JP6627710B2 - 車両の電源供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両に搭載され、発電機やバッテリから電装部品に電源供給する車両の電源供給装置に関する。
車両には多種多様な電気負荷としての電装部品が搭載されており、これら電装部品はバッテリ等の電供給装置により電力が供給されている。
このような電供給装置に関しては、例えば、特許文献1には、エンジンの再始動時にバッテリの電力がスタータモータの作動に使用されて、一時的に低下することを防ぐために、電圧コンバータとして、バッテリの電圧を昇圧して電装部品に供給する昇圧回路と、昇圧回路のON/OFF等を制御する制御回路とを備えたものが提案されている。
特開2011−240901号公報
しかしながら、バッテリから電装部品への主電源ラインの途中に配置された電子部品や配線に、劣化、破断等に起因する短絡(所謂、デッドショート)が発生すると、バッテリから昇圧回路や電装部品へ過電流が流れることで、これら昇圧回路や電装部品が故障するおそれがあった。
このため、図8に示す従来の電源供給装置100のように、バッテリ2およびジェネレータ8と電装部品9との間の主電源ラインL1の途中に、過電流保護素子として、例えば、ヒューズ4a,4bを設け、過電流が流れた場合には、ヒューズ4a,4bの溶断によって過電流を防ぐ対策が成されている。
ところで、図8に示すように、昇圧回路32やその制御回路31を備えた電圧コンバータ300は、防水用のケース38に収容された状態で車両に搭載されているため、搭載箇所が被水領域であっても、その防水性は確保されるが、車両の軽衝突によるケース38の破損等により、ケース38内部が被水するおそれがある。しかし、単純にケース38を補強すると車両重量が増加し、延いては燃費効率の低下やコストの高騰につながるため限界がある。
ケース38内部が被水すると、その被水部分自体に小さな抵抗をもつが、電蝕等の電気的なマイグレーションが進行すると、電蝕部分の抵抗が徐々に小さくなっていくため、数ミリアンペアレベルずつであるが、電蝕部分を流れる電流値が徐々に高くなることで、炭化(グロー化)が促進され、これに伴って、該炭化部分が徐々に発熱し、最悪の場合、発火するおそれがある。
また、電圧コンバータ300に備えたコンデンサ35a,35bにクラックが生じた場合には、そのクラックに起因してコンデンサ35a,35bの内部電極の金属がグロー化(炭化)し、同じく炭化部分が発熱し、最悪の場合、発火のおそれもある。
なお、このようなコンデンサ35a,35bのクラックは、例えば、車両の軽衝突時にケース38内部が被水しなくても、ケース38内部に備えたDC/DCコンバータ用の基板3に加わる衝撃や振動によっても起こり得るものである。
一方、図8に示すような主電源ラインL1中に配設されるヒューズ4a,4bは、通常、主電源ラインL1を流れる電流に適した電気容量を確保するために、上述した電蝕等の電気的なマイグレーションや、コンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化(炭化)によって少しずつ増加するような異常電流と比較して大きな電流容量のものが採用されていることが多い。
このため、電蝕等や、コンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化に起因する異常電流が、電圧コンバータ300に備えた制御回路31や昇圧回路32等に流れても、主電源ラインL1中に配設される大容量ヒューズ4a,4bが溶断するまでの時間が長く、前述の炭化部分の発熱が懸念される。
すなわち、大容量のヒューズ4a,4bでは、デッドショートに起因する過電流を防げても、これら電蝕やコンデンサ35a,35bのグロー化に起因するショートに対しては有効に機能せずに、制御回路31や昇圧回路32等を保護することができないおそれがあった。
そこで、この発明は、車体重量が増加することなく、所謂デッドショートだけでなく、電蝕やコンデンサのグロー化に起因するショートを防ぐことを目的とする。
