JP6655324B2 - パウダー容器 - Google Patents

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Description

本発明は、パウダーおよび化粧用具を収容するパウダー容器に関する。
パウダー容器は、容器本体の中間部に複数の小さな孔が設けられた中皿を配置し、中皿の下にパウダーを収容し、中皿の上に化粧用具を収容する構造が一般的に用いられている。近年、化粧料を詰め替え可能な化粧料容器が普及しており、パウダー容器もレフィルタイプの容器(特許文献1参照)も存在している。
レフィルタイプのパウダー容器において化粧料を詰め替えするために、中皿を着脱可能な構造を用いる、また、中皿の一部を開閉可能な構造を用いることで、化粧料を詰め替え可能とした容器が用いられている。
特許4804053号公報
しかしながら、従来のパウダー容器は、蓋を開くと中皿の上に載せられた化粧用具の少なくとも上面が露出した状態、場合によっては塗布具の上半分が露出した状態となり、蓋を開けている時に、パウダー容器が傾いて化粧用具が外に落ちるという問題がある。また、蓋を開く時に化粧用具の周囲と容器本体の内側面との間に生じた隙間からパウダーが飛散するという問題がある。特に、レフィルタイプのパウダー容器において詰め替え時に化粧用具が脱落する、あるいは、パウダーが飛散するという問題が生じ易い。
そこで、本発明は従来のパウダー容器の問題を解決するために、化粧用具の脱落を防止し、かつ、パウダーの飛散を防止するパウダー容器を提供することを目的とする。
本発明のパウダー容器は、側面および底面を有する容器本体、前記容器本体内に配置された、複数の孔が形成された中皿、および、蓋から構成されるパウダー容器であって、前記容器本体の内部は前記中皿によって、下方のパウダー収容部と、上方の化粧用具収容部とに分割され、前記容器本体の側面の上端に、前記蓋の下面と密着するリング状のシール部が取り付けられており、前記シール部は弾性を有し、前記容器本体の内側に向かって上方に傾斜するように延伸された鍔部、および、前記容器本体の側面の上端に設けられた第1係合部と係合する第2係合部を有することを特徴とする。
前記シール部は前記容器本体の側面の内側面と当接する円筒部を有し、前記円筒部の上端の外側に前記第2係合部が設けられ、前記鍔部は、前記円筒部の上端から内側へと突出するように形成されており、前記中皿は底面および側面を有し、前記容器本体内において前記シール部の円筒部よりも下方に配置されており、さらに、前記シール部の円筒部の下端と、前記中皿の側面の上端が互いに接続され、前記シール部と前記中皿を一体形成とすることも可能である。
前記蓋は、前記容器本体とネジ係合されている、あるいは、前記容器本体とヒンジ係合されている。
前記容器本体は、下部本体と上部本体に分割して形成され、前記上部本体と前記下部本体とは互いにネジ係合され、前記上部本体に前記中皿が一体形成され、前記上部本体の側面の上端に設けられた第1係合部に、前記シール部の第2係合部が係合されており、さらに、前記下部本体の側面の上端と前記上部本体との間に、Oリングを配置することもできる。
前記第1係合部は、前記容器本体の側面の上端に形成された凸部であり、前記第2係合部は、前記凸部が挿入される凹部である、あるいは、前記第1係合部は、前記容器本体の側面の上端に形成された係合溝であり、前記第2係合部は、前記係合溝に挿入される突起である。
本発明のパウダー容器は、側面および底面を有する容器本体、前記容器本体内に配置された、複数の孔が形成された中皿、および、蓋から構成されるパウダー容器であって、前記容器本体の内部は前記中皿によって、下方のパウダー収容部と、上方の化粧用具収容部とに分割され、前記容器本体の側面の上端に、前記蓋の下面と密着するリング状のシール部が取り付けられており、前記シール部は弾性を有し、前記容器本体の内側に向かって上方に傾斜するように延伸された鍔部、および、前記容器本体の側面の上端に設けられた第1係合部と係合する第2係合部を有することによって、前記鍔部が化粧用具の周囲を覆うことで、化粧用具の脱落、および、化粧用具の周囲と容器本体の内側面との間に生じた隙間からのパウダーの飛散を防止することができる。
