JP6631075B2 - 光通信システム、光受信器、及び、光送信器 - Google Patents

光通信システム、光受信器、及び、光送信器 Download PDF

Info

Publication number
JP6631075B2
JP6631075B2 JP2015154406A JP2015154406A JP6631075B2 JP 6631075 B2 JP6631075 B2 JP 6631075B2 JP 2015154406 A JP2015154406 A JP 2015154406A JP 2015154406 A JP2015154406 A JP 2015154406A JP 6631075 B2 JP6631075 B2 JP 6631075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
superimposed
light
optical
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015154406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017034542A (ja
Inventor
剛二 中川
剛二 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015154406A priority Critical patent/JP6631075B2/ja
Priority to US15/225,501 priority patent/US10069567B2/en
Publication of JP2017034542A publication Critical patent/JP2017034542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6631075B2 publication Critical patent/JP6631075B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2589Bidirectional transmission
    • H04B10/25891Transmission components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/077Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using a supervisory or additional signal
    • H04B10/0775Performance monitoring and measurement of transmission parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0795Performance monitoring; Measurement of transmission parameters
    • H04B10/07953Monitoring or measuring OSNR, BER or Q
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/27Arrangements for networking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本明細書に記載する技術は、光通信システム、光受信器、及び、光送信器に関する。
光通信技術の1つに、主信号光に対して主信号とは異なる信号を重畳する技術がある。例えば、光通信システムの監視や制御に関わる信号が、主信号光に周波数偏移変調(frequency Shift Keying, FSK)によって重畳されることがある。
特開2014−179954号公報 特開2014−179936号公報 米国特許第6,433,864号
主信号光に、主信号とは異なる信号が重畳されていると、主信号光に、重畳されている信号に起因した変動が生じることがある。そのため、例えば、主信号光の光信号対雑音比(OSNR)を測定する場合に、測定精度が低下するおそれがある。なお、OSNRは、信号光の受信品質(「受信特性」と称してもよい。)の指標の1つである。
1つの側面では、本明細書の記載する技術の目的の1つは、第1の信号(例えば、主信号)に、第2の信号が重畳されていても、第1の信号の確実な受信と、OSNRの正確な測定と、を実現できるようにすることにある。
1つの側面において、光通信システムは、光送信器と、前記光送信器が送信した信号光を受信する光受信器と、を備えてよい。前記光送信器は、駆動信号生成部と、光変調器と、を備えてよい。駆動信号生成部は、送信する第1の信号に、第2の信号を重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、前記第2の信号を選択的に重畳した駆動信号を生成してよい。光変調器は、前記駆動信号生成部で生成された駆動信号に応じて送信光を変調して前記信号光を生成してよい。一方、前記光受信器は、波長可変光フィルタと、フォトディテクタと、フィルタ制御部と、重畳信号検出部と、光信号対雑音比算出部と、を備えてよい。波長可変光フィルタは、前記受信した信号光のスペクトルを部分的に透過してよい。フォトディテクタは、前記波長可変光フィルタを透過した光を電気信号に変換してよい。フィルタ制御部は、前記電気信号を基に識別される前記第2の信号の重畳期間及び非重畳期間に応じて、前記波長可変光フィルタの透過中心周波数を制御してよい。重畳信号検出部は、前記重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記第2の信号を検出してよい。光信号対雑音比算出部は、前記非重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記信号光の光信号対雑音比を算出してよい。
また、1つの側面において、光受信器は、波長可変光フィルタと、フォトディテクタと、フィルタ制御部と、重畳信号検出部と、光信号対雑音比算出部と、を備えてよい。波長可変光フィルタは、第1の信号に、第2の信号を重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、前記第2の信号が選択的に重畳された信号光を受信し、前記信号光のスペクトルを部分的にしてよい。フォトディテクタは、前記波長可変光フィルタを透過した光を電気信号に変換してよい。フィルタ制御部は、前記電気信号を基に識別される前記第2の信号の重畳期間及び非重畳期間に応じて、前記波長可変光フィルタの透過中心周波数を制御してよい。重畳信号検出部は、前記重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記第2の信号を検出してよい。光信号対雑音比算出部は、前記非重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記信号光の光信号対雑音比を算出してよい。
更に、1つの側面において、光送信器は、駆動信号生成部と、光変調器と、を備えてよい。駆動信号生成部は、送信する第1の信号に、第1の重畳信号又は第2の重畳信号を重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、前記第1の重畳信号又は前記第2の重畳信号を選択的に重畳した駆動信号を生成してよい。光変調器は、前記駆動信号生成部で生成された駆動信号に応じて送信光を変調して信号光を生成してよい。前記第1の重畳信号は、前記第1の重畳信号が前記第1の信号に重畳された後に、前記第1の信号に重畳される前記第2の重畳信号の重畳開始タイミングと重畳終了タイミングとを示すタイミング情報を含んでよい。
1つの側面として、第1の信号に、第2の信号が重畳されていても、第1の信号の確実な受信と、光信号対雑音比の正確な測定と、を実現できる。
