JP6642216B2 - コンテンツ提供システム、車両用装置、車両用プログラム - Google Patents

コンテンツ提供システム、車両用装置、車両用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザにコンテンツを提供するコンテンツ提供システム、車両用装置、車両用プログラムに関する。
近年、外部のサーバと通信することにより各種のコンテンツを車両内から取得することが可能となってきている。ただし、ユーザに提示されるコンテンツは、車両に搭載されている情報端末側によってある程度絞り込まれた画一的なものになりがちであった。そのため、例えば特許文献1では、ユーザの嗜好に合致した施設情報等のコンテンツを検索して提供することが提案されている。
特開2002−73668号公報
さて、従来では、ユーザの嗜好は、ユーザが直接入力したものやアンケートあるいは個人情報の属性等、事前に設定されているキーワードに基づいて一意に決定されており、また、コンテンツを取得する際の情報源が会員の利用履歴等に基づいて構築されていた。そのため、例えばインターネットのように膨大なアクセスに基づいて構築された情報源からコンテンツを得る場合に比べると、コンテンツの質や量が不足する傾向にあった。
しかしながら、インターネットのような膨大な情報源からコンテンツを取得する場合、コンテンツの質を上げるため、つまりは、ユーザの嗜好に合ったものとするために詳細なキーワードを設定すると、合致するコンテンツが少なくなり、提示するコンテンツが不十分になるおそれがある。逆に、コンテンツの量を増やすためにキーワードを粗くすると、関連性の低いものまでも取得されてしまい、コンテンツの質が低下するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツの量や質が低下するおそれを低減しつつ、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを提供することができるコンテンツ提供システム、車両用装置、車両用プログラムを提供することにある。
コンテンツ提供システムは、車両用装置と、車両用装置に通信可能に接続されるサーバとを含んで構成されている。車両用装置は、自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報とコンテンツ情報とをサーバに送信するとともに、送信した車両情報およびコンテンツ情報に応じてサーバから提供されるコンテンツを提示部に提示する。サーバは、車両情報に基づいて該当車種のブランドイメージを特定し、コンテンツ情報に基づいてユーザが要求したコンテンツ種別を特定し、特定した車種のブランドイメージを特定したコンテンツ種別との関連性に基づいて補正後ブランドイメージを特定し、補正後ブランドイメージに基づいて提供するコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツを車両用装置に送信する。
実施形態のコンテンツ提供システムの電気的構成を模式的に示す図 ブランドイメージデータベースの一例を示す図 コンテンツ関連性データベースの一例を示す図 ブランド別利用履歴データベースの一例を示す図 ECUの処理の流れを示す図 サーバの処理の流れを示す図 補正後ブランドイメージの特定手法の一例を示す図 その他の実施形態のブランドイメージデータベースの一例を示す図
以下、実施形態について図1から図7を参照しながら説明する。
図1に示すように、コンテンツ提供システム1は、車両用装置としてのECU2(Electronic Control Unit)と、サーバ3とを備えている。これらECU2およびサーバ3は、例えばインターネット等のネットワーク4を介して互いに通信可能に接続される。なお、コンテンツ提供システム1は、1つのサーバ3のみで構成されているものに限らず、サーバ3以外の外部コンテンツサーバ5を備えていてもよい。また、この外部コンテンツサーバ5は、複数でもよいし、サーバ3に直接的に接続されているものや、ネットワーク4を介して接続されているものであってもよい。
ECU2は、図示しない車両に設けられている。なお、ECU2は、車両に固定的に設けられていてもよいし、着脱可能に設けられていてもよい。このECU2は、車両側制御部10、記憶部11、表示部12、操作スイッチ13、車両側通信部14、スピーカ15、マイク16等を備えている。なお、表示部12やスピーカ15あるいはマイク16は、ECU2とは別体に設けられている構成であってもよい。すなわち、ECU2自体に表示部12やスピーカ15あるいはマイク16が備わっていなくてもよい。
