JP6621563B1 - 剃刀 - Google Patents
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Abstract
Description
当該特許文献1では、剃り落されたアンダーヘアを効率的に排出することで剃毛作業に支障をきたさないように工夫した技術が開示されている。
本発明においては、所定の長尺方向に延在状に形成されるとともに、使用者の把持に供される把持部と、前記長尺方向と交差する幅方向に延在状に形成されるとともに、刃体および前記刃体に隣接して形成された櫛部を有するヘッド部と、前記把持部と前記ヘッド部を連結する連結部と、を有する剃刀が構成される。
更に、上記した幅寸法の漸増構成により、使用者の手指が接触する把持部の前方側の幅寸法は相対的に小さく、一方、使用者の掌が接触する把持部の後方側の幅寸法は相対的に大きく設定することとなり、「しっかり握りつつ、狙いどおりの正確な作業を行うことができる」という、人間工学的に優れた操作性および把持性の両立を担保することができる。
「直線状に連結」については、典型的には、ヘッド部の一方側端部と把持部の一方側端部を最短距離で連結するとともに、ヘッド部の他方側端部と把持部の他方側端部を最短距離で連結する態様が該当する。
このように構成することで、剃刀の組付け工程を合理化するとともに、所用材料の低減化を図ることが可能とされ、更に一体成形構造を利用することで、剃刀の外観デザインに対し、更に踏み込んだ趣向性を付与することが可能とされる。
このように構成することで、リブ部につき、幅方向はもとより、長尺方向および上下方向に対しても高い強度剛性を発揮させることができ、剃刀の剛性および耐久性を向上することが可能となる。
このように構成することで、ヘッド部の幅寸法以上の幅寸法を有する把持部にあって、その天面部および各側壁部およびリブ部に手指載置面を構成し、使用者の手指の載置に供することが可能となる。
これにより、把持部の剛性を確保するのと併せて、使用者は、把持部の広範な領域を手指の載置に利用することができ、多様化された把持態様の中から、自分にあったものを適宜に選択する自由度が増し、剃刀の把持性および操作性を一層向上させることができる。
この結果、上記した「しっかり握りつつ、狙いどおりの正確な作業を行うことができる」という本発明の特徴が、さらに「把持する際の手指の載置場所が豊富」とすることで一層際立つことになる。
なお天面部および各側壁部およびリブ部の各手指載置面については、手指の移動の円滑性確保の観点から、連続状の同一面、典型的には面一状に構成されることが好ましい。
このように構成することで、使用者は、当該貫通開口部を通じて、ヘッド部による体毛カット処理領域を直接視認することが可能となり、一層の操作性向上が図られる。
視認性向上の見地によれば、当該貫通開口部は、長尺方向ないし幅方向につき、連結部の略全体に渡って形成されることが好ましい。
このように構成することで、剃刀の使用において、カット対象となる体毛の整列作業が確実に遂行可能とされる。
このように構成することで、上記したリブ部を、更に補助リブ部で補強することが可能となり、把持部の強度剛性の向上が更に担保されることになる。
補助リブ部には、使用者の手指が載置可能な手指載置面を設けることが好ましい。
また当該補助リブ部における手指載置面は、手指の移動の円滑性確保の観点から、上記リブ部の手指載置面と、連続状の同一面、典型的には面一状に構成されることが好ましい。更に前記把持部における、上記リブ部以外の部材領域、すなわち天面部および各側壁部における手指載置面と同一面、典型的には面一状に構成されてもよい。
このように構成することで、補助リブ部によるリブ部に対する補強効果が一層増大することになる。
なお、上記補助リブ部は、長尺方向につき、中央線を挟んで対称状かつ対状(ペア状)に形成される態様、あるいは、長尺方向へと波状に延在するように構成される態様、あるいはその双方、といった態様が構築可能である。外観趣向性と強度剛性、更に手指載置の場所増大の観点から、補助リブ部を複数組み合わせて、V字状ないしX字状に構成することができる。
このように構成することで、連結部の強度剛性を更に増大することが可能となり、剃刀の耐久性向上に資することができる。特に、連結部に凹部を形成するとともに、当該凹部内に連結部リブ部を形成する構成が好適である。
なお、当該連結部リブ部は、上記した補助リブ部と併せて、あるいは補助リブ部なしで設けることが可能である。
連結部リブ部には、使用者の手指が載置可能な手指載置面を設けることが好ましい。
