JP6620043B2 - 漏洩光受光構造 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信における光ファイバの接続技術に関する。
光ファイバ同士の接続には、いくつかの方法が提示されている。例えば、光ファイバの先端をコネクタ化し、そのコネクタ同士を接続する方法がある。また、光ファイバの先端を熔融させて、ガラスを溶かすことを用いての融着接続がある。今までの開発されてきた光ファイバ接続は、例えば、これからサービスを提供するときなどの新しく光線路を構築するときに有効である。逆に、すでに構築された線路では、サービスが提供されており、従来の光ファイバ接続では、線路を切ることが必要なため、サービスを止めてしまうデメリットがある。そこで、サービスを止めないで光ファイバを接続する技術が求められている。
我々は、新しい光ファイバの接続形態として、光ファイバを曲げ、その曲げ部近傍にプローブを配置する接続技術を考えている。本技術は、光ファイバを緩やかに曲げることで、信号を大きくロスすることなく、曲げ部から漏れ出てきた信号をプローブで集光する技術である(非特許文献1)。
「所外8分岐スプリッタ上部での通信光モニタに向けた光ファイバ側方出力技術の検討」植松、信学技報, vol. 115, no. 202, OFT2015-22, pp. 35-38, 2015年8月.
上記の通り、曲げの形状とプローブの取り合わせで、漏洩光を受光できることが確認されており、曲げファイバに対する適切なプローブ固定技術が要望されている。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、曲げファイバに対して適切にプローブを固定し漏洩光を受光することが可能な漏洩光受光構造を提供するところにある。
上記目的を達成するためにこの発明の漏洩光受光構造は、以下の通りである。
(1)この発明の漏洩光受光構造は、凹型ブロックと、前記凹型ブロックの凹部に対応する凸部を有する凸型ブロックと、前記凹部と前記凸部に挟まれ曲げられる光ファイバからの漏洩光を受光するプローブと、前記プローブの先端を前記凹部に押しつけられた前記光ファイバに向けて固定するとともに、前記プローブを保護する保護ブロックと、を備える。
(2)上記(1)の漏洩光受光構造は、前記凸型ブロックと前記保護ブロックとが接着固定される。
(3)上記(2)の漏洩光受光構造において、前記凹型ブロックの固定位置に対して接着される前記保護ブロックの先端は、前記プローブの先端を保護する凸形状であり、前記凹型ブロックの固定位置は、前記凸形状に対応する凹形状であり、前記凸形状と前記凹形状が嵌合して接着固定される。
(4)上記(2)の漏洩光受光構造において、前記凹型ブロックの固定位置に対して接着される前記保護ブロックの先端は、前記プローブの先端を保護する凸型半球形状であり、前記凹型ブロックの固定位置は、前記凸型半球形状に対応する凹型半球形状であり、前記凸型半球形状と前記凹型半球形状が嵌合して接着固定される。
(5)上記(3)の漏洩光受光構造において、前記凹型ブロックの前記凹部は、凹型半球形状であり、前記凹型半球形状の弧面は、貫通孔を有し、前記凹型ブロックの固定位置の前記凹形状は、前記貫通孔への貫通路である。
(6)上記(5)の漏洩光受光構造において、前記保護ブロックの先端と前記プローブの先端とで形成される弧は、前記貫通孔の形状に対応する。
本発明によれば、曲げファイバに対して適切にプローブを固定し漏洩光を受光することが可能な漏洩光受光構造を提供できる。
(1)この発明の漏洩光受光構造によれば、光ファイバは凹型ブロックの凹部と凸型ブロックの凸部(表面)に挟まれ曲げられ、保護ブロックにより保護されたプローブの先端(受光部)が光ファイバの曲げ部に向けて固定される。これにより、プローブによる確実な漏洩光の受光が可能となる。
(2)さらに、この発明の漏洩光受光構造によれば、凸型ブロックと保護ブロックとが接着固定されるので、保護ブロックにより保護されるプローブのぶれを防止することができ、プローブによる確実な漏洩光の受光が可能となる。
(3)さらに、この発明の漏洩光受光構造によれば、プローブの先端を保護する凸形状と、凹型ブロックに設けられた凹形状とが嵌合して接着固定される。これにより、プローブ先端の位置決めが容易となり、プローブの調整時間の短縮化を図ることができる。
(4)さらに、この発明の漏洩光受光構造によれば、プローブの先端を保護する凸型半球形状と、凹型ブロックに設けられた凹型半球形状とが嵌合して接着固定される。これにより、プローブ先端の位置決めが容易となり、プローブの調整時間の短縮化を図ることができる。