前記シール部は前記容器本体の側面の内側面と当接する円筒部を有し、前記円筒部の上端の外側に前記第2係合部が設けられ、前記鍔部は、前記円筒部の上端から内側へと突出するように形成されており、前記中皿は底面および側面を有し、前記容器本体内において前記シール部の円筒部よりも下方に配置されており、さらに、前記シール部の円筒部の下端と、前記中皿の側面の上端が互いに接続され、前記シール部と前記中皿を一体形成とすることによって、前記中皿は簡単に着脱可能となり、パウダーの詰め替えを簡単に行うことが可能となり、その際に、化粧用具の脱落、および、パウダーの飛散を防止することができる。
前記容器本体は、下部本体と上部本体に分割して形成され、前記上部本体と前記下部本体とは互いにネジ係合され、前記上部本体に前記中皿が一体形成され、前記上部本体の側面の上端に設けられた第1係合部に、前記シール部の第2係合部が係合されることによって、パウダーの詰め替え作業を、蓋を開けることなく化粧用具を前記上部本体内に収容した状態で行うことが可能となり、詰め替え作業時には、化粧用具の脱落、および、パウダーの飛散を確実に防止することができる。
第1の実施形態のパウダー容器の蓋を開けた状態の斜視図である。 第1の実施形態のパウダー容器の断面図である。 図2のA部拡大図である。 第1の実施形態のパウダー容器を分解した状態の斜視図である。 第1の実施形態のパウダー容器の蓋を取り外し、化粧用具およびパウダーを収容した状態の断面図である。 第2の実施形態のパウダー容器の蓋を開けた状態の斜視図である。 第2の実施形態のパウダー容器の断面図である。 図7のB部拡大図である。 第2の実施形態のパウダー容器のシール部および中皿を取り外した状態の断面図である。 第3の実施形態のパウダー容器の蓋を開けた状態の斜視図である。 第3の実施形態のパウダー容器の断面図である。 図11のC部拡大図である。 第3の実施形態のパウダー容器を分解した状態の斜視図である。 第3の実施形態のパウダー容器の上部本体を下部本体から取り外した状態の断面図である。
本発明のパウダー容器について、図を用いて以下に詳細に説明する。図1に示すのが、本発明の第1の実施形態のパウダー容器1の蓋を開けた状態の斜視図であり、図2に示すのが断面図である。
本発明の第1の実施形態のパウダー容器1は、図1,2に示すように、容器本体2、前記容器本体2内に配置された、複数の孔16が形成された中皿4、および、容器本体2と着脱可能な蓋3から構成され、前記容器本体2の側面6の上端にシール部5が取り付けられている。
図2に示すように、前記容器本体2は円筒形の側面6および円形の底面7を有し、前記側面6の外側の上半分に、前記蓋3との係合に用いられるネジ8が形成されている。そして、図2,4に示すように、前記容器本体2の側面6の内側に段差9が形成されており、前記段差9に前記中皿4の突出部17が載せられる。図2に示すように、前記容器本体2の内部は、前記中皿4によって、下方のパウダー収容部10と上方の化粧用具収容部11に分割される。さらに、前記容器本体2は、前記容器本体2の側面6の上端に形成された凸部である第1係合部12を有し、図3に示すように、前記第1係合部12は凸部の外周面に第1係合突起13がさらに形成されている。
図2,3に示すように、前記蓋3の内側面には、ネジ22が形成されており、前記ネジ22が前記容器本体2のネジ8と係合することで、前記蓋3は前記容器本体2に着脱可能に固定される。前記蓋3の下面に鏡を設けることも可能である。