車両側制御部10は、図示しないCPU、ROMおよびRAM等を備えたマイクロコンピュータで構成されている。この車両側制御部10は、例えば記憶部11に記憶されているプログラムを実行することにより、ECU2を制御する。また、車両側制御部10は、後述するように、車両側通信部14を介したサーバ3側とのデータ通信や、サーバ3から提供されたコンテンツの表示等を制御する。
記憶部11は、データを読み書き可能な記憶媒体で構成されており、上記したプログラムや、少なくとも車種を特定可能な情報である車両情報を記憶している。なお、同一車種であっても複数のグレードに分かれていることや、オプション装備が異なることが想定されるため、グレードやオプション装備の有無等を車両情報として記憶していてもよい。
表示部12は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されている。表示部12は、ECU2の操作や動作に関する各種の情報、および、ユーザに提示するコンテンツ等を表示する。この表示部12は、提示部を構成する。
操作スイッチ13は、ECU2に対するユーザの操作を入力する。操作スイッチ13は、図示は省略するが、例えば表示部12に対応して設けられているタッチパネルやECU2に設けられている各種のスイッチによって構成されている。本実施形態では、ユーザは、操作スイッチ13から、要求するコンテンツを特定可能なコンテンツ情報、例えば、要求するコンテンツを取得するためのキーワード等のコンテンツ情報を入力する。操作スイッチ13は、入力部を構成する。
車両側通信部14は、例えば公衆電話網等の広域通信方式や無線LAN等の近距離通信方式によって、サーバ3との間で各種のデータ通信を行う。車両側通信部14は、上記した車両情報およびコンテンツ情報を、サーバ3に送信し、後述するようにサーバ3側から提供されるコンテンツを受信する。なお、車両側通信部14を例えば携帯電話やスマートフォンへのインターフェースで構成し、携帯電話やスマートフォンを介してデータ通信を行う構成としてもよい。
スピーカ15は、ユーザに対するメッセージや音楽等のコンテンツを音声にて出力する。スピーカ15は、提示部を構成する。マイク16は、ユーザが発話した音声をECU2に入力する。例えば、スピーカ15には、ECU2に対する操作を音声にて指示する際の音声や、いわゆるハンズフリー通話の音声、コンテンツを取得する際のキーワード等が入力される。マイク16は、入力部を構成する。
サーバ3は、サーバ側制御部20、各種の情報を記憶する記憶部21、およびECU2や外部コンテンツサーバ5等との間で通信を行うサーバ側通信部22等を備えている。
サーバ側制御部20は、図示しないCPU、ROMおよびRAM等を備えたマイクロコンピュータで構成されている。このサーバ側制御部20は、例えば記憶部21に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ3を制御する。また、サーバ側制御部20は、後述するように、サーバ側通信部22を介したECU2側や外部コンテンツサーバ5との間のデータ通信等を制御する。
また、サーバ側制御部20は、ブランドイメージ特定部20a、コンテンツ種別特定部20b、ブランドイメージ特定部20cおよびコンテンツ抽出部20dを備えている。これらブランドイメージ特定部20a、コンテンツ種別特定部20b、ブランドイメージ特定部20cおよびコンテンツ抽出部20dは、本実施形態では、サーバ側制御部20によって実行されるプログラムによってソフトウェア的に実現されている。
ブランドイメージ特定部20aは、記憶部21に記憶されているブランドイメージDB21a(ブランドイメージデータベースに相当する)を参照して、車種ごとに予め定義されているブランドイメージを特定する。
このブランドイメージDB21aには、車種ごとに定義されたブランドイメージが登録情報として予め登録されている。具体的には、図2に示すように、例えば車種「○○」のブランドイメージ(B1)に対して、デザイン、燃費、走行性能、居住空間および購入価格の評価項目に評価値を設定する態様で、車両のブランドイメージ、より厳密に言えば、当該車種のブランドイメージが登録されている。同様に、車種「△△」のブランドイメージ(B2)に対しても、デザイン、燃費、走行性能、居住空間および購入価格の評価項目に評価値を付す形でブランドイメージが登録されている。
なお、ブランドイメージの数や車種の数、評価項目の種類および数は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、同一車種であっても異なるグレードの場合には異なるブランドイメージが登録されていてもよい。なお、評価値を設定する際には、例えば評価値の合計を100として各評価項目に相対的に数値を割り振ってもよいし、各評価項目に個別に例えば0〜100の範囲で数値を設定してもよい。