この発明による車両の電源供給装置は、車両に搭載されるケースと、車両に搭載される電源供給手段と、上記ケースに収容され上記電源供給手段に接続される電圧変換回路と、該電圧変換回路に接続される電装部品と、上記ケースに収容されるとともに上記電源供給手段に接続され、上記電圧変換回路の動作を制御する制御回路と、を備え、車両のイグニションOFF時においても上記電源供給手段から上記電装部品に暗電流が流れるよう構成された車両の電源供給装置であって、上記電源供給手段と、上記電圧変換回路および上記制御回路との間に配置される第1過電流保護素子、及び上記制御回路とその接地との間に配置され、上記第1過電流保護素子よりも低容量の第2過電流保護素子、を備え、上記制御回路は、上記第1過電流保護素子と上記電装部品との間の主電源ラインから分岐する分岐部に接続されると共に、該制御回路にはサージ電流吸収用のコンデンサが並列接続され、並列接続された上記制御回路と上記コンデンサの負端子側結合部と上記接地との間のアースラインに、上記第2過電流保護素子が介設され、上記アースラインには、車両のイグニションOFF時においても上記暗電流に起因して小電流が流れるよう構成され、上記第2過電流保護素子は、上記コンデンサによるグロー化、又は上記制御回路の電蝕に起因して上記小電流が徐々に増加していく異常電流が上記アースラインに流れることを上記第1過電流保護素子に先立って遮断することを特徴とする
上記構成によれば、電蝕やマイグレーションの進行により、徐々にアース電流(リーク電流)が増加していくが、発熱部の炭化の促進により急激にアース電流が増加する前に、第2過電流保護素子が溶断することにより、アースラインにアース電流が過大に流れることを防ぐことができる。すなわち、第1過電流保護素子が溶断するまでに、発熱部の炭化の促進により急激にアース電流が増加するに伴って、発熱部が発熱・発火に至ることを、第2過電流保護素子によって防ぐことができる。
上記電源供給手段は、例えば、バッテリ、発電機のうち少なくとも一方を採用することができる。
過電流保護素子(上記第1過電流保護素子、上記第2過電流保護素子)としては、ヒューズを採用することができるが、回路を電気的に遮断する手段であれば、他の構成を採用してもよい。例えば、過電流保護素子としては、電流を検出する検出手段と、検出した電流の値と所定の閾値と比較するコンパレータと、コンパレータによる比較結果に基づいて通電部分を開状態(非通電状態)とするスイッチ手段とを備えた構成を採用してもよい。
この発明の一実施態様においては、上記電圧変換回路と接地との間に配置される常開スイッチを備え、上記制御回路は上記常開スイッチの動作を制御する構成とし、上記第2過電流保護素子は、上記制御回路からその接地への電流が所定以上で接地への電流を遮断する構成としたものである。
上記構成によれば、制御回路は、エンジン始動時、リスタート時等所定のタイミングで、上記常開スイッチの閉動作とともに昇圧回路を作動状態(ON)に変更する制御を行う。但し、上記制御回路から接地への電流ラインに電蝕等の不具合が生じている場合には、上記第2過電流保護素子が溶断されるため、制御回路の作動を不能とすることができる。この場合には、制御手段によって、昇圧回路を作動させたり、上記常開スイッチを閉じる制御が行われることがないため、仮に、昇圧回路から接地までのアースラインに不具合があっても、電源供給手段側からこのアースラインに過電流が流れることを阻止することができる。具体的には、駐車時等のイグニションオフ時に電源供給手段から昇圧回路から接地までのアースラインに過電流が流れることによる発火を阻止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2過電流保護素子の電流容量を15A以下に設定したものである。
上記構成によれば、アース電流は、電蝕等のマイグレーション発生時には徐々にその値が増加するが、15A付近に達した後で、増加率が急激に高まる特性を示すため、アース電流が急激に増加する前に確実に溶断し、電蝕等のマイグレーション等による配線の発火・延燃を防ぐことができる。
この発明によれば、車体重量が増加することなく、所謂デッドショートだけでなく、電蝕やコンデンサのグロー化に起因するショートを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態における車両の電源供給装置を示すブロック図。 本実施形態の電源供給装置の車両への搭載箇所を示す車両の外観図。 本実施形態の電源供給装置に備えたDC/DCコンバータの構成説明図。 電蝕時のアース電流に対するヒューズの有効性を示すグラフ。 本発明の第2実施形態における車両の電源供給装置を示すブロック図。 本発明の第3実施形態における車両の電源供給装置を示すブロック図。 本発明の第4実施形態における車両の電源供給装置を示すブロック図。 従来例における車両の電源供給装置を示すブロック図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1実施形態における車両の電源供給装置を示すブロック図、図2は本実施形態の電源供給装置の車両への搭載箇所を示す車両の外観図、図3は本実施形態の電源供給装置に備えたDC/DCコンバータ用基板を収容するケースの一部を断面で示したDC/DCコンバータの平面図である。