一実施形態に係る光通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1に例示した光通信システムにおける波長パストレース技術の一例を説明するためのブロック図である。 主信号光にライトラベルを重畳可能な光送信器の構成例を示すブロック図である。 光フィルタを用いた光信号対雑音比(OSNR)モニタの一例を示すブロック図である。 光フィルタを用いたOSNRモニタの他の例を示すブロック図である。 図5に例示したPD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)の出力スペクトルの一例を示す図である。 図4に例示した受信光モニタにおいて光フィルタを通過した光にFSK変調に応じたASK信号成分が生じ得ることを説明するための図である。 一実施形態に係る、周期的な交互重畳のタイミングパターン例を示す図である。 一実施形態に係る光受信器の構成例を示すブロック図である。 図9に例示した光受信器の動作例を示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、主信号に重畳されるFSK信号のフォーマット例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。また、以下に説明する各種の例示的態様は、適宜に組み合わせて実施しても構わない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係る光通信システムの構成例を示すブロック図である。「光通信システム」は、「フォトニックネットワーク」と称してもよい。図1に示す光通信システム1は、例示的に、複数の光伝送装置2−1〜2−N(#1〜#N)(Nは2以上の整数)を備えてよい。
「光伝送装置」は、「ノード」又は「局」と称されてもよい。ノード2−i(iは1〜Nのいずれか)を区別しなくてよい場合は、単に「ノード2」と略称することがある。
ノード2間は、光伝送路によって光通信可能に接続されてよい。光伝送路は、光ファイバを用いた光ファイバ伝送路であってよい。光伝送路を通じた光通信は、片方向(uni-directional)通信でもよいし双方向(bi-directional)通信でもよい。
ノード2は、WDM光を伝送可能なWDMノードであってもよいし、波長単位の信号光の分岐及び挿入が可能なROADMであってもよい。また、ノード2は、波長単位で信号光の方路(degree)を切り替え可能なWXCであってもよい。
「波長」は、「チャネル」と称してもよい。WDM光に含まれる「波長」は、便宜的に、「サブチャネル」又は「サブキャリア」と称されてもよい。
「WDM」は、「Wavelength Division Multiplex」の略称である。「ROADM」は、「Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer」の略称である。
「WXC」は、「Wavelength Cross Connect」の略称である。「WXC」は、フォトニッククロスコネクト(PXC:Photonic Cross Connect)と称されてもよい。
ROADM2は、「CDCG−ROADM」と称されるROADM2であってよい。「CDCG」は、「Color-less, Direction-less, Contention-less and Grid-less」の略称である。
「CDCG」であるため、CDCG−ROADM2には、ノード2間での波長パス設定に対して、波長依存性、方路依存性、波長衝突、及び、波長間隔や帯域による制約がない。また、「Reconfigurable」であるため、CDCG−ROADM2は、ノード構成を柔軟に変更できる。
したがって、CDCG−ROADM2は、ユーザ(「オペレータ」と称してもよい。)からの接続要求に対して柔軟なパス設定が可能であり、データレートやネットワークの運用効率の向上と、運用コストの低減と、を図ることができる。
ノード2−iのそれぞれにCDCG−ROADM2を適用したフォトニックネットワーク1(以下「ネットワーク1」と略称することがある。)では、自由な光パス設定が可能であり、異なる複数の光パスに対して同じ波長を割り当てることが許容される。
図1の例では、ノード#6とノード#7との間の区間(「スパン」と称してもよい。)を除いた各スパンに同じ波長λ1の光パスが設定されている。なお、「光パス」は、「波長パス」と称してもよい。
自由な光パス設定が許容される結果、光パスの監視が重要となる。光パスの監視には、光チャネルモニタ(OCM)を用いることができる。例えば、ノード2内に1又は複数のOCMが設けられることがある。
しかし、OCMでは、波長の光パワーを監視できるに留まるため、同じ波長を割り当てられた異なる光パスを識別できない。
そのため、例えば、同一波長で異なる光ファイバ伝送路に割り当てられた光パスを監視することは困難である。なお、光パスの監視は、「波長パストレース」と称されてもよい。
同一波長を割り当てられた異なる光パスの波長パストレースを可能にする方法の一例として、主信号光に、光パスを識別可能な情報を重畳する方法がある。光パスを識別可能な情報は、「パス識別子(ID)」と称してもよいし、「ライトラベル」と称してもよい。
なお、パスIDを示す信号は、「波長パストレース信号」あるいは単に「パストレース信号」と称してもよい。「パストレース信号」は、光パスの導通性を確認するための信号の一例であると捉えてもよい。「パストレース信号」は、「重畳信号」と称してもよいし、主信号に対する「副信号」と称してもよい。
「重畳信号」あるいは「副信号」は、「監視(SV:Supervisory)信号」の一例である、と捉えてもよい。なお、信号光に重畳されてよい信号(又は情報)は、パストレース信号に限られない。主信号とは異なる何らかの信号や情報が信号光に重畳されてよい。主信号への他の信号や情報の重畳には、例示的に、周波数偏移変調(FSK:Frequency Shift Keying)が適用されてよい。
図2に示すように、例えば、ノード#1−#3−#4−#5−#7を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第1のライトラベル#1を重畳してよい。また、ノード#1−#2−#4−#7を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第2のライトラベル#2を重畳してよい。
更に、ノード#3−#6を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第3のライトラベル#3を重畳してよく、ノード#2−#5を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第4のライトラベル#4を重畳してよい。
このように、主信号光にライトラベルを重畳して伝送することで、各ノード2では、受信した主信号光の全てを電気信号に変換して終端しなくても、主信号光に重畳されている信号成分を検出することで、ライトラベルを検出することが可能である。
なお、光パスの設定及びライトラベルの設定は、例示的に、ネットワーク1全体の動作を集中的に管理、制御することが可能なネットワークマネージメントシステム(NMS)3によって実施されてよい。NMS3は、オペレーションシステム(OPS)3と称されてもよい。
図3に、一実施形態に係る光送信器及び光受信器の構成例を示す。図3に例示する光送信器10は、主信号光にライトラベルを重畳可能な光送信器であり、光受信器30は、主信号光に重畳されたライトラベルを検出可能な光受信器である。
光送信器10は、例示的に、デジタル信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)11と、光送信モジュール12と、を備えてよい。
デジタル信号処理部11は、デジタル信号処理によって、主信号データにパスIDを重畳する。パスIDの重畳は、例示的に、主信号光のキャリア周波数をパスIDに基づいて制御することで実現されてよい。
主信号光のキャリア周波数を制御することは、図3中に点線枠100に例示するように、複素平面(IQ平面)において主信号コンスタレーションを回転させることに相当する、と捉えてよい。主信号コンスタレーションの回転速度が、FSKの周波数偏移に相当する。
FSKにてパスIDが重畳されたデジタル主信号データは、光送信モジュール12における光変調器124の駆動信号に用いられる。
例えば、デジタル主信号データは、デジタル信号処理部11において、複素平面における同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)とに分離されて、光送信モジュール12に備えられたデジタル−アナログ変換器(DAC)122I及び122Qに入力される。なお、デジタル主信号データのI成分及びQ成分の分離は、デジタル信号処理によるIQ分離器113によって実現されてよい。
例示的に、一方のDAC122Iがデジタル主信号データのI成分信号に対応し、他方のDAC122Qがデジタル主信号データのQ成分信号に対応する。
DAC122Iは、デジタルI成分信号をアナログI成分信号に変換し、DAC122Qは、デジタルQ成分信号をアナログQ成分信号に変換する。
アナログI成分信号及びアナログQ成分信号は、それぞれ、ドライバアンプ123I及び123Qにて、光変調器124を駆動するのに適切な振幅を有する駆動信号に増幅されて、光変調器124の駆動電極(図示省略)に与えられる。
したがって、DSP11は、光変調器124の駆動信号を生成する駆動信号生成部の一例である、と捉えてよい。
