JP6631043B2 - 印刷システム、および印刷方法 - Google Patents
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Description
図1は、印刷システム100の概略構成図である。図2は、PC200とのネットワーク接続を示す図である。以下、図1、図2を参照して、印刷システム100の概略構成、特にハードウェア構成について説明する。
本実施形態に係る印刷システム100は、2台の印刷エンジン(図1に示す2台の画像形成装置110、130)を直列に接続した直列タンデム機である。
親機110は、印刷システム100全体を制御する画像形成装置であり、直列タンデム機の親機として機能する。たとえば、親機110は、両面印刷を行う際には、用紙Pの第1面に画像を形成(印刷)する。
制御部111は、親機110内部の各部112〜116、用紙Pを搬送する親機110内部の搬送路、および中間反転装置120などを一体的に制御する。これとともに、制御部111は、子機130に対して命令(信号)を送ることにより、各装置120〜140を連携して動作させる。
通信部112は、他の装置と通信するためのインターフェースである。通信部112は、子機130との間で、各種設定値や動作タイミング制御に必要な各種情報等の送受信を行う。
用紙収納部113は、用紙Pを収納する給紙トレイである。用紙Pは、給紙ローラー等の駆動によって、用紙収納部113から、画像形成部114まで搬送される。なお、用紙収納部113は、親機110の筐体内に収められている必要はなく、親機110から独立した外部の給紙装置として設置されてもよい。
画像形成部114は、電子写真方式などの作像プロセスによってトナー像を形成し、用紙Pに転写する。たとえば、画像形成部114は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の色ごとに独立した感光体ドラムを有するタンデム方式を採用する。感光体ドラム(C、M、Y、K)に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト上に逐次転写され、各色(C、M、Y、K)の層が重畳したトナー像(カラー画像)が中間転写ベルト上に形成される。ここで、中間転写ベルトは、無端ベルトであり、複数のローラーにより巻回され、走行可能に支持される。そして、トナーと逆極性のバイアスを転写ローラーに印加することにより、中間転写ベルト上に形成されたトナー像は用紙P上に転写される。
定着部115は、用紙P上に転写されたトナー像を加熱することによって用紙P上に定着させる。たとえば、定着部115は、加熱源である加熱部材を、加圧部材に圧着させる。これにより、用紙Pには、定着ニップ部において熱と圧力が加えられ、トナー像が溶融定着する。
操作パネル部116は、ディスプレイ等の表示部(不図示)と、当該表示部の表示面側に貼られた透過性のある操作パネルとから構成される。操作パネル部116は、表示部に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。なお、操作パネル部116は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。操作パネル部116への入力は、直観的なタッチ操作により行われる。たとえば、ディスプレイに表示されたキー(または、ボタン、アイコン、ツールバー、所定領域)の部分を指やスタイラス(ペン)でタッチする操作により入力が行われる。また、操作パネル部116には、テンキー、スタートキー、ストップキー等の物理キーが含まれてもよい。
中間反転装置120は、親機110により制御され、親機110から出力された用紙の搬送や反転を行う。片面印刷の場合は、親機110から出力された用紙の表裏を反転させずに子機130へ搬送し、両面印刷の場合は、親機110から出力された用紙の表裏を反転させて子機130へ搬送する。この機能を実現するために、中間反転装置120は、図1に示すように、用紙搬送部123と、反転部124と、スイッチ部125とを有している。各部123〜125および親機110の制御部111は、信号をやり取りするための信号線(バス等)を介して相互に接続されている。なお、以下では、親機110から出力された用紙の表裏を反転させずに子機130へ搬送することを、「FaceUp」と称する。また、親機110から出力された用紙の表裏を反転させて子機130へ搬送することを、「FaceDown」と称する。
用紙搬送部123は、親機110から出力された用紙を、中間反転装置120内の搬送路に沿って搬送する。片面印刷の場合には、用紙搬送部123は、親機110から送信された用紙をそのまま(反転部124を通さずに)子機130に搬送する。両面印刷の場合には、用紙搬送部123は、親機110から出力された用紙を反転部124に搬送する。
