JP6628709B2 - 車両通信システム、車載機、携帯機 - Google Patents

車両通信システム、車載機、携帯機 Download PDF

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本発明は、車両に搭載された車載機と車両の利用者が携帯する携帯機との間で送受信された無線信号に基づいて、車両に搭載された対象物の作動が許可または禁止される車両通信システムに関する。
車両に搭載された車載機と、車両の利用者が携帯する携帯機との間で送受信される無線信号に基づいて、車両のドアの施解錠などのような、車両に搭載された対象物の作動が許可または禁止される車両通信システムがある。この車両通信システムは、自動車などの車両における防犯性と利用者の利便性を向上させるためのものである。
車載機と携帯機には、無線信号を送受信する送信部および受信部がそれぞれ備わっている。車載機の送信部は、車両の外部や内部に応答要求信号を送信する。携帯機が通信可能な距離まで車両に近づくと、車載機の送信部により送信された応答要求信号が、携帯機の受信部により受信され、携帯機の送信部から応答信号が返信される。そして、その応答信号が車載機の受信部により受信されると、車載機が、応答信号に含まれるID(識別情報)を用いて携帯機の認証を行い、該認証が成立すると、車両のドアの施解錠などを行う。
しかしながら、車両の周囲に車載機と携帯機との無線通信を妨害するノイズ(電波)が存在すると、車載機と携帯機のうち一方から送信された信号が他方で受信されなくなる。そして、車両に搭載された対象物を正常に作動させることができなくなる。
そこで、ノイズ対策として、たとえば特許文献1では、車載機が第1周波数でLF信号(リクエスト信号)を送信した後、携帯機から応答が無い場合は、車載機が、送信周波数を第2周波数に設定する情報をUHF電波で送信してから、第2周波数でLF信号を再送する。さらに、携帯機から応答が無い場合は、車載機が、送信周波数を第3周波数に設定する情報をUHF電波で送信してから、第3周波数でLF信号を再送する。
また、特許文献2では、携帯機が、携帯機側受信アンテナで受信される信号がノイズであるか否かを判別し、ノイズであれば、さらにノイズの電圧レベルを判断して、該電圧パターンに応じたパターンで、携帯機に設けたLEDを点消灯する。このLEDの点消灯パターンから、利用者はノイズの受信状況を認識して、携帯機の保管場所を変更するなどの対処を行う。
また、特許文献3では、ノイズ対策だけでなく、無線通信の早期成立のため、携帯機のチャンネルCH1からビットデータを含むCH1フレームを連続して送信した後、チャンネルCH1と異なる周波数のチャンネルCH2からビットデータを含むCH2フレームを連続して送信する。また、CH2フレームに含まれるビットデータにダミービットを追加して、CH2フレームのフレーム長を伸張している。
また、特許文献4では、携帯機の電池消耗の低減のため、携帯機に備わる操作ボタンの操作が継続されるのに応じて、携帯機が、IDコードと機能コードと第1誤り検出用コードとを有するデータフレームを含んだ第1信号を送信する。さらにこの後、携帯機は、機能コードと第2誤り検出用コードとを有するデータフレームを含んだ第2信号を送信する。
特開2008−174960号公報 特開2010−105645号公報 特開2009−278597号公報 特開2014−114562号公報
たとえば車両の車室内外における携帯機の位置を判定するため、車載機の送信部は車両に複数設けられ、それぞれ携帯機に対して無線信号を送信している。しかし、複数の送信部からの送信信号を携帯機で受信するには時間を要してしまい、通信応答性を低下させてしまう。
また、送信信号に含めるデータを減少させると、信号長は短くなるが、受信側でノイズと混同し易くなる。このため、車載機と携帯機との通信が成立せず、車両に搭載された対象物を正常に作動させることができないおそれがある。
本発明の課題は、車載機と携帯機から成る車両通信システムにおいて、通信応答性を向上させ、かつノイズ発生時も通信の成立を可能にすることである。
本発明による車両通信システムは、車両に搭載され、無線信号を送受信する車載機送信部および車載機受信部を備えた車載機と、車両の利用者に携帯され、無線信号を送受信する携帯機送信部および携帯機受信部を備えた携帯機とから構成される。車載機が車載機送信部により応答要求信号を送信し、携帯機が携帯機受信部により応答要求信号を受信したことに応じて、携帯機送信部により応答信号を送信し、車載機が車載機受信部により受信した応答信号に基づいて、車両に搭載された対象物の作動が許可または禁止される。この構成において、車載機は、車載機送信部の送信信号を、所定のデータを含んだ第1応答要求信号と、所定のデータを含まず第1応答要求信号より信号長が短い第2応答要求信号とのいずれかに切り替える送信信号切替部をさらに備える。携帯機は、携帯機受信部による第1応答要求信号と第2応答要求信号の受信を妨害するノイズを検出するノイズ検出部をさらに備える。車載機は、車両に複数設けられた車載機送信部のうち、一部の車載機送信部により第1応答要求信号を送信するとともに、他の車載機送信部により第2応答要求信号を送信する。