JP6632293B2 - 送電装置及びその制御方法、制御装置、コンピュータプログラム - Google Patents
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Description
受電装置に対して無線電力電送を行う送電装置であって、
無線で送電を行う送電手段と、
前記送電手段の送電範囲に受電装置と異なる物体である異物が存在するかを判定する第1判定手段と、
前記送電範囲に受電装置が存在するかを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定されたことに基づいて、前記異物の存在をユーザに認識させるための所定の通知を行い、
前記第1判定手段により異物が存在すると判定されても、前記第2判定手段により受電装置が存在しないと判定された場合、前記所定の通知を行わない、通知手段と、を有し、
前記通知手段は、前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定された場合であっても、当該受電装置のバッテリー残量が満充電時に対して所定の割合以上である場合には、前記所定の通知は行わない。
(システム構成)
図1は、実施形態に係る送電システムの構成を示す図である。図1において、101は非接触充電(無線電力電送)を行う送電装置、102はバッテリーで動作するスマートフォン等の受電装置、103は鍵等の金属製の異物である。以下、無線電力伝送方式に対応しない、送電に影響を与えうる導体等の物体を異物と称する。
次に、本実施形態に係る送電システムの動作について、図4〜図6を参照して説明する。図4は本実施形態に係る送電システムの動作手順を示すフローチャートである。図5は本実施形態に係る送電システムによる動作タイミングを示すタイムチャートである。図6は、送電装置101周囲の状態を模式的に示す図である。図4の各ステップは、送電装置101の制御部209、又は、受電装置102の制御部320の制御に基づき実行される。
実施形態1では、送電装置101において、異物を検出した場合に異物載置記憶部208に記録し、受電装置との認証完了後に異物載置記憶部208を参照して異物が載置されているか判断する例を説明した。第二の実施形態(実施形態2)では、図8に示すように異物載置記憶部208を設けず、送電を行う際に異物が載置されているか否かを判断する構成について説明する。
実施形態1、2では、送電装置上に受電装置が載置されたことを受電装置検出部206が検出し、異物が載置されたことを異物検出部207が検出する例を説明した。もっとも、専用の受電装置検出部206や異物検出部207は必ずしも設けなくてもよく、同等の機能を別の構成により実現してもよい。
次に、送電アンテナが複数組込まれている送電装置の構成・動作について説明する。図11は2つの送電アンテナが組み込まれた送電装置1601を示す図である。図12は送電装置1601の構成を示すブロック図である。
実施形態1〜4では、受電装置は送電装置の送電仕様(規格バージョン、送電電力値等)に対応している場合について説明した。本実施形態では、送電装置の上にその送電仕様に対応していない受電装置が載置された場合の動作について、図14〜図16を参照して説明する。
送電装置101は送電装置の上に何かが載置されたか検出するために、送電アンテナから定期的にビーコン信号を送信する(S2001)。
図15では、時刻T1、T3、T6に送電装置上の載置を検出するためのビーコン信号が送信されている。送電装置101は、ビーコン信号を基に受電装置検出部206により送電装置の上に何かが載置されているか否かを検出する(S2002)。何も載置されていない場合(S2002でNO)はS2001に戻り、次のビーコン信号送信時刻でビーコン信号を送信する。何かが載置されていた場合(S2002でYES)、受電装置との認証処理を開始するための小電力での送電を行う(S2003)。
ここで、図15においては、時刻T7で認証を終了して、送電を開始するが、受電装置2201では、受電保護部314により受電電力を受電部313に伝送しないように遮断動作を行う。送電装置101では、送電装置の仕様に受電装置2201が対応していないため受電装置2201には送電しない通知は行わない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (19)
- 受電装置に対して無線電力電送を行う送電装置であって、
無線で送電を行う送電手段と、
前記送電手段の送電範囲に受電装置と異なる物体である異物が存在するかを判定する第1判定手段と、
前記送電範囲に受電装置が存在するかを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定されたことに基づいて、前記異物の存在をユーザに認識させるための所定の通知を行い、前記第1判定手段により異物が存在すると判定されても、前記第2判定手段により受電装置が存在しないと判定された場合、前記所定の通知を行わない、通知手段と、を有し、
前記通知手段は、前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定された場合であっても、当該受電装置のバッテリー残量が満充電時に対して所定の割合以上である場合には、前記所定の通知は行わない
ことを特徴とする送電装置。 - 前記通知手段は、前記所定の通知として、異物を除去すべき旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
- 前記通知手段は、該受電装置を充電するための送電を開始するまでの間、前記所定の通知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の送電装置。
