JP6632671B1 - 無人車制御装置および無人車制御方法 - Google Patents

無人車制御装置および無人車制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6632671B1
JP6632671B1 JP2018159237A JP2018159237A JP6632671B1 JP 6632671 B1 JP6632671 B1 JP 6632671B1 JP 2018159237 A JP2018159237 A JP 2018159237A JP 2018159237 A JP2018159237 A JP 2018159237A JP 6632671 B1 JP6632671 B1 JP 6632671B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
unmanned vehicle
manned
range
manned vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018159237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020035055A (ja
Inventor
大塚 誠
誠 大塚
弘司 椎崎
弘司 椎崎
門地 正史
正史 門地
拓也 明石
拓也 明石
昭伍 南
昭伍 南
中島 慎
慎 中島
貴大 萩野
貴大 萩野
佑輔 竹内
佑輔 竹内
健次 中山
健次 中山
南望 大西
南望 大西
遼介 別府
遼介 別府
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Logisnext Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Logisnext Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Logisnext Co Ltd filed Critical Mitsubishi Logisnext Co Ltd
Priority to JP2018159237A priority Critical patent/JP6632671B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6632671B1 publication Critical patent/JP6632671B1/ja
Publication of JP2020035055A publication Critical patent/JP2020035055A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】施設内における無人車と有人車との接触を回避する。【解決手段】無人車制御装置(1)は、所定の施設における所定の走行ルートを有人走行する有人車の位置を検出する有人車検出部(101)と、有人車検出部(101)が検出した上記有人車の位置に基づき、上記走行ルート上の所定範囲を避けて走行するように、上記所定の施設内で無人走行する無人車を制御する無人車制御部(103)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、無人車を制御する装置(無人車制御装置)等に関する。
近年、一部の施設(例:工場)では、搬送対象物(例:荷物)を自動搬送するために、無人車(例:無人搬送車)が導入されている。このような無人車の制御に関し、様々な技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、無軌道かつ自由な搬送経路に対応した無人搬送車の制御プログラムの作成を、容易化するための技術が記載されている。
特開2000−118995号公報
上述の従来技術では、無人車のみを用いて搬送対象物を搬送することが想定されている。このため、各無人車が適切に制御されていれば、無人車同士の接触を避けることができる。しかし、無人車は、定型的な作業しか行うことができないため、無人車による搬送のみによって、施設を運営することは現実的には難しい。そこで、無人車と有人車(有人の作業用車両)とを併用して搬送対象物を搬送することが考えられる。
しかしながら、有人車については、無人車の場合とは異なり、走行の態様(例:進路)を完全に制御することは難しい。有人車の場合、走行の態様は、例えば運転者の特性に左右されるためである。このため、無人車と有人車とを併用した場合、当該無人車と当該有人車との接触が生じる可能性が懸念される。