(第1実施形態)
第1実施形態の電力供給装置1は、車両に搭載されるバッテリ2による電力供給装置であり、電供給手段としてのバッテリ2の正電圧側と、過電流保護素子としてのヒューズ4a(4)とが主電源ラインL1を介して接続され、DC/DCコンバータ3と、過電流保護素子としてのヒューズ4b(4)とが主電源ラインL1を介して接続され、ヒューズ4bと、複数の電装部品9(電気負荷)のそれぞれの正電圧側とが主電源ラインL1を介して接続されている。
なお、バッテリ2の負電圧側と、電装部品9の負電圧側とは、それぞれパワーグランドラインLGを介してパワーグランド6Mに接続されている。
バッテリ2は、車両のエンジンの回転により電力を発生するジェネレータ8(発電機)の出力電力の供給を受けて蓄電する、例えば、鉛蓄電池などの二次電池であり、蓄電した12V電圧を出力する。
電装部品9は、例えば、ヘッドライト、オーディオ装置、パワーウインドウ、ドアのロック装置、または、ワイパー等の車載電装品である。
なお、電装部品9は、イグニションOFFによる車両のエンジン停止時においても、該電装部品9側に備えた不図示のメモリをバックアップしたり、不図示の電子回路を駆動するために、バッテリ2から暗電流の供給を受けて動作するようになっている。
主電源ラインL1に備えたヒューズ4(4a,4b)(以下、「大容量ヒューズ4」とする)は、主電源ラインL1の途中のDC/DCコンバータ3の入力端子37a側に配置された上記の大容量ヒューズ4a(入力端子側の大容量ヒューズ4a)と、DC/DCコンバータ3の出力端子37b側に配置された上記の大容量ヒューズ4b(出力端子側の大容量ヒューズ4b)とを備え、共に車両走行時に主電源ラインL1を流れる電流値のレベルに対応して、本実施形態では、50Aの電流容量の(すなわち、50A以上の電流で溶断する)ヒューズを採用している。
DC/DCコンバータ3は、後述するが、必要に応じてバッテリ2からの供給電圧を電装部品9の作動に必要な直流電圧(12V)にDC/DC変換したうえで各電装部品9に対して供給するものであり、小電流回路としての制御回路31と、昇圧回路32と、バイパスリレー33と、大容量ヒューズ4よりも電流容量が小さなヒューズ34(以下、「小容量ヒューズ34」とする)と、コンデンサ35a,35bを備えている。本実施形態では、小容量ヒューズ34の電流容量を15Aに設定している。
図2に示すように、DC/DCコンバータ3は、車両V前部の左側のヘッドライト90の下側、換言すると、車両V前部の不図示のフロントバンパフレームの左下側に搭載されている。DC/DCコンバータ3に備えた制御回路31や昇圧回路32等は、図3に示すように、本実施形態においては、同じ一枚のDC/DCコンバータ3用の基板36上に搭載され、該基板36ごと樹脂製のケース38に収容された状態で車両の上記の搭載箇所に搭載されている。この搭載箇所は被水領域であるが、DC/DCコンバータ3は防水性を有するケース38により内部の止水性が確保されている。
DC/DCコンバータ3用の基板36は、図3に示すように、平面視でDC/DCコンバータ3における主に制御回路31が搭載される制御回路領域31zと、主に昇圧回路32が搭載される昇圧回路領域32zとに大別されており、昇圧回路領域32zは、基板36上において、制御回路領域31zによって平面視で外側から囲まれている。さらに、基板36における制御回路領域31zと昇圧回路領域32zとの境界部には、ラジオノイズ遮断用の金属ケース39が設けられており、制御回路領域31zは金属ケース39に格納された領域に相当する。
本実施形態においては、基板36における昇圧回路領域32zには、バイパスリレー33やコンデンサ35a,35b等が搭載されているとともに、コネクタ形成部37を有している。該コネクタ形成部37には、DC/DCコンバータ3の入力端子37aおよび出力端子37bがそれぞれ複数設けられている。基板36における制御回路領域31zには、制御回路31に備えた制御マイコン310(制御IC)が搭載されている(図1、図3参照)。
図1に示すように、制御回路31は、車両に備えた不図示のECU(Electronic
Control Unit)からの信号に基づいて、バイパスリレー33のスイッチの切り換えや、昇圧回路32の電源のON/OFF制御を、制御信号ラインL4を介して行う。
