)している。また、優先権付与規定値(優遇装置規定値)を+3点に設定してあり、配車除外規定値(冷遇措置規定値)を−3点に設定してある。
なお、加算・減算する点数や、優遇措置規定値、冷遇措置規定値は、期間別(日毎、週毎、月毎、年毎等)に設定してもよく、これらを組み合わせた運用としてもよい。
また、優遇措置による配車優先権を一定個数以上保持している乗務員に対しては、無応答があっても所定数までは減点対象にしないように設定してもよい。
また、冷遇措置によって配車候補から除外する対象となった場合に、配車候補からの除外を行うまでに猶予期間を設け、猶予期間内に了解応答を所定回数行えば、配車候補からの除外を解除するように設定してもよい。
以上のような構成により、乗務員の意欲の有無を点数制により視覚化できるため、公平且つ分かり易い評価をすることができる。また、乗務員毎の点数に応じて次回の配車候補の車両を選定するので、意欲のある乗務員を優遇する、或いは意欲のない乗務員を冷遇する等の差別化を図ることができる。このため、乗務員が配車指示に対して応答を返す意欲を向上させることができる。これにより、タクシー会社の売上向上に繋がると共に、配車依頼した顧客に対する配車を速やかに行うことができ、顧客満足度を向上させることもできる。
また、配車指示に対する了解応答の速さに応じた値を加算するようにすることで、配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることができる。特に、配車応答時間(配車指示が表示されてから乗務員が了解の操作を行うまでの計時時間)が短い順に加点を大きくする構成によれば、複数の車両に対して順番に配車指示する形態でも、車両間の不公平がなくなる。
第2実施例に係る配車処理システムでは、管理センタ101のAVMサーバ201は、配車候補の車両を選定して配車指示を送信する配車指示部302と、配車指示に対する了解応答を複数の車両から得た場合に、その中から配車の車両を決定する配車決定部303を備え、配車指示に対する了解応答の速さに応じた順に従って配車の車両を決定する。
配車指示部302は、まず、配車指示を送信する対象となる配車候補の車両の絞り込みを行う。車両の絞り込みは、例えば、下記(1)〜(3)の条件を用いて行われる。
(1)範囲での絞り込み
事前に、本システムを利用するタクシー会社の営業エリアを複数の配車エリアに分割して、その情報をデータベース203に記憶させておく。また、配車エリア毎に、そのエリア内の位置に対して配車可能な車両の範囲を設定しておく。車両の範囲は、「配車先から半径5km以内に存する車両」のように距離で指定してもよく、「10分以内で配車可能な車両」のように時間で指定してもよく、種々の要件を指定することができる。なお、時間指定の場合には、配車時間の計算のために車両の平均時速を設定しておくことが望ましい。また、距離指定の範囲について、円形で設定してもよいし、四方のように正方形で設定してもよい。
配車先の場所が決まったら、その位置を含む配車エリアに配車する車両を、該当する配車エリアについて設定された範囲に基づいて絞り込む。なお、配車先が配車エリア外の場合(いずれの配車エリアにも含まれない場合)には、予め設定しておいたシステムのデフォルトの範囲に基づいて絞り込めばよい。
(2)動態での絞り込み
車両のメータの状態(空車、賃走(実車)、回送などの状態)や、車両の現在位置(経度・緯度)、車両の進行方向、車両の進行速度などの情報を動態情報と呼び、この状態に応じて車両を絞り込む。
タクシー会社の運用ルールにもよるが、例えば、空車の車両だけを対象にするなどの条件を予め設定しておき、その条件に適合する車両に絞り込む。
(3)車両や乗務員の属性による絞り込み
車種(大型、中型など)、車両の色など、配車依頼で指示された車両の条件に適合する車両に絞り込む。
また、女性の乗務員、英語が話せる乗務員など、配車依頼で指示された乗務員の条件に適合する乗務員の車両に絞り込む。
配車指示部302は、上記(1)〜(3)などの条件に基づいて配車候補の車両を絞り込むと、配車候補の車両に対して配車指示を送信する。
配車指示には、配車先の位置(迎え先の住所や配車先名)、予約注文/即時注文を示すフラグ、予約注文の場合の配車の予約時間(配車しなければいけない時間)などの情報が含まれており、配車指示を受信した移動局104は、その情報を出力(例えば、表示部402に表示出力)して乗務員に知らせる。
乗務員は、配車指示を了解するか拒否するかを判断して操作部406を操作する。これにより、操作部406の操作内容に応じた応答(了解応答又は拒否応答)が返信される。
配車決定部303は、配車指示に対する了解応答を複数の車両(配車依頼された車両数より多くの車両)から得た場合に、その中から配車の車両を決定する。
(1)所要時間で選ぶ場合(近い順)
了解応答を返した車両について、経路探索サーバ202により経路探索して配車先の位置までの所要時間を算出する。そして、了解応答を返した車両の中で所要時間が短い順に、配車の車両に決定する。
