JP6645870B2 - 配達物監視装置、配達物監視システム、および配達物監視プログラム - Google Patents

配達物監視装置、配達物監視システム、および配達物監視プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、配達物監視装置、配達物監視システム、および配達物監視プログラムに関する。
従来、荷物に貼付され、個々の荷物の識別情報を記憶する電子タグから、荷物の識別情報を受信する宅配荷物管理装置が知られている。この宅配荷物管理装置は、荷物の配送依頼人および荷物の受取人が所有する端末に荷物の現在の位置情報を提供する。しかしながら、従来の宅配荷物装置では、荷物に異常が生じた場合に異常を通知することができない場合があった。
特開2002−87536号公報
本発明が解決しようとする課題は、配達対象物の異常を通知することができる配達物監視装置、配達物監視システム、および配達物監視プログラムを提供することである。
実施形態の配達物監視装置は、第1の取得部と、第2の取得部と、監視部とを持つ。第
1の取得部は、移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信
する無線通信装置を介して、前記配達対象物に対応付けられた識別情報を繰り返し取得す
る。第2の取得部は、配達者が使用する端末装置から、前記格納部から前記配達対象物を
持ち出したことを示す情報を取得する。監視部は、前記第1の取得部により取得された前
記識別情報が減少し、且つ前記第2の取得部により前記端末装置から、前記配達対象物を
持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通
知を出力する。前記第2の取得部は、前記端末装置から、前記配達対象物の所在を知らせる情報を取得する。前記監視部は、前記第2の取得部により前記配達対象物の所在を知らせる情報が取得された場合、前記配達対象物の所在が確認できたことを知らせる通知を、前記配達対象物の異常を知らせる通知の出力先に出力する。
配達物監視システム1の構成を簡易に示す概念図。 配達対象物である小包Pおよび紙葉類Sの一例を示す図。 配達物監視装置10の機能構成を説明するための図。 配達対象物Sの配達に用いられる集配車Cと、集配車Cに搭載された無線通信装置150とを示す図。 配達物監視システム1により実行される処理の流れを示すフローチャート。 ある二つの時刻(t、t+1)における管理テーブル32の内容の変化を示す図。 配達物監視装置10が配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知した後に実行される処理の流れを示すフローチャート。 ボックス100と、ボックス100と通信するウェアラブルデバイス120とを説明するための図。 ボックス制御部112により実行される処理の流れを示すフローチャート。 無線通信装置150Aの機能構成を示す図。 第2の実施形態の配達物監視システム1Aの処理の流れを示すフローチャート。 ある二つの時刻(t、t+1)における通信装置側タグIDテーブル162の内容の変化を示す図。 配達物監視システム1Bにおいて、配達対象物が受け渡される場面を示す図。 第3の実施形態における、ある二つの時刻(t、t+1)における通信装置側タグIDテーブル162の内容の変化を示す図。
以下、実施形態の配達物監視装置、配達物監視システム、および配達物監視プログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、配達物監視システム1の構成を簡易に示す概念図である。配達物監視システム1において、配達対象物である小包Pおよび紙葉類Sは、荷主から発送営業所T1、発送ターミナルT2、到着ターミナルT3、到着営業所T4を経由して、到着営業所T4に到着する。到着営業所T4に到着した配達対象物は、集配車Cに積み込まれる。その後、配達者Aが集配車Cを運転して配達先に向かい、集配車Cに積み込まれた配達対象物を配達先に配達する。紙葉類Sは、例えば葉書や封書、メール便等である。
発送営業所T1、発送ターミナルT2、到着ターミナルT3、および到着営業所T4に設けられた端末装置は、それぞれネットワークNWを介して配達物監視装置10と通信可能である。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等を含む。
図2は、配達対象物である小包Pおよび紙葉類Sの一例を示す図である。図2(A)は、小包Pまたは紙葉類Sに貼付されるラベルLの一例を示す図である。ラベルLの材質は、例えば紙や樹脂等である。ラベルLは、例えばRFID(Radio Frequency IDentifier)等の無線通信タグTGを含む。無線通信タグTGは、他装置からの問い合わせ信号を受信すると、自身の識別情報であるタグIDを返信する。
ラベルLの第1面には、例えば無線通信タグTGのタグIDと同じ識別情報が符号化された一次元バーコードや、二次元バーコード等の表示オブジェクトOBが表示されてよい。また、ラベルLの第1面には、タグIDを示す情報が表示されてよい。図示する例では、QRコード(登録商標)である表示オブジェクトOBおよびタグIDが、ラベルLの第1面に表示されている。本実施形態では、タグIDは、配達対象物Sの識別情報(配達対象物ID)と一致する識別情報である。第1面とは異なる第2面には、例えば両面テープなどの粘着材が付与されている。
なお、表示オブジェクトOBには、タグIDに加え、更に配達対象物Sに関する情報が符号化されていてもよい。配達対象物Sに関する情報とは、配達対象物Sの宛先情報、配達対象物Sを配達先に届ける指定された日時である配達指定日時、配達対象物Sの配達を依頼した依頼人の情報等である。また、宛先情報とは、配達対象物Sの郵便番号や、住所、配達対象物Sの受取人の情報等を含む。
