JP6633046B2 - 除草方法 - Google Patents

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Description

本発明は、雑草の除草方法及び除草剤に関する。
雑草は、農作物や園芸植物に生育阻害や品質低下を引き起こし、生産性に大きな損害を与える。現在、雑草の防除には、フェノキシ系、ウレア系、有機リン系、ジフェニルエーテル系、トリアジン系の化学合成農薬が主に除草剤として使用されている。これらの除草剤は様々な酵素系、生合成系、光合成を阻害するなど、作用機作は多岐にわたる。化学合成農薬は、過多の農薬散布により雑草の薬剤耐性が発達するため、安全で薬剤耐性が付きにくい農薬が望まれている。また、化学合成農薬の過多の散布は、環境への負荷や作業者への負担が懸念される。
こうした観点で、より防除効果に優れた農薬の開発が望まれており、従来の化学合成農薬とは異なる観点で雑草を防除できる技術が検討されている。その一つとして、脂肪酸と界面活性剤を用いたミクロエマルジョン除草剤(特許文献1)が開示されている。
また、脂肪酸の臭気を改善する目的で環境に適合したグリセリン脂肪酸エステルを用いた除草剤(特許文献2)が開示されている。
また、農薬の効力を増強する目的で、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルまたは、ポリグリセリン脂肪酸エステルと炭素数8〜14の脂肪族アルコールまたは特定のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを含有する農薬用効力増強剤組成物(特許文献3)が知られている。
特開平5−502216 国際公開第2009/104800号 特開2012−184187号公報
本発明の課題は、雑草の除草効果に優れた除草方法及び除草剤を提供することである。
本発明は、除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有せず、下記化合物(A)、下記化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、25,000ppm以上、500,000ppm以下である散布液を、雑草に施す工程を含む、除草方法に関する。
<化合物(A):下記(A1)〜(A3)から選ばれる一種以上の化合物>
(A1):下記一般式(A1)で示されるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル
1aO−(EO)l−R2a (A1)
(式中、R1aは炭素数10以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、lはエチレンオキシ基の平均付加モル数であり、3以上、40以下の数を示し、R2aは水素原子又はメチル基を示す。)
(A2):ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(ただし、脂肪酸の炭素数は8以上、16以下であり、エチレンオキシドの平均付加モル数は5以上、40以下である。)
(A3):(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル(ただし、脂肪酸の炭素数は8以上、16以下であり、グリセリンの平均縮合度は1以上、3以下である。)
<化合物(B):下記(B1)〜(B3)から選ばれる一種以上の化合物>
(B1):下記一般式(B1)で示されるポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル
1bO−[(PO)m/(EO)n]−R2b (B1)
(式中、R1bは炭素数6以上、12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、mは1以上、20以下の数、nは0以上、4以下の数を示し、R2bは水素原子又はメチル基を示す。“/”はPOとEOの配列がランダムでもブロックでもよいことを意味する。)
(B2):下記一般式(B2)で示される脂肪族アルコール
3b−OH (B2)
(式中、R3bは炭素数8以上、14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
(B3):下記一般式(B3)で示される脂肪酸
4b−COOH (B3)
(式中、R4bは炭素数7以上、13以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
また、本発明は、上記化合物(A)、上記化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、25,000ppm以上、500,000ppm以下であり、化合物(A)及び化合物(B)以外に除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有しない除草剤に関する。
本発明によれば、雑草の除草効果に優れた除草方法及び除草剤が提供される。
本発明の除草方法は、化合物(A)と化合物(B)とを所定濃度で含有する散布液を雑草に施す工程を有する。化合物(A)と化合物(B)とを併用することにより、雑草の除草性が著しく向上する。この理由は、薬液が雑草表面における高い拡展性と高い浸透性を発現するとともに、薬液の持つ界面活性により雑草の細胞膜等を物理的に破壊し雑草を死に至らしめ、高い効果を発現する。すなわち、これら拡展性、浸透性、界面活性の相乗効果により殺草効果が著しく高くなると推測される。これは、本発明で選定した化合物(A)と化合物(B)の組み合わせのみで起こる特異的な現象である。この膜破壊という物理的作用により雑草を死に至らしめるため、生化学作用により雑草を死に至らしめる農薬と比べ、雑草が薬剤耐性を獲得しにくいと考えられる。
