JP6644528B2 - シール構造および等速自在継手 - Google Patents

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Description

本発明は、シール構造及びシール構造を備えた等速自在継手に関する。
例えば、各種産業機械などで使用される等速自在継手では、外部からの異物の侵入および内部からのグリースの漏出を防止するためのシール部材として、ゴムや樹脂製のブーツを装着しているのが一般的である。
しかしながら、各種産業機械の動力伝達機構に適用される等速自在継手のうち、鉄鋼設備等に用いた場合、化学水や鉄粉を含む熱湯等が飛散する厳しい環境下(劣悪雰囲気下)で使用されることが多い。このため、このような劣悪雰囲気下において用いる等速自在継手では、従来において、ゴムや樹脂製のブーツからなるシール部材を使用せず、金属製の球面シール構造を採用することが種々提案された(特許文献1及び特許文献2)。
金属製の球面シール構造を用いた等速自在継手は、例えば、図3に示すような構成となる。この等速自在継手は、内径面1に複数のトラック溝2が軸方向に沿って形成された外側継手部材3と、外径面4に複数のトラック溝5が軸方向に沿って形成された内側継手部材6と、外側継手部材3のトラック溝2と内側継手部材6のトラック溝5との対で形成されるボールトラックに配置される複数のトルク伝達ボール7と、外側継手部材3の内径面1と内側継手部材6の外径面4との間に介在すると共にトルク伝達ボール7を保持するケージ8を備える。
内側継手部材6の孔部の内径面には雌スプライン11が形成され、この内側継手部材6の孔部に、シャフト12の雄スプライン13が嵌入され、この雄スプライン13が内側継手部材6の雌スプライン11に嵌合する。
外側継手部材3の一方の開口部はシール構造Sにて塞がれている。シール構造Sは、ブーツを使用しない金属同士の球面接触による球面シール構造であり、シャフト側のシール内環20と、外側継手部材側のシール外環21と、シール内環20をシール外環21側へ押圧する弾性部材22とを備える。
シール内環20は、凸球面状のシール面23を有するお碗形状の本体部20aと、本体部20aの内径部に連設される短円筒部20bとからなる。また、シール外環21は、継手外部側の内径部に内鍔部21aを有するリング体からなる。シール外環21は、外側継手部材3に螺着される図示省略のボルト部材を介して外側継手部材3に固着される。シール外環21の内鍔部21aは、径方向に延びる径方向部25と、この径方向部25の内径部に継手外部から継手内部に向かって縮径するように延びる延設部26とを備える。そして、この延設部26の端面が前記シール面23に摺接する凹曲面状のシール面27となる。また、シャフト12には、円筒状のスペーサ28が外嵌されている。このスペーサ28にシール内環20が外嵌される。
弾性部材22はコイルスプリングからなり、シール内環20と内側継手部材6との間に介在される。この場合、シール内環20には、短円筒部20bの外径面と本体部20aの内面との間に周方向凹部29が設けられる。このため、弾性部材22の一方の端部22aが周方向凹部29に嵌合し、他方の端部22bが内側継手部材6の端面に接触している。したがって、弾性部材22の弾性力によって、シール内環20が継手外方へ押圧される。
すなわち、図3の仮想線で示すように、等速自在継手が作動角(例えば、10°)をとった場合であっても、弾性部材22の弾性力によって、シール内環20のシール面23とシール外環21のシール27とが圧接するように設定される。このため、シール内環20のシール面23とシール外環21のシール面27との間において、シール性に優れ、安定したシール機能を発揮する。
特開2010−65814号公報 特開2011−190871号公報
前記のように、金属球面シール構造を有する等速自在継手の場合、シール内環のシール面とシール外環のシール面との金属摺接である。すなわち、球面で合わさっているシール部が回転に伴い擦れることになる。このため、シール面が摩耗しやすく、このように摩耗すれば、シール機能が低下することになり、このようなシール構造におけるシール機能の寿命が短い。
