JP6620147B2 - 真空直線フィードスルー及び当該真空直線フィードスルーを有する真空システム - Google Patents

真空直線フィードスルー及び当該真空直線フィードスルーを有する真空システム Download PDF

Info

Publication number
JP6620147B2
JP6620147B2 JP2017518449A JP2017518449A JP6620147B2 JP 6620147 B2 JP6620147 B2 JP 6620147B2 JP 2017518449 A JP2017518449 A JP 2017518449A JP 2017518449 A JP2017518449 A JP 2017518449A JP 6620147 B2 JP6620147 B2 JP 6620147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
shield
diaphragm bellows
linear
feedthrough
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017518449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017538138A (ja
Inventor
ルース マティアス
ルース マティアス
フォカ オイゲン
フォカ オイゲン
Original Assignee
カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー filed Critical カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Publication of JP2017538138A publication Critical patent/JP2017538138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6620147B2 publication Critical patent/JP6620147B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70808Construction details, e.g. housing, load-lock, seals or windows for passing light in or out of apparatus
    • G03F7/70841Constructional issues related to vacuum environment, e.g. load-lock chamber
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/707Chucks, e.g. chucking or un-chucking operations or structural details
    • G03F7/70708Chucks, e.g. chucking or un-chucking operations or structural details being electrostatic; Electrostatically deformable vacuum chucks
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70908Hygiene, e.g. preventing apparatus pollution, mitigating effect of pollution or removing pollutants from apparatus
    • G03F7/70916Pollution mitigation, i.e. mitigating effect of contamination or debris, e.g. foil traps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/02Details
    • H01J2237/022Avoiding or removing foreign or contaminating particles, debris or deposits on sample or tube
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/2005Seal mechanisms
    • H01J2237/2006Vacuum seals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/202Movement
    • H01J2237/20221Translation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

本発明は、コンポーネントの取付け用の第1端及び第1端の反対側にある真空ハウジングの取付け用の第2端を有する真空ダイヤフラムベローズと、真空ダイヤフラムベローズの長手方向に真空ダイヤフラムベローズの直線往復運動を発生させるアクチュエータデバイスとを備えた真空直線フィードスルーに関する。本発明はさらに、少なくとも1つのかかる真空フィードスルーを有する真空システム、特にEUVリソグラフィシステムに関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、2014年10月7日の独国特許出願第10 2014 220 220.5号の優先権を主張し、当該出願の全開示内容を参照により本願の内容に援用する。
真空直線フィードスルーは、アクチュエータデバイスにより真空に直線運動を導入する、すなわち真空環境に曝されたコンポーネントの直線運動を発生させるのに役立つ。アクチュエータデバイスは、真空ダイヤフラムベローズの伸縮を引き起こして、コンポーネントを備えた真空ダイヤフラムベローズの第1端を真空ダイヤフラムベローズの固定第2端に対して移動させる駆動装置を通常は有する。アクチュエータデバイスは、例えば、手動駆動装置又は電気駆動装置を有することができる。真空ダイヤフラムベローズは、真空環境での使用に適しており、コンポーネントが装着された真空側とアクチュエータデバイス又はアクチュエータデバイスの部品、通常は少なくとも駆動装置が装着された大気側との間にシールを与える役割を果たす。