本発明の一態様は、施設内における無人車と有人車との接触を回避することができる無人車制御装置等を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無人車制御装置は、所定の施設における所定の走行ルートを有人走行する有人車の位置を検出する有人車検出部と、上記走行ルートにおける、上記有人車検出部が検出した上記有人車の位置から所定範囲を避けて走行するように、上記所定の施設内で無人走行する無人車を制御する無人車制御部と、を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無人車制御方法は、無人車制御装置による無人車制御方法であって、所定の施設における所定の走行ルートを有人走行する有人車の位置を検出する有人車検出ステップと、上記走行ルートにおける、上記有人車検出ステップにおいて検出された上記有人車の位置から所定範囲を避けて走行するように、上記所定の施設内で無人走行する無人車を制御する無人車制御ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、施設内における無人車と有人車との接触を回避することができる。
本発明の実施形態1に係る無人車制御装置の一例を示すブロック図である。 (a)および(b)はそれぞれ、図1の無人車制御装置による無人車の走行制御の一例について説明するための図である。 図1の無人車制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る無人車制御装置の一例を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
(無人車制御装置1の概要)
実施形態1の無人車制御装置1の概要について、図1および図2を参照して説明する。図1は、無人車制御装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。図2の(a)および(b)はそれぞれ、無人車制御装置1による無人車900の走行制御の一例について説明するための図である。
図2の(a)(b)には、所定の施設に設けられた走行ルート1000上を有人車800と無人車900とが走行している様子を示している。走行ルート1000上には、該走行ルート1000における位置を示すポイントが設定されている(図中白丸で示す)。ポイントは少なくとも走行ルート1000の分岐点に設定することが好ましい。図示の例では、分岐点にポイントを設定している他、分岐点間に概ね等間隔でポイントを設定している。所定の施設は、有人車800と無人車900が走行可能な走行ルートが設けられた施設であればよく、特に限定されないが、以下では、所定の施設が工場である例を説明する。
有人車800は、走行ルート1000を有人走行する車両である。一例として、有人車800は、作業者の操作に従って搬送対象物(例:荷物)を搬送する車両である。これに対し、無人車900は、走行ルート1000を無人走行する車両である。無人車900は、無人車制御装置1の指令を受けて、搬送対象物を搬送する。つまり、無人車900は、搬送対象物を自動搬送する。図2では、有人車800の例としてフォークリフト(有人フォークリフト)が、無人車900の例として無人搬送車(Automated Guided Vehicle,AGV)が、それぞれ示されている。
無人車制御装置1は、走行ルート1000上の有人車800の位置(以下、位置P)を検出する。そして、無人車制御装置1は、走行ルート1000における、位置Pから所定範囲(以下、範囲A)を避けて走行するように、無人車900を制御する。範囲Aは、無人車侵入禁止範囲と表現することもできる。また、走行ルート1000のうち、範囲Aを除いた範囲は、無人車侵入可能範囲と表現することもできる。
図2の例では、OBJ1(二重線)とOBJ2(白色矢印)により、範囲Aを示している。つまり、OBJ1は、走行ルート1000における範囲Aとそれ以外の範囲との境界を示しており、OBJ2は、その矢印の指し示す側が範囲Aであることを示している。
範囲Aは、位置Pに基づいて設定されるため、有人車800の移動に伴って変化する。例えば、図2の(a)では、位置PはポイントPT1A(強調のためハッチングを施している)上にある。一方、同図の(a)よりも後のある時点の状態を示す同図の(b)では、位置PはポイントPT1B(強調のためハッチングを施している)上に変化しており、これに伴って範囲Aも変化している。
無人車制御装置1は、変化する位置Pに応じて範囲Aを更新しつつ、無人車900が範囲Aを避けて走行するように制御する。例えば、図2の(b)の例では、無人車制御装置1は、無人車900の進路を変更させることにより、無人車900に範囲Aを避けて走行させている。
このように、無人車制御装置1によって、範囲Aを避けるように無人車900を制御することにより、有人車800と無人車900との接触や衝突事故を未然に回避できる。また、無人車制御装置1によれば、有人車800の運転者に、無人車900との接触を回避するための操作を行わせる必要がない。すなわち、有人車800の運転者に、負担をかけることなく、有人車800と無人車900との接触を回避できる。従って、有人車800の運転者の利便性を向上させつつ、従来よりも確実に有人車800と無人車900との接触を回避することができる。なお、図2の例では、有人車800と無人車900を1台ずつ示しているが、無人車制御装置1は、複数台の有人車800について範囲Aを設定することもできるし、複数台の無人車900の走行を制御することもできる。また、無人車制御装置1の制御対象が1台の無人車900のみである場合等には、無人車制御装置1を無人車900に搭載してもよい。これにより、範囲Aを避けながら自律走行する無人車900を提供することができる。
