JP6643701B2 - 補整衣類 - Google Patents

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Description

本発明は、着用者の体型を補整する補整衣類に関する。
従来の補整衣類として、例えば特許文献1に記載の姿勢補整用被服がある。この補整衣類では、左右の当て布片と、当て布間を連結する繋ぎ片とによって筒状の本体部が構成されている。当て布は非伸縮性の生地によって形成され、繋ぎ片は伸縮性の生地によって形成されている。また、例えば特許文献2に記載のウエストニッパーでは、背面部の上縁を凸弧状に形成すると共に、左右の前側布の下部裏面に非伸縮性の腹当て布を縫着している。
特開2000−000258号公報 実用新案登録第3070361号公報
上述のような補整衣類は、非伸縮性の生地で押さえることで着用者の腹部や腰部を引き締め、腰部周りのくびれなどを造形するものである。しかしながら、特許文献1の構成では腹部の下部のみに非伸縮性の生地が配置され、特許文献2の構成では腹部の脇側のみに非伸縮性の生地が配置されている。このような構成では、体型補整効果が限定的であり、一層優れた補整効果を奏するには更なる工夫が必要と考えられる。一方、非伸縮性の生地の配置領域を拡大すると、体型補整効果自体は高くなるが、胴回りの締め付けが過剰となり、着心地が悪化してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、優れた体型補整効果と着心地の良さとを両立できる補整衣類を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る補整衣類は、着用者の胴回りの体型を補整する補整衣類であって、胴回りを包囲可能となるように、前側部分、後側部分、及び左右の脇側部分によって筒状をなす本体部を備え、本体部は、周方向に交互に配置された非伸縮部及び伸縮部を有し、非伸縮部は、少なくとも周方向について非伸縮性を有し、前側部分における前中心ラインを含むように帯状に延在する第1の非伸縮部と、脇側部分における脇中心ラインを含むように帯状に延在する第2の非伸縮部と、後側部分における後中心ラインを含むように帯状に延在する第3の非伸縮部とによって構成され、伸縮部は、少なくとも周方向について伸縮性を有し、第1の非伸縮部と第2の非伸縮部との間で帯状に延在する第1の伸縮部と、第2の非伸縮部と第3の非伸縮部との間で帯状に延在する第2の伸縮部とによって構成されている。
この補整衣類では、前側部分の第1の非伸縮部が着用者の腹部の正面側を押さえ、脇側部分の第2の非伸縮部が着用者の腹部の脇側を押さえることで、腰部周りのくびれなどが美しく造形される。また、後側部分の第3の非伸縮部が着用者の背骨に沿うことで着用者の姿勢が矯正され、体型補整効果を更に際立たせることができる。また、この補整衣類では、第1の非伸縮部と第2の非伸縮部との間に配置された第1の伸縮部と、第2の非伸縮部と第3の非伸縮部との間に配置された第2の伸縮部とによって胴回りの締め付け力が緩和される。したがって、体型補整効果を維持しつつ、着心地の良さも確保できる。
また、第2の非伸縮部における周方向の縁部及び第3の非伸縮部における周方向の縁部には、隣接する伸縮部との境界部分に沿って芯材が配置されていてもよい。このような芯材の配置により、着用時の第2の非伸縮部及び第3の非伸縮部の保形性が向上し、着崩れによって体型補整効果が失われることを抑制できる。
また、第2の非伸縮部は、本体部の下方側に向かって裾広がりとなっていてもよい。この場合、第2の非伸縮部が着用者の腹部の脇側のライン及び腰部の脇側のラインに好適にフィットする。したがって、体型補整効果を更に向上できる。
また、第1の非伸縮部は、本体部の下方側に向かって裾狭まりとなっていてもよい。この場合、第1の非伸縮部によって押さえられることによる脇腹の息苦しさを緩和できる。したがって、着心地の良さを向上できる。
