JP6653360B2 - 建築情報サーバー及び建築情報システム - Google Patents

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Description

本発明は、電気通信回線を通じて要求に応じた建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及びこれらを含む現時点での相場(実勢価格等)を基準とする新築工事・リフォーム工事・解体工事等の各種工事を特殊条件等を考慮して行った場合における詳細な建築情報に基づく(工事・販売)価格を提示する建築情報システムに関する。
従来、建築情報システムとして、工事予定者や販売者が周囲の土地環境に適合した建築物を容易に選定できるようにすることを目的とし、土地環境に関わる各種の情報(気候情報、地震情報、塩害情報、地耐力情報、土地傾斜情報、土地面積情報、及び土地形状情報等)を蓄積しておき、その土地環境とのマッチングを通じて、1つ以上の建築物を選択し提示するものが提案されている(特許文献1)。
特開2001−216355号公報
特許文献1の建築情報システムによれば、工事予定者が予め土地環境に適合した建築物を容易に選定できることから、建築物を購入した後に土地環境に適合しないことを理由とした設計変更や補強工事を避けることができる。
しかしながら、建築物の購入者にあっては、土地環境に適合した建築物を購入できるとしても、別の懸念される問題がある。それは、工事予定の建築物の価格が妥当であるか否か、という問題である。
一般に、住宅、賃貸住宅、ビルなどの新築工事・リフォーム工事・解体工事などの各種工事を行う場合、これら各種工事の予定者(以下、「工事予定者」又は「施主」とも称する)は、計画や土地の立地条件を照合して、工事予定と同様の建築物等を見つけ出してその工事価格や販売価格に対する現時点での相場価格(実勢価格等)を知ることは困難であり、工事・販売する際の予定価格の妥当性を判断することは困難である。
従って、新築・リフォーム・解体を行う場合の工事予定者は、複数の施工会社から見積書を入手して比較検討するものの、専ら施工会社との信頼関係に基づいて、そのうちの1社と工事請負契約が交わされているのが実情である。従って、同一の住宅、賃貸住宅、ビルであっても、これらの建築物の販売の時期、施工会社の知名度(ブランド)、施工会社の利益率、営業担当者の営業能力、専門知識の有無といった工事予定者の属性、その他の事情により、実勢価格に大小の相違が生じうる。
しかしながら、他との比較において、特に新築工事・リフォーム工事・解体工事における工事価格は高額であることから、工事予定者においては、同一工事であるにも拘らず、数パーセント〜数十パーセント以上の工事価格の違いは無視できない問題となりうる。このため、工事予定者が詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができ、工事請負契約を適切に交わしうるシステムの構築が望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、工事予定者が詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができる建築情報サーバー及び建築情報システムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明は、建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を対応付けたデータベースを有する記憶部を備えており、電気通信回線を通じて要求に応じた建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を提示する建築情報サーバーにおいて、アクセスをした不特定の、前記建築物のメーカー、前記建築物の新築工事、リフォーム工事又は解体工事を行った者に対し、建築物の仕様に関する所定の項目が定められた建築工法欄、階層欄、工事面積欄及び仕様欄と各種工事についての価格を入力可能な価格欄とを有する登録画面を提示する登録画面提示ステップと、前記登録画面提示ステップで提示した建築工法欄、階層欄、工事面積欄、仕様欄及び価格欄に入力された建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を互いに対応付けて前記記憶部に登録しデータベースとする建築情報登録ステップと、アクセスした不特定の工事予定者に対し、前記データベースに含まれる建築物を特定しうる情報を検索条件として受け付ける検索画面を提示する検索画面提示ステップと、前記検索画面提示ステップで受け付けた前記検索条件に基づいて、前記データベースから1つ又は複数の建築物を特定し、特定した建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を提示する建築情報提示ステップとを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の建築情報サーバーに関するもので、前記検索画面提示ステップでは、立地条件又は用途地域を前記検索条件として受け付け、前記建築情報提示ステップでは、前記検索画面提示ステップで受け付けた検索条件に基づいて、前記データベースから1つ又は複数の建築物を特定し、特定した建築物の仕様と価格を提示することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の建築情報サーバーに関するもので、前記登録画面提示ステップで提示する登録画面は、建築物の所在地を入力可能な所在地欄を有し、前記建築情報登録ステップでは、前記登録画面提示ステップで提示した建築工法欄、階層欄、工事面積欄及び仕様欄、価格欄、及び所在地欄に入力された建築物の建築工法、階層、工事面積及び仕様、価格、及び所在地を互いに対応付けて前記記憶部に登録してデータベースとし、前記検索画面提示ステップでは、前記建築情報登録ステップで登録された建築物の所在地に基づいて作成され建築物の位置を示す地図であって当該地図に示された建築物の位置をポインティングデバイスにより指定可能なグラフィカルユーザインタフェースを用いた検索画面を提示し、前記建築情報提示ステップでは、前記地図に示された建築物の位置の指定に基づいて、前記データベースから1つの建築物を特定し、特定した建築物の仕様と価格を提示することを特徴とする。