本実施形態の場合、各評価項目の評価値は、メーカーの主観に基づいて評価した値として設定されている。より平易に言うと、評価値は、メーカーのアピール度が高い評価項目については相対的に高く設定されている一方、アピール度が低いあるいはアピールしていない評価項目については相対的に低く設定されている。これは、車に対するブランドイメージは個人の主観に依存する傾向が高いため、あるユーザは優れたデザインであると感じても別のユーザからするとそれほど優れていないと感じることがあり、ユーザの意見を集約した統一したブランドイメージを生成することが難しい一方で、ブランドイメージに対して統一指標を設ける必要があるためである。
コンテンツ種別特定部20bは、受信したコンテンツ情報に基づいて、ユーザが要求しているコンテンツの種類を示すコンテンツ種別を特定する。本実施形態では、コンテンツ種別特定部20bは、ユーザが入力した1つ以上のキーワードをコンテンツ情報として採用可能になっている。これは、例えばキーワードが「コーヒー」だけであった場合には、コーヒーについて知りたいと思っているのか、コーヒーを飲みたいと思っているのか、ユーザの意図を正確に特定することが困難なためである。このため、1つ以上のキーワードを採用可能とすることで、例えばキーワードが「コーヒー」、「近く」であればユーザがコーヒーを飲みたいと思っていること、つまりは、ユーザが真に要求しているコンテンツが近くのカフェ等の検索であることを特定できるようになる。
ブランドイメージ特定部20cは、記憶部21に記憶されているコンテンツ関連性DB21b(コンテンツ関連性データベースに相当する)を参照して、ブランドイメージ特定部20aで特定した車両のブランドイメージを、コンテンツ種別特定部20bで特定したコンテンツ種別との関連性に基づいて補正した補正後ブランドイメージを特定する。より平易に言えば、ブランドイメージ特定部20cは、車種ブランドイメージをコンテンツとの関連性を加味することで補正して、当該車種に対する新たなブランドイメージである補正後ブランドイメージを特定する。
コンテンツ関連性DB21bは、図3に示すように、例えばカフェやホテルといったコンテンツの種類ごとに、上記した評価項目との関連性を示す関連性情報が登録情報として登録されている。この関連性情報は、例えばカフェやホテルとなどのコンテンツを、車両のブランドイメージに関連づけするための情報である。より平易に言えば、関連性情報は、インターネット等にコンテンツとして存在しているコンテンツのうち、例えば「雰囲気がよい」や「趣味がよい」といった評価での検索は可能であるものの車との直接的な関係性を示す評価がないあるいは少ないコンテンツを、ブランドイメージに関連付けるための指標として、また、評価関数を補正するための補正値として設定されている。
本実施形態では、関連性情報は、ブランドイメージの評価値に対する重み付け係数として、0〜5までの複数段階の設定値が設定されている。本実施形態では、関連性情報の補正値は、コンテンツ提供システム1の運営者によって設定されている。例えば、カフェの場合、趣味や嗜好が重視されることが多いと考えられる。また、例えば「居心地がよい」という評価は、ブランドイメージの「居住空間」との関連性が高いと思われる。そのため、カフェの場合、関連性情報は、「居住空間」を「5」に設定することが考えられる。また、カフェであることから、価格も重視する点であると考えられるため、「購入価格」も「5」に設定することが考えられる。
また、ホテルであれば、例えば旅館かシティホテルかの区分あるいは「清潔感がある」といった評価は、「デザイン」や「居住空間」との関連性が高いと考えられるため、「デザイン」や「居住空間」を「5」に設定することが考えられる。なお、図3に示す関連性情報は一例である。本実施形態では、これらの関連性情報の補正値は、コンテンツ提供システム1の運営者によって設定されている。
コンテンツ抽出部20dは、記憶部21に記憶されているブランド別利用履歴DB21c(ブランド別利用履歴データベースに相当する)を参照して、ECU2に提供するコンテンツを抽出する。このブランド別利用履歴DB21cには、図3に示すように、補正後ブランドイメージに属する利用履歴が、コンテンツ種別ごとに登録情報として登録されている。より平易に言えば、ブランド別利用履歴DB21cには、後述する補正後ブランドイメージの評価値が含まれる範囲に属する車両のユーザが利用したカフェやホテル等の履歴が登録されている。
例えば、補正後ブランドイメージ(H1)であれば、コンテンツ種別「カフェ」に対しては「AAA」、「BBB」といった店舗が登録されており、コンテンツ種別「ホテル」に対しては「CCC」、「DDD」、「EEE」といったホテルが登録されている。つまり、H1に属するユーザの場合、カフェを利用する際には「AAA」、「BBB」といった店舗、ホテルに宿泊する際には「CCC」、「DDD」、「EEE」といったホテルを利用していることが分かる。