光変調器124は、光源121の出力光を、ドライバアンプ123I及び123Qから与えられる駆動信号に従って変調する。これにより、主信号光にパスIDがFSK信号として重畳された変調信号光が得られる。なお、光変調器124は、「IQ変調器124」と称されてもよい。
ここで、主信号光の電場をs(t)で表し、主信号光に重畳されるFSK信号の最大周波数偏移(Maximum frequency deviation)をΔftで表す。また、FSK信号の波形を、時間変化に応じて「−1〜+1」の範囲の値をとる時間関数m(t)で表す。
このとき、FSK信号が重畳された主信号光s′(t)は、以下の数式1によって表すことができる。
数式1の演算は、例えばDSP11において、デジタル信号処理による周波数制御器111及び位相回転器112によって実現される。周波数制御器111は、「位相回転制御器111」と言い換えてもよい。位相回転器112は、乗算器であってよい。
位相回転制御器111は、数式1の「exp(2πjΔft・m(t))」に相当する演算を行なうことで、パスIDに基づく、主信号データの位相回転量を位相回転器112に与える。位相回転器112は、与えられた位相回転量を主信号データに乗じることで、主信号データをFSKする。
「主信号データ」は、単に「主信号」と称してもよい。主信号は、光送信器10が送信する第1の信号の一例である。主信号に重畳される信号は、第2の信号の一例である。
第2の信号は、後述するように、第1の信号に周期的に重畳されてよい。別言すると、第1の信号には、第2の信号が重畳される期間と、第2の信号が重畳されない期間と、が存在してよい。
なお、FSK信号の周波数、別言すると、m(t)の周波数は、主信号光のキャリア周波数に対して十分に低い周波数であってよい。例示的に、FSK信号の周波数オーダは、キャリア周波数がギガヘルツ(GHz)オーダであるのに対して、キロヘルツ(kHz)オーダであってよい。
一方、光受信器30は、図3に例示するように、光バンドパスフィルタ(OBPF)31と、PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)32と、パスID識別回路33と、を備えてよい。パスID識別回路33は、「パスIDレシーバ33」又は「パスID検出部33」と称してもよい。
OBPF31に入力される主信号光は、FSK信号が重畳されているため、点線枠301に例示するように、光スペクトラムの中心周波数が周波数軸において「+Δft」と「−Δft」との間でシフトする。主信号光スペクトラムの中心周波数は、主信号光のキャリア周波数に相当すると捉えてよい。
ここで、点線枠302に例示するように、OBPF31の透過中心周波数(又は、波長。以下、同様。)は、主信号光のキャリア周波数に対して高周波側(又は、低周波側)にオフセットした周波数に設定されてよい。
また、OBPF31の透過帯域幅は、主信号光スペクトラムの一部を透過する帯域幅に設定されてよい。例えば、OBPF31の透過帯域幅は、主信号光スペクトラムが占める帯域幅の半分よりも狭い帯域幅に設定されてよい。
このようなフィルタ特性の設定(便宜的に「フィルタ設定」と略してよい。)によると、図3の点線枠303に例示するように、OBPF31を透過する光の量が、主信号光スペクトラムのFSK信号に応じた周波数シフトによって変化する。
したがって、主信号光スペクトラムの周波数シフトに応じた光パワー変化が、OBPF31の出力光に現われる。別言すると、主信号光スペクトラムのFSK信号に応じた周波数シフトが、OBPF31によって、強度変調(AM)光に変換される。なお、「AM光」は、「ASK(Amplitude Shift Keying)光」と言い換えてもよい。
当該AM光がPD32にて受光され、受光パワーに応じたAM信号成分を有する電気信号に変換される。
パスID識別回路33は、当該電気信号のAM信号成分を識別することで、主信号光にFSK信号として重畳されたパスIDを検出することができる。
なお、PD32は、既述のように主信号光のキャリア周波数よりも十分に低い周波数のFSK信号成分に対して受信感度を満たすことが可能であればよい。そのため、PD32には、主信号光の受信感度を満たせるほどの高速PDを適用する必要は無く、低速PDを適用してよい。
このように、光受信器30は、OBPF31と低速PD32とを用いた、比較的に簡単な構成で、主信号光に重畳されたパスIDを検出することができる。
ところで、主信号光にFSK信号が重畳されていると、主信号光にFSK変調に応じた変動が生じるため、主信号光の光信号対雑音比(OSNR)を正確にモニタできないことがある。なお、「モニタ」は、「測定」又は「検出」と言い換えてもよい。
図4及び図5に、光フィルタを用いたOSNRモニタの一例を示す。図4に例示する構成は、光送信ノード2−iと、光受信ノード2−j(jは1〜Nのいずれかであって、j≠iである。)と、を備える。ノード2−i及び2−jの間は、光伝送路によって接続されている。各ノード2−i及び2−jは、いずれも、CDCG−ROADMであってよい。
光受信ノード2−jでの主信号光のOSNRは、例示的に、光送信ノード2−iが光伝送路へ送信する主信号光の送信光パワーと、光受信ノード2−jが光伝送路から受信する主信号光の受信光パワーと、を基に求めることができる。
そのため、光送信ノード2−iには、例示的に、光受信ノード2−jに向けて光伝送路へ送信する主信号光における特定周波数成分の光パワーをモニタする送信光モニタ210が備えられてよい。
一方、光受信ノード2−jには、例示的に、光伝送路から受信される主信号光における特定周波数成分の光パワーをモニタする受信光モニタ220が備えられてよい。
特定周波数成分の光パワーを検出するために、送信光モニタ210及び受信光モニタ220には、それぞれ、主信号光の特定周波数成分を通過させる光フィルタ(例えば、光バンドパスフィルタ、OBPF)が用いられてよい。
特定周波数は、例示的に、主信号光スペクトルの中心周波数fCFと、中心周波数fCFから周波数領域においてオフセットした周波数fOFと、であってよい。主信号光スペクトルの中心周波数は、「キャリア周波数」に相当する、と捉えてよい。周波数オフセットの方向は、中心周波数fCFに対して高周波側でもよいし低周波側でもよい。
中心周波数fCFの成分と、オフセット周波数fOFの成分とは、個別のOBPFを用いて抽出されてもよいし、1つのチューナブルOBPFを用いて抽出されてもよい。例えば、チューナブルOBPFの透過中心周波数を、中心周波数fCFとオフセット周波数fOFとにそれぞれ設定することで、各周波数成分の光を抽出できる。
OBPFを通過した光を例えばPD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)に入力することで、中心周波数fCF及びオフセット周波数fOFの各成分の光パワーを検出することができる。
ここで、光受信ノード2−jの受信光モニタ220において、主信号光の受信OSNRは、以下の数式2によって求めることができる。
数式2において、αは比例係数であり、Rは以下の数式3によって求めることができる。数式2において、dは校正係数を表す。
数式3において、PCFは、受信主信号光における中心周波数fCFの成分の光パワーを表し、POFは、受信主信号光におけるオフセット周波数fOFの成分の光パワーを表す。PCF及びPOFは、例示的に、受信光モニタ220によって測定することができ、以下の数式4によって求めることができる。
数式2及び数式4において、Psigは、受信光の主信号光成分の光パワーを表し、PASEは、受信光に含まれる自然放出光(ASE)成分の光パワーを表す。また、数式2及び数式4における校正係数dは、以下の数式5によって求めることができる。
数式5において、PCF_Txは、送信主信号光における中心周波数fCFの成分の光パワーを表し、POF_Txは、送信主信号光におけるオフセット周波数fOFの成分の光パワーを表す。PCF_Tx及びPOF_Txは、例示的に、送信光モニタ210によって求めることができる。
例えば図4の(1)に模式的に示すように、送信光モニタ210において、OBPFの透過中心周波数を、送信主信号光の中心周波数fCFとオフセット周波数fOFとに時分割に設定する。
これにより、OBPFを通過したfCF及びfOFの成分の光がPDに入力されて、PCF_Tx及びPOF_Txがそれぞれ検出される。検出されたPCF_Tx及びPOF_Txを数式5に代入することで、校正係数dを求めることができる。
得られた校正係数dは、例示的に、受信光モニタ220に通知されてよい。校正係数dの受信光モニタ220への通知は、例示的に、NMS3を介して実施されてもよいし、校正係数dをFSK信号として光受信ノード2−jへの主信号光に重畳することで実施されてもよい。
なお、送信主信号光には、自然放出光(ASE)雑音が含まれていないと考えてよい。したがって、送信光モニタ210において、OBPFを通過した光にも、ASE雑音は含まれていないと考えてよい。