「建築物の位置を示す地図」は、新たに作り出すほか、公知の地図のデータを利用又は加工して建築物の位置を表示(提示)させることにより作成される。
「建築物の所在地」は、工事予定の建築物にあっては、工事予定地としての入力を許容しておくことが、工事予定者の便宜の観点から好ましい。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の建築情報サーバーに関するもので、前記登録画面提示ステップで提示する登録画面の価格欄は、購入価格の価格欄と販売価格の価格欄とに区分されていることを特徴とする。
「販売価格の価格欄」は、工事予定の建築物にあっては、見積額としての入力を許容しておくことが、工事予定者又は建築依頼者の便宜の観点から好ましい。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の建築情報サーバーに関するもので、前記登録画面提示ステップで提示する登録画面の仕様欄は、前記建築物の仕様に関する所定の項目に対し、大分類から小分類への段階的な区分が設定されており、前記登録画面提示ステップで提示する登録画面の価格欄は、前記建築物の仕様に関する所定の項目毎に又はその項目の段階的な区分毎に入力可能に構成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記各種工事は、前記建築物を新たに建築する場合における新築工事、前記建築物が既設の場合であってその少なくとも一部をリフォームする場合におけるリフォーム工事、前記建築物が既設の場合であってその少なくとも一部を解体する場合における解体工事、の何れかであることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の建築情報サーバーと、前記建築情報サーバーにより提示される登録画面を介して前記記憶部に建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を登録可能であるとともに、前記建築情報サーバーにより提示される検索画面を介して前記記憶部に登録された建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格の提示を受けとることが可能なクライアント通信装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項1又は請求項7に係る発明によれば、建築情報サーバーの登録画面提示ステップ及び建築情報登録ステップにより、アクセスした不特定の者、例えば、住宅、賃貸住宅やビルなどの建築物のメーカー等やその建築物についての新築工事・リフォーム工事・解体工事をした者が、建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格に対して特に制限されることなく、販売価格又は見積額や建築価格を自由に登録することが可能となる。
特に、登録画面提示ステップにより、建築物の仕様に関する所定の項目が定められた仕様欄が提示されるため、入力すべき内容とその内容に応じた入力すべき位置を示唆でき、建築物の特徴を示す情報の洩れを抑え充実化を図りうる。また、建築物ごとの仕様の記載が不規則となりにくく、さらに、多数の建築物における仕様書・見積書・工事請負契約書といった各種関連書類上の詳細項目を統一して、一目で比較しやすいものとなる。
また、検索画面提示ステップ及び建築情報提示ステップにより、アクセスした不特定の者、例えば、工事予定者は、工事予定の建築物や関心のある建築物と同じ建築物や同様の建築物の建築工法、階層、工事面積及び仕様により建築物の工事価格の提示を自由に受けとることができる。
このように、本発明によれば、建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及びこれらを含む現時点での相場(実勢価格等)を基準とする新築工事・リフォーム工事・解体工事等の各種工事を特殊条件等を考慮して行った場合における詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができる。
すなわち、新築工事、リフォーム工事、解体工事、の何れの工事においても、新規に建てるか既に建っているかは別として、建築物そのものは工事対象物として存在する。したがって、この建築物に対する工事についての建築工法、階層、工事面積、仕様及びこれらを含む現時点での相場(実勢価格等)を基準とすることは必須事項ということができる。
そしてこのような必須事項を基準とする建築物に対する各工事を、特殊条件等を考慮して行った場合における詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格とすれば、施主が今後行う各工事についての工事対象とを比較することにより、妥当価格や実勢価格を知ることができる。
その結果、本発明によれば、工事予定者は、建築物の工事請負契約を適切に交わしうる。例えば、住宅の工事予定者は、施工会社より提出された企画書や販売担当者の説明のみでなく、建築済み住宅及び工事予定住宅と同一或いは類似する住宅(建築物)の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を対比し、工事予定住宅の提示価格が適切なものであるか否か、他者が同一或いは類似の建築物をより安い価格で購入済であることが判明した場合、値引き交渉の余地があるか否か、といった判断も可能となる。
請求項2に係る発明によれば、工事予定者は、検索条件として立地条件又は用途地域を用いることができるため、所有する土地の接道幅員と道路との高低差現況、立地条件又は用途地域に適合した予定建築物と同様の建築物に絞り込んで、効率的に詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができる。