携帯機は、各車載機送信部により送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号とを携帯機受信部により受信できた場合に、応答信号を携帯機送信部により送信する。また、携帯機は、ノイズ検出部によりノイズを検出して、各車載機送信部により送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号とを携帯機受信部により正常に受信できなかった場合に、再送要求信号を携帯機送信部により送信する。この再送要求信号を車載機受信部により受信した場合、車載機は、第1応答要求信号を一部の車載機送信部により再送するとともに、他の車載機送信部の送信信号を送信信号切替部により第1応答要求信号に切り替えて、該第1応答要求信号を他の車載機送信部により送信する。
また、本発明による車載機は、車両に搭載され、無線信号を送受信する車載機送信部および車載機受信部を備えていて、車両の利用者に携帯される携帯機に対して、車載機送信部により応答要求信号を送信し、携帯機が応答要求信号を受信したことに応じて送信する応答信号を車載機受信部により受信して、該応答信号に基づいて車両に搭載された対象物の作動を許可または禁止する。この構成において、車載機は、車載機送信部の送信信号を、所定のデータを含んだ第1応答要求信号と、所定のデータを含まず第1応答要求信号より信号長が短い第2応答要求信号とのいずれかに切り替える送信信号切替部をさらに備える。そして、車両に複数設けられた車載機送信部のうち、一部の車載機送信部により前記第1応答要求信号を送信するとともに、他の車載機送信部により前記第2応答要求信号を送信する。この後、携帯機が各車載機送信部により送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号とを受信したことに応じて送信した応答信号を、車載機受信部により受信した場合に、車載機は、該応答信号に基づいて対象物の作動を許可または禁止する。また、携帯機が第1応答要求信号と第2応答要求信号の受信を妨害するノイズを検出したことに応じて送信した再送要求信号を、車載機受信部により受信した場合に、車載機は、第1応答要求信号を一部の車載機送信部により再送するとともに、他の車載機送信部の送信信号を送信信号切替部により第1応答要求信号に切り替えて、該第1応答要求信号を他の車載機送信部により送信する。
また、本発明による携帯機は、上記車載機と無線通信を行う携帯機であって、車載機へ無線信号を送信する携帯機送信部と、車載機の複数の車載機送信部のそれぞれから無線信号を受信する携帯機受信部とを備え、車載機から送信された応答要求信号を携帯機受信部により受信したことに応じて、車両に搭載された対象物の作動を許可または禁止するための応答信号を携帯機送信部により車載機へ送信する。この構成において、携帯機は、携帯機受信部による応答要求信号の受信を妨害するノイズを検出するノイズ検出部をさらに備える。そして、車載機に備わる複数の車載機送信部のうち、一部の車載機送信部から送信された第1応答要求信号と、他の車載機送信部から送信された第2応答要求信号とを携帯機受信部により受信できた場合は、携帯機は、応答信号を携帯機送信部により送信する。また、ノイズ検出部によりノイズを検出して、一部の車載機送信部から送信された第1応答要求信号と、他の車載機送信部から送信された第2応答要求信号とを携帯機受信部により正常に受信できなかった場合は、携帯機は、一部の車載機送信部および他の車載機送信部の双方から第1応答要求信号再送することを要求する再送要求信号を携帯機送信部により送信する。
上記によると、複数の車載機送信部のうち、一部の車載機送信部により所定のデータを含んだ第1応答要求信号を送信し、他の車載機送信部により所定のデータを含まず第1応答要求信号より信号長の短い第2応答要求信号を送信する。このため、各車載機送信部により送信された両応答要求信号を携帯機受信部により受信する時間が短縮され、その分車載機と携帯機との通信応答性を向上させることができる。また、第2応答要求信号は、所定のデータを含まず、信号長が短いため、車両の周囲にノイズ(電波)が発生していると、携帯機受信部により受信したのがノイズなのか第2応答要求信号なのかを判別し難くなるおそれがある。然るに、携帯機のノイズ検出部によりノイズを検出して、各車載機送信部により送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号とを携帯機受信部により正常に受信できなかった場合には、携帯機送信部により再送要求信号が送信される。そして、この再送要求信号を車載機受信部により受信すると、一部の車載機送信部により第1応答要求信号が再送されるとともに、他の車載機送信部により第2応答要求信号に代えて、第1応答要求信号が送信される。このため、周囲にノイズが発生していても、携帯機受信部により受信した信号に所定のデータが含まれていれば、それがノイズではなく第1応答要求信号であると容易に判別することができ、車載機と携帯機との通信を成立させることが可能となる。
本発明では、第1応答要求信号は、携帯機で受信強度を測定するための強度信号とデータとを含み、第2応答要求信号は、強度信号を含み、データを含んでいない信号であってもよい。
