JP6621775B2 - 非常に速い皮膚及び膜浸透速度を有するnsaiaプロドラッグ及びその新規医薬使用 - Google Patents
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Description
1.本プロドラッグは、親油性部分と、生理的pHにおいてプロトン化された形式(親水性部分)で存在する第一級、第二級、第三級アミン基(好適には第三級アミン基)とを有しなければならない。
2.全てのNSAIAプロドラッグは、生理的pHにおいてプロトン化された形式(親水性部分)で存在する第一級、第二級、第三級アミン基を、一つ又は二つ(好適には一つ)のみ有するべきである。
3.第一級、第二級、第三級アミン基の主要な役割は、皮膚、膜、血液脳、血液胎盤、傷、又は他の関門を薬物が通過する助けとなることである。第一級、第二級、第三級アミン基は、無毒かつ親薬物の生物活性を仲介する任意の構造とすることができる。
ジエチルアミノエチルアセチルサリチラート.アセチルサリチル酸塩の調製
180gの2−アセチルサリチル酸を、1000mlのクロロホルムに溶解した。混合物を5℃に冷却した。103gの1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドを、混合物に加えた。混合物を、室温で2時間かき混ぜた。固形廃棄物を濾過して取り除き、クロロホルムで洗浄した(3×300ml)。59gのジエチルアミノエタノールを、反応混合物に加えた。混合物を、室温で3時間かき混ぜた。有機溶液を蒸発させた。乾燥後、所望生成物220gを得た(96%)。元素分析:C24H29NO8、分子量:459.18.計算%C:62.73、H:6.36、N:3.05、O:27.86、実測%C:62.70、H:6.40、Cl:N:3.01、O:27.90。
1−ピペリジンプロピル2[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]ベンゼンアセタート.AcOHの調製
31.8g(0.1mol)のナトリウム2[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]ベンゼンアセタートを、180mlのクロロホルム中にサスペンドした。28.6g(0.1mol)の1−ピペリジンプロピルブロミド.HBrを混合物に加え、室温で5時間かき混ぜた。混合物を5%Na2CO3(1×300ml)及び水(3×100ml)で洗浄した。混合物を無水Na2SO4で乾燥した。硫酸ナトリウムを濾過して取り除き、クロロホルム(3×50ml)で洗浄した。6gの酢酸を溶液に加えた。溶液を真空中で100mlまで濃縮した。次いで、300mlのヘキサンを溶液に加えた。固体生成物を濾過して集め、ヘキサン(3×100ml)で洗浄した。乾燥後、所望生成物40gを得た(86%)。元素分析:C24H30Cl2N2O4、分子量:481.43、計算%C:59.88、H:6.28、Cl:14.73、N:5.82、O:13.29、実測%C:59.83、H:6.32、Cl:14.71、N:5.79、O:13.35。
60gのポリマー結合トリエチルアミン(3mmol/g、100−200メッシュ)を、180mlのクロロホルム中にサスペンドした。20.6g(0.1mol)の2−(ρ−イソブチルフェニル)プロピオン酸を、かき混ぜながら混合物に加えた。39g(0.15mol)の3−ピペリジンメチルブロミド.HBrを混合物に加え、混合物を室温で5時間かき混ぜた。ポリマーを濾過して取り除き、アセトン(3×50ml)で洗浄した。300mlの5%Na2CO3を、かき混ぜながら溶液に加えた。混合物を30分間かき混ぜた。クロロホルム溶液を水(3×100ml)で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。硫酸銅を濾過して取り除き、クロロホルム(3×100ml)で洗浄した。6gの酢酸を混合物に加えた。溶液を真空中で100mlまで濃縮した。300mlのヘキサンを溶液に加えた。固体生成物を濾過して集め、ヘキサン(3×100ml)で洗浄した。乾燥後、所望生成物35gを得た(96%)。元素分析:C21H33NO4、分子量:363.49、計算%C:69.39、H:9.15、N:3.85、O:17.61、実測%C:69.35、H:9.18、N:3.83、O:17.64。
1.一般式(2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造2a、2b、2c、又は2d」の化合物であって、
4.上記1及び上記2に記載の前記一般式1、2a、2b、2c、又は2dの「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物を、適切なハロゲン化物を用いて、NSAIAの金属塩、有機塩基性塩、又は固定化された塩基性塩から調製することができる、上記1及び上記2に記載の前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物を調製する方法。
5.ヒト又は動物における任意のNSAIAにより治療可能な症状を治療するために、経皮、経口、皮下、静脈内、又は経鼻的に投与することができる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物であって、前記NSAIAにより治療可能な症状は、歯痛、頭痛、関節炎及び他の炎症性の痛みに由来する痛み、発熱、癌、月経困難症、急性片頭痛、急性痛風性関節炎、強直性脊椎炎、関節リウマチ、変形性関節症、月経困難症、及び認知症を含むが、これらに限定されない。
6.上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物の、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することによってヒト又は動物における任意のNSAIAにより治療可能な症状を治療する方法。