請求項3に係る本発明によれば、地図上で建築物を指定することができるため、工事予定地域の建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格の関係を知ることが容易となる。従って、地域ごとに異なる工事費や相場を加味して、詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることが容易となる。
請求項4に係る発明によれば、登録画面提示ステップにより提示される登録画面の価格欄が販売価格の価格欄と購入価格の価格欄とに区分されることから、価格情報の価値が高くなる。
例えば、データベースに同じ建築物について、販売価格に関するデータと購入価格に関するデータが登録されており且つこれらの価格に差異が生じていた場合、価格交渉の有無の判断が可能となる。なお、購入価格には、新築・リフォーム・解体の各種工事における工事価格とすることもできる。
請求項5に係る発明によれば、登録画面提示ステップにより提示される仕様欄が大分類から小分類への段階的な区分が設定されているため、建築物の仕様をより具体的に比較できる。
また、登録画面提示ステップにより提示される価格欄が建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様に関する所定の項目毎に又はその項目の段階的な区分毎に入力可能に構成されているため、価格情報の価値が高くなる。
請求項6に係る発明によれば、前記各種工事が、建築物を新たに建築する場合における新築工事、建築物が既設の場合であってその少なくとも一部をリフォームする場合におけるリフォーム工事、建築物が既設の場合であってその少なくとも一部を解体する場合における解体工事、の何れかであることから、不動産である建築物がどのような工法等によるものなのかを詳細な建築情報に基づいて、その工事価格や販売価格を提示することができる。
例えば、同様の建築物に価格差が生じていた場合、その価格差の主な要因を知ることも容易となり、各種工事についての価格としての建築物の価格の適性判断をより適切に行うことができる。
図1は本発明に係る建築情報システムの一実施形態を示す図であり、建築情報サーバーにおける情報処理部の機能ブロック図である。 図2は建築情報システムを構成する建築情報サーバーにより実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図3は建築情報サーバーにより提示される登録画面の一例を示す図である。 図4は建築情報サーバーにより提示される地図検索型の検索画面を示す図である。 図5は建築情報サーバーにより提示される閲覧画面の一例を示す図である。 図6は建築情報サーバーにより提示される閲覧画面の他の例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明に係る建築情報サーバー及び建築情報システムを実施形態に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の建築情報システム10は、建築物の建築工法、階層、工事面積としての建築面積、仕様及び各種工事についての価格の登録及び提示の各処理を行う建築情報サーバー11と、建築情報サーバー11に対し建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の登録又は提示を求める不特定多数の者が所有するクライアント通信装置13、13・・により構成されている。なお、クライアント通信装置13は、インターネット接続が可能であれば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等、特に限定されない。
建築情報サーバー11は、建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の登録及び提示の各処理を実行するため、通信部15、記憶部16、処理内容判定部17、登録画面提示部18、建築情報登録部19、検索画面提示部20、地図作成部22、及び建築情報特定部21を備えている。
建築情報サーバー11の通信部15は、電気通信回線14に接続され、クライアント通信装置13、13・・と双方向の通信を可能とするインタフェースである。
建築情報サーバー11は、この建築情報サーバー11にアクセスした不特定多数のクライアント通信装置13、13・・から建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の登録を受け付けて収集・蓄積し、その建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格を互いに対応付けたデータベースを記憶部16に保存するようになっている。なお、記憶部16は、ストリートビュー(登録商標)、地図情報(GPSマップデータ)、ドローン等のカメラを搭載した小型無人航空機によって撮影した地図情報、等のマップデータも保持している。また、建物の外部周辺や内部の各部屋等が、360°のパノラマビューで閲覧することも可能となっている。
また、建築情報サーバー11は、この建築情報サーバー11にアクセスした不特定多数のクライアント通信装置13、13・・から建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の提示の要求を受け付け、記憶部16のデータベースの中から要求に応じた建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格を特定し提示するようになっている。
以下、図2のフローチャートに基づき、建築情報サーバー11により実行される処理の流れを説明する。
<建築情報の登録>
ステップS101は、図1の処理内容判定部17により実行され、建築情報サーバー11の利用者が所有するクライアント通信装置13、13・・の要求が建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の登録であるか否か(Yes/No)を判定する処理内容判定ステップである。この処理内容判定ステップでは、建築情報サーバー11が提供するWEB画面上で登録ボタンがクリックされたか否かを判定する。