一方、受信光モニタ220では、図4の(2)に模式的に例示するように、送信光モニタ210と同様に、OBPFの透過中心周波数を、主信号光の中心周波数fCFとオフセット周波数fOFとに設定する。
これにより、OBPFを通過したfCF及びfOFの成分の光がPDに入力されて、PCF及びPOFがそれぞれ検出される。検出されたPCF及びPOFを数式3に代入することで、数式2の「R」を求めることができる。当該「R」の値と、数式5によって求められた校正係数dと、を数式1に代入することで、受信信号光のOSNRを求めることができる。
一方、図5に例示するOSNRモニタ230は、例示的に、光フィルタ231と、PD232と、バンドパスフィルタ(BPF)233と、ローパスフィルタ(LPF)234と、OSNR測定部235と、を備える。
光フィルタ231は、例示的に、OBPFであってよく、その透過中心周波数が、受信信号光スペクトルの中心周波数に設定されて、主信号光の特定の波長成分をPD232に通過する。
PD232は、光フィルタ231を通過した受信主信号光の受光パワーに応じた電気信号を、BPF233とLPF234とに入力する。図6に、PD232の出力スペクトルの一例を示す。
図6中に点線で例示するように、LPF234は、PD232の出力スペクトルの直流(DC)成分を通過し、BPF233は、PD232の出力スペクトルの交流(AC)成分を通過する。
OSNR測定部235は、LPF234を通過したDC成分のパワーと、BPF233を通過したAC成分のパワーとの関係に基づいて、OSNRを測定する。OSNR測定部235でのOSNR測定には、校正係数が用いられてもよい。
以上のように、OSNRモニタには、図4及び図5に例示したような2つの測定方法のいずれかを適用できる。しかし、いずれの測定方法においても、主信号光にFSK信号が重畳されていると、光フィルタ(例えば、OBPF)を通過する光にFSK変調に応じたパワー変動(別言すると、ASK信号成分)が生じ得る。そのため、OSNRの測定精度が低下し得る。
例えば図4に例示した測定方法では、図4の(2)に例示した、受信光モニタ220のOBPFを通過した光に、FSK変調に応じたASK信号成分が生じ得る(図7参照)。この場合、数式4で表される光パワーPCF及びPOFに変動が生じるため、最終的に数式1で求められるOSNRに誤差が生じる。
また、図5に例示した測定方法でも、信号光が光フィルタ231を通過することで、FSK信号成分がPD232の出力スペクトルにノイズとして作用するため、PD232の出力スペクトルのDC成分パワーとAC成分パワーとの関係を基に求められるOSNRに誤差が生じる。
このようなOSNRの測定精度の劣化は、光フィルタ等の光部品が、FSK信号受信用とOSNRモニタ用とに、共用であっても個別であっても、生じ得る。
例えば、図4に例示した受信光モニタ220に用いられるOBPFや、図5に例示した光フィルタ231は、図3に示したOBPF31に相当して、FSK信号受信用とOSNRモニタ用とに共用されてもよいし、OSNRモニタに専用であってもよい。
ここで、上述したようなOSNRの測定精度の低下を抑制するためには、例えば、コントロールプレーン(CP)の信号(別言すると、制御信号)を利用して、FSK信号の検出タイミングとOSNRの測定タイミングとを制御する方法が考えられる。
例えば、制御信号によって、主信号光の送信側におけるFSK信号の重畳を一時的に停止させる。主信号光の受信側では、制御信号に応じて、FSK信号の重畳期間にFSK信号の受信、検出を実施し、FSK信号の重畳停止期間にOSNRの測定を実施する。例えば、OSNRモニタにおけるOBPFの透過中心周波数を、制御信号に応じてOSNRを測定するための周波数に調整する。
しかし、光ネットワークにおいては、例えば、数十〜数百の多数のノードが存在し、また、100波長を超えるような波長数の信号光が伝送されることがある。この場合に、各ノード及び各波長に対して、個別的に、FSK信号の検出タイミングと、OSNRの測定タイミングと、を制御すると、タイミング制御(「タイミング同期」と称してもよい。)の調整に長時間を要するおそれがある。
例えば、ノード数が50ノード、波長数が100波長、制御信号を用いた通信にかかる時間が1ノードあたり10msであると仮定すると、10ms×50ノード×100波長×2(送信側と受信側)=100秒という時間がかかる。
しかし、ライトラベルの検出やOSNRの測定には、光パスの障害やエラーの常時監視という観点から、リアルタイム性が求められる場合があり、100秒もの時間がかかってしまうと、リアルタイム性が損なわれる。
そこで、本実施形態では、例えば、送信側においてFSK信号(例示的に、ライトラベル)を主信号光に重畳するタイミングのパターン(便宜的に「FSK重畳タイミングパターン」と称してよい。)を予め設定しておく。
受信側では、FSK重畳タイミングパターンを検出することで、FSK信号の検出タイミング(あるいは期間)と、OSNRの測定タイミング(あるいは期間)と、を、自律的に識別できる。
識別したタイミング(あるいは期間)に従って、FSK信号の検出と、OSNRの測定と、を選択的に実施する。これにより、FSK信号検出の確実性と、OSNR測定精度の向上と、を両立できる。また、制御信号による通信を用いなくてよいので、例えばFSK信号の一例であるライトラベルの検出や、OSNRの測定にかかる時間を短縮することが可能になる。
FSK重畳タイミングパターンは、例示的に、主信号光にFSK信号を重畳する期間と重畳しない期間とが周期的に交互に現われるパターンであってもよいし、各期間が非周期的に現われるパターンでもよい。
前者の周期的な交互重畳のパターンであれば、受信側でのFSK重畳タイミングパターンの検出が容易になる。後者の非周期的なパターンでは、例えば、そのパターンを受信側において識別可能な情報をFSK信号として主信号光に重畳すればよい。
図8に、周期的な交互重畳のFSK重畳タイミングパターンの一例を示す。なお、図8には、主信号光にFSK信号として重畳される情報がライトラベルである場合を想定し、ライトラベルが重畳される期間を「ラベル有り」、重畳されない期間を「ラベル無し」として表記してある。
例えば図3に示した光送信器10では、駆動信号生成部の一例であるDSP11において、位相回転制御器111の動作をON/OFF制御することで、「ラベル有り」の期間と、「ラベル無し」の期間と、を作り出すことができる。
別言すると、DSP11は、第1の信号の一例である主信号に、第2の信号の一例であるライトラベルを重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、ライトラベルを選択的に重畳した駆動信号を生成することができる。
受信側では、仮に、「ラベル無し」の期間にFSK重畳タイミングパターンの検出を開始したとすると、それに続く「ラベル有り」及び「ラベル無し」の各期間を検出することで、FSK重畳タイミングパターンの1周期を検出できる。したがって、検出した周期に従って、「ラベル有り」の期間ではFSK信号の検出を実施し、「ラベル無し」の期間ではOSNRの測定を実施することができる。
「ラベル有り」の期間であるか「ラベル無し」の期間であるかは、例えばOBPFを通過してPDにて検出される光パワーにASK信号成分が現われるか否かによって識別できる。
例えば、「ラベル有り」の期間では、PDの出力光にFSK変調に応じたASK信号成分が現われる。「ラベル無し」の期間では、PDの出力光にASK信号成分は実質的に現われない。したがって、ライトラベルの重畳有無は、ライトラベルを実際に受信、検出しなくても検出可能である。ただし、後述するように、ライトラベルを実際に受信、検出することで、ライトラベルの重畳有無を識別することも可能である。
なお、「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とは同じ長さでもよいし異なる長さでもよい。例えば、「ラベル無し」の期間を「ラベル有り」の期間よりも長く設定することで、OSNR測定のための光パワー検出に利用可能な期間を相対的に長くして、OSNRの測定精度向上を図るようにしてもよい。
この場合、「ラベル有り」の期間は、ライトラベルの検出が可能な範囲で最低限の長さに短く設定してもよい。例えば、ライトラベルの検出が可能であれば、「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間との比率は、「1:9」に設定しても構わない。
逆に、ライトラベルの検出確度を向上するために、「ラベル有り」の期間を「ラベル無し」の期間よりも長く設定してもよい。
また、受信側でのOSNR測定は、1つの「ラベル無し」の期間において実施、完了してもよいし、1又は複数の「ラベル有り」期間を跨いだ複数の「ラベル無し」期間において実施してもよい。