8.ヒト又は動物における糖尿病(I型及びII型)、異常血糖、異常血中脂質濃度、及び他の代謝疾患の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
9.ヒト又は動物における糖尿病(I型及びII型)、異常血糖値、異常血中脂質濃度、及び他の代謝疾患の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
10.ヒト又は動物における異常血圧及び異常血中脂質濃度の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
12.ヒト又は動物における脳卒中、心臓発作、及び他の心臓と血管の病気の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与し得る、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
13.治療上有効量を感染領域(首、頭、胸、脚、又は/及び身体の任意の他の部分等)に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、ヒト又は動物における脳卒中、心臓発作、及び他の心臓と血管の病気を治療及び予防するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
14.ヒト又は動物における脳卒中、心臓発作、及び他の心臓と血管の病気の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
16.治療上有効量を感染領域に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、ヒト又は動物における臓器移植拒絶反応を治療及び予防するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
17.ヒト又は動物における臓器移植拒絶反応の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
18.アルツハイマー病、パーキンソン病及び他の神経変性疾患の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(好ましくは首及び頭に、溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
20.乾癬及び他の皮膚疾患の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又ゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
21.治療上有効量を感染領域に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、ヒト又は動物における乾癬及び他の皮膚疾患を治療するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
22.乾癬及び他の皮膚疾患の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
24.治療上有効量を感染領域に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、ヒト又は動物における円板状エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫疾患肝炎、強皮症、シェーグレン症候群、関節リウマチ、多発性筋炎、強皮症、橋本甲状腺炎、若年型糖尿病、アジソン病、白斑、悪性貧血、糸球体腎炎、肺線維症、多発性硬化症(MS)、クローン病、及び他の自己免疫疾患を治療及び予防するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
25.ヒト又は動物における円板状エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫疾患肝炎、強皮症、シェーグレン症候群、関節リウマチ、多発性筋炎、強皮症、橋本甲状腺炎、若年型糖尿病、アジソン病、白斑、悪性貧血、糸球体腎炎、肺線維症、多発性硬化症(MS)、クローン病、及び他の自己免疫疾患の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
26.ヒト又は動物における筋萎縮性側索硬化症(ALS)、眼球咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)、筋緊張性ジストロフィー(MD)、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)、多発性筋炎(PM)、皮膚筋炎(DM)、封入体筋炎(IBM)、及びその他の筋疾患の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
28.ヒト又は動物における筋萎縮性側索硬化症(ALS)、眼球咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)、筋緊張性ジストロフィー(MD)、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)、多発性筋炎(PM)、皮膚筋炎(DM)、封入体筋炎(IBM)、及びその他の筋疾患の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
29.前立腺の炎症(前立腺炎)、前立腺膀胱炎、痔、炎症性の痔、照射(人工形成)後直腸炎、慢性潰瘍性大腸炎、腺窩炎、他の肛門直腸の炎症性症状、及び肛門掻痒の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