反転部124は、略鉛直(重力)方向に形成されたスイッチバック経路により構成される。用紙がスイッチバック経路に送り込まれ、その用紙を逆搬送させることによって、用紙の表裏を反転できる。
スイッチ部125は、親機110から出力された用紙を反転部124に通して反転させるか、反転部124を通さずに搬送させるかを切り替える機構を有する。
子機130は、親機110からの指示に従って動作する画像形成装置であり、直列タンデム機の子機として機能する。たとえば、子機130は、両面印刷を行う際に、用紙Pの第1面とは反対の第2面に画像を形成(印刷)する。
制御部131は、子機130内部の各部132、134、135、用紙Pを搬送する子機130内部の搬送路、および出力反転装置140などを一体的に制御する。たとえば、制御部131は、出力反転装置140を制御する排紙制御部として機能し、両面印刷した後の用紙の第1面および第2面のいずれかを選択的に上面に向けて排紙できる。
また、通信部132、画像形成部134、定着部135は、それぞれ親機110の通信部112、画像形成部114、定着部115と同様の機能を有するので、説明の重複を避けるためにその説明を省略する。
出力反転装置140は、子機130により制御され、子機130から出力された用紙の搬送や反転を行う。この機能を実現するために、出力反転装置140は、図1に示すように、用紙搬送部143と、反転部144と、スイッチ部145とを有している。各部143〜145および子機130の制御部131は、信号をやり取りするための信号線(バス等)を介して相互に接続されている。なお、以下では、子機130から出力された用紙の表裏を反転させずに排紙トレイ150上に排紙することを、「FaceUp」と称する。また、子機130から出力された用紙の表裏を反転させて排紙トレイ150上に排紙することを、「FaceDown」と称する。
用紙搬送部143は、親機110から出力された用紙を、出力反転装置140内の搬送路に沿って搬送する。FaceUpの場合には、用紙搬送部143は、子機130から送信された用紙をそのまま(反転部144を通さずに)排紙トレイ150上に排紙する。FaceDownの場合には、用紙搬送部143は、子機130から出力された用紙を反転部144に搬送する。
また、反転部144、スイッチ部145は、それぞれ中間反転装置120の反転部124、スイッチ部125と同様の機能を有するので、説明の重複を避けるためにその説明を省略する。
次に、親機110の機能構成について説明する。
次に、本実施形態に係る印刷システム100の特徴的な動作について説明する。
図4は、印刷制御処理のフローチャートである。印刷制御処理は、印刷システム100(直列タンデム機)における印刷を制御する処理であり、親機110により実行される。図5は、冊子を作成する際の基本制御について説明するための図である。図6は、見開きページで色味の違いがユーザーに認識され得る第1条件について説明するための図である。図7は、見開きページで色味の違いがユーザーに認識され得る第2条件について説明するための図である。図8は、見開きページで色味の違いがユーザーに認識され得る第3条件について説明するための図である。図9は、第3条件を満たすと判断される場合のグラフの一例である。図10は、第3条件を満たさないと判断される場合のグラフの一例である。図11は、冊子を作成する際に見開きページ(2、3ページ)で色味の違いが認識され得る場合の制御について説明するための図である。図12は、冊子を作成する際に見開きページ(2、3ページ、4、5ページ)で色味の違いが認識され得る場合の制御について説明するための図である。
印刷制御処理を開始すると、親機110の制御部111は、受信した印刷ジョブに含まれるジョブチケットを参照し、両面印刷が指定されているか判別する。ただし、制御部111は、操作パネル部116からコピー等の指示を受け付けた場合には、その指示に両面印刷の指定が含まれているか判別する。
処理がステップS102に進むと、制御部111は、画像形成制御部330として機能し、受信した印刷ジョブに含まれる印刷データの全ページを親機110で印刷(片面印刷)する。具体的には、制御部111は、印刷データを解析して中間データに変換した後、通常のラスタライズ処理等(スクリーン処理等も含む)によりラスターデータを生成し、画像形成部114へ出力する。画像形成部114は、そのラスターデータに基づきページごとにトナー像を形成し、用紙収納部113から給紙された用紙に順次転写する。このように画像が形成された用紙は、制御部111の指示に従って、一度も反転させられることなく、定着部115、中間反転装置120、子機130、出力反転装置140を通過し、排紙トレイ150上に排紙される。
処理がステップS101からステップS103に進んだ場合には、制御部111は、印刷ジョブに含まれていたジョブチケットをメモリーまたはストレージに保存する。