(5)さらに、この発明の漏洩光受光構造によれば、貫通路を介して保護ブロックが挿入され、貫通孔を介して保護ブロックの先端(プローブの先端)が、直接又は間接的に、光ファイバの曲げ部に到達するので、光学的な損失のない曲げ部からの漏洩光をプローブが受光できる。
(6)さらに、この発明の漏洩光受光構造によれば、保護ブロックの先端とプローブの先端とで形成される弧が、記貫通孔の形状(弧)に対応するため、貫通孔を介して保護ブロックの先端(プローブの先端)が、直接又は間接的に、光ファイバの曲げ部に到達するので、光学的な損失のない曲げ部からの漏洩光をプローブが受光できる。
第1の実施形態に係る凹凸ブロックの挟みこみにより光ファイバの曲げ形成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る凹型ブロック内面の溝の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る凹凸ブロックによる光ファイバの挟み込みの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る光ファイバの曲げ部からの漏洩光を説明するための概念図である。 第1の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端(受光部)を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示し、また、光ファイバの曲げ部(曲げ部頂点)とプローブとの距離を示す図である。 第2の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。 光学特性を劣化させる要因を説明するための図である。 第4の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。
以下、各実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る凹凸ブロックの挟みこみにより光ファイバの曲げ形成の一例を示す図である。図1(a)は、光ファイバを曲げる前の状態を示し、図1(b)は、光ファイバを曲げた後の状態を示す。
図1(a)及び図1(b)に示すように、凸型ブロック1と凹型ブロック2で光ファイバ3を挟むことで、光ファイバ3が曲げられる。つまり、凸型ブロック1の先端の凸部と凹型ブロック2の凹部(U型の溝21)で光ファイバ3を挟むことで、光ファイバ3が曲げられる。
図2は、第1の実施形態に係る凹型ブロック内面の溝の一例を示す図である。図2(a)は凹型ブロックの鳥瞰図であり、図2(b)は凹型ブロックの断面図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、凹型ブロック2の内側に溝21を形成し、凸型ブロック1により、光ファイバ3を溝21へ押し込むことにより、光ファイバ3が曲げられる。
図3は、第1の実施形態に係る凹凸ブロックによる光ファイバの挟み込みの一例を示す図である。図3(a)は、凸型ブロック1と凹型ブロック2による光ファイバの挟み込みの前の状態を示し、図3(b)は、凸型ブロック1と凹型ブロック2による光ファイバの挟み込みの後の状態を示す。
つまり、光ファイバ3が凹型ブロック2の溝21に沿い、凸型ブロック1と凹型ブロック2によるに挟まれることで、光ファイバ3が曲げられる。
図4は、第1の実施形態に係る光ファイバの曲げ部からの漏洩光を説明するための概念図である。図4(a)は、その鳥瞰図であり、図4(b)は、その断面図である。
図4(a)に示すように、光ファイバ3の片側から通信光31を挿入しており、図4(a)及び図4(b)に示すように、光ファイバ3の曲げ部(曲げ部頂点)から、光ファイバ3の外部に通信光が漏れ出ている。これを漏洩光32と定義する。漏洩光32を受光するために、漏洩光32の漏れ出る近傍にプローブを配置する。これにより、光ファイバ3の曲げ部からの漏洩光32をプローブで受光できる。しかし、プローブは細く強度が低いため、そのままプローブを凹型ブロック2に接着固定すると、プローブが壊れてしまう可能性がある。
図5は、第1の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端(受光部)を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。図5(a)は、その鳥瞰図であり、図5(b)は、その断面図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、例えば、保護ブロック4は、プローブ5を内蔵し、内蔵するプローブ5を保護するものであり、例えば、プラスチック等の部材で構成される。保護ブロック4の先端41、つまりプローブ5の先端51に接着剤等を塗布して、凹型ブロック2とプローブ5を接着固定し、漏洩光受光構造を構成する。言い換えれば、保護ブロック4(プローブ5の先端51)と凹型ブロック2とは接着層6を介して固定化される。