ステップS102は、図1の登録画面提示部18により実行され、ステップS101で<Yes>と判定した場合に建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格を登録するための登録画面を提示する登録画面ステップである。
図3は登録画面提示部18により提示される登録画面の一例を示す図である。
図3に示すように、登録画面50は、建築物の建築工法、階層、建築面積及び仕様に関する所定の項目が定められた仕様欄100、建築物の価格を入力可能な価格欄150、建築物の所在地所在地を入力可能な所在地欄160、建築物のメーカー名等を入力可能なメーカー名等欄170、及び記入内容に特に制限のない備考欄180を有している。
仕様欄100は、建物用途欄101、建築工法欄102、土地の用途地域欄103、土地の状況欄104、仕様欄105、特記事項欄106、階層欄107、用途欄108、建築面積欄109、間取図欄110に区分されている。
仕様欄100のうち、建築用途欄101には、例えば、賃貸住宅(アパート・マンション棟)、住宅(戸建て)、住宅(オーナー住居併用賃貸住宅)、店舗、等を記入することができる。なお、仕様欄100には、上述したものに限定されず、例えば、店舗・住居付き賃貸住宅等の複合施設を含ませることも可能である。
建築工法欄102には、木造軸組在来工法、木造枠組壁式工法(2×4工法)、軽量鉄骨造(プレハブ工法等)、重量鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨・鉄筋コンクリート造(SRC造)等を記入することができる。なお、これらの呼称は限定的ではない。
土地の用途地域欄103は、例えば、立地条件としては、必要に応じて、地形、気候、交通、周辺都市との関係、等を記入することができる。なお、ここでの立地条件には、例えば、土地の面積及び/又は地形を区分して記入することができる。また、用途地域は、都市計画法に規定された建築物の用途制限に関する用途地域を示し、例えば、第一種低層住居専用地域、工業地域、近隣商業地域等の広義の土地条件情報に加え、例えば、建ぺい率や容積率等の面積割合関連情報、或いは、高さ制限、角地緩和及びセットバック等の狭義の土地条件情報、なども記入することができる。また、土地の用途地域欄103には、建ぺい率及び容積率の記入も可能とすることができる。
土地の状況欄104は、土地の接道幅員並びに道路との高低差等を記入することができる。
仕様欄105は、建築物の屋根、外壁、内壁、界壁、床、天井に区分され、それぞれ建材等を記入することができる。なお、「他」の欄を設けて登録者が自由に入力(例えば、「外階段」等)できる部分としてもよい。
特記事項欄106は、施工者・施工予定者・施工メーカー等の登録者が特に登録したい事項等を入力するために設けられた欄であり、後述する「床下暖房」等の記入のほか、オートロック、防犯カメラ、オール電化、ソーラー発電、プロパンガス、エレベーター、井戸、浄化槽、給排水、換気、消火、空調、排煙などを設備系統ごとに区分してもよい。また、建物の大きさや用途等に応じて必要とされる、消火設備や防火扉などの建物構造に付随する緊急設備を含めることも可能である。なお、図3に示したa〜eは、上述した設備等を記入する場合の項目の一例であって、必ずしもこの数の設備を記入できるということを意味するものではない。
階層欄107は、建築物の階層が区分される。なお、階層には地下を含めることができる。また、階層には屋上も用途(例えば、屋上庭園等)によって含めることができる。
用途欄108は、各階層の区分(又は間取り等)に応じて、各階層の区分の用途を記入することができる、一例として、1階を3区分の店舗、2階を3区分の賃貸住宅、3階を2区分のオーナー住宅、等に区分した記載等が可能である。
建築面積欄109は、例えば、上述した店舗、賃貸住宅、オーナー住宅等に区分した場合には、各区分の延べ床面積や施工面積を記入することができる。また、これとは別に、各階の全体の延べ床面積や施工面積を合計面積として記入してもよい。
すなわち、上述したように店舗や賃貸住宅等とした場合には、共有部分等が存在するため、区分した延べ床面積や施工面積だけでは不十分な場合が想定される。その一方で、店舗や賃貸住宅の場合には、各区分の広さや内装等によって建築価格も異なるため、これらを踏まえた記入が可能である。なお、上述した各欄への記入には、例えば、プルダウンリスト(又はドロップダウンリスト)方式としてもよい。
また、価格欄150は、販売価格欄151、購入価格欄152、坪単価欄153、に区分されている。販売価格欄151は、工事予定の建築物にあっては見積額や予定価格の入力が許容される。なお、坪単価欄153は、坪単位でもよいし平米単位でもよい。この際、後述するように、販売価格欄151に価格が記入された場合には、販売価格に対する坪単価が自動的に算出されて表示(提示)される。同様に、購入価格欄152に価格が記入された場合には、購入価格に対する坪単価が自動的に算出されて表示(提示)される。また、例えば、(平米)の文字をクリックすることにより、(坪)の表記と同時に坪単価を表示(提示)させてもよい。
また、間取図欄110は、添付形式となっており、当該間取図欄110に所定形式の間取図データをアップロードすることで間取図を登録できるようになっている。なお、全体面積に対する間取図データは、例えば、建物の外観の図面データとすることができる。
ステップS103は、図1の建築情報登録部19により実行され、ステップS102で提示した登録画面50の仕様欄100、価格欄150、所在地欄160、メーカー名等欄170、及び備考欄180に入力された建築物の土地の現況、各仕様、価格、所在地、メーカー名等、その他の事項を互いに対応付けて記憶部16に登録しデータベースとする建築情報登録ステップである。なお、備考欄180には、各工事の状況(現況)として、例えば、着工日(着工予定日)、完成予定日(完成日・竣工日・工事終了日)等を記入することも可能である。
以上で、建築情報サーバー11にアクセスした不特定多数の者による建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の登録が完了し、登録された仕様と価格が提示可能な状態となる。
<建築情報の提示>