例えば、図4に例示したOSNR測定方法であれば、OBPFの透過中心周波数を、第1の「ラベル無し」期間において、主信号光の中心周波数fCFに設定し、その後の第2の「ラベル無し」期間において、オフセット周波数fOFに設定してよい。
(光受信器の構成例)
図9に、上述したようにFSK信号検出とOSNR測定とを選択的に実施可能な光受信器30の構成例を示す。図9に示す光受信器30は、例示的に、波長可変光フィルタ51と、PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)52と、制御部53と、を備えてよい。
波長可変光フィルタ51は、図3に例示したチューナブルOBPF31に相当すると捉えてよく、光伝送路から受信した信号光が入力されてよい。
PD52は、図3に例示したPD32に相当すると捉えてよく、例示的に、波長可変光フィルタ51を通過した光を受光し、その受光パワーに応じた電気信号に変換する。PD52が出力する電気信号は、電流信号であってもよいし、当該電流信号をトランスインピーダンスアンプ(TIA)等によって変換した電圧信号であってもよい。
制御部53は、例示的に、PD52の出力電気信号に基づいて、主信号光に重畳されているFSK信号(例えば、ライトラベル)の検出と、OSNRの測定と、を行なう。また、制御部53は、例示的に、検出したFSK重畳タイミングパターンに応じて、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を制御してよい。
そのため、制御部53は、例示的に、信号処理部531と、記憶部532と、フィルタ制御部533と、を備えてよい。信号処理部531は、例示的に、光パワー検出部5311、ライトラベル検出部5312、OSNR算出部5313、及び、同期検出部5314を備えてよい。
信号処理部531において、光パワー検出部5311は、例示的に、PD52の出力信号を基に、PD52で受光された光のパワーを検出する。
ライトラベル検出部5312は、重畳信号検出部の一例であり、例示的に、光パワー検出部5311で検出されたパワーに基づいて、主信号光に重畳されたライトラベルを検出する。ライトラベル検出部5312は、図3に例示したパスID検出部33に相当すると捉えてよい。
OSNR算出部5313は、光パワー検出部5311で検出されたパワーに基づいて、例えば前掲の数式2〜5を用いて、主信号光のOSNRを算出する。
同期検出部5314は、光パワー検出部5311で検出されたパワーに基づいて、FSK重畳タイミングパターンを検出して、「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とを識別し、各期間に対する同期タイミングを検出する。
記憶部532は、例示的に、信号処理部531での信号処理によって得られたデータ又は情報を記憶してよい。記憶部532に記憶されるデータや情報には、各検出部5312〜5314の検出結果が含まれてよい。なお、記憶部532には、フラッシュメモリや、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等が適用されてよい。
フィルタ制御部533は、例示的に、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を制御する。透過中心周波数の制御は、波長可変光フィルタ51の透過特性あるいはフィルタ特性の制御と称してもよい。
波長可変光フィルタ51の透過中心周波数は、例示的に、同期検出部5314で検出された、FSK重畳タイミングパターンに同期した同期タイミングに応じて制御されてよい。
例えば、同期タイミングによって識別される「ラベル有り」の期間では、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数は、ライトラベルの受信、検出のために、キャリア周波数fCFに対してオフセットした周波数に設定、制御されてよい。
一方、「ラベル無し」の期間において、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数は、OSNR測定のために、主信号光のキャリア周波数fCFと、オフセット周波数fOFと、に時分割に制御されてよい。
(動作例)
以下、図9に例示した光受信器30の動作例について、図10に例示したフローチャートを参照して説明する。
図10に例示するように、制御部53は、例示的に、フィルタ制御部533によって、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を、主信号光のキャリア周波数fCFに対して高周波側(又は、低周波側)にオフセットした周波数に設定されてよい(処理P10)。
当該周波数は、図4の(2)に例示した、OSNR測定のためのオフセット周波数fOFと同一でもよいし異なっていてもよい。別言すると、波長可変光フィルタ51の出力光に、主信号光に重畳されているライトラベルに応じたパワー変動が現われるように、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数が設定されればよい。
処理P10のフィルタ制御に応じて、波長可変光フィルタ51を通過した光が、PD52にて受光される。その受光パワーに応じた振幅成分を有する電気信号が、信号処理部531の例えば光パワー検出部5311に入力される。
光パワー検出部5311は、PD52から入力された電気信号の振幅成分に相当するパワーを検出する。光パワー検出部5311で検出されたパワーは、PD52への入力光パワーを示すと捉えてよい。
ここで、光パワー検出部5311で検出されたパワーは、「ラベル有り」の期間ではライトラベルに応じて変動する。一方、「ラベル無し」の期間では、光パワー検出部5311で検出されるパワーに、ライトラベルに応じた変動は実質的に生じない。
したがって、例えば、光パワー検出部5311で検出されたパワー変動の有無を基に、同期検出部5314において、「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とを識別でき、各期間に対する同期タイミングを検出することができる(処理P20)。
同期タイミングの検出に応じて(処理P30でYES)、同期検出部5314は、ライトラベルの受信(検出)期間と、OSNRの測定期間と、を識別する。例示的に、ライトラベルの受信期間は、「ラベル有り」の期間であってよく、OSNRの測定期間は、「ラベル無し」の期間であってよい。識別した期間を示すデータ(便宜的に「タイミングデータ」と称してよい。)は、例えば記憶部532に記憶されてよい(処理P40)。なお、同期タイミングの検出処理(P20)は、同期タイミングの検出が成功するまでリトライされてよい(処理P30でNO)。
制御部53は、タイミングデータを基に識別される、ライトラベルの受信期間において、フィルタ制御部533によって、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を、ライトラベル受信の周波数に制御してよい(処理P50)。
ライトラベル受信のための周波数は、キャリア周波数fCFに対してオフセットした周波数であってよく、処理P10と同様に、図4の(2)に例示した、OSNR測定のためのオフセット周波数fOFと同一でもよいし異なっていてもよい。
処理P50のフィルタ制御に応じて、波長可変光フィルタ51を通過した光が、PD52にて受光される。その受光パワーに応じた振幅成分を有する電気信号が、信号処理部531の例えば光パワー検出部5311に入力される。
ここで、「ラベル有り」の期間ではライトラベルに応じてPD52の出力光パワーが変動してASK信号成分が現われるから、例えばライトラベル検出部5312において、当該ASK信号成分を基に、ライトラベルを検出することができる(処理P60)。検出したライトラベルは、例えば記憶部532に記憶されてよい。
別言すると、ライトラベル検出部5312は、ライトラベルの重畳期間における波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られるPD52の出力電気信号を基に、ライトラベルを検出する。
その後、制御部53は、記憶部532のタイミングデータを基に識別される、「ラベル無し」の期間において、フィルタ制御部533によって、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を、OSNR測定のための周波数に制御してよい(処理P70)。
OSNR測定のための周波数は、例示的に、図4の(2)に例示したキャリア周波数fCF及びオフセット周波数fOFであってよい。例えば、フィルタ制御部533は、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を、時分割に、キャリア周波数fCF及びオフセット周波数fOFのそれぞれに制御してよい。