このように、光ファイバ3を凸型ブロック1と凹型ブロック2で挟み込み、漏洩光32が生じている状況を作り、プローブ5を内蔵した保護ブロック4を微調整しながら、最も漏洩光32をプローブ5で受光できる位置でプローブ5を止め、接着剤で固定する。
図6は、第1の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示し、また、光ファイバの曲げ部(曲げ部頂点)とプローブとの距離を示す図である。図6(a)は、その鳥瞰図であり、図6(b)は、その断面図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、漏洩光受光構造は、凸型ブロック1、凹型ブロック2、プローブ5、保護ブロック4により構成され、凸型ブロック1と凹型ブロック2で光ファイバ3を挟むことで、光ファイバ3が曲げられ、曲げ部から漏れる光ファイバ3の漏洩光がプローブ5により受光される。保護ブロック4は、プローブ5の先端41を凹型ブロック2の凹部に押しつけられた光ファイバ3に向けて固定する。
例えば、接着層6を構成する接着剤の種類として、UV接着剤がある。事前に保護ブロック4の端面(先端41)にUV接着剤を塗布しておき、最も漏洩光32が受光できる位置(固定位置)でプローブ5を内蔵した保護ブロック4の移動を止め、UV光源を照射することで、接着剤が硬化し、凹型ブロック2と保護ブロック4を一体化する。つまり、光ファイバ3の曲げ部(頂点)とプローブ5との距離dを十分に短くして、凹型ブロック2と保護ブロック4を接続でき、漏洩光受光構造を形成することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、凹型ブロック2の面(固定位置)とプローブ5を内蔵した保護ブロック4の面(端面)とを接続して構成される漏洩光受光構造について説明した。第1の実施形態では、X、Y、Z軸の3軸を調整できる機構である。本実施形態の光ファイバ3の曲げでの接続は、軸を省くことができる。
図7は、第2の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。光ファイバ3を曲げると、漏洩位置は一意的に決まる。その位置は、事前に、漏洩の分布測定をすることで把握できる。
プローブ5を保護する保護ブロック4aは、プローブ5の先端51を保護する凸形状42aを有する。つまり、保護ブロック4aの先端部を例えば凸型に尖らせる。例えば、保護ブロック4aの先端41aの面とプローブ5の先端51の面は同一平面である。
一方の凹型ブロック2aの固定位置は、凹形状22aを有する。つまり、凹型ブロック2aの一辺は凹型にへこんだ形状とする。
凸形状42aと凹形状22aは対応する形状であり、凸形状42aと凹形状22aが嵌合して接着固定される。このように、凸形状42aと凹形状22aの両者を組み合わせるが、光ファイバ3の漏洩光32を最も受光できる位置にプローブ5が配置される形態とする。例えば、あらかじめ保護ブロック4aの側面にUV接着剤を塗っておき、漏洩光32を最大受光したところにて保護ブロック4aを固定する。つまり、漏洩光32を最大受光したところにて、UV光を外部から照射し、凹型ブロック2aと保護ブロック4aとを接着固定する。
さらに、プローブ5の移動方向はZ軸のみであるため、第1の実施形態で示したような3軸の調整は不要となり、1軸のみの調整であり、プローブの調整時間の短縮化につながる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、凸形状42a及び凹形状22aを一例として説明したが、凸形状42aに替えて凸型半球形状、凹形状22aに替えて凹型半球形状を採用するようにしても同様の効果を得ることができる。
図8は、第3の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。光ファイバ3を曲げると、漏洩位置は一意的に決まる。その位置は、事前に、漏洩の分布測定をすることで把握できる。
プローブ5を保護する保護ブロック4bは、プローブ5の先端51を保護する凸型半球形状42bを有する。つまり、保護ブロック4bの先端部を例えば凸型半球形状とする。例えば、保護ブロック4bの先端41bの弧とプローブ5の先端51の弧は同一弧面上である。
一方の