具体的には、制御回路31は、車両のエンジンが通常時(エンジンの一時停止からのリスタート時以外の時)においては、バイパスリレー33のスイッチを閉状態(通電状態)、すなわち、バイパスリレー33に備えたコイルを消磁状態としておく。これにより、上記の主電源ラインL1は、昇圧回路32を介さずにバイパスリレー33を経由するルートとすることができるため、バッテリ2の出力電圧を12Vのままバイパスリレー33を介して電装部品9側へ供給する。
さらに、制御回路31は、赤信号等によりエンジンを一時停止している状態からのリスタート時(再始動時)においては、ECU側から所定のリスタート条件が整った旨の信号を受信し、その信号をトリガーとしてバイパスリレー33のスイッチを開状態(非通電状態)、すなわち、コイルを励磁状態とするとともに、制御信号ラインL4を介して昇圧回路32の電源をONにする制御を行う。
これにより、上記の主電源ラインL1は、昇圧回路32を経由するルートに切り換わり、一時的に降下した電圧を昇圧回路32によって12Vに昇圧したうえで、電装部品9に供給することでエンジンのリスタート時にバッテリ2からの電装部品9への供給電力がスタータモータの作動に使用されて一時的に低下することを防いでいる。
制御回路31は、図1に示すように、主電源ラインL1の途中には配置されておらず、主電源ラインL1における、バッテリ2側(DC/DCコンバータ3の入力端子37a側)と、電装部品9側(DC/DCコンバータ3の出力端子37b側)との間において、該主電源ラインL1から分岐する分岐部5aと、主に制御回路用の制御用グランド6Cとの間に接続され、主電源ラインL1を流れる電流よりも小さな電流(小電流)が流れるように構成された小電流ラインL2(制御回路用ライン)上に配置されている。
なお、本実施形態においては、車両走行時において主電源ラインL1を流れる電流が数アンペアレベルであるのに対して、小電流ラインL2は数百ミリアンペアレベルの電流が流れるように構成されている。また、図3において図示省略するが、制御用グランド6Cは、基板36上のコネクタ形成部37に対して極力近接させた部位側に設けられている。
図1に示すように、この小電流ラインL2には、制御回路31と並列に配置された2つのコンデンサ35a,35bが接続されている。これら2つのコンデンサ35a,35bは、バッテリ2からのサージ電流を吸収することで制御回路31への印加電圧を安定化するためのものであって、同じ容量の積層セラミックコンデンサ35a,35bが採用されており、互いに直列に接続されている。なお、これらコンデンサ35a,35bは基板36上において平面視で互いに直角を成すように配置されることが好ましい。これにより、車両の軽衝突等により、基板36に対して所定方向の入力荷重を受けても、コンデンサ35a,35bが双方とも故障しないように信頼性を高めている。
上記の小電流ラインL2のうち制御回路31の負端子と制御用グランド6Cとを接続するラインは、制御回路用アースラインL2aとして形成されている(同図参照)。
小電流ラインL2における制御回路31、詳しくは、並列配置した制御回路31とコンデンサ35a,35bの各負端子側の結合部5b(図1参照)と、制御用グランド6Cとの間、すなわち制御回路用アースラインL2aの途中には、上述した小容量ヒューズ34を配置している。
また、図1に示すように、主電源ラインL1における小電流ラインL2との分岐部5aよりもDC/DCコンバータ3の出力端子37b側(電装部品9側)には、バイパスリレー33と昇圧回路32が並列に接続されている。
昇圧回路32の負端子と、その接地、すなわち、制御用グランド6Cとを接続するラインは、昇圧回路32用のアースラインL3として形成されている。
ここで、制御回路31は、制御マイコン310や、バイパスリレー33に備えたコイルの通電状態または非通電状態を切り換えるための不図示のトランジスタ素子などを備えている。図1に示すように、このうち制御回路31におけるトランジスタ素子等の制御マイコン310以外の素子は、バッテリ2から主電源ラインL1を介して小電流ラインL2において12Vの電圧が印加されている。
一方、制御回路31に備えた制御マイコン310については、主電源ラインL1および制御マイコン用電源ラインL5を介して該バッテリ2から5Vの電圧が供給されている。詳しくは、制御回路31用電源ICは、例えば、ドライバ(運転者)のキー操作等により、イグニションスイッチがONにされた時に、バッテリ2からの供給電圧(12V)を、制御マイコン用電源ラインL5の途中に配置された制御マイコン用DC/DCコンバータ311によって5Vに変換して供給されることで起動するように構成している。
図4は、電蝕発生時に小電流ラインL2(制御回路用アースラインL2a)を流れる小電流(アース電流)の推移を示すグラフであって、小容量ヒューズ34の一例として、5Aヒューズについての電蝕時に流れるアース電流(異常電流)に対する有効性を検証する実験結果を示すグラフである。
