JP6621387B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液と空気との混合物を泡状に吐出させる吐出容器に関するものである。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等を充填した吐出容器では、内容液の泡立て動作を省略して簡便な使用を図る観点から、容器内の内容液を直接泡状にして吐出することができる吐出容器が多用されている。
かかる吐出容器は、容器本体の口部に保持されるベースキャップに、内容液を吸引、加圧、圧送を行うピストンと、空気の吸引、加圧、圧送を行うエアーピストンをそれぞれ同心に直列で配置した単一のシリンダーが取り付けられている。そして、ノズルヘッドを押圧して各ポンプ内のピストンを駆動させることで、内容液と空気をそれぞれ各シリンダー内に吸引するとともに加圧、圧送し、ポンプの出口側における合流空間にて内容液と空気を相互に混合させつつメッシュ等の発泡部材を通過させることによって、内容液を泡状にして吐出させる仕組みになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−230961号公報
ところで、このような吐出容器において、吐出される泡に香りを付与したいという要望がある。容器本体内に充填する前に、内容液に予め香りを付けることも考えられるが、香りを付与する手間が掛かるのみならず、香りを付与したことで内容液の性質が変化してしまう虞もあるという問題があった。
それゆえ本発明は、予め内容液自体に香りを付与しなくても、香り付きの泡状混合物を吐出することができる新たな吐出容器を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の吐出容器は、容器本体内に収容された内容液と空気との混合物を泡状にして吐出させる吐出容器であって、
前記内容液と空気とが混合される合流空間と、
前記混合物を泡状にする発泡部材と、
前記泡状の混合物を吐出させる吐出口と、
芳香剤を収容する芳香剤収容空間を有する芳香剤保持部と、を備え、
外部の空気を取り込む外気導入口から前記合流空間までの空気流路に、前記芳香剤収容空間が連通するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の吐出容器にあっては、前記容器本体の口部に保持されるベースキャップと、
該ベースキャップに対して上下動可能に保持されるとともに前記吐出口を有するノズルヘッドと、
前記ベースキャップにより前記容器本体に保持され、前記ノズルヘッドの押し下げ及び復帰動作により内容液を容器本体内から吸上げ前記合流空間に向けて圧送する内容液用ポンプと、
前記ベースキャップにより前記内容液用ポンプとともに前記容器本体に保持され、前記ノズルヘッドの押し下げ及び復帰動作により外部の空気を取り込み前記合流空間に向けて圧送する空気用ポンプと、を備えることが好ましい。
また、本発明の吐出容器にあっては、前記芳香剤保持部が、前記容器本体の内部で、前記空気用ポンプを構成するシリンダーに対して着脱可能に装着されており、
該シリンダーに設けた孔を介して前記芳香剤収容空間が前記空気流路に連通していることが好ましい。
また、本発明の吐出容器にあっては、前記芳香剤保持部が、前記ノズルヘッドに着脱可能に装着されており、
該ノズルヘッドに設けた孔を介して前記芳香剤収容空間が前記空気流路に連通していることが好ましい。
本発明によれば、予め内容液自体に香りを付与しなくても、香り付きの泡状混合物を吐出することができる新たな吐出容器を提供することができる。