また当該連結部リブ部における手指載置面は、手指の移動の円滑性確保の観点から、上記把持部における各部の手指載置面と、連続状の同一面状(典型的には面一状)に構成されることが好ましい。
本発明の第1の実施形態について図1〜図11に基づいて説明する。本実施形態は、図1〜図5に投影図として、図6に斜視図として、その全体構成が示される剃刀1に関する。この剃刀1は、典型的には、ビキニ・ラインやIラインといった陰部、あるいは腋下部といった人間の身体の局所部分、すなわち繊細な操作が求められるデリケートゾーンにおける体毛カット処理に好適に用いられる。
本実施形態に係る剃刀1は、図1〜図8に示すように、ヘッド部3、連結部4および把持部5を有する剃刀ホルダ2と、当該剃刀ホルダ2に装着される刃体37を主体として構成されている。
本実施形態におけるヘッド部3、連結部4、および把持部5は、樹脂による一体成形体として構成されている。樹脂材としては、PP(ポリプロピレン)の他、ABS、エラストマー、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(塩化ビニル樹脂)等が好適に用いられる。なお、近年の脱プラスチック化の流れに鑑み、樹脂材に代えて、例えば紙材や段ボール材等によって一体成形体を構築することも可能である。
一体成形体とすることで、剃刀1の製造工程を合理化し、所用材料の低減化を図ることが可能とされるとともに、剃刀1の外観デザインに対し、更に踏み込んだ趣向性を付与することが可能とされる。
また本実施形態においては、デザイン趣向性の観点から、ヘッド部3、連結部4、および把持部5について、半透明状の樹脂材による一体成形体が採用されている。
本実施形態においては、図1〜図8に示すように、ヘッド部3、連結部4および把持部5を結ぶ長尺方向(剃刀1の長軸方向、すなわち前後方向)をLDと定義し、当該LDと交差する幅方向(剃刀1の横方向、すなわち左右方向)をWDと定義する。
長尺方向LDにおいて、剃刀1の前方、すなわち連結部4からヘッド部3へと向かう方向4を「長尺方向前方側LDF」と定義する。一方、長尺方向LDにおいて、剃刀1の後方、すなわち連結部4から把持部5へと向かう方向を「長尺方向後方側LDR」と定義する。
更に、上記長尺方向LDおよび幅方向WDと交差する方向を「上下方向VD」(剃刀1の高さ方向)と定義するとともに、後述する把持部5の、天面部50に臨む側を「上面側TS」、上下方向において上面側TSと対向する側を「下面側BS」と定義する。
ヘッド部3は、図1および図6示されるように、上記連結部4と一体成形されたヘッド部第1構成体31と、当該ヘッド部第1構成体31とは別体として成形されるとともに、刃体37を間に介在させた状態で、ヘッド部第1構成体31の長尺方向前方側LDFに接合されるヘッド部第2構成体33を有する。当該ヘッド部第2構成体33は、ヘッド部第1構成体31と同材料・同色で形成されており、これによりヘッド部3の外観一体性が確保される。
図2、図3、図6に示すように、連結部4は、第1連結要素41、第2連結要素42を有する。
また第1連結要素41と第2連結要素42の間には、上面TSおよび下面BSの双方に臨む貫通開口部43が形成されている。
貫通開口部43は、上面TS側から、当該貫通開口部43を通じて櫛部35ないし刃体37を直接視認することを可能とするべく、幅方向WDにおいて、ヘッド部3の略60%相当の開口幅寸法ОWを有する設定とされている。
図1〜図3、および図2におけるA―A線断面図である図7、ならびに図2におけるB−B線断面図である図8に示すように、把持部5は、長尺方向LDへと延在状に形成されるとともに、天面部50、第1側壁部51、第2側壁部52、前面部53、および後面部54を主体として構成される。第1側壁部51および第2側壁部52は、幅方向WDにおいて、天面部50の両端部から、当該天面部50の面方向と交差する方向、すなわち上下方向VDに延在状に形成される。また把持部5の下面側BSには、下面側開口部55が形成されている。
図3、図7、図8に示すように、把持部5は中空状に形成されるとともに、当該中空部において、第1側壁部51と第2側壁部52および天面部50を一体状に連結するように横架されたリブ57が、長軸方向LD方向に等間隔で複数形成されている。リブ57は、本発明における「リブ部」に対応する構成例である。
本実施形態では、リブ57は合計3つ、略12mm(ミリメートル)の等ピッチで配列されている。
当該リブ57は、上記ヘッド部3、連結部4、把持部5とともに樹脂による一体成形体として構成されている。
また図2、図3、図7に示すように、リブ57は、長尺方向LDおよび上下方向VDの双方に対して傾斜状に配置される構成が採用されており、これにより、複数方向への強度剛性が高くなるように設定されている。