同様に、補正後ブランドイメージ(H2)に対してもコンテンツ種別ごとの利用履歴が登録されている。補正後ブランドイメージ(H1)と補正後ブランドイメージ(H2)との区分けは、後述する補正後ブランドイメージの評価値に基づいてなされている。なお、図3の利用履歴に示すコンテンツ種別やその数は一例であり、これに限定されるものではない。
次に、上記した構成の作用について説明する。
前述のように、従来では、外ユーザに提示されるコンテンツは、車両に搭載されている情報端末側によってある程度絞り込まれた画一的なものになりがちであった。この場合、例えばインターネット等の膨大な情報源からコンテンツを取得するようにすれば、よりユーザの希望にマッチしたコンテンツを提示することができるものと考えられる。
しかし、インターネットのような膨大な情報源からコンテンツを取得する場合、コンテンツの質を上げるために詳細なキーワードを設定すると、検索されるコンテンツが少なくなり、提示するコンテンツとして不十分になるおそれがある。逆に、コンテンツの量を増やすためにキーワードを粗くすると、関連性の低いものまでも取得されてしまい、ユーザの嗜好から外れたコンテンツが提示されてしまうおそれがある。その場合、コンテンツの質が低下してしまうことに加えて、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを提示することができずにサービスの質までもが低下してしまうことになる。
また、車両内で利用することに鑑みると、安全性を考慮する必要があり、簡易な操作で所望のコンテンツが得られることが望ましい。つまり、多くのキーワードの入力を要したり、取得された多くの検索結果から再度検索し直したりすることは、避ける方が望ましい。
そこで、本実施形態のコンテンツ提供システム1では、以下のようにして、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを簡易に且つ精度よく取得および提示できるようにしている。以下、ユーザが移動途中に休憩するためのカフェを検索する状況を例にして説明する。また、以下では、説明の簡略化のために、各部によって行われる処理を、便宜的にECU2およびサーバ3を主体として説明する。
ECU2は、ユーザからコンテンツを取得する旨の操作が行われると、つまりは、例えば「カフェ」、「近く」といったキーワードが入力されると、図5に示す処理を実行する。この図5に示す処理は、車両用プログラムに相当する。この車両用プログラムにおいて、ECU2は、車両情報を送信するとともに(S1)、キーワード等を含むコンテンツ情報を送信する(S2)。
一方、サーバ3は、図6に示す処理を実行しており、車両情報およびコンテンツ情報を受信すると(S10)、車両情報に基づいて適合するブランドイメージを特定する(S11)。例えばサーバ3は、車両情報から車種「○○」が特定できたとすると、ブランドイメージDB21aを参照して、車種「○○」に適合するブランドイメージ(B1)を特定する。
ブランドイメージを特定すると、サーバ3は、コンテンツ情報に基づいて、コンテンツ種別を特定し(S12)、特定したコンテンツ種別に対応する関連性情報を取得する(S13)。例えばサーバ3は、コンテンツ情報に「カフェ」、「近く」といったキーワードが含まれていたとすると、コンテンツ関連性DB21bを参照して、カフェに対応するコンテンツ種別(K1)を特定し、その関連性情報を取得する。
関連性情報を取得すると、サーバ3は、関連性情報を加味して、補正後ブランドイメージを特定する(S14)。本実施形態では、図7に示すように、例えばブランドイメージ(B1)の評価値と関連性情報(K1)の補正値とを乗算することにより、補正後ブランドイメージ(h1)を特定している。つまり、サーバ3は、車種ごとのブランドイメージの評価項目を、関連性情報に基づいて補正することにより、補正後ブランドイメージを特定している。
補正後ブランドイメージを特定すると、サーバ3は、補正後ブランドイメージの各評価値を基準として、ブランド別利用履歴DB21cから、該当するコンテンツを抽出する(S15)。この場合、コンテンツ種別が「カフェ」であり、補正後ブランドイメージが「H1」であるため、ブランド別利用履歴DB21cからは、コンテンツ「AAA」、「BBB」が抽出されることになる。
該当するコンテンツを抽出すると、サーバ3は、抽出したコンテンツをECU2に送信して(S16)、処理を終了する。
そして、図5に示すように、ECU2は、サーバ3からコンテンツを受信すると(S3)、受信したコンテンツを例えば表示部12に表示することによって、ユーザに提示する(S4)。