本発明に従う吐出容器の一実施形態を、容器本体の口部に装着した状態で示す断面図である。 図1の状態からノズルヘッドを押し下げた様子を示す部分拡大断面図である。 本発明に従う吐出容器の他の実施形態を、容器の口部に装着した状態で示す断面図である。 (a)は、図3の芳香剤保持部及びノズルヘッドを示す平面であり、(b)は、図3の芳香剤保持部をノズルヘッドに装着する様子を示す図である。 図3の状態からノズルヘッドを押し下げた様子を示す部分拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明である吐出容器の実施形態を詳細に説明する。なお、本願明細書、特許請求の範囲、要約書、及び図面において「上」方向、「下」方向とは、吐出容器を使用する状態での鉛直方向上下をそれぞれ示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る吐出容器10を、容器本体Cの口部に装着した状態で示す断面図であって、後述するノズルヘッド14が押し下げ可能な状態(初期姿勢)を示している。なお、容器本体Cは円筒状の口部、胴部、底部を備えたボトル形状とすることができるが、口部に連なる内容液の収容空間を有するものであれば、形状は特に限定されるものではない。
図1において、符号1は、容器本体Cの口部に保持されるベースキャップである。ベースキャップ1は、天面壁1aの縁部より垂下される外壁1bを有していて、外壁1bの内側に設けたねじ部を容器本体Cの口部に設けたねじ部にねじ込むことで着脱自在に保持される。なお、ベースキャップ1を容器本体Cに保持するには、アンダーカット等の構成を用いてもよい。また、天面壁1aの中央には上方へ向けて起立する中空頸部1cを設けている。中空頸部1cには、その上部に径方向外側に突出する環状の凸部1dが設けられ、その内周面に上下方向に延びるリブ1eが設けられている。
内容液用ポンプ2及び空気用ポンプ3は、ベースキャップ1によって容器本体Cの口部に垂下保持され、内容液と空気とをそれぞれ個別に吸引、加圧、圧送することができる。内容液用ポンプ2及び空気用ポンプ3は、小径筒体4aと、小径筒体4aの上部に一体連結する底部を備えた大径筒体4bとが、同軸に直列状に配置された形態をなす、単一のシリンダー4を備えている。シリンダー4の上方には径方向外側に延在するフランジが設けられていて、容器本体Cに垂下保持されるにあたっては、このフランジの下面側にパッキンを設け、容器本体Cの口部との間でパッキンを挟み込むようにしている。
ここで、内容液用ポンプ2は、小径筒体4aの底部において、容器本体C内の内容液を流入させる吸引口4cを有している。また吸引口4cの縁部には、容器本体Cの底部に向けて延在する吸引パイプpを嵌合保持するための嵌合筒4dを設けている。また小径筒体4a内には、小径筒体4aの内周面に当接するとともにその軸線に沿って摺動可能に設けられた中空ピストン5が配され、中空ピストン5の内側に形成される内部通路tには、ポペット6が配される。
ポペット6は、その下端に吸引口4cの開閉を行う弁部6aを有し、その上端に内部通路tの出口の開閉を行う弁部6bを有している。そして、中空ピストン5の外側には、中空ステム7を配している。
中空ステム7は、中空ピストン5を取り囲む下部筒状壁7aと、下部筒状壁7aの上部にて一体的に連結するフランジ(中間フランジ)7bと、下部筒状壁7aの上方に連なる上部筒状壁7cとを備えている。また、ポペット6と中空ピストン5との間には、スプリング8が配されている。このようにして、中空ピストン5及び中空ステム7はスライド可能に弾性支持されている。
また中間フランジ7bには、その上面から起立する環状壁7dが設けられている。上部筒状壁7cの上部には、ボール弁体Bの弁座となる環状の弁座部7eが径方向内側に突出するように設けられている。上部筒状壁7cの上端部には、上部筒状壁7cに嵌合保持されるとともにボール弁体Bの抜け出しを阻止するカバー部材9が設けられている。上部筒状壁7cの内側において、弁座部7eとカバー部材9に囲まれた空間が、内容液と空気とが合流して混合される合流空間Gとなる。
カバー部材9は、環状をなし、上部筒状壁7cの内側に保持される下部壁9aと、下部壁9aの上部に一体連結される上部壁9bとを備えている。下部壁9aの外周面には、上部筒状壁7cとの間に空気流路となる隙間を形成するための溝部9cが形成されている。上部壁9bの内側には発泡部材(メッシュリング)12が設けられている。本実施形態のメッシュリング12は、リング状となる本体部の一端部にメッシュが取り付けられたものである。また、本実施形態では総計2個のメッシュリング12を、それぞれのメッシュが外側を向くように(メッシュを設けていない側が合わせ目となるように)してカバー部材9の上部壁9bに取り付けている。なお、発泡部材12はメッシュリングに限らず、スポンジ等の他の構成を採用可能である。
