JP6631180B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、レジストずれやスキューずれ、表裏に印刷可能な装置では表裏ずれが発生する。そこで、ずれ量を測定して、それを相殺するように画像の位置補正や変形補正を行う補正技術が知られている。その補正の例として、平行移動、倍率補正、歪み補正、色間ずれ補正、表裏ずれ補正等がある。
また、そのような補正技術として、画像の書き込み周期を調整することにより補正する電気制御での補正技術と、画像データを書き換えることにより補正する画像処理による補正技術のような複数の補正手段があることが既に知られている。
例えば、特許文献1には、主走査倍率ずれ補正を画像処理、すなわちサブ画素単位の挿入又は削除により行った場合に発生する補正周期とスクリーン周期との干渉による干渉縞などの画像デフェクトを防止する技術が開示されている。
それは、1つの画素位置で複数個まとめてサブ画素クロックを増減することにより、十分に広い範囲で画素クロックの周期を補正する。
しかしながら、従来の画像の位置補正や変形補正を行う複数の補正手段を有する画像処理装置では、複数の補正手段のうちどれを使って補正を行うかを、ユーザが選択しなければならなかった。そのため、ユーザが各補正手段のメリットとデメリットを把握していないと適切な選択が行えないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、画像の位置補正や変形補正を行う複数の補正手段を有する画像処理装置において、複数の補正手段のうちどれを使って補正を行うかを、ユーザが各補正手段のメリットとデメリットを把握していなくても適切に選択できるようにすることを目的とする。
この発明による画像処理装置は上記の目的を達成するため、プリンタ出力時に発生する画像のずれ量を取得するずれ量取得手段と、入力画像に対して、画像処理により上記ずれ量に応じた補正を行う幾何補正手段と、入力画像に対して、書き込みタイミングを制御することにより上記ずれ量に応じた補正を行う書き込みタイミング制御手段と、上記ずれ量取得手段によって取得されたずれ量に応じて、入力画像のプリンタ出力時に、主走査方向及び副走査方向に対して上記幾何補正手段による補正を行う第一の補正モードと、主走査方向と副走査方向の一方に対しては上記幾何補正手段による補正を行い、他方に対しては上記書き込みタイミング制御手段による補正を行う第二の補正モードのうち、いずれか一方を選択して決定する補正モード決定手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、画像の位置補正や変形補正を行う補正手段を複数有する画像処理装置において、複数の補正手段のうちどれを使って補正を行うかが自動的に選択されるので、ユーザが各補正手段のメリットとデメリットを把握していなくても適切に選択される。
この発明による画像処理装置を備えた画像形成装置の一実施形態のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明による画像処理装置の第1の実施形態の機能構成を示す機能ブロック図である。 図2の幾何補正部5による画像歪みに対する幾何補正の一例を説明するための図である。 図2のずれ量取得部3が取得する座標データの一例を説明するための図である。 図2の補正モード決定部8の決定結果に応じた補正量分配部9による補正量分配処理の例を説明するための図である。 図2における補正モード決定部8による補正モードの選択例を示す図である。 この発明による画像処理装置の第1の実施形態の機能をコンピュータによって実現する場合の処理手順を示すフローチャートである。 この発明による画像処理装置の第1の実施形態を一部変更した機能をコンピュータによって実現する場合の処理手順を示すフローチャートである。 この発明による画像処理装置の第2の実施形態の機能ブロック図である。 図9における補正モード決定部8による補正モードの選択例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による画像処理装置を備えた画像形成装置の一実施形態のハードウェア構成を図1のブロック図によって説明する。
図1に示す画像形成装置100は、コントローラ101、エンジン制御部110、画像読取部111、電子写真方式のプロッタ部112及び画像処理部113を備えている。
そして、コントローラ101は、CPU102、RAM103、ROM104、HDD(ハードディスクドライブ)105、通信I/F(インターフェース)106及び操作I/F107を備え、操作I/F107は操作部108と接続する。これらは、システムバス109によって互いに接続されている。
上記構成のうち、コントローラ101はマイクロコンピュータを構成しており、CPU102は、RAM103をワークエリアとしてROM104又はHDD105に記憶されたプログラムを実行することにより、画像形成装置100全体を制御する。また、このコントローラ101は、この発明による画像処理装置としての後述する種々の機能も実現する。