このように、本実施形態では、車両のブランドイメージを構成する評価項目を関連性情報に基づいて補正することにより、車と直接的な関連が少ないあるいは無いコンテンツを取得対象とすることにより、提示するコンテンツの幅を広げつつもユーザの嗜好に合致しないものは排除しつつ、精度および質の高いコンテンツの提示を可能としている。
以上説明した実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
コンテンツ提供システム1は、車両用装置に相当するECU2と、ECU2に通信可能に接続されるサーバ3と、を含んで構成されている。そして、ECU2は、自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報とコンテンツ情報とをサーバ3に送信するとともに、送信した車両情報およびコンテンツ情報に応じてサーバ3から提供されるコンテンツを提示部に提示する。そして、サーバ3は、車両情報に基づいて該当車種のブランドイメージを特定し、コンテンツ情報に基づいてユーザが要求したコンテンツ種別を特定し、特定した車種のブランドイメージを特定したコンテンツ種別との関連性に基づいて補正後ブランドイメージを特定し、補正後ブランドイメージに基づいて提供するコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツをECU2に送信する。
これにより、インターネットのような膨大な情報源からコンテンツを取得する際に、車との直接的な関連付けがされていないようなコンテンツであっても、取得対象とすることができる。このため、まず、提示可能なコンテンツの量を増やすことができる。また、取得されたコンテンツは、ユーザの嗜好が反映されている車両のブランドイメージに基づいて取得されたものであるため、ユーザの嗜好にマッチしたものと考えられる。
したがって、コンテンツの量や質が低下するおそれを低減しつつ、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを提供することができる。
ブランドイメージDB21aには、車両つまりは車種のブランドイメージを評価するための評価項目に対する評価値が予め設定されており、関連性情報は、評価項目ごとの評価値を補正する補正値が設定されている。これにより、演算に無闇に時間を掛けることなく、適切な補正後ブランドイメージを特定することができる。つまり、ユーザに対して迅速にコンテンツを提供することができる。
関連性情報は、複数段階で設定されている。これにより、コンテンツをより細かく区分けすることができ、ユーザの嗜好に一層マッチしたコンテンツを提供することができる。
本実施形態では、メーカー側が主張するアピール度に基づいて、ブランドイメージの評価値を設定している。メーカーがアピールする点は、複数であることが多い一方で、あまりに多くなると最もアピールしたい点が霞んでしまうおそれがあることから、十分な検討の結果絞り込まれたものであると考えられる。そのため、メーカー側が主張する評価項目に基づいてブランドイメージの評価値を設定することにより、過度の手間を掛けることなく、ブランドイメージを定義することができる。
本実施形態では、車両情報という、ユーザのその都度の操作を必要としない情報に基づいてコンテンツを取得する。これにより、詳細なキーワードの入力や多くのキーワードの入力と言った操作が不要となり、車両内で利用する場合における安全性を高めることができる。
また、自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報とコンテンツ情報とをサーバ3に送信するとともに、送信した車両情報およびコンテンツ情報に応じてサーバ3から提供されるコンテンツを提示部に提示する車両用制御部10を備えるECU2によっても、コンテンツ提供システム1と同様に、コンテンツの量や質が低下するおそれを低減しつつ、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを提供することができる等の効果を得ることができる。
また、ECU2の車両用制御部10に、ユーザが要求するコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を入力する処理と、自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報とコンテンツ情報とをサーバ3に送信するとともに、送信した車両情報およびコンテンツ情報に応じてサーバ3から提供されるコンテンツを表示部12やスピーカ15等の提示部から提示する処理と、を実行させることを車両用プログラムによっても、コンテンツ提供システム1と同様に、コンテンツの量や質が低下するおそれを低減しつつ、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを提供することができる等の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にて例示したものに限定されることなく、その要旨をを逸脱しない範囲で任意に変形あるいは拡張することができる。