- 前記通知手段は、前記第1判定手段により異物が存在すると判定された後、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定されるまで前記所定の通知を行わず。前記第1判定手段により異物が存在すると判定された後、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定されたことに従って、前記所定の通知を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記通知手段は、前記第1判定手段により異物が存在すると判定された後、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定される前に前記第1判定手段により他の異物が存在すると判定された場合には、前記所定の通知を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記送電手段とは異なる他の送電手段を有し、
前記通知手段は、前記送電手段と前記他の送電手段のうち同一の送電手段の送電範囲に異物と受電装置の両方が存在すると判定された場合に、前記所定の通知を行い、
前記送電手段と前記他の送電手段のうち、一方の送電範囲に異物が存在し、他方の送電範囲に受電装置が存在すると判定された場合には、前記所定の通知を行わない
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記第1判定手段によって異物が存在すると判定された場合に、異物が検出されたことを示す情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定された際に前記記憶手段に前記情報が記憶されている場合に、前記所定の通知を行う
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記送電手段は、前記送電範囲に受電装置が存在すると判定され、異物が存在すると判定されていない場合に送電を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記送電範囲に異物と受電装置との両方が存在すると判定された場合、前記送電手段は、前記異物が前記送電範囲から除去されるまで送電を行わないことを特徴とする請求項8に記載の送電装置。
- 前記送電範囲に異物と受電装置との両方が存在すると判定された場合、前記送電手段は、前記異物が前記送電範囲から除去された後に、ユーザから送電開始が要求されたことに応じて、送電を開始することを特徴とする請求項9に記載の送電装置。
- 前記送電範囲に受電装置が存在すると判定されたことに応じて、当該受電装置の認証処理を行う認証手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記認証処理が成功しなかった場合に、その旨を通知する
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記認証手段は、前記送電範囲に存在する受電装置が、前記送電手段の送電方式に対応しているか否かを認証することを特徴とする請求項11に記載の送電装置。
- 前記通知手段は、前記送電手段による送電開始前であって前記認証手段による当該受電装置の認証処理を行った後に前記第1判定手段により異物が存在すると判定された場合、前記所定の通知を行うことを特徴とする請求項11または12記載の送電装置。
- 前記送電手段の電圧を検出する検出手段をさらに備え、
前記第2判定手段は、前記電圧に基づき受電装置が存在するかを判定する
ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記送電手段の電圧を検出する検出手段をさらに備え、
前記第1判定手段は、前記電圧に基づき異物が存在するかを判定する
ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記通知手段は、無線通信により前記受電装置に異物を除去すべき旨を通知させることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の送電装置。
- 無線で送電を行う送電手段と、該送電手段の送電範囲に受電装置と異なる物体である異物が存在するかを判定する第1判定手段と、該送電範囲に受電装置が存在するかを判定する第2判定手段と、を備えた送電装置の制御装置であって、
前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定されたことに基づいて、前記異物の存在をユーザに認識させるための所定の通知を行い、
前記第1判定手段により異物が存在すると判定されても、前記第2判定手段により受電装置が存在しないと判定された場合、前記所定の通知を行わない通知手段と、を有し、
前記通知手段は、前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定された場合であっても、当該受電装置のバッテリー残量が満充電時に対して所定の割合以上である場合には、前記所定の通知は行わない
ことを特徴とする制御装置。 - 無線で送電を行う送電手段を備えた送電装置の制御方法であって、
第1判定手段が、前記送電手段の送電範囲に受電装置と異なる物体である異物が存在するかを判定する第1判定工程と、
第2判定手段が、前記送電範囲に受電装置が存在するかを判定する第2判定工程と、
通知手段が、
前記第1判定工程により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定工程により受電装置が存在すると判定されたことに基づいて、前記異物の存在をユーザに認識させるための所定の通知を行い、
前記第1判定工程により異物が存在すると判定されても、前記第2判定工程により受電装置が存在しないと判定された場合、前記所定の通知を行わない、通知工程と、を有し、
前記通知工程では、前記第1判定手段により異物が存在すると判定され、かつ、前記第2判定手段により受電装置が存在すると判定された場合であっても、当該受電装置のバッテリー残量が満充電時に対して所定の割合以上である場合には、前記所定の通知は行わない
ことを特徴とする送電装置の制御方法。 - コンピュータを請求項1から16のいずれか1項に記載の送電装置が備える各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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