<化合物(A)>
本発明では、下記(A1)〜(A3)から選ばれる一種以上の化合物(A)が用いられる。化合物(A)は、除草効果向上の観点から、好ましくは(A1)及び(A3)から選ばれる一種以上の化合物であり、より好ましくは(A1)から選ばれる一種以上の化合物である。
(A1):下記一般式(A1)で示されるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル(以下、化合物(A1)という)
1aO−(EO)l−R2a (A1)
(式中、R1aは炭素数10以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、lはエチレンオキシ基の平均付加モル数であり、3以上、40以下の数を示し、R2aは水素原子又はメチル基を示す。)
(A2):ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(ただし、脂肪酸の炭素数は8以上、16以下であり、エチレンオキシドの平均付加モル数は5以上、40以下である。)(以下、化合物(A2)という)
(A3):(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル(ただし、脂肪酸の炭素数は8以上、16以下であり、グリセリンの平均縮合度は1以上、3以下である。)(以下、化合物(A3)という)
化合物(A1)は下記一般式(A1)で表される。
1aO−(EO)l−R2a (A1)
(式中、R1aは炭素数10以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、lはエチレンオキシ基の平均付加モル数であり、3以上、40以下の数を示し、R2aは水素原子又はメチル基を示す。)
一般式(A1)において、R1aは、除草効果向上の観点から、炭素数10以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは、炭素数10以上、16以下の直鎖アルキル基である。R1aは、除草効果向上の観点から、好ましくは炭素数10以上、14以下の直鎖アルキル基であり、より好ましくは炭素数10以上、12以下の直鎖アルキル基であり、であり、さらにより好ましくは炭素数12の直鎖アルキル基である。また、lは、エチレンオキシ基(EO)の平均付加モル数であり、除草効果向上の観点から、3以上、40以下の数である。lは、除草効果向上の観点から、好ましくは4以上、より好ましくは5以上、さらに好ましくは6以上であり、そして、好ましくは25以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは15以下、更により好ましくは10以下である。また、R2aは、除草効果向上の観点から、水素原子又はメチル基であり、好ましくは水素原子である。
化合物(A2)は、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルである。化合物(A2)における脂肪酸の炭素数は、除草効果向上の観点から、8以上、16以下である。化合物(A2)における脂肪酸の炭素数は、除草効果向上の観点から、脂肪酸の炭素数は、10以上が好ましく、そして、14以下が好ましく、12以下がより好ましい。化合物(A2)における脂肪酸は、除草効果向上の観点から、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するものが好ましく、直鎖のアルキル基がより好ましい。化合物(A2)における脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸等が挙げられ、除草効果向上の観点から、好ましくはカプリン酸、ラウリン酸であり、より好ましくはラウリン酸である。また、化合物(A2)におけるエチレンオキシドの平均付加モル数は、除草効果向上の観点から、5以上、40以下である。化合物(A2)におけるエチレンオキシドの平均付加モル数は、除草効果向上の観点から、6以上が好ましく、8以上がより好ましく、10以上が更に好ましく、そして、30以下が好ましく、20以下が好ましく、15以下がより好ましい。また、エステルはモノエステルが好ましい。
化合物(A3)は、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルである。ここで、「(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル」とは、「グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれる1種以上」の意味である。化合物(A3)における脂肪酸の炭素数は、除草効果向上の観点から、8以上、16以下である。化合物(A3)における脂肪酸の炭素数は、除草効果向上の観点から、10以上が好ましく、そして、12以下が好ましく、10がさらに好ましい。化合物(A3)における脂肪酸は、除草効果向上の観点から、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するものが好ましく、直鎖のアルキル基がより好ましい。脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸等が挙げられ、除草効果向上の観点から、好ましくはカプリン酸、ラウリン酸であり、より好ましくはカプリン酸である。また、化合物(A3)では、除草効果向上の観点から、グリセリンの平均縮合度は1以上、3以下であり、1又は2が好ましく、1が好ましい。また、除草効果向上の観点から、エステル結合の形態は、モノエステル体、ジエステル体が好ましく、モノエステル体がより好ましい。