また、本発明では、携帯機は、携帯機受信部の受信信号を、第1応答要求信号として扱うか第2応答要求信号として扱うかの設定を切り替える受信信号切替部をさらに備え、携帯機送信部による再送要求信号の送信前は、携帯機受信部による受信信号を第1応答要求信号または第2応答要求信号として扱うように、受信信号切替部により設定を切り替え、携帯機送信部による再送要求信号の送信に伴って、携帯機受信部による受信信号を第1応答要求信号として扱うように、受信信号切替部により設定を切り替えてもよい。
本発明によれば、車載機と携帯機から成る車両通信システムにおいて、通信応答性を向上させ、かつノイズ発生時も通信を成立させることが可能となる。
本発明の実施形態による車両通信システムの構成図である。 図1の車両通信システムを搭載した車両を示した図である。 図1の車載機の動作を示したフローチャートである。 図1の携帯機の動作を示したフローチャートである。 図1の車載機と携帯機の通信状態の一例を示したタイムチャートである。 他の実施形態による車載機の動作を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、実施形態の車両通信システム100の構成を、図1を参照しながら説明する。
図1は、車両通信システム100の構成図である。図2は、車両通信システム100を搭載した車両30を示した図である。
車両通信システム100には、車両30に搭載された車載機10と、利用者が携帯する携帯機20とが備わっている。車両30は、図2に示すような自動四輪車から成る。
車両通信システム100では、車載機10と携帯機20との間で送受信される無線信号に基づいて、車両30に搭載された対象物の作動が許可または禁止される。具体的には、対象物として、車両30のドアを施解錠するドアロック装置5(図1)の作動が許可または禁止される。
車載機10は、制御部1、車載機送信部2、および車載機受信部3を備えている。制御部1は、CPUとメモリなどから構成されている。制御部1には、送信信号切替部1bが備わっている。
車載機送信部2は、車両30に複数設置されている。各車載機送信部2には、送信アンテナ2aとLF信号送信回路2bが含まれている。
複数の車載機送信部2のうち、車載機送信部2(DR)の送信アンテナ2a(DR)は、図2に示すように、車両30の運転席のドア31に設けられている。車載機送信部2(FR)の送信アンテナ2a(FR)は、車両30の前部に設けられている。車載機送信部2(RE)の送信アンテナ2a(RE)は、車両30の後部に設けられている。
各車載機送信部2は、LF信号送信回路2bでLF(Low Frequency;長波)帯域の無線信号を生成して、送信アンテナ2aから車室外や車室内にある携帯機20へ送信する。各車載機送信部2により送信する無線信号には、携帯機20からの応答を要求する応答要求信号が含まれる。応答要求信号には、第1応答要求信号と第2応答要求信号がある。
図1の制御部1の送信信号切替部1bは、各車載機送信部2の送信信号(LF信号)を、第1応答要求信号と第2応答要求信号とのいずれかに切り替える。第1応答要求信号は、携帯機20で信号の受信強度(RSSI値)を測定するための強度信号と、車載機10の固有のID(識別情報)などのデータとを含んでいる。第2応答要求信号は、上記の強度信号を含んでいるが、上記のデータは含んでいない(後述の図5参照)。このため、第2応答要求信号の信号長は、第1応答要求信号の信号長より短くなっている。
車載機受信部3には、受信アンテナ3aとRF信号受信回路3bが含まれている。車載機受信部3は、携帯機20から送信されたRF(Radio Frequency;高周波)帯域の無線信号を、受信アンテナ3aとRF信号受信回路3bにより受信する。
制御部1は、各車載機送信部2と車載機受信部3とを制御して、携帯機20と無線通信し、携帯機20に対して信号や情報の送受信を行う。また、制御部1は、送信信号切替部1bを制御して、各車載機送信部2により送信する無線信号を、第1応答要求信号と第2応答要求信号とのいずれかに切り替える。
パッシブリクエストスイッチ4は、車両30に複数設けられていて、それぞれ車載機10の制御部1に接続されている。そのうち、パッシブリクエストスイッチ4(DR)は、図2に示すように、車両30の運転席のドア31の外ノブに設けられている。パッシブリクエストスイッチ4(AS)は、車両30の助手席のドア32の外ノブに設けられている。パッシブリクエストスイッチ4(BD)は、車両30のバックドア35の外ノブに設けられている。利用者がいずれかのドア31、32、35の外ノブに接近または接触することで、パッシブリクエストスイッチ4が操作される(オフからオンへ切り替わる)。
他の例として、車両30の後部座席の右側ドア33や左側ドア34にも、パッシブリクエストスイッチ4を設けてもよい。
図1のドアロック装置5は、車載機10の制御部1に接続されている。ドアロック装置5は、車両30の各ドア31〜35の施解錠を行うための機構と、該機構の駆動回路から成る。制御部1がドアロック装置5を制御することで、各ドア31〜35の施解錠が行われる。