天面部50、第1側壁部51、第2側壁部52、前面部53および後面部54、およびリブ57は、それぞれ使用者の手指が載置される手指載置面59を有する。
そして各部材の手指載置面59は、それぞれ連続状に接続されて、同一面(面一)を形成するように構成される。これにより、使用者が、把持部5を把持しつつ、載置した手指を移動させる場合においても不要な抵抗を与えず、円滑な移動動作を確保することができる。
図2、図3に示すように、把持部5の、幅方向WDへの幅寸法(以下、「HLW」とも称呼)は、その最小部分での幅寸法HLW1(連結部隣接領域)から最大部分での幅寸法HLW2に至るまで、長尺方向のいずれの領域においても、ヘッド部3の幅方向WDへの幅寸法HW以上に設定されている。さらに把持部5の幅寸法HLWは、長尺方向LDにつき、ヘッド部3から離間する側(すなわち長尺方向後方側LDR)へと向かうにつれて、暫時に(順次ないし逐次に)寸法が増大する構成、すなわち漸増する構成が採用されている。
本実施の形態では、把持部5の最小幅寸法HLW1が略25mm(ミリメートル)、最大幅寸法HLW2が略28mm(ミリメートル)、ヘッド部3の幅寸法HWが略23mm(ミリメートル)に設定されている。
図2に示すように、連結部4は、幅方向WDにおけるヘッド部3の左右両端部3L、3Rと、幅方向WDにおける把持部5の左右両端部5L、5Rを、それぞれ直線状に連結する構成とされている。換言すれば、ヘッド部3の幅方向WDの両側の端部3L、3Rと把持部5の幅方向WDの両側の端部5L、5Rを最短距離で連結する構成である。
さらに連結部4がヘッド部3の両端部3L、3Rと把持部5の両端部5L、5Rをそれぞれ直線状に連結することで、ヘッド部3と把持部5の組み付け剛性を高く確保することが可能となり、剃刀1の耐久性向上に資する。
本実施形態では、図7に示すように、上下方向VDにおいて、第1連結要素41および第2連結要素42の高さ、すなわち連結部高さ寸法CHは、ヘッド部3の高さ(すなわちヘッド部高さ寸法HH)および把持部5の高さ(すなわち把持部高さ寸法HLH)よりも小さく設定されている。
具体的には、ヘッド部高さ寸法HHを略11mm(ミリメートル)、連結部高さ寸法CHを略4mm(ミリメートル)、把持部高さ寸法HLHを略13mm(ミリメートル)にそれぞれ設定している。
なお本実施形態では、主としてデザイン的な趣向性の観点で、ヘッド部3、連結部4および把持部5には、それぞれラウンド処理、あるいは徐々に寸法が漸減ないし漸増する処理が施されているため、各高さ寸法は、各部の最大(ないし最小)寸法で説明を行っている。
さらに上記した上下方向に関する特徴により、連結部4の下面BS側に形成される連結凹部45を、使用者の手指の把持に用いることも可能である。
次に、本実施形態に係る剃刀1(剃刀ホルダ2)の把持態様について、3つの典型例を用いて説明する。
図9に第1の把持態様が示される。この把持態様では、把持部5の天面部50およびリブ57における手指載置面59を用いて把持を遂行する。
具体的には、使用者の手指Fのうち、人差し指(第2指)F2および中指(第3指)F3を天面部50の手指載置面59に載置するとともに、親指(第1指)F1をリブ57の手指載置面59に載置することで、把持部5を把持し、ヘッド部3を処理対象領域において操作する。
上記したように、本実施形態では、把持部5の幅寸法および高さ寸法に関する工夫に起因して、デリケートゾーンでの精妙な操作コントロールが容易に実現可能とされている。
図10に第2の把持態様が示される。この把持態様では、把持部5の第1側壁部51および第2側壁部52における手指載置面59を用いて把持を遂行する。
具体的には、使用者の手指Fのうち、親指(第1指)F1および人差し指(第2指)を、第1側壁部51および第2側壁部52における手指載置面59にそれぞれ載置することで把持部5を把持し、ヘッド部3を処理対象領域において操作する。
第2の把持態様においても、上記した把持部5の幅寸法および高さ寸法における工夫に起因して、デリケートゾーンでの精妙な操作コントロールが容易に実現可能とされている。
また貫通開口部43を通じて櫛部35(および刃体37)を直接視認しながら作業遂行ができるため、作業性の一層の向上が図られている。
図11に第3の把持態様が示される。この把持態様では、第1の把持態様と同様に、把持部5の天面部50およびリブ57における手指載置面59を用いて把持を遂行する。
