JP6623207B2 - 支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法 - Google Patents

支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6623207B2
JP6623207B2 JP2017248628A JP2017248628A JP6623207B2 JP 6623207 B2 JP6623207 B2 JP 6623207B2 JP 2017248628 A JP2017248628 A JP 2017248628A JP 2017248628 A JP2017248628 A JP 2017248628A JP 6623207 B2 JP6623207 B2 JP 6623207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
substrate
protrusion
fiber web
protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017248628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019112748A (ja
Inventor
正洋 谷口
正洋 谷口
吉彦 瀬戸
吉彦 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2017248628A priority Critical patent/JP6623207B2/ja
Publication of JP2019112748A publication Critical patent/JP2019112748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6623207B2 publication Critical patent/JP6623207B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

本発明は支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法に関する。
従来、凹凸形状を有する不織布を製造する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、水流によって開孔不織布を形成する製造方法に用いる支持体が記載されている。該支持体は、開孔するための突起と水流を排出するための小透孔とを有する。
特許文献2記載の不織布の製造方法では、網目状に形成された通気性コンベアを用いて繊維ウエブを凹凸に賦形することが記載されている。通気性コンベアの網目は、同文献の第2及び3図に示す通り、線材を三角形状に組んでなり、線材の間は透孔である。
特許文献3記載の支持体は、板状体の表面に突起と孔とを有する。同文献の図1に示す突起12は、機械流れ方向(MD;Machine Direction)に面する側面を傾斜面としている。該斜面に連なる頂部は曲面にされている。また同図には、前記突起が一方向に離間配置された列が、隣接する列に対し、突起の離間幅の半分ずらした配置にされている。
特許文献4には、繊維ウエブではなく、該繊維ウエブの繊維同士が結合し固定された不織布を、一対の延伸ロールを用いて凹凸に賦形する方法が記載されている。一方の延伸ロールの表面に配されたピンは、同文献の図7及び8に示す通り、頂部に斜面を有し、また頂部から壁面にかけて傾斜を有する逃げ角を備える。
特開昭62−69867号公報 特開平2−229255号公報 特開2012−149370号公報 特開2016−123651号公報
特許文献1に記載された支持体の突起は、前述の通り不織布に開孔を形成するため、頂部の面積が小さく、先端から基底部に向かって広がる形状であり、支持体の平滑表面(基材面)に対して垂直面を持たない。特許文献2記載の不織布の製造方法では、網目の目地(線材の交差部)は微視的に交差部の中心に向かって、徐々に狭い構造になっているため、繊維の挟まりを防止するために改善の余地がある。特許文献4の製造方法においては、繊維同士が結合した不織布を賦形するのに強い力を加えるため、賦形後の不織布が突起に張り付き易い。そのため、突起に逃げ角を設けて不織布を支持体から引き剥がし易くする必要があり、突起の壁面を全て垂直面とすることはできない。
特許文献3記載の支持体では、繊維ウエブを凹凸賦形して、ある程度までは厚みを持たせることができる。これによりフラットな不織布に比べて、不織布を嵩高くし柔らかくすることができる。しかし、不織布の凹凸形状を破損無く形成しながら、更に厚みを持たせ嵩高くすることには限度があった。仮に嵩高くするために繊維量を増やしては柔らかさの低下を招く。このように従来の支持体では、凹凸にした不織布の嵩高さと柔らかさとを同時に更に向上させることは難しく、改善の余地があった。
本発明は、不織布化される前の繊維ウエブを用いて、従来よりも嵩高く柔らかい不織布を製造することができる支持体、該支持体を用いた不織布の製造方法に関する。
本発明は、繊維ウエブを賦形するための支持体であって、該支持体は、基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直である、支持体を提供する。
また、本発明は、基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、該突起体が前記基材に対して垂直となる壁面を有する支持体の前記表面側に、繊維ウエブを載置し、該繊維ウエブを構成する樹脂のうち最も融点が低い樹脂の融点を最低融点としたときに、前記繊維ウエブに前記最低融点未満の温度の風を吹きつける第一送風工程と、該第一送風工程の後に、前記繊維ウエブに前記最低融点以上の温度の風を吹きつける第二送風工程とを有する、不織布の製造方法を提供する。