携帯機20は、FOBキーから成る。携帯機20は、制御部21、携帯機受信部22、携帯機送信部23、およびドアスイッチ24を備えている。制御部21は、CPUとメモリなどから構成されている。制御部21には、ノイズ検出部21a、受信信号切替部21b、および受信強度測定部21cが備わっている。
携帯機受信部22には、受信アンテナ22aとLF信号受信回路22bとが含まれている。携帯機受信部22は、LF帯域の無線信号を、受信アンテナ22aとLF信号受信回路22bにより受信する。
制御部21のノイズ検出部21aは、携帯機受信部22による応答要求信号の受信を妨害するノイズ(電波)を検出する。受信信号切替部21bは、携帯機受信部22の受信信号を、第1応答要求信号として扱うか第2応答要求信号として扱うかの設定を切り替える。受信強度測定部21cは、携帯機受信部22により受信した第1応答要求信号や第2応答要求信号に含まれる強度信号の受信強度を測定する。
携帯機送信部23には、送信アンテナ23aとRF信号送信回路23bとが含まれている。携帯機送信部23は、RF信号送信回路23bで生成したRF帯域の無線信号を、送信アンテナ23aから車載機10へ送信する。
携帯機送信部23が送信する無線信号(RF信号)には、前述した応答要求信号に対して応答する応答信号、応答要求信号の再送を要求する再送要求信号、および後述する遠隔操作信号が含まれる。
ドアスイッチ24は、車両30のドアを施解錠するために、利用者により操作される。ドアスイッチ24が操作されると、制御部21がその操作に応じた遠隔操作信号を生成し、該遠隔操作信号を携帯機送信部23により車載機10へ送信する。
制御部21は、携帯機信号受信部22と携帯機信号送信部23とを制御して、車載機10と無線通信し、車載機10に対して信号や情報の送受信を行う。
携帯機20が携帯機送信部23により車載機10に対して送信する遠隔操作信号や応答信号には、携帯機20の固有のID(識別情報)などのデータが含まれる。また、応答信号には、上述したように受信強度測定部21cにより測定した応答要求信号の受信強度の値も含まれる。
携帯機20から送信された遠隔操作信号が車載機受信部3により受信されると、車載機10の制御部1は、該遠隔操作信号に含まれる携帯機20のIDと、予め記憶された車載機10のIDとの照合を行う。そして、両IDが一致すると、制御部1は、携帯機20の認証が成功したと判断し、上記遠隔操作信号に基づいてドアロック装置5を制御して、車両30のドアを施解錠する。(キーレスエントリ方式)
また、携帯機20を携帯した利用者が車両30に接近して、いずれかのパッシブリクエストスイッチ4が操作されると、車載機10の制御部1が、各車載機送信部2により第1応答要求信号または第2応答要求信号を携帯機20へ送信する。応答要求信号が携帯機受信部22により受信されると、携帯機20の制御部21が、携帯機送信部23により応答信号を車載機10へ送信する。車載機受信部3により応答信号が受信されると、車載機10の制御部1は、該応答信号に含まれる携帯機20のIDと、車載機10のIDとを照合する。そして、両IDが一致すると、制御部1は、携帯機20の認証が成功したと判断し、上記応答信号に基づいてドアロック装置5を制御し、車両30のドアを施解錠する。(パッシブエントリ方式)
次に、車載機10と携帯機20の動作を、図3〜図5を参照しながらさらに詳しく説明する。以下では、パッシブエントリ方式の場合の動作を例に挙げる。
図3は、車載機10の動作を示したフローチャートである。図4は、携帯機20の動作を示したフローチャートである。図5は、車載機10と携帯機20の通信状態の一例を示したタイムチャートである。
携帯機20が車両30の車室外にあるときに、利用者によりいずれかのパッシブリクエストスイッチ4が操作されると、車載機10の制御部1が該操作を検出する(図3のステップS1:YES)。そして、制御部1は、車載機送信部2(DR)により第1応答要求信号(LF信号)を送信し(図3のステップS2a、図5)、車載機送信部2(FR)により第2応答要求信号(LF信号)を送信し(図3のステップS2b、図5)、車載機送信部2(RE)により第2応答要求信号(LF信号)を送信する(図3のステップS2c、図5)。
図5に示すように、第1応答要求信号には、車載機10のIDなどのデータと強度信号が含まれている。第2応答要求信号には、強度信号は含まれるが、データは含まれていない。また、第2応答要求信号の信号長は、第1応答要求信号の信号長より短くなっている。
携帯機20では、まず、図3のステップS2a〜S2cで送信された3つの応答要求信号に基づき、携帯機受信部22によりLF信号を3回受信する(図4のステップS11a、S11b、S11c)。このとき、再送要求信号の送信前なので、最初に受信したLF信号だけを第1応答要求信号として扱い、その後受信した2つのLF信号をそれぞれ第2応答要求信号として扱うように、受信信号切替部21bにより設定が切り替えられている。
このため、図4のステップS12の受信信号処理において、制御部21は、最初に受信したLF信号を第1応答要求信号とみなして、該LF信号に対して、データを抽出する処理を行い、かつ受信強度測定部21cにより強度信号の受信強度を測定する。また、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出する処理を行う。