ROM104及びHDD105は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU102が実行する各種プログラムや各種の固定データを格納している。
通信I/F106は、画像形成装置100をネットワークと接続するためのインターフェースである。
操作I/F107は、操作部108をシステムバス109に接続してCPU102から制御可能とするためのインターフェースである。
操作部108は、ユーザからの操作を受け付けるためのキー、ボタン、タッチセンサ等の操作手段と、ユーザに対して情報を提示するためのディスプレイ等の表示手段とを備えるユーザインタフェースである。
画像読取部111は、原稿の画像を読み取ってその画像データを取得する機能を備える画像読取手段である。
プロッタ部112は、画像読取部111が読み取った画像データ、あるいは通信I/F106を通して外部から入力された画像データに基づいて、出力紙(用紙)に画像を形成してプリンタ出力する機能を備えた電子写真方式の画像形成手段である。このプロッタ部112が、図2で後述するプリンタ出力部6に相当する。
画像処理部113は、画像読取部111で読み取った画像データや外部から入力された画像データに対し、後述する画像処理を行う画像処理手段である。実際は、この画像処理部113だけでなく、コントローラ101のCPU102、RAM103、ROM104及びHDD105と、エンジン制御部110を含めて、後述するこの発明による画像処理装置の機能を実現する。
エンジン制御部110は、画像読取部111、プロッタ部112及び画像処理部113を、システムバス109を介してCPU102からのコマンドに従って制御する制御手段である。
画像形成装置100は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、デジタル複合機(MFP)等として構成することができる。
次に、この発明による画像処理装置の第1の実施形態の機能構成を、図2によって説明する。図2は、その画像処理装置の機能ブロック図である。
この画像処理装置は、描画指示取得部1、レンダリング部2、ずれ量取得部3、幾何補正パラメータ設定部4、幾何補正部5及びプリンタ出力部6を有する。そのプリンタ出力部6は、図1に示したプロッタ部112に相当し、書き込みタイミング制御手段である書き込みタイミング制御部7を備えている。
この画像処理装置はさらに、補正モード決定部8、補正量分配部9及び書き込み制御パラメータ設定部10を有する。
この画像処理装置のプリンタ出力部6を除く各部は、図1に示したコントローラ101及びエンジン制御部110と画像処理部113による機能である。
描画指示取得部1は、ページ記述言語で記述された入力画像を取得する。また、片面印刷か両面印刷かの指示や、断裁用のトンボを出力紙の隅に描画するか否かの指示等、ユーザが各種選択した結果を反映した指示も合わせて取得する。「トンボ」とは、印刷物を作成する際に、印刷物を仕上がりサイズに裁断するための位置や多色刷りの見当合わせのために、版下の天地の左右四隅などに付ける目印で、見当標とも言う。
レンダリング部2は、描画指示取得部1が取得したページ記述言語を解釈して、各色8bitの階調値を持つビットマップ画像に変換する。そのとき、入力画像に含まれている文字、ライン、グラフィック、イメージといったオブジェクト情報も解釈して、ビットマップ画像の画素毎に付与する。
図2におけるずれ量取得部3は、四隅の座標点が、後述する幾何補正や書き込みタイミング制御による補正処理を行わずにプリンタ出力するとどう変化するか(どれくらいずれるか)を計測して取得するずれ量取得手段である。そのため、出力紙の表面と裏面の四隅にずれ量計測用のトンボを印字し、それぞれの座標点を計測する。その計測には、装置内蔵型のセンサで自動計測する方法や、記録媒体に印字したものを定規で手動計測して、その結果を入力してもらう方法がある。
幾何補正パラメータ設定部4は、ずれ量取得部3で取得され、補正量分配部9によって分配された座標データから、幾何補正パラメータを算出する幾何補正パラメータ設定手段である。幾何補正パラメータは、幾何補正部5が入力画像に対してずれ量に応じた補正を行うためのパラメータである。ずれ量は、出力紙の表面及び裏面の各4点の座標点のずれ量である。
幾何補正部5は、レンダリング部2からの入力画像(ビットマップ画像)に対して、画像処理によりずれ量に応じた補正を行なう幾何補正手段である。すなわち、この幾何補正部5は、幾何補正パラメータ設定部4が算出した幾何補正パラメータを適用して、出力時に発生する位置ずれや歪みを見越した射影変換による補正を行う。
この実施形態における画像歪みに対する幾何補正について図3を参照して説明する。図3の(a)には入力画像(1)を破線で示し、それを幾何補正なしでプリンタ出力した場合に発生する画像歪みの例として、補正なし時の出力画像(2)を実線で表している。
また、図3の(b)には、補正有りの時の出力画像(4)を破線で示し、画像歪みを見越して逆補正した幾何補正後画像(3)を実線で表している。その幾何補正後画像(3)は、出力画像(4)が入力画像(1)と同じになるようにするための画像である。