図1に示すように空気用ポンプ3は、大径筒体4bの内周面に当接するとともにその軸線に沿って摺動可能に設けられたエアーピストン13を備えている。エアーピストン13は、中空ステム7を取り囲む筒状ガイド13aを備え、中空ステム7と筒状ガイド13aとの相互間に形成される隙間は、空気を通す空気流路となっている。
なお、初期姿勢において、筒状ガイド13aの下端は、中間フランジ7b及び環状壁7dの少なくとも一方に当接するように構成されている。また、後述するように中空ステム7は、エアーピストン13に対して僅かにスライド可能となっていて、筒状ガイド13aの下端が、中間フランジ7b及び環状壁7dの少なくとも一方に当接、離反することで、シリンダー4内から合流空間Gへ向かう空気流路を開閉する弁として機能する。また、筒状ガイド13aから径方向外側に延在して大径筒体4bとの相互間に空気を加圧するための空間を形成する隔壁13bには、大径筒体4b内に空気を導入する開孔13cが設けられている。また、筒状ガイド13aの下部には、開孔13cを開閉する逆止弁11が嵌合保持されている。
そして、中空ステム7の上方には、ノズルヘッド14が設けられている。ノズルヘッド14はベースキャップ1に対して上下動可能に配置され、中空ステム7、中空ピストン5等を介してスプリング8によって上方付勢されている。
ノズルヘッド14は、筒状の内周壁14aと、内周壁14aの外側に位置する筒状の外周壁14bとを備えている。内周壁14aは、中空ステム7の上部筒状壁7cに嵌合保持されており、内周壁14aの内側には、メッシュリング12を保持するカバー部材9が配置されている。また、内周壁14aの下端部は、筒状ガイド13aの上端部を取り囲んでいる。内周壁14aの内周面には、上部筒状壁7cの外周面との間に空気流路を形成するための縦溝14cが設けられている。なお、縦溝14cは、内周壁14aの軸線に沿って上下方向に延在し縦溝14cは、溝部9cに連通している。
外周壁14bは、図2にも示すように、ノズルヘッド14を押し下げた際にベースキャップ1の中空頸部1cの径方向外側に位置するものであり、外周壁14bの下端開口が、空気用ポンプ3内に外気を導入するための外気導入口14dとなる。本実施形態では、外周壁14bの下端部には、環状部材14eが嵌合保持されており、環状部材14eには、図1に示す初期姿勢において、ベースキャップ1の凸部1dに近接する環状の凸部14fが設けられている。本実施形態では、図1に示す初期姿勢にて、凸部1dと凸部14fとの間に隙間が形成されているが、当接していてもよい。何れの場合にも、ノズルヘッド14の押し下げた際には、外気導入口14dが開放され、外周壁14bと中空頸部1cの外周面との間に空気流路となる隙間が形成されることとなる。外気導入口14dから取り込まれた空気は、内周壁14aと中空頸部1cとの間の隙間(空気流路)を介して、シリンダー4内におけるエアーピストン13の上方の空間に移動することとなる。なお、図示は省略するが、外周壁14bに孔や切り欠き等を設けることにより、外気を導入可能な構成としてもよい。
ノズルヘッド14は、前方に向けて延びる筒状のノズル14gを有する。ノズル14gの内部は泡状混合物の流路であり、内周壁14aの内側の空間に連通している。ノズル14gの先端が、泡状の混合物を外部に吐出する吐出口14hとなっている。
ここで、本実施形態の吐出容器10は、芳香剤Aが収容された芳香剤収容空間15aを有する芳香剤保持部15を備えている。芳香剤Aは、固体のものに限らず、液体等としてもよい。図1に示すように、本実施形態において芳香剤保持部15は、容器本体Cの内部で、空気用ポンプ3を構成する大径筒体4bに対して着脱可能に装着されている。芳香剤保持部15は、シリンダー4の大径筒体4bと略同径の外筒部15bと、外筒部15bの内側に位置する内筒部15cと、外筒部15b及び内筒部15cを連結する環状の底壁15dと、を備えている。外筒部15bは、大径筒体4bの底部から下方に突出する係合筒部4fとねじ係合している。なお、本実施形態では、芳香剤保持部15がねじ係合によって保持される構成としているが、これに限らず、例えばアンダーカット係合により保持される構成としてもよい。