制御部111は、ジョブチケットに含まれる情報に基づき、ページチケットに含める情報を生成し、メモリーまたはストレージに保存する。ここで、ページチケットとは、ページ(あるいは、用紙)単位の印刷設定を指す。本実施形態では、親機用のページチケットと子機用のページチケットがそれぞれ存在する。
制御部111は、抽出部310として機能し、受信した印刷ジョブに含まれていた印刷データ(PDLデータ)から、全てのオブジェクトを抽出する。これとともに、制御部111は、各オブジェクトのオブジェクト情報をページごとに記録する。
制御部111は、次にラスタライズ処理等(スクリーン処理等も含む)を施す対象のページを決定する。本実施形態では、印刷データのページ順にラスタライズ処理等を施す。ただし、図5に示すように、複数の用紙に両面印刷して冊子を作成するときは、各用紙に画像を形成する分のページごとに、ラスタライズ処理等を施す。すなわち、図5に示す例では、用紙の表裏にそれぞれ1ページずつ両面印刷するため、2ページごとにラスタライズ処理等を施す。
制御部111は、冊子が完成したときに見開きページとなるページの印刷データとオブジェクト情報を、メモリーまたはストレージから読み出す。たとえば、図5に示すように、ラスタライズ処理等を施す対象のページが、2シート目に印刷される予定のページ(3ページ目と4ページ目)である場合には、制御部111は、2シート目の3ページ目と見開きページとなる直前のシートの2ページ目の印刷データを比較対象としてオブジェクト情報を読み出す。同様に、ラスタライズ処理等を施す対象のページが3シート目に印刷する予定のページ(5ページ目と6ページ目)である場合には、制御部111は、3シート目の5ページ目と見開きページとなる直前のシートの4ページ目の印刷データを比較対象としてオブジェクト情報を読み出す。
制御部111は、色味判断部320として機能し、見開きページで色味の違いがユーザーに認識され得る所定条件を満たしているか判断する。たとえば、制御部111は、以下に示す第1〜第3条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たしている場合には、所定条件を満たしていると判断し、第1〜第3条件のいずれも満たしていない場合には、所定条件を満たしていないと判断する。
制御部111は、ステップS107で読み出した見開きページのオブジェクト情報を比較し、見開きページで同一オブジェクトが含まれているか判断する。たとえば、図6に示すように、見開きページで同一のロゴM1が存在する場合には、色味の違いがユーザーに認識されやすいため、第1条件を満たすと判断する。なお、ロゴM1の位置は、図6に示す位置に限られず、両ページで異なる位置に存在していても、第1条件を満たすと判断する。
制御部111は、ステップS107で読み出した見開きページのオブジェクト情報を比較し、見開きページで反転したオブジェクトが含まれているか判断する。たとえば、図7に示すように、見開きページで反転したマークM2が存在する場合には、色味の違いがユーザーに認識されやすいため、第2条件を満たすと判断する。ここで、反転したオブジェクトかどうかの判断方法としては、たとえば、「グラフィック」属性のオブジェクトであれば、点の位置(座標)、線の向きなどを比較することにより判断できる。また、「イメージ」属性のオブジェクトであれば、各画素のCMYK値などを比較することにより判断できる。なお、マークM2の位置は、図7に示す位置に限られず、両ページで異なる位置に存在していても、第2条件を満たすと判断する。
制御部111は、ステップS107で読み出した見開きページの印刷データに対してラスタライズ処理等(スクリーン処理等も含む)を施し、生成されたラスターデータを比較して、見開きページの中央部分に近似色が含まれているか判断する。ただし、既にラスターデータが生成されているページに関しては、新たにラスタライズ処理等を施すことなく、メモリーまたはストレージから読み出して比較する。
制御部111は、出力反転装置140による用紙の「FaceUp」、「FaceDown」を切り替えるために、排紙面設定情報を変更する。たとえば、メモリーまたはストレージに保存されている前回のシートに適用された排紙面設定情報が「FaceUp」の場合には、今回のシートに適用される排紙面設定情報を「FaceDown」に書き換える。一方、メモリーまたはストレージに保存されている前回のシートに適用された排紙面設定情報が「FaceDown」の場合には、今回のシートに適用される排紙面設定情報を「FaceUp」に書き換える。
制御部111は、メモリーまたはストレージから最新の排紙面設定情報を読み出し、「FaceDown」であるか否か判別する。
制御部111は、表面画像を親機110にて形成する制御を行う。
制御部111は、裏面画像を子機130にて形成する制御を行う。