第3の非伸縮部は、一定の幅で延在していてもよい。この場合、第3の非伸縮部が着用者の背骨のラインに好適にフィットする。したがって、着用者の姿勢が保持され、体型補整効果を更に向上できる。
第3の非伸縮部は、3.0cm〜6.0cmの範囲の幅で延在していてもよい。第3の非伸縮部の幅が広すぎると、背骨が第3の非伸縮部に対してずれ易くなり、姿勢の矯正効果が損なわれるおそれがある。また、第3の非伸縮部の幅が狭すぎると、背骨に対する圧迫感が増し、着心地が悪化するおそれがある。したがって、第3の非伸縮部の幅を上記範囲とすることで、姿勢の矯正効果と着心地とを両立できる。
また、伸縮部は、伸縮性を有する表生地と、伸縮性を有すると共に表生地よりも大きな回復力を有する裏生地とによって構成され、裏生地の下縁部は、表生地の下縁部よりも上側に位置し、かつ表生地に対して非結合となっていてもよい。伸縮性を有する表生地と伸長回復性を有する裏生地とを組み合わせて伸縮部を構成することで、非伸縮部による体型補整効果を阻害することなく、胴回りの締め付け力を緩和できる。また、裏生地の下縁部が表生地の下縁部よりも上側の位置で表生地に対して非結合となっていることで、伸縮部の下縁部が着用者の胴回りの形状の変化に追従し易くなる。これにより、例えば着座姿勢において腹部の肉が本体部の下縁部からはみ出ることや、着用時に胴回りのシルエットに段が生じることを抑制できる。
この補整衣類によれば、優れた体型補整効果と着心地の良さとを両立できる。
補整衣類の一実施形態を示す正面図である。 図1に示した補整衣類の側面図である。 図1に示した補整衣類の背面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る補整衣類の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、補整衣類の一実施形態を示す正面図である。また、図2は、図1に示した補整衣類の側面図であり、図3は、その背面図である。図1〜図3に示す補整衣類1は、ウエストニッパー或いはボディセパなどと称される衣類である。補整衣類1は、ブラジャーの下方で胴回りに装着され、着用者の腹部や腰部を引き締め、腰部周りのくびれなどを造形する機能を有している。本実施形態では、ホックレスタイプの補整衣類1を例示する。このタイプの補整衣類1は、足元から履くことで着用可能となっており、アウターウェアに影響するようなホックによる出っ張りができず、すっきりとしたボディラインを造形できる。
補整衣類1は、図1〜図3に示すように、着用者の胴回りを包囲可能となるように、前側部分3、左右の脇側部分4,4、及び後側部分5によって筒状をなす本体部2を備えている。着用時、本体部2の上縁部2aは、着用者の胸部の下側付近及び肩部(肩甲骨)の下側付近に位置し、本体部2の下縁部2bは、着用者の下腹部(臍部の下側)付近及び腰部(骨盤の上側)付近に位置する。本体部2の外形は、人体における胸部の下側から腰部付近までの形状に合わせ、上縁部2aから下縁部2bにかけて緩やかに凹状に湾曲している。すなわち、本体部2の外形は、上下方向の中央付近で緩やかに絞られていると共に、下方に向かって裾広がりとなっている(図1参照)。
本体部2における前側部分3の上縁部2aには、補整衣類1の上方にブラジャーが装着されることを考慮し、図1に示すように、凹状の湾曲部分6が形成されている。凹状の湾曲部分6は、ブラジャーのバージスラインに対応するように、前中心ラインL1を挟んで左右対称に凹状に湾曲している。凹状の湾曲部分6の底部は、前中心ラインL1を挟んで一定の幅で周方向にフラットな形状となっている。また、本体部2における脇側部分4の上縁部2aは脇高に設計されており、補整衣類1の着用時に本体部2の上縁部2aがブラジャーにおけるカップ部下辺側のバージスラインに被さり易くなっている。かかる上縁部2aの構成により、補整衣類1とブラジャーとの間に着用者の肌が露出することを防止できる。