図1,2に示すように、前記中皿4は円筒形の側面14および円形の底面15を有し、前記底面15に複数の孔16が形成されており、前記孔16をパウダーが通過する。そして、前記中皿4の側面14の上端には外側に突出する突出部17が形成されている。図2に示すように、前記中皿4は、前記突出部17が前記容器本体2の側面6の段差9に載せられ、そして、前記側面14の外側が前記容器本体2の側面6の内側と密接することにより、前記中皿4は前記容器本体2に固定されている。そして、前記中皿4は、前記容器本体2内において、前記シール部5の下方に配置されている。
前記シール部5は弾性材料によって形成され、図1,2,3,4に示すように、円筒部18、第2係合部19、および、鍔部20から構成される。前記円筒部18は前記容器本体2内へ挿入され、前記容器本体2の側面6の内側と当接する。前記円筒部18は前記容器本体2内へ挿入し易くするために、図3に示すように、断面形状を下端に向かって先細り形状としている。図3に示すように、前記第2係合部19は、前記円筒部18の上端から外側へと延伸し、下方に折れ曲がり、下方に折れ曲がった部分と、前記円筒部18の外側面との間の空間が凹部となり、凸部である前記第1係合部12が挿入される。
さらに、図3に示すように、前記第2係合部19の下方に折れ曲がった部分の内側面に第2係合突起21が形成されており、前記第1係合部12が前記第2係合部19に挿入された時に、前記第2係合突起21が前記第1係合突起13を乗り越えて互いに係合される。これにより、前記シール部5は前記容器本体2に強固に固定された状態となる。
前記鍔部20は、図2,3,5に示すように、前記円筒部18の上端から、内側に、かつ、上方に傾斜するように延伸されて形成されている。前記シール部5は、前記鍔部20が内側に突出していることにより、図5に示すように、前記蓋3を取り外した状態でも、前記化粧用具収容部11に収容した化粧用具24の周囲を上から覆い、前記化粧用具24の上方への移動を抑制することができるので、収容された前記化粧用具24の飛び出しを防止することができる。また、前記化粧用具24の周囲に生じる隙間から、パウダー23が飛散するのを抑制する効果も生じる。
そして、前記シール部5は弾性材料によって一体成形されていることから、前記鍔部20に力が作用すると、前記鍔部20は上下に変形する。例えば、図2に示すように、前記蓋3を閉じた状態では、前記鍔部20の先端は前記蓋3の下面と接した状態で下に押えられており、図5の状態よりも、下方に変形している。これにより、前記蓋3を閉じた時の前記パウダー容器1の密閉度を高めることができる。
また、前記化粧用具24を前記化粧用具収容部11から取り出す際に、前記化粧用具24の周囲によって前記鍔部20の先端が上に押されると、前記鍔部20は上方に変形することから、前記化粧用具24の取り出しを妨げることが無く、前記化粧用具24をスムーズに取り出すことができる。
前記容器本体2内において、前記中皿4は、前記シール部5の下方に配置されており、前記シール部5の円筒部18の下端の下方に、前記中皿4の突出部17が位置することから、前記中皿4と前記容器本体2との係合が解除されて前記中皿4が外れることはない。
前記パウダー容器1において、パウダー23の詰め替えを行う場合、まずは前記シール部5を前記容器本体2から取り外す。次に、前記中皿4を取り外すと、図4に示すように、前記容器本体2内のパウダー収容部10が開放され、簡単にパウダー23の詰め替えを行うことができる。
前記第1係合部12と前記第2係合部19との係合構造は他の構造を用いることも可能である。また、前記容器本体2と前記蓋3との係合構造についても、ネジ係合以外の構造を用いることも可能である。また、前記蓋3の下面に鏡を設けることも可能である。
本発明のパウダー容器1は、鍔部20を有するシール部を設けることで、密閉度を高め、化粧用具24の飛び出しを防止し、さらに、パウダー23の飛散を抑制することが可能となる。
次に、第2の実施形態のパウダー容器31について図面を用いて説明する。第2の実施形態のパウダー容器31は、第1の実施形態のパウダー容器1の中皿4とシール部5とを弾性材料によって一体成形したものである。