図2(B)は、小包PにラベルLが貼付された状態を示す図である。ラベルLは、例えば粘着材が付与された第2面を配達対象物Sに粘着させて、小包Pの上面に貼付される。図2(C)は、紙葉類SにラベルLが貼付された状態を示す図である。小包Pまたは紙葉類Sには、予めラベルLが取り付けられている状態で発送営業所T1の配達者Bに渡されてもよいし、配達者BによってラベルLが取り付けられてもよい。
図1に戻り、ハンディターミナル2は、配達対象物Sの配達者が使用する端末装置である。ハンディターミナル2は、カメラを内蔵し、操作者の操作によって、配達対象物Sに貼付されたラベルLや、配達対象物Sに記載された情報を含む画像を撮像する。ハンディターミナル2は、撮像した画像に対してデコード処理を行って、画像に符号化された情報を取得する。また、ハンディターミナル2は、例えば無線通信部(不図示)を備え、無線通信によってネットワークNWにアクセスすることで、画像から取得した情報を配達物監視装置10に送信する。また、ハンディターミナル2は、操作者の操作を受け付ける操作ボタンを備える。ハンディターミナル2は、操作者による操作ボタンに対する操作を受け付けた場合、操作者の操作に応じた各種処理を実行する。その各種処理には、操作者の操作によって特定された情報を配達物監視装置10に送信することが含まれる。
配達者Aは、配達対象物Sが格納された集配車Cから配達対象物Sを持ち出した場合、或いは、配達対象物Sの配達が完了した場合に、例えばハンディターミナル2を配達対象物Sに貼付されたラベルL(例えば表示オブジェクトOB)にかざし、更に配達対象物Sを持ち出した場合、或いは達対象物Sの配達が完了した場合に行われる特定操作を行う。また、配達者Aは、ハンディターミナル2を操作して、特定操作に応じた所定の信号を配達物監視装置10に送信する。配達物監視装置10は、所定の信号を取得した場合、ハンディターミナル2から配達者Aによって配達対象物Sが持ち出された、或いは配達対象物Sの配達が完了したことを認識する。この所定の信号は、持出情報の一例である。
図3は、配達物監視装置10の機能構成を説明するための図である。配達物監視装置10は、通信部12と、第1取得部14と、第2取得部16と、監視制御部20と、記憶部30とを備える。第1取得部14、第2取得部16、および監視制御部20のうち一部または全部、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムを実行することで実現されてよい。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現されてもよい。
記憶部30は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。記憶部30は、プロセッサが実行するプログラムや、通信部12を介して取得した情報を格納する。また、記憶部30は、後述する管理テーブル32を格納する。また、記憶部30は、配達対象物Sの配達対象物IDに対して、配達対象物Sの宛先に関する情報(宛先住所や、氏名等)や、依頼人に関する情報(依頼人の住所や、氏名等)、配達対象物Sの荷物の種類(割れ物や、貴重品等)、配達日(指定された配達日や、指定された配達時間)等が対応付けられた情報テーブルを格納する。
通信部12は、ネットワークNWを介して他装置と通信する。配達物監視装置10は、通信部12を用いて、無線通信装置150、またはハンディターミナル2と各種情報を送受信する。
以下、図4および図5を参照しながら、第1取得部14、第2取得部16、および監視制御部20の処理について説明する。図4は、配達対象物Sの配達に用いられる集配車Cと、集配車Cに搭載された無線通信装置150とを示す図である。集配車Cの配達対象物Sが積み込まれる荷台(格納部)の例えば内部には、無線通信装置150が搭載される。無線通信装置150は、集配車Cに積み込まれた配達対象物Sの無線通信タグTGと通信する。無線通信装置150の通信可能範囲は、集配車Cに積み込まれた配達対象物Sの無線通信タグTGと通信可能となるように設定されている。無線通信装置150は、無線通信タグTGからタグIDを取得し、取得したタグIDを、ネットワークNWを介して配達物監視装置10に送信する。図示するように、貴重品等の所定の配達対象物Sは、ボックス100に収納された状態で集配車Cに積み込まれてもよい。これについては後述する。
第1取得部14は、集配車Cに設けられた無線通信装置150を介して、配達対象物Sに付与されたタグIDを取得する。
第2取得部16は、ハンディターミナル2から送信された情報を取得する。
監視制御部20は、第1取得部14を介して取得したタグIDが減少し、且つ第2取得部16により配達対象物Sを持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、配達対象物Sの異常を知らせる通知を出力する。
図5は、配達物監視システム1により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、無線通信装置150が、処理周期となる所定時間が経過するまで待機する(ステップS100)。所定時間が経過すると、無線通信装置150は、問い合わせ信号を発信し(ステップS102)、自装置の通信可能範囲内に存在する無線通信タグTGからタグIDを取得することができたか否かを判定する(ステップS104)。タグIDを取得することができなかった場合、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。この場合、無線通信装置150は、タグIDが取得できなかったことを示す信号を配達物監視装置10に送信してもよい。