そして、最初に受信したLF信号から、データを抽出することができ、かつ強度信号の受信強度を測定することができた場合は、制御部21は、第1応答要求信号を受信したと判断する。対して、最初に受信したLF信号から、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出して、データを抽出することができなかったり、強度信号の受信強度を測定することができなかったりした場合は、制御部21は、ノイズを検出して、第1応答要求信号を正常に受信できなかったと判断する。また、最初に受信したLF信号から、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出しても、データを抽出することができた場合は、制御部21は、ノイズが含まれていても、強度信号の見当をつけて受信強度を測定し、第1応答要求信号を受信したと判断する。
また、図4のステップS12の受信信号処理において、制御部21は、2番目と3番目に受信したLF信号を第2応答要求信号とみなして、該LF信号に対してそれぞれ、データを抽出する処理を行わずに、受信強度測定部21cにより強度信号の受信強度を測定する。また、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出する処理を行う。
そして、2番目と3番目に受信したLF信号から、強度信号の受信強度を測定することができた場合は、制御部21は、第2応答要求信号をそれぞれ受信したと判断する。対して、2番目または3番目に受信したLF信号から、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出して、強度信号の受信強度を測定することができなかった場合は、制御部21は、ノイズを検出して、第2応答要求信号を正常に受信できなかったと判断する。また、2番目または3番目に受信したLF信号が、ノイズであるか、第2応答要求信号の強度信号であるかを判別できない場合も、制御部21は、ノイズを検出して、第2応答要求信号を正常に受信できなかったと判断する。
次に、制御部21は、各車載機送信部2により送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号とを全て受信したか否かを判定する(図4のステップS13)。そして、これらの信号を全て受信できた場合(ステップS13:YES)、制御部21は、第1応答要求信号に含まれていたIDの検証を行う(図4のステップS16)。このとき、たとえば、制御部21が、受信した第1応答要求信号に車載機10のIDが含まれているかを確認する。または、制御部21が、第1応答要求信号に含まれるIDと、予め内部メモリに記憶されたIDとの照合を行ってもよい。
それから、制御部21は、携帯機送信部23により応答信号(RF信号)を送信する(図4のステップS17、図5(a))。この応答信号には、携帯機20に予め付与されたIDと、図4のステップS12で測定した各応答要求信号の受信強度の値などのデータが含まれている。
一方、ノイズ検出部21aによりノイズを検出して、各車載機送信部2から送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号のうち、少なくとも1つを正常に受信できなった場合(図4のステップS13:NO)、制御部21は、車載機10に対して応答要求信号の再送を要求する再送要求信号(RF信号)を携帯機送信部23により送信する(図4のステップS14、図5(b))。この再送要求信号には、応答要求信号の内容の切替指示が含まれている。
また、制御部21は、再送要求信号の送信に伴って、この後受信するLF信号を全て第1応答要求信号として扱うように、受信信号切替部21bにより設定を切り替える(図4のステップS15)。
車載機10では、各車載機送信部2から応答要求信号を送信した後、再送要求信号を車載機受信部3により受信したか否かを判定する(図3のステップS3)。そして、再送要求信号を受信した場合(ステップS3:YES)、制御部1は送信信号切替部1bにより、車載機送信部2(DR)による送信信号を第1応答要求信号のままにするとともに、他の車載機送信部2(FR)、2(RE)による送信信号を第2応答要求信号から第1応答要求信号に切り替える(図3のステップS4)。
そして、制御部1は、車載機送信部2(DR)により第1応答要求信号を送信し(図3のステップS2d、図5(b))、車載機送信部2(FR)により第1応答要求信号(LF信号)を送信し(図3のステップS2e、図5(b))、車載機送信部2(RE)により第1応答要求信号(LF信号)を送信する(図3のステップS2f、図5(b))。
携帯機20では、それらの3つのLF信号を携帯機受信部22により受信したときは(図4のステップS11a、S11b、S11c)、再送要求信号の送信後なので、各LF信号を第1応答要求信号として扱うように、受信信号切替部21bで設定されている。
このため、携帯機20の制御部21は、図4のステップS12の受信信号処理において、各LF信号に対して、データを抽出する処理を行い、かつ受信強度測定部21cにより強度信号の受信強度を測定する。また、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出する処理を行う。