ステップS104は、図1の処理内容判定部17により実行され、ステップS101で<No>と判定した場合に建築情報サーバー11の利用者が所有するクライアント通信装置13、13・・の要求が建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格の提示であるか否か(Yes/No)を判定する処理内容判定ステップである。
この処理内容判定ステップでは、建築情報サーバー11が提供するWEB画面上で提示ボタンがクリックされたか否かを判定する。
ステップS105は、図1の検索画面提示部20により実行され、ステップS104で<Yes>と判定した場合に利用者が選択した検索型を判定する検索型判定ステップである。
検索型は、建築物を特定しうる情報を指定することにより、図1の記憶部16に保存されたデータベースに含まれる建築物を特定する条件検索型と、地図上の位置を指定することにより、そのデータベースに含まれる建築物を特定する地図検索型とが用意されている。
ステップS106は、図1の検索画面提示部20により実行され、ステップS105で条件検索型が指定されたと判定した場合に条件検索型を検索条件として受け付ける検索画面(図示省略)を提示する条件検索画面提示ステップである。
また、検索画面提示ステップでは、土地の現況、立地条件、用途地域、土地の面積又は形状、を検索条件として受け付ける検索画面も用意されている。ステップS106では、利用者の要求に応じた検索画面を提示するようになっている。
ステップS107は、ステップS106に続いて図1の建築情報特定部21により実行され、ステップS106で受け付けた検索条件に基づいて、記憶部16のデータベースの中から1つ又は複数の建築物を特定する第一の建築情報特定ステップである。
ステップS108は、ステップS107に続いて図1の通信部15により実行され、ステップS107で特定された建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての価格を含む情報を建築情報特定部21から受け取り、その情報を建築情報サーバー11にアクセスしたクライアント通信装置13に送信する建築情報送信ステップである。
以下、ステップS107とステップS108を併せて、建築情報提示ステップという。
ステップS109は、図1の検索画面提示部20により実行され、ステップS105で地図検索型が指定された場合に地図上の位置の指定を検索条件として受け付ける検索画面を提示する地図検索画面提示ステップである。
図4に示す地図60は、ステップS109で提示される地図検索型の検索画面の一例であり、3つの建築物の位置61〜63が表示(提示)された例である。
地図60は、ステップS102で提示される登録画面50の所在地欄160を介してデータベースに登録された建築物の所在地に基づいて、図1の地図作成部22により作成されている。
地図作成部22は、予め地図データを保有しており、データベースに建築物の所在地が登録される都度、その建築物の所在地と地図データの位置とを対応付けるマッピング処理を行っている。建築物の位置61〜63を示した地図60は、このマッピング処理により作成されている。
地図60は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を用いた検索画面であり、クライアント通信装置13のポインティングデバイスにより建築物の位置61〜63を指定可能となっている。
ステップS110は、ステップS109に続いて建築情報特定部21により実行され、図4に示す地図60に示された建築物の位置61、62、又は63が指定(クリック)されたか否か(Yes/No)を判定する位置指定判定ステップである。
ステップS111は、ステップS110に続いて建築情報特定部21により実行され、ステップS111で<Yes>とした場合に指定された位置61、62、又は63に対応付けられた1つの建築物をデータベースの中から特定する第二の建築情報特定ステップである。
ステップS108では、ステップS111で特定された建築物の建築工法、階層建築面積及び仕様と価格を含む情報を建築情報特定部21から受け取り、その情報を建築情報サーバー11にアクセスしたクライアント通信装置13に送信する。
以下、ステップS111とステップS108とを併せて、建築情報提示ステップという。
次に、建築情報システム10の効果を説明する。
建築情報システム10によれば、建築情報サーバー11の登録画面提示ステップS102及び建築情報登録ステップS103により、クライアント通信装置13を用いてアクセスした不特定の者、例えば、住宅、賃貸住宅、やビルなどの建築物のメーカー等やその建築物を購入した者が販売又は工事請負契約書に記載されている工事価格を自由に登録することが可能となる。
特に、登録画面提示ステップS102により、建築物の仕様に関する所定の項目が定められた建築工法欄102、階層欄107、建築面積欄109及び仕様欄105が提示されるため、入力すべき内容とその内容に応じた入力すべき位置を示唆でき建築物の特徴を示す情報の洩れを抑え充実化を図りうる。また、建築物ごとの建築工法、階層、建築面積及び仕様の記載が不規則となりにくく、複数の建築物の仕様を比較しやすいものとなる。
また、条件検索画面提示ステップS106又は地図検索画面提示ステップS109、及び建築情報提示ステップ(ステップS107とステップS108、又は、ステップS111とステップS108)により、クライアント通信装置13を用いてアクセスした不特定の者、例えば、工事予定者は、工事予定の建築物や関心のある建築物と同じ建築物や同様の仕様の建築物の価格の提示を自由に受けとることができる。
従って、建築情報システム10によれば、工事予定者が詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができる。
また、建築情報サーバー11によれば、登録画面提示ステップS102で提示される登録画面50の価格欄150が販売価格欄151と購入価格欄152とに区分されることから、価格情報の価値が高くなる。
例えば、記憶部16のデータベースに同一の建築物に対して販売価格に関するものと購入価格に関するものが登録されており且つその販売価格と購入価格に差異が生じていた場合は、価格交渉の有無判断が可能となる。