凹状の湾曲部分6には、前中心ラインL1を挟んで左右対称に上縁布7が縫着されている。凹状の湾曲部分6と上縁布7との縫着部分には、伸長回復性を有するストレッチテープが設けられている。かかる上縁布7により、凹状の湾曲部分6の上側にV字状のラインが形成され、補整衣類1とブラジャーとの間に着用者の肌が露出することをより確実に防止できる。
本体部2は、周方向に交互に配置された非伸縮部10及び伸縮部20を備えている。非伸縮部10の周方向の縁部と伸縮部20の周方向の縁部とが互いに縫着されて一体化されることにより、上述した筒状の本体部2が構成されている。
まず、非伸縮部10について説明する。非伸縮部10は、少なくとも周方向について非伸縮性を有している。非伸縮部10は、上下方向(上縁部2aと下縁部2bとを結ぶ方向)については伸縮性を有していてもよく、非伸縮性を有していてもよい。非伸縮性とは、完全に伸縮しないものを指すのではなく、伸縮性の十分に小さい難伸縮性も含まれる。
非伸縮部10は、第1の非伸縮部11と、第2の非伸縮部12と、第3の非伸縮部13とを有している。第1の非伸縮部11は、図1に示すように、本体部2の前側部分3における前中心ラインL1を含むように、上縁部2aから下縁部2bにかけて帯状に延在している。本実施形態では、第1の非伸縮部11の中心と前中心ラインL1とが一致しており、第1の非伸縮部11は、前中心ラインL1に対して左右対称となっている。また、第1の非伸縮部11は、細長の等脚台形状をなしており、上底の長さが下底の長さよりも長くなっている。これにより、第1の非伸縮部11は、本体部2の下方側に向かって裾狭まりとなっている。
第1の非伸縮部11は、伸縮性の表生地11Aと、非伸縮性の裏生地11Bとによって構成されている。表生地11Aは、例えばツーウェイラッセル、ツーウェイトリコットなどの素材によって形成されている。また、裏生地11Bは、例えばパワーネットなどの素材によって形成されている。第1の非伸縮部11の上縁部11aは、本体部2の上縁部2aにおける凹状の湾曲部分6の底部を構成している。また、第1の非伸縮部11の下縁部11bは、本体部2における前側部分3の下縁部2bを構成している。
第2の非伸縮部12は、図2に示すように、本体部2の脇側部分4における脇中心ラインL2を含むように、上縁部2aから下縁部2bにかけて帯状に延在している。本実施形態では、第2の非伸縮部12は、脇中心ラインL2よりも僅かに前側に偏在している。第2の非伸縮部12は、細長の台形状をなしており、下底の長さが上底の長さよりも長くなっている。また、脇中心ラインL2に対する前側の斜辺の傾斜角度は、脇中心ラインL2に対する後側の斜辺の傾斜角度よりも大きくなっている。これにより、第2の非伸縮部12は、本体部2の下方側に向かって裾広がりとなっている。
第2の非伸縮部12は、例えばワンウェイのパワーネットなどの素材によって形成されている。第2の非伸縮部12の上縁部12aは、本体部2における脇側部分4の上縁部2aを構成している。第2の非伸縮部12の上縁部12aでは、生地が肌側に折り返されており、当該折り返し部分は第2の非伸縮部12の本体部分に対し、両側部分を除いて非結合となっている。また、第2の非伸縮部12の下縁部12bは、本体部2における脇側部分4の下縁部2bを構成している。第2の非伸縮部12の下縁部12bには、テープ等を用いずに折り返し始末がなされている。
第3の非伸縮部13は、図3に示すように、本体部2の後側部分5における後中心ラインL3を含むように、上縁部2aから下縁部2bにかけて帯状に延在している。本実施形態では、第3の非伸縮部13は、細長の長方形状をなし、後中心ラインL3に沿って一定の幅で延在している。第3の非伸縮部13の幅は、例えば3.0cm〜6.0cmとなっている。また、第3の非伸縮部13の中心と後中心ラインL3とは一致しており、第3の非伸縮部13は、後中心ラインL3に対して左右対称となっている。