30.治療上有効量を感染領域に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、前立腺の炎症(前立腺炎)、前立腺膀胱炎、痔、炎症性の痔、照射(人工形成)後直腸炎、慢性潰瘍性大腸炎、腺窩炎、他の肛門直腸の炎症性症状、及び肛門掻痒を治療及び予防するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
32.ヒト又は動物における自己免疫性肝炎、自己免疫性腎炎、結腸直腸炎、腸炎、静脈炎、血管炎、及び他の炎症の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
33.治療上有効量を感染領域に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、ヒト又は動物における自己免疫性肝炎、自己免疫性腎炎、結腸直腸炎、腸炎、静脈炎、血管炎、及び他の炎症を治療及び予防するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
34.ヒト又は動物における自己免疫性肝炎、自己免疫性腎炎、結腸直腸炎、腸炎、静脈炎、血管炎、及び他の炎症の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
36.治療上有効量を感染領域に局所的に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)投与することにより、ヒト又は動物における脊髄損傷を治療するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
37.ヒト又は動物における脊髄損傷の治療のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、及び2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、及び2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
38.ヒト又は動物における乳癌、結腸直腸癌、口腔癌、肺及び他の呼吸器系の癌、皮膚癌、子宮癌、生殖器癌、泌尿器癌、白血病及び他の血液とリンパ組織の癌並びに他の癌の治療及び予防のため、治療上有効な血漿濃度を送達するために、身体の任意の部分に(溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で)経皮投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
40.ヒト又は動物における乳癌、結腸直腸癌、口腔癌、肺及び他の呼吸器系の癌、皮膚癌、子宮癌、生殖器癌、泌尿器癌、白血病及び他の血液とリンパ組織の癌並びに他の癌の治療及び予防のために、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に(溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤、又は任意の他の処方の形式で)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
41.ヒト又は動物における乳癌、結腸直腸癌、口腔癌、肺及び他の呼吸器系の癌、皮膚癌、子宮癌、生殖器癌、泌尿器癌、白血病及び他の血液とリンパ組織の癌並びに他の癌の治療及び予防のために、経皮的に、皮下に、静脈内に、経鼻的に又は経口的に、単独で又は他の癌治療薬と組み合わせて投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
42.ヒト又は動物における乳癌、結腸直腸癌、口腔癌、肺及び他の呼吸器系の癌、皮膚癌、子宮癌、生殖器癌、泌尿器癌、白血病及び他の血液とリンパ組織の癌並びに他の癌の治療のために、癌を取り除く手術の前又は後に、経皮的に、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
44.異常血管性皮膚病変、あざ、ほくろ(母斑)、スキンタグ、高齢スポット(肝斑)、及び他の皮膚疾患の治療のために、溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で経皮的に(局所的に)投与することのできる、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物。
45.ヒト又は動物におけるNSAIAによる治療が可能な任意の症状、及び本発明に記載の新規症状を治療するための、上記1及び2に記載の、有効成分としての、前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物、又は前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の少なくとも一つの化合物を含む組成物の、経皮的治療応用システムであって、一つの有効成分を含有するマトリクス層と、不浸透性の裏地層とを含む、バンデージ又はパッチとすることができ、最も好適なシステムは、有効成分収容体であり、皮膚に面する浸透性の底部を有し、放出率を制御することにより、前記NSAIAが至適な治療上血液濃度に一定に達し、有効性を増し、NSAIAの副作用を低減することを可能にするシステム。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕一般式(2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造2a、2b、2c、又は2d」の化合物であって、
〔2〕一般式(1)の「化学構造1」の化合物であって、
〔3〕前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の前記一般式1、2a、2b、2c、又は2dの「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物を、カップリング試薬を用いて無水物を形成する反応、次いでアルコール、チオール、又はアミンを用いる反応により、NSAIAから調製する、前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物を調製する方法。