例えば、表裏ずれの場合は、入力画像(1)が表面、出力画像(2)が幾何補正なし時の裏面出力画像、逆補正した画像(3)が裏面に対する幾何補正後画像、出力画像(4)が逆補正した画像(3)をプリンタ出力した画像となる。なお、ここでは、表面にはプリンタ出力しても歪みが発生しないものとする。
この実施形態では、ずれ量取得部3が、入力画像(1)の四隅の座標データと出力画像(2)の四隅の座標を取得する。そして、幾何補正パラメータ設定部4が、プリンタ出力時に発生する画像歪みを見越して逆補正を行って、幾何補正後画像(3)を生成するための幾何補正パラメータを算出して設定する。
以下に、図2におけるこの発明の特徴に関わる部分の機能について、図4〜図8を参照してより詳細に説明する。
ずれ量取得部3は、出力紙の四隅から既定量(1センチ程度)内側に描画したトンボの座標を、表裏それぞれについて測定して、対応する座標点データを取得する。装置内蔵型のセンサで自動計測する場合は、定着後の搬送経路に設置されたセンサで測定する。定着の熱により用紙が収縮するため、定着後に測定する必要がある。
図4は、図2のずれ量取得部3が取得する座標データの一例を説明するための図である。
図4に破線で示す入力画像の四隅の座標点、すなわち本来あるべき正解座標(目標座標)を、(s0,t0)、(s1,t1)、(s2,t2)、(s3,t3)とする。それに対応する補正無し時の表面及び裏面の出力画像の例を図5に実線で示す。その表面又は裏面4点の測定座標(補正対象座標)を、(u0,v0)、(u1,v1)、(u2,v2)、(u3,v3)とする。
四隅の各座標点のずれ量は、各補正対象座標と目標座標との差であり、主走査方向のずれ量は、u0−s0,u1−s1,u2−s2,u3−s3である。副走査方向のずれ量は、v0−t0、v1−t1、v2−t2、v3−t3である。
主走査方向のずれ量が正の値の場合は、図4で補正対象座標が右方にずれており、負の場合は、補正対象座標が左方にずれていることになる。
副走査方向のずれ量が正の値の場合は、図4で補正対象座標が上方にずれており、負の場合は、補正対象座標が下方にずれていることになる。
図2における補正モード決定部8は、少なくともずれ量取得部3によって取得されたずれ量に応じて補正モードを選択して決定する補正モード決定手段である。
この補正モード決定部8は、ずれ量取得部3によって取得されたずれ量に応じて、入力画像のプリンタ出力時に、第一の補正モードと第二の補正モードのいずれか一方を選択して決定する。第一の補正モードは、主走査方向及び副走査方向に対して幾何補正部5による補正を行う補正モードである。一方、第二の補正モードは、主走査方向に対しては幾何補正部5による補正を行い、副走査方向に対しては書き込みタイミング制御部7による補正を行う補正モードである。
ずれ量は主走査方向及び副走査方向のずれ量であり、ずれ量取得部3にて取得した表裏各4点の座標データによる。
補正モード決定部8はさらに、描画指示取得部1からの片面印刷か両面印刷かの指示や、断裁用のトンボを出力紙の隅に描画するか否かの指示情報によっても、補正モードを決定するとよい。
図2における書き込み制御パラメータ設定部10は、書き込みタイミング制御手段が、入力画像に対してずれ量に応じた補正を行うための書き込み制御パラメータを、ずれ量取得部3が取得したずれ量から算出する書き込み制御パラメータ設定手段である。
補正量分配部9は、幾何パラメータ設定部4及び書き込み制御パラメータ設定部10に対して、ずれ量取得部3が取得した表裏各4点座標を分配して受け渡す補正量分配手段である。
そして、補正モード決定部8によって第一の補正モードが選択決定された場合は、主走査方向(入力画像の左右方向)と副走査方向(入力画像の上下方向)のいずれも幾何補正部5により補正処理が行われるようにする。すなわち、ずれ量取得部3によって取得した座標データを、いずれの方向も幾何補正部5により補正処理が行われるように、補正量分配部9に幾何補正パラメータ設定部4及び書き込み制御パラメータ設定部10のそれぞれに対して受け渡させる。
一方、補正モード決定部8によって第二の補正モードが選択決定された場合は、主走査方向は書き込みタイミング制御部7により補正処理が行われ、副走査方向は幾何補正部5により補正処理が行われるようにする。すなわち、ずれ量取得部3によって取得した座標データを上記の補正処理が行われるように、補正量分配部9に幾何補正パラメータ設定部4及び書き込み制御パラメータ設定部10のそれぞれに対して受け渡させる。
プリンタ出力部6の書き込みタイミング制御部7は、補正量分配部9に分配された座標データから、書き込み制御パラメータ設定部10によって算出されたパラメータに応じて、主走査方向の書き込み開始位置及び書き込みクロック周期を調整する。これは電気制御による補正に当たる。主走査方向の書き込み開始位置及び書き込みクロック周期の調整によるレジスト補正や倍率補正に関しては、特許文献1に開示されているように既存の画像補正技術である。
補正量分配部9へは、補正モード決定部8の決定結果(“0”又は“1”の1ビット信号)が入力される。