真空用途又は超高真空用途のダイヤフラムベローズは、通常はステンレス鋼製であり、複数の襞又は皺を有する。襞又は皺は、いくつかの実質的に環状のステンレス鋼部品を相互に溶接することにより形成することができる。代替的に、ダイヤフラムベローズの波形は、ステンレス鋼膜の塑性変形により生成することができる。多数回の調整運動後、すなわちダイヤフラムベローズを多数回連続して伸縮させた後、粒子が溶接シームの領域に発生する可能性があり、真空ダイヤフラムベローズの真空側に不所望に移ってベローズの真空環境中に制御されずに広がる可能性がある。
本発明の目的は、真空環境への粒子の導入を低減する、真空直線フィードスルー及び少なくとも1つのかかる真空直線フィードスルーを有する真空システムを利用可能にすることである。
この目的は、第1端で真空ダイヤフラムベローズに(剛)接続された少なくとも1つの第1シールドと、第2端で真空ダイヤフラムベローズに(剛)接続された少なくとも1つの第2シールドとを備え、少なくとも1つの第1及び第2シールドが真空ダイヤフラムベローズを環状に囲み、少なくとも1つの第1及び第2シールドが真空ダイヤフラムベローズの長手方向で重なる、上記タイプの真空直線フィードスルーにより達成される。
真空環境又は真空ダイヤフラムベローズの真空側への粒子の導入を減らすことができるのは、真空直線フィードスルーが、真空ダイヤフラムベローズの真空側に配置され且つ直線往復運動の許容又は可能行程毎に真空ダイヤフラムベローズの長手方向で相互に重なる少なくとも2つのシールドを有しており、真空ダイヤフラムベローズと真空環境との間を自由に見通せない場合である。
少なくとも第1及び第2シールドが相互に重なる部分領域において、これらが真空ダイヤフラムベローズの長手方向に対して横方向に、特に径方向に相互に対してオフセットすることを理解されたい。隣接し合う第1及び第2シールド間には、例えば1mm未満の比較的小さな幅のギャップがこうして形成される。シールドは通常は剛性であり、すなわち、真空ダイヤフラムベローズの伸縮中に長さを変えない。
真空直線フィードスルーが3つ以上の第1及び第2シールドを有する場合、重なりの部分領域で各シールド間に形成されたギャップにより粒子の迷路が形成される。係合し合う第1及び第2シールド対の数が多いほど、真空ダイヤフラムベローズから分離される粒子の抑制係数が大きくなる。
真空ダイヤフラムベローズの真空側は、真空ダイヤフラムベローズに対して径方向内側に又は径方向外側に配置することができる。対応して、第1及び第2シールドは、真空ダイヤフラムベローズを径方向内側及び径方向外側で囲む。第1及び第2シールドと真空ダイヤフラムベローズの第1及び第2端との接続は、例えば、真空ダイヤフラムベローズ及び各シールド両方の各端が強固に固定(例えば溶接)される各ベース体、例えばベースプレートにより行うことができる。
真空ダイヤフラムベローズの長手方向での第1シールドの長さ及び第2シールドの長さの両方が、真空ダイヤフラムベローズの完全伸張位置での長さよりも短く、すなわち、シールドは、真空ダイヤフラムベローズを長手方向でその全長に沿って囲まない。そうでなければ、シールドが剛性であることにより真空ダイヤフラムベローズの収縮が可能とならないので、こうする必要がある。
2つのシールドの重なりに関しては、2つのシールドの長さの和が真空ダイヤフラムベローズの完全伸張位置での長さよりも大きい必要がある。第1及び第2シールドが重なる部分領域が大きいほど、粒子抑制が効果的になる。しかしながら、2つのシールドの長さを選択する際には、最大行程、すなわち第1端に固定されたコンポーネントを移動させる最大長さを考慮すべきである。真空ダイヤフラムベローズの全長に対するシールドの長さが大きいほど、真空直線フィードスルーで達成できる行程が小さくなる。
有利な実施形態では、少なくとも1つの第1シールド及び少なくとも1つの第2シールドが永久磁性材料から形成される。本発明者らの認識によれば、少なくとも1つの第1シールド及び1つの第2シールドが磁性又は着磁性粒子を引き寄せる永久磁性材料でできている場合、この種の粒子が各シールドの永久磁性材料の表面に付着するので、粒子抑制を大幅に高めることができる。磁性粒子抑制の効率をさらに高めることができるのは、真空ダイヤフラムベローズ自体が着磁性又は磁性粒子を発生させる材料でできている場合である。したがって、真空ダイヤフラムベローズ自体を特に永久磁性材料又は適切な場合には常磁性材料、例えば適当な鋼(下記参照)から形成することができる。
永久磁性材料から形成された第1シールド及び第2シールドは、例えば2つの径方向に隣接したシールドの形態とすることができ、特に径方向で真空ダイヤフラムベローズの直近に配置することができる。非永久磁性材料製のシールドの使用と比べて、永久磁性材料製のシールドの使用は、粒子抑制に関して同じ有効性を維持しつつシールドの数の、したがって設置空間の大幅な低減を可能にする。
一発展形態では、永久磁性材料は、マルテンサイト鋼又はフェライト鋼を含む群から選択される。マルテンサイト鋼又はフェライト鋼は、易溶接性且つ耐食性であるべきである。部分的な磁性しかない鋼、例えば二相鋼は、島状オーステナイトを有するフェライト地を有するものであり、磁性粒子抑制にあまり適していない。
さらに別の実施形態では、少なくとも1つの第1シールド及び少なくとも1つの第2シールドは常磁性材料から形成される。常磁性材料製の特に環状のシールドが、真空ダイヤフラムベローズの領域の真空側で発生した磁界を遮蔽することを可能にする。常磁性材料は、μ>1の透磁率を有する。
常磁性材料は、ミューメタルであることが特に好ましい。ミューメタルは、例えば50000〜140000を超える高透磁率を有する軟磁性ニッケル鉄合金である。他の常磁性材料も磁気遮蔽に用いることができ、そのために最大限の透磁率を有するべきであることを理解されたい。
さらに別の実施形態では、永久磁性材料製の少なくとも1つの第1及び第2シールドは、常磁性材料製の少なくとも1つの第1及び第2シールドと真空ダイヤフラムベローズとの間に配置される。このようにして、永久磁性材料製のシールドが発生した磁界は、常磁性材料製のシールドにより遮蔽することができ、シールド外の真空環境の領域に入らない。そこでの(付加的な)磁界の発生は通常は望ましくないので、これは好都合である。