(無人車制御装置1の要部構成)
無人車制御装置1の要部構成について図1に基づいて説明する。図示のように、無人車制御装置1は、無人車制御装置1の各部を統括して制御する制御部10と、無人車制御装置1が使用する各種データを記憶する記憶部20を備えている。さらに、無人車制御装置1は、無人車制御装置1が他の装置と通信するための通信部30とを備えている。また、制御部10には、有人車検出部101、範囲設定部102、および無人車制御部103が含まれている。そして、記憶部20には、ルート情報201が記憶されている。
ルート情報201は、走行ルート1000の構成、すなわち走行ルート1000において、ルートがどのように分岐および接続されているかを示す情報である。本実施形態では、ルート情報201が、図2に示す各ポイントの識別情報と、各ポイントの接続先とを示す情報である例を説明する。例えば、図2の(a)のポイントPT1Aについて、ルート情報201では、ポイントPT1Aの識別情報と、その接続先ポイント(左隣、右隣、下方の3つ)の識別情報とが対応付けられている。このように、各ポイントの識別情報と、その接続先ポイントの識別情報とを対応付けておくことにより、走行ルート1000の構成を示すことができる。無論、ルート情報201は、走行ルート1000の構成を示した情報であればよく、この例に限られない。
有人車検出部101は、位置Pを検出する。一例として、有人車検出部101は、工場内を撮影した画像を解析することにより位置Pを検出してもよい。この場合、有人車検出部101は、工場内を撮影する1または複数の撮影装置から、工場内を走行する有人車800を撮影した画像を取得する。そして、有人車検出部101は、この画像を解析して有人車800を検出し、その検出結果に基づいて特定した位置を位置Pとして検出する。
別の例として、有人車検出部101は、各ポイントに設置した有人車800の検出器からの出力に基づいて位置Pを検出してもよい。この場合、有人車検出部101は、有人車800を検出した検出器が設置されているポイントを、位置Pとして検出する。上記検出器は、例えば該検出器の近距離無線通信圏内に入った有人車800を検出するものであってもよいし、有人車800の接近や通過を検知するセンサ等であってもよい。また、例えば走行ルート1000が設けられている施設に天井などの遮蔽物が設けられておらず、GPS(Global Positioning System)が利用可能である場合には、有人車検出部101は、GPSを利用して位置Pを検出してもよい。
範囲設定部102は、有人車検出部101の検出結果(すなわち位置P)に基づいて範囲Aを設定する。例えば、範囲設定部102は、位置Pから所定の走行距離の範囲のルートを範囲Aに設定してもよい。また、例えば、範囲設定部102は、位置Pから所定数だけ離れたポイントまでのルートを範囲Aに設定してもよい。例えば、図2の例では、範囲設定部102は、位置Pから3つ離れたポイントまでの範囲のルートを範囲Aに設定している。この他にも、範囲設定部102は、例えば、位置Pから所定距離までの範囲(例えば位置Pを中心とする円形の範囲)を範囲Aに設定してもよい。
無人車制御部103は、位置Pに基づいて設定された範囲Aを避けて走行するように、無人車900を制御する。一例として、無人車制御部103は、通信部30を介して、無人車900の動作状態を示す情報を取得することにより、無人車900の進行方向(以下、無人車進行方向)を検出する。そして、無人車制御部103は、無人車進行方向が範囲Aに向かう方向である場合には、無人車進行方向を変更(再設定)する。例えば、無人車制御部103は、ルート情報201を参照し、無人車900が範囲Aに侵入しないように、無人車進行方向を再設定する。無人車制御部103は、通信部30を介して、再設定した無人車進行方向を示す情報を、無人車900に供給する。
例えば、図2の(a)の時点では、無人車900はポイントPT2Aから同図の上方、すなわち範囲Aに向かって移動しつつある。この場合、無人車制御部103は、無人車進行方向を、範囲Aから離れる方向に変更する(図2の(b)参照)。なお、範囲Aから離れるためのルートは、ルート情報201から特定できる。このような無人車進行方向の変更により、無人車900が有人車800に近接することを回避し、無人車900と有人車800との衝突を未然に回避することができる。
(処理の流れ)
無人車制御装置1が実行する処理の流れを図3に基づいて説明する。図3は、無人車制御装置1が実行する処理(無人車制御方法)の一例を示すフローチャートである。