補正量分配部9の処理例を図5を参照して説明する。補正量分配部9は、補正モード決定部8の決定結果が第一の補正モードを選択したことを表す信号“0”であった場合は、幾何補正パラメータ設定部4へ、図5の破線で囲んだ欄120に示す目標4点と補正対象4点の座標データを渡す。そして、書き込み制御パラメータ設定部10へは、破線で囲んだ欄121に示す目標4点と補正対象4点の座標データを渡す。
すなわち、幾何補正パラメータ設定部4へ、ずれ量取得部3で取得した座標データをそのまま渡すことにより、幾何補正部5によって全ての補正が行われるようにする。一方、書き込み制御パラメータ設定部10へは、目標と補正対象に同じ(ずれ量ゼロの)座標データを渡すことによって、プリンタ出力部6における書き込みタイミング制御部7での補正を無効化する。
表面画像に対して幾何補正を行う際は、補正対象座標がずれ量取得部3で取得した表面の座標データになる。裏面画像に対して幾何補正を行う際は、補正対象座標がずれ量取得部3で取得した裏面の座標データになる。
補正量分配部9は、補正モード決定部8の決定結果が第二の補正モードを選択したことを表す信号“1”であった場合は、幾何補正パラメータ設定部4へ、図5の破線で囲んだ欄122に示す目標4点と補正対象4点の座標データを渡す。そして、書き込み制御パラメータ設定部10へは図5の破線で囲んだ欄123に示す目標4点と補正対象4点の座標データを渡す。
すなわち、幾何補正パラメータ設定部4へ、ずれ量取得部3で取得した座標データのうち副走査方向の座標データのみをそのまま渡し、主走査方向に関しては目標と補正対象に同じ座標を渡す。それによって、幾何補正部5による主走査方向の補正を無効化して、副走査方向の補正のみが行われるようにする。
書き込み制御パラメータ設定部10へは逆に、ずれ量取得部3で取得した座標データのうち主走査方向の座標データのみをそのまま渡し、副走査方向に関しては目標と補正対象に同じ座標を渡す。それによって、プリンタ出力部6における書き込みタイミング制御部7による副走査方向の補正を無効化して、主走査方向の補正のみが行われるようにする。
ここで書き込み制御パラメータ設定部10と書き込みタイミング制御部7について、補足説明しておく。
書き込みタイミング制御部7は、この実施形態の場合、書き込み制御パラメータ設定部10に図5の欄123に示す座標データが送られてきた場合のみ実質有効になる。書き込み制御パラメータ設定部10は、ライン毎に書き込み開始パラメータQと書き込み倍率パラメータPを設定する。
書き込み開始パラメータQは、副走査方向の座標がt0のラインではu0−s0、副走査方向の座標がt2のラインではu2−s2となるように、副走査方向の座標Tに対して次式により設定する。
Q={(u2−s2)−(u0−s0)}×(T−t0)/(t2−t0)
+(u0−s0)
書き込みタイミング制御部7は、Q<0ならばその数値分だけ書き込み開始位置が早くなるように、Q>0ならばその数値分だけ書き込み開始位置が遅くなるように、書き込みタイミングを制御する。Q=0ならば書き込み開始位置はデフォルトのままとする。
書き込み倍率パラメータPは、副走査方向の座標がt0のラインでは(u0−u1)/(s0−s1)、副走査方向の座標がt2のラインでは(u2−u3)/(s2−s3)となるように、副走査方向の座標Tに対して次式により設定する。
P={(u2−u3)/(s2−s3)−(u0−u1)/(s0−s1)}
×(T−t0)/(t2−t0)+(u0−u1)/(s0−s1)
書き込みタイミング制御部7は、P<1ならばその数値分の比率で主走査方向に縮小して書き込まれ、P>1ならばその数値分の比率で主走査方向に拡大して書き込まれるように、クロック周期を制御する。P=1ならば書き込み倍率はデフォルトのままとする。
主走査方向も副走査方向も幾何補正部5により補正する第一の補正モードは、様々な種類の形状補正が行える(補正機能への対応力が高い)が、網掛けされたグラフ等、面積階調の2値画像が入力画像に含まれる場合に、その部位でモアレが発生する問題がある。
プリンタ出力部6における書き込みタイミング制御部7を実質有効にする第二の補正モードは、前述のとおりラインごとの書き込み開始パラメータQ及び書き込み倍率パラメータPによるタイミング制御である。この制御は、特許文献1に記載されているように、電気制御の特徴として精度不足になりやすい問題がある。主走査方向のレジスト補正や倍率補正やスキュー補正は難しくない(精度不足の問題が軽度である)。しかし、特に難しいのが台形補正のようなライン毎に倍率が変化する補正であり、ライン間で位置精度に誤差が生じやすく、精度不足の問題が顕在化しやすい。その一方、原理的にモアレは発生しない。
図6は、補正の種別と、ユーザによる裁断の有無及び印刷が片面か両面かの指示に対応した補正モードの選択例を示す図である。
図6における補正の種別の欄に示した各種補正の図形において、破線で示す長方形は図5に示した入力画像に相当し、実線で示す図形は図4に示した補正なし時の出力画像に相当する。
そして、レジスト補正は、出力画像が入力画像と同じ形状(大きさも)で、位置が左右方向(主走査方向)及び/又は上下方向(副走査方向)にずれている場合の補正である。