<化合物(B)>
本発明では、下記(B1)〜(B3)から選ばれる一種以上の化合物(B)が用いられる。化合物(B)は、除草効果向上の観点から、好ましくは(B1)及び(B2)から選ばれる一種以上の化合物であり、より好ましくは(B2)から選ばれる一種以上の化合物である。
(B1):下記一般式(B1)で示されるポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル(以下、化合物(B1)という)
1bO−[(PO)m/(EO)n]−R2b (B1)
(式中、R1bは炭素数6以上、12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、mは1以上、20以下の数、nは0以上、4以下の数を示し、R2bは水素原子又はメチル基を示す。“/”はPOとEOの配列がランダムでもブロックでもよいことを意味する。)
(B2):下記一般式(B2)で示される脂肪族アルコール(以下、化合物(B2)という)
3b−OH (B2)
(式中、R3bは炭素数8以上、14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
(B3):下記一般式(B3)で示される脂肪酸(以下、化合物(B3)という)
4b−COOH (B3)
(式中、R4bは炭素数8以上、14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
化合物(B1)は下記一般式(B1)で表される。
1bO−[(PO)m/(EO)n]−R2b (B1)
(式中、R1bは炭素数6以上、12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、mは1以上、20以下の数、nは0以上、4以下の数を示し、R2bは水素原子又はメチル基を示す。“/”はPOとEOの配列がランダムでもブロックでもよいことを意味する。)
一般式(B1)において、R1bは、除草効果向上の観点から、炭素数6以上、12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは、炭素数6以上、12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である。R1bは、好ましくは炭素数8以上、12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくは炭素数8以上、10以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、さらに好ましくは炭素数8の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より更に好ましくは炭素数8の直鎖アルキル基である。また、mは、プロピレンオキシ基(PO)の平均付加モル数であり、除草効果向上の観点から、1以上、20以下の数である。mは、除草効果向上の観点から、好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、そして、好ましくは15以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは8以下、より更に好ましくは6以下、より更に好ましくは4以下である。また、nは、エチレンオキシ基(EO)の平均付加モル数であり、除草効果向上の観点から、0以上、4以下の数であり、好ましくは3以下、より好ましくは0である。また、R2bは、除草効果向上の観点から、水素原子又はメチル基であり、好ましくは水素原子である。
化合物(B2)は下記一般式(B2)で表される。
3b−OH (B2)
(式中、R3bは炭素数8以上、14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
一般式(B2)において、R3bは、除草効果向上の観点から、炭素数8以上、14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、好ましくは、炭素数8以上、14以下の直鎖アルキル基である。R3bは、除草効果向上の観点から、好ましくは炭素数8以上、12以下の直鎖アルキル基であり、より好ましくは炭素数8以上、10以下の直鎖アルキル基であり、さらに好ましくは炭素数10の直鎖のアルキル基である。化合物(B2)は、具体的には、オクチルアルコール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、テトラデシルアルコール等が挙げられ、除草効果向上の観点から、好ましくは、オクチルアルコール、デシルアルコール、ドデシルアルコールであり、より好ましくはデシルアルコールである。
化合物(B3)は、下記一般式(B3)で示される。
4b−COOH (B3)
(式中、R4bは炭素数7以上、13以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
一般式(B3)において、R4bは、除草効果向上の観点から、炭素数7以上、13以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、好ましくは、炭素数7以上、13以下の直鎖アルキル基である。R4bは、除草効果向上の観点から、好ましくは炭素数7以上、11以下の直鎖アルキル基であり、より好ましくは炭素数7以上、9以下の直鎖アルキル基であり、さらに好ましくは炭素数9の直鎖のアルキル基である。化合物(B3)は、具体的には、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸等が挙げられ、除草効果向上の観点から、好ましくは、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸であり、より好ましくはカプリル酸、カプリン酸であり、更に好ましくはカプリン酸である。