第2の実施形態のパウダー容器31は、図6,7に示すように、容器本体32、前記容器本体32内に配置された、複数の孔39が形成された中皿34、および、容器本体32と着脱可能な蓋33から構成され、前記容器本体32の側面36の上端にシール部35が取り付けられている。
図6,7に示すように、前記容器本体32は円筒形の側面36および円形の底面37を有し、前記側面36の外側に、前記蓋33との係合に用いられるネジ38が形成されており、前記蓋33の内側面のネジ48と係合する。図7に示すように、前記容器本体32の内部は、前記中皿34によって、下方のパウダー収容部40と上方の化粧用具収容部41に分割される。そして、前記容器本体32は、前記容器本体32の側面36の上端に形成された凸部である第1係合部42を有し、図8に示すように、前記第1係合部42は凸部の外周面に第1係合突起43がさらに形成されている。
前記シール部35と前記中皿34とは弾性材料によって一体形成されており、図7,8に示すように、前記シール部35は、円筒部44、第2係合部45、および、鍔部46から構成され、前記円筒部44の下端に、複数の孔39が形成された円板形状の中皿34が接続されている。図8に示すように、前記第2係合部45は、前記円筒部44の上端から外側へと延伸し、その後下方に折れ曲がり、下方に折れ曲がった部分と、前記円筒部44の外側面との間の空間が凹部となり、凸部である前記第1係合部42が挿入される。
さらに、図8に示すように、前記第2係合部45の下方に折れ曲がった部分の内側面には第2係合突起47が形成されており、前記第1係合部42が前記第2係合部45に挿入された時に、前記第2係合突起47が前記第1係合突起43を乗り越えて互いに係合される。これにより、前記シール部35は前記容器本体32に強固に固定された状態となる。前記鍔部46は、図8,9に示すように、前記円筒部44の上端から、内側に、かつ、上方に傾斜するように延伸されて形成されており、上下に変形可能となっている。
図7に示すように、前記蓋33の内側面には、ネジ48が形成されており、前記ネジ48が前記容器本体32のネジ38と係合することで、前記蓋33は前記容器本体32に着脱可能に固定される。
本実施形態のパウダー容器31は、第1の実施形態のパウダー容器1と同様に、前記シール部35の鍔部46によって、前記化粧用具収容部41に収容した化粧用具49の周囲を上から覆い、上方への移動を抑制することで収容された化粧用具49の飛び出しを防止することができる。また、化粧用具49の周囲に生じる隙間から、パウダーが飛散するのを抑制する効果も生じ、さらに、密閉度を高めることできる。
さらに、本実施形態のパウダー容器31は、前記シール部35と前記中皿34とが一体形成されていることから、パウダーの詰め替え時にさらなる効果を生じる。前記パウダー容器31は、パウダーの詰め替えを行うために、図9に示すように、前記シール部35と前記中皿34を同時に前記容器本体32から取り外すことになる。前記シール部35と前記中皿34の取り外し作業は、前記化粧用具49を前記中皿34の上に載せた状態で行うことができる。この時、前記化粧用具49の周囲は前記シール部35の鍔部46によって覆われていることから、前記化粧用具49の脱落は防止される。そして、パウダーの詰め替えが完了した後に行う前記シール部35と前記中皿34の前記容器本体32への取り付け作業も、前記化粧用具49を前記中皿34に載せたままの状態で行うことができる。
このように、本実施形態のパウダー容器31は、パウダーの詰め替え作業を、前記化粧用具49を前記中皿34に載せたままの状態で行うことができることから、前記化粧用具49に付着しているパウダーが周囲に飛散するのを防止し、また、前記化粧用具49の使用面に汚れが付着するのを防止することもできる。
次に、第3の実施形態のパウダー容器51について、図を用いて以下に詳細に説明する。図10に示すのが、本発明の第3の実施形態のパウダー容器51の蓋を開けた状態の斜視図であり、図11に示すのが断面図である。