そこで、本発明では、シール機能の長寿命化を図ることが可能なシール構造及び等速自在継手を提供する。
本発明のシール構造は、内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在されてトルクを伝達するトルク伝達部材とを備え、かつ、前記外側継手部材は底壁を有するマウス部を備え、前記外側継手部材のマウス部にシャフトが嵌入される等速自在継手における、このマウス部とシャフトとの間の開口部を密封するシール構造であって、凸球面状のシール面を有する金属球面シール内環と、この金属球面シール内環のシール面と相対的に摺接する凹球面状のシール面を有する金属球面シール外環とを備え、前記金属球面シール内環が、前記外側継手部材側に第1軸受構造部を介して外側継手部材との供回りが規制された状態で装着され、前記金属球面シール外環が、前記内側継手部材側に第2軸受構造部を介して内側継手部材との供回りが規制された状態で装着されるものである。
本発明のシール構造によれば、金属球面シール内環が、外側継手部材側に第1軸受構造部を介して外側継手部材との供回りが規制された状態で装着され、金属球面シール外環が、前記内側継手部材側に第2軸受構造部を介して内側継手部材との供回りが規制された状態で装着されているので、この等速自在継手にてトルクが伝達されている際に、金属球面シール内環と金属球面シール外環とは回転しない。このため、球面で合わさっているシール部に回転にともなう擦れが生じない。
前記第1軸受構造部は、前記外側継手部材の開口部に装着される外側継手部材側台座と、この外側継手部材側台座に装着される転がり軸受とを備え、この転がり軸受を介して前記金属球面シール内環が外側継手部材側台座に装着されるように構成できる。このように構成することによって、第1軸受構造部及び第2軸受構造部を安定して提供できる。
前記内側継手部材は、前記トルク伝達部材が嵌合するトラック溝が形成された内輪構成部を有するシャフトにて形成され、前記第2軸受構造部は、前記シャフトに装着される転がり軸受を備え、この転がり軸受に前記金属球面シール外環が装着されているものであってもよい。このように、内側継手部材が、トルク伝達部材が嵌合するトラック溝が形成された内輪構成部を有するシャフトにて形成された場合、シャフトと内側継手部材との間で、スプライン嵌合させる必要がない。このため、組み立て性の向上を図ることができる。なお、スプライン嵌合が必要であれば、トルク伝達ボールのピッチ円を小さくした場合に内側継手部材のボール溝底(トラック溝底)からスプライン間の肉厚が不足して強度を確保できないおそれがある。これに対して、一体化構造では、強度不足とならずに、トルク伝達ボールのピッチ円を小さくすることができる。
シャフトにシャフト側台座と弾性部材とが配設され、この弾性部材の弾性力がシャフト側台座及び第2軸部構造部の軸受に伝達されて、前記金属球面シール外環が前記金属球面シール内環側へ押圧されて、金属球面シール外環のシール面と金属球面シール内環のシール面とを密接するように構成するのが好ましい。このように構成することによって、金属球面シール外環のシール面と金属球面シール内環のシール面との密接性の向上を図ることができ、安定したシール機能を発揮する。
本発明の等速自在継手は、内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在されてトルクを伝達するトルク伝達部材とを備え、かつ、前記外側継手部材は底壁を有するマウス部を備え、前記外側継手部材のマウス部にシャフトが嵌入される等速自在継手であって、前記シール構造にて、前記外側継手部材の開口部を密封したものである。
本発明の等速自在継手によれば、等速自在継手にてトルクが伝達されている際に、金属球面シール内環と金属球面シール外環とは回転しない。このため、球面で合わさっているシール部に回転にともなう擦れが生じない。
本発明では、球面で合わさっているシール部に回転にともなう擦れが生じないので、シール機能の長寿命化が可能となる。しかも、球面シール外環及び球面シール内環が金属製であるので、過酷な使用条件下に耐えるシール構造となる。
本発明のシール構造を用いた等速自在継手の断面図である。 図1に示す等速自在継手の要部拡大断面図である。 従来のシール構造を用いた等速自在継手の断面図である。