<散布液>
本発明では、化合物(A)、化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が25,000ppm以上、500,000ppm以下である散布液を用いる。本発明では、化合物(A)が、(A1)から選ばれる一種以上の化合物であり、化合物(B)が、(B2)から選ばれる一種以上の化合物であることが好ましい。
散布液中の化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計は、除草効果向上の観点から、30,000ppm以上が好ましく、40,000ppm以上が好ましく、45,000ppm以上がより好ましく、70,000ppm以上がより好ましく、そして、除草効果向上と経済性の観点から、400,000ppm以下が好ましく、300,000ppm以下が好ましく、250,000ppm以下がより好ましく、200,000ppm以下が好ましく、150,000ppm以下が好ましい。
散布液における化合物(A)と化合物(B)の質量比は、除草効果向上の観点から、化合物(A)/化合物(B)で、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、0.3以上が更に好ましく、0.4以上が更に好ましく、0.5以上が更に好ましく、0.7以上が更に好ましく、そして、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下が更に好ましく、2以下が更に好ましく、1.5以下が更に好ましい。
<除草方法>
本発明の除草方法は、除草剤の有効成分から選択される何れかの農薬原体を実質的に含有せず、化合物(A)、化合物(B)並びに水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が25,000ppm以上、500,000ppm以下である散布液を、雑草に施す工程を含む。
本発明に係る散布液を雑草に施す工程としては、たとえば
(1)該散布液を、ハンドスプレーヤー、ブームスプレーヤー、航空散布などにより、雑草の葉面、茎に散布する工程、
(2)該散布液を、直接、雑草、例えば雑草の葉、茎に塗布する工程、
(3)該散布液を、土壌へ灌水し、雑草の根に施す工程、
などが挙げられる。(1)のように、該散布液を雑草に散布する工程が好ましい。
散布液は、除草効果向上の観点から、好ましくは3L/10a以上、より好ましくは5L/10a以上、より好ましくは7L/10a以上、更に好ましくは10L/10a以上、更に好ましくは20L/10a以上、更に好ましくは30L/10a以上、更に好ましくは40L/10a以上、そして、除草効果向上と経済性の観点から、好ましくは300L/10a以下、より好ましくは250L/10a以下、より好ましくは200L/10a以下、より好ましくは150L/10a以下、更に好ましくは120L/10a以下の割合で散布することができる。
本発明で用いる散布液は、化合物(A)、化合物(B)、及び水以外の成分を含有することもできる。例えば、必要に応じてキレート剤、pH調節剤、無機塩類、及び増粘剤から選ばれる成分を含有していてもよい。
本発明では、散布液中の水以外の成分のうち、除草効果向上の観点から、化合物(A)と化合物(B)の占める割合が20質量%以上、更に30質量%以上、より更に50質量%以上、より更に70質量%以上、より更に90質量%以上、より更に95質量%以上であることが好ましい。
本発明で用いる散布液は、除草効果向上の観点から、除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有しない。この農薬原体は、除草剤の有効成分をいい、化合物(A)と化合物(B)は農薬原体には含まれない。また、散布液について、「農薬原体を実質的に含有しない」とは、農薬原体の含有量が、その農薬原体の目的とする薬効が発現するための含有量(例えば標準使用量)よりも著しく少ないことをいい、本発明では、散布液中、好ましくは100ppm以下、より好ましくは50ppm以下、更に好ましくは10ppm以下である場合を「農薬原体を実質的に含有しない」とすることができる。
除草剤の有効成分である農薬原体としては、酸アミド系除草剤として、例えばスタム(3,4−ジクロルプロピオンアニリド、DCPA)等が挙げられる。尿素系除草剤として、例えば、DCMU(3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア)、リニュロン(3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシ−1−メチルウレア)等が挙げられる。ビピリジリウム系除草剤としては、例えばパラコート(1,1’−ジメチル−4,4’−ビピリジウムジクロライド)、ジクワット(6,7−ジヒドロジピリド[1,2−a:2’,1’c]ピラジンディウムジブロマイド)等が挙げられる。ダイアジン系除草剤としては、例えばブロマシル(5−ブロモ−3−sec−ブチル−6−メチルウラシル)等が挙げられる。S−トリアジン系除草剤としては、例えばシマジン(2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン)、シメトリン(2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン)等が挙げられる。ニトリル系除草剤としては、例えばDBN(2,6−ジクロロベンゾニトリル)等が挙げられる。