第3の非伸縮部13は、例えばワンウェイのパワーネットなどの素材によって形成されている。第3の非伸縮部13の上縁部13aは、本体部2における後側部分5の上縁部2aを構成している。第3の非伸縮部13の上縁部13aでは、生地が肌側に折り返されており、当該折り返し部分は第3の非伸縮部13の本体部分に対して非結合となっている。また、第3の非伸縮部13の下縁部13bは、本体部2における後側部分5の下縁部2bを構成している。第3の非伸縮部13の下縁部13bでは、生地が肌側に折り返されており、当該折り返し部分は第3の非伸縮部13の本体部分に対して非結合となっている。
上述した第2の非伸縮部12における周方向の両縁部には、図2に示すように、隣接する伸縮部20との境界部分に沿って芯材30,30がそれぞれ配置されている。また、上述した第3の非伸縮部13における周方向の両縁部にも、図3に示すように、隣接する伸縮部20との境界部分に沿って芯材30,30がそれぞれ配置されている。なお、第1の非伸縮部11と隣接する伸縮部20との間には、芯材30は配置されていない。
芯材30は、例えば金属線を帯状に成型してなり、可撓性を有する部材である。芯材30の両端部分は、樹脂などでラミネートされていることが好適である。芯材30は、本体部2の厚さ方向と芯材30の厚さ方向とが一致するように筒状のテープに挿入され、本体部2の裏側(肌側)に縫着されている。筒状のテープに挿入された芯材30は、第2の非伸縮部12と第1の伸縮部21との境界部分においては、当該境界部分に沿って、第2の非伸縮部12の裏側(肌側)に配置されている。また、筒状のテープに挿入された芯材30は、第2の非伸縮部12と第2の伸縮部22との境界部分及び第3の非伸縮部13と第2の伸縮部22との境界部分においては、境界部分を跨ぐように、当該境界部分に沿って裏側(肌側)に配置されている。
なお、補整衣類1においては、上記のように芯材30が配置されているが、芯材30は、非伸縮部10と伸縮部20との境界部分に沿うものであれば、非伸縮部10の裏側に配置されていてもよく、伸縮部20の裏側に配置されていてもよい。また、非伸縮部10と伸縮部20とに跨った部分の裏側に配置されていてもよい。
芯材30の上端は、本体部2の上縁部2aまでは伸びておらず、芯材30の上端は、上縁部2aから一定の間隔をもって上縁部2aよりも下側に位置している。また、芯材30の下端は、本体部2の下縁部2bまでは伸びておらず、芯材30の下端は、下縁部2bから一定の間隔をもって下縁部2bの上側に位置している。このような構成により、着用時に芯材30が着用者の肌に当たることを抑制でき、着用感の低下を回避できる。本実施形態では、芯材30の下端が第2の非伸縮部12の下縁部12b及び第3の非伸縮部13の下縁部13bのそれぞれの折り返し部分よりも上側に位置している。これにより、特に着用者が着座姿勢をとった際に芯材30が着用者の肌に当たることを抑制できる。
次に、伸縮部20について説明する。伸縮部20は、少なくとも周方向について伸縮性を有している。伸縮部20は、上下方向(上縁部2aと下縁部2bとを結ぶ方向)については伸縮性を有していてもよく、非伸縮性を有していてもよい。伸縮部20は、伸縮性を有する表生地20Aと、伸縮性を有すると共に表生地20Aよりも大きな回復力を有する裏生地20Bとによって構成されている。表生地20Aは、例えばツーウェイトリコットなどの素材によって形成されている。また、裏生地20Bは、例えばパワーネットなどの素材によって形成されている。
伸縮部20は、第1の伸縮部21と、第2の伸縮部22とを有している。第1の伸縮部21は、図1及び図2に示すように、第1の非伸縮部11と左右の第2の非伸縮部12,12との間で、上縁部2aから下縁部2bにかけてそれぞれ帯状に延在している。本実施形態では、第1の伸縮部21は、本体部2の下方側に向かって僅かに裾広がりとなっている。
第1の伸縮部21の上縁部21aは、本体部2の上縁部2aにおける凹状の湾曲部分6の脇部を構成している。また、第1の伸縮部21の上縁部21aには、折り返し始末がなされている。第1の伸縮部21の下縁部21bは、第1の非伸縮部11と第2の非伸縮部12との間で本体部2の下縁部2bを構成している。