透過中心周波数がキャリア周波数fCF及びオフセット周波数fOFにそれぞれ制御された時に波長可変光フィルタ51を通過した光が、PD52にて受光される。その受光パワーに応じた振幅成分を有する電気信号が、信号処理部531の例えば光パワー検出部5311に入力される。
これにより、光パワー検出部5311では、例えば数式3及び4に示した、キャリア周波数fCFの成分のパワーPCFと、オフセット周波数fOFの成分のパワーPOFと、が検出される。
検出されたパワーPCF及びPOFを基に、例えばOSNR算出部5313において、数式2の演算によって、OSNRが算出される。算出されたOSNRは、例えば記憶部532に記憶されてよい(処理P80)。
別言すると、OSNR算出部5313は、ライトラベルの非重畳期間における波長可変光フィルタ51の透過中心周波数の制御に応じて得られるPD52の出力電気信号を基に、主信号光のOSNRを算出する。
その後、制御部53は、ライトラベルの受信処理と、OSNRの測定処理と、を継続するか否かを判定し(処理P90)、継続すると判定すれば(処理P90でYES)、処理P50〜P80を繰り返し実施する。継続しないと判定すれば(処理P90でNO)、制御部53は、処理を終了してよい。
ライトラベルの受信処理と、OSNRの測定処理と、を継続するか否かの判定は、例示的に、NMS3からの制御信号に依存してよい。例えば、NMS3から、処理継続を示す制御信号を受信した場合、あるいは、処理停止を示す制御信号が受信されない場合には、制御部53は、処理継続と判定してよい。処理停止を示す制御信号が受信されれば、制御部53は、処理停止と判定してよい。
なお、図10の例では、ライトラベルの受信処理(P50及びP60)の後に、OSNRの測定処理(P70及びP80)を実施しているが、OSNRの測定処理をライトラベルの受信処理よりも先に実施しても構わない。
以上のように、上述した実施形態によれば、主信号光に対するライトラベルの重畳有無に応じて、ライトラベルの受信とOSNRの測定とを選択的に実施することができる。したがって、ライトラベル受信(検出)の確実性と、OSNR測定精度の向上と、の両立を図ることができる。
また、光送信器10において、主信号光に対するライトラベルの重畳有無を所定のパターンに設定しておくため、光受信器30において、ライトラベルの重畳有無のパターン検出が容易になる。そのため、パターン検出結果に基づくライトラベル受信とOSNR測定との選択制御も容易になる。
例えば図8に示したような、周期的な交互重畳のパターンに設定しておくことで、光受信器30では、少なくとも「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とを最低でも1回ずつ検出できれば、以降の交互重畳の周期を識別できる。
よって、識別した周期に従って、ライトラベル受信とOSNR測定とを交互選択的に切り替えれば、確実にライトラベルの受信とOSNRの測定とを実施できる。
また、ライトラベル受信とOSNR測定との切り替えは、例示的に、識別した周期に基づいて1つの波長可変光フィルタ51の透過中心周波数を制御することで実施できる。
別言すると、波長可変光フィルタ51は、ライトラベル受信とOSNR測定とに共用できる。したがって、簡易な構成及び制御で、ライトラベル受信とOSNR測定との選択制御を実現できる。
更に、ライトラベルの周期的な交互重畳では、例えばNMS3の制御信号によってライトラベル受信とOSNR測定とを制御する場合よりも、ライトラベルの受信処理やOSNRの測定処理にかかる時間を短縮できる。
例えば、図8に例示した交互重畳のパターンにおいて、ライトラベルの重畳帯域が20kHz(10kb/s)であり、ライトラベルの1フレームが256ビット(=25.6ms)であると仮定する。
また、ライトラベルの受信(検出)に要するフレーム数が10フレーム(=256ms)であり、OSNR測定に要する「ラベル無し」期間が140ms〜210ms(ただし、ライトラベル検出に要する時間256msと同じでもよい。)と仮定する。
そして、「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とが同じ長さで交互に現われる設定であると仮定すると、「ラベル有り」と「ラベル無し」の1周期は、256×10×2=5120ビットとなる。
ここで、光受信器30において、交互重畳のパターンのタイミング同期を確立するために少なくとも1.5周期(=5120×1.5=7680ビット)を要すると仮定すると、タイミング同期の確立に0.768秒の時間がかかることになる。
これは、既述の制御信号を用いて50ノード毎及び100波長毎に受信や測定を制御する場合に要する時間100msに比して、約1/100の時間であり、大幅な時間短縮が可能であることが分かる。
したがって、光パスの障害やエラーの常時監視という観点でのリアルタイム性を容易に満たすことが可能となる。
(変形例)
上述した実施形態では、図8に例示したように、周期的な交互重畳のFSK重畳タイミングパターンで、FSK信号(例えば、ライトラベル)を主信号光に重畳する例について説明した。
しかし、主信号光へのFSK信号の重畳は、周期的でなくてもよく、また、重畳期間と非重畳期間とが交互に現われなくてもよい。例えば、主信号光に重畳する第1のFSK信号に、第1のFSK信号の重畳後に主信号光に重畳する第2のFSK信号の重畳開始タイミングと重畳終了タイミングとを示す情報(便宜的に「タイミング情報」と称してよい。)を含めてもよい。
光受信器30では、例えばフィルタ制御部533によって、波長可変フィルタ51の透過中心周波数を、ライトラベル受信のための周波数に設定しておくことで、第1のFSK信号をライトラベル検出部5312にて検出することができる。
検出した第1のFSK信号に含まれるタイミング情報を基に、その後の「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とを識別することができる。識別した期間に応じて、波長可変フィルタ51の透過中心周波数をライトラベル受信又はOSNR測定のための周波数に時分割に選択制御することで、既述の実施形態と同様に、ライトラベルの受信と、OSNR測定と、を時分割に選択実施できる。
図11(A)に、FSK信号の1フレームあたりのフォーマット例を示す。図11(A)に示すように、FSK信号の1フレームには、プリアンブル、ペイロード、及び、チェックサムの各フィールドを用意してよい。
ペイロードフィールドに、上述したタイミング情報が設定されてよい。タイミング情報は、ライトラベルデータと共にペイロードフィールドに設定されてもよい。
プリアンブルフィールドには、所定のパターン信号が設定されてよい。例示的に、ライトラベル検出部5312にてプリアンブルを検出することで、FSK信号のフレーム同期を確立することができる。
また、チェックサムフィールドには、誤り検出符号の一例であるチェックサムが設定されてよい。例示的に、ライトラベル検出部5312は、チェックサムを基にペイロードフィールドに設定されている情報やデータの誤り検出を行なうことができる。誤りが検出されたフレームは、ライトラベル検出部5312にて破棄されてよい。
これにより、信頼性の低いFSK信号を基にしてライトラベルの重畳有無が識別されることを抑止できる。したがって、「ラベル有り」の期間に、誤ってOSNRの測定が行なわれたり、「ラベル無し」の期間に、誤ってライトラベルの受信、検出が行なわれたりすることを抑止できる。
なお、FSK信号のペイロードフィールドには、例えば図11(B)に示すように、FSK信号の重畳開始タイミングと重畳周期とを示す情報(便宜的に「同期情報」と称してもよい。)が設定されてもよい。
光受信器30では、例えばライトラベル検出部5312にて受信、検出したFSK信号のペイロードフィールドに設定された同期情報を基に、その後の「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とを識別することができる。
識別した期間に応じて、波長可変フィルタ51の透過中心周波数をライトラベル受信又はOSNR測定のための周波数に時分割に選択制御することで、既述の実施形態と同様に、ライトラベルの受信と、OSNR測定と、を時分割に選択実施できる。
あるいは、ペイロードフィールドには、例えば図11(C)に示すように、主信号光に重畳するライトラベルの長さ、及び、ライトラベルの非重畳期間(便宜的に「空白期間」と称してもよい)の長さを示す長さ情報が設定されてもよい。
光受信器30では、例えばライトラベル検出部5312にて受信、検出したFSK信号のペイロードフィールドに設定された長さ情報を基に、その後の「ラベル有り」の期間と「ラベル無し」の期間とを識別することができる。