実施形態では、ブランドイメージの評価値に関連性情報の補正値を乗算することにより補正後ブランドイメージを特定したが、乗算以外の手法にて補正後ブランドイメージを特定してもよい。例えば、ブランドイメージの評価値に関連性情報の補正値を加算することにより補正後ブランドイメージを特定してもよい。勿論、補正値の設定態様が異なる場合には、減算や除算等であってもよい。
実施形態では、カフェの場合に「居住空間」を重視する例を示したが、「購入価格」を重視するようにしてもよい。
関連性情報に優先順位を設けてもよい。例えば、図3において最も数値が高いものを第1の優先順位とすること等が考えられる。この場合、「居住空間」の優先順位を最も高く設定し、「購入価格」を2番目に設定することにより、多少高価ではあるが居心地がよいカフェ、居心地がよく比較的安価なカフェ、といった区分が可能となり、ユーザの嗜好により一層マッチするコンテンツを提供することができる。この場合、ブランド別利用履歴DB21cに、同一ブランド内で価格による区分けを行えばよい。
関連性情報は、車種のブランドイメージごとに異なる態様で設定してもよい。例えば、「デザイン」や「走行性能」あるいは「燃費」が同じであっても、人を乗せることを前提としている車両と、比較的大きな荷物を載せることを想定している車両とでは、同系統の車種であってもアピールする点が異なると考えられる。そのため、例えば図8に示すように、車種「□□」のブランドイメージ(B3)に、「購入価格」の代わりに「積載性」を評価項目として設定してもよい。あるいは、メーカーがアピールする点が「車内の広さ」、「乗り心地」であったとしても、一例として軽自動車といわゆる高級ワンボックス車とでは、そもそもの基準が異なっていることがある。そのため、車種ごとに関連性情報の補正値を異ならせることにより、より適切なコンテンツを提示できると考えられる。
実施形態ではECU2を単独で設けた例を示したが、例えばナビゲーション装置等を兼用する構成であってもよい。その場合、ナビゲーション装置と連係することによって取得可能な現在位置や設定されている目的地等をコンテンツ情報に含めてもよい。これは、例えばユーザが入力したキーワードが「カフェ」、「目的地」であった場合には、ユーザは目的地の近くのカフェを検索したいと考えていると想定でき、その場合には、ナビゲーション装置に設定されている目的地を車両情報として送信すれば、ユーザの操作を要することなく適切なコンテンツを選択できると考えられるためである。
実施形態では関連性情報を複数段階で設定した例を示したが、コンテンツ種別によるものの、参照する/参照しない、の二択とする構成としてもよい。これにより、より迅速にコンテンツを抽出することができる。
実施形態では各評価項目のそれぞれを補正して補正後ブランドイメージを特定したが、最も重視する評価項目のみを補正し、その評価項目の評価値のみに基づいてコンテンツを抽出してもよい。
実施形態では表示部12によりコンテンツを提示する例を示したが、コンテンツが音楽で有る場合等には、スピーカ15から音声出力することによって提示してもよい。
実施形態で例示したブランドイメージや関連性情報は、適宜更新するようにしてもよい。これにより、コンテンツをより高い精度で提供することができる。
実施形態で例示した評価項目以外にも、例えばステータスシンボル的な車両であるか実用性を重視した車両であるか、スポーツ車かいわゆるファミリーカーか、ハイブリッド車や電気自動車であるか等、図2等に例示した評価項目に加えて、あるいは、図2等に例示した評価項目に代えて他の評価項目を設けてもよい。この場合、例えばステータスシンボル的な車両と実用性を重視した車両とにおいて、図8に例示したように異なる評価項目を設けてもよい。
図面中、1はコンテンツ提供システム、2はECU(車両用装置)、3はサーバ、5は外部コンテンツサーバ(サーバ)、10は車両側制御部、12は表示部(提示部)、13は操作スイッチ(入力部)、15はスピーカ(提示部)、16はマイク(入力部)、20はサーバ側制御部、20aはブランドイメージ特定部、20bはコンテンツ種別特定部、20cはブランドイメージ特定部、20dはコンテンツ抽出部、21aはブランドイメージDB(ブランドイメージデータベース)、21bはコンテンツ関連性DB(コンテンツ関連性データベース)、21cはブランド別利用履歴DB(ブランド別利用履歴データベース)を示す。