図4中の波形aは小電流ラインL2にヒューズを配置していない場合の波形であり、波形bは小容量ヒューズ34として5Aヒューズを採用した場合の波形を示している。なお、本実験では、電流制限(アース電流の上限値)を40Aに設定している。
波形aに示すように、電蝕が進行すると、徐々にアース電流が上昇していき(10秒から16秒)、やがて16秒を経過すると一気にアース電流が上昇し(16秒から18秒)、その後は、電流制限である40A、或いは、それに近い電流値に維持される。
これに対して、波形bに示すように、例えば、5Aヒューズを設定した場合には、電蝕発生によりアース電流が上昇していくが(10秒から12秒)、10Aに達した時に5Aヒューズは溶断する。アース電流が上昇してから5Aヒューズが溶断するまでに要する溶断時間が2秒であった。そして5Aヒューズが溶断したとき、電蝕部分に発火は確認されなかった。
ヒューズ容量に応じて用意した複数のヒューズを用いて、上記の5Aヒューズと同じ要領の実験を行った結果、30A以上のヒューズでは、電蝕部分に発火が生じたが、30A未満では、電蝕部分に発火が生じなかった。
この結果より、小容量ヒューズ34としては30A未満のものが有効であることを確認できた。さらに、波形aに示すように、電蝕進行時のアース電流は、15Aに達した時点で、それまでの上昇率に対して急激に上昇する傾向を示すため(図4中の破線で囲んだ領域z参照)、小容量ヒューズ34は15A以下に設定することが好ましく、電流容量が低すぎることによるヒューズの誤溶断の影響を考慮すると小容量ヒューズ34は、15Aに設定することがより好ましいといえる。
上述した第1実施形態の電力供給装置1は、図1に示すように、車両に搭載されるケース38、車両に搭載されるバッテリ2、ケース38に収容されバッテリ2に接続される電圧変換回路としての昇圧回路32、該昇圧回路32に接続される電装部品9、ケース38に収容されるとともにバッテリ2に接続され、昇圧回路32の動作を制御する制御回路31、バッテリ2と、昇圧回路32および制御回路31との間に配置される第1過電流保護素子としての大容量ヒューズ4a、および制御回路31と制御用グランド6C(接地6C)との間に配置され、大容量ヒューズ4aよりも低容量の第2過電流保護素子としての小容量ヒューズ34、を備えたものである。
上記構成によれば、主電源ラインL1は勿論、小電流ラインL2や昇圧回路用ラインL3に過電流が流れた場合には、大容量ヒューズ4が溶断することで、ショート(所謂、デッドショート)を防ぐことができる。
ここで、本実施形態においては、車両のイグニションOFF時においても、電装部品9側に備えたメモリをバックアップしたり、電子回路を駆動するための暗電流がバッテリ2から電装部品9に対して流されている。そして、この暗電流に起因して、DC/DCコンバータ3に備えた昇圧回路32や制御回路31の各アースラインL2a,L3には、車両のエンジン停止時においても数ミリアンペアレベルの僅かな電流(小電流)が流れ込んでいる。
このように、本実施形態においては、昇圧回路32や制御回路31の各アースラインL2a,L3には、常時電流が流れた状態となっているため、車両の軽衝突等によるケース38の破損により、ケース38内部が被水した場合において、その状態に放置すると、ケース38内部に収容されたDC/DCコンバータ用の基板36に搭載された昇圧回路32、制御回路31および配線等に電蝕が発生するおそれがあった。
電蝕が発生すると、電蝕部分には抵抗を持つが、炭化により抵抗が徐々に小さくなっていき、数ミリアンペアレベルずつ電流が徐々に高くなっていく。そして、このリーク電流により炭化(グロー化)が促進され、該炭化部分が徐々に発熱するおそれがある。このような電蝕による異常電流は、デッドショートのように短時間に印加される過電流とは異なり、時間をかけて徐々に上昇していく特性を示すため、大容量ヒューズ4が溶断する電流値に達するまでに、この発熱部分が発火・延焼するおそれがあった。
これに対して、本実施形態では、小容量ヒューズ34を小電流ラインL2に設けたため、電蝕部分に徐々に熱を帯びながら電流が徐々に上昇していくような異常電流が流れても、大容量ヒューズ4が溶断するのに先立って電蝕部分が発火に至るまでに確実に小容量ヒューズ34を溶断させることができる。同様にコンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化に起因するショート発火が生じても、大容量ヒューズ4が溶断するのに先立って小容量ヒューズ34を溶断させることができる。