本発明の支持体、該支持体を用いた不織布の製造方法によれば、嵩高く柔らかい不織布を製造することができる。
本発明の支持体の好ましい一実施形態を示した部分斜視図である。 図1に示す支持体の平面図である。 支持体を構成する基材が平坦面である場合の、基材の表面と突起部の頂部との関係を一部拡大して模式的に示す断面図である。 支持体を構成する基材が外側に凸にした円弧状の湾曲面である場合の、基材の表面と突起部の頂部との関係を一部拡大して模式的に示す断面図である。 (A)は本実施形態の支持体に対し押し込み部材を用いて賦形する工程を示す説明図であり、(B)は本実施形態の支持体に対し風を吹き付けて賦形する工程を示す説明図であり、(C)は(A)又は(B)に示す賦形工程後の不織布化の工程を示す説明図である。 本実施形態の支持体の変形例を示す平面図である。
本発明に係る支持体の好ましい一実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
図1及び2に示すように、本実施形態の支持体10は、基材1と、基材1の表面1Aに配された複数の突起体2とを有する。突起体2は、壁面(突起体の側面)21と頂部22とを備える。突起体2が備える壁面21が全て基材1に対して垂直である。突起体2は、壁面21を側面とする柱体にされている。壁面21は頂部22と基材1とを繋いでおり、この実施形態においては突起体2の高さに相当する長さを有する。
「全ての壁面21が基材1に対して垂直である」とは、壁面21のどの位置においても基材1に対して垂直であることを言う。例えば、突起体2が角柱のように角のある柱体である場合は、壁面21を構成する角に挟まれた各面がいずれも基材1に対して垂直であることを言う。突起体2が円柱のように角が無い柱体である場合は、壁面21を構成する曲面のいずれの地点の面においても基材1に対して垂直であることを言う。
「基材1に対して垂直である」とは、基材1の表面1Aを基準にして壁面21の立設する方向が垂直であることう言う。具体的には、例えば図3に示すように、基材1の表面1Aが平坦面である場合は、支持体10の断面(突起部の延出方向の断面)又は側面視した端面において、壁面21の基材1側の根元から頂部22側までの外形線が、表面1Aに沿った基準線J1に対してなす角度θ1が垂直であることを言う。また例えば図4に示すように、基材1の表面1Aが外側に凸にした円弧状の湾曲面である場合は、支持体10の断面又は側面視した端面において、壁面21の基材1側の根元から頂部22側までの外形線が、基材1Aの円弧に対する、突起体2の断面の幅中心地点S1における接線J2に対してなす角度θ2が垂直であることを言う。本発明においては、壁面21は、突起体2のどの位置における断面又は側面視した端面についても全て、下記に定義する「垂直」の状態にある。
上記の「垂直」とは、基材1に対して88°以上92°以下であることを言い、好ましくは89°以上、より好ましくは89.5°以上であり、また、好ましくは91°以下、より好ましくは90.5°以下である。具体的には、前記「垂直」は、好ましくは89°以上91°以下であり、より好ましくは89.5°以上90.5°以下である。なお、この定義及び好ましい範囲は、後述する頂部22と壁面21とがなす角度に関する「垂直」についても当てはまる。
(壁面21の基材1の表面1Aに対する角度の測定方法)
3次元形状測定機、例えば、株式会社東京精密製MICURAを用いて測定することができる。測定する壁面21の面に直交する方向の凹条部13又は14の開孔3以外の点5ヶ所から基材1の表面1A(平面又は曲面)の位置を測定し、さらに、壁面21の高さ方向の点3ヶ所から壁面21の位置を測定し、両者の位置関係から角度を導く。
突起体2は、壁面21の切り立った垂直面で構成されており、支柱のように基材1に対して直立している。この突起体2の外形は柱状であり、横断面は賦形の目的に合わせて種々設定できる。賦形後の不織布形状の外観上の観点から、円柱又は角柱が好ましい。また突起体2は、切り立った壁面21を有するため、逃げ角を有さない。
突起体2を頂部22の上方から平面視すると、この実施形態においては頂部22の外縁の外側に壁面21が張出す部分が無く、基材1が頂部22の外縁に隣接して見える。壁面21が垂直面である限り、突起体2の横断面の形状又は頂部22上方から見た平面形状は、四角形、菱形、円形、楕円形など種々の形状とすることができる。本実施形態においては、図1及び2に示すように、突起体2は頂部22が正方形の平面であり、頂部22と壁面21とがなす角が直角(垂直)である直角柱体である。
突起体2の壁面21が全て基材1に対して垂直である支持体10を用いることによって、従来よりも嵩高く柔らかい不織布の製造が可能となる。
基材1は平坦であってもよく、円弧状にされていてもよい。基材1が平坦である場合、表面1Aが平坦面になる。基材1が円弧状である場合、表面1Aが外側に凸にした円弧状の湾曲面になる。基材1が円弧状である場合、複数の支持体10を組み合わせてドラム状(筒状)の賦形ロールを形成してもよい。又は、1つの支持体10がドラム状(筒状)の賦形ロール全体を成していていもよい。