Claims (7)

  1. 車両用装置(2)と、前記車両用装置(2)に通信可能に接続されるサーバ(3)と、を含むコンテンツ提供システム(1)であって、
    前記車両用装置(2)は、
    ユーザが要求するコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を入力する入力部(13、16)と、
    自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報と前記コンテンツ情報とを前記サーバ(3)に送信するとともに、送信した前記車両情報および前記コンテンツ情報に応じて前記サーバ(3)から提供されるコンテンツを提示部(12、15)から提示する車両側制御部(10)と、を備え、
    前記サーバ(3)は、
    デザイン、燃費、走行性能、居住空間および購入価格の各評価項目に対して評価値を設定する態様で車種ごとに定義されているブランドイメージが予め登録されているブランドイメージデータベース(21a)を参照して、前記車両用装置(2)から送信される前記車両情報に基づいて該当車種のブランドイメージを特定するブランドイメージ特定部(20a)と、
    前記車両用装置(2)から送信される前記コンテンツ情報に基づいて、ユーザが要求したコンテンツ種別を特定するコンテンツ種別特定部(20b)と、
    車種のブランドイメージとの関連性を示す関連性情報がコンテンツ種別ごとに登録されているコンテンツ関連性データベース(21b)を参照して、特定した車種のブランドイメージをコンテンツ種別との関連性に基づいて補正した補正後ブランドイメージを特定するブランドイメージ特定部(20c)と、
    前記補正後ブランドイメージに属する利用履歴が登録されているブランド別利用履歴データベース(21c)を参照して、前記車両用装置(2)に提供するコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部(20d)と、
    抽出したコンテンツを前記車両用装置(2)に対して送信するサーバ側制御部(20)と、
    を備えるコンテンツ提供システム。
  2. 記関連性情報は、前記評価項目ごとの評価値を補正する補正値が設定されている請求項1記載のコンテンツ提供システム。
  3. 前記関連性情報は、複数段階で設定されている請求項2記載のコンテンツ提供システム。
  4. 前記関連性情報は、前記評価項目ごとの優先順位が付されて設定されている請求項2または3記載のコンテンツ提供システム。
  5. 前記関連性情報は、ブランドイメージごとに異なる態様で設定されている請求項1から4のいずれか一項記載のコンテンツ提供システム。
  6. デザイン、燃費、走行性能、居住空間および購入価格の各評価項目に対して評価値を設定する態様で車種ごとに定義されているブランドイメージが予め登録されているブランドイメージデータベースを参照して当該車種のブランドイメージに合致するコンテンツを提供するコンテンツ提供システム(1)に用いられる車両用装置(2)であって、
    ユーザが要求するコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を入力する入力部(13、16)と、
    自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報と前記コンテンツ情報とを前記サーバ(3)に送信するとともに、送信した前記車両情報および前記コンテンツ情報に応じて前記サーバ(3)から提供されるコンテンツを提示部(12、15)から提示する車両側制御部(10)と、
    を備える車両用装置。
  7. デザイン、燃費、走行性能、居住空間および購入価格の各評価項目に対して評価値を設定する態様で車種ごとに定義されているブランドイメージが予め登録されているブランドイメージデータベースを参照して当該車種のブランドイメージに合致するコンテンツを提供するコンテンツ提供システム(1)に用いられる車両用装置(2)に設けられている車両側制御部(10)に、
    ユーザが要求するコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を入力する処理と、
    自車両の少なくとも車種を特定可能な車両情報と前記コンテンツ情報とを前記サーバ(3)に送信するとともに、送信した前記車両情報および前記コンテンツ情報に応じて前記サーバ(3)から提供されるコンテンツを提示部(12、15)から提示する処理と、
    を実行させる車両用プログラム。
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