一方、処理がステップS110からステップS113に進んだ場合には、制御部111は、裏面画像を親機110にて形成する制御を行う。
制御部111は、表面画像を子機130にて形成する制御を行う。
制御部111は、さらにラスタライズ処理等を施す対象のページ(次のページ)が有るか判別する。具体的には、制御部111は、ラスタライズ処理等が未だ実施されていないページがある場合には、次のページが有ると判断する。一方、制御部111は、印刷データの全てのページについてラスタライズ処理等が既に実施されている場合には、次のページはないと判断する。
次に、図13は、画像形成処理(親機)のフローチャートである。なお、画像形成処理(親機)は、上記の印刷制御処理と同様に、親機110において実行される。
制御部111は、画像形成処理(親機)を開始すると、ステップS111またはS113において画像形成部114に送信した画像(表面画像、裏面画像)が、1シート目(冊子の1枚目の用紙)に印刷される予定であるか判別する。
制御部111は、紙間設定部340として機能し、親機用のページチケットに含まれている排紙面設定情報を参照して、前回のシートに適用された排紙面設定情報と内容が同一か判別する。
制御部111は、ステップS202に引き続き、紙間設定部340として機能し、親機用のページチケットに含まれている排紙面設定情報を参照して、今回のシートに適用された排紙面設定情報が「FaceDown」であるか判別する。
処理がステップS204に進むと、制御部111は、紙間設定部340として機能し、通常の紙間で給紙するように設定する。そして、制御部111は、この設定に従い、前回の給紙(1シート前)から通常の紙間時間経過後に給紙を行う。なお、ステップS204の処理を実行するのは、図14の(A)〜(C)に示す場合に限られる。たとえば、(A)排紙面設定情報が「FaceUp」のまま維持された場合、用紙間の間隔を広げなくても、後続の用紙が先行する用紙に追いつくことはない。そのため、ステップS204では、通常の紙間で給紙する。また、(B)排紙面設定情報が「FaceDown」のまま維持された場合、(C)排紙面設定情報が「FaceUp」から「FaceDown」に変更された場合も、同様である。
一方、処理がステップS205に進むと、制御部111は、紙間設定部340として機能し、通常の紙間より広い紙間で給紙するように設定する。そして、制御部111は、この設定に従い、紙間時間を延長して給紙を行う。仮に、図14の(D)に示すように、通常の紙間で給紙を行うと、先行する用紙が反転部124に通されている間に、後続の用紙が追いついてしまう。そのため、ステップS205では、制御部111は、図15に示すように、通常の紙間より広い紙間で給紙する。
処理がステップS206に進むと、画像形成部114は、ステップS111またはS113で制御部111から送られたラスターデータに基づきトナー像を形成し、ステップS204またはS205の制御により給紙された用紙に順次転写する。このように画像が形成された用紙は、制御部111の指示に従って、定着部115を通過し、中間反転装置120へ出力される。
制御部111は、親機用のページチケットに含まれている反転設定情報を参照して、中間反転装置120を制御する。本画像形成処理(親機)では、両面印刷(すなわち、反転設定情報が「FaceDown」)が指定されているため、制御部111は、中間反転装置120のスイッチ部125を制御して、親機110から出力した用紙を反転部124に通して反転させる。
制御部111は、中間反転装置120の用紙搬送部123を制御して、反転後の用紙を子機130へ出力する。
次に、図16は、画像形成処理(子機)のフローチャートである。なお、画像形成処理(子機)は、子機130において実行される。
制御部131は、通信部132を介して、ステップS112またはS114において親機110から送信された子機用のページチケットおよび画像(表面画像、裏面画像)を受信する。
処理がステップS302に進むと、制御部131は、子機130内部の搬送路を制御して、中間反転装置120から出力された用紙を画像形成部134の転写位置に向けて給紙する。
画像形成部134は、ステップS301で受信した画像(表面画像、裏面画像)に基づきトナー像を形成し、ステップS302の制御により給紙された用紙に順次転写する。このように画像が形成された用紙は、制御部131の指示に従って、定着部135を通過し、出力反転装置140へ出力される。
制御部131は、子機用のページチケットに含まれている排紙面設定情報を参照して、「FaceDown」であるか判別する。
制御部131は、出力反転装置140のスイッチ部145を制御して、子機130から出力した用紙を反転部144に通して反転させる。
制御部131は、出力反転装置140の用紙搬送部143を制御して、用紙を排紙トレイ150上へ排紙する。
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