S1(有人車検出ステップ)では、有人車検出部101が、位置P(すなわち、有人車800の位置)を検出する。そして、S2では、範囲設定部102が、位置Pに基づいて範囲A(無人車侵入禁止範囲)を設定する。
S3では、無人車制御部103は、無人車進行方向の変更が必要であるか否かを判定する。例えば、無人車制御部103は、無人車900が次に通るポイントをルート情報201から特定し、そのポイントが範囲Aに含まれていれば無人車進行方向の変更が必要であると判定してもよい。
S3で無人車進行方向の変更が必要でないと判定された場合(S3でNO)、処理はS2に戻る。一方、無人車進行方向の変更が必要であると判定された場合(S3でYES)、処理はS4に進む。
S4(無人車制御ステップ)では、無人車制御部103が、S2で設定された範囲Aを避けて走行するように無人車900を制御する。具体的には、無人車制御部103は、無人車900が範囲Aに侵入しないように、無人車進行方向を変更する。例えば、無人車制御部103は、無人車900が範囲Aから遠ざかる方向に位置するポイントに向かうように無人車進行方向を変更してもよい。S4の終了後、処理はS1に戻る。
(実施形態1のまとめ)
以上のように、有人車検出部101は、位置Pを検出する。そして、無人車制御部103は、位置Pに基づいて設定された範囲Aを避けて走行するように無人車900を制御する。従って、有人車800と無人車900との接触を未然に回避することができる。また、上述のように、有人車800の運転者に、無人車900との接触を回避するための操作を行わせる必要がない。それゆえ、有人車800の運転者の利便性を向上させることもできる。
〔変形例〕
無人車制御部103は、無人車900の進路を変更させる以外にも、例えば無人車900の走行速度を変更させる、あるいは無人車900を一時停止させる等の制御によって、無人車900に範囲Aを避けて走行させてもよい。
また、例えば、無人車900の走行を制御しても、有人車800と無人車900との遭遇が回避困難な状況となることも想定される。このような場合、無人車制御部103は、無人車900の存在を有人車800の運転者に通知してもよい。通知の態様は特に限定されず、例えば、通信部30を介した通信により、運転者の所持する携帯端末装置等に通知してもよい。また、例えば、有人車800が表示装置を備えている場合には、無人車制御部103は、その表示装置に無人車900の通行予定ルートを示す画像を表示させてもよい。これにより、少なくとも有人車800の運転手に無人車900の接近を認識させることができ、有人車800の運転により有人車800と無人車900との遭遇を回避することも可能になる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態の無人車制御装置2は、有人車800の進行方向も考慮して範囲Aを設定する。これについて、図4に基づいて説明する。図4は、無人車制御装置2の要部構成の一例を示すブロック図である。無人車制御装置2は、制御部10Aを備えている。なお、以下では、有人車800の進行方向を「有人車進行方向」と称し、有人車進行方向の逆方向を「有人車後退方向」と称する。
図4に示すように、制御部10Aは、図1に示した制御部10に含まれる各部に加えて、有人車進行方向を判定する進行方向判定部104をさらに備える。進行方向判定部104は、有人車進行方向を判定する。また、進行方向判定部104は、有人車進行方向の逆方向を有人車後退方向と判定する。
具体的には、進行方向判定部104は、位置Pの時間変化から有人車進行方向を判定する。例えば、図2の(a)の例において、有人車検出部101がポイントPT1Aで有人車800を検出した後、次に有人車800を検出したポイントがポイントPT1Aの左隣のポイントであった場合、進行方向判定部104は、有人車進行方向が左方向であると判定する。なお、有人車進行方向の判定方法はこの例に限定されない。例えば、進行方向判定部104は、有人車800を撮影した画像を解析することにより有人車進行方向を判定してもよい。
実施形態2において、範囲設定部102は、有人車800の位置Pと有人車進行方向に基づいて範囲Aを設定する。具体的には、範囲設定部102は、有人車進行方向の範囲(以下、範囲A1)が、有人車後退方向の範囲(以下、範囲A2)よりも大きくなるように、範囲Aを設定する。このように、実施形態2では、範囲Aは、異なる2つの範囲A1と範囲A2とを含む。
一例として、範囲設定部102は、位置Pから有人車進行方向に向かって所定の距離(以下、R1)延在する範囲を範囲A1とする。また、範囲設定部102は、位置Pから有人車後退方向に向かって所定の距離(以下、R2)延在する範囲を範囲A2とする。R2をR1よりも小さくすることにより、範囲A1を範囲A2よりも広くすることができる。上記の所定距離は、何れも走行距離(ルートの長さ)であってもよいし、位置Pからの直線距離であってもよい。また、範囲設定部102は、ポイントを基準として範囲A1およびA2を設定してもよい。例えば、図2の(a)の例において、有人車800が、ポイントPT1Aの右方のポイントからポイントPT1Aに移動した場合、ポイントPT1Aに差し掛かった時点における有人車進行方向は左方向である。この場合、範囲設定部102は、ポイントPT1Aの右方のポイントに進むルートについては、ポイントPT1Aから4つ離れたポイントまでの範囲のルートを範囲A1に設定してもよい。そして、ポイントPT1Aの左方のポイントに戻るルートについては、ポイントPT1Aから2つ離れたポイントまでの範囲のルートを範囲A2に設定してもよい。