ジニトロアニリン系除草剤としては、例えばトリフルラリン(α,α,α−トリフルオロ−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル−p−トルイジン)等が挙げられる。カーバメート系除草剤としては、例えばベンチオカーブ(サターン)(S−p−クロロベンジル−N,N−ジエチルチオカーバメート)、MCC(メチル−3,4−ジクロロカーバニレート)等が挙げられる。ジフェニルエーテル系除草剤としては、例えばNIP(2,4−ジクロロフェニル−p−ニトロフェニルエーテル)等が挙げられる。フェノール系除草剤としては、例えばPCP(ソディウム ペンタクロロフェノキシド)等が挙げられる。安息香酸系除草剤としては、例えばMDBA(ジメチルアミン−3,6−ジクロロ−o−アニセート)等が挙げられる。フェノキシ系除草剤としては、例えば2,4−Dナトリウム塩(ソディウム 2,4−ジクロロフェノキシアセテート)、マピカ([(4−クロロ−o−トルイル)オキシ]アセト−o−クロロアニリド)等が挙げられる。アミノ酸除草剤としては、例えばグリホサート(N−(ホスホノメチル)グリシン又はその塩)、ビアラホス(ソディウム・ソルト・オブL−2−アミノ−4−〔(ヒドロキシ)(メチル)=ホスフィノイル〕ブチリル−L−アラニル−L−アラニン)、グリホシネート(アンモニウム−DL−ホモアラニン−4−イル(メチル)ホスフィネート)等が挙げられる。また脂肪族系除草剤としては、例えばTCAナトリウム塩(ソディウム・トリクロロアセテート)等が挙げられる。更に、本発明に係る散布液が含有しないことが好ましい除草剤の有効成分である農薬原体として、DBN(2,6−ジクロロベンゾニトリル)、DCMU(3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア)、パラコート(1,1’−ジメチル−4,4’−ビピリジウムジクロライド)、ジクワット(6,7−ジヒドロジピリド[1,2−a:2’,1’c]ピラジンディウムジブロマイド)が挙げられる。
本発明の除草方法は、駆除対象となる植物である雑草に所定の散布液を施すものである。雑草は、農業分野では農耕地やその周辺に生育して作物生産に害を与える草本として認識される。また、農業以外の分野では、例えば、農耕地に限らず道路、線路敷、堤防、工場敷地、造成地、芝生地、庭園などの非農耕地に自然に生育し、その土地の機能を妨害したり、防災上、景観上の問題を発生させたりする草本として認識される。本発明では、これらいずれの草本をも雑草として包含する。雑草には、広葉雑草、イネ科雑草などがある。広葉雑草は、イネ科雑草のように線形葉をもつ雑草や葉脈が平行になっている雑草とは異なり、葉脈が網目状になっている。
本発明の除草方法の対象となる雑草としては、広葉雑草が挙げられる。広葉雑草としては、たとえばアサガオ、ベルベットリーフ、ヒルガオ、シロツメクサ、タンポポ、ヤブカラシ、セイタカアワダチソウ、アレチノギク、アメリカセンダングサ、イオドリ、イヌガラシ、イヌタデ、イヌビユ、オオイヌノフグリ、オオバコ、オナモミ、カキドオシ、カタバミ、カナムグラ、カヤツリグサ、カラスノエンドウ、ギシギシ、コニシキソウ、ジシバリ、シロザ、スカシタゴボウ、スギナ、スベリヒユ、セイヨウタンポポ、タケニグサ、ツユクサ、ドクダミ、ナズナ、ノゲシ、ノボロギク、ノミノフスマ、ハコベ、ハハコグサ、ハマスゲ、ハルジオン、ヒメジョオン、ヒメムカシヨモギ、ブタクサ、ホトケノザ、ヤエムグラ、ヨモギ、ワルナスビ等であり、好ましくは、アサガオ、ベルベットリーフである。
イネ科雑草としては、イヌビエ、エノコログサ、キンエノコロ、ムラサキエノコロ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、ニワホコリ、アキメヒシバ、メヒシバ、カゼクサ、カモガヤ(オーチャードグラス)、ススキ、スズメノヒエ、チガヤ、チカラシバ、ヨシ、ササ類が挙げられる。
本発明の除草方法は、広葉雑草及びイネ科雑草から選ばれる雑草を対象とすることができる。更に、本発明の除草方法は、広葉雑草から選ばれる雑草を対象とすることができる。更に、本発明の除草方法は、イヌビエ、アサガオ及びベルベットリーフから選ばれる雑草を対象とすることができる。更に、本発明の除草方法は、アサガオ及びベルベットリーフから選ばれる雑草を対象とすることができる。
本発明は、除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有せず、下記化合物(A)、下記化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、25,000ppm以上、500,000ppm以下である散布液を、駆除対象の雑草に施す工程を含む、除草方法として実施できる。この方法の好ましい態様は上記したものが適用できる。
また、本発明は、前記化合物(A)、前記化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、25,000ppm以上、500,000ppm以下であり、化合物(A)及び化合物(B)以外に除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有しない除草剤に関する。本発明に係る散布液で述べた事項は、適宜本発明の除草剤に適用できる。
[除草試験1]
12cmポットに5葉期になるまでイネ科雑草であるイヌビエを栽培した。表1、2に示す化合物(A)及び化合物(B)を表3の質量比で混合し、水で所定濃度に希釈した散布液を作製した。なお、表には、比較化合物も便宜的に化合物(A)、化合物(B)の欄に記載した。散布液を表3に示す散布量でイヌビエに葉面散布した。一週間後、除草効果を以下の方法で測定した。葉緑素計(SPAD計:ミノルタ社製)を用い、植物葉3枚を適宜選定し、1枚につき5点のSPAD値を測定し、その平均値から無処理区及び処理区のそれぞれの植物体のSPAD値を得た。無処理区のSPAD値及び処理区のSPAD値を用い、以下の式により除草効果を計算した。反復数は7ポットとし、その平均値を表に示した。なお、無処理区は比較例1−1であり、処理区は実施例又は他の比較例である。