タグIDを取得することができた場合、無線通信装置150は、取得したタグIDを配達物監視装置10に送信する(ステップS106)。なお、無線通信装置150は、取得したタグIDを自装置の記憶領域に一時的に記憶させ、ステップS100の所定時間とは別の周期で、記憶領域に一時的に記憶させたタグIDの一覧を配達物監視装置10に送信してもよい。
次に、配達物監視装置10の第1取得部14が、無線通信装置150からタグIDを取得する(ステップS200)。次に、監視制御部20が、前回、無線通信装置150から取得したタグIDと、ステップS200で取得したタグIDとを比較する(ステップS202)。ここで、前回とは、図5に示す処理が繰り返し実行される中での前回を意味する。
次に、監視制御部20は、ステップS202の比較結果において、差異が存在するか否かを判定する(ステップS204)。具体的には、監視制御部20は、管理テーブル32を参照して、前回、無線通信装置150から取得したタグIDに対して、ステップS200で取得したタグIDが減少したか否かを判定する。
差異が存在しない場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。差異が存在する場合、監視制御部20は、配達者Aが配達対象物Sを集配車Cの格納部から持ち出したことを示す持出情報が取得されているか否かを判定する(ステップ206)。
持出情報が取得されている場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。この場合、配達者Aによって配達対象物Sは管理されているため、ハンディターミナル2または管理者端末装置50に配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知しない。
一方、持出情報が取得されていない場合、監視制御部20は、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS208)。所定の時間が経過していない場合、ステップS206の処理に戻る。所定の時間が経過した場合、監視制御部20は、配達者Aまたは管理者に配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知する(ステップS210)。この情報には、所在が不明である配達対象物Sを特定するための情報も含まれてよい。配達対象物Sを特定するための情報とは、例えばタグIDや、宛先住所等の情報である。以下、減少したタグIDに対応する配達対象物Sであり、且つ持出情報が取得されていない所在が不明である配達対象物Sを、所在不明配達対象物と称する。これを受けて、ハンディターミナル2または管理者端末装置50は、後述するように警報を出力する。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
図6は、ある二つの時刻(t、t+1)における管理テーブル32の内容の変化を示す図である。図6(A)は、ある時刻tにおける管理テーブル32の内容を示している。また、図6(B)は、時刻tよりも後の時刻t+1における管理テーブル32の内容を示している。管理テーブル32は、例えば、タグIDテーブル34および例外テーブル36を含む。タグIDテーブル34は、無線通信装置150ごとに設けられる。タグIDテーブル34は、例えば、無線通信装置150の識別情報と、無線通信装置150から配達物監視装置10に送信されたタグIDと、タグIDが無線通信装置150によって取得された時刻とが互いに対応付けられた情報である。
監視制御部20は、時刻t+1における処理において、時刻tに対応するタグIDテーブル34のタグIDと、時刻t+1に対応するタグIDテーブル34のタグIDとを比較する。図6の例では、時刻tに対応するタグIDテーブル34に含まれるタグID「005」が、時刻t+1に対応するタグIDテーブル34に含まれていない。監視制御部20は、時刻t+1における処理において、時刻tにおけるタグIDテーブル34に含まれていたタグIDが減少したと判定する。この場合、監視制御部20は、減少したタグIDに関して持出情報を取得しているか否かを判定する。
なお、例外テーブル36は、警報の出力をする必要のないタグIDが格納された情報である。例外テーブル36に格納されたタグIDは、例えば運搬途中に故障した無線通信タグTGのタグIDである。無線通信タグTGが故障した場合、ハンディターミナル2は、配達物監視装置10により出力された通知を受けて、警報を出力する。この場合、配達者Aは、ハンディターミナル2を配達対象物Sの表示オブジェクトOBにかざし、所定の操作を行って、表示オブジェクトOBから読み取られた情報を確認情報として、ハンディターミナル2を用いて配達物監視装置10に送信する。配達物監視装置10は、ハンディターミナル2から送信された確認情報に基づいて、例外テーブル36を生成する。このように、配達物監視装置10は、通信が成立しない無線通信タグTGが付与された配達対象物Sが、配達者Aにより管理されていることを把握することができる。例えば監視制御部20は、所在不明配達対象物に対応するタグID(または時刻t+1におけるタグIDテーブル34で減少したタグID)が例外テーブル36に格納されている場合、その配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知しない。
なお、本実施形態では、無線通信装置150が自動的に無線通信タグTGからタグIDを取得するものとしたが、無線通信装置150は、配達物監視装置10の指示信号に基づいて、無線通信タグTGからタグIDを取得してもよい。