倍率補正は、出力画像が入力画像と相似形で大きさだけが相違する場合の補正である。
スキュー補正は、出力画像と入力画像の大きさが同じで出力画像の対向する2辺が互いに並行が保たれているが、短辺と長辺のなす角度が90度になっていない場合の補正である。台形補正は、出力画像が台形の場合の補正である。
この図6に示すように、ずれ量に応じた補正に必要な補正の種別がレジスト補正、倍率補正、スキュー補正のいずれか、あるいはそれらの組み合わせによる補正以外の補正であれば、機能重視で第一の補正モードを選択する。
これは、台形補正及び「その他」の場合は、第一の補正モードを選択することである。図6における「その他」は、スキュー補正や台形補正に当てはまらない形状、例えばそこに実線で示したような、上下の辺も左右の辺も平行が保たれない四角形等の補正が含まれる。第一の補正モードでは、主走査方向と副走査方向のいずれも幾何補正部5による補正処理、すなわち出力時に発生する位置ずれや歪みを見越した射影変換による補正を行う。その射影変換では任意の形状の四角形の補正が可能である。
ずれ量に応じた補正に必要な補正の種別がレジスト補正、倍率補正、スキュー補正のいずれか、あるいはそれらの組み合わせによる補正であれば、第二の補正モードを選択することができる。
しかし、図6に示す例では、補正モード決定部8が、ユーザによる断裁用のトンボ描画指示の有無に応じても、第一の補正モード又は第二の補正モードを選択する。そして、断裁用のトンボを出力紙の隅に描画する「裁断あり」の指示があった場合にも、位置精度重視で第一の補正モードを選択する。
このように、断裁を行う場合には第一の補正モード選択することによって、厳密な位置精度が要求される断裁に適した出力画像が得られる効果がある。
図6に示す例ではさらに、補正モード決定部8が、ユーザによる両面印刷あるいは片面印刷の指示に応じても、第一の補正モード又は第二の補正モードを選択し、両面印刷の指示があった場合は第一の補正モードを選択する。
このように、両面印刷時には第一の補正モードを選択することによって、比較的厳密な位置精度が要求される両面印刷に適した出力画像が得られる効果がある。
したがって、図6に示す例では、補正の種別がレジスト補正、倍率補正、スキュー補正のいずれか、あるいはそれらの組合せによる補正であり、且つ断裁用のトンボ描画の指示がなく(裁断なし)、片面印刷の場合にのみ第二の補正モードを選択する。すなわち、第二の補正モードであっても補正機能として対応でき、位置精度も比較的重要でないケースでは、モアレ発生の懸念がない第二の補正モードを選択するのがよい。
ずれ量の補正に必要な補正の種別(機能)が何かは、前述した書き込み倍率パラメータPのT=t0のラインでの値(u0−u1)/(s0−s1)とT=t2のラインでの値(u2−u3)/(s2−s3)によって判断する。書き込み倍率パラメータPのT=t0のラインでの値とT=t2のラインでの値が同じであれば、レジスト補正、倍率補正、スキュー補正のいずれか、あるいはそれらの組合せによる補正であると判断できる。そうでなければ、それ以外(台形補正など)の補正であると判断できる。
表面と裏面で、それぞれ必要な補正の種別(機能)が何かを判定して補正モードを選択する。この第1の実施形態では、片面印刷時の表面の幾何補正に関してのみ、図4に点線で示した入力画像の目標座標と実線で示した出力画像の補正対象座標(この場合は表面の測定座標)から必要な補正の種別を判定し、その種別に応じた補正モード切替を行う。
上述したこの発明による画像処理装置の第1の実施形態の機能を、コンピュータによって実現する場合の処理手順を、図7に示すフローチャートによって簡単に説明する。そのコンピュータは、この実施系形態では、図1に示した画像形成装置100におけるマイクロコンピュータを構成しているコントローラ101であり、それがエンジン制御部110及び画像処理部113等を制御して図7に示す各処理を実行する
以下の説明においては、コントローラ101を「コンピュータ」と称す。
コンピュータが図7のフローチャートに示す処理を開始すると、ステップS1で前述したずれ量を取得し、ステップS2で入力画像と共に裁断の有無、片面印刷か両面印刷か等の描画指示を取得する。このステップS1とS2はどちらを先に行ってもよいし、並行して行ってもよい。
次に、コンピュータはステップS3でレンダリングを行ってページ言語で記述された入力画像をビットマップ画像に変換する。
その後、コンピュータはステップS4で前述したように、少なくとも取得したずれ量に応じて補正モードを選択・決定する。その際、前述したように裁断の有無や片面印刷か両面印刷か等の描画指示も考慮して、補正モードを選択・決定することもできる。
そして、コンピュータはステップS5でその決定結果が、第一の補正モードであった場合はステップS6へ、第二の補正モードであった場合はステップS8へ進む。
ステップS6では、コンピュータは主走査方向及び副走査方向とも幾何補正を行い、ステップS7でプリンタ出力(出力紙に画像形成して出力)して、処理を終了する。
