JP2009075686A - 手荷物トラブル防止システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 空港において航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物について、上記した問題から生じる種々のトラブルに巻き込まれないように防止手段を施した手荷物トラブル防止システムを提供する。
【解決手段】 固有情報が記憶された記憶手段を有する搭乗者用のICカードと、前記ICカードから前記固有情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報を照合用の鍵情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている鍵情報と、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報とを照合処理する照合部と、前記照合部で照合一致した場合にだけ、前記航空手荷物の鍵の施解錠を解錠状態にする施解錠制御部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空港において航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物について、種々のトラブルに巻き込まれることを防止した手荷物トラブル防止システムに関する。
従来、空港において、航空機の搭乗者が所持している大型な手荷物(航空手荷物とも言う。)は、搭乗者が客室に持ち込むことが禁止されていることから、搭乗手続きを行う際に航空会社側で預かり、係員により航空機内に設けられた手荷物収納用のスペースに搭載することになっており、搭乗者は、到着空港内で自分の航空手荷物を受け取るようにシステム化されている。
近年、飛行機の大型化に伴い航空機の搭乗者数が増大しており、空港での航空手荷物の取り扱い量も増えていることから、短時間で搭乗者から航空手荷物を預かり航空機に搭載すると共に、到着空港で短時間に搭乗者に対して航空手荷物を返却できるように、航空手荷物の取り扱い処理の効率化を図る必要性が高まっているという問題がある。
また、近年、航空手荷物内に危険物を入れて航空機内に搭載させるなどテロ行為の危険性も高くなっていることから、これらテロ行為を防止するための危機管理の必要性も高くなり、航空機内に航空手荷物を搭載する前に、航空手荷物内に爆発物が入ってないかといった検査を行うなどセキュリティ対策の強化を図ることも重要になっているという問題がある。
また、上記のように、より高いセキュリティ対策の強化が図られることから、貴重品であっても機内に持ち込めないために、搭乗者が、出発空港で航空手荷物内に貴重品を入れて預けることも多く、預けられた航空手荷物をねらって、途中で不正に航空手荷物の鍵が開けられて、貴重品が盗まれるといった危険性もあるといった問題もある。
このような現状から、航空手荷物の取り扱い処理の効率化やセキュリティ対策を図るために、既に種々のシステムや方法が提案されている。(例えば、特許文献1〜3、参照)
特開平5−68607 特開平10−188056 特開2002−302259
しかしながら、上記従来のシステムや方法では、航空手荷物側に記憶可能なカードやタグを設けただけであるために、航空機の搭乗者が、搭乗前に預けた航空手荷物について、到着した空港で航空手荷物を受け取るまでの間に起こりうる上記した種々の問題への防止対策が、不十分であるという問題がある。
そこで、本発明は、空港において航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物について、上記した問題から生じる種々のトラブルに巻き込まれないように防止手段を施した手荷物トラブル防止システムを提供する。
本発明の手荷物トラブル防止システムは、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関するトラブルを防止する手荷物トラブル防止システムであって、固有情報が記憶された記憶手段を有する搭乗者用のICカードと、前記ICカードから前記固有情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報を照合用の鍵情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている鍵情報と、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報とを照合処理する照合部と、前記照合部で照合一致した場合にだけ、前記航空手荷物の鍵の施解錠を解錠状態にする施解錠制御部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、からなることを特徴とする。