図5及び図6はステップS108で通信部15から送信された建築情報の閲覧画面の一例を示す図である。なお、図5及び図6に示した閲覧画面は、ステップS105における条件検索の場合において。利用者が所望の条件を入力する際にも用いられ、各欄に所望の条件を入力するごとに建築情報サーバー11による絞込検索がなされるとともに、その該当件数(軒数)を表示することができるようになっている。ここで、条件としての住所の場合には、例えば、都道府県、市区町村、大字、等を区切りとして取り扱うことも可能である。また、各工事別(新築・リフォーム・解体)に絞込検索も可能である。なお、これらの都道府県名や後述する会社名等においても、プルダウンリストやドロップダウンリストによる選択方式とすることも可能である。
図5の閲覧画面71及び図6の閲覧画面72の比較に示すように、メーカー名等(株式会社〇〇〇)、所在地(〇〇〇−〇〇−〇)、及び間取図から判断して、閲覧画面71及び閲覧画面72は、同一の建築物に関するものと判断される。
しかしながら、図5の閲覧画面71の価格表示部710によると建築物の購入価格として2350万円(及び坪単価(平米)23.5万円)が表示(提示)されており、図6の閲覧画面72の価格表示部720によると販売価格として2600万円(及び坪単価(平米)26万円)が表示(提示)されている。
なお、メーカー名等には、施工会社の正式名称に限定されず、例えば、略称や総称、或いは支店名や個人名(土地の所有者等の場合)等の記入が可能である。同様に、所在地には、都道府県名の省略や番地の省略が可能である。
また、メーカー名等欄170には、例えば、営業担当者名を記入及び表示(提示)することも可能である。この営業担当者名は、例えば、リンク表示(提示)により施主側が詳細な情報を取得することができるようにすることができる。
これにより、例えば、営業担当者の経験値や能力等を知ることができるため、施主との相性や工事内容等に応じて営業担当者を変更するための情報として利用することも可能となる。
また、営業担当者の能力には、例えば、ハウスメーカや業界毎に開催している「セールスコンテスト」の結果等を盛り込むことができる。
また、メーカー名等欄170は、例えば、当該メーカーによる過去の実績をリンク表示(提示)にて表示(提示)させることも可能である。同様に、メーカー名等欄170は、例えば、見積り依頼や工事依頼に繋がるメーカーごとのサイトにリンクすることも可能である。
従って、建築情報システム10によれば、住宅等の工事予定者は、施工会社が提示した企画書や販売担当者の説明のみでなく、工事予定住宅等と同一或いは類似する住宅の仕様と価格を対比し、工事予定住宅の提示価格が適切なものであるか否か、他者が同一或いは類似の建築物をより安い価格で購入しており値引き交渉の余地があるか否か、といった判断も可能となる。
また、建築情報サーバー11によれば、検索条件として土地条件、用途地域を用いることができるため(ステップS106)、所有する土地の現況、立地条件等に適合した建築物と同様の建築物に絞り込んで、効率的に詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができる。なお、検索条件には、図3に示した他の建物条件、さらには、最寄りの駅やバス停並びに徒歩時間等を立地条件の一部として含ませることも可能である。
また、建築情報サーバー11によれば、地図上で建築物を指定することができるため(ステップS109)、工事予定地域の建築物についての建築工法、階層、建築面積、仕様及び各種工事についての工事請負契約書に記載されている工事価格の関係を知ることが容易となる。また、地域ごとに異なる工事相場を加味して、詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることが容易となる。
以上、本発明に係る建築情報サーバー及び建築情報システムを1つの実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、本実施形態に限られるものではない。
例えば、登録画面提示ステップS102で提示する登録画面の仕様欄は、建築物の仕様に関する所定の項目に対し、大分類から小分類への段階的な区分が設定されており、登録画面提示ステップS102で提示する登録画面の価格欄は、建築物の仕様に関する所定の項目毎に又はその項目の段階的な区分毎に入力可能に構成されているようにしてもよい。また、この価格欄は、工事請負契約書に記載されているリフォーム工事価格の入力欄としてもよい。
このような構成によると、建築物の建築工法、階層、建築面積(工事面積)、仕様及び各種工事についての工事価格をより具体的に比較できる。また、登録画面提示ステップS102より提示される価格欄が建築物の建築工法、階層、建築面積及び仕様に関する所定の項目毎に又はその項目の段階的な区分毎に入力可能に構成されているため、価格情報の価値が高くなる。
例えば、同様の建築物に価格差が生じていた場合、その価格差の主な要因を知ることも容易となり、建築物の価格の適性判断をより適切に行うことができる。
また、価格欄は、工事請負契約書に記載されている解体工事の工事価格や賃貸建築物の家賃(貸出価格)の入力が可能に構成されるようにしてもよい。
このように、本発明は、インターネット等の電気通信回線を通じて要求に応じた建築物の建築工法、階層、建築面積、仕様及びこれらを含む現時点での相場(実勢価格等)を基準とする新築工事・リフォーム工事・解体工事等の各種工事を特殊条件等を考慮して行った場合における詳細な建築情報に基づく(工事・販売)価格を提示する、建築工事・リフォーム工事・解体工事についての総合住宅展示場としての機能を具備した建築情報システムとすることができる。
この際、リフォーム工事の場合には、例えば、図3,図5,図6に示した階層欄107の用途欄108には各階層(各区画)のリフォームである旨が記載及び表示(提示)され、特記事項欄106にはリフォーム内容等が記載され、購入価格欄152にはリフォーム工事価格が記載及び表示(提示)される。
同様に、解体工事の場合には、例えば、図3,図5,図6に示した階層欄107の用途欄108に解体である旨が記載及び表示(提示)され、購入価格欄152には解体工事価格が記載及び表示(提示)される。