ステップS8では、コンピュータは副走査方向には幾何補正を行い、ステップS9で主走査方向に書き込みタイミング制御による補正をしながら、プリンタ出力(出力紙に画像形成して出力)して、処理を終了する。
上述した実施形態では、第二の補正モードの場合には、副走査方向には幾何補正を行い、主走査方向には書き込みタイミング制御による補正を行うようにした。
しかし、これとは逆に、主走査方向には幾何補正を行い、副走査方向には書き込みタイミング制御による補正を行うようにしてもよい。
その場合、図2における補正モード決定部8による決定結果が第二の補正モードを選択したことを表す信号“1”であった場合は、補正量分配部9が次のように補正量を分配する。
補正量分配部9は、幾何補正パラメータ設定部4へ、図5の破線で囲んだ欄123に示す目標4点と補正対象4点の座標データを渡し、書き込み制御パラメータ設定部10へは欄122に示す目標4点と補正対象4点の座標データを渡す。
すなわち、幾何補正パラメータ設定部4へ、ずれ量取得部3で取得した座標データのうち主走査方向の座標データのみをそのまま渡し、副走査方向に関しては目標と補正対象に同じ座標を渡す。それによって、幾何補正部5による副走査方向の補正を無効化して、主走査方向の補正のみが行われるようにする。
書き込み制御パラメータ設定部10へは逆に、ずれ量取得部3で取得した座標データのうち副走査方向の座標データのみをそのまま渡し、主走査方向に関しては目標と補正対象に同じ座標を渡す。それによって、プリンタ出力部6における書き込みタイミング制御部7による主走査方向の補正を無効化して、副走査方向の補正のみが行われるようにする。書き込みタイミング制御部7による副走査方向の補正は、例えば被書き込み体である感光体ドラムの回転速度を制御することなどによって実施できる。
図8は、この発明による画像処理装置の第1の実施形態をそのように変更した機能をコンピュータによって実現する場合の処理手順を示すフローチャートである。
この図8において前述した図7と相違するのは、コンピュータがステップS5で決定結果が第二の補正モードであると判断した場合に実行するステップS8′とS9′だけである。その他のステップS1〜S7は図7と同じであるから説明を省略する。
図8のステップS8′では、コンピュータは主走査方向は幾何補正を行い、ステップS9′で副走査方向に書き込みタイミング制御による補正をしながら、プリンタ出力(出力紙に画像形成して出力)して、処理を終了する。
したがって、この発明による画像処理装置は、補正モード決定手段が第二の補正モードと決定した場合には、主走査方向と副走査方向の一方に対しては幾何補正手段による補正を行い、他方に対しては書き込みタイミング制御手段による補正を行うことになる。
そのため図2の補正量分配部9は、補正モード決定部が第一の補正モードを選択した場合は、ずれ量取得部3が取得した各座標データを幾何補正パラメータ設定部4へそのまま渡し、書き込み制御パラメータ設定部10へは目標と補正対象に同じ座標データを渡す。それによって、書き込みタイミング制御部7での補正を無効化する。
これに対し、補正モード決定部8が第二の補正モードを選択した場合は、補正量分配部9は、幾何補正パラメータ設定部4へ、ずれ量取得部3が取得した各座標データのうち主走査方向と副走査方向の一方の座標データのみをそのまま渡す。しかし、他方の座標データに関しては目標と補正対象に同じ座標データを渡して、幾何補正部5による主走査方向と副走査方向のうちの他方の補正を無効化する。
補正量分配部9はまた、書き込み制御パラメータ設定部10へは、ずれ量取得部3で取得した各座標データのうち主走査方向と副走査方向の上記他方の座標データのみをそのまま渡す。しかし、上記一方の座標データに関しては目標と補正対象に同じ座標データを渡して、書き込みタイミング制御部7による主走査方向と副走査方向のうちの上記一方の補正を無効化する。
この発明による画像処理方法の実施形態は、図7又は図8に示すフローチャートの各ステップを有する。しかし、少なくとも、ずれ量取得ステップ(S1)、幾何補正ステップ(S6,S8又はS8′)、書き込みタイミング制御ステップ(S9又はS9′)、および補正モード決定ステップ(S4)を有していればよい。
この発明によるプログラムの実施形態は、コンピュータが図8に示すフローチャートの各ステップを実行するプログラムである。しかし、コンピュータを、少なくともずれ量取得手段(S1)、幾何補正手段(S6,S8又はS8′)、書き込みタイミング制御手段(S9又はS9′)、および補正モード決定手段(S4)として機能させるためのプログラムであればよい。
そのプログラムは、予め例えば図1に示した画像形成装置100のROM104又はHDD105等の不揮発性メモリに格納しておくとよい。しかし、CD−ROM等の可搬の記録媒体に格納しておき、そのプログラムを画像形成装置100のコンピュータが記録媒体から読み込んで、内部の不揮発性メモリに格納するようにしてもよい。あるいは、を画像形成装置100のコンピュータが、インタネット等のネットワークを介して外部のサーバからそのプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