以下本発明の実施の形態を図1と図2に基づいて説明する。図1と図2とは本発明に係る等速自在継手を示している。この等速自在継手は、内径面31に複数(例えば、6個)のトラック溝32が形成された外側継手部材33と、外径面34に複数(例えば、6個)のトラック溝35が形成された内側継手部材36と、前記外側継手部材33のトラック溝31と内側継手部材36のトラック溝35との間に介在してトルクを伝達するトルク伝達部材としての複数(例えば、6個)のトルク伝達ボール37と、前記外側継手部材33の内径面31と内側継手部材36の外径面34との間に介在してボール37を保持する保持器38とを備える。
外側継手部材33が、底壁41aを有するマウス部41と、マウス部41の底壁41aに連設されるフランジ部42とからなる。そして、マウス部41の内径面31にトラック溝32が形成されている。
内側継手部材36は、前記トルク伝達部材としてのトルク伝達ボール37が嵌合するトラック溝が35形成された内輪構成部39を有するシャフト40にて形成される。シャフト40は、その基端部に、外鍔部40aと、大径凸部40bと、中径凸部40cと、小径凸部40dとが形成されている。
そして、外側継手部材33の開口部、つまりマウス部41の開口部がシール構造Sにて密封されている。シール構造Sは、凸球面状のシール面51を有する金属球面シール内環52と、この金属球面シール内環52のシール面51と相対的に摺接する凹球面状のシール面53を有する金属球面シール外環54とを備える。なお、金属球面シール内環52及び金属球面シール外環54は、耐腐食性に優れたSUS系材料が好適であるが、耐熱性を目的とする場合には機械構造用炭素鋼であってもよい。
金属球面シール内環52は、外径面が凸球面とされて前記シール面51を構成するリング体部55と、このリング体部55に連設される大径の短円筒部56とからなり、この短円筒部56に転がり軸受57が嵌合されている。また、この転がり軸受57は外側継手部材33のマウス部41の開口部に装着される台座(外側継手部材側台座)58に装着されている。この場合、転がり軸受57と外側継手部材側台座58とで、後述する第1軸受構造部M1を構成する。
外側継手部材側台座58は、外径面の反継手側に周方向切欠部59aを有する短円筒形状の本体部59と、この本体部59に連設される薄肉のリング部60とからなる。そして、リング部60に外側継手部材33のマウス部41の開口部が内嵌固定される。この場合、外側継手部材33のマウス部41の開口部外径面に周方向凹窪部43が設けられ、この周方向凹窪部43にリング部60が嵌入している。
また、台座58の内部の継手側コーナ部に球面座58aが設けられ、この球面座58aが、保持器38の継手開口側の外径部38aに摺接する。また、外側継手部材33の底壁41aとトラック溝32との間のコーナ部に球面座41bが設けられ、球面座41bが、保持器38の継手奥側の外径部38bに摺接する。
台座58の本体部59の周方向切欠部59aに前記転がり軸受57が嵌合している。この場合の転がり軸受57は、外径面に軌道面61aが形成された内輪61と、内径面に軌道面62aが形成された外輪62と、内輪61の軌道面61aと外輪62の軌道面62aとの間を転動する転動体63とを備える。このため、内輪61が周方向切欠部59aに外嵌され、外輪62が金属球面シール内環52の短円筒部56に内嵌されている。
ところで、金属球面シール内環52のリング体部55の内端面及び内径面に切欠部55a、55bが設けられている。このため、転がり軸受57の内輪61及び台座58の本体部59の周方向切欠部59aの底面との間に、隙間C1,C2が形成される。
また、金属球面シール外環54は、お椀形状をなし、ボス部54aと、このボス部54aから延設される延設部54bとからなる。そして、ボス部54a及び延設部54bの内面が、凹球面形状のシール面53を構成する。
ボス部54aの外径面及び内径面には周方向凹部64、65が設けられ、そして、内径側の周方向凹部65に転がり軸受66が嵌着されている。すなわち、転がり軸受66は、外径面に軌道面67aが形成された内輪67と、内径面に軌道面68aが形成された外輪68と、内輪67の軌道面67aと外輪68の軌道面68aとの間を転動する転動体69とを備える。