(2)乗務員が応答を返した順で選ぶ場合
管理センタ101へ了解応答を返した順で、配車の車両を決定する。
具体的には、複数の車両から了解応答を受けた場合に、以下のように配車の車両を決定する。
(a)了解応答が管理センタ101に速く届いた順に配車の車両を決定する。
(b)移動局104から通知される配車応答時間(配車指示が表示されてから乗務員が了解操作を行うまでの時間(移動局104で計測))が短い順に配車の車両を決定する。
(c)移動局104から通知される配車応答時刻(乗務員が了解の操作を行った時刻)が早い順に配車の車両を決定する。
なお、(b)は、データによる配車指示を公衆回線やインターネットを利用して行う場合(ユニキャストで配車指示する場合)に特に有効である。また、(c)は、車両間で時刻差が出ないようにする必要があり、例えば、GPSで取得した時刻を使用することが好ましい。
ここで、(1)所要時間で選ぶ場合(近い順)と(2)乗務員が応答を返した順で選ぶ場合を組み合わせて、例えば一定の所要時間内に配車先に到着可能な車両の中から、応答の返した順番で選ぶようにしてもよい。
本例では、配車決定部303で、上記の条件に従って配車の車両を決定するが、例えば、了解応答を返した車両のリストを配車端末106に送信してオペレータに提示し、オペレータが配車の車両を決定するようにしてもよい。
また、上記の条件は一例であり、例えば、待機場所で待機中の車両を優先的に配車の車両に決定するなど、他の条件を用いて配車の車両を決定してもよい。
配車決定部303は、配車の車両を決定すると、その内容を示す配車決定情報を、了解応答を返した車両に対して送信する。
配車決定情報を受信した移動局104は、その内容を出力(例えば、表示部402に表示出力)して乗務員に知らせる。これにより、了解応答を返したが配車の車両に決定されなかった場合でも、その車両の乗務員は、配車する車両に関する決定内容の情報(応答順位や1位との時間差など)を確認できる。
ここで、配車の車両の決定を配車応答時間に基づいて行う方式(上記(2)(b)の方式)について更に説明する。
ユニキャストによる配車指示に関し、図12には、配車指示の送信から了解応答の返信までのシーケンス例を示してあり、図13には、配車指示の送信から了解応答の返信までの間における遅延要素について示してある。
このように、ユニキャストによる配車指示では、配車指示の送信から了解応答の返信までの間には、下記(1)〜(9)の遅延要素がある。
(1)配車端末106からAVMサーバ201に配車指示を伝送する際に、配車指示送信遅延が生じる。複数台の車両に対して配車指示を送信するため、その車両が何台目かで遅延時間が変わる。
(2)AVMサーバ201から公衆網無線局に配車指示を伝送する際に、インターネット遅延が生じる。この遅延量は、ネットワークの状況による。
(3)移動局104が配車指示に対してACKを返す際に、配車指示受信処理遅延が発生する。この遅延量は、移動局104(車載端末)の状況による。
(4)公衆網無線局からAVMサーバ201にACKを伝送する際に、インターネット遅延が生じる。この遅延量は、ネットワークの状況による。
(5)AVMサーバ201がACKに対してACK応答を返す際に、AVM処理遅延が生じる。この遅延量は、AVMサーバ201の状況による。
(6)AVMサーバ201から公衆網無線局にACK応答を伝送する際に、インターネット遅延が生じる。この遅延量は、ネットワークの状況による。
(7)移動局104がACK応答を受信して配車指示を表示する際に、表示までの遅延が生じる。この遅延量は、移動局104(車載端末)の状況による。
(8)乗務員が表示を見て了解操作を行う際に、遅延が生じる。この遅延量は、乗務員に依存する。
(9)公衆網無線局からAVMサーバ201に了解応答を伝送する際に、インターネット遅延が生じる。この遅延量は、ネットワークの状況による。
ユニキャストによる配車指示において、了解応答の到着順に配車の車両を決定する方式では、上記(1)〜(9)の各遅延の違いが全く考慮されないので、車両間で不公平があるが、配車応答時間が短い順に配車の車両を決定する方式では、乗務員が判断に要した時間が短い順に配車の車両を決定できるので、車両間で不公平がない。
以上のような構成により、複数の車両から配車指示を了解する旨の応答を受信した場合に、乗務員が応答を返した順を正確に判断して配車の車両を決定できるので、車両間での不公平が少なく、配車指示に対して速やかに応答を返すように意識づけることができる。これにより、タクシー会社の売上向上に繋がると共に、配車依頼した顧客に対する配車を速やかに行うことができ、顧客満足度を向上させることもできる。
なお、本発明は、本発明に係る処理を実行する方法や方式、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