なお、ポイントPT1Aの下方のポイントに進むルートについては、ポイントPT1Aの右方のポイントに進むルートと同様の範囲を設定してもよいし、ポイントPT1Aの左方のポイントに進むルートよりも狭く、ポイントPT1Aの右方のポイントに進むルートよりも広い範囲を設定してもよい。また、分岐点において有人車800が選ぶルートに一定の傾向がある場合、範囲設定部102は、有人車800が進行する可能性が高いルートの範囲を、有人車800が進行する可能性の低いルートの範囲よりも広くしてもよい。
(実施形態2のまとめ)
以上のように、進行方向判定部104は有人車進行方向を判定し、範囲設定部102は範囲A1が範囲A2よりも大きくなるように、範囲Aを設定する。一般的に、フォークリフト等の有人車800では、荷物をフォークで持ち上げた後、後退しながらその荷物を移動させることはあっても、前進から後退というように進行方向を反転させることは少ない。また、前進速度は後退速度よりも大きいことが多い。このため、範囲A1を範囲A2よりも大きく設定することにより、有人車進行方向において有人車800と無人車900とが接触する可能性をより効果的に低減することができる。また、範囲A2を範囲A1よりも狭く設定することにより、範囲A1および範囲A2が同サイズに設定された場合に比べ、無人車侵入可能範囲を広く確保することができる。このように、実施形態2によれば、有人車800と無人車900との接触を効果的に防止しつつ、無人車900の走行の自由度を高めることが可能となる。
〔変形例〕
以下、実施形態2の無人車制御装置2の様々な変形例について述べる。但し、これらの変形例の一部は、実施形態1の無人車制御装置1に適用されてもよい。
(走行速度の考慮)
無人車制御装置2の範囲設定部102は、有人車800の走行速度が速いほど、有人車進行方向に偏った範囲Aを設定してもよい。進行方向を変える際には走行速度が落ちるため、有人車800の走行速度が速いときには進行方向が変更される可能性が低く、逆に走行速度が遅いときには進行方向が変更される可能性が高いといえる。このため、有人車800の走行速度が速いほど、有人車進行方向に偏って範囲Aを設定することにより、有人車800が進行する可能性のより高いルートは広く無人車侵入禁止範囲として安全性を確保することができる。また、有人車800が進行する可能性のより低いルートの無人車侵入禁止範囲は最小限に抑えて無人車900の走行の自由度を確保することができる。
なお、「有人車800の走行速度が速いほど、有人車進行方向に偏って範囲Aを設定する」とは、有人車800の走行速度が速いほど、有人車進行方向側に設定する範囲の広さと、有人車進行方向以外の方向に設定する範囲の広さとの差が大きくなるようにすることを意味する。例えば、範囲設定部102は、有人車800の走行速度が速いほど、有人車進行方向側に設定する範囲をより広くし、有人車進行方向以外の方向に設定する範囲の広さをより狭くしてもよいし、一方の範囲のみを変更してもよい。なお、走行速度または走行速度の範囲と、設定する範囲の広さとの対応関係は予め定めておく。また、有人車進行方向以外の例えば有人車後退方向等については、有人車800がその方向に進む可能性が低いような場合には範囲を設定しない構成としてもよい。
なお、有人車800の走行速度の検出方法は特に限定されない。例えば、範囲設定部102は、有人車800に設けられた速度計から、有人車800の走行速度を示す情報を取得してもよい。また、例えば、範囲設定部102は、有人車800が走行したポイント間の距離と、各ポイントの通過時刻から有人車800の走行速度を算出してもよいし、走行する有人車800を撮影した画像を解析することにより有人車800の走行速度を算出してもよい。
(道幅の考慮)
有人車800と無人車900が走行する走行ルート1000には、有人車800と無人車900が行き違いできる程度の比較的広い道幅の走行ルート(以下、幅広ルート)と、行き違いできない道幅の走行ルート(以下、幅狭ルート)が含まれ得る。この場合、無人車制御部103は、有人車800との行き違いが幅広ルートで行われるように、無人車900の走行を制御してもよい。言い換えれば、無人車制御部103は、範囲Aに含まれる走行ルートのうち幅狭ルートは避けて無人車900を走行させる一方、範囲Aに含まれる走行ルートであっても、幅広ルートであれば無人車900を侵入させてもよい。これにより、有人車800と無人車900が行き違いできずに立ち往生したり衝突したりする等の問題の発生を回避しつつ、無人車900の走行の自由度をさらに高めることができる。