支持体10を用いた繊維ウエブの賦形は、支持体10の突起体2がある面(表面1A)側に繊維ウエブを載置して行う。例えば載置した繊維ウエブ100に対し、図5(A)及び(B)に示すように、突起体2、2間において外力を加えて基材1の表面1Aへと押し込むことによって、繊維ウエブ100を凹凸形状に賦形する。外力によって繊維ウエブ100が押し込められた部分は、垂直な壁面21に沿って突起体2の頂部22から基材1へと賦形され、垂直な側面を有する繊維凸部(反対面側から見ると繊維凹部)を形成する。前記外力は、図5(A)に示すような押し込み部材70による機械的な押し込み力であってもよく、図5(B)に示すような風WMによる吹き付け力であってもよい。風WMによる吹き付けによって繊維ウエブ100を押し込む場合、繊維同士が融着しない温度の風を吹き付ける。具体的には、繊維ウエブ100を構成する樹脂のうち最も融点が低い樹脂の融点を最低融点としたときに、繊維ウエブ100に前記最低融点未満の温度の風を吹き付ける。
上記のようにして支持体10上で賦形された繊維ウエブ100は、図5(C)に示すように、そのままの状態で、繊維同士を融着させる温度(すなわち前述の最低融点以上の温度)の風WFを吹き付けて不織布化することができる。これによって、垂直な側面を有する繊維凸部を複数有する凹凸形状が固定され、凹凸形状の不織布が製造される。なお、繊維ウエブ100の押し込みと不織布化とをそれぞれ風の吹き付けによって行う場合、前段を第一送風工程、後段を第二送風工程と言う。また、第一送風工程、第二送風工程において、風の風速及び吹き付け時間は、不織布化する繊維ウエブ100や支持体10の寸法等に合わせ目的に応じて適宜設定することができる。
また、本発明において、第二送風工程の後に、前記繊維ウエブ100に前記第一送風工程の風の温度未満の温度の風を吹きつける第三送風工程をさらに有することが好ましい。第三送風工程によって、賦形された不織布を支持体から剥がす際に形状が保持されやすく、賦形によって付与されたクッション性が良好なものとなる。
突起体2が垂直な壁面21を有することによって、支持体10上に載置する繊維ウエブ100を、基材1に向かって垂直に押し込むことができる。これにより支持体10を用いれば、従来の側面が傾斜した突起体を有する支持体に比べて、繊維ウエブに対して高低差のある(嵩高い)凹凸形状をより精度よく賦形することができる。その際、不織布と違って未融着である繊維ウエブ100は繊維間の移動性が高いため、切り立った壁面21に繊維を沿わせやすい。そのことが、より高低差のある(嵩高い)凹凸賦形を可能にする。このとき賦形された繊維ウエブ100には、突起体2に対応する高さのある繊維凸部が形成される。
また、支持体10を用いて賦形する繊維ウエブ100は、不織布に対するよりも弱い力で押し込んで賦形でき、繊維が硬化する部分が生じ難くなる。これにより製造される不織布の柔らかさが向上する。また、不織布に対する場合よりも繊維ウエブ100に対しては押し込み力を抑えることができるため、製造された不織布の支持体10への張り付きが生じ難い。そのため突起体2に逃げ角を有さない支持体10を用いて、均整のとれた高さのある凹凸形状を備えた不織布を製造でき、製造した不織布を破損なく引き剥がすことができる。すなわち、嵩高く柔らかな肌触りの凹凸形状の不織布を精度よく製造することができる。
さらに、支持体10において、柱状の突起体2の壁面21に対し、繊維ウエブ100の繊維を壁面21の垂直面に沿って配向させることができる。このとき1つの突起体2に対し、突起体2の外周360°を囲む全ての壁面21に沿って繊維ウエブ100を押し込むと、突起体2に相似の柱状の繊維凸部を形成することができる。賦形された繊維凸部は厚み方向に切り立った垂直な形状をなし、かつ、該繊維凸部の外周360°を囲むいずれの側面も繊維が垂直方向に配向したものとなる。その結果、製造された不織布は厚み方向の押圧に対するクッション性がより高いものとなる。
基材1は、前述の風の吹き付け工程を考慮して、複数の突起体2、2間に、基材1の表面1Aから裏面1Bに貫通する複数の開孔3を有することが好ましい。これにより、風が吹き抜けやすく、繊維ウエブ100の融着していない繊維が乱れたり飛散したりすることを抑制することができる。これにより繊維のムラを抑えて均質化でき、繊維の硬化を抑えた賦形を可能にする。また、風が吹き抜けることによって、繊維を突起体2の頂部22から基材1に至るまで押し込みやすく、高さのある凹凸形状をより明確にして効率よく賦形することができる。更に壁面21に沿った繊維の配向性が風の吹き抜けによってより顕著になる。これにより嵩高く柔らかな肌触りの不織布を効率よく製造することができる。
開孔3は、図1及び2においては、基材1の、突起体2の間すなわち突起体2が配されていない領域全てに、離間して配されている。これに限らず、種々の配置態様とすることができる。例えば、図6に示すように、4つの突起体2に囲まれた中心に1つの開孔3を配置するパターンで支持体10全体に配列する態様であってもよい。
基材1の開孔3による開孔率(P1)は、風の吹き抜け性の観点から、10%以上が好ましく、15%以上がより好ましく、20%以上が更に好ましい。特に、支持体10を用いて風の吹き付け処理によって繊維ウエブ100を賦形する場合は、風の吹き抜けによる賦形性を良好にする観点から、25%以上がより好ましい。
また、前記開孔率(P1)は、支持体10自身の強度の観点から、50%以下が好ましく、45%以下がより好ましく、40%以下が更に好ましい。具体的には、前記開孔率(P1)は、好ましくは10%以上50%以下、より好ましくは15%以上45%以下、更に好ましくは20%以上40%以下、特に好ましくは25%以上40%以下である。
開孔3の最大径(G1)は、風の吹き抜け時の圧力損出低減の観点から、突起体2の最大径(G2)の0.5倍以上が好ましく、0.6倍以上が好ましく、0.7倍以上が更に好ましい。また、開孔3の最大径(G1)は、支持体10自身の強度の観点から、突起体2の最大径(G2)の4倍以下が好ましく、3.5倍以下がより好ましく、3倍以下が更に好ましい。具体的には、開孔3の最大径(G1)は、突起体2の最大径(G2)の0.5倍以上4倍以下が好ましく、0.6倍以上3.5倍以下が好ましく、0.7倍以上3倍以下が更に好ましい。