次に、この発明による画像処理装置の第2の実施形態について、図9と図10によって説明する。
図9は、その画像処理装置の第2の実施形態の機能ブロック図である。この画像処理装置を適用した画像形成装置の実施形態のハード構成は図1に示した例と同様である。
この第2の実施形態が前述した第1の実施形態と相違するのは、図9に示すように、レンダリング部2にスクリーン有無判定部12を有しており、補正モード決定部8がスクリーン有無判定部12の判定結果を受けて、補正モードを決定する点である。
スクリーン有無判定部12は、描画命令の中にスクリーン生成の指示が含まれているか否かを判定するスクリーン有無判定手段である。なお、スクリーン有無を判定する方法として、例えば特開2010−187362号公報に記載されているように、レンダリング後の画像から周期性を有するか否かを判定する方法もある。
そして、図10に示すように、ずれ量補正に必要な補正の種別がレジスト補正、倍率補正、スキュー補正のいずれか、あるいはそれらの組合せによる補正であり、且つ断裁なしの場合、さらにスクリーン有無判定部12の判定結果を参照する。そして、その判定結果によっても第一の補正モード又は第二の補正モードを選択する。
すなわち、入力画像にスクリーンが無い場合は、位置精度重視で第一の補正モードを選択し、入力画像にスクリーンが有る場合は、モアレが出ないことを重視して第二の補正モードを選択する。
このように、入力画像にスクリーンが有る場合は第二の補正モードを選択することによって、モアレの発生を防ぐことができ、入力画像にスクリーンが無い場合は第一の補正モードを選択することによって、位置精度重視の出力が行える効果がある。
この画像処理装置の第2の実施形態の機能をコンピュータによって実現する場合の処理手順を示すフローチャートは、図示を省略するが、図7又は図8に示したフローチャートと殆ど同じである。図7又は図8のフローチャートと相違する点は、ステップS3とS4の間に、描画命令の中にスクリーン生成の指示が含まれているか否かを判定するスクリーン有無判定を行うステップを追加することになる。そして、ステップS4の補正モード選択・決定では、上述したようにスクリーン有無の判定結果も考慮して、第一の補正モード又は第二の補正モードを選択する。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、その実施形態の各部の具体的な構成や処理の内容等は、そこに記載したものに限るものではない。
また、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的特徴を有する以外は、何ら限定されるものではないことは言うまでもない。例えば、この発明による画像処理装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、デジタル複合機(MFP)等の各種の画像形成装置に適用できる。
さらに、以上説明してきた実施形態の構成例、動作例及び変形例等は、適宜変更又は追加したり一部を削除してもよく、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することも可能であることは勿論である。
1:描画指示取得部 2:レンダリング部 3:ずれ量取得部
4:幾何補正パラメータ設定部 5:幾何補正部 6:プリンタ出力部
7:書き込みタイミング制御部 8:補正モード決定部 9:補正量分配部
10:書き込み制御パラメータ設定部 12:スクリーン有無判定部
100:画像形成装置 101:コントローラ101 102:CPU
103:RAM 104:ROM 105:HDD(ハードディスクドライブ)
106:通信I/F(インターフェース) 107:操作I/F
108:操作部 109:システムバス 110:エンジン制御部
111:画像読取部 112:プロッタ部 113:画像処理部
特許第4548320号公報

Claims (10)

  1. プリンタ出力時に発生する画像のずれ量を取得するずれ量取得手段と、
    入力画像に対して、画像処理により前記ずれ量に応じた補正を行う幾何補正手段と、
    入力画像に対して、書き込みタイミングを制御することにより前記ずれ量に応じた補正を行う書き込みタイミング制御手段と、
    前記ずれ量取得手段によって取得されたずれ量に応じて、入力画像のプリンタ出力時に、主走査方向及び副走査方向に対して前記幾何補正手段による補正を行う第一の補正モードと、主走査方向と副走査方向の一方に対しては前記幾何補正手段による補正を行い、他方に対しては前記書き込みタイミング制御手段による補正を行う第二の補正モードのうち、いずれか一方を選択して決定する補正モード決定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正モード決定手段は、前記ずれ量取得手段によって取得されたずれ量に応じた補正の種別が、レジスト補正、倍率補正、スキュー補正のいずれか、あるいはそれらの組み合わせによる補正以外の補正であれば、前記第一の補正モードを選