JP6628669B2 - 構造物表面検査装置およびそれを備える構造物表面検査システム並びに構造物表面検査方法 - Google Patents

構造物表面検査装置およびそれを備える構造物表面検査システム並びに構造物表面検査方法 Download PDF

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本発明は、構造物の表面を検査するための構造物表面検査装置およびそれを備える構造物表面検査システム並びに構造物表面検査方法に関する。
従来より、移動手段である検査車両の移動に伴って、構造物の表面である路面の画像を撮像し、撮像した画像を用いて構造物の表面性状を検査する構造物表面検査装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の構造物表面検査装置は、両端部よりレーザビームを発射する気体レーザを用いて、この気体レーザから発射される2本のレーザビームのうちの1本を、光ファイバーケーブルを通して路面性状測定用光源として取り出すようにしている。
特公平7−28062号公報
一方で、このような路面の性状を検査するための構造物表面検査装置では、光を照射するための光源等に関してコストが高くなることが多い。このため、構造物表面検査装置全体として、更なるコストダウンを実現することが求められている。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、コストダウンを実現することができる構造物表面検査装置およびそれを備える構造物表面検査システム並びに構造物表面検査方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の構造物表面検査装置は、移動手段に搭載され、構造物の表面を移動手段の移動に伴って検査するための構造物表面検査装置であって、構造物の表面に向けて移動方向と交差する方向に延びる線状の光を照射する照射部と、照射部によって光が照射されている部分の構造物の表面を移動方向と交差する方向に沿って撮像するラインカメラと、を備え、照射部による光の照射方向とラインカメラによる撮像方向を同一平面上に配置している。
また、本発明の構造物表面検査システムは、前記構造物表面検査装置と、構造物表面検査装置を搭載した移動手段としての検査車両とを備える、構造物表面検査システムであって、検査車両の移動に伴って、検査車両に搭載された構造物表面検査装置を用いて構造物の表面を検査する。
また、本発明の構造物表面検査方法は、構造物の表面を移動手段の移動に伴って検査するための構造物表面検査方法であって、照射部により、構造物の表面に向けて移動方向と交差する方向に延びる線状の光を照射するステップと、ラインカメラにより、照射部によって光が照射されている部分の構造物の表面を移動方向と交差する方向に沿って撮像するステップと、を含み、照射部による光の照射方向とラインカメラによる撮像方向を同一平面上に配置している。
本発明の構造物表面検査装置およびそれを備える構造物表面検査システム並びに構造物表面検査方法によれば、コストダウンを実現することができる。
実施形態にかかる構造物表面検査装置の概略平面図 実施形態にかかる構造物表面検査装置の概略側面図 実施形態にかかる構造物表面検査装置の概略背面図
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態)
図1、図2、図3は、実施形態にかかる構造物表面検査システム2の概略構成を示す図である。
構造物表面検査システム2は、長手方向Aに延長された構造物の一例である道路4(図2)の表面を検査するためのシステムである。構造物表面検査システム2は、道路4の長手方向A沿い(移動方向M)に移動する移動手段の一例である検査車両3と、検査車両3に搭載される構造物表面検査装置5とを備える。構造物表面検査装置5は、検査車両3の移動に伴って道路4の表面を検査する装置であり、ラインレーザ6と、ラインカメラ8と、3Dカメラ10とを備える。構造物表面検査システム2は、検査車両3に搭載された構造物表面検査装置5を用いて、道路4の表面を検査する。
図1に示すように、ラインレーザ6、ラインカメラ8および3Dカメラ10はいずれも、取付部材12に取り付けられている。取付部材12は、ラインレーザ6、ラインカメラ8および3Dカメラ10を検査車両3に取り付けて固定するための部材である。本実施形態における取付部材12は、検査車両3の屋根上で道路4の長手方向Aに延びるように固定された2本の棒状部材で構成される。