そして、各LF信号から、データを抽出することができ、かつ強度信号の受信強度を測定することができた場合は、制御部21は、第1応答要求信号を受信したと判断する。対して、いずれかのLF信号から、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出して、データを抽出することができなかったり、強度信号の受信強度を測定することができなかったりした場合は、制御部21は、ノイズを検出して、第1応答要求信号を正常に受信できなかったと判断する。また、いずれかのLF信号から、ノイズ検出部21aにより所定の信号レベルのノイズを検出しても、データを抽出することができた場合は、制御部21は、ノイズが含まれていても、強度信号の見当をつけて受信強度を測定し、第1応答要求信号を受信したと判断する。
車載機10では、各車載機送信部2から応答要求信号を送信した後、たとえば、再送要求信号を受信することなく(図3のステップS3:NO)、応答信号を車載機受信部3により受信したとする(図3のステップS5:YES)。この場合、制御部1は、応答信号に基づいて携帯機20の認証を行う。
このとき、制御部1は、受信した応答信号に含まれる携帯機20のIDと、予め記憶された車載機10のIDとの照合を行う。そして、両IDが一致すると、制御部1は、携帯機20の認証が成功したと判断し(図3のステップS6:YES)、ドアロック装置5によるドアの施解錠を許可して、該施解錠を実行する(図3のステップS7)。
他方、各車載機送信部2による応答要求信号の送信後に、再送要求信号と応答信号を受信することなく(図3のステップS3:NO、ステップS5:NO)、所定時間が経過したとする(図3のステップS8:YES)。または、応答信号を受信しても(図3のステップS5:YES)、該応答信号に含まれる携帯機20のIDと車載機10のIDとが一致しないため、携帯機20の認証が成功することなく(図3のステップS6:NO)、所定時間が経過したとする(図3のステップS8:YES)。これらの場合、制御部1は、ドアロック装置5によるドアの施解錠を禁止して、該施解錠を実行することはない(図3のステップS9)。
上記実施形態によると、複数の車載機送信部2のうち、一方の車載機送信部2(DR)によりデータを含んだ第1応答要求信号を送信し、他方の車載機送信部2(FR)、2(RE)によりデータを含まず第1応答要求信号より信号長の短い第2応答要求信号を送信する。このため、各車載機送信部2により送信された両応答要求信号を携帯機受信部22により受信する時間が短縮され、その分車載機10と携帯機20との通信応答性を向上させることができる。
また、第2応答要求信号は、データを含まず、信号長が短いため、車両30の周囲にノイズが発生していると、携帯機受信部22により受信したのがノイズなのか第2応答要求信号なのかを判別し難くなるおそれがある。然るに、携帯機20のノイズ検出部21aによりノイズを検出して、各車載機送信部2により送信された第1応答要求信号と第2応答要求信号とを携帯機受信部22により全て正常に受信できなかった場合には、携帯機送信部23により再送要求信号が送信される。そして、この再送要求信号を車載機受信部3により受信すると、一方の車載機送信部2(DR)により第1応答要求信号が再送されるとともに、他方の車載機送信部2(FR)、2(RE)により第2応答要求信号に代えて、第1応答要求信号が送信される。このため、周囲にノイズが発生していても、携帯機受信部22により受信したLF信号に所定のデータが含まれていれば、それがノイズではなく第1応答要求信号であると容易に判別することができ、車載機10と携帯機20との通信を成立させることが可能となる。
また、上記実施形態では、第1応答要求信号は、携帯機20で受信強度を測定するための強度信号とデータとを含み、第2応答要求信号は、強度信号を含んでいるが、データを含んでいない。このため、第2応答要求信号の信号長が第1応答要求信号の信号長より一層短くなるので、各車載機送信部2により送信された両応答要求信号を携帯機20で受信する時間が一層短縮され、車載機10と携帯機20との通信応答性を一層向上させることができる。
さらに、上記実施形態では、再送要求信号の送信前は、携帯機受信部22による受信信号を第1応答要求信号または第2応答要求信号として扱うように、受信信号切替部21bにより設定を切り替え、再送要求信号の送信に伴って、携帯機受信部22による受信信号を全て第1応答要求信号として扱うように、受信信号切替部21bにより設定を切り替える。このため、再送要求信号の送信前後において、各車載機送信部2から送信された第1応答要求信号または第2応答要求信号を確実に受信することができる。また、車載機送信部2から送信されて携帯機受信部22で受信した第2応答要求信号を、携帯機20の制御部21で第2応答要求信号として扱うことで、該信号からデータを抽出する処理を省略して、より通信応答性を向上させることができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、以上の実施形態では、パッシブリクエストスイッチ4が操作されたことに起因して、車載機10から応答要求信号を送信するパッシブエントリ方式を例に挙げたが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、図6に示すように、スイッチ操作に関係なく、各車載機送信部2から所定の周期で間欠的に応答要求信号を送信するポーリング方式にも、本発明を適用することは可能である。