図7は、配達物監視装置10が配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知した後に実行される処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ハンディターミナル2は、配達物監視装置10からの配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報の通知に基づいて、配達者Aに警報を出力する(ステップS300)。例えば、ハンディターミナル2は、自装置の表示画面に所在不明配達対象物を特定するためのタグID等の情報を表示する。また、ハンディターミナル2は、スピーカやブザーを制御して所在不明配達対象物が存在することを示す音声を出力させてもよい。
次に、ハンディターミナル2は、配達対象物Sに貼付された表示オブジェクトOBが配達者Aにより撮像されるまで待機する(ステップS302)。配達対象物Sに貼付された表示オブジェクトOBが配達者Aにより撮像されると、ハンディターミナル2は、表示オブジェクトOBに対してデコード処理を行って、画像に符号化された情報を取得し、取得した情報を配達物監視装置10に送信する(ステップS304)。なお、ハンディターミナル2は、配達者AによってタグIDが操作部に入力され、入力されたタグIDを送信する操作が行われた場合、入力されたタグIDに対応する情報を配達物監視装置10に送信してもよい。
配達物監視装置10は、配達者Aにより撮像され、ハンディターミナル2から送信された情報を取得するまで待機する(ステップS400)。ハンディターミナル2から情報を取得すると、配達物監視装置10の監視制御部20が、取得した情報を認識し(ステップS402)、認識した情報に、所在不明配達対象物のタグIDが含まれているか否かを判定する(ステップS404)。所在不明配達対象物のタグIDが含まれていない場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。
所在不明配達対象物のタグIDが含まれている場合、配達物監視装置10は、所在不明配達対象物の所在を確認することができたことを示す情報をハンディターミナル2(または管理者端末装置50)に通知する(ステップS406)。
ハンディターミナル2は、ステップS406で配達物監視装置10から送信された所在不明配達対象物が存在することを示す情報を取得し、取得した情報に基づいて自装置の警報を停止する(ステップS306)。これにより本フローチャートの1ルーチンは終了する。
なお、図7に示す処理に代えて、ハンディターミナル2は、自装置の内部処理として、配達物監視装置10から受信した情報(所在不明配達対象物のタグID)と、表示オブジェクトOBに対してデコード処理を行って取得した情報(タグID)とが一致した場合に、警報を停止する処理を行ってもよい。
また、本実施形態では、配達物監視システム1は、到着営業所T4から配達先への区間に適用されるものとして説明したが、発送営業所T1から到着営業所T4の間の任意の区間における運搬過程にも適用することができる。
上述した処理によって、配達物監視装置10は、集配車Cの無線通信装置150から送信された識別情報を比較して、減少した識別情報があり、且つ配達者Aが集配車Cの格納部から減少した識別情報に対応する配達対象物Sを持ち出したことを示す情報を取得していない場合、その配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を出力する。これにより、配達物監視装置10は、配達対象物Sが配達者Aに持ち出されたことが確認できない状態で、配達対象物Sが集配車C内に存在しない状態、すなわち配達対象物Sが紛失した、あるいは不当に持ち去られた可能性のある異常な状態であることを検知することができる。この結果、配達物監視装置10は、配達対象物Sの異常をハンディターミナル2や管理者端末装置50に通知することができる。
(ボックス100)
図8は、ボックス100と、ボックス100と通信するウェアラブルデバイス120とを説明するための図である。ボックス100は、ボックス本体102と、ボックス本体102の開口部を開閉する扉部104と、ロックユニット106と、操作部108と、ボックス通信部110と、ボックス制御部112と、ボックス100に電力を供給する電池等の電力供給部(不図示)を備える。
ボックス本体102は、配達対象物Sを収納する。ボックス本体102は、ボックス本体102に収納された配達対象物Sに付与された無線通信タグTGと、ボックス本体102の外部に存在する無線通信装置150との通信に用いる電波を透過させる。ボックス本体102は、例えば、炭素繊維等で強化された樹脂等で形成される。扉部104は、例えば金属等で形成される。物品の収納および取り出しは、扉部104を開放した状態でボックス本体102の開口部を介して行うことができる。
ロックユニット106は、扉部104が閉められた場合、扉部104のラッチと、ロックユニット106のストライカとを閉止状態にする。これによりロックユニット106は、扉部104と、ボックス本体102とを施錠する。ボックス100は、扉部104が閉められることにより内部の機密を保った状態に維持することができる。ロックユニット106は、ボックス制御部112により出力された解錠信号を取得すると、駆動部を駆動させてロックユニット106のストライカを解錠状態にする。これにより、扉部104のラッチと、ロックユニットのストライカとの閉止状態が解かれて、扉部104と、ボックス本体102とは解錠される。