第1の伸縮部21の下縁部21bにおいて、裏生地20Bの下縁部は、表生地20Aの下縁部よりも上側に位置している。裏生地20Bの下縁部と表生地20Aの下縁部との間の間隔は、例えば第2の非伸縮部12の下縁部12b及び第3の非伸縮部13の下縁部13bの折り返し部分の長さ程度となっている。また、裏生地20Bの下縁部は、表生地20Aに対して非結合となっている。
第2の伸縮部22は、図2及び図3に示すように、左右の第2の非伸縮部12と第3の非伸縮部13,13との間で、上縁部2aから下縁部2bにかけてそれぞれ帯状に延在している。本実施形態では、第2の伸縮部22は、上下方向の中央付近で緩やかに絞られていると共に、下方に向かって裾広がりとなっている(図3参照)。
第2の伸縮部22の上縁部22aは、第2の非伸縮部12と第3の非伸縮部13との間で本体部2の上縁部2aを構成している。また、第2の伸縮部22の上縁部22aには、折り返し始末がなされている。第2の伸縮部22の下縁部22bは、第2の非伸縮部12と第3の非伸縮部13との間で本体部2の下縁部2bを構成している。
第1の伸縮部21の下縁部21bと同様、第2の伸縮部22の下縁部22bにおいて、裏生地20Bの下縁部は、表生地20Aの下縁部よりも上側に位置している。裏生地20Bの下縁部と表生地20Aの下縁部との間の間隔は、例えば第2の非伸縮部12の下縁部12b及び第3の非伸縮部13の下縁部13bの折り返し部分の長さ程度となっている。また、裏生地20Bの下縁部は、表生地20Aに対して非結合となっている。
以上の構成を有する補整衣類1では、前側部分3の第1の非伸縮部11が着用者の腹部の正面側を押さえ、脇側部分4の第2の非伸縮部12が着用者の腹部の脇側を押さえることで、腰部周りのくびれなどが美しく造形される。また、後側部分5の第3の非伸縮部13が着用者の背骨に沿うことで着用者の姿勢が矯正され、体型補整効果を更に際立たせることができる。また、補整衣類1では、第1の非伸縮部11と第2の非伸縮部12との間に配置された第1の伸縮部21と、第2の非伸縮部12と第3の非伸縮部13との間に配置された第2の伸縮部22とによって胴回りの締め付け力が緩和される。したがって、体型補整効果を維持しつつ、着心地の良さも確保できる。
また、補整衣類1では、第2の非伸縮部12における周方向の縁部及び第3の非伸縮部13における周方向の縁部において、隣接する伸縮部20との境界部分に沿って芯材30が配置されている。このような芯材30の配置により、着用時の第2の非伸縮部12及び第3の非伸縮部13の保形性が向上し、着崩れによって体型補整効果が失われることを抑制できる。
また、補整衣類1では、第2の非伸縮部12が本体部2の下方側に向かって裾広がりとなっている。これにより、第2の非伸縮部12を着用者の腹部の脇側のライン及び腰部の脇側のラインに好適にフィットさせることができる。したがって、体型補整効果を更に向上できる。
また、補整衣類1では、第1の非伸縮部11が本体部2の下方側に向かって裾狭まりとなっている。これにより、第1の非伸縮部11によって押さえられることによる脇腹の息苦しさを緩和できる。したがって、着心地の良さを向上できる。
また、補整衣類1では、第3の非伸縮部13が3.0cm〜6.0cmの範囲で一定の幅で延在している。これにより、第3の非伸縮部13を着用者の背骨のラインに好適にフィットさせることができる。したがって、体型補整効果を更に向上できる。第3の非伸縮部13の幅が広すぎると、背骨が第3の非伸縮部13に対してずれ易くなり、姿勢の矯正効果が損なわれるおそれがある。また、第3の非伸縮部13の幅が狭すぎると、背骨に対する圧迫感が増し、着心地が悪化するおそれがある。したがって、第3の非伸縮部13の幅を上記範囲とすることで、姿勢の矯正効果と着心地とを両立できる。