ここで、例えば、家屋の半分を解体して空き敷地をつくるような解体の場合には、用途欄108の区画部分で解体を行う区画と残る区画とが記載及び表示(提示)される。
ただし、実際には解体したのちの建物の壁面は塞ぐ必要、すなわち、新たな外壁を作製する必要があるため、このような解体はリフォーム工事の扱いとしてもよい。また、これらの各工事の何れにおいても、間取図欄110に添付(リンク)される図面には、リフォーム工事や解体工事に基づく図面を添付することができる。
このように、新築・リフォーム・解体の各工事についての属性ごとに、図3に示した建築情報サーバー11により提示される入力フォーマット(登録画面)に基づく詳細な建築情報が施工会社等から入力されて閲覧可能(アップロード)とされ、図5,6に示した建築情報サーバー11により提示される入力フォーマット(閲覧画面)に基づく詳細な建築情報が施主等から入力されて閲覧(ダウンロード)する、というマッチングによる総合住宅展示場としての運用が可能となる。なお、マッチングは、例えば、図5、図6の右上に示すように、各欄への入場条件に応じて逐次該当件数と表示順とが件数標示部73に分数で表記されるため、前頁ボタン74と次頁ボタン75とをクリックすることにより、頁切り替えが可能である。
また、メーカー名等欄170には、表示(提示)したメーカーの利益率を表示(提示)してもよい。これにより、施主は、工事価格(購入価格)が同じであっても、販売価格がどれくらい上がるのかを知ることができ、実勢価格を判断する基準の一つとして利用することができる。
さらに、メーカー名等欄170には、例えば、解体工事について、工事を行う時期の調整が可能か否の情報を入力及び表示(提示)することも可能である。
すなわち、施工会社によっては、解体工事に必要な機器や人員を委託している場合があるが、例え、半日で終了する解体工事であっても、工事費用は1日分を要する。そこで、同じエリアに半日の解体工事が存在する場合、まとめて解体工事を行えば、解体工事に必要な機器や人員に対する費用は施主毎に折半することができる。
したがって、解体工事の日程が調整可能であれば、このような共同工事として解体工事を発注することも可能となる。なお、新築工事やリフォーム工事についても同様である。
さらに、上述した詳細な建築情報は、その各項目(各欄)の一つ以上を対象として検索機能を付与することができるため、施主は全ての項目を入力しなければならないわけではない。これにより、例えば、東京都に住んでいて工事場所が大阪府であるなど、土地の状況欄103の居住地が異なる場合でも、類似の物件等を検索することができ、実勢価格の判断基準となる情報を幅広く取得することも可能となる。
また、図3に示したフォーマットの登録画面に基づいて、工事毎の施工会社全体において作成する各工事の見積書・仕様書・工事請負契約書に繋がる共通項目として利用(展開)すれば、新築工事・リフォーム工事・解体工事について、書類の統一化を図ることができる。これにより、施主は、例えば、相見積り等をした場合であっても、どこが異なるのかを容易に見極めることができるうえ、適正価格であるか否かを判断するときに、誤解や判断ミスの要因を削減することも可能となる。
(その他の応用例)
なお、図6に例示したように、備考欄180に表示した見学会やセミナー等については、申込ボタンをクリックすることにより、申込フォーマットやメールフォーマットが画面表示されて申し込みが可能である。同様に、対象物件の見積書等を入手したい場合には、見積入手ボタンをクリックすることにより、申込フォーマットやメールフォーマットが画面表示されて申し込みが可能である。
また、土地の現況欄104には、土地の概略の形状(例えば、正方形、(道路に対して)縦長又は横長な長方形、三角形、台形、(私道等を含む)Lの字型、などを図形によって表示することも可能である。
さらに、階層欄107及び用途欄108は、建物の階層に応じて適宜変更されて表示可能である。例えば、複合ビル等の場合、1〜4階は店舗、5〜30階間では住居、のように一覧表に表示しきれない場合、これらをまとめて表示したうえで、例えば、各階単位で切替表示することも可能である。
同様に、各種欄において、一覧に表示できないものやプルダウン等に細かく条件を設定することも可能である。例えば、幅員を1.5m、2.0m、2.3m、2.5m・・・等のプルダウンリストによって幅員を選択し、その選択された幅員を土地の現況欄104に表示することも可能である。なお、これらの表示に関する詳細情報は、建築業界等で用いられる見積書や工事請負契約書等の記載事項並びに記載内容等に応じて、本発明を逸脱しない範囲で適宜設定及び変更可能である。また、例えば、戸建て住宅等における部屋数等を表示する「3LDK」等の呼称、その他の各種用語等については、土地・建物等に関する各種法律に準拠して用いるものとする。
このように、本発明によれば、建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及びこれらを含む現時点での相場(実勢価格等)を基準とする新築工事・リフォーム工事・解体工事等の各種工事を特殊条件等を考慮して行った場合における詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができる。
すなわち、新築工事、リフォーム工事、解体工事、の何れの工事においても、新規に建てるか既に建っているかは別として、建築物そのものは工事対象物として存在する。したがって、この建築物に対する工事についての建築工法、階層、工事面積、仕様及びこれらを含む現時点での相場(実勢価格等)を基準とすることは必須事項ということができる。
そしてこのような必須事項を基準とする建築物に対する各工事を、特殊条件等を考慮して行った場合における詳細な建築情報に基づく工事価格や販売価格とすれば、施主が今後行う各工事についての工事対象とを比較することにより、妥当価格や実勢価格を知ることができる。
本発明は、工事予定者が詳細な建築情報に基づく工事請負契約書に記載されている工事価格や販売価格に対する妥当価格や実勢価格を知ることができるものであるから、工事価格のエビデンスや信ぴょう性の裏付けとなるものであり、建築業界を中心として広く産業上の可能性を有している。