また、本発明の手荷物トラブル防止システムは、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関するトラブルを防止する手荷物トラブル防止システムであって、前記搭乗者が搭乗する航空機の行先空港を特定する行先空港情報が記憶された搭乗者用のICカードと、前記ICカードから前記行先空港情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った行先空港情報を記憶する記憶部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、空港内で前記航空手荷物を搬送するための搬送装置と、前記搬送装置の所定位置に、前記搬送装置で搬送中の前記航空手荷物内に危険物が入っているか否かを検査する検査装置と、前記検査装置による検査結果情報を前記航空手荷物付属装置の記憶部に書き込む検査結果情報書込装置と、前記航空手荷物付属装置の記憶部に記憶された行先空港情報を読み取る読取装置と、前記読取装置で読み取った行先空港情報に基づいて行先別に振り分け処理する振分処理装置とが設けられ、前記航空手荷物を航空機に搭載する直前の場所に、前記航空手荷物付属装置の記憶部から検査結果情報を読み取り、読み取り結果を知らせる機能を有する確認装置が備えられていることを特徴とする。
更に、本発明の手荷物トラブル防止システムは、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関するトラブルを防止する手荷物トラブル防止システムであって、前記航空手荷物の固有情報が記憶された記憶手段を有する搭乗者用のICカードと、前記ICカードから前記固有情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報を記憶する記憶部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、空港内で航空手荷物を搭乗者に返却する場所に備えられ、前記航空手荷物を回覧搬送するターンベルト装置と、前記ターンベルト装置で回覧搬送する航空手荷物の航空手荷物用付属装置の記憶部に記憶されている固有情報を読み取る読取装置と、前記読取装置と通信可能に接続され、前記読取装置から受信した固有情報と、前記ICカードから読み取った固有情報とを照合し、照合一致した場合に、その航空手荷物が回覧搬送されているターンベルト装置を特定可能なターンベルト情報を表示する手段を有する端末装置と、からなることを特徴とする。
また、本発明の手荷物トラブル防止システムは、前記搭乗者用のICカードが、非接触ICカードであり、前記リーダライタが、非接触方式で情報の読み取り及び書込み処理を行う非接触リーダライタであることを特徴とする。
本発明の手荷物トラブル防止システムは、搭乗者用のICカードに記憶されている固有情報を、航空手荷物の鍵を開ける際に使用する照合用の情報として用いることができるので、第三者が不正に航空手荷物の鍵を開けようとしても照合用の情報を入手することができず、航空手荷物内からの盗難という手荷物トラブルを防止することができるという効果がある。
また、本発明の手荷物トラブル防止システムは、空港内での航空手荷物検査が終了した後、その航空手荷物に危険物を不正に入れたり、また、他の航空手荷物と入れ替えて、危険物が入った航空手荷物を航空機内に搭載しようとしても、再度、航空手荷物を航空機に搭載する直前の場所で、航空手荷物の記憶装置から検査結果情報を読み取り、読み取り結果を知らせることができるようにしたので、航空機を使用したテロ行為を未然に防止することができ、セキュリティ対策の強化を図ることができトラブルを防止できるという効果がある。
更に、本発明の手荷物トラブル防止システムは、短時間で航空手荷物を搭乗者から収集して航空機に搭載すると共に、到着空港で短時間に搭乗者に対して航空手荷物の返却を行え、航空手荷物の取り扱い処理の効率化を図ることができ、搭乗者が自分の航空手荷物の居所がわからなくなるというトラブルを防止できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムを、図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、実施形態に係る手荷物トラブル防止システムにおいて、航空手荷物1と、その航空手荷物1に備えられた航空手荷物付属装置2と、航空手荷物1の所有者である搭乗者5が所持するICカード3と、そのICカード3に必要な情報を登録するための登録用端末4との関係が示されている。
ICカード3は、無線により非接触方式で情報を伝達する非接触ICカードであることが好ましく、この実施形態の説明では、従来から公知である、アンテナ部と、CPUとメモリを有するICと、を備えた非接触ICカードを利用した場合について説明する。
予め航空手荷物1の所有者である搭乗者5が所持するICカード3には、ICカード3が発行される際に、ICカード毎に異なる固有情報が予め記憶されており、この固有情報を用いて航空手荷物1に備えられた鍵の施解錠管理を行えるようにしてある。
また、固有情報としては、搭乗者5が、自分で暗証番号などの識別情報をICカード3のメモリに入力させることで、それらの情報を固有情報として用いることもできる。