識別した期間に応じて、波長可変フィルタ51の透過中心周波数をライトラベル受信又はOSNR測定のための周波数に時分割に選択制御することで、既述の実施形態と同様に、ライトラベルの受信と、OSNR測定と、を時分割に選択実施できる。
なお、図11(A)〜図11(C)に例示したフォーマットのいずれかを有するFSK信号が、例えば図3に示した光送信器10のDSP11(例えば、位相回転制御器111)に入力される。これにより、図11(A)〜図11(C)に例示したフォーマットのいずれかを有するFSK信号が主信号に重畳された、光変調器12の駆動信号を生成できる。
また、図11(A)〜図11(C)のいずれの例においても、ペイロードフィールドには、ライトラベルの重畳期間と空白期間とを識別可能な情報が設定されればよい。図11(A)〜図11(C)に例示したフォーマットのいずれかを用いる場合、ライトラベル検出部5312において、検出したFSK信号のペイロードフィールドに設定された情報を基に、ライトラベルの重畳期間と非重畳期間とを識別できる。
したがって、この場合、ライトラベル検出部5312が、同期検出部5314としても機能すると捉えることができる。よって、光受信器30において、既述の同期検出部5314は不要でき、制御部53の構成を簡易化でき、ひいては、光受信器30の小型化や低消費電力化を図ることができる。
(その他)
上述した実施形態及び変形例では、主信号光に重畳する信号がFSK信号である例について説明したが、主信号光に重畳する信号は、ASK信号であってもよい。
ASK信号の場合は、波長可変光フィルタ51の透過中心周波数をキャリア周波数に設定してもオフセットしても、PD52の出力にASK信号に応じたパワー変動が生じるから、ASK信号の重畳期間と非重畳期間とを検出、識別できる。
したがって、ASK信号の重畳期間においてASK信号の受信、検出を行ない、ASK信号の非重畳期間においてOSNR測定を行なえばよい。OSNR測定における波長可変光フィルタ51の透過中心周波数制御は、既述の実施形態と同様でよい。また、重畳信号にASK信号を用いる場合も、図11(A)〜図11(C)に例示したフォーマットのいずれかを適用可能である。
1 光通信システム
2−1〜2−N 光伝送装置
3 NMS(OPS)
10 光送信器
11 デジタル信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)
111 周波数制御器
112 位相回転器
113 IQ分離器
12 光送信モジュール
121 光源
122I,122Q デジタル−アナログ変換器(DAC)
123I,123Q ドライバアンプ
124 光変調器
30 光受信器
31 光バンドパスフィルタ(BPF)
32 PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)
33 パスID識別回路
51 波長可変光フィルタ
52 PD
53 制御部
531 信号処理部
5311 光パワー検出部
5312 ライトラベル検出部
5313 OSNR測定部
5314 同期検出部
532 記憶部
533 フィルタ制御部
210 送信光モニタ
220 受信光モニタ
230 OSNRモニタ
231 光フィルタ
232 PD
233 バンドパスフィルタ(BPF)
234 ローパスフィルタ(LPF)
235 OSNR測定部

Claims (9)

  1. 光送信器と、
    前記光送信器が送信した信号光を受信する光受信器と、を備え
    前記光送信器は、
    送信する第1の信号に、第2の信号を重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、前記第2の信号を選択的に重畳した駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号生成部で生成された駆動信号に応じて送信光を変調して前記信号光を生成する光変調器と、を備え、
    前記光受信器は、
    前記受信した信号光のスペクトルを部分的に透過する波長可変光フィルタと、
    前記波長可変光フィルタを透過した光を電気信号に変換するフォトディテクタと、
    前記電気信号を基に識別される前記第2の信号の重畳期間及び非重畳期間に応じて、前記波長可変光フィルタの透過中心周波数を制御するフィルタ制御部と、
    前記重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記第2の信号を検出する重畳信号検出部と、
    前記非重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記信号光の光信号対雑音比を算出する光信号対雑音比算出部と、を備えた、光通信システム。
  2. 第1の信号に、第2の信号を重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、前記第2の信号が選択的に重畳された信号光を受信し、前記信号光のスペクトルを部分的に透過する波長可変光フィルタと、
    前記波長可変光フィルタを透過した光を電気信号に変換するフォトディテクタと、
    前記電気信号を基に識別される前記第2の信号の重畳期間及び非重畳期間に応じて、前記波長可変光フィルタの透過中心周波数を制御するフィルタ制御部と、
    前記重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記第2の信号を検出する重畳信号検出部と、
    前記非重畳期間における前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御に応じて得られる前記電気信号を基に、前記信号光の光信号対雑音比を算出する光信号対雑音比算出部と、
    を備えた、光受信器。
  3. 前記電気信号のパワー変動を基に、前記重畳パターンに対するタイミングの同期検出を行なう同期検出部を備え、
    前記フィルタ制御部は、前記同期検出によって識別される前記重畳パターンを基に、前記重畳期間及び前記非重畳期間に応じた、前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御を行なう、請求項2に記載の光受信器。
  4. 前記第2の信号に、前記重畳パターンを識別可能な情報が設定されており、
    前記重畳信号検出部は、前記第2の信号の検出によって前記重畳パターンを識別可能な情報を検出し、
    前記フィルタ制御部は、前記検出された重畳パターンを識別可能な情報を基に、前記重畳期間及び前記非重畳期間に応じた、前記波長可変光フィルタの透過中心周波数の制御を行なう、請求項2に記載の光受信器。
  5. 前記重畳パターンは、前記第1の信号に対して周期的に前記第2の信号を重畳するパターンである、請求項2〜4のいずれか1項に記載の光受信器。
  6. 前記第2の信号は、周波数偏移変調又は振幅偏移変調によって前記第1の信号に重畳された、請求項2〜5のいずれか1項に記載の光受信器。
  7. 送信する第1の信号に、第1の重畳信号又は第2の重畳信号を重畳する期間と重畳しない期間とを含む所定の重畳パターンで、前記第1の重畳信号又は前記第2の重畳信号を選択的に重畳した駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号生成部で生成された駆動信号に応じて送信光を変調して信号光を生成する光変調器と、
    を備え、
    前記第1の重畳信号は、前記第1の重畳信号が前記第1の信号に重畳された後に、前記第1の信号に重畳される前記第2の重畳信号の重畳開始タイミングと重畳終了タイミングとを示すタイミング情報を含む、ことを特徴とする、光送信器
  8. 前記駆動信号生成部は、前記第1の重畳信号に、前記重畳パターンを識別可能な情報を設定する、請求項7に記載の光送信器。
  9. 前記駆動信号生成部は、前記第1の重畳信号又は前記第2の重畳信号を、周波数偏移変調又は振幅偏移変調によって前記第1の信号に重畳する、請求項7又は8に記載の光送信器。
JP2015154406A 2015-08-04 2015-08-04 光通信システム、光受信器、及び、光送信器 Active JP6631075B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154406A JP6631075B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 光通信システム、光受信器、及び、光送信器