10…建築情報システム
11…建築情報サーバー
13…クライアント通信装置
14…電気通信回線
15…通信部
16…記憶部
17…処理内容判定部
18…登録画面提示部
19…建築情報登録部
20…検索画面提示部
21…建築情報特定部
22…地図作成部
50…登録画面
60…地図検索画面
61〜63…建築物の位置
71、72…閲覧画面
73…件数標示部
74…前頁ボタン
75…次頁ボタン
100…仕様欄
101…建物用途欄
102…建築工法欄
103…土地の用途地域欄
104…土地の状況欄
105…仕様欄
106…特記事項欄
107…階層欄
108…用途欄
109…工事面積欄
110…間取図欄
150…価格欄
151…販売価格欄
152…購入価格欄
160…所在地欄
170…メーカー名等欄
180…備考欄

Claims (7)

  1. 建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を対応付けたデータベースを有する記憶部を備えており、電気通信回線を通じて要求に応じた建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を提示する建築情報サーバーにおいて、
    アクセスをした不特定の、前記建築物のメーカー、前記建築物の新築工事、リフォーム工事又は解体工事を行った者に対し、建築物の仕様に関する所定の項目が定められた建築工法欄、階層欄、工事面積欄及び仕様欄と各種工事についての価格を入力可能な価格欄とを有する登録画面を提示する登録画面提示ステップと、
    前記登録画面提示ステップで提示した建築工法欄、階層欄、工事面積欄、仕様欄及び価格欄に入力された建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を互いに対応付けて前記記憶部に登録しデータベースとする建築情報登録ステップと、
    アクセスした不特定の工事予定者に対し、前記データベースに含まれる建築物を特定しうる情報を検索条件として受け付ける検索画面を提示する検索画面提示ステップと、
    前記検索画面提示ステップで受け付けた前記検索条件に基づいて、前記データベースから1つ又は複数の建築物を特定し、特定した建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を提示する建築情報提示ステップと、
    を備えることを特徴とする建築情報サーバー。
  2. 前記検索画面提示ステップでは、土地の接道幅員と道路との高低差の現況、立地条件又は用途地域を前記検索条件として受け付け、
    前記建築情報提示ステップでは、前記検索画面提示ステップで受け付けた検索条件に基づいて、前記データベースから1つ又は複数の建築物を特定し、特定した建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を提示することを特徴とする請求項1に記載の建築情報サーバー。
  3. 前記登録画面提示ステップで提示する登録画面は、建築物の所在地を入力可能な所在地欄を有し、
    前記建築情報登録ステップでは、前記登録画面提示ステップで提示した建築工法欄、階層欄、工事面積欄、仕様欄、価格欄、及び所在地欄に入力された建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様、価格、及び所在地を互いに対応付けて前記記憶部に登録してデータベースとし、
    前記検索画面提示ステップでは、前記建築情報登録ステップで登録された建築物の所在地に基づいて作成され建築物の位置を示す地図であって当該地図に示された建築物の位置をポインティングデバイスにより指定可能なグラフィカルユーザインタフェースを用いた検索画面を提示し、
    前記建築情報提示ステップでは、前記地図に示された建築物の位置の指定に基づいて、前記データベースから1つの建築物を特定し、特定した建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を提示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建築情報サーバー。
  4. 前記登録画面提示ステップで提示する登録画面の価格欄は、購入価格の価格欄と販売価格の価格欄とに区分されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の建築情報サーバー。
  5. 前記登録画面提示ステップで提示する登録画面の仕様欄は、前記建築物の仕様に関する所定の項目に対し、大分類から小分類への段階的な区分が設定されており、
    前記登録画面提示ステップで提示する登録画面の価格欄は、前記建築物の仕様に関する所定の項目毎に又はその項目の段階的な区分毎に入力可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の建築情報サーバー。
  6. 前記各種工事は、
    前記建築物を新たに建築する場合における新築工事、前記建築物が既設の場合であってその少なくとも一部をリフォームする場合におけるリフォーム工事、前記建築物が既設の場合であってその少なくとも一部を解体する場合における解体工事、の何れかであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の建築情報サーバー。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の建築情報サーバーと、
    前記建築情報サーバーにより提示される登録画面を介して前記記憶部に建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格を登録可能であるとともに、前記建築情報サーバーにより提示される検索画面を介して前記記憶部に登録された建築物の建築工法、階層、工事面積、仕様及び各種工事についての価格の提示を受けとることが可能なクライアント通信装置と、
    を備えたことを特徴とする建築情報システム。
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