また、芳香剤保持部15は、外筒部15bと内筒部15cの間で、底壁15dから上方に突出する環状の区画壁15eを有し、この区画壁15eと、内筒部15cと、底壁15dとによって区画された環状の空間を芳香剤収容空間15aとしている。また、内筒部15cの上端部には、差し込み筒部15fが一体に連結されており、差し込み筒部15fはシリンダー4の差し込み溝部4gに挿入されている。また、大径筒体4bの底部には、底部を貫通する孔4hが形成されており、当該孔4hを通して、芳香剤収容空間15aが、空気用ポンプ3を構成する大径筒体4bの内部の空間(加圧室)に連通している。
このように構成される吐出容器10において、ノズルヘッド14を押し下げると、中空ステム7が、エアーピストン13に対して僅かにスライドする。換言するとエアーピストン13のスライドは、中空ステム7のスライドよりも遅れて始まることになる。これにより、筒状ガイド13aの下端が中間フランジ7b及び環状壁7dから離反する。これにより、大径筒体4b内部のエアーピストン13よりも下方の空間が、筒状ガイド13aと中空ステム7の間の隙間に連通する。ノズルヘッド14の押し下げを継続すると、図2に示すように、エアーピストン13の移動により、エアーピストン13の下方の香り付きの空気が加圧され、かかる空気は、筒状ガイド13aと中空ステム7との間の空気流路、及び下部壁9aと上部筒状壁7cとの間の空気流路を通って、合流空間Gに送り出される。
一方、小径筒体4aでは、ポペット6の弁部6aが小径筒体4aの内面に当接して吸引口4cが閉じ、小径筒体4a内が加圧され、更なるノズルヘッド14の押し下げにより中空ピストン5における内部通路tの出口からポペット6の弁部6bが離反し、内部通路t内に存在する内容液が、中空ステム7の上部筒状壁7cの内側に流れ、ボール弁体Bを押し上げて合流空間Gへ流れる。
そして、合流空間Gにて気液混合状態となった内容液は、メッシュリング12を通って泡状となり、ノズル14gの内部を通って吐出口14hから外部へ吐出される。
ノズルヘッド14を押し切った後、押し下げにかかる力を取り除くと、スプリング8の反発力で中空ピストン5、中空ステム7は初期姿勢へと復帰する。
この復帰過程において、ポペット6は中空ピストン5の上方へのスライドに合わせて移動し、小径筒体4aの吸引口4cが開き、また中空ピストン5における内部通路tの出口が閉じ、更にボール弁体Bが内向きフランジ7gに着座することによって小径筒体4a内が負圧となって、吸引口4cから小径筒体4a内に容器本体C内の内容液が吸引される。
一方、大径筒体4bでは、エアーピストン13の上方へのスライドが遅れて始まるため、筒状ガイド13aの下端が中間フランジ7bに当接して空気流路が閉じた状態となる。このため、エアーピストン13が上方へスライドすると、エアーピストン13の内側は負圧となるため、開孔13cを閉じていた逆止弁11が開放され、外気導入口14dから、外周壁14bと中空頸部1cとの相互間、中空頸部1cと内周壁14aとの相互間、及び開孔13cを通してエアーピストン13の下方に空気が流入する。また、大径筒体4bの上部には、図1、2に示すように横孔4eが設けられていて、ベースキャップ1の中空頸部1cの内側を通った空気は、横孔4eを通して容器本体C内にも流入する。これにより、内容物が容器本体C内から吐出されても、容器本体C内が負圧状態のままになることはない。
このようにしてノズルヘッド14の押し下げと初期姿勢への復帰を繰り返し行うことで、容器内の内容液を、香り付きの泡状混合物にして連続的に吐出させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出容器10は、外気導入口14dから合流空間Gまでの空気流路に芳香剤収容空間15aが連通するように構成された芳香剤保持部15を備えている。
したがって、本実施形態に係る吐出容器10によれば、芳香剤収容空間15aに収容された芳香剤Aから放出される香りが、合流空間Gへと向かう空気に付与されることとなる。そして、香りが付与された空気が合流空間Gに供給されることにより、発泡部材12において香り付きの泡状混合物を形成し、これを吐出口14hから吐出することができる。