操作部108は、配達者Aの操作を受け付ける。操作部108は、配達者Aの操作を受け付けると、認証処理を開始させるための認証処理信号をボックス制御部112に出力する。ボックス通信部110は、ウェアラブルデバイス120と通信する。ボックス制御部112は、例えば集積回路等を含むマイクロコンピュータである。ボックス制御部112の記憶領域には、予め設定された解錠情報が記憶されている。ボックス制御部112は、認証処理信号を取得すると、ボックス通信部110を制御して通信可能領域内で問い合わせ信号を発信する。ボックス制御部112は、ウェアラブルデバイス120と通信リンクが確立すると、ウェアラブルデバイス120から情報を取得する。ボックス制御部112は、ウェアラブルデバイス120から送信された情報(識別情報)と、記憶領域に記憶された解錠情報とが一致するか否かを判定する。ボックス制御部112は、ウェアラブルデバイス120から送信された情報と、記憶領域に記憶された解錠情報とが一致する場合、解錠信号をロックユニット106に出力する。
ウェアラブルデバイス120は、例えば、人の手首に装着されるリストバンド型のウェアラブルデバイスである。ウェアラブルデバイス120は、デバイス通信部(不図示)と、デバイス制御部(不図示)と、自装置に電力を供給する電池等の電力供給部(不図示)とを備える。デバイス通信部は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の通信規格に基づいて、ボックス通信部110と通信する。デバイス制御部は、デバイス通信部を制御して、デバイス制御部の記憶領域に記憶された識別情報をボックス100に送信する。
図9は、ボックス制御部112により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、ボックス制御部112は、操作部108が操作されるまで待機する(ステップS500)。配達者Aにより操作部108が操作されると、ボックス制御部112は、操作部108により出力された認証処理信号を取得して認証処理を開始する(ステップS502)。
ボックス制御部112は、ボックス通信部110を制御して、通信可能領域内でウェアラブルデバイス120のデバイス通信部と通信リンクを確立できたか否かを判定する(ステップS504)。通信リンクを確立できなかった場合は、本フローチャートの処理は終了する。通信リンクを確立できた場合は、ボックス制御部112は、自装置とウェアラブルデバイス120のデバイス通信部との通信によって、デバイス通信部から取得した情報と、解錠情報とが一致するか否かを判定する(ステップS506)。
デバイス通信部から取得した情報と、解錠情報とが一致しない場合、本フローチャートの処理は終了する。デバイス通信部から取得した情報と、解錠情報とが一致する場合、ボックス制御部112は、ロックユニット106を制御して、ボックス100の扉部104を解錠状態に制御する(ステップS508)。これにより配達者Aは、ボックス100内に配達対象物Sを収納したり、ボックス100内に収納された配達対象物Sを取り出したりすることができる。そして、配達者Aによりボックス100の扉部104が閉じられると、ボックス100の扉部は施錠される。これにより本フローチャートの処理は終了する。
上述したように、ボックス100に配達対象物Sを収容して、配達先に配達対象物Sを配達することによって、配達対象物Sをより安全に配達することができる。また、ウェアラブルデバイス120と通信することで、自動的にボックス100の施錠を解錠することができるため、ボックス100の利用者の利便性を向上させることができる。
以上説明した第1の実施形態の配達物監視装置10および配達物監視システム1によれば、第1取得部14により取得された識別情報が減少し、且つ第2取得部16により配達対象物Sを持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、配達対象物Sの異常を知らせる通知を出力することにより、配達対象物Sの異常を通知することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態の配達物監視システム1Aでは、監視制御部20が、無線通信装置150から送信された情報に基づいて、配達対象物SのタグIDが減少したか否かを判定するものとした。これに対して、第2の実施形態では、無線通信装置150Aが、配達対象物SのタグIDが減少したか否かを判定する。以下、この相違点を中心に説明する。
図10は、無線通信装置150Aの機能構成を示す図である。無線通信装置150Aは、通信装置側通信部152と、通信装置側制御部154と、通信装置側記憶部160とを備える。通信装置側通信部152は、配達対象物Sに付された無線通信タグTGと通信し、タグIDを取得する。通信装置側通信部152は、取得されたタグIDに基づく通信装置側制御部154の処理結果を配達物監視装置10Aに送信する。
通信装置側制御部154は、通信装置側通信部152により取得されたタグIDを比較し、比較結果において差異が存在するか否かを判定する。比較結果において差異が存在する場合、通信装置側制御部154は、通信装置側通信部152を制御して、比較結果において差異が存在したことを示す情報を配達物監視装置10Aに送信する。通信装置側記憶部160は、後述する通信装置側タグIDテーブル162を格納する。
図11は、第2の実施形態の配達物監視システム1Aの処理の流れを示すフローチャートである。まず、無線通信装置150Aが、処理周期となる所定時間が経過するまで待機する(ステップS600)。所定時間が経過すると、無線通信装置150Aの通信装置側通信部152は、問い合わせ信号を発信し(ステップS602)、自装置の通信可能範囲内に存在する無線通信タグTGからタグIDを取得することができたか否かを判定する(ステップS604)。タグIDを取得することができなかった場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。