本実施形態におけるラインレーザ6、ラインカメラ8、3Dカメラ10および取付部材12は、それぞれ左右対称に配置されている。具体的には、ラインレーザ6は、左右のラインレーザ6a、6bを備え、ラインカメラ8は、左右のラインカメラ8a、8bを備え、3Dカメラ10は、左右の3Dカメラ10a、10bを備え、取付部材12は、左右の取付部材12a、12bを備える。
ラインレーザ6は、道路4の表面に向けて、道路4の短手方向Bに延びる線状のレーザを照射する照射部である。ラインレーザ6が照射する線状のレーザは、夜間等であってもラインカメラ8および3Dカメラ10が道路4の表面を撮像することを可能とするための光として用いられる。図2に示すように、本実施形態では、ラインレーザ6は真下(鉛直下方)を向くように配置されている。すなわち、ラインレーザ6によるレーザの照射方向Cは鉛直方向に設定される。ラインレーザ6が照射するレーザの幅(長手方向A沿い)は例えば、3〜5mm幅である。
図3に示すように、左側のラインレーザ6aは、道路4の左半分の領域を含む範囲にレーザを照射するように配置され、右側のラインレーザ6bは、道路4の右半分の領域を含む範囲にレーザを照射するように配置される。ラインレーザ6aおよびラインレーザ6bから道路4の表面にレーザを照射することで、道路4の短手方向Bの全範囲にレーザを照射することができる。
ラインカメラ(ラインスキャンカメラ、ラインセンサカメラとも称される)8は、ラインレーザ6によって光が照射されている部分の道路4の表面を撮像する撮像部である。本実施形態におけるラインカメラ8はリニア撮像素子を有し、リニア撮像素子を用いて道路4の表面を短手方向B沿いにライン状に撮像し、道路4の表面の2D画像を生成する。ラインカメラ8が生成した2D画像は主に、道路4の表面におけるひび割れの有無を検査するために用いられる。
ラインカメラ8は、ラインレーザ6と同様に真下を向くように配置されている。すなわち、ラインカメラ8による道路4の撮像方向Dは鉛直方向に設定される。このように、照射部であるラインレーザ6によるレーザの照射方向Cと、撮像部であるラインカメラ8による撮像方向Dは同一平面(本実施形態では鉛直平面)P上に設定される。
ラインカメラ8が画像を撮像する幅(長手方向A沿い)は例えば、1mm幅である。
図3に示すように、左側のラインカメラ8aは、道路4の左半分の領域を含む範囲を撮像するように配置され、右側のラインカメラ8bは、道路4の右半分の領域を含む範囲を撮像するように配置される。ラインカメラ8aおよびラインカメラ8bから道路4の表面を撮像することで、道路4の短手方向Bの全範囲(例えば1車線分)を撮像することができる。
図1、図2に示すように、ラインレーザ6とラインカメラ8は、取付部材12における長手方向A沿いの同じ位置に取り付けられている。このような配置を実現するために、図1、図3に示すように、ラインレーザ6は取付部材12の内側(短手方向B沿い)に取り付けられ、ラインカメラ8は取付部材12の外側に取り付けられている。
3Dカメラ10は、ラインカメラ8と同様に道路4の表面を撮像する撮像部である。3Dカメラ10は、ラインレーザ6によって光が照射されている部分の道路4の表面の3D画像を生成する。具体的には、ラインレーザ6によってレーザが照射されている部分の道路4の表面を短手方向B沿いに撮像するとともに、光切断法によって3D画像を生成する。3Dカメラ10が生成した3D画像は主に、道路4の表面におけるわだちの有無を検査するために用いられる。
光切断法を利用するため、3Dカメラ10が撮像する撮像方向E(図2)は、照射部であるラインレーザ6による光の照射方向Cと交差する方向に設定されている。本実施形態では、3Dカメラ10が撮像する撮像方向Eは、道路4に向かって斜め下方に設定されている。このため、3Dカメラ10自体もラインレーザ6およびラインカメラ8が配置される平面Pと交差する平面Qに含まれるように配置されている。図1、図2に示すように、3Dカメラ10は、取付部材12における長手方向A沿いのラインレーザ6およびラインカメラ8が取り付けられる位置とは異なる位置に取り付けられる(本実施形態では後方)。
左側の3Dカメラ10aは、道路4の左半分の領域を含む範囲を撮像するように配置され、右側の3Dカメラ10bは、道路4の右半分の領域を含む範囲を撮像するように配置される。3Dカメラ10aおよび3Dカメラ10bから道路4の表面を撮像することで、道路4の短手方向Bの全範囲を撮像することができる。図3では、3Dカメラ10および検査車両3の図示を省略している。