上記の開孔3の最大径(G1)とは、開孔内の最長軸長さである。突起体2の最大径(G2)とは、突起体2を頂部22の上方から平面視したときの突起体2の平面形状における値であり、平面形状が円形であれば該円の直径であり、楕円であれば長軸の長さ(長径)であり、多角形であれば該多角形の外接円の直径である。
(開孔の最大径(G1)、突起体2の最大径(G2)の測定方法)
投影機にて、開孔の形状により、円、楕円、長穴等のモードを選び、径を測定する。例えば、株式会社ミツトヨ製投影機PJ−H30と二次元データ処理装置QM−Data200で測定することができる。
支持体10においては、複数の突起体2が、基材1の表面1Aにおける互いに交差する第一方向X及び第二方向Yそれぞれに沿って、離間して配されていることが好ましい。これにより、製造される不織布の平面方向に複数の凹凸を付与することができる。
第一方向Xと第二方向Yとは、基材1の表面1Aにおいて直交する方向であることが好ましく、支持体10における機械流れ方向(Machine Direction;MD)と該機械流れ方向に直交する幅方向(Cross Direction;CD)とであることがより好ましい。機械流れ方向とは不織布製造時における繊維ウエブ100の搬送方向であり、製造される不織布の長手方向である。幅方向とは、搬送される繊維ウエブ100及び製造される不織布の幅方向である。これにより、製造される不織布の長手方向及び幅方向に沿った凹凸形状を付与することができる。
本実施形態においては、図1及び2に示すように、複数の突起体2が第一方向Xに離間して配されて突起体列23をなしている。突起体列23が、第一方向Xに直交する第二方向Yに離間して複数配列されている。隣接する突起体列23、23の間には、突起体2が配されない、第一方向Xに延在する筋状の第一凹条部13が複数配される。第一凹条部13の底部は基材1からなる。支持体10が開孔3を有する場合、第一凹条部13の底部の基材1に開孔3が配される。
各突起体列23において、突起体2、2の第一方向Xにおける離間幅(M1)が等間隔であることが好ましい。前記「等間隔」とは、前記突起体の前記第一方向における離間幅の差が0mm以上1mm以下であることを言い、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.5mm以下である。
また、離間幅(M1)を等間隔にされた各突起体列23同士で、ピッチがずらされずに、隣り合う突起体同士が第二方向Yに重なる配置であることが好ましい。すなわち、1つの突起体列23に対して並走する突起体列23を投影したとき、突起体2同士が重なる配置であることが好ましい。これにより、各突起体列23を横断し第二方向Yに延在する筋状の第二凹条部14が複数配される。第二凹条部14の底部は基材1からなる。第二凹条部14の溝幅は前述の離間幅(M1)に相当する。支持体10が開孔3を有する場合、第二凹条部14の底部の基材1に開孔3が配される。
支持体10が、互いに交差する第一凹条部13と第二凹条部14を有することによって、製造される不織布に、互いに交差する畝部を付与することができる。これにより、製造される不織布は、交差する畝部によって、嵩高い凹凸形状の形状維持性の高いものとなり、弾力性のある優れたクッション性を備え、柔らかい肌触りの風合いの良いもとなる。なお、賦形処理において、支持体10の第一凹条部13に対して押し込みを行い、第二凹条部14に対して押し込みを行わない場合、突起体2間に挟まれた繊維ウエブ100の繊維が緩やかに押し込まれる。これにより製造される不織布は、第一凹条部13に沿った高さのある畝部とともに、第二凹条部14に沿ったやや浅い緩やかな畝部を備える独特な凹凸形状を有するものとなる。
支持体10において、第一方向Xにおける突起体2、2間の離間幅(M1)は、賦形しやすさの観点から、1mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましく、2mm以上が更に好ましい。また、前記離間幅(M1)は、クッション性及び外観の向上の観点から、10mm以下が好ましく、9mm以下がより好ましく、8mm以下が更に好ましい。具体的には、第一方向Xにおける突起体2、2間の離間幅(M1)は、好ましくは1mm以上10mm以下であり、より好ましくは1.5mm以上9mm以下であり、更に好ましくは2mm以上8mm以下である。
一方、第二方向Yにおける突起体2、2間すなわち突起体列23、23間の離間幅(M2)は、第一方向Xの離間幅(M1)について述べた好ましい範囲が適用できる。
上記の好ましい範囲内において、離間幅(M1)と離間幅(M2)とは同じであってもよく、異なっていてもよい。ただし、不織布全体に均等な凹凸形状と均質な嵩高さを付与し、より柔らかく優れたクンション性を与える観点から、離間幅(M1)と離間幅(M2)とが同じであることが好ましい。すなわち、複数の突起体2、2が、第一方向Xと第二方向Yとにおいて同じ離間幅で配されていることが好ましい。ここで言う「同じ離間幅」とは、第一方向Xの離間幅(M1)と第二方向Yの離間幅(M2)との差が0mm以上1mm以下であることを言い、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.5mm以下である。
また、支持体10が基材1の部分において平坦では無く円弧状である場合、円弧の湾曲する方向に前述した第一方向Xがあることが好ましい。すなわち、支持体10が第一方向Xに沿う円弧状の曲面を有することが好ましい。これにより、多数の支持体10の組合せ、又は1つの支持体10でドラム状のロールを成し、連続的な不織布の加工が容易になる。