さらに別の実施形態では、少なくとも1つの第1シールド及び少なくとも1つの第2シールドは、真空ダイヤフラムベローズが発生した粒子用の接着コーティングを、真空ダイヤフラムベローズに面した表面及び/又は真空ダイヤフラムベローズに面しない表面に有する。接着コーティングは、非磁性又は非着磁性粒子を表面に付着させることもできる。接着コーティングの材料は、例えば真空対応アクリル系コーティングであり得る。
粒子抑制の効率を高めるために、永久磁性材料製のシールドの表面及び常磁性材製のシールドの表面の両方に接着コーティングを設けることができる。ここでは、接着コーティングが付着粒子に高い付着力を受けさせ、これにより粒子の新たな離脱がさらに起こり難くなることを利用する。接着コーティングを、永久磁性材料製又は常磁性材料製でないシールドに施すこともできることを理解されたい。真空環境に面した(すなわち、真空ダイヤフラムベローズに面しない)表面の良好な洗浄を確保するために、第1及び第2シールドのうち真空環境に面した表面は、非常に低い粗さの研磨面を有することができるが、適切な場合にはこれに接着コーティングも施すことができる。
さらに別の実施形態では、真空直線フィードスルーは、第1シールドと第1シールドに隣接して配置されることが好ましい第2シールドとの間に電界を発生させるよう設計された電圧発生デバイスを備える。相互間に電界を発生させる各シールドは、相互から電気的に絶縁されなければならない。第1及び第2シールドは、通常は導電性の真空ダイヤフラムベローズを介して相互に接続されているので、通常は真空ダイヤフラムベローズからこれらを電気的に絶縁する必要がある。相互間に電界を発生させるシールドのうちの2つが相互に電気的に絶縁されていれば、電圧発生デバイスを3つ以上の第1及び/又は第2シールド間に電界を発生させるよう設計することもできることを理解されたい。
電界の電界線がシールドの表面に対して垂直な向きにあるので、電界は、相互間に電界が形成されるシールドの表面上の粒子の衝撃確率及び衝撃エネルギーを高める。第1及び第2シールド(単数又は複数)が相互に重なる空間又はギャップに位置する粒子は、電界によるそれらの分極又は適切な場合にはそれらの電荷に起因して、シールドの表面に向かってさらに加速される。
さらに別の実施形態では、少なくとも1つの第1シールド及び少なくとも1つの第2シールドは、同心状に配置された(円)筒体として形成される。2つのシールドの同心配置の軸は、通常は真空ダイヤフラムベローズの長手方向軸である。真空ダイヤフラムベローズも、通常は(円)筒状の形状又は幾何学的形状を有する。真空ダイヤフラムベローズの幾何学的形状に適合した筒体の形態のシールドの設計により、真空直線フィードスルーが占める設置空間を小さく保つことができる。円筒状の幾何学的形状以外の幾何学的形状、例えば正方形又は矩形の幾何学的形状も、真空ダイヤフラムベローズ及びシールドに選択することができることを理解されたい。
さらに別の実施形態では、アクチュエータデバイスは、真空ダイヤフラムベローズの長手方向の直線往復運動を案内するリニアガイドを含む。かかるリニアガイドは、真空ダイヤフラムベローズの、又はより正確には直線変位可能なコンポーネントが固定された真空ダイヤフラムベローズの第1端の精密な案内を可能にする。真空ダイヤフラムベローズの第1端に接続されたロッドを、特にリニアガイド内で案内することができる。ロッドを、したがって真空ダイヤフラムベローズの第1端を長手方向に変位させるために、アクチュエータデバイスの例えば電気アクチュエータが、例えばさらに別のコンポーネントを介してロッドに直接又は間接的に係合することができる。代替的に、往復運動を発生させるために、ロッドを固定したままで、ロッドが装着されたリニアガイドを真空ダイヤフラムベローズの長手方向に変位させることができる。
リニアガイドは、真空ダイヤフラムベローズの長手方向軸に対して同心状に配置することができる。この場合、真空ダイヤフラムベローズから見て径方向外側が通常は真空側を形成する一方で、真空ダイヤフラムベローズの径方向内側が大気側を形成する。必ずしも大気圧が大気側に生じていなくてもよいが、大気側の圧力は通常は真空側の圧力よりも大幅に大きい、すなわち数オーダ大きいことを理解されたい。
一実施形態では、リニアガイドは、真空ダイヤフラムベローズの長手方向軸に対して偏心して配置される。この場合、真空ダイヤフラムベローズを径方向に囲む領域が大気側を形成する一方で、真空ダイヤフラムベローズの径方向内側領域は真空側を形成する。これは特定の用途に有利であることが分かっている。
本発明のさらに別の態様は、真空環境が形成された真空ハウジングと、上述のように設計された少なくとも1つの真空直線フィードスルーとを備え、真空ダイヤフラムベローズの第2端が真空ハウジングに装着又は固定される真空システムに関する。アクチュエータデバイス又はアクチュエータデバイスの少なくとも1つの駆動装置が、真空ハウジング内に発生する真空環境の外側に通常は配置される。真空ハウジング内で真空又は真空環境を発生させるために、真空システムは、通常は1つ又は複数の真空ポンプを有する。真空システムは原理上、内部で真空環境が形成されて、コンポーネントを所定の行程又は所定の距離に沿った直線運動で直線的に移動させる任意のデバイスとすることができる。
有利な一実施形態では、真空システムは、EUVリソグラフィシステムとして設計される。この用途において、EUVリソグラフィシステムは、EUVリソグラフィ用の光学系、すなわちEUVリソグラフィの分野で用いることができる光学系を意味すると理解される。半導体コンポーネントの製造に役立つEUVリソグラフィ装置のほかに、光学系は、例えば、EUVリソグラフィ装置で用いられるフォトマスク(以下ではレチクルとも称される)の検査用の検査系又はEUVリソグラフィ装置若しくはその一部の測定、例えば投影系の測定に用いられる計測系であり得る。EUVリソグラフィシステムでは、光学素子のビーム経路の少なくとも一部を真空環境に配置する必要がある。真空システムは、真空環境を発生させる別のタイプの光学機構でもあり得ることを理解されたい。