除草効果(ポイント)=(1−処理区のSPAD値/無処理区のSPAD値)×100
表3の結果から、本発明の除草方法によれば、その除草効果を向上できることが確認された。
[除草試験2]
12cmポットに5葉期になるまで広葉雑草であるアサガオを栽培した。表1、2に示す化合物(A)及び化合物(B)を表3の質量比で混合し、水で所定濃度に希釈した散布液を作製した。散布液を表3に示す散布量でアサガオに葉面散布した。一週間後、除草効果を除草試験1の方法で測定した。
表3の結果から、本発明の除草方法によれば、その除草効果を向上できることが確認された。
[除草試験3]
12cmポットに5葉期になるまで広葉雑草であるベルベットリーフ(イチビ)を栽培した。表1、2に示す化合物(A)及び化合物(B)を表3の質量比で混合し、水で所定濃度に希釈した散布液を作製した。散布液を表3に示す散布量でベルベットリーフに葉面散布した。一週間後、除草効果を除草試験1の方法で測定した。
表3の結果から、本発明の除草方法によれば、その除草効果を向上できることが確認された。
Figure 0006633046
(注1)アルキルポリグルコシド:アルキル基が炭素数10〜16の混合直鎖アルキル基、グルコース平均縮合度1.4
Figure 0006633046
Figure 0006633046

Claims (8)

  1. 除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有せず、下記化合物(A)、下記化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、25,000ppm以上、500,000ppm以下である散布液(ペラルゴン酸を含むものを除く)を、雑草に施す工程を含む、除草方法。
    <化合物(A):下記(A1)〜(A2)から選ばれる一種以上の化合物>
    (A1):下記一般式(A1)で示されるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル
    1aO−(EO)l−R2a (A1)
    (式中、R1aは炭素数10以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、lはエチレンオキシ基の平均付加モル数であり、3以上、40以下の数を示し、R2aは水素原子又はメチル基を示す。)
    (A2):ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(ただし、脂肪酸の炭素数は8以上、16以下であり、エチレンオキシドの平均付加モル数は5以上、40以下である。)
    <化合物(B):下記(B3)から選ばれる一種以上の化合物>
    (B3):下記一般式(B3)で示される脂肪酸
    4b−COOH (B3)
    (式中、R4bは炭素数の直鎖のアルキル基を示す。)
  2. 散布液中の化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、40,000ppm以上、300,000ppm以下である、請求項1記載の除草方法。
  3. 前記散布液を散布により雑草に施し、前記散布液を7L/10a以上、200L/10a以下の割合で散布する、請求項1又は2記載の除草方法。
  4. 前記散布液における化合物(A)と化合物(B)の質量比が、化合物(A)/化合物(B)で、0.1以上、10以下である、請求項1〜3の何れか1項記載の除草方法。
  5. 化合物(A)が、(A1)から選ばれる一種以上の化合物である、請求項1〜4の何れか1項記載の除草方法。
  6. 雑草が広葉雑草である、請求項1〜5の何れか1項記載の除草方法。
  7. 雑草がアサガオ及びベルベットリーフから選ばれる雑草である、請求項1〜6の何れか1項記載の除草方法。
  8. 下記化合物(A)、下記化合物(B)及び水を含有し、化合物(A)及び化合物(B)の含有量の合計が、25,000ppm以上、500,000ppm以下であり、化合物(A)及び化合物(B)以外に除草剤の有効成分である農薬原体を実質的に含有しない除草剤(ペラルゴン酸を含むものを除く)。
    <化合物(A):下記(A1)〜(A2)から選ばれる一種以上の化合物>
    (A1):下記一般式(A1)で示されるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル
    1aO−(EO)l−R2a (A1)
    (式中、R1aは炭素数10以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、lはエチレンオキシ基の平均付加モル数であり、3以上、40以下の数を示し、R2aは水素原子又はメチル基を示す。)
    (A2):ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(ただし、脂肪酸の炭素数は8以上、16以下であり、エチレンオキシドの平均付加モル数は5以上、40以下である。)
    <化合物(B):下記(B3)から選ばれる一種以上の化合物>
    (B3):下記一般式(B3)で示される脂肪酸
    4b−COOH (B3)
    (式中、R4bは炭素数の直鎖のアルキル基を示す。)
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