突起体2の頂部22は、平面であることが好ましい。ここで言う「平面」とは、後述する「平行」の定義と同義であり、支持体10が基材1の部分において平坦では無く円弧状である場合、基材1の円弧と同心の円弧である場合を含む。これにより、頂部22の平面が繊維ウエブ100を安定的に支持し、突起体2、2間に押し込む繊維ウエブ100以外の繊維をしっかりと保持することができる。言い換えると、頂部22の平面において繊維ウエブ100の繊維を引っ掛けながら、頂部22の角から繊維を真直ぐに押し込んで、より壁面21の垂直面に沿った賦形を行うことができる。
頂部22と壁面21とが垂直に接していることが好ましい。すなわち、頂部22の面と壁面21の面とが垂直に交差することが好ましい。これにより、頂部22への繊維の引っ掛かり性と壁面21の垂直面に沿った賦形性が高まる。ここで言う「垂直」は、前述した定義及び好ましい範囲が適用される。
突起体2の頂部22の面と基材1の表面1Aとが平行であることが好ましい。平行であることによって、突起体2の頂部22と基材1の表面1Aとが共に、繊維ウエブ100を押し込んだ部分以外の繊維部分を同じ角度で安定的に保持することができる。これにより、繊維ウエブ100に対して、垂直な壁面21に沿って繊維を押し込みながら、平行な頂部22と表面1Aとで均等な力で繊維を支えて嵩高い凹凸の賦形を破損無く行うことができる。また、製造された不織布においては、凹凸構造における平行な外面繊維層を両面に形成することができ、形状保持性が高く、クッション性が高いものとなる。また、該不織布に平坦面があることによって、他の材との接合性(接着性)が高くなり、形状安定性が高くなる。
上記の「突起体2の頂部22と基材1の表面1Aとが平行である」とは、支持体10の断面又は側面視した端面において、隣接する頂部22同士を結んでできる仮想線と、基材1の表面1Aに沿った仮想線とが平行であることを言う。具体的には、例えば図3に示すように基材1の表面1Aが平坦面である場合は、両者の仮想線F1と仮想線F2とが平行であることを言う。また図4に示すように基材1の表面1Aが外側に凸にした円弧状の湾曲面である場合は、支持体10の断面又は側面視した端面において、両者の仮想線F3と仮想線F4とが平行であることを言う。この場合、仮想線F3と仮想線F4とは、それぞれを延出してできる仮想の円が同心円状にあるとも言う。
上記の「平行」とは、突起体2の頂部22同士を結んでできる仮想線と、基材1の表面1Aに沿った仮想線をと延長しても交わらないことを言う。たとえ延長した先で交わることがあった場合でも、その交差する角度が5°以下である場合を「平行」とし、好ましくは3°以下、より好ましくは1°以下である。
(突起体2の頂部22同士を結んでできる仮想線、基材1の表面1Aに沿った仮想線の位置関係の確認方法)
3次元測定機により確認する。突起体列23の1列を選び、列内の突起2を5個選び、選んだ突起2の頂部22の中央部を3次元測定機で検出し、頂部22を結んだ仮想線(仮想弧)を算出する。さらに、上記で選んだ突起体列23に隣接する凹条部13又は14の開孔していない部分5ヶ所を3次元測定機で検出し、基材1の表面1Aに沿った仮想線(仮想弧)を算出して、両仮想線の位置関係を確認する。
基材1の表面1Aから突起体2の頂部22までの高さ(H1)は、賦形しやすさの観点から、3mm以上が好ましく、4mm以上がより好ましく、5mm以上が更に好ましい。また、前記高さ(H1)は、賦形後の形状安定性の観点から、15mm以下が好ましく、12mm以下がより好ましく、9mm以下が更に好ましい。具体的には、前記高さ(H1)は、好ましくは3mm以上15mm以下、より好ましくは4mm以上12mm以下、更に好ましくは5mm以上9mm以下である。
突起体2の最大径(G2)は、賦形しやすさの観点から、1mm以上が好ましく、1.2mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましい。また、突起体2の最大径(G2)は、クッション性及び外観の向上の観点から、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3mm以下が更に好ましい。具体的には、突起体2の最大径(G2)は、好ましくは1mm以上5mm以下、より好ましくは1.2mm以上4mm以下、更に好ましくは1.5mm以上3mm以下である。
また、前述の基材1の表面1Aから突起体2の頂部22までの高さ(H1)は、クッション性向上の観点から、突起体2の最大径(G2)の1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上がより好ましく、3倍以上が更に好ましい。また、基材1の表面1Aから突起体2の頂部22までの高さ(H1)は、賦形後の形状安定性の観点から、突起体2の最大径(G2)の10倍以下であることが好ましく、9倍以下であることがより好ましく、8倍以下であることが更に好ましい。具体的には、基材1の表面1Aから突起体2の頂部22までの高さ(H1)は、突起体2の最大径(G2)の1.5倍以上10倍以下が好ましく、2倍以上9倍以下がより好ましく、3倍以上8倍以下が更に好ましい。
(突起体2の高さ(H1)の測定方法)
高さを測定する突起体2に隣接する凹条部13又は14の開孔していない部分を5ヶ所を3次元測定機で検出して、基材1の表面1Aに沿った仮想線(又は仮想弧)を算出し、該仮想線(又は仮想弧)と頂部22の距離を算出する。