タグIDを取得することができた場合、通信装置側制御部154が、前回、無線通信装置150から取得したタグIDと、ステップS604で取得したタグIDとを比較する(ステップS606)。
次に、通信装置側制御部154は、ステップS606の比較結果において差異が存在するか否かを判定する(ステップS608)。具体的には、通信装置側制御部154は、通信装置側管理テーブルを参照して、前回、取得したタグIDに対して、ステップS604で取得したタグIDが減少したか否かを判定する。差異が存在しない場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。差異が存在する場合、通信装置側制御部154は、通信装置側通信部152を制御して、減少したタグIDを配達物監視装置10Aに送信する(ステップ610)。
図12は、ある二つの時刻(t、t+1)における通信装置側タグIDテーブル162の内容の変化を示す図である。通信装置側タグIDテーブル162は、無線通信タグTGから取得したタグIDと、タグIDを取得した時刻とが互いに対応付けられた情報である。
図12(A)は、ある時刻tにおける通信装置側タグIDテーブル162の一例の内容を示している。また、図12(B)は、時刻tよりも後の時刻t+1における通信装置側タグIDテーブル162の一例の内容を示している。
図12の例では、通信装置側制御部154は、時刻t+1における処理において、時刻tに対応する通信装置側タグIDテーブル34のタグIDと、時刻t+1に対応する通信装置側タグIDテーブル162のタグIDとを比較する。通信装置側制御部154は、時刻tに対応する通信装置側タグIDテーブル162に含まれるタグID「005」が、時刻t+1に対応する通信装置側タグIDテーブル162に含まれていないため、タグIDが減少したと判定する。この場合、通信装置側制御部154は、減少したタグIDを自装置の識別情報およびタグIDを取得した時刻に対応付けて配達物監視装置10Aに送信する。
図11の説明に戻る。次に、配達物監視装置10Aは、ステップS610で送信された減少したタグIDを取得する(ステップS700)。次に、監視制御部20は、配達者Aが配達対象物Sを集配車Cの格納部から持ち出したことを示す持出情報が取得されているか否かを判定する(ステップ702)。持出情報が取得されている場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。
持出情報が取得されていない場合、監視制御部20は、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS704)。所定の時間が経過していない場合、ステップS702の処理に戻る。所定の時間が経過した場合、監視制御部20は、配達者Aまたは管理者に配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知する(ステップS706)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
以上説明した第2の実施形態の配達物監視システム1Aおよび無線通信装置150Aによれば、減少したタグIDを配達物監視装置10Aに送信するため、第1の実施形態の効果と同様の効果を奏すると共に、配達物監視装置10Aの処理負荷を軽減させることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の配達物監視システム1Bの配達物監視装置10Bは、複数の集配車Cに備えられる複数の無線通信装置150Bから取得したタグIDを統合的に監視することで、配達対象物SのタグIDが減少したか否かを判定する。例えば、集配車間で配達対象物Sの受け渡しが行われた場合に、通常であればハンディターミナル2で確認が行われるが、ハンディターミナル2での確認を忘れたような場合に、配達物監視装置10Bは、自動的に配達対象物Sの所在の確認することができる。以下、この相違点を中心に説明する。
図13は、配達物監視システム1Bにおいて、配達対象物が受け渡される場面を示す図である。図13では、複数の集配車CをC−1、C−2で表し、それらに搭載される配達対象物Sが収納されたボックスを100A、100Bと表している。
配達物監視装置10Bの第1取得部14は、無線通信装置150B(図13では、150B−1、150B−2)からタグIDを取得し、取得したタグIDと、タグIDを送信した無線通信装置150Bの識別情報と、タグIDが無線通信装置150Bにより取得された時刻とを互いに対応付けて記憶部30のタグIDテーブル34に記憶させる。
図14は、第3の実施形態における、ある二つの時刻(t、t+1)における通信装置側タグIDテーブル162の内容の変化を示す図である。通信装置側タグIDテーブル162には、無線通信装置150B−1または150B−2から送信されたタグIDが含まれる。図14(A)は、ある時刻tにおけるタグIDテーブル34の一例の内容を示している。図14(B)は、時刻tよりも後の時刻t+1におけるタグIDテーブル34の一例の内容を示している。
図14の例では、時刻tに対応するタグIDテーブル34に含まれるタグID「005」が、時刻t+1に対応するタグIDテーブル34に含まれていない。一方、時刻t+1に対応する無線通信装置150B−2から送信されたタグIDに関するタグIDテーブル34には、識別情報「005」が含まれている。この場合、監視制御部20は、時刻t+1の処理において、減少したタグIDが他の無線通信装置150B(無線通信装置150B−2)から取得したタグIDに含まれているため、配達対象物Sの所在を確認できたと判定する。