本発明の第3の実施形態のパウダー容器51は、図10,11に示すように、容器本体52、前記容器本体52内に配置された、複数の孔70が形成された中皿54、および、容器本体52に対して開閉可能に取り付けられている蓋53から構成され、前記容器本体52の側面の上端にシール部55が取り付けられている。
前記容器本体52は、図11,13に示すように、上部本体56と下部本体57との上下2つに分割可能に形成されており、前記上部本体56と前記下部本体57とは互いにネジ係合によって着脱可能に係合されている。図11,13に示すように、前記上部本体56は円筒形状の上部側面58を有し、前記上部側面58の内周面にネジ59が形成されている。図13に示すように、前記下部本体57は円筒形状の下部側面60および円形の底面61を有し、前記下部側面60の外周面に、前記上部本体56のネジ59と係合するネジ62が形成されている。前記下部本体57の内部が、パウダーを収容するパウダー収容部63となる。
さらに、前記上部本体56は、前記上部側面58の上端に設けられたヒンジ65を介して前記蓋53がヒンジ係合されており、前記上部側面58の前記ヒンジ65と対向する箇所に、前記蓋53の凸部66が係合する凸部67が形成されている。前記凸部66と前記凸部67との係合によって、前記蓋53は前記容器本体52の上部本体56に固定される。また、前記蓋53を開けやすくするために、前記上部本体56は、図10,11に示すように、前記凸部67の下方の前記上部側面58の外周面に切り欠き79を設けている。
そして、前記上部本体56は、図11に示すように、内部に前記中皿54が一体形成されている。前記中皿54は、図10,11,13に示すように、円筒形の側面68および円形の底面69を有し、前記底面69に複数の孔70が形成されており、前記孔70をパウダーが通過する。そして、前記側面68の上部と、前記上部本体56の上部側面58の上部とが互いに一体に接続されており、これにより、前記上部本体56と前記中皿54とは一体となっている。前記中皿54の内部が化粧用具収容部64となる。
図11,12に示すように、前記中皿54の側面68の下部の外周面と前記上部本体56の上部側面58の内周面との間に空間が形成されており、前記空間に前記下部本体57の下部側面60のネジ62が形成された部分が挿入されて、前記上部本体56の上部側面58の内周面に形成された前記ネジ59と、前記下部本体57の下部側面60の外周面に形成された前記ネジ62とがネジ係合される。
図11に示すように、前記上部本体56の上部側面58の上端に第1係合部71が設けられている。本実施形態では、前記第1係合部71として、図13に示すように、前記上部側面58の上端に形成された環状の係合溝を用いる。
前記シール部55は弾性材料によって形成され、図13に示すように、平坦なリング状の部分73、第2係合部74、および、鍔部75から構成される。前記第2係合部74は、前記リング状の部分73の下面から下方に突出した突起の形状で形成されている。図12,13に示すように、前記第2係合部74である突起の外周面には水平方向に突出するリブ78が上下2段に形成されている。前記第2係合部74である突起が前記第1係合部71の環状の溝に上から挿入されて嵌合されることで、前記シール部55は、前記容器本体52の上部本体56に固定される。この時、図12に示すように、前記第2係合部74のリブ78が前記第1係合部71の環状の溝の内面と接することで前記シール部55の固定がより強固に行われる。
前記鍔部75は、図11,12に示すように、前記リング状の部分73の内周縁から、内側に、かつ、上方に傾斜するように延伸されて形成されており、上下に変形可能となっている。
前記蓋53は、前記ヒンジ65によって前記容器本体52の上部本体56に開閉可能に取り付けられており、下面には鏡76が配置されている。前記蓋53を閉じた際に、図11に示すように、前記鏡76に前記シール部55の鍔部75が当接し、前記パウダー容器51内は密閉される。