さらに別の実施形態では、真空システムは、真空直線フィードスルーの第1端に装着されたコンポーネントを備える。原理上、例えば真空環境での圧力、温度、又は他の変数を測定するために、多数の異なるコンポーネント、例えば測定デバイス又は測定プローブ等を真空ダイヤフラムベローズの第1端に装着することができる。特にEUVリソグラフィ装置の形態の真空システムにおいて、例えば少なくとも1つの真空直線フィードスルーを用いて、真空環境に配置された光学素子の光学面を洗浄する少なくとも1つの洗浄ヘッドを移動させることも可能である。適切な場合には、少なくとも1つの光学素子自体を真空環境内で移動させることもできる。
本発明のさらに他の特徴及び利点は、本発明に必須の詳細を示す図面の図に基づいた本発明の例示的な実施形態の以下の説明から、また特許請求の範囲から得られる。個々の特徴は、本発明の一変形形態においてそれぞれ単独で又は任意の組み合わせで併せて実現することができる。
例示的な実施形態を概略図に示し、以下の説明において説明する。
EUVリソグラフィ装置の概略図を示す。 複数対の第1及び第2円筒状シールドを有する真空直線フィードスルーの概略図を示す。 永久磁性材料から形成された一対の第1及び第2シールドと、常磁性材料から形成されたさらに別の一対の第1及び第2シールドとを有する真空直線フィードスルーの概略図を示す。 第1及び第2シールド間に電界を発生させる電圧発生デバイスを有する図3と類似の真空直線フィードスルーの概略図を示す。
同一又は機能的に同一のコンポーネントには、図面の以下の説明において同一の参照符号を用いる。
図1は、ビーム整形系2、照明系3、及び投影系4からなるEUVリソグラフィ装置1の形態の真空システムの概略図を示し、ビーム整形系2、照明系3、及び投影系4は、別個の真空ハウジングに収容され、ビーム整形系2のEUV光源5からビーム経路6に連続して配置される。簡単のために、ビーム整形系2、照明系3、及び投影系4に属する真空ハウジングは、システム自体と同じ参照符号で示す。
例えば、プラズマ源又はシンクロトロンがEUV光源5としての役割を果たすことができる。約5nm〜約20nmの波長域で生じる放射線が、最初にコリメータ7で集束される。下流のモノクロメータ8を用いて、両矢印で示すように、所望の動作波長が入射角の変化によりフィルタリングされる。上記波長域では、コリメータ7及びモノクロメータ8は通常は反射光学素子として設計され、最大限の帯域を有する波長域を反射するために、少なくともモノクロメータ8はその光学面に多層コーティングを有しない。
ビーム整形系2において波長及び空間分布に関して処理された放射線は、第1及び第2反射光学素子9、10を有する照明系3に導入される。2つの反射光学素子9、10は、さらに別の反射光学素子としてのフォトマスク11へ放射線を誘導し、フォトマスク11は、投影系4によりウェーハ12に縮小して結像される構造を有する。この目的で、第3及び第4反射光学素子13、14が投影系4に設けられる。
反射光学素子9、10、11、12、13、14はそれぞれ、EUVリソグラフィ装置1のビーム経路6に配置された光学面9a、10a、11a、12a、13a、14aを有する。投影系4にはさらに別のコンポーネント15も配置され、これは、図示の例では、例えば水素の形態の洗浄ガス(図1に示す)を投影系4の第1光学素子13の光学面13aに加える洗浄ヘッドとして設計される。投影系4内の真空環境16は、真空ポンプ(図示せず)を用いて発生させる。ビーム整形系2、照明系3、及び投影系4の真空環境16の全圧力は、いずれの場合も異なり得る。全圧力は、通常は約10−9mbar〜約10−1barの範囲にある。ビーム整形系2、照明系3、及び投影系4の外側、又はEUVリソグラフィ装置1の外側では、通常ははるかに高い圧力の大気圧環境17が通常はある。
図示の例では、洗浄ヘッド15が真空直線フィードスルー20に固定されることで、図1に両矢印で示すように洗浄ヘッド15を真空環境16内でXYZ座標系のX方向に、したがって洗浄対象であり同様にX方向に延びる表面13aに沿って移動させることができる。真空直線フィードスルー20を用いて、他のコンポーネント、例えばセンサ、測定デバイス等を真空環境16内で直線往復運動により移動させることもできることを理解されたい。
図2は、図1からの真空直線フィードスルー20の例示的な実施形態を長手方向断面で示す。真空直線フィードスルー20は、真空ダイヤフラムベローズ21を有し、これはその長手方向Xに沿って、第1剛性端21a、第1剛性端21aの反対側にある第2剛性端21b、及び第1端21aと第2端21bとの間の部分領域21cを有し、部分領域21cは、複数の襞又は皺を有し且つ長さが可変であり、すなわち伸縮可能である。図示の例では、真空ダイヤフラムベローズ21は、ステンレス鋼製であり、その長手方向軸22に関して回転対称であり、すなわち真空ダイヤフラムベローズ21は実質的に円筒状の基本形状を有する。
第1端21aで、真空ダイヤフラムベローズ21は、例えば円形の幾何学的形状の第1平面ベースプレート23に接続される。対応して、第2端21bで、真空ダイヤフラムベローズ21は、図示の例では同様に円形の幾何学的形状を有する第2平面ベースプレート24に接続される。機械的インタフェース又は機械的締結デバイス25が、第1ベースプレート23に装着され、図1に示す洗浄ヘッド15の、又は適切な場合には他のコンポーネントの取付けに役立つ。第2ベースプレート24は、適当な締結要素、例えばねじ接続等により図1の真空ハウジング4に接続することができる。真空直線フィードスルー20の締結後に大気環境17からこれに作用可能であるように、真空ハウジング4には通常は真空直線フィードスルー20の領域に開口が形成される。
第2ベースプレート24において、真空ダイヤフラムベローズ21の長手方向軸22の領域に円筒状のリニアガイド28が装着され、これは、アクチュエータデバイス27の一部を形成し且つアクチュエータデバイス27のロッド26を案内する役割を果たす。ロッド26は、一端で真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aに、より正確には真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aが締結された第1ベースプレート23に剛接続される。ロッド26、したがって真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aは、図2に両矢印で示すアクチュエータデバイス27のアクチュエータ29により、例えば電動機により、長手方向に、すなわちX方向に移動させることができる。対応して、機械的インタフェース25に装着された洗浄ヘッド15も、真空ダイヤフラムベローズ21の固定第2端21aに対して移動する。