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記補正モード決定手段は、ユーザによる断裁用のトンボ描画指示の有無に応じても、前記第一の補正モード又は前記第二の補正モードを選択し、前記トンボ描画指示があった場合は、前記第一の補正モードを選択することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記補正モード決定手段は、ユーザによる両面印刷あるいは片面印刷の指示に応じても、前記第一の補正モード又は前記第二の補正モードを選択し、前記両面印刷の指示があった場合は前記第一の補正モードを選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正モード決定手段は、入力画像におけるスクリーンの有無に応じても、前記第一の補正モード又は前記第二の補正モードを選択し、前記スクリーンが有る場合には前記第二の補正モードを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 前記ずれ量は主走査方向及び副走査方向のずれ量であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記幾何補正手段が入力画像に対して前記ずれ量に応じた補正を行うための幾何補正パラメータを、前記ずれ量から算出する幾何補正パラメータ設定手段と、
    前記書き込みタイミング制御手段が入力画像に対して前記ずれ量に応じた補正を行うための書き込み制御パラメータを前記ずれ量から算出する書き込み制御パラメータ設定手段と、
    前記幾何補正パラメータ設定手段及び前記書き込み制御パラメータ設定手段に対して、前記ずれ量取得手段が取得したずれ量を分配して受け渡す補正量分配手段とを有し、
    前記ずれ量取得手段は、入力画像の四隅の所定位置の座標データと、補正なし時のプリンタ出力画像における前記四隅の所定位置に対応する各位置の座標データをそれぞれ取得し、
    前記補正量分配手段は、前記補正モード決定手段が前記第一の補正モードを選択した場合には、前記ずれ量取得手段が取得した各座標データを、前記幾何補正パラメータ設定手段へそのまま渡し、前記書き込み制御パラメータ設定手段へは目標と補正対象に同じ座標データを渡すことによって、前記書き込みタイミング制御手段での補正を無効化し、
    前記補正モード決定手段が前記第二の補正モードを選択した場合は、前記幾何補正パラメータ設定手段へ、前記ずれ量取得手段が取得した各座標データのうち主走査方向と副走査方向の一方の座標データのみをそのまま渡し、他方の座標データに関しては目標と補正対象に同じ座標データを渡して、前記幾何補正手段による主走査方向と副走査方向のうちの前記他方の補正を無効化し、前記書き込み制御パラメータ設定手段へは、前記ずれ量取得手段で取得した各座標データのうち主走査方向と副走査方向の前記他方の座標データのみをそのまま渡し、前記一方の座標データに関しては目標と補正対象に同じ座標データを渡して、前記書き込みタイミング制御手段による主走査方向と副走査方向のうちの前記一方の補正を無効化することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. プリンタ出力時に発生する画像のずれ量を取得するずれ量取得ステップと、
    入力画像に対して、画像処理により前記ずれ量に応じた補正を行う幾何補正ステップと、
    書き込みタイミングを制御することにより前記ずれ量に応じた補正を行う書き込みタイミング制御ステップと、
    前記ずれ量取得ステップによって取得されたずれ量に応じて、入力画像のプリンタ出力時に、主走査方向及び副走査方向に対して前記幾何補正ステップによる補正を行う第一の補正モードと、主走査方向と副走査方向の一方に対しては前記幾何補正ステップによる補正を行い、他方に対しては前記書き込みタイミング制御ステップによる補正を行う第二の補正モードのうち、いずれか一方を選択して決定する補正モード決定ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを、プリンタ出力時に発生する画像のずれ量を取得するずれ量取得手段、
    入力画像に対して、画像処理により前記ずれ量に応じた補正を行う幾何補正手段、
    入力画像に対して、書き込みタイミングを制御することにより前記ずれ量に応じた補正を行う書き込みタイミング制御手段、
    前記ずれ量取得手段によって取得されたずれ量に応じて、入力画像のプリンタ出力時に、主走査方向及び副走査方向に対して前記幾何補正手段による補正を行う第一の補正モードと、主走査方向と副走査方向の一方に対しては前記幾何補正手段による補正を行い、他方に対しては前記書き込みタイミング制御手段による補正を行う第二の補正モードのうち、いずれか一方を選択して決定する補正モード決定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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