図11,12に示すように、前記上部本体56と前記下部本体57とをネジ係合させた際に、前記下部本体57の下部側面60の上端と前記上部本体56との間に生じる隙間にOリング77を配置する。前記Oリング77によって、前記下部本体57の内部のパウダー収容部63の密閉度を高めることができる。
本実施形態のパウダー容器51は、他の実施形態と同様に、前記シール部55の鍔部75によって、前記化粧用具収容部64に収容した化粧用具72の周囲を上から覆い、上方への移動を抑制することで収容された化粧用具72の飛び出しを防止することができる。また、化粧用具72の周囲に生じる隙間から、パウダーが飛散するのを抑制する効果も生じ、さらに、密閉度を高めることできる。特に、本実施形態のパウダー容器51のように、蓋53に鏡76を設けている場合、パウダーの飛散によって前記鏡76が汚れる場合があるが、前記鍔75によってパウダーの飛散を抑制することで、前記鏡76の汚れも防止することができる。
さらに、本実施形態のパウダー容器51は、前記容器本体52を上部本体56と下部本体57とに分割したことにより、パウダーの詰め替え時の作業性を向上させることができる。前記パウダー容器51は、パウダーの詰め替えを行うために、前記上部本体56を前記下部本体57から取り外す。この時、図14に示すように、前記蓋53は閉じた状態であり、前記化粧用具72は前記化粧用具収容部64に収容した状態のままである。そのため、前記パウダー容器51は、前記化粧用具72を外部に露出することなく、パウダーの詰め替えを行うことができるようになる。
このように本実施形態のパウダー容器51のパウダーの詰め替え作業は、前記容器本体52からの前記中皿54を取り外す作業が不要となり、前記上部本体56と前記下部本体57とのネジ係合の解除、および、ネジ係合を行うだけで簡単に行うことができるようになる。また、ネジ係合は、前記上部本体56を回すだけの動作で済むことから、詰め替えたパウダーを飛散させることなく、簡単に行うことができるようになる。
以上のように、本発明のパウダー容器は、シール部に設けた鍔部によって、化粧用具の飛び出しを防止し、化粧用具の周囲に生じる隙間からのパウダーの飛散を抑制し、さらに、密閉度を高めることできる、そして、本発明のパウダー容器は、一部の部品を一体成形または分割することにより、パウダーの詰め替え作業の作業性を向上させることができる。
1,31,51 パウダー容器
2,32,52 容器本体
3,33,53 蓋
4,34,54 中皿
5,35,55 シール部
6,36, 側面
7,37, 底面
8,38 ネジ
9 段差
10,40,63 パウダー収容部
11,41,64 化粧用具収容部
12,42,71 第1係合部
13,43 第1係合突起
14,68 側面
15,69 底面
16,39,70 孔
17 突出部
18,44 円筒部
19,45,74 第2係合部
20,46,75 鍔部
21,47 第2係合突起
22,48 ネジ
23 パウダー
24,49,72 化粧用具
56 上部本体
57 下部本体
58 上部側面
59 ネジ
60 下部側面
61 底面
62 ネジ
65 ヒンジ
66,67 凸部
73 リング状の部分
76 鏡
77 Oリング
78 リブ
79 切り欠き

Claims (8)

  1. 側面および底面を有する容器本体、前記容器本体内に配置された、複数の孔が形成された中皿、および、蓋から構成されるパウダー容器であって、
    前記容器本体の内部は前記中皿によって、下方のパウダー収容部と、上方の化粧用具収容部とに分割され、
    前記容器本体の側面の上端に、前記蓋の下面と密着するリング状のシール部が取り付けられており、
    前記シール部は弾性を有し、前記容器本体の内側に向かって上方に傾斜するように延伸された鍔部、および、前記容器本体の側面の上端に設けられた第1係合部と係合する第2係合部を有し、