よって、小電流ラインL2に流れる異常電流を遮断させることができ、制御回路31を保護することができる。
さらに、制御回路用アースラインL2aの溶断により、制御回路31による昇圧回路32の制御を不能とすることで、制御回路31による昇圧回路32の作動に起因して昇圧回路用アースラインL3に大電流が流れることで、昇圧回路32が故障することを未然に防ぐことができる。
すなわち、電蝕の進行やコンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化に起因する異常電流が、DC/DCコンバータ用の基板36に備えた各種電子部品や配線等に流れることにより、これら各種電子部品や配線等が発火することを防ぐことができる。
また、小容量ヒューズ34は、主電源ラインL1上ではなく、小電流ラインL2の途中に配置したため、主電源ラインL1に、正常時に小容量ヒューズ34の電流容量よりも大きな電流が流れることで、小容量ヒューズ34が溶断することを防ぐことができる。
以下、他の実施形態について説明するが、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態の電力供給装置1Aに備えたDC/DCコンバータ3Aは、第1実施形態のDC/DCコンバータ3の構成に対して常開スイッチ7を備えたものである。
すなわち、この常開スイッチ7は、昇圧回路32と制御用グランド6Cとの間、すなわち、昇圧回路用アースラインL3の途中に配置され、また、制御回路31と制御信号ラインL4を介して接続されている。常開スイッチ7は、例えば、リレースイッチで構成され、通常時(エンジンのリスタート時以外の時)はコイルを消磁させて開状態に維持とするとともに、昇圧回路32をONにするとき、すなわち、車両のエンジンが一時停止している状態からのリスタート時には制御回路31の信号に基づいてコイルを励磁させて閉状態としている。
上記構成によれば、上述した電蝕の進行やコンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化に起因して、小電流ラインL2に異常電流が流れ込んだ場合においても、上述したように小容量ヒューズ34が溶断することで制御回路31を保護することができる。
さらに、上記構成によれば、制御回路31による制御によって常開スイッチ7が始めて閉じるようにしているため、制御回路31が作動しなければ、そもそも昇圧回路32が作動する(すなわちONになる)ことを防ぐことができる。すなわち、昇圧回路32の作動は制御回路31の正常な作動を前提としている。
これにより、上述した電蝕の進行やコンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化に起因して、大容量ヒューズ4では対応できない(すなわち溶断時間がかかる)異常電流が小電流ラインL2に流れ込んだ場合においても、小容量ヒューズ34が大容量ヒューズ4に先立って溶断することにより、制御回路31を非通電状態とする、すなわち、制御回路31による昇圧回路32を作動させたり、常開スイッチ7を閉状態とする制御を不能とすることができる。
したがって、例えば、エンジンのリスタート時に昇圧回路32が作動することで、該昇圧回路用アースラインL3に異常電流が流れ込む等して停車中からエンジンをリスタートする際に、昇圧回路32が発火する等の不具合を未然に防ぐことができる。
なお、第2実施形態の常開スイッチ7は、上述したように、エンジンのリスタート時以外の時(昇圧回路32がOFF時)に、開状態に維持するとともに、エンジンのリスタート時(昇圧回路32がON時)に閉状態とする実施形態に限らず、例えば、イグニションスイッチOFF状態の時に開状態を維持するとともに、イグニションスイッチON状態の時に閉状態とする構成を採用してもよい。
この構成によれば、イグニションスイッチOFF状態とした車両駐車時に昇圧回路用アースラインL3に異常電流が流れ込むことを確実に防ぐことができつつ、イグニションスイッチをON状態とした車両走行中には、昇圧回路32のON/OFFに関わらず、常開スイッチ7を閉状態に維持することで、常開スイッチ7の切り換わり回数を抑えることで、バッテリ2の負担軽減を図ることができる。
(第3実施形態)
図6に示すように、第3実施形態の電力供給装置1Bは、DC/DCコンバータ3Bに備えた電圧変換回路として第1実施形態のような昇圧回路32の代わりに降圧回路41を採用したものである。
さらに、本実施形態においてはDC/DCコンバータ3Bの入力端子37aよりも上流側に電源供給手段としてジェネレータ8とキャパシタ11とを備えている。