図2で分かるように、真空ダイヤフラムベローズ21の内側に形成された体積領域を真空直線フィードスルー20の大気側17に接続するために、真空ダイヤフラムベローズ21の長手方向軸22に対して偏心して第2ベースプレート25に貫通開口が設けられる。このようにして、真空直線フィードスルー20の大気側17は、径方向で真空ダイヤフラムベローズ21により、また軸方向で第1及び第2ベースプレート23、24により画定された体積領域内にも延びる。真空ダイヤフラムベローズ21の真空側16は、径方向外方に形成され、すなわち径方向で真空ダイヤフラムベローズ21を囲む。
第2ベースプレート24の代わりに、真空ハウジング2の部分領域が、適切な場合には真空ダイヤフラムベローズ21の取付けに役立ち得ることを理解されたい。この場合、真空直線フィードスルー20は、EUVリソグラフィ装置1の真空ハウジング4に強固に一体化され、真空ダイヤフラムベローズ21の第2端21bは、真空ハウジング4の部分領域に直接接続される。
図2は、真空ダイヤフラムベローズ21をその最大伸張位置で示しており、この位置から直線往復運動が右側に向かって、すなわち正のX方向に起こり、その結果として真空ダイヤフラムベローズ21が、より正確には襞を有する部分領域21cが圧縮されて図2に示す長さLFCが減少する。真空ダイヤフラムベローズ21の第1及び第2剛端21a、21bの長さLFA及びLFBそれぞれが、真空ダイヤフラムベローズ21の直線往運動で一定のままであることを理解されたい。
同様に図2で分かるように、複数の円筒状の第1シールド30、30’等が、真空ダイヤフラムベローズ21の真空側16に配置され、すなわち径方向内側にあり、第1ベースプレート23を介して真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aに一端が接続される。対応して、複数の第2シールド31、31’が、真空ダイヤフラムベローズ21の真空側16に配置され、第2ベースプレート24を介して真空ダイヤフラムベローズ21の第2端21bに接続される。第1及び第2シールド30、30’及び31、31’は、真空ダイヤフラムベローズ21を環状に囲む。
各第1シールド30、30’等は長さLA1を有し、これは図示の例では各第2シールド31、31’等の長さLA2と同じである。第1及び第2シールド30、30’及び31、31’は剛性であり、すなわち直線往復運動中にそれらの長さLA1、LA2を変えない。図2に示す真空ダイヤフラムベローズ21の完全伸張位置では、各第1シールド30、30’等は、真空ダイヤフラムベローズ21の全長LFA+LFB+LFCの部分範囲に沿って各第2シールド31、31’等に重なる。すなわち、第1及び第2シールド30、30’及び31、31’の長さLA1、LA2は、いずれの場合も完全に伸張した真空ダイヤフラムベローズ21の全長LFA+LFB+LFCの半分よりも大きい。右側又は正のX方向に向かう第1端21aの移動による真空ダイヤフラムベローズ21の収縮時には、第1及び第2シールド30、30’及び31、31’が重なる部分領域の長さが増加する。
第1及び第2シールド30、30’及び31、31’が重なる部分領域は、真空ダイヤフラムベローズ21と真空側16との間に見通し線が形成されるのを防止する。往復運動中に真空ダイヤフラムベローズ21から放出され得る粒子は、重なり合う隣接した第1及び第2シールド30、30’及び31、31’間に形成されたギャップを通してしか真空環境16に入ることができず、真空環境16まで通過する粒子を大幅に低減することができる。
図2の真空直線フィードスルー20において、図2に点で示すように、複数対の第1及び第2シールド30、31、30’、31が、径方向に内側から外側へ配置されてそれぞれが真空ダイヤフラムベローズ21の長手方向Xで重なるので、ギャップが各対の隣接するシールド30、31、30’、31’間に形成される。複数の重なった第1及び第2シールド30、30’及び31、31’を設けることで粒子の迷路が形成され、これは、一対のシールド30、31を設ける場合と比べて真空ダイヤフラムベローズ21から真空環境16へ粒子が通過する可能性を大幅に低減する。真空直線フィードスルー20で用いられる第1及び第2シールド30、31;30’、31’の数が、粒子抑制の強度を定める。
図2に示す例では、粒子抑制の有効性は、各第1シールド30、30’のうち真空ダイヤフラムベローズ21に面した表面30a、30a’及び/又は真空ダイヤフラムベローズ21に面しない表面30b、30b’に接着コーティング32を施すことにより高めることができる。対応して、粒子抑制の有効性を高めることができるのは、図2に示すように、各第2シールド31、31’のうち真空ダイヤフラムベローズ21に面した表面31a、31a’及び/又は真空ダイヤフラムベローズ21に面しない表面31b、31b’に接着コーティング32が施される場合である。真空ダイヤフラムベローズ21が放出する粒子の付着に役立つコーティング32の材料は、例えばアクリル系真空対応コーティングであり得る。
図3は、粒子抑制の有効性を高めるために、真空ダイヤフラムベローズ21の直近に配置された第1シールド30と、第1シールド30よりも径方向にさらに外側に配置されて長手方向で第1シールド30に部分的に重なる第2シールド31とが、それぞれ永久磁性材料から形成された、真空直線フィードスルー20を示す。図示の例では、永久磁性材料は、永久磁性鋼、すなわちマルテンサイト鋼又はフェライト鋼である。真空ダイヤフラムベローズ21が放出した磁性又は着磁性粒子は、各第1及び第2シールド30、31の永久磁性材料により引き寄せられ、第1及び第2シールド30、31に付着したままとなる。図3に示す例では、真空ダイヤフラムベローズ21自体又は少なくとも襞を有するその部分領域21cが、永久磁性又は着磁性材料、例えばフェライト鋼又はマルテンサイト鋼から形成されれば好都合であるが、その理由は、こうした真空ダイヤフラムベローズ21が放出した粒子が通常は磁性を有するからである。選択された(フェライト又はマルテンサイト)鋼は、耐食性であり且つ適当な機械的特性を有するべきである。