具体的には、親指F1を、把持部5と交差させた状態で、リブ57の手指載置面59に載置するとともに、人差し指F2(あるいは中指F3ないし薬指F4)を天面部50の手指載置面59に交差状に載置することで、把持部5を逆手状に把持し、ヘッド部3を処理対象領域において操作する。
第3の把持態様においても、上記した把持部5の幅寸法および高さ寸法における工夫に起因して、デリケートゾーンでの精妙な操作コントロールが容易に実現可能とされている。
例えば、図2、図3、図6に示す貫通開口部43に手指を入れつつ、前面部53に設けられた手指載置部59に載置して、剃刀1を操作する等の態様が採用可能である。
あるいは、図2、図3、図5に示す後面部54に設けられた手指載置部59に手指を載置して剃刀1を操作する等の態様も採用可能である。
図12に、本実施形態に係る剃刀1の製品意匠の全体構成を六面投影図にて示す(正面と背面は同様に現れるので、背面図については省略)。
次に、図13〜図15を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、基本的な構成については上記第1実施形態と同等の構造を有する一方、上記した第1実施形態におけるリブ57(図3等参照)に対し、更に補助リブを追加するものである。よって第1実施形態と実質的に同等の構成については、その詳細な説明および符号による図示を便宜上省略する。
図13には、第2実施形態に係る剃刀101の全体構成が、(六面)投影図として示される。なお、背面図は、正面図と同様に現れるので、図示を便宜上省略している。
図13に示すように、剃刀101における剃刀ホルダ102は、ヘッド部103、連結部104、および把持部105について、不透明の樹脂材による一体成形体として構成されている。樹脂材としては、上記第1実施形態と同様に、PP(ポリプロピレン)の他、ABS、エラストマー、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(塩化ビニル樹脂)等が好適に用いられる。識別性ないし趣向性増大の観点で、樹脂材に任意の着色を施す構成が好ましい。
またヘッド部103における第2櫛部構成体134については、第1実施形態と異なり、ヘッド部103の上下方向の略全体に及ぶように長尺状に形成され、趣向性の向上に寄与している。
第2実施形態の特徴的構成の一つとして、図13における底面図に示すように、剃刀101では、第1実施形態と同等の構成を有するリブ157に対し、更に補助リブ161が追加された構成が採用されている。補助リブ161は、本発明における「補助リブ部」に対応する構成例である。
補助リブ161は、剃刀ホルダ102を構成する樹脂材を用いて、他の部材との一体成形体として構成され、互いに隣接し合うリブ157―157、および把持部105の天面部150を一体状に連結する。
また図14、図15に示すように、補助リブ161の、下面側開口部155に臨む領域には、手指載置面163が形成されている。手指載置面163は、本発明における「補助リブ部手指載置面」に対応する構成例である。
補助リブ161の手指載置面163は、リブ157の手指載置面159と同一面(面一)を形成するように構成されている。
この結果、第1実施形態と同様に、天面部150、第1側壁部151、第2側壁部152、前面部153および後面部154、リブ157は、それぞれ使用者の手指が載置される手指載置面159を有し、更に補助リブ161は手指載置面163を有するとともに、各部材の手指載置面159,163は、それぞれ連続状に接続されて、同一面(面一)を形成するように構成される。
これにより、使用者が、把持部105を把持しつつ、載置した手指を移動させる場合においても不要な抵抗を与えず、円滑な移動動作を確保することができる。
しかも、補助リブ161の手指載置面163と、リブ157の手指載置面159とが同一面を形成することにより、使用者が、リブ157と補助リブ161に跨って、載置した手指を移動させる場合においても不要な抵抗を与えず、円滑な移動動作を確保することができる。
さらに第2実施形態では、特に図14(ないし図15)に詳しく示すように、連結部104の把持部105に隣接する個所、すなわち把持部隣接領域107において、開口状の凹部171が形成されるとともに、当該凹部171には、連結部リブ173が設けられている。連結部リブ173は、本発明における「連結部リブ部」に対応する構成例である。
連結部リブ173は、補助リブ161と同様に、長尺方向LD、幅方向WD、および上下方向VDに対して交差状に延在形成されている。また、図14、図15に示すように、連結部リブ173の下面側BSには、手指載置面175が形成されている。手指載置面175は、本発明における「連結部リブ部手指載置面」に対応する構成例である。