また、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。例えば、第1実施例の一部又は全ての要素と第2実施例の一部又は全ての要素とを組み合わせて配車処理システムを構成するようにしてもよい。
本発明は、無線システムを用いて配車指示を行う種々の形式の配車処理システムに利用することができる。
101:管理センタ、 102(102−1,2,・・・,L):無線基地局、 103(103−1,2,・・・,L):通信エリア、 104(104−1,2,・・・N):移動局(車両)、 105:GPS衛星、 106(106−1,2,・・・,M):配車端末、 107:配車センタ、
201:AVMサーバ、 202:経路探索サーバ、 203,204:データベース、 301:点数管理部、 302:配車指示部、 303:配車決定部
401:GPS受信部、 402:表示部、 403:通信部、 404:制御部、 405:記憶部、 406:操作部

Claims (8)

  1. 管理センタから配車候補の車両に配車指示が送信され、当該車両から配車指示を了解又は拒否する旨の応答が前記管理センタに送信される配車処理システムにおいて、
    前記管理センタは、車両の乗務員毎に該乗務員の評価を示す点数を管理し、配車指示を了解する旨の応答を返した車両の乗務員の点数を加算する一方で、配車指示を拒否する旨の応答を返した車両又は配車指示に対して所定時間内に応答を返さなかった車両の乗務員の点数を減算する点数管理手段を備え、乗務員毎の点数に応じて次回の配車候補の車両を選定し、
    前記車両は、受信した配車指示を表示する表示手段と、配車指示を了解又は拒否する操作を乗務員から受け付ける操作手段とを備え、配車指示を了解する旨の応答を送信する場合に、配車指示を表示してから配車指示を了解する操作を受け付けるまでの配車応答時間を送信し、
    前記点数管理手段は、配車指示を了解する旨の応答を返した乗務員に対する加点を、配車応答時間が短いほど大きくすることを特徴とする配車処理システム。
  2. 請求項1に記載の配車処理システムにおいて、
    前記表示手段は、配車指示で指定された配車先の位置情報を表示し、
    前記点数管理手段は、配車指示を了解する旨の応答を返した乗務員に対する加点を、乗務員の車両の現在位置から配車先の位置までが遠いほど大きくすることを特徴する配車処理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配車処理システムにおいて、
    前記点数管理手段は、配車指示を了解する旨の応答を返した連続回数が所定回数を上回った乗務員に対して、更に加点することを特徴とする配車処理システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配車処理システムにおいて、
    前記点数管理手段は、配車指示を拒否する旨の応答を返した連続回数又は配車指示に対して所定時間内に応答を返さなかった連続回数が所定回数を上回った乗務員に対して、更に減点することを特徴とする配車処理システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の配車処理システムにおいて、
    前記管理センタは、点数が第1規定値を上回った乗務員の車両を配車候補の上位にする機能、又は、点数が第2規定値を下回った乗務員の車両を配車候補の対象外にする機能の少なくとも一方を有することを特徴とする配車処理システム。
  6. 管理センタから配車候補の車両に配車指示が送信され、当該車両から配車指示を了解又は拒否する旨の応答が前記管理センタに送信される配車処理システムにおいて、
    前記管理センタは、配車指示に対する応答に基づいて配車の車両を決定する配車決定手段を備え、
    前記車両は、受信した配車指示を表示する表示手段と、配車指示を了解又は拒否する操作を乗務員から受け付ける操作手段とを備え、配車指示を了解する旨の応答を送信する場合に、配車指示を表示してから配車指示を了解する操作を受け付けるまでの配車応答時間を送信し、
    前記配車決定手段は、複数の車両から配車指示を了解する旨の応答を受信した場合に、前記配車応答時間が最も短い車両を配車の車両に決定することを特徴とする配車処理システム。
  7. 請求項6に記載の配車処理システムにおいて、
    前記管理センタは、前記配車決定手段による決定内容の情報を配車候補の車両に送信し、
    前記表示手段は、受信した決定内容の情報を表示することを特徴とする配車処理システム。
  8. 請求項1乃至請求項7に記載の配車処理システムにおいて、
    前記管理センタは、複数に分割された配車エリアの情報を記憶し、配車エリア毎に、該配車エリア内の位置に配車する配車候補の車両を選定する条件が設定されることを特徴とする配車処理システム。
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