第1及び第2シールド30、31が発生した永久磁界が真空環境16の領域内に延びる状況を回避するために、図3に示す例には、追加第1シールド30’及び追加第2シールド31’が設けられ、これらは第1及び第2シールド30、31の径方向外側に配置される。図示の例では、追加第1及び第2シールド30’、31’は、常磁性材料、特にミューメタルから構成される。ミューメタルの非常に高い透磁率により、2つの追加シールド30’、31’は、第1及び第2シールド30、31又は真空ダイヤフラムベローズ21が発生した静磁界を効果的に遮蔽することができる。
図3に示す例では、強力な粒子低減を達成するために2つの第1シールド30、30’及び2つの第2シールド31、31’しか必要ない。図3に示す真空直線フィードスルー20の実現に必要な設置空間は、3対以上のシールド30、30’、31、31’が通常は用いられる図2に示す例と比べて大幅に低減される。粒子低減の有効性をさらに高めるために、適切な場合には、図3に示すシールド30、30’及び31、31’又はより正確にはそれらの表面30a、30b、30a’、30b’、31a、31b、31a’、31b’にも接着コーティング32を設けることができることを理解されたい。
図4は、最後に、真空側16が真空ダイヤフラムベローズ21に対して径方向内側に配置され、大気側17が径方向外側に配置された真空直線フィードスルー20の例を示す。この場合に直線往復運動を実現するために、ロッド26及びロッド26を案内するリニアガイド28は、図2及び図3に示すものとは対照的に真空ダイヤフラムベローズ21の長手方向軸22に対して偏心して配置される。さらに、ロッド26は、第1端21aに接続されるのではなく、その代わりに真空ダイヤフラムベローズ21の固定第2端21bに、より厳密には第2ベースプレート24に接続される。
リニアガイド28は、真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aに、より厳密には第1ベースプレート23に固定され、アクチュエータ29が真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aに作用すると第1ベースプレート23と共に直線的に変位する。図示の例では、真空ダイヤフラムベローズ21の第1端21aをX方向に移動させるために、アクチュエータ29は、第1ベースプレート23に直接又はさらに別のロッドを介して作用する。図示の例では、比較的大きな開口が第2ベースプレート24又は関連の真空ハウジング4に形成され、真空ダイヤフラムベローズ21の径方向内方の体積領域を真空ハウジング4の内部の真空環境16に接続する。図4に示す例示的な実施形態では、通常は洗浄ヘッド15がない代わりに、直線的に駆動されるように機械的インタフェース25に固定された別のコンポーネント、例えばセンサ等がある。
図4に示す例では、真空直線フィードスルー20は、第1常磁性シールド30’と第2常磁性シールド31’との間に電圧降下を発生させる電圧発生デバイス33(電圧源)をさらに有する。したがって、電圧発生デバイス33は、第1常磁性シールド30’と第2常磁性シールド31’との間の重複領域で電界Eを発生する。シールド30’、31’は円筒状なので、電界Eの電界線は径方向に延び、第1及び第2常磁性シールド30’、31’間にある粒子が2つの常磁性シールド30’、31’の相互に対向する表面30b’、31a’に向かって加速され、粒子の衝撃確率及び衝撃エネルギーが増加する。2つの常磁性シールド30’、31’が、両者間に電圧を印加した場合に真空ダイヤフラムベローズ21から電気的に絶縁されなければならないことを理解されたい。
第1及び第2常磁性シールド30’、31’間のギャップで電界Eを発生させるのに加えて、又はその代替として、電圧発生デバイス33により第1及び第2永久磁性シールド30、31間に電界を発生させることも可能である。図2及び図3に関連して上述した真空直線フィードスルー20において、電圧発生デバイス33を用いて電界Eを発生させることも可能であることを理解されたい。
要約すると、真空ダイヤフラムベローズ21の往復運動に起因する真空環境16への粒子の進入は、上述のように、すなわちシールド30、31、30’、31’等の使用により大幅に低減することができる。真空環境16への流心の導入を低減するために、上記真空直線フィードスルー20を、EUVリソグラフィシステム1だけでなく他の真空システム20でも用いることができることを理解されたい。

Claims (13)

  1. コンポーネントの取付け用の第1端及び該第1端の反対側にある真空ハウジングの取付け用の第2端を有する真空ダイヤフラムベローズと
    前記真空ダイヤフラムベローズの長手方向に前記真空ダイヤフラムベローズの直線往復運動を発生させるアクチュエータデバイスと
    を備えた真空直線フィードスルーであって、
    前記第1端で前記真空ダイヤフラムベローズに接続された少なくとも1つの第1シールドと
    前記第2端で前記真空ダイヤフラムベローズに接続された少なくとも1つの第2シールドと
    をさらに備え
    記少なくとも1つの第1シールド及び前記少なくとも1つの第2シールドは前記真空ダイヤフラムベローズを環状に囲み、前記少なくとも1つの第1シールド及び前記少なくとも1つの第2シールドは前記真空ダイヤフラムベローズの前記長手方向で重なり
    前記少なくとも1つの第1シールド及前記少なくとも1つの第2シールドは永久磁性材料から形成され、且つ/又は、該真空直線フィードスルーは前記少なくとも1つの第1シールドと前記少なくとも1つの第2シールドとの間に電界を発生させる電圧発生デバイスを備える真空直線フィードスルー。
  2. 請求項1に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記永久磁性材料は、マルテンサイト鋼又はフェライト鋼を含む群から選択される真空直線フィードスルー。
  3. 請求項1又は2に記載の真空直線フィードスルーにおいて、
    前記第1シールドは少なくとも2つの第1シールドからなり、前記少なくとも2つの第1シールドのうち少なくとも1つが永久磁性材料から形成され、少なくとも1つが常磁性材料から形成され、