このため、把持部105のみならず、連結部104にも手指を載置する領域が確保され、使用者にとって、把持の場所選択に関する自由度が一層向上し、剃刀101の使用性・操作性の更なる向上が図られることとなる。
2 剃刀ホルダ
3 ヘッド部
31 ヘッド部第1構成体
32 第1櫛部構成体
33 ヘッド部第2構成体
34 第2櫛部構成体
35 櫛部
37 刃体
38 刃
39 取付穴
4 連結部
41 第1連結要素
42 第2連結要素
43 貫通開口部
5 把持部
50 天面部
51 第1側壁部
52 第2側壁部
54 後面部
55 下面側開口部
57 リブ
59 手指載置面
101 剃刀
102 剃刀ホルダ
103 ヘッド部
104 連結部
105 把持部
107 把持部隣接領域
150 天面部
151 第1側壁部
152 第2側壁部
153 前面部
154 後面部
155 下面側開口部
157 リブ
159 手指載置面
161 補助リブ
163 手指載置面
171 凹部
173 連結部リブ
175 手指載置面
LD 長尺方向
WD 幅方向
VD 上下方向
TS 上面
BS 下面
HW ヘッド部幅寸法
HH ヘッド部高さ寸法
CW 連結部幅寸法
CH 連結部高さ寸法
HLW(1、2) 把持部幅寸法
HLH 把持部高さ寸法
F 手指
F1 親指(第1指)
F2 人差し指(第2指)
F3 中指(第3指)
F4 薬指(第4指)
Claims (8)
- 所定の長尺方向に延在状に形成されるとともに、使用者の把持に供される把持部と、
前記長尺方向と交差する幅方向に延在状に形成されるとともに、刃体および前記刃体に隣接して形成された櫛部を有するヘッド部と、
前記把持部と前記ヘッド部を連結する連結部と、を有する剃刀であって、
前記把持部の、前記幅方向への幅寸法は、前記長尺方向の全体に渡って、前記ヘッド部の前記幅方向への幅寸法以上に設定されるとともに、前記長尺方向において前記ヘッド部から離間する側へと漸増する構成とされ、
前記連結部は、前記幅方向における前記ヘッド部の両端部および前記把持部の両端部をそれぞれ直線状に連結する構成とされ、
前記長尺方向および前記幅方向と交差する上下方向に関し、前記連結部の高さ寸法は、前記ヘッド部の高さ寸法および前記把持部の高さ寸法よりも小さく設定され
前記把持部は、天面部と、前記幅方向における前記天面部の両端部から、前記天面部の面方向と交差状に延在形成された一対の側壁部と、前記天面部および前記一対の側壁部同士を連結するリブ部と、を有し、
前記リブ部は、前記長尺方向および前記上下方向のそれぞれに対して傾斜状に設けられ、
前記天面部、前記一対の側壁部および前記リブ部は、使用者の手指が載置可能な手指載置面を有することを特徴とする剃刀。 - 請求項1に記載の剃刀であって、
前記連結部は、前記幅方向における前記ヘッド部の両端部および前記把持部の両端部をそれぞれ直線状に連結する第1連結要素および第2連結要素を有するとともに、前記第1連結要素と前記第2連結要素の間には、貫通開口部が形成されていることを特徴とする剃刀。 - 請求項1または2に記載の剃刀であって、前記櫛部は、前記長尺方向に対向状に形成された第1櫛部構成体および第2櫛部構成体を有するとともに、前記刃体は、前記第1櫛部構成体および前記第2櫛部構成体の間に挟持されることを特徴とする剃刀。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の剃刀であって、更に、前記天面部および隣接する前記リブ部同士を互いに連結する補助リブ部が設けられていることを特徴とする剃刀。
- 請求項4に記載の剃刀であって、前記補助リブ部は、前記長尺方向、前記幅方向および前記上下方向のいずれに対しても傾斜状に設けられることを特徴とする剃刀。
- 請求項4または5に記載の剃刀であって、前記補助リブ部は、使用者の手指が載置可能な補助リブ部手指載置面を有し、前記補助リブ部手指載置面は、前記手指載置面と同一面状となるように構成されていることを特徴とする剃刀。
- 請求項1から6までのいずれか1項に記載の剃刀であって、前記連結部の、前記把持部に隣接する領域には凹部が形成されるとともに、前記凹部内に、前記長尺方向、前記幅方向および前記上下方向のいずれに対しても傾斜状に設けられた連結部リブ部を更に有することを特徴とする剃刀。
- 請求項7に記載の剃刀であって、前記連結部リブ部は、使用者の手指が載置可能な連結部リブ部手指載置面を有し、前記連結部リブ部手指載置面は、前記手指載置面と同一面状となるように構成されていることを特徴とする剃刀。
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