図2に示すように、航空手荷物1に備えられた航空手荷物付属装置2には、リーダライタ6と、記憶部7と、照合部8と、航空手荷物1に備えられた鍵の施解錠の管理を行う施解錠制御部9とが備えられている。
リーダライタ6は、ICカード3に記憶された情報の読み取りや、受信信号に応じて記憶されている情報の送信を行なう機能を有している。
記憶部7は、リーダライタ6で受信した情報を記憶する。
また、記憶部7には、リーダライタ6でICカード3から読み取った固有情報を照合用の鍵情報として記憶する照合用情報の記憶部としても用いられる。
照合部8は、記憶部7に記憶されている鍵情報と、リーダライタ6でICカード3から読み取った固有情報とを照合処理する機能を有する。
施解錠制御部9は、航空手荷物1に備えられている鍵の施解錠について、照合部8による照合処理で、一致した場合に解錠状態にして鍵のロックを解除できる機能を有している。
つまり、航空手荷物1の所有者である搭乗者5は、搭乗者5が所持しているICカード3に記憶されている固有情報を利用して、航空手荷物1のロックを解除できるように構成されている。
これにより、第三者が不正に航空手荷物の鍵を開けようとしても照合用の情報を入手することができず、搭乗前に預けられた航空手荷物の鍵があけられて航空手荷物内の貴重品が盗まれるという手荷物トラブルを防止することができる。
また、空港には、搭乗者5が搭乗する前に、自由に通行することができる場所に搭乗者5が自由に使用できる登録用端末4が備えられている。
登録用端末4には、送受信部10、表示部11、入力部12、記憶部13、通信部14、制御部15などが備えられている。
登録用端末4は、搭乗者5が入力部12から搭乗する航空機の行先空港を特定する行先空港情報を入力することで、送受信部10から行先空港情報が送信され、ICカード3のメモリに行先空港情報を記憶させる機能を有している。
搭乗者5は、登録用端末4を使用してICカード3のメモリに行先空港情報を記憶させることで、ICカード3のメモリに、固有情報と行先空港情報とが記憶された状態にすることができる。
いずれにしても、搭乗者5が航空手荷物1を航空会社側に預ける前の段階で、ICカード3のメモリに固有情報と行先空港情報とが記憶されている情報にする。
次に、図3に基づいて、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関して、航空会社側が預かった航空手荷物を航空機に搭載するまでの間に設けられているシステム構成を説明する。
まず、空港内には、航空機の搭乗者5から航空手荷物1を預かるための航空会社側の受付カウンター17が設けられている。
搭乗者5は、受付カウンター17に航空手荷物1を預ける前に、航空手荷物付属装置2にICカード3を近づけて、ICカード3に記憶されている固有情報と行先空港情報とを記憶させ、その後に、受付カウンター17から航空手荷物1を受付係員18に渡すことになる。
受付カウンター17内には、預かった航空手荷物1を待機している航空機付近に搬送するための搬送装置19が備えられている。
搬送装置19は、ベルトコンベアーのように、上に載せられた航空手荷物1を所定の方向に自動的に搬送させ、行先空港情報に基づいて行先別に振り分けて目的の航空機付近に移動できるように構成されている。
受付係員18は、預かった航空手荷物1を搬送装置19に載せることで搬送させる。
また、待機している航空機までの間を、航空手荷物1を搭載させたコンテナで運ぶ場合には、搬送装置19により航空手荷物1を、目的の航空機毎に搭載するコンテナ付近まで搬送させてもよい。
図3に示す搬送装置19では、左回りで航空手荷物1が搬送される構成が示されている。
また、搬送装置19の所定位置には、搬送装置19で搬送中の航空手荷物1内に危険物が入っているか否かを検査する検査装置20と、その検査装置20による検査結果情報を航空手荷物付属装置2の記憶部7に書き込む検査結果情報書込装置21とが備えられている。
検査結果情報書込装置21で、航空手荷物付属装置2の記憶部7に書き込まれる情報としては、検査装置20による検査の結果、問題がないことを示す予め定められた情報であればよい。
また、検査装置20による検査の結果で問題がある場合には、検査装置20に警報手段を設けておき、警報を発生させるなどして係員に知らせることで、搬送装置19から取り除き、係員が内部の確認を行うようにする。
したがって、検査結果情報書込装置21では、検査結果情報として問題がないことを示す情報だけを記憶部7に書き込む処理が行われる。
更に、検査結果情報書込装置21が備えられた場所の先方には、航空手荷物付属装置2の記憶部7に記憶された行先空港情報を読み取る読取装置22と、その読取装置22で読み取った行先空港情報に基づいて行先別に振り分け処理する振分処理装置23とが設けられている。
図3に示す場合には、振分処理装置23により行先空港の異なる2つの航空機に航空手荷物1を振り分けるための、2つの振り分け部23a,23bが備えられており、読取装置22で航空手荷物付属装置2の記憶部7から読み取った行先空港情報に基づいて、いずれかの振り分け部23a,23bが左右方向に移動することで、航空手荷物1が別々の場所に移動できるように構成されている。