    前記第2シールドは少なくとも2つの第2シールドからなり、前記少なくとも2つの第2シールドのうち少なくとも1つが永久磁性材料から形成され、少なくとも1つが常磁性材料から形成される真空直線フィードスルー。
  4. 請求項3に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記常磁性材料はミューメタルである真空直線フィードスルー。
  5. 請求項3又は4に記載の真空直線フィードスルーにおいて、永久磁性材料製の前記少なくとも1つの第1シールド及び前記少なくとも1つの第2シールドは、常磁性材料製の前記少なくとも1つの第1シールド及び前記少なくとも1つの第2シールドと前記真空ダイヤフラムベローズとの間に配置される真空直線フィードスルー。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記少なくとも1つの第1シールド及前記少なくとも1つの第2シールドは、前記真空ダイヤフラムベローズにする表面に且つ/又は該真空ダイヤフラムベローズに面しない表面に接着コーティングを有する真空直線フィードスルー。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記電圧発生デバイスは前記少なくとも1つの第1シールドと該第1シールドに隣接して配置された前記少なくとも1つの第2シールドとの間に電界を発生させるよう設計される真空直線フィードスルー。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記少なくとも1つの第1シールド及び前記少なくとも1つの第2シールドは、同心状に配置された筒体として形成される真空直線フィードスルー。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記アクチュエータデバイスは、前記真空ダイヤフラムベローズの前記長手方向の直線往復運動を案内するリニアガイドを有する真空直線フィードスルー。
  10. 請求項9に記載の真空直線フィードスルーにおいて、前記リニアガイドは、前記真空ダイヤフラムベローズの前記長手方向軸に対して偏心して配置される真空直線フィードスルー。
  11. 真空システムであって、
    真空環境が形成された真空ハウジングと
    真空ダイヤフラムベローズの第2端が前記真空ハウジングに装着される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の少なくとも1つの真空直線フィードスルー(20)と
    を備えた真空システム。
  12. EUVリソグラフィシステムとして設計された請求項11に記載の真空システム。
  13. 請求項11又は12に記載の真空システムにおいて、前記真空直線フィードスルーの第1端に装着されたコンポーネントをさらに備えた真空システム。
    い申し上げます。
JP2017518449A 2014-10-07 2015-09-23 真空直線フィードスルー及び当該真空直線フィードスルーを有する真空システム Active JP6620147B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014220220.5A DE102014220220B4 (de) 2014-10-07 2014-10-07 Vakuum-Lineardurchführung und Vakuum-System damit
DE102014220220.5 2014-10-07
PCT/EP2015/071864 WO2016055272A1 (de) 2014-10-07 2015-09-23 Vakuum-lineardurchführung und vakuum-system damit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017538138A JP2017538138A (ja) 2017-12-21
JP6620147B2 true JP6620147B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=54199198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017518449A Active JP6620147B2 (ja) 2014-10-07 2015-09-23 真空直線フィードスルー及び当該真空直線フィードスルーを有する真空システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9952519B2 (ja)
JP (1) JP6620147B2 (ja)
DE (1) DE102014220220B4 (ja)
WO (1) WO2016055272A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016210698A1 (de) * 2016-06-15 2017-12-21 Carl Zeiss Smt Gmbh Optische Anordnung und Verfahren zum Betreiben der optischen Anordnung
KR20220030960A (ko) * 2019-07-09 2022-03-11 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 오염 입자 포획이 개선된 리소그래피 장치 및 방법
US10866519B1 (en) * 2019-10-01 2020-12-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Reticle-masking structure, extreme ultraviolet apparatus, and method of forming the same
CN117597631A (zh) * 2021-07-13 2024-02-23 Asml荷兰有限公司 屏蔽设备和方法
CN114384103A (zh) * 2021-12-08 2022-04-22 费勉仪器科技(上海)有限公司 可切换真空光学组件及真空光源***