なお、走行ルート1000のうち何れのルートが幅広ルートであるかは、予め調べて例えばルート情報201に含める等して記憶しておいてもよいし、走行ルートを撮影した画像の解析等によって特定してもよい。走行ルートの撮影は、工場内に設置した撮影装置で行ってもよいし、有人車800および無人車900の少なくとも何れかに撮影装置を搭載し、その撮影装置で行ってもよい。
また、無人車900を範囲A内の幅広ルートに侵入させる場合、無人車制御部103は、有人車800と無人車900とが衝突する可能性が低減されるように、無人車900を制御することが好ましい。例えば、無人車制御部103は、範囲A内では無人車900の走行速度を範囲A外よりも遅くしてもよいし、無人車900を幅広ルートの端に寄せて停止させてもよい。また、これらの措置に加えて、無人車制御部103は、無人車900の存在を有人車800の運転者に通知してもよい。これにより、有人車800と無人車900とが衝突する可能性を低減できる。
また、有人車800の走行速度が速い場合には、ある程度道幅が広かったとしても、有人車800と無人車900とが衝突する可能性が懸念される。そこで、一例として、有人車800の走行速度が閾値以上である場合には、無人車制御部103は、幅広ルートを含めた範囲Aに含まれる全て走行のルートを避けて無人車900を走行させてもよい。また、他の例として、無人車制御部103は、幅広ルートの中でも特に道幅が広く、有人車800が比較的高速で移動していても無人車900と衝突する可能性が低い走行ルートについてのみ、範囲A内であっても無人車900を侵入させることを許容してもよい。
(停車の考慮)
無人車制御装置2の範囲設定部102は、有人車800が停止(停車)している期間は、範囲Aの設定を解除して、無人車900が自由に走行できるようにしてもよい。また、この場合、無人車制御装置2は、有人車800が、安全確認や方向転換のための短時間の停車ではなく、搬送対象物の積み下ろし等を目的としたある程度の継続時間を有する停車(以下、継続停車)をしていることを検出する停車検出部を備えていることが好ましい。
上記停車検出部は、例えば有人車800の停車時間が閾値以上となったときに、有人車800が継続停車したと検出してもよい。これにより、継続停車を短時間の停車と識別して検出可能である。また、例えば、上記停車検出部は、有人車800に対して所定の操作が行われたこと、あるいは有人車800が所定の動作を行ったことを検出したときに、有人車800が継続停車したと検出してもよい。
上記所定の操作は、継続停車時あるいは積み下ろし等の作業時に行われる操作であればよく、例えばサイドブレーキをかける操作や、有人車800がフォークリフトである場合にはフォークを昇降させる操作等が挙げられる。このような操作が行われたことは、例えば有人車800と通信することによって特定することもできるし、有人車800にセンサ等を設けてその出力値を受信することによって特定することもできる。また、例えば、運転者による有人車800の操作の様子を撮影した画像を解析することにより特定することもできる。また、上記所定の動作としては、有人車800がフォークを昇降させる動作等が挙げられる。このような動作は、例えば有人車800を撮影した画像を解析することにより特定することができる。
なお、有人車800の継続停車中であっても、無人車900を有人車800の近く(例えば停車位置を基準として設定された範囲A内)に移動させる場合、再び動き出した有人車800と、無人車900とが衝突する可能性がある。このため、無人車制御部103は、無人車900を有人車800の近くに移動させる場合、上記「道幅の考慮」で説明したような、有人車800と無人車900とが衝突する可能性を低減するための処理を行うことが好ましい。
また、無人車制御部103は、有人車800の継続停車中であっても、有人車800の近く(例えば停車位置を基準として設定された範囲A内)の幅狭ルートには、無人車900を侵入させないようにしてもよい。これにより、再び動き出した有人車800と無人車900が衝突したり、行き違いができずに立ち往生したりする事態を回避することができる。
また、範囲設定部102は、有人車800の継続停車中には、停車前よりも狭い範囲Aを設定してもよい。また、範囲設定部102は、有人車800の停車位置が幅狭ルートであるか否かを判定して、幅狭ルートであれば、その幅狭ルートを含む範囲Aを設定してもよい。これにより、継続停車中の有人車800が無人車900の走行を妨げる事態を回避できる。
また、範囲設定部102は、継続停車期間中に範囲Aの広さを変えてもよい。例えば継続停車中であると判定された直後に範囲Aを最も狭くし、時間経過に応じて範囲Aを広げてゆき、所定時間経過時には、継続停車中と判定される直前の広さに戻してもよい。
〔分散処理について〕
上記各実施形態で説明した無人車制御装置1・2の実行する処理の一部は、無人車制御装置1・2と通信接続された1または複数の装置に実行させてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