頂部22は、粗面化されていることが好ましい。これによって、繊維に対する引っ掛け性を高くして頂部22に残る繊維量を好適に高め、繊維ウエブ100に対する押し込みの際に繊維が部分的に薄くなることを抑制することができる。また、これにより斑の少ない不織布を製造することができる。粗面化は、頂部22のみの一部に施されていてもよく、頂部22のみの全体に施されていてもよく、頂部22から壁面21の上部の一部にまで施されていてもよい。繊維に対する引っ掛け性と壁面21への繊維の沿いやすさを考慮すると、頂部22の全体が粗面化されていることが好ましく、頂部22の縁まで粗面化されていることがより好ましい。また、不織布化後の引き剥がし易さを考慮すると、頂部22のみが粗面化され、壁面21は粗面化されていないことが好ましい。
頂部22を粗面化する方法としては、サンドブラスト加工など、この種の支持体に対して施す種々の方法を用いることができる。
支持体10を用いて賦形する繊維ウエブ100の繊維としては、特に限定されずに種々のものを用いることができる。具体的には、下記の繊維などが挙げられる。
すなわち、ポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維等のポリオレフィン繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等の熱可塑性樹脂を単独で用いてなる繊維がある。また、芯鞘型、サイドバイサイド型等の構造の複合繊維がある。本発明では複合繊維を用いるのが好ましい。ここでいう複合繊維とは、高融点成分が芯部分で低融点成分が鞘部分とする芯鞘繊維、また高融点成分と低融点成分とが並列するサイドバイサイド繊維が挙げられる。その好ましい例として、鞘成分がポリエチレンまたは低融点ポリプロピレンである芯鞘構造の繊維が挙げられ、該芯/鞘構造の繊維の代表例としては、PET(芯)とPE(鞘)、PP(芯)とPE(鞘)、PP(芯)と低融点PP(鞘)等の繊維が挙げられる。さらに具体的には、上記構成繊維は、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレン複合繊維、ポリプロピレン複合繊維を含むのが好ましい。ここで、該ポリエチレン複合繊維の複合組成は、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンであり、該ポリプロピレン複合繊維の複合組成が、ポリエチレンテレフタレートと低融点ポリプロピレンであるのが好ましく、より具体的には、PET(芯)とPE(鞘)、PET(芯)と低融点PP(鞘)が挙げられる。また、これらの繊維は、単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせた混繊として用いることもできる。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の支持体、該支持体を用いた不織布の製造方法を開示する。
<1>
繊維ウエブを賦形するための支持体であって、
該支持体は、基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、
前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直である、支持体。
<2>
前記基材は、複数の前記突起体の間に、該基材の表面から裏面に貫通する複数の開孔を有する、前記<1>に記載の支持体。
<3>
前記基材の開孔率が、10%以上50%以下であり、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上であり、また、好ましくは45%以下、より好ましくは40%以下である、前記<2>に記載の支持体。
<4>
前記基材の開孔率が20%以上40%以下である、前記<2>に記載の支持体。
<5>
前記開孔の最大径が、前記突起体の最大径の0.5倍以上4倍以下であり、好ましくは0.6倍以上、より好ましくは0.7倍以上であり、また、好ましくは3.5倍以下、より好ましくは3倍以下である、前記<2>〜<4>のいずれか1に記載の支持体。
<6>
前記開孔の最大径が、前記突起体の最大径の0.7倍以上3倍以下である、前記<2>〜<4>のいずれか1に記載の支持体。
<7>
複数の前記突起体が、前記基材の表面における互いに交差する第一方向及び第二方向それぞれに沿って、離間して配されている、前記<1>〜<6>のいずれか1に記載の支持体。
<8>
複数の前記突起体の前記第一方向における離間幅が等間隔である、前記<7>に記載の支持体。
<9>
等間隔であるとは、前記突起体の前記第一方向における離間幅の差が0mm以上1mm以下であることを言い、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.5mm以下である、前記<8>に記載の支持体。
<10>
前記離間幅が1mm以上10mm以下であり、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2mm以上であり、また、好ましくは9mm以下、より好ましくは8mm以下である、前記<8>又は<9>に記載の支持体。
<11>
前記離間幅が2mm以上8mm以下である、前記<8>又は<9>に記載の支持体。
<12>
前記支持体が、前記第一方向に沿う円弧状の曲面を有する、前記<7>〜<11>のいずれか1に記載の支持体。
<13>
前記支持体の第一方向と第二方向とが直交する方向である、前記<7>〜<12>のいずれか1に記載の支持体。
<14>
複数の前記突起体は、前記第一方向と第二方向とにおいて同じ離間幅で配されている、前記<7>〜<13>のいずれか1に記載の支持体。
<15>
前記同じ離間幅とは、前記第一方向の離間幅と前記第二方向の離間幅との差が、0mm以上1mm以下であり、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.5mm以下である、前記<14>に記載の支持体。
<16>
前記突起体の頂部が平面である、前記<1>〜<15>のいずれか1に記載の支持体。
<17>