このように、本実施形態に係る吐出容器10によれば、予め内容液自体に香りを付与しなくても、香り付きの泡状混合物を吐出することができる。空気に香りを付与する構成とすることで、使用の途中で芳香剤Aを異なる香りの芳香剤に詰め替えることも可能となる。また、予め内容液自体に香りが付与されている場合には、芳香剤収容空間15aに収容された芳香剤Aから放出される香りによって、その香りを強めたり、他の香りを付与したりして、香りを調整することができる。
また、本実施形態に係る吐出容器10にあっては、芳香剤保持部15を、シリンダー4に対して着脱可能な構成としている。これにより、芳香剤Aの効果が弱まった際などにおいて、芳香剤保持部15を取り外して新たな芳香剤Aを詰め替えて使用すれば、長期にわたって繰返し吐出容器10を使用することができる。また、異なる香りの芳香剤を詰め替えることも可能である。また、芳香剤保持部15自体を新たなものに付け替えてもよい。
さらに、本実施形態に係る吐出容器10にあっては、芳香剤保持部15を容器本体Cの内部に配置したことにより、吐出容器10の外観を損ねることがない。
以下に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
図3は、本発明の他の実施形態に係る吐出容器20を示している。吐出容器20は、ノズルヘッド14に対して着脱可能に装着された芳香剤保持部25を備えている。芳香剤保持部25は、芳香剤Aが収容された芳香剤収容空間25aを有している。図4(a)にも示すように、芳香剤保持部25は、筒状の側壁25bと、側壁25bの下端に連なる底壁25cと、側壁25bの上端開口を閉塞する蓋体25dとを備えており、芳香剤収容空間25aは、当該側壁25b、底壁25c及び蓋体25dによって区画形成されている。
側壁25bには、筒状の挿入筒部25eが設けられており、ノズルヘッド14の外周壁14bに形成された孔14iに差し込まれている。これにより、芳香剤収容空間25aが、ノズルヘッド14の外周壁14bの内側の空間(吸気時に空気流路となる空間)に連通し、当該空間内の空気に香りが付与される。側壁25bには、平面視略C字状の嵌合部25fが設けられており、ノズルヘッド14の外周壁14bに当該嵌合部25fを嵌合させることで、芳香剤保持部25がノズルヘッド14に保持される。側壁25bには、嵌合部25fの逆側から突出する把持部25gが設けられており、芳香剤保持部25を着脱する際に、把持し易くなっている。また、蓋体25dは、ヒンジ部25hを介して側壁25bに一体連結されており、ヒンジ部25hを支点に揺動することで、側壁25bの上端開口を開閉可能となっている。また側壁25bには、ヒンジ部25hの逆側に指掛け部25iが設けられている。
図4(b)に示すように、使用前の芳香剤保持部25は、挿入筒部25eの先端開口を封止するフィルム等の封止部材25jが設けられており、ノズルヘッド14に対して装着する際に、当該封止部材25jを取り除いてから、ノズルヘッド14の孔14iに挿入筒部25eを差し込んで使用する構成とすることができる。なお、ノズルヘッド14の孔14iが形成される領域には、破断可能な薄肉部14jを設けておき、挿入筒部25eを差し込むことで薄肉部14jを破断させてから使用する構成としてもよい。
図3に示す初期姿勢から、図5に示すように、ノズルヘッド14を押し下げると、香りが付与された空気は外周壁14bの内側の空間から、中空頸部1cと内周壁14aと間の空気流路を介して、シリンダー4内におけるエアーピストン13の上方の空間に移動することとなる。ノズルヘッド14が押し下げ状態から上方に復帰動作する際に、逆止弁11が開放され、エアーピストン13の上方の空間から開孔13cを通してエアーピストン13の下方に空気が流入する。そして、先の実施形態と同様に、ノズルヘッド14を押し下げた際にエアーピストン13の下方の空気が合流空間Gに移動し、内容液と共に泡状にされて吐出口14hから吐出される。
以上のように、本実施形態の吐出容器20においても、ノズルヘッド14の押し下げと初期姿勢への復帰を繰り返し行うことで、容器内で空気に香りを付与して、内容液を、香り付きの泡状混合物にして連続的に吐出させることができる。