無人車制御装置1・2の制御ブロック(特に制御部10・10Aに含まれる各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、無人車制御装置1・2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、2 無人車制御装置
101 有人車検出部
102 範囲設定部
103 無人車制御部
104 進行方向判定部
800 有人車
900 無人車
1000 走行ルート

Claims (5)

  1. 所定の施設における所定の走行ルートを有人走行する有人車の位置を検出する有人車検出部と、
    上記走行ルートにおける、上記有人車検出部が検出した上記有人車の位置から所定範囲を避けて走行するように、上記所定の施設内で無人走行する無人車を制御する無人車制御部と
    上記所定範囲を設定する範囲設定部と、
    上記有人車の停車状態を検出する停車検出部と、を備えており、
    上記有人車が所定時間以上停車している状態を継続停車状態と称し、
    上記停車検出部は、上記有人車が上記継続停車状態にあるか否かを判定し、
    上記範囲設定部は、上記有人車が上記継続停車状態にある場合には、上記有人車の停車前に比べ、上記所定範囲をより狭く設定することを特徴とする無人車制御装置。
  2. 上記有人車検出部が検出した上記有人車の位置に基づいて、上記有人車の進行方向を判定する進行方向判定部をさらに備えており、
    上記範囲設定部は、上記所定範囲のうち、上記進行方向判定部によって判定された上記進行方向の範囲を、上記進行方向判定部によって判定された上記進行方向の逆方向の範囲より大きくなるように、上記所定範囲を設定すことを特徴とする請求項1に記載の無人車制御装置。
  3. 上記範囲設定部は、上記有人車の走行速度が速いほど、上記進行方向に偏った上記所定範囲を設定することを特徴とする請求項2に記載の無人車制御装置。
  4. 上記無人車制御部は、上記所定範囲に含まれる走行ルートのうち、上記有人車と上記無人車とが行き違うことが可能な道幅のルートには上記無人車を侵入させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の無人車制御装置。
  5. 無人車制御装置による無人車制御方法であって、
    所定の施設における所定の走行ルートを有人走行する有人車の位置を検出する有人車検出ステップと、
    上記走行ルートにおける、上記有人車検出ステップにおいて検出された上記有人車の位置から所定範囲を避けて走行するように、上記所定の施設内で無人走行する無人車を制御する無人車制御ステップと
    上記所定範囲を設定する範囲設定ステップと、
    上記有人車の停車状態を検出する停車検出ステップと、を含んでおり、
    上記有人車が所定時間以上停車している状態を継続停車状態と称し、
    上記停車検出ステップは、上記有人車が上記継続停車状態にあるか否かを判定するステップを含んでおり、
    上記範囲設定ステップは、上記有人車が上記継続停車状態にある場合には、上記有人車の停車前に比べ、上記所定範囲をより狭く設定するステップを含んでいることを特徴とする無人車制御方法。
JP2018159237A 2018-08-28 2018-08-28 無人車制御装置および無人車制御方法 Active JP6632671B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018159237A JP6632671B1 (ja) 2018-08-28 2018-08-28 無人車制御装置および無人車制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018159237A JP6632671B1 (ja) 2018-08-28 2018-08-28 無人車制御装置および無人車制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6632671B1 true JP6632671B1 (ja) 2020-01-22
JP2020035055A JP2020035055A (ja) 2020-03-05

Family