US15/225,501 US10069567B2 (en) 2015-08-04 2016-08-01 Optical communication system, optical receiver and optical transmitter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154406A JP6631075B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 光通信システム、光受信器、及び、光送信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017034542A JP2017034542A (ja) 2017-02-09
JP6631075B2 true JP6631075B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=57986430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015154406A Active JP6631075B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 光通信システム、光受信器、及び、光送信器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10069567B2 (ja)
JP (1) JP6631075B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106559133B (zh) * 2015-09-28 2020-02-14 华为技术有限公司 光信号检测的方法及其网络设备
JP6798419B2 (ja) * 2017-05-18 2020-12-09 富士通株式会社 光信号対雑音比を測定する装置および方法
JP6691155B2 (ja) 2018-02-27 2020-04-28 ファナック株式会社 光通信システムおよび光送信モジュール

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4054081B2 (ja) * 1996-11-15 2008-02-27 富士通株式会社 光波長多重伝送システム及びその装置
KR100366209B1 (ko) 1999-07-30 2002-12-31 한국과학기술원 파장분할다중 광전송시스템에서 광신호 대 잡음비 측정장치
US7555224B2 (en) * 2005-01-31 2009-06-30 Industrial Technology Research Institute Using superimposed ASK label in an all-optical label swapping system and method thereof
US8023824B2 (en) * 2007-05-07 2011-09-20 Nec Laboratories America, Inc. Wavelength division multiplexed passive optical network
US20090304395A1 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 Jin Hong Tunable Electrical Return-to-Zero Modulation Method and Apparatus
US9425894B2 (en) * 2010-10-29 2016-08-23 Alcatel Lucent In-band optical signal-to-noise ratio measurement
JP2013153259A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Ricoh Co Ltd 通信装置及び通信方法
US9444553B2 (en) * 2012-07-05 2016-09-13 Lumentum Operations Llc Tunable coherent optical receiver and method
JP6123392B2 (ja) 2013-03-15 2017-05-10 富士通株式会社 測定装置、測定方法および伝送装置
JP6064704B2 (ja) 2013-03-15 2017-01-25 富士通株式会社 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置
JP6379455B2 (ja) * 2013-08-16 2018-08-29 富士通株式会社 周波数変調信号検出器及び光受信装置
JP2015106829A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 富士通株式会社 光信号品質モニタ装置、光伝送装置、及び、光信号品質モニタ方法
JP6273806B2 (ja) * 2013-12-03 2018-02-07 富士通株式会社 光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成する装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10069567B2 (en) 2018-09-04
US20170041075A1 (en) 2017-02-09
JP2017034542A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9496953B2 (en) Device and method for monitoring optical signal quality, and optical transmission device
US9350479B2 (en) Apparatus and method for monitoring wavelength tunable optical filter
JP6589276B2 (ja) 光伝送装置、光伝送システム、及び、送信波長制御方法
US9667344B2 (en) Optical transmission apparatus and detection apparatus
US20130251365A1 (en) Optical power monitor, optical power control system and optical power monitor method
JP6079276B2 (ja) 信号検出回路および光伝送装置
JP6394192B2 (ja) 光伝送システムおよび光伝送装置
JP6658081B2 (ja) インバンド光信号対雑音比モニタ
JP2011024189A (ja) Osnrモニタ装置およびosnr測定装置
US10171163B2 (en) Signal quality measurement device and signal quality measurement method
JP6631075B2 (ja) 光通信システム、光受信器、及び、光送信器
US20160261343A1 (en) Mitigation of spectral offset in an optical filter
US10003426B2 (en) Wavelength conflict detection using coded pilot tone
US9698929B2 (en) Optical receiver that has function to detect signal superimposed on optical signal and method for receiving optical signal
US9838148B2 (en) Optical receiver and superimposed signal detecting method
Liu et al. Demonstration of a dynamic transparent WSON employing flexible transmitter/receiver controlled by an OpenFlow/stateless PCE integrated control plane
US20160337039A1 (en) Optical transmitting device and optical receiving device
US9520938B2 (en) Optical transmitting device, fault determining method and fault diagnosis system
JP5693519B2 (ja) 光送信機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6631075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150