    前記シール部は前記容器本体の側面の内側面と当接する円筒部を有し、前記円筒部の上端の外側に前記第2係合部が設けられ、前記鍔部は、前記円筒部の上端から内側に向かって上方に突出するように形成されており、前記蓋を閉じると、前記鍔部の先端は前記蓋の下面と当接して下方に変形し、
    前記中皿は底面および側面を有し、前記側面の上端には外側に突出する突出部が形成されており、前記中皿は、前記容器本体の内側面に形成された段差に前記中皿の突出部が載せられ、前記突出部の上に前記シール部の円筒部の下端が位置した状態で、前記容器本体内に配置されていることを特徴とするパウダー容器。
  2. 側面および底面を有する容器本体、前記容器本体内に配置された、複数の孔が形成された中皿、および、蓋から構成されるパウダー容器であって、
    前記容器本体の内部は前記中皿によって、下方のパウダー収容部と、上方の化粧用具収容部とに分割され、
    前記容器本体の側面の上端に、前記蓋の下面と密着するリング状のシール部が取り付けられており、
    前記シール部は弾性を有し、前記容器本体の内側に向かって上方に傾斜するように延伸された鍔部、および、前記容器本体の側面の上端に設けられた第1係合部と係合する第2係合部を有し、
    前記シール部は前記容器本体の側面の内側面と当接する円筒部を有し、前記円筒部の上端の外側に前記第2係合部が設けられ、前記鍔部は、前記円筒部の上端から内側に向かって上方に突出するように形成されており、前記蓋を閉じると、前記鍔部の先端は前記蓋の下面と当接して下方に変形し、
    前記中皿は底面および側面を有し、前記シール部の円筒部の下端と、前記中皿の側面の上端が互いに接続され、前記シール部と前記中皿が一体形成されていることを特徴とするパウダー容器。
  3. 側面および底面を有する容器本体、前記容器本体内に配置された、複数の孔が形成された中皿、および、蓋から構成されるパウダー容器であって、
    前記容器本体の内部は前記中皿によって、下方のパウダー収容部と、上方の化粧用具収容部とに分割され、
    前記容器本体の側面の上端に、前記蓋の下面と密着するリング状のシール部が取り付けられており、
    前記蓋を閉じると、前記鍔部の先端は前記蓋の下面と当接して下方に変形し、
    前記シール部は弾性を有し、前記容器本体の内側に向かって上方に傾斜するように延伸された鍔部、および、前記容器本体の側面の上端に設けられた第1係合部と係合する第2係合部を有し、
    前記容器本体は、上部本体と下部本体に分割して形成され、前記上部本体と前記下部本体とは互いにネジ係合され、前記上部本体に前記中皿が一体形成され、前記上部本体の側面の上端に設けられた第1係合部に、前記シール部の第2係合部が係合され、
    前記蓋を閉じると、前記鍔部の先端は前記蓋の下面と当接して下方に変形することを特徴とするパウダー容器。
  4. 前記蓋は、前記容器本体とネジ係合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパウダー容器。
  5. 前記蓋は、前記容器本体とヒンジ係合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパウダー容器。
  6. 前記下部本体の側面の上端と前記上部本体との間に、Oリングが配置されていることを特徴とする請求項に記載のパウダー容器。
  7. 前記第1係合部は、前記容器本体の側面の上端に形成された凸部であり、前記第2係合部は、前記凸部が挿入される凹部であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のパウダー容器。
  8. 前記第1係合部は、前記容器本体の側面の上端に形成された係合溝であり、前記第2係合部は、前記係合溝に挿入される突起であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のパウダー容器。
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