ID=69166779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018159237A Active JP6632671B1 (ja) 2018-08-28 2018-08-28 無人車制御装置および無人車制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6632671B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021135801A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 三菱ロジスネクスト株式会社 演算装置、移動体、移動制御システム、演算方法及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116867716A (zh) * 2021-03-09 2023-10-10 松下知识产权经营株式会社 货物搬送***及搬送体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000339029A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Komatsu Ltd 車両の干渉防止装置
JP2004252631A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Agv運行制御方法、agv運行制御装置、及びagvを利用した物流システム
JP5989927B2 (ja) * 2015-10-30 2016-09-07 株式会社小松製作所 鉱山の管理システム及び鉱山の管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021135801A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 三菱ロジスネクスト株式会社 演算装置、移動体、移動制御システム、演算方法及びプログラム
JP7022775B2 (ja) 2020-02-27 2022-02-18 三菱ロジスネクスト株式会社 演算装置、移動体、移動制御システム、演算方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020035055A (ja) 2020-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8521415B2 (en) Traveling vehicle and method of controlling the same
KR102238291B1 (ko) 물품 반송차
CN106663369B (zh) 交通管制服务器以及交通管制***
JP4281067B2 (ja) 搬送車システム
KR960000882B1 (ko) 이동차의 주행제어 설비
US20160288788A1 (en) Gap-based speed control for automated driving system
US11332123B2 (en) Vehicle travel control system for parking lot, and control method of vehicle travel control system for parking lot
KR20190124119A (ko) 차량의 안전 전략 제공 장치 및 방법
US11377103B2 (en) Vehicle control device and recording medium
JP6601208B2 (ja) 無人搬送車
KR20170077823A (ko) 물품 반송 설비
US10239692B2 (en) Article transport facility
JP6632671B1 (ja) 無人車制御装置および無人車制御方法
CN110356413A (zh) 用于提供车辆的安全策略的装置及方法
JP2020095594A (ja) 車両制御装置及び車両制御方法
JP2019175137A (ja) 移動体および移動体システム
JP2021135802A (ja) 路車間通信装置、路車間通信方法および路車間通信システム
JP2001344020A (ja) 無人搬送車の制御装置及び制御方法
EP3581467B1 (en) Object tracking after object turns off host-vehicle roadway
KR20230057276A (ko) 자동 주차 시스템, 자동 주차 시스템의 제어 방법 및 비일시적 기억 매체
US11842643B2 (en) Communication control apparatus, vehicle, computer-readable storage medium, and communication control method
US11548529B2 (en) Control method, control device, and recording medium
JP7399725B2 (ja) 走行体、走行システム、及び走行制御方法
CN116075874A (zh) 车辆管理***
JPH10275016A (ja) 無人誘導車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6632671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150