〔4〕前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の前記一般式1、2a、2b、2c、又は2dの「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物を、ハロゲン化物を用いて、NSAIAの金属塩、有機塩基性塩、又は固定化された塩基性塩から調製する、前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の前記一般式(1、2a、2b、2c、又は2d)の「化学構造1、2a、2b、2c、又は2d」の化合物を調製する方法。
〔5〕代謝疾患、異常血圧、心臓及び血管疾患、臓器移植拒絶反応、神経変性疾患、皮膚疾患、自己免疫疾患、筋疾患、痛み、発熱、癌、月経困難症、急性片頭痛、急性痛風性関節炎、強直性脊椎炎、関節リウマチ、変形性関節症、認知症、炎症性症状、脊髄損傷及び傷からなる群から選択される、ヒト又は動物における疾患若しくは症状を治療又は予防するための薬剤の製造のための前記〔1〕又は〔2〕に記載の化合物の使用。
〔6〕前記薬剤が、治療上有効な血漿濃度を送達するために、ヒト又は動物において身体の部分に溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で経皮投与される、前記〔5〕に記載の使用。
〔7〕前記薬剤が、経口的に、皮下に、静脈内に、又は経鼻的に溶液、スプレー、エマルジョン、丸剤、錠剤の形式で投与される、前記〔5〕に記載の使用。
〔8〕前記薬剤が、治療上有効量を感染領域に局所的に溶液、スプレー、ローション、軟膏、エマルジョン又はゲルの形式で投与される、前記〔5〕に記載の使用。
〔9〕前記痛みが、歯痛、頭痛及び炎症性の痛みから選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔10〕前記代謝疾患が、糖尿病(I型及び/又はII型)、異常血糖、異常血中脂質濃度からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔11〕前記心臓及び血管疾患が、脳卒中及び心臓発作からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔12〕前記神経変性疾患が、アルツハイマー病及びパーキンソン病からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔13〕前記皮膚疾患が、乾癬である、前記〔5〕に記載の使用。
〔14〕前記自己免疫疾患が、ヒト又は動物における円板状エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫疾患肝炎、強皮症、シェーグレン症候群、関節リウマチ、多発性筋炎、強皮症、橋本甲状腺炎、若年型糖尿病、アジソン病、白斑、悪性貧血、糸球体腎炎、肺線維症、多発性硬化症(MS)及びクローン病からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔15〕前記筋疾患が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、眼球咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)、筋緊張性ジストロフィー(MD)、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)、多発性筋炎(PM)、皮膚筋炎(DM)及び封入体筋炎(IBM)からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔16〕前記炎症性症状が、前立腺の炎症(前立腺炎)、前立腺膀胱炎、痔、炎症性の痔、照射(人工形成)後直腸炎、慢性潰瘍性大腸炎、腺窩炎、肛門直腸の炎症性症状、肛門掻痒、自己免疫性肝炎、自己免疫性腎炎、結腸直腸炎、腸炎、静脈炎、血管炎から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔17〕前記癌が、乳癌、結腸直腸癌、口腔癌、呼吸器系の癌、皮膚癌、子宮癌、生殖器癌、泌尿器癌、白血病、並びに血液及びリンパ組織の癌から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔18〕前記傷が、切り傷及び火傷からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔19〕前記皮膚疾患が、異常血管性皮膚病変、あざ、ほくろ(母斑)、スキンタグ及び高齢スポット(肝斑)からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の使用。
〔20〕代謝疾患、異常血圧、心臓及び血管疾患、臓器移植拒絶反応、神経変性疾患、皮膚疾患、自己免疫疾患、筋疾患、痛み、発熱、癌、月経困難症、急性片頭痛、急性痛風性関節炎、強直性脊椎炎、関節リウマチ、変形性関節症、認知症、炎症性症状、脊髄損傷及び傷からなる群から選択される、ヒト又は動物における疾患若しくは症状を治療又は予防するための、前記〔1〕又は〔2〕に記載の化合物の経皮的治療応用システムであって、一つの有効成分を含有するマトリクス層と不浸透性の裏地層とを含むバンデージ又はパッチを含むシステム。
〔21〕有効成分収容体を含み、皮膚に面する浸透性の底部を有し、放出率を制御することにより、NSAIAが至適な治療上血液濃度に一定に達し、有効性を増し、NSAIAの副作用を低減することを可能にする、前記〔20〕に記載のシステム。
〔22〕水及び前記〔1〕又は〔2〕に記載の化合物からなる組成物。
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- 化学構造2b又は2cの化合物であって、
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