このような構成において、構造物表面検査システム2は、道路4の長手方向Aに沿って検査車両3が移動することに伴って、ラインレーザ6により、道路4の表面に線状のレーザを照射し続ける。道路4の表面に、道路4の短手方向Bに延びるレーザが照射される。レーザが照射された範囲は夜間などにかかわらず、道路4の表面の画像を撮像することができる。ラインレーザ6によって道路4の表面に継続的にレーザを照射した状態において、ラインカメラ8および3Dカメラ10による撮像を行う。具体的には、道路4の表面のうち、ラインレーザ6によるレーザが照射されている同じ範囲をラインカメラ8および3Dカメラ10が撮像する。すなわち、ラインカメラ8および3Dカメラ10が、ラインレーザ6によって照射されている範囲内を撮像する。ラインカメラ8は、同一平面P上のラインレーザ6によって照射された光が道路4の表面で正反射した正反射光成分を主に撮像する。これにより道路表面のひび割れなどを検査することができる。一方、3Dカメラ10はラインレーザ6の照射方向に対して斜めから撮像しており、ラインレーザ6の光が道路4の表面で拡散反射した拡散反射光成分を主に撮像する。これにより道路表面の凹凸などを検査することができる。ラインカメラ8の撮像により、道路4の表面の2D画像が生成され、3Dカメラ10の撮像により、道路4の表面の3D画像が生成される。ラインカメラ8が撮像した2D画像および3Dカメラ10が撮像した3D画像は、構造物表面検査システム2に設けられた制御部(図示せず)に記憶される。その後、ラインカメラ8および3Dカメラ10による撮像を継続的に行い、生成された連続的な2D画像および3D画像を制御部に記憶する。
記憶されたこれらの画像は最終的に、道路4の表面の性状を検査するために使用される。具体的には、ラインカメラ8が撮像する2D画像は、道路4の表面のひび割れを検査するために使用され、3Dカメラ10が撮像する3D画像は、道路4の表面のわだちを検査するために使用される。
このような検査方法によれば、検査車両3に搭載された構造物表面検査装置5(ラインレーザ6、ラインカメラ8および3Dカメラ10)を用いて、検査車両3の移動に伴って道路4の表面性状(ひび割れ、わだち)を検査することができる。特に本実施形態では、ラインレーザ6によるレーザの照射方向Cと、ラインカメラ8による撮像方向Dとを同一平面P上に配置している。このように光の照射方向Cと撮像方向Dを同一平面P上に設定することにより、検査車両3の移動に伴うラインレーザ6による照射範囲とラインカメラ8による撮像範囲の位置ずれを抑制することができる。これにより、ラインカメラ8による撮像をより確実に行うことができる。このような構成において、ラインレーザ6とラインカメラ8も同一平面P上に配置しているため、構造物表面検査システム2における効率的な配置が可能となり、コストダウンにつながる。
また、ラインカメラ8が撮像する領域と3Dカメラ10が撮像する領域とを、ラインレーザ6がレーザを照射する同じ範囲内に設定している。このように、ラインカメラ8と3Dカメラ10に対して同一の光源を割り当てているため、構造物表面検査システム2における効率的な配置が可能となり、コストダウンにつなげることができる。さらに、3Dカメラ10による撮像方向Eをラインレーザ6の照射方向Cに対して傾斜させている。このような配置により、3Dカメラ10による光切断法を用いた3D画像の生成をより確実に行うことができる。
これに対して、本実施形態の構造物表面検査システム2とは別の方法として、ラインカメラ8および3Dカメラ10に別々の光源・光学系を使用する場合が想定される。この場合、ラインカメラ8は、3Dカメラ10よりも高速な撮像レートで撮像を行うため、より高輝度な照明を割り当てることが望まれる。よって、3Dカメラ10には、実施形態と同様のラインレーザ6を割り当てる一方で、ラインカメラ8にはより高輝度の照明装置(例えば、メタルハライド、ハロゲン等)を割り当てることが想定される。しかしながら、このような高輝度照明装置は非常に高価であり、また高輝度であるが故に、ラインレーザ6によるレーザ光源への外乱光となりやすい。このため、ラインレーザ6の照射位置とは離れた位置を照射するように高輝度照明装置を配置する必要があり、このためにさらに高輝度が必要となり、コストが高くなる。これに対して、本実施形態の構造物表面検査システム2では、ラインカメラ8と3Dカメラ10に同一の光源・光学系であるラインレーザ6を割り当てているため、高輝度照明装置を設ける必要がなく、大幅なコストダウンを実現することができる。また、ラインレーザ6によるレーザ光源への外乱要素を排除することができるため、撮像精度も向上させることができる。