以上説明した第3の実施形態の配達物監視システム1Bおよび配達物監視装置10Bによれば、複数の集配車Cに搭載された無線通信装置150Bから取得したタグIDを統合した結果、タグIDが減少し、且つ持出情報が取得されていない場合、配達対象物Sの異常を知らせる通知を出力することにより、第1の効果と同様の効果を奏すると共に、不要な警報の出力を防止することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、第3の実施形態と同様の統合的な監視を、配達対象物監視装置10Cが、タグIDが減少した旨を示す情報と、タグIDが増加した旨を示す情報との双方を配達物監視装置10Cに送信することで実現する。以下、この相違点を中心に説明する。
第4の実施形態の無線通信装置150Cは、所定時間間隔で、無線通信タグTGのタグIDを取得し、取得したタグIDが増加または減少した場合、その増加または減少したタグIDを、増加したのか減少したのかを示すフラグ、自装置の識別情報、およびタグIDを取得した時刻に対応付けて配達物監視装置10Cに送信する。
そして、配達物監視装置10Cは、ある無線通信装置150CからタグIDが減少した情報を取得し、且つ、他の無線通信装置150Cから同じタグIDが増加した情報を取得した場合に、当該タグIDが付与された配達対象物Sの所在が不明であることを示す情報を通知しない。
以上説明した第4の実施形態の配達物監視システム1Cおよび配達物監視装置10Cによれば、ある無線通信装置150Cから減少したタグIDを取得し、他の無線通信装置150Cからその減少したタグIDを増加したタグIDとして取得できず、且つ持出情報が取得されていない場合、配達対象物Sの異常を知らせる通知を出力することにより、第3の実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置を介して、配達対象物に対応付けられた識別情報を繰り返し取得する第1の取得部と、配達者が使用する端末装置から、格納部から配達対象物を持ち出したことを示す情報を取得する第2の取得部と、第1の取得部により取得された識別情報が減少し、且つ第2の取得部により端末装置から、配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、配達対象物の異常を知らせる通知を出力する監視部とを持つことにより、配達対象物の異常を通知することができる。
実施形態の配達物監視装置は、以下のように表現することができる。
無線および有線の通信ネットワークに接続された無線通信装置であって、移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置から、前記通信ネットワークを介して通信することで前記配達対象物に対応付けられた識別情報を繰り返し取得する第1の取得部と、
前記通信ネットワークに接続された配達者が使用する端末装置から、前記通信ネットワークを介して通信することで、前記配達者によって前記格納部から前記配達対象物を持ち出した場合に行われる操作がなされたことを示す情報を取得する第2の取得部と、
前記第1の取得部により取得された前記識別情報が減少し、且つ前記配達者によって前記格納部から前記配達対象物を持ち出した場合に行われる操作がなされたことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を他の端末装置に出力する監視部と、
を備える配達物監視装置。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A、1B、1C…配達物監視システム、10、10A、10B、10C…配達物監視装置、12…通信部、14…第1取得部、16…第2取得部、20…監視制御部、30…記憶部、150、150A、150B,150C…無線通信装置、152…通信装置側通信部、154…通信装置側制御部、160…通信装置側記憶部

Claims (11)

  1. 移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置を介して、前記配達対象物に対応付けられた識別情報を繰り返し取得する第1の取得部と、
    配達者が使用する端末装置から、前記格納部から前記配達対象物を持ち出したことを示す情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部により取得された前記識別情報が減少し、且つ前記第2の取得部により前記端末装置から、前記配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を出力する監視部とを備え、
    前記第2の取得部は、前記端末装置から、前記配達対象物の所在を知らせる情報を取得し、
    前記監視部は、前記第2の取得部により前記配達対象物の所在を知らせる情報が取得された場合、前記配達対象物の所在が確認できたことを知らせる通知を、前記配達対象物の異常を知らせる通知の出力先に出力する、
    配達物監視装置。
  2. 前記監視部は、前記第1の取得部により取得された前記識別情報が減少したと判定した後、所定時間以内に前記第2の取得部により前記配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を出力する、
    請求項1記載の配達物監視装置。