また、航空手荷物1を航空機に搭載する直前の場所には、航空手荷物付属装置2の記憶部7から検査結果情報を読み取り、読み取り結果を知らせる機能を有する確認装置24が備えられている。
また、航空手荷物1を航空機に搭載する直前の場所としては、コンテナに搭載する直前の場所であってもよい。
いずれにしても、航空手荷物1を航空機に搭載する直前の場所は、航空機に搭載する最終段階にある状態の場所で、確認装置24により確認が行なわれればよい。
図3に示す場合には、振分処理装置23により行先空港の異なる2つの航空機に航空手荷物1を振り分けるため、航空手荷物1を航空機に搭載する仕事を行う係員25の各人が確認装置24を持って確認作業を行っている状態が示されている。
この確認装置24は、係員25が手に持って作業が行えるように小型のハンディータイプで構成されている。
確認装置24は、航空手荷物1の航空手荷物付属装置2に近づけるだけで、航空手荷物付属装置2の記憶部7から検査結果情報を読み取ることが可能に構成されており、読み取った検査結果情報として、問題がないことを示す情報が読み取れない場合には警報を発生させるなどして異常を係員に知らせるように構成されている。
つまり、航空機に搭載する航空手荷物1が、全て搬送装置19の所定位置に備えられて検査装置20で検査され、その検査結果として問題がない場合には、航空手荷物付属装置2の記憶部7に問題なしとの検査結果情報が記憶されているため、通常は、確認装置24でも問題なしとの検査結果情報が読み取れることになっている。
しかしながら、航空機に搭載する航空手荷物として、検査装置20で検査していない航空手荷物を不正に紛れ込ませたり、検査装置20で検査して問題なしとの検査結果情報が記憶させた後に、同じ形の航空手荷物に入れ替えてテロ行為を行うことを計画した場合などには、確認装置24による最終確認で、問題なしとの検査結果情報が記憶されていない不審な航空手荷物であるとして、航空機への搭載を行わないことで、航空機を使用したテロ行為を未然に防止するなど、セキュリティ対策の強化を図ることができるようにしてある。
次に、図4に基づいて、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関して、到着した空港で航空会社側から預けた航空手荷物を受け取るまでのシステム構成を説明する。
到着した空港内で、航空手荷物1を搭乗者5に返却する場所には、航空手荷物1を回覧搬送するターンベルト装置26が備えられている。
これらのターンベルト装置26は、航空機の搭乗者数が増すにつれて、空港内に複数備えられており、搭乗者は自分が預けた航空手荷物1がどこの場所にあるターンベルト装置26で回覧されているのかを短時間で効率的に見つけられるようになっている。
このターンベルト装置26の所定位置には、ターンベルト装置26で回覧搬送する航空手荷物1の航空手荷物付属装置2の記憶部に記憶されている固有情報を読み取る読取装置27が備えられている。
また、到着した空港内には、読取装置27と通信可能に接続され、その読取装置27から受信した固有情報と、搭乗者5が所持するICカード3から読み取った固有情報とを照合し、照合一致した場合に、その航空手荷物1が回覧搬送されているターンベルト装置26に関して、特定可能なターンベルト情報を表示する手段29を有する端末装置28が備えられている。
したがって、搭乗者は、この端末装置28を利用することで、簡単に自分の航空手荷物1があるターンベルト装置26を知ることができる。
次に、本発明の手荷物トラブル防止システムについて、航空手荷物1が出発空港で預けられてから到着空港まで移動して、到着後に搭乗者が航空手荷物1を受け取るまでの処理手順を、図5及び図6に基づいて説明する。
尚、搭乗者5が所持するICカード3には、予め固有情報が記憶されている場合について説明する。
まず、出発空港において、搭乗者5は、登録用端末4の入力部12から搭乗する航空機の行先空港を特定する行先空港情報を入力する。(ステップS1)
そして、登録用端末4の送受信部10にICカード3を近づけることで、送受信部10から行先空港情報が送信され、ICカード3のメモリに行先空港情報を記憶させる。(ステップS2)
次に、航空手荷物1に備えられた航空手荷物付属装置2にICカード3を近づけることで、ICカード3に記憶されている固有情報と行先空港情報とを、航空手荷物付属装置2の記憶部7に記憶させる。(ステップS3)
ここで、記憶部7に記憶された固有情報は、航空手荷物1を開ける場合に、鍵のロックを解錠する際に利用される照合用の鍵情報として記憶され、その後に固有情報を受信した際に、予め記憶されている鍵情報と照合処理され、一致した場合にだけロックの解錠が行われる。
その後、搭乗者5は、航空手荷物を預ける航空会社側の受付カウンター17で航空手荷物1を預ける。
受付カウンター17に預けられた航空手荷物1は、搬送装置19に載せられて搬送され、検査装置20による検査処理が行われる。(ステップS4)
検査装置20による検査処理で、問題がないと判定された場合には、検査結果情報書込装置21から、問題がなかったことを示す検査結果情報が送信されて、航空手荷物付属装置2の記憶部7に書き込まれる。(ステップS5)