上述したように、本実施形態の構造物表面検査装置5は、検査車両3(移動手段)に搭載され、(長手方向Aに延長された)道路4(構造物)の表面を(長手方向A沿い)の検査車両3の移動に伴って検査するための装置である。構造物表面検査装置5は、道路4の表面に向けて道路4の短手方向B(移動方向Mと交差する方向)に延びる線状の光を照射するラインレーザ6(照射部)を備える。構造物表面検査装置5はさらに、ラインレーザ6によって光が照射されている部分の道路4の表面を道路4の短手方向B(移動方向Mと交差する方向)に沿って撮像するラインカメラ8を備える。さらに、ラインレーザ6による光の照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置している。このように、ラインレーザ6による照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置することにより、ラインカメラ8による撮像をより確実に行いながら、ラインレーザ6とラインカメラ8を効率的に配置することができ、構造物表面検査装置5のコストダウンにつながる。
また、本実施形態の構造物表面検査装置5は、ラインレーザ6によって光が照射されている部分の道路4の表面を撮像して、光切断法により3D画像を生成する3Dカメラ10をさらに備える。また、3Dカメラ10による撮像方向Eは、ラインレーザ6による光の照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dが含まれる平面Pと交差する平面Q上に配置される。このような構成によれば、ラインレーザ6による照射方向Cとは異なる方向Eから道路4を撮像することにより、3Dカメラ10による光切断法を用いた3D画像の生成が可能となる。また、ラインレーザ6による照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置しながら、3Dカメラ10は異なる平面Q上に設けることにより、効率的な配置が可能となり、構造物表面検査装置5のコストダウンにつながる。
また、本実施形態の構造物表面検査システム2は、構造物表面検査装置5と、構造物表面検査装置5を搭載した移動手段としての検査車両3とを備える。構造物表面検査システム2は、(長手方向Aに延長された)道路4の表面を、(長手方向A沿いの)検査車両3の移動に伴って、検査車両3に搭載された構造物表面検査装置5を用いて検査する。このように、ラインレーザ6による照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置することにより、ラインカメラ8による撮像をより確実に行いながら、ラインレーザ6とラインカメラ8を効率的に配置することができ、構造物表面検査装置5のコストダウンにつながる。
また、本実施形態の構造物表面検査方法は、(長手方向Aに延長された)道路4の表面を(長手方向A沿いの)検査車両3の移動に伴って検査するための構造物表面検査方法である。構造物表面検査方法は、ラインレーザ6により、道路4の表面に向けて道路4の短手方向B(移動方向Mと交差する方向)に延びる線状の光を照射するステップを含む。構造物表面検査方法はさらに、ラインカメラ8により、ラインレーザ6によって光が照射されている部分の道路4の表面を道路4の短手方向B(移動方向Mと交差する方向)に沿って撮像するステップを含む。また、ラインレーザ6による光の照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置している。このように、ラインレーザ6による照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置することにより、ラインカメラ8による撮像をより確実に行いながら、ラインレーザ6とラインカメラ8を効率的に配置することができ、コストダウンにつながる。
また、本実施形態の構造物表面検査方法は、ラインレーザ6による光の照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dとが含まれる平面Pと交差する平面Qに含まれる方向Eから、3Dカメラ10を用いて、ラインレーザ6によって光が照射されている部分の道路4の表面を撮像し、光切断法により3D画像を生成するステップをさらに含む。このように、ラインレーザ6による照射方向Cとは異なる方向Eから道路4を撮像することにより、3Dカメラ10による3D画像の生成が可能となる。また、ラインレーザ6による照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dを同一平面P上に配置しながら、3Dカメラ10は異なる平面Q上に設けることにより、効率的な配置が可能となり、コストダウンにつながる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、実施形態では、ラインカメラ8に加えて3Dカメラ10を設ける場合について説明したが、このような場合に限らず、3Dカメラ10を省略してもよい。このような場合であっても、ラインレーザ6の照射方向Cとラインカメラ8の撮像方向Dを同一平面P上に配置することで、ラインカメラ8による撮像をより確実に行いつつ、効率的なレイアウトが実現可能となり、コストダウンにつながる。