転がり軸受66は、内輪67がシャフト40の中間部40eに嵌合され、外輪68が金属球面シール外環54のボス部54aの周方向凹部65に嵌合されている。この場合、内輪67は、シャフト40に対して、シャフト軸心廻りに回転しないが、シャフト軸心方向にスライド可能となっている。例えば、シャフト40の中間部40eに雄スプライン等の凹凸部を形成し、転がり軸受66の内輪67の内径面にシャフト40の中間部40eの凹凸部に噛合(嵌合)する雌スプライン等の凸凹部を形成すればよい。
また、内輪67とシャフト40の小径凸部40dとの間に介在状とされるシャフト側台座70が配置されている。この台座70は、外径側の肉厚リング部70aと、この肉厚リング部70aの内径面の反継手側から内径側へ延びる肉薄リング部70bと、この肉薄リング部70bの内径端から継手側へ突出する押圧部70cとからなる。この場合、転がり軸受66とシャフト側台座70とで、後述する第2軸受構造部M2を構成する。
金属球面シール外環54のボス部54aの外径側の周方向凹部64に、シャフト側台座70の肉厚リング部70aが嵌合して、シャフト側台座70の押圧部70cにて転がり軸受66の内輪67の外端面に当接した状態では、台座70の肉厚リング部70aの内端面71と、周方向凹部64の径方向端面64aとの間に隙間C3が生じ、台座70の肉厚リング部70aの内径面72と、周方向凹部64の周方向端面64bとの間に隙間C4が生じ、シャフト側台座70の肉薄リング部70bの継手側の端面73と、金属球面シール外環54のボス部54aの外端面74との間に隙間C5が生じる。
また、シャフト側台座70とシャフト40の外鍔部40aとの間に弾性部材75が介在される。この場合、弾性部材75は圧縮バネであり、シャフト側台座70を継手内部側へ押圧することになる。このように、シャフト側台座70が継手内部側へ押圧されれば、シャフト側台座70の押圧部70cにて転がり軸受66の内輪67の外端面67bを継手内部側へ押圧することになる。転がり軸受66の内輪67の外端面67bを継手内部側へ押圧されれば、転がり軸受66の外輪68の内端面68bが周方向凹部65の奥側凸部75を継手内部側へ押圧する。これによって、金属球面シール外環54のシール面53が金属球面シール内環52のシール面51を押圧して、シール面51、53同士が密接する。
このため、前記のように構成された等速自在継手では、金属球面シール内環52が、外側継手部材33側に第1軸受構造部M1を介して外側継手部材33との供回りが規制された状態で装着され、金属球面シール外環54が、内側継手部材36側に第2軸受構造部M2を介して内側継手部材36との供回りが規制された状態で装着されることになる。ここで、第1軸受構造部M1は、転がり軸受57と台座58とで構成でき、第2軸受構造部M2は、転がり軸受66と台座70とで構成できる。このため、第1軸受構造部M1及び第2軸受構造部M2を安定して提供できる。
この等速自在継手にてトルクが伝達されている際に、金属球面シール内環52と金属球面シール外環54とは回転しない。従って、球面で合わさっているシール部(シール面51とシール面53)に回転にともなう擦れが生じず、シール機能の長寿命化が可能となる。しかも、球面シール外環54及び球面シール内環52が金属製であるので、過酷な使用条件下に耐えるシール構造となる。
また、図1の仮想線で示すように、等速自在継手が作動角(例えば、15°)を取った場合においても、金属球面シール内環52が、外側継手部材33側に第1軸受構造部M1を介して外側継手部材33との供回りが規制され、金属球面シール外環54が、内側継手部材36側に第2軸受構造部M2を介して内側継手部材36との供回りが規制されることになる。
内側継手部材36が、トルク伝達部材としてのボール37が嵌合するトラック溝35が形成された内輪構成部39を有するシャフト40にて形成された場合、シャフト40と内側継手部材36との間で、スプライン嵌合させる必要がない。このため、組み立て性の向上を図ることができる。なお、スプライン嵌合が必要であれば、トルク伝達ボールのピッチ円を小さくした場合に内側継手部材のボール溝底(トラック溝底)からスプライン間の肉厚が不足して強度を確保できないおそれがある。これに対して、一体化構造では、強度不足とならずに、トルク伝達ボールのピッチ円を小さくすることができる。