  3. 前記監視部は、前記第1の取得部により第1の時刻において取得された前記識別情報と、前記第1の取得部により前記第1の時刻よりも後の第2の時刻において取得された前記識別情報とを比較し、前記第1の時刻において取得され且つ第2の時刻に取得されなかった識別情報が存在する場合、前記識別情報が減少したと判定する、
    請求項1又は請求項2記載の配達物監視装置。
  4. 移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置を介して、前記無線通信装置によって生成された情報であって、前記無線通信タグの識別情報が減少したことを示す情報を取得する第1の取得部と、
    配達者が使用する端末装置から、前記格納部から前記配達対象物を持ち出したことを示す情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部により前記識別情報が減少したことを示す情報が取得され、且つ前記第2の取得部により前記配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を出力する監視部とを備え、
    前記第2の取得部は、前記端末装置から、前記配達対象物の所在を知らせる情報を取得し、
    前記監視部は、前記第2の取得部により前記配達対象物の所在を知らせる情報が取得された場合、前記配達対象物の所在が確認できたことを知らせる通知を、前記配達対象物の異常を知らせる通知の出力先に出力する、
    配達物監視装置。
  5. 前記監視部は、前記第1の取得部により前記識別情報が減少したことを示す情報が取得された後、所定時間以内に前記第2の取得部により前記配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を出力する、
    請求項4記載の配達物監視装置。
  6. 前記第2の取得部は、前記端末装置から、前記配達対象物の所在を知らせる情報を取得し、
    前記監視部は、前記第2の取得部により前記配達対象物の所在を知らせる情報が取得された場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知をキャンセルする、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載の配達物監視装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項記載の配達物監視装置と、
    前記配達対象物が収納され、配達者に装着されたウェラブルデバイスと通信することによって解錠される筐体であって、前記無線通信装置と前記配達対象物に付与された無線通信タグとの通信に用いる電波を透過させる筐体と、
    を備える配達物監視システム。
  8. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の配達物監視装置と、
    移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信し、前記無線通信タグから通信によって取得された前記配達対象物の識別情報を、前記配達物監視装置に繰り返し送信する無線通信装置と、
    を備える配達物監視システム。
  9. 請求項4又は請求項5記載の配達物監視装置と、
    移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置であって、前記無線通信タグから通信によって取得された前記配達対象物の識別情報の変化に基づいて、前記無線通信タグの識別情報が減少したことを示す情報を、前記配達物監視装置に繰り返し送信する無線通信装置と、
    を備える配達物監視システム。
  10. 移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置と通信する配達物監視装置のコンピュータに、
    前記無線通信装置を介して、前記配達対象物に対応付けられた識別情報を繰り返し取得させ、
    配達者が使用する端末装置から、前記格納部から前記配達対象物を持ち出したことを示す情報を取得させ、
    前記取得させた前記識別情報が減少し、且つ前記端末装置から、前記配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を出力させ、
    前記端末装置から、前記配達対象物の所在を知らせる情報を取得させ、
    前記配達対象物の所在を知らせる情報が取得された場合、前記配達対象物の所在が確認できたことを知らせる通知を、前記配達対象物の異常を知らせる通知の出力先に出力させる、
    配達物監視プログラム。
  11. 移動体の格納部に格納された配達対象物に付与された無線通信タグと通信する無線通信装置と通信する配達物監視装置のコンピュータに、
    前記無線通信装置を介して、前記無線通信タグの識別情報が減少したことを示す情報を取得させ、
    配達者が使用する端末装置から、前記格納部から前記配達対象物を持ち出したことを示す情報を取得させ、
    前記識別情報が減少したことを示す情報が取得され、且つ前記端末装置から、前記配達対象物を持ち出したことを示す情報が取得されていない場合、前記配達対象物の異常を知らせる通知を出力させ、
    前記端末装置から、前記配達対象物の所在を知らせる情報を取得し、
    前記配達対象物の所在を知らせる情報が取得された場合、前記配達対象物の所在が確認できたことを知らせる通知を、前記配達対象物の異常を知らせる通知の出力先に出力させる、
    配達物監視プログラム。
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