また実施形態では、ラインレーザ6による照射方向Cとラインカメラ8による撮像方向Dがともに鉛直方向である場合について説明したが、このような場合に限らず、同一平面上にあれば、鉛直方向とは異なる方向に傾斜させてもよい。このように傾斜させた場合であっても、3Dカメラ10による撮像方向をラインレーザ6による照射方向と交差する平面上に設けることにより、3Dカメラ10によって3D画像を生成することが可能となる
また実施形態では、構造物の一例として道路4の表面を検査する場合について説明したが、このような場合に限らず例えば、トンネルなど、任意の構造物の表面を検査してもよい。
また実施形態では、ラインレーザ6が道路4の短手方向Bに延びる線状の光を照射する場合について説明したが、このような場合に限らない。道路4の短手方向B以外にも、検査車両3の移動方向Mと交差する方向に延びる線状の光を照射すればよい。同様に、ラインスキャンカメラ8および3Dカメラ10も道路4の短手方向Bに沿って撮像する場合について説明したが、このような場合に限らない。ラインレーザ6が照射する線状の光が延びる方向、すなわち、検査車両3の移動方向Mと交差する方向に沿って撮像すればよい。
また実施形態では、ラインカメラ8および3Dカメラ10のための光源として、レーザを照射するラインレーザ6を採用する場合について説明したが、このような場合に限らない。線状の光を照射するものであれば、例えばラインLED照明等の任意の照射部を採用してもよい。
また実施形態では、構造物表面検査装置5の各構成を左右対称に配置する場合について説明したが、このような場合に限らず、各構成を1つのみ設ける場合であってもよい。なお、構造物表面検査装置5の各構成を複数設けることで、分解能を向上させることができる。
本発明は、構造物の表面性状を検査するための構造物表面検査装置およびそれを備える構造物表面検査システム並びに構造物表面検査方法であれば適用可能である。
2 構造物表面検査システム
3 検査車両(移動手段)
4 道路(構造物)
5 構造物表面検査装置
6、6a、6b ラインレーザ
8、8a、8b ラインカメラ
10、10a、10b 3Dカメラ
12、12a、12b 取付部材
A 長手方向
B 短手方向
C 照射方向
D 撮像方向
E 撮像方向
M 移動方向

Claims (3)

  1. 移動手段に搭載され、構造物の表面を移動手段の移動に伴って検査するための構造物表面検査装置であって、
    構造物の表面に向けて移動方向と交差する方向に延びる線状の光を照射する照射部と、
    照射部によって光が照射されている部分の構造物の表面を移動方向と交差する方向に沿って撮像するラインカメラと、を備え、
    照射部による光の照射方向とラインカメラによる撮像方向を同一平面上に配置し
    照射部によって光が照射されている部分の構造物の表面を撮像して、光切断法により3D画像を生成する3Dカメラをさらに備え、
    3Dカメラによる撮像方向は、照射部による光の照射方向とラインカメラによる撮像方向が含まれる平面と交差する平面上に配置される、構造物表面検査装置。
  2. 請求項1に記載の構造物表面検査装置と、
    構造物表面検査装置を搭載した移動手段としての検査車両とを備える、構造物表面検査システムであって、
    検査車両の移動に伴って、検査車両に搭載された構造物表面検査装置を用いて構造物の表面を検査する、構造物表面検査システム。
  3. 構造物の表面を移動手段の移動に伴って検査するための構造物表面検査方法であって、
    照射部により、構造物の表面に向けて移動方向と交差する方向に延びる線状の光を照射するステップと、
    ラインカメラにより、照射部によって光が照射されている部分の構造物の表面を移動方向と交差する方向に沿って撮像するステップと、を含み、
    照射部による光の照射方向とラインカメラによる撮像方向を同一平面上に配置し
    照射部による光の照射方向とラインカメラによる撮像方向とが含まれる平面と交差する平面に含まれる方向から、3Dカメラを用いて、照射部によって光が照射されている部分の構造物の表面を撮像し、光切断法により3D画像を生成するステップをさらに含む、構造物表面検査方法。
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