図6の例では、携帯機20が車室外にあるときに、車載機10が、各車載機送信部2により所定の周期で間欠的に第1応答要求信号または第2応答要求信号を送信する(図6のステップS2a’、S2b’、S2c’)。また、携帯機20から再送要求信号を受信して(図6のステップS3:YES)、送信信号切替部21bにより送信信号を切り替えた後も(図6のステップS4)、車載機10が、各車載機送信部2により所定の周期で間欠的に第1応答要求信号を送信する(図6のステップS2d’、S2e’、S2f’)。携帯機20は、図4の手順と同様に動作する。
また、他の例として、携帯機20がドアスイッチ24の操作に基づいて遠隔操作信号を送信した後、該遠隔操作信号を受信した車載機10が携帯機20に応答するために無線信号(LF信号)を送信する場合にも、本発明を適用することは可能である。
また、以上の実施形態では、最初に(携帯機20からの再送要求信号の送信前)、利用者の接近頻度の高い車両30の運転席のドア31に設けられた車載機送信部2(DR)の送信アンテナ2a(DR)から第1応答要求信号を送信し、その他の車載機送信部2(FR)、2(RE)の送信アンテナ2a(FR)、2a(RE)から第2応答要求信号を送信した例を示した。然るに、本発明はこれのみに限定するものではない。車載機送信部および送信アンテナの設置数は、2つでも4つ以上でもよく、それらの車両における設置箇所は、適宜設定すればよい。また、最初に第1応答要求信号を送信する車載機送信部と第2応答要求信号を送信する車載機送信部の位置と数も、適宜設定すればよい。
また、以上の実施形態では、携帯機20からの再送要求信号の送信に伴って、全ての車載機送信部2の送信アンテナ2aから第1応答要求信号を再送した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、車載機において、再送要求信号の受信回数に応じて、第1応答要求信号を送信する車載機送信部の数を増やして行ってもよい。
また、以上の実施形態では、車両通信システム100において作動を許可・禁止する対象物として、車両30のドアを施解錠するドアロック装置5を例に挙げたが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、車両のエンジンを始動・停止するエンジン装置、車両のエアコンを駆動するエアコン装置、オーディオシステム、またはドアなどの開閉体の自動開閉装置などのような、他の車載対象物の作動を許可・禁止してもよい。
さらに、以上の実施形態では、自動四輪車用の車両通信システム100、車載機10、および携帯機20に本発明を適用した例を挙げたが、たとえば自動二輪車や大型自動車などの他の車両用の車両通信システム、車載機、および携帯機に対しても、本発明を適用することは可能である。
1b 送信信号切替部
2 車載機送信部
3 車載機受信部
5 ドアロック装置(対象物)
10 車載機
20 携帯機
21a ノイズ検出部
21b 受信信号切替部
22 携帯機受信部
23 携帯機送信部
30 車両
100 車両通信システム

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、無線信号を送受信する車載機送信部および車載機受信部を備えた車載機と、
    前記車両の利用者に携帯され、無線信号を送受信する携帯機送信部および携帯機受信部を備えた携帯機と、から構成され、
    前記車載機が前記車載機送信部により応答要求信号を送信し、
    前記携帯機が前記携帯機受信部により前記応答要求信号を受信したことに応じて、前記携帯機送信部により応答信号を送信し、
    前記車載機が前記車載機受信部により受信した前記応答信号に基づいて、前記車両に搭載された対象物の作動が許可または禁止される車両通信システムにおいて、
    前記車載機は、前記車載機送信部の送信信号を、所定のデータを含んだ第1応答要求信号と、前記所定のデータを含まず前記第1応答要求信号より信号長が短い第2応答要求信号とのいずれかに切り替える送信信号切替部をさらに備え、
    前記携帯機は、前記携帯機受信部による前記第1応答要求信号と前記第2応答要求信号の受信を妨害するノイズを検出するノイズ検出部をさらに備え、
    前記車載機は、前記車両に複数設けられた前記車載機送信部のうち、一部の車載機送信部により前記第1応答要求信号を送信するとともに、他の車載機送信部により前記第2応答要求信号を送信し、
    前記携帯機は、
    前記各車載機送信部により送信された前記第1応答要求信号と前記第2応答要求信号とを前記携帯機受信部により受信できた場合に、前記応答信号を前記携帯機送信部により送信し、
    前記ノイズ検出部により前記ノイズを検出して、前記各車載機送信部により送信された前記第1応答要求信号と前記第2応答要求信号とを前記携帯機受信部により正常に受信できなかった場合に、再送要求信号を前記携帯機送信部により送信し、