110 親機、
111 制御部、
112 通信部、
113 用紙収納部、
114 画像形成部、
115 定着部、
116 操作パネル、
120 中間反転装置、
123 用紙搬送部、
124 反転部、
125 スイッチ部、
130 子機、
131 制御部、
132 通信部、
134 画像形成部、
135 定着部、
140 出力反転装置、
143 用紙搬送部、
144 反転部、
145 スイッチ部、
150 排紙トレイ、
200 PC、
310 抽出部、
320 色味判断部、
330 画像形成制御部、
340 紙間設定部。
Claims (4)
- 用紙の第1面および第2面に対して異なる画像形成部が画像を形成して両面印刷を行う直列タンデム方式の印刷システムであって、
印刷対象となる印刷データに含まれているオブジェクトを抽出する抽出部と、
前記印刷データに基づき複数の用紙に両面印刷して冊子を作成する場合において、前記抽出部により抽出されたオブジェクトのうち、当該冊子の見開きページのそれぞれのページに用いられるオブジェクトを比較して、前記ページ間で色味の違いが認識され得る所定条件を満たしているか判断する色味判断部と、
前記見開きページ毎に、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を判断する画像形成制御部であって、前記色味判断部により前記所定条件を満たしていると判断された場合には、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を同一にし、前記所定条件を満たしていないと判断された場合には、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を異ならせる制御を行う画像形成制御部と、
両面印刷をした後の前記用紙の第1面および第2面のいずれかを選択的に上面に向けて排紙する排紙制御部と、
前記排紙制御部による排紙実績に応じて、連続して給紙する用紙の紙間を変更する紙間設定部と、
を備え、
前記色味判断部は、
前記見開きページのそれぞれのページに同一オブジェクトが含まれている場合、前記見開きページのそれぞれのページに反転したオブジェクトが含まれている場合、および、前記見開きページの中央部分に近似色が含まれている場合、の少なくともいずれかの場合に、前記所定条件を満たしていると判断する、印刷システム。 - 前記画像形成制御部は、直列の異なる画像形成部それぞれで形成するページの画像と排紙面を制御することで、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を同一にする、請求項1に記載の印刷システム。
- 用紙の第1面および第2面に対して異なる画像形成部が画像を形成して両面印刷を行う直列タンデム方式による印刷方法であって、
(a)印刷対象となる印刷データに含まれているオブジェクトを抽出するステップと、
(b)前記印刷データに基づき複数の用紙に両面印刷して冊子を作成する場合において、前記ステップ(a)で抽出されたオブジェクトのうち、当該冊子の見開きページのそれぞれのページに用いられるオブジェクトを比較して、前記ページ間で色味の違いが認識され得る所定条件を満たしているか判断するステップと、
(c)前記ステップ(b)で前記所定条件を満たしていると判断された場合には、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を同一にし、前記所定条件を満たしていないと判断された場合には、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を異ならせる制御を行うステップと、
(d)両面印刷をした後の前記用紙の第1面および第2面のいずれかを選択的に上面に向けて排紙するステップと、
(e)前記ステップ(d)での排紙実績に応じて、連続して給紙する用紙の紙間を変更するステップと、
を有し、
前記ステップ(b)は、前記見開きページのそれぞれのページに同一オブジェクトが含まれている場合、前記見開きページのそれぞれのページに反転したオブジェクトが含まれている場合、および、前記見開きページの中央部分に近似色が含まれている場合、の少なくともいずれかの場合に、前記所定条件を満たしていると判断し、
前記ステップ(c)は、前記見開きページ毎に、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を判断する、印刷方法。 - 前記ステップ(c)では、直列の異なる画像形成部それぞれで形成するページの画像と排紙面を制御することで、前記見開きページのそれぞれのページに画像を形成する画像形成部を同一にする、請求項3に記載の印刷方法。
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