また、検査装置20による検査処理で、問題があると判定された場合には、警報音が発生して係員に知らせる。(ステップS6)
その場合には、係員は、その航空手荷物1を確認するために一旦取り除く。
更に、搬送装置19に載せられて搬送されている航空手荷物1は、読取装置22により、航空手荷物付属装置2の記憶部7に記憶された行先空港情報の読み取りが行われる。(ステップS7)
そして、その読み取った行先空港情報に基づいて、振分処理装置23により行先別に振り分け処理される。(ステップS8)
これにより、航空手荷物1は、行先空港別にその目的の航空機に航空手荷物1を搭載する係員が待機している場所に搬送されることになる。
次に、航空手荷物1を航空機に搭載する係員は、確認装置24を使用して、航空機に搭載する全ての航空手荷物1に対して、航空手荷物付属装置2に確認装置24を近づけて、航空手荷物付属装置2の記憶部7に記憶されている問題なしとの検査結果情報の読み取り処理を行う。(ステップS9)
この確認装置24による処理で、検査結果情報の読み取りが完了した場合には、問題なしとして航空機内に搭載する作業を行う。
また、この確認装置24による処理で、検査結果情報の読み取りができない場合には、問題ありとして航空機内に搭載しないで、内部の確認を行う。
以上の処理により、搬送装置19から確認装置24による確認処理までの間において、危険物が入った航空手荷物など他の航空手荷物と入れ替えて航空機内に搭載しようとしても、航空機内に搭載することを未然に防ぐことができるようにしてある。
次に、航空機が目的の空港に到着した後の処理について、図4に基づいて説明する。
到着空港内において、航空機から降ろされた航空手荷物1は、航空手荷物1を搭乗者5に返却する場所に備えられたターンベルト装置26に載せられ、搭乗者5に回覧されて、搭乗者5が自分の航空手荷物1を持ち去れるようにしてある。
到着空港内には、複数のターンベルト装置26がそなえられているために、ターンベルト装置26毎に管理番号が付けられている。
ターンベルト装置26に載せられた航空手荷物1に対して、読取装置27により、航空手荷物1の航空手荷物付属装置2の記憶部に記憶されている固有情報の読み取りが行われる。(ステップS10)
そして、読取装置27で読み取られた固有情報は、端末装置28に送信されて、固有情報とターンベルト装置26の管理番号とが関係付けられて記憶される。(ステップS11)
また、搭乗者5は、端末装置28の読取部にICカード3を近づけることで、ICカード3に記憶されている固有情報の読み取りを行わせる。(ステップS12)
端末装置28は、読み取った固有情報と、記憶部に記憶されている固有情報とターンベルト装置26の管理番号情報とを照合して、一致した管理番号情報を表示手段29に表示させる。(ステップS13)
これにより、搭乗者5は、表示された管理番号のターンベルト装置26に航空手荷物1を取りに行くことで、迷わないで自分の航空手荷物1が回覧されているターンベルト装置26を見つけることができる。
更に、受け取った航空手荷物1を開ける際には、ICカード3を航空手荷物付属装置2に近づけることで、ICカード3に記憶されている固有情報を航空手荷物付属装置2に読み取らせる。(ステップS14)
そして、航空手荷物付属装置2の照合部8により、読み取られた固有情報と、予め鍵情報として記憶されている固有情報の照合処理を行なう。(ステップS15)
そして、一致した場合に解錠状態にして鍵のロックを解除する。(ステップS16)
これにより、航空手荷物1を開けることができる。
以上のように、本発明の手荷物トラブル防止システムは、搭乗者5が所持するICカード3を用いて、航空手荷物1の施解錠管理や、到着空港でのターンベルト装置26の確認を簡単に行うことができ、航空手荷物内からの盗難という手荷物トラブルの防止や、到着空港での航空手荷物の居所がわからなくなるというトラブルの防止を図ることができ、更に、他の航空手荷物と入れ替えて、危険物が入った航空手荷物を航空機内に搭載すると入ったテロ行為といったトラブルを防止できるなど、総合的に手荷物のトラブル防止を図ることができるように構成されている。
本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムにおいて、航空手荷物と、航空手荷物付属装置と、搭乗者が所持するICカードと、登録用端末との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムにおいて、航空手荷物付属装置と、登録用端末とのシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムにおいて、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関して、航空会社側が預かった航空手荷物を航空機に搭載するまでのシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムにおいて、航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関して、到着した空港で航空会社側から預けた航空手荷物を受け取るまでのシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る手荷物トラブル防止システムの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 航空手荷物