また、補整衣類1では、伸縮性を有する表生地20Aと、伸縮性を有すると共に表生地20Aよりも大きな回復力を有する裏生地20Bとによって伸縮部20が構成されている。そして、裏生地20Bの下縁部は、表生地20Aの下縁部よりも上側に位置し、かつ表生地20Aに対して非結合となっている。伸縮性を有する表生地20Aと伸長回復性を有する裏生地20Bとを組み合わせて伸縮部20を構成することで、非伸縮部10による体型補整効果を阻害することなく、胴回りの締め付け力を緩和できる。
また、裏生地20Bの下縁部が表生地20Aの下縁部よりも上側の位置で表生地20Aに対して非結合となっていることで、伸縮部20の下縁部が着用者の胴回りの形状の変化に追従し易くなる。これにより、例えば着座姿勢において腹部の肉が本体部2の下縁部2bからはみ出ることや、着用時に胴回りのシルエットに段が生じることを抑制できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、第3の非伸縮部13が一定の幅で延在しているが、3.0cm〜6.0cmの範囲であり、かつ後中心ラインL3に対して左右対称であれば、第3の非伸縮部13の幅が上縁部2aと下縁部2bとの間で変化していてもよい。例えば第3の非伸縮部13は、下方に向かって裾広がり又は裾狭まりであってもよい。また、第3の非伸縮部13における周方向の縁部の形状は、後中心ラインL3に向かって凹状又は凸状となる湾曲形状、或いは波状などであってもよい。
1…補整衣類、2…本体部、3…前側部分、4…脇側部分、5…後側部分、10…非伸縮部、11…第1の非伸縮部、12…第2の非伸縮部、13…第3の非伸縮部、20…伸縮部、20A…表生地、20B…裏生地、21…第1の伸縮部、22…第2の伸縮部、30…芯材、L1…前中心ライン、L2…脇中心ライン、L3…後中心ライン。

Claims (7)

  1. 着用者の胴回りの体型を補整するホックレスタイプの補整衣類であって、
    前記胴回りを包囲可能となるように、前側部分、後側部分、及び左右の脇側部分によって筒状をなす本体部を備え、
    前記本体部は、周方向に交互に配置された非伸縮部及び伸縮部を有し、
    前記非伸縮部は、少なくとも前記周方向について非伸縮性を有し、前記前側部分における前中心ラインを含むように帯状に延在する第1の非伸縮部と、前記脇側部分における脇中心ラインを含むように帯状に延在する第2の非伸縮部と、前記後側部分における後中心ラインを含むように帯状に延在する第3の非伸縮部とによって構成され、
    前記伸縮部は、少なくとも前記周方向について伸縮性を有し、前記第1の非伸縮部と前記第2の非伸縮部との間で帯状に延在する第1の伸縮部と、前記第2の非伸縮部と前記第3の非伸縮部との間で帯状に延在する第2の伸縮部とによって構成されている補整衣類。
  2. 前記第2の非伸縮部における前記周方向の縁部及び前記第3の非伸縮部における前記周方向の縁部には、隣接する伸縮部との境界部分に沿って芯材が配置されている請求項1記載の補整衣類。
  3. 前記第2の非伸縮部は、前記本体部の下方側に向かって裾広がりとなっている請求項1又は2記載の補整衣類。
  4. 前記第1の非伸縮部は、前記本体部の下方側に向かって裾狭まりとなっている請求項1〜3のいずれか一項記載の補整衣類。
  5. 前記第3の非伸縮部は、一定の幅で延在している請求項1〜4のいずれか一項記載の補整衣類。
  6. 前記第3の非伸縮部は、3.0cm〜6.0cmの範囲の幅で延在している請求項1〜4のいずれか一項記載の補整衣類。
  7. 前記伸縮部は、伸縮性を有する表生地と、伸縮性を有すると共に前記表生地よりも大きな回復力を有する裏生地とによって構成され、
    前記裏生地の下縁部は、前記表生地の下縁部よりも上側に位置し、かつ前記表生地に対して非結合となっている請求項1〜6のいずれか一項記載の補整衣類。
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