弾性部材75が配設されるものであれば、金属球面シール外環54の内環摺接面(シール面53)と金属球面シール内環52の外環摺接面(シール面51)との密接性の向上を図ることができ、安定したシール性能を発揮する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、等速自在継手として、固定式等速自在継手であっても、摺動式等速自在継手であってもよい。また、固定式等速自在継手として、バーフィールドタイプであってもアンダーカットフリータイプであってもよく、摺動式等速自在継手として、ダブルオフセットタイプであっても、クロスグルーブタイプであっても、トリポードタイプであってもよい。なお、トリポードタイプである場合、シングルローラタイプであっても、ダブルローラタイプであってもよい。転がり軸受として、円筒ころ軸受や針状ころ軸受等であってもよいし、滑り軸受であってもよい。転がり軸受の方が抵抗が少なく最適である。
33 外側継手部材
35 トラック溝
36 内側継手部材
37 トルク伝達ボール
39 内輪構成部
40 シャフト
51 シール面
52 金属球面シール内環
53 シール面
54 金属球面シール外環
57 転がり軸受
58 外側継手部材側台座
66 転がり軸受
70 シャフト側台座
75 弾性部材
M1 第1軸受構造部
M2 第2軸受構造部
S シール構造

Claims (5)

  1. 内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在されてトルクを伝達するトルク伝達部材とを備え、かつ、前記外側継手部材は底壁を有するマウス部を備え、前記外側継手部材のマウス部にシャフトが嵌入される等速自在継手における、このマウス部とシャフトとの間の開口部を密封するシール構造であって、
    凸球面状のシール面を有する金属球面シール内環と、この金属球面シール内環のシール面と相対的に摺接する凹球面状のシール面を有する金属球面シール外環とを備え、前記金属球面シール内環が、前記外側継手部材側に第1軸受構造部を介して外側継手部材との供回りが規制された状態で装着され、前記金属球面シール外環が、前記内側継手部材側に第2軸受構造部を介して内側継手部材との供回りが規制された状態で装着されることを特徴とするシール構造。
  2. 前記第1軸受構造部は、前記外側継手部材の開口部に装着される外側継手部材側台座と、この外側継手部材側台座に装着される転がり軸受とを備え、この転がり軸受を介して前記金属球面シール内環が外側継手部材側台座に装着されていることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
  3. 前記内側継手部材は、前記トルク伝達部材が嵌合するトラック溝が形成された内輪構成部を有するシャフトにて形成され、前記第2軸受構造部は、前記シャフトに装着される転がり軸受を備え、この転がり軸受に前記金属球面シール外環が装着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシール構造。
  4. シャフトにシャフト側台座と弾性部材とが配設され、この弾性部材の弾性力がシャフト側台座及び第2軸部構造部の軸受に伝達されて、前記金属球面シール外環が前記金属球面シール内環側へ押圧されて、金属球面シール外環のシール面と金属球面シール内環のシール面とを密接することを特徴とする請求項3に記載のシール構造。
  5. 内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在されてトルクを伝達するトルク伝達部材とを備え、かつ、前記外側継手部材は底壁を有するマウス部を備え、前記外側継手部材のマウス部にシャフトが嵌入される等速自在継手であって、
    前記請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシール構造にて、前記外側継手部材の開口部を密封したことを特徴とする等速自在継手。
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