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3420834A1 (de) 1984-06-05 1985-12-05 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V., 3400 Göttingen Manipulator
JP2001024045A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Nikon Corp 搬送装置およびそれを用いた露光装置
WO2002067312A1 (en) * 2001-02-21 2002-08-29 Tokyo Electron Limited Parts of apparatus for plasma treatment and method for manufacture thereof, and apparatus for plasma treatment
US20020175480A1 (en) * 2001-03-16 2002-11-28 Vat Holding Ag Elastically distortable membrane skin
US7789963B2 (en) * 2005-02-25 2010-09-07 Tokyo Electron Limited Chuck pedestal shield
JP2007180467A (ja) * 2005-03-02 2007-07-12 Tokyo Electron Ltd 反射装置、連通管、排気ポンプ、排気システム、該システムの洗浄方法、記憶媒体、基板処理装置及びパーティクル捕捉部品
JP5759177B2 (ja) * 2008-02-08 2015-08-05 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation プラズマ処理装置、半導体基板を処理する方法、および軸直角変位ベローズユニット
US8252114B2 (en) * 2008-03-28 2012-08-28 Tokyo Electron Limited Gas distribution system and method for distributing process gas in a processing system
NL1036794A1 (nl) * 2008-04-25 2009-10-27 Asml Netherlands Bv Robot for in-vacuum use.
CA2686364A1 (en) * 2008-12-05 2010-06-05 Plastiflex Canada Inc. Vacuum fitting connection
JP5398358B2 (ja) * 2009-05-29 2014-01-29 三菱重工業株式会社 基板支持台の構造及びプラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016055272A1 (de) 2016-04-14
DE102014220220A1 (de) 2016-04-21
US20170212428A1 (en) 2017-07-27
US9952519B2 (en) 2018-04-24
JP2017538138A (ja) 2017-12-21
DE102014220220B4 (de) 2018-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6620147B2 (ja) 真空直線フィードスルー及び当該真空直線フィードスルーを有する真空システム
US9887613B2 (en) Lithography device with eddy-current brake
JP6264145B2 (ja) X線発生装置
KR102056273B1 (ko) 작동 메카니즘, 광학 장치, 리소그래피 장치 및 디바이스들을 제조하는 방법
JP5368221B2 (ja) 極端紫外光源装置
US20090194692A1 (en) Charged particle radiation apparatus
KR102317127B1 (ko) 작동 기구, 광학 장치 및 리소그래피 장치
TW201526024A (zh) X光產生裝置
JP6324241B2 (ja) 荷電粒子線装置および収差補正器
JP2014209482A (ja) エネルギー選択的検出器系を有する走査型粒子顕微鏡
US20150034842A1 (en) Driving apparatus, charged particle beam irradiation apparatus, method of manufacturing device
JP5357837B2 (ja) 露光装置及びデバイスの製造方法
US20140306123A1 (en) Stage apparatus, drawing apparatus, and method of manufacturing article
US6608317B1 (en) Charged-particle-beam (CPB)-optical systems with improved shielding against stray magnetic fields, and CPB microlithography apparatus comprising same
JP2008234981A (ja) X線管
JP5485927B2 (ja) 電子顕微鏡
JP2012104272A (ja) X線発生装置
JP5417380B2 (ja) リニアモータ,可動ステージおよび電子顕微鏡
JP2010113810A (ja) 透過型電子顕微鏡
JP6002561B2 (ja) 電子顕微鏡
JP6964531B2 (ja) ウィーンフィルタ、電子光学装置
CA2700614C (en) Ultrasonic drive
JP5426619B2 (ja) 電子顕微鏡
JP2018170091A (ja) X線管装置
JP2016051535A (ja) 荷電粒子線装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6620147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250