前記突起体の頂部と前記壁面とが垂直に接している、前記<1>〜<16>に記載の支持体。
<18>
前記突起体の頂部の面と前記基材の表面とが平行である、前記<17>に記載の支持体。
<19>
前記垂直とは、前記基材に対して88°以上92°以下であり、好ましくは89°以上、より好ましくは89.5°以上であり、また、好ましくは91°以下、より好ましくは90.5°以下である、前記<1>〜<18>のいずれか1に記載の支持体。
<20>
前記垂直とは、前記基材に対して89.5°以上90.5°以下である、前記<1>〜<18>のいずれか1に記載の支持体。
<21>
前記突起体が円柱又は角柱である、前記<1>〜<20>のいずれか1に記載の支持体。
<22>
前記基材の表面から前記突起体の頂部までの高さが3mm以上15mm以下であり、好ましくは4mm以上、より好ましくは5mm以上であり、また、好ましくは12mm以下、より好ましくは9mm以下である、前記<1>〜<21>のいずれか1に記載の支持体。
<23>
前記基材の表面から前記突起体の頂部までの高さが5mm以上9mm以下である、前記<1>〜<21>のいずれか1に記載の支持体。
<24>
前記突起体の最大径が1mm以上5mm以下であり、好ましくは1.2mm以上であり、より好ましくは1.5mm以上であり、また、好ましくは4mm以下であり、より好ましくは3mm以下である、前記<1>〜<23>のいずれか1に記載の支持体。
<25>
前記突起体の最大径が1.5mm以上3mm以下である、前記<1>〜<23>のいずれか1に記載の支持体。
<26>
前記基材の表面から前記突起体の頂部までの高さが、前記突起体の最大径の1.5倍以上10倍以下であり、好ましくは2倍以上、より好ましくは3倍以上であり、また、好ましくは9倍以下、より好ましくは8倍以下である、前記<1>〜<25>のいずれか1に記載の支持体。
<27>
前記基材の表面から前記突起体の頂部までの高さが、前記突起体の最大径の3倍以上8倍以下である、前記<1>〜<25>のいずれか1に記載の支持体。
<28>
前記突起体の頂部が粗面である、前記<1>〜<27>のいずれか1に記載の支持体。
<29>
前記突起体の頂部のみが粗面である、前記<1>〜<27>のいずれか1に記載の支持体。
<30>
前記基材が円弧状である、前記<1>〜<29>のいずれか1に記載の支持体。
<31>
基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、該突起体が前記基材に対して垂直となる壁面を有する支持体の前記表面側に、繊維ウエブを載置し、
該繊維ウエブを構成する樹脂のうち最も融点が低い樹脂の融点を最低融点としたときに、
前記繊維ウエブに前記最低融点未満の温度の風を吹きつける第一送風工程と、
該第一送風工程の後に、前記繊維ウエブに前記最低融点以上の温度の風を吹きつける第二送風工程とを有する、不織布の製造方法。
<32>
前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直である、前記<31>に記載の不織布の製造方法。
<33>
前記第二送風工程の後に、前記繊維ウエブに前記第一送風工程の風の温度未満の温度の風を吹きつける第三送風工程を有する、前記<31>又は<32>に記載の不織布の製造方法。
<34>
前記基材は、複数の前記突起体の間に、該基材の表面から裏面に貫通する複数の開孔を有している、前記<31>〜<33>のいずれか1に記載の不織布の製造方法。
<35>
前記基材の開孔率は25%以上40%以下である、前記<31>〜<34>のいずれか1に記載の不織布の製造方法。
1 基材
13 第一凹条部
14 第二凹条部
2 突起体
21 壁面
22 頂部
23 突起体列
3 開孔
10 支持体

Claims (7)

  1. 繊維ウエブを賦形するための支持体であって、
    該支持体は、基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、
    前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直であり、
    前記基材の表面から前記突起体の頂部までの高さが、前記突起体の最大径の1.5倍以上10倍以下である、支持体。
  2. 繊維ウエブを賦形するための支持体であって、
    該支持体は、基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、
    前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直であり、
    前記突起体の頂部が粗面である、支持体。
  3. 前記基材は、複数の前記突起体の間に、該基材の表面から裏面に貫通する複数の開孔を有する、請求項1又は2に記載の支持体。
  4. 前記突起体の頂部と前記壁面とが垂直に接している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の支持体。
  5. 前記基材の表面から前記突起体の頂部までの高さが、前記突起体の最大径の3倍以上8倍以下である、請求項1〜のいずれか1項に記載の支持体。
  6. 基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、該突起体が前記基材に対して垂直となる壁面を有し、前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直であり、前記基材は、複数の前記突起体の間に、該基材の表面から裏面に貫通する複数の開孔を有し、該開孔による開孔率が20%以上40%以下である支持体の前記表面側に、繊維ウエブを載置し、