2 航空手荷物付属装置
3 ICカード
4 登録用端末
5 搭乗者
6 リーダライタ
7 記憶部
8 照合部
9 施解錠制御部
10 送受信部
11 表示部
12 入力部
13 記憶部
14 通信部
15 制御部
17 受付カウンター
18 受付係員
19 搬送装置
20 検査装置
21 検査結果情報書込装置
22 読取装置
23 振分処理装置
23a,23b 振り分け部
24 確認装置
25 搭載する仕事を行う係員
26 ターンベルト装置
27 読取装置
28 端末装置
29 ターンベルト情報を表示する手段

Claims (4)

  1. 航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関するトラブルを防止する手荷物トラブル防止システムであって、
    固有情報が記憶された記憶手段を有する搭乗者用のICカードと、
    前記ICカードから前記固有情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報を照合用の鍵情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている鍵情報と、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報とを照合処理する照合部と、前記照合部で照合一致した場合にだけ、前記航空手荷物の鍵の施解錠を解錠状態にする施解錠制御部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、
    からなることを特徴とする手荷物トラブル防止システム。
  2. 航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関するトラブルを防止する手荷物トラブル防止システムであって、
    前記搭乗者が搭乗する航空機の行先空港を特定する行先空港情報が記憶された搭乗者用のICカードと、
    前記ICカードから前記行先空港情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った行先空港情報を記憶する記憶部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、
    空港内で前記航空手荷物を搬送するための搬送装置と、
    前記搬送装置の所定位置に、前記搬送装置で搬送中の前記航空手荷物内に危険物が入っているか否かを検査する検査装置と、前記検査装置による検査結果情報を前記航空手荷物付属装置の記憶部に書き込む検査結果情報書込装置と、前記航空手荷物付属装置の記憶部に記憶された行先空港情報を読み取る読取装置と、前記読取装置で読み取った行先空港情報に基づいて行先別に振り分け処理する振分処理装置とが設けられ、
    前記航空手荷物を航空機に搭載する直前の場所に、前記航空手荷物付属装置の記憶部から検査結果情報を読み取り、読み取り結果を知らせる機能を有する確認装置が備えられている、
    ことを特徴とする手荷物トラブル防止システム。
  3. 航空機の搭乗者が、搭乗前に航空会社側に預けた航空手荷物に関するトラブルを防止する手荷物トラブル防止システムであって、
    前記航空手荷物の固有情報が記憶された記憶手段を有する搭乗者用のICカードと、
    前記ICカードから前記固有情報を読み取る機能を有するリーダライタと、前記リーダライタで前記ICカードから読み取った固有情報を記憶する記憶部とを有する航空手荷物付属装置を備えた航空手荷物と、
    空港内で航空手荷物を搭乗者に返却する場所に備えられ、前記航空手荷物を回覧搬送するターンベルト装置と、
    前記ターンベルト装置で回覧搬送する航空手荷物の航空手荷物付属装置の記憶部に記憶されている固有情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置と通信可能に接続され、前記読取装置から受信した固有情報と、前記ICカードから読み取った固有情報とを照合し、照合一致した場合に、その航空手荷物が回覧搬送されているターンベルト装置を特定可能なターンベルト情報を表示する手段を有する端末装置と、
    からなることを特徴とする手荷物トラブル防止システム。
  4. 前記搭乗者用のICカードが、非接触ICカードであり、前記リーダライタが、非接触方式で情報の読み取り及び書込み処理を行う非接触リーダライタであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の手荷物トラブル防止システム。
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