ジェネレータ8(発電機)は、エンジンの回転により交流電力を発生する装置であり、発電した交流電力を直流電圧に変換して出力する。すなわち、ジェネレータ8は、ECUの指令に基づいて、通常時には24Vの直流電圧を出力するが、その発電負荷が大きいときは、12Vの直流電圧を出力するように出力電圧を切り換え可能な構成としている。また、キャパシタ11は、ジェネレータ8で発生した余剰電力を蓄電する。このキャパシタ11は24V用と12V用の2種類の余剰電力を蓄電する構成としている。
本実施形態におけるバッテリ2は、その正電圧側がDC/DCコンバータ3Bの出力端子37bと出力端子側の大容量ヒューズ4bとの間に主電源ラインL1を介して接続されており、車両のイグニションOFF時において電装部品9に暗電流を供給するために備えている。
そして、キャパシタ11の負電圧側と、バッテリ2の負電圧側とは、それぞれパワーグランドラインLGを介してパワーグランド6Mに接続されている。
上述した第1実施形態のDC/DCコンバータ3においては、図1に示すように、主電源ラインL1における入力端子37a側に後述する制御回路系統が設けられ、出力端子37b側に後述する昇圧回路系統が設けられているのに対して、本実施形態のDC/DCコンバータ3Bは、図5に示すように、図1に示す配置とは逆の配置、すなわち、主電源ラインL1における入力端子37a側に昇圧回路系統が設けられ、出力端子37b側に制御回路系統が設けられている。
ここで、DC/DCコンバータ3,3Bの制御回路系統とは、小電流ラインL2(制御回路用アースラインL2a、コンデンサ35a,35bを含む)および制御マイコン用電源ラインL5を含む系統であり、昇圧回路系統とは、昇圧回路32、バイパスリレー33および昇圧回路用アースラインL3を含む系統である。
また、本実施形態のDC/DCコンバータ3Bに備えたバイパスリレー33は、通常時においては開状態に維持されている。このため、上記の主電源ラインL1は、降圧回路41を経由するルートとなり、降圧回路41によって24Vから12Vに降圧された電圧が電装部品9や制御回路31に供給される。
一方、ジェネレータ8の発電負荷が大きくなったときは、上述したように、ジェネレータ8では12Vの発電に切り換わるが、DC/DCコンバータ3Bでは、制御回路31によって降圧回路41をOFFにするとともに、バイパスリレー33を閉状態とする制御が行われる。
これにより、上記の主電源ラインL1は、バイパスリレー33を経由するルートとなり、このルートを介してキャパシタ11の出力電圧(12V)が電装部品9や制御回路31に供給される。
やがて、ジェネレータ8の発電負荷が小さくなったときは、上述したように再度、ジェネレータ8では24Vの発電が行われる一方で、DC/DCコンバータ3Bでは、制御回路31によって降圧回路41をONにするとともに、バイパスリレー33を開状態とする制御が行われる。
これにより、ジェネレータ8の出力電圧が24Vの時には、降圧回路41で12Vに降圧した電圧が制御回路31や各電装部品9に供給されるように構成している。
上述した第3実施形態の電供給装置1Bにおいても、第1実施形態の電源供給装置1と同様の作用効果を奏することができる。
詳しくは、電蝕の進行やコンデンサ35a,35bのクラック部分のグロー化に起因するショート発火が生じた場合には、大容量ヒューズ4が溶断するのに先立って小容量ヒューズ34を溶断することができるため、制御回路用アースラインL2aに流れる異常電流を遮断することができ、制御回路31を保護することができる。
さらに、制御回路用アースラインL2aの溶断により制御回路31による降圧回路41の制御を不能とすることで、制御回路31による降圧回路41の作動に起因して降圧回路用アースラインL6に大電流が流れることで、降圧回路41が故障することを未然に防ぐことができる。
(第4実施形態)
図7に示すように、第4実施形態の電力供給装置1Cに備えたDC/DCコンバータ3Cは、第3実施形態のDC/DCコンバータ3Bの構成に対して常開スイッチ7を備えたものである。
この常開スイッチ7は、降圧回路41と制御用グランド6Cとの間、すなわち、降圧回路用アースラインL6に配置されている。
そして、本実施形態の制御回路31は、主電源ラインL1が降圧回路41を経由するルートのとき、すなわち、降圧回路41によって24Vから12Vに降圧する際に、常開スイッチ7を閉状態(通電状態)にする構成としている。
さらに、本実施形態の制御回路31は、主電源ラインL1がバイパスリレー33を経由するルートのとき、すなわち、ジェネレータ8による発電負荷が大きい等の理由により、ジェネレータ8から12V電圧が供給されている時には、降圧回路41は作動させないため、常開スイッチ7を開状態(通電状態)にする構成としている。