    前記車載機は、前記再送要求信号を前記車載機受信部により受信した場合に、前記第1応答要求信号を前記一部の車載機送信部により再送するとともに、前記他の車載機送信部の送信信号を前記送信信号切替部により前記第1応答要求信号に切り替えて、該第1応答要求信号を前記他の車載機送信部により送信する、ことを特徴とする車両通信システム。
  2. 請求項1に記載の車両通信システムにおいて、
    前記第1応答要求信号は、前記携帯機で受信強度を測定するための強度信号とデータとを含み、
    前記第2応答要求信号は、前記強度信号を含み、前記データを含んでいない、ことを特徴とする車両通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両通信システムにおいて、
    前記携帯機は、
    前記携帯機受信部の受信信号を、前記第1応答要求信号として扱うか前記第2応答要求信号として扱うかの設定を切り替える受信信号切替部をさらに備え、
    前記携帯機送信部による前記再送要求信号の送信前は、前記携帯機受信部による受信信号を第1応答要求信号または第2応答要求信号として扱うように、前記受信信号切替部により前記設定を切り替え、
    前記携帯機送信部による前記再送要求信号の送信に伴って、前記携帯機受信部による受信信号を第1応答要求信号として扱うように、前記受信信号切替部により前記設定を切り替える、ことを特徴とする車両通信システム。
  4. 車両に搭載され、無線信号を送受信する車載機送信部および車載機受信部を備えた車載機であって、
    前記車両の利用者に携帯される携帯機に対して、前記車載機送信部により応答要求信号を送信し、
    前記携帯機が前記応答要求信号を受信したことに応じて送信する応答信号を前記車載機受信部により受信して、該応答信号に基づいて前記車両に搭載された対象物の作動を許可または禁止する車載機において、
    前記車載機送信部の送信信号を、所定のデータを含んだ第1応答要求信号と、前記所定のデータを含まず前記第1応答要求信号より信号長が短い第2応答要求信号とのいずれかに切り替える送信信号切替部をさらに備え、
    前記車両に複数設けられた前記車載機送信部のうち、一部の車載機送信部により前記第1応答要求信号を送信するとともに、他の車載機送信部により前記第2応答要求信号を送信し、
    前記携帯機が前記各車載機送信部により送信された前記第1応答要求信号と前記第2応答要求信号とを受信したことに応じて送信した前記応答信号を、前記車載機受信部により受信した場合に、該応答信号に基づいて前記対象物の作動を許可または禁止し、
    前記携帯機が前記第1応答要求信号と前記第2応答要求信号の受信を妨害するノイズを検出したことに応じて送信した再送要求信号を、前記車載機受信部により受信した場合に、前記第1応答要求信号を前記一部の車載機送信部により再送するとともに、前記他の車載機送信部の送信信号を前記送信信号切替部により前記第1応答要求信号に切り替えて、該第1応答要求信号を前記他の車載機送信部により送信する、ことを特徴とする車載機。
  5. 請求項4に記載の車載機と無線通信を行う携帯機であって、
    前記車載機へ無線信号を送信する携帯機送信部と、
    前記車載機の前記複数の車載機送信部のそれぞれから無線信号を受信する携帯機受信部と、を備え、
    記車載機から送信された前記応答要求信号を前記携帯機受信部により受信したことに応じて、前記対象物の作動を許可または禁止するための応答信号を前記携帯機送信部により前記車載機へ送信する携帯機において、
    前記携帯機受信部による前記応答要求信号の受信を妨害するノイズを検出するノイズ検出部をさらに備え、
    記複数の車載機送信部のうち、前記一部の車載機送信部から送信された前記第1応答要求信号と、前記他の車載機送信部から送信された前記第2応答要求信号とを前記携帯機受信部により受信できた場合に、前記応答信号を前記携帯機送信部により送信し、
    前記ノイズ検出部により前記ノイズを検出して、前記一部の車載機送信部から送信された前記第1応答要求信号と、前記他の車載機送信部から送信された前記第2応答要求信号とを前記携帯機受信部により正常に受信できなかった場合に、前記一部の車載機送信部および前記他の車載機送信部の双方から前記第1応答要求信号再送することを要求する再送要求信号を前記携帯機送信部により送信する、ことを特徴とする携帯機。
  6. 請求項5に記載の携帯機において、
    前記携帯機受信部の受信信号を、前記第1応答要求信号として扱うか前記第2応答要求信号として扱うかの設定を切り替える受信信号切替部をさらに備え、
    前記携帯機送信部による前記再送要求信号の送信前は、前記携帯機受信部による受信信号を第1応答要求信号または第2応答要求信号として扱うように、前記受信信号切替部により前記設定を切り替え、
    前記携帯機送信部による前記再送要求信号の送信に伴って、前記携帯機受信部による受信信号を第1応答要求信号として扱うように、前記受信信号切替部により前記設定を切り替える、ことを特徴とする携帯機。
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