また、本実施形態に係る吐出容器20にあっては、芳香剤保持部15を、容器本体Cの外部に位置するノズルヘッド14に対して着脱可能な構成としている。これにより、ベースキャップ1を容器本体Cの口部から取り外すことなく、より容易に芳香剤保持部15の着脱を行うことができる。
また、本実施形態に係る吐出容器20にあっては、ノズルヘッド14から芳香剤保持部15を取り外すことなく、蓋体25dを開いて芳香剤Aの詰め替え等を行うことができる。これにより、芳香剤Aの詰め替えがより容易となる。
また、本実施形態に係る吐出容器20にあっては、図3に示す初期姿勢において、環状部材14eの凸部14fがベースキャップ1の凸部1dに当接していることが好ましい。このような構成とすることで、香りが付与された外周壁14bの内側の空気が外部に漏れ難くなるため、効率的に香りを付与することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1 ベースキャップ
1a 天面壁
1b 外壁
1c 中空頸部
1d 凸部
1e リブ
2 内容液用ポンプ
3 空気用ポンプ
4 シリンダー
4a 小径筒体
4b 大径筒体
4c 吸引口
4d 嵌合筒
4e 横孔
4f 係合筒部
4g 差し込み溝部
4h 孔
5 中空ピストン
6 ポペット
6a 弁部
6b 弁部
7 中空ステム
7a 下部筒状壁
7b 中間フランジ
7c 上部筒状壁
7d 環状壁
8 スプリング
9 カバー部材
9a 下部壁
9b 上部壁
9c 溝部
9d 上部壁
10 吐出容器
11 逆止弁
12 メッシュリング(発泡部材)
13 エアーピストン
13a 筒状ガイド
13b 隔壁
13c 開孔
14 ノズルヘッド
14a 内周壁
14b 外周壁
14c 縦溝
14d 外気導入口
14e 環状部材
14f 環状の凸部
14g ノズル
14h 吐出口
14i 孔
14j 薄肉部
15 芳香剤保持部
15a 芳香剤収容空間
15b 外筒部
15c 内筒部
15d 底壁
15e 区画壁
15f 差し込み筒部
20 吐出容器
25 芳香剤保持部
25a 芳香剤収容空間
25b 側壁
25c 底壁
25d 蓋体
25e 挿入筒部
25f 嵌合部
25g 把持部
25h ヒンジ部
25i 指掛け部
25j 封止部材
A 芳香剤
B ボール弁体
C 容器本体
G 合流空間
p 吸引パイプ
t 内部通路

Claims (4)

  1. 容器本体内に収容された内容液と空気との混合物を泡状にして吐出させる吐出容器であって、
    前記内容液と空気とが混合される合流空間と、
    前記混合物を泡状にする発泡部材と、
    前記泡状の混合物を吐出させる吐出口と、
    芳香剤を収容する芳香剤収容空間を有する芳香剤保持部と、を備え、
    外部の空気を取り込む外気導入口から前記合流空間までの空気流路に、前記芳香剤収容空間が連通するように構成されている、吐出容器。
  2. 前記容器本体の口部に保持されるベースキャップと、
    該ベースキャップに対して上下動可能に保持されるとともに前記吐出口を有するノズルヘッドと、
    前記ベースキャップにより前記容器本体に保持され、前記ノズルヘッドの押し下げ及び復帰動作により内容液を容器本体内から吸上げ前記合流空間に向けて圧送する内容液用ポンプと、
    前記ベースキャップにより前記内容液用ポンプとともに前記容器本体に保持され、前記ノズルヘッドの押し下げ及び復帰動作により外部の空気を取り込み前記合流空間に向けて圧送する空気用ポンプと、を備える、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記芳香剤保持部が、前記容器本体の内部で、前記空気用ポンプを構成するシリンダーに対して着脱可能に装着されており、
    該シリンダーに設けた孔を介して前記芳香剤収容空間が前記空気流路に連通している、請求項2に記載の吐出容器。
  4. 前記芳香剤保持部が、前記ノズルヘッドに着脱可能に装着されており、
    該ノズルヘッドに設けた孔を介して前記芳香剤収容空間が前記空気流路に連通している、請求項2に記載の吐出容器。
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