この構成においても、第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、上記構成によれば、制御回路31による制御によってはじめて常開スイッチ7が閉じるようにしているため、そもそも、制御回路31が作動しない限り、降圧回路41が作動することがない。
これにより、主電源ラインL1がバイパスリレー33を経由するルートから、降圧回路41を経由するルートに変更する際に、上述した電蝕の進行やコンデンサ35a,35bのクラック部分の発火ショート等に起因するような大容量ヒューズ4が対応できない不具合が生じても、降圧回路用アースラインL6に設けた常開スイッチ7が制御回路31によって閉じる制御が行われることがない。このため、降圧回路41の作動時に、該降圧回路用アースラインL6に異常電流が流れ込む等して降圧回路41が故障するような事態を未然に防ぐことができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、第4実施形態の常開スイッチ7においては、上述したように、ジェネレータ8の出力電圧が12Vの時(降圧回路41がOFF時)に、開状態に維持するとともに、ジェネレータ8の出力電圧が24Vの時(降圧回路41がON時)に閉状態とする実施形態に限らず、例えば、イグニションスイッチOFF状態の時に開状態を維持するとともに、イグニションスイッチON状態の時に閉状態とする構成を採用してもよい。
また、上述した昇圧回路32は、赤信号等によりエンジンを一時停止している状態からのリスタート時(再始動時)に作動する構成に限らず、イグニションON時に作動する構成を採用してもよい。
なお、接地として制御用グランド6Cを設けずに、パワーグランド6Mと共通化してもよい。
1,1A,1B,1C…電力供給装置(電源供給装置)
38…ケース
2…バッテリ(電供給手段)
8…ジェネレータ(電供給手段)
32…昇圧回路(電圧変換回路)
41…降圧回路(電圧変換回路)
9…電装部品
31…制御回路
4a…大容量ヒューズ(第1過電流保護素子)
5a…分岐部
5b…負端子側結合部
34…小容量ヒューズ(第2過電流保護素子)
35a,35b…サージ電流吸収用のコンデンサ
6C…制御用グランド(接地)
7…常開スイッチ
L1…主電源ライン

Claims (3)

  1. 車両に搭載されるケースと、
    車両に搭載される電源供給手段と、
    上記ケースに収容され上記電源供給手段に接続される電圧変換回路と、
    該電圧変換回路に接続される電装部品と、
    上記ケースに収容されるとともに上記電源供給手段に接続され、上記電圧変換回路の動作を制御する制御回路と、を備え、
    車両のイグニションOFF時においても上記電源供給手段から上記電装部品に暗電流が流れるよう構成された車両の電源供給装置であって、
    上記電源供給手段と、上記電圧変換回路および上記制御回路との間に配置される第1過電流保護素子、及び
    上記制御回路とその接地との間に配置され、上記第1過電流保護素子よりも低容量の第2過電流保護素子、を備え、
    上記制御回路は、上記第1過電流保護素子と上記電装部品との間の主電源ラインから分岐する分岐部に接続されると共に、該制御回路にはサージ電流吸収用のコンデンサが並列接続され、並列接続された上記制御回路と上記コンデンサの負端子側結合部と上記接地との間のアースラインに、上記第2過電流保護素子が介設され
    上記アースラインには、車両のイグニションOFF時においても上記暗電流に起因して小電流が流れるよう構成され、
    上記第2過電流保護素子は、上記コンデンサによるグロー化、又は上記制御回路の電蝕に起因して上記小電流が徐々に増加していく異常電流が上記アースラインに流れることを上記第1過電流保護素子に先立って遮断することを特徴とする
    車両の電源供給装置。
  2. 上記電圧変換回路と接地との間に配置される常開スイッチを備え、
    上記制御回路は上記常開スイッチの動作を制御する構成とし、
    上記第2過電流保護素子は、上記制御回路からその接地への電流が所定以上で接地への電流を遮断する構成とした
    請求項1に記載の車両の電源供給装置。
  3. 上記第2過電流保護素子の電流容量を15A以下に設定した
    請求項1または2に記載の車両の電源供給装置。
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