    前記繊維ウエブを構成する樹脂のうち最も融点が低い樹脂の融点を最低融点としたときに、
    前記繊維ウエブに前記最低融点未満の温度の風を吹きつける第一送風工程と、
    該第一送風工程の後に、そのままの状態で、前記繊維ウエブに前記最低融点以上の温度の風を吹きつける第二送風工程とを有する、不織布の製造方法。
  7. 基材と、該基材の表面に配された複数の突起体とを有し、該突起体が前記基材に対して垂直となる壁面を有し、前記突起体の壁面が全て前記基材に対して垂直であり、前記突起体の頂部が粗面である支持体の前記表面側に、繊維ウエブを載置し、
    前記繊維ウエブを構成する樹脂のうち最も融点が低い樹脂の融点を最低融点としたときに、
    前記繊維ウエブに前記最低融点未満の温度の風を吹きつける第一送風工程と、
    該第一送風工程の後に、前記繊維ウエブに前記最低融点以上の温度の風を吹きつける第二送風工程とを有する、不織布の製造方法。
JP2017248628A 2017-12-26 2017-12-26 支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法 Active JP6623207B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017248628A JP6623207B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017248628A JP6623207B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019112748A JP2019112748A (ja) 2019-07-11
JP6623207B2 true JP6623207B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=67223567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017248628A Active JP6623207B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6623207B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5729948B2 (ja) * 2010-08-31 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布シート、その製造方法および吸収性物品
WO2012086730A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 花王株式会社 不織布及びこれを用いた吸収性物品
JP5893391B2 (ja) * 2010-12-28 2016-03-23 花王株式会社 不織布製造用支持体および賦形不織布の製造方法
JP6320349B2 (ja) * 2015-06-30 2018-05-09 ユニ・チャーム株式会社 不織布及びそれを用いた吸収性物品
JP6632579B2 (ja) * 2017-08-01 2020-01-22 ユニ・チャーム株式会社 凹凸パターン付き不織布の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019112748A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6065376B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
US8752232B2 (en) Cleaning sheet
JP5697815B2 (ja) 繊維機械用の針
EP3668339B1 (en) Fastener element shape
JP2019044319A5 (ja)
JP6177840B2 (ja) 重ね合わせ複合内装部品
JP6623207B2 (ja) 支持体および該支持体を用いた不織布の製造方法
JP7311486B2 (ja) 筬及びその製造方法
JP5893391B2 (ja) 不織布製造用支持体および賦形不織布の製造方法
JP5981475B2 (ja) 積層造形物の製造装置及び積層造形物の製造方法
JP2019044293A5 (ja)
US7284907B2 (en) Gas bearing system
JP6549414B2 (ja) タイヤ
JP2010196238A (ja) 繊維機械のための針ホルダー
JP2012149371A5 (ja)
JP2009166859A (ja) 可変仕切り付き収納箱および該収納箱による物品の搬送方法
JP2012149371A (ja) 不織布製造用支持体および賦形不織布の製造方法
JP6495736B2 (ja) タイヤ
JP3752035B2 (ja) シート、及びシート折曲部用形成刃
JP2016008368A (ja) 不織布
JP4578388B2 (ja) 使い捨てブラシ
JP3132468U (ja) ビーズ保持トレイ
US5024176A (en) Needlepoint sheet having octagonal openings and method of use thereof
JP2016121510A (ja) 床材およびその製造方法
JP5869325B2 (ja) 賦形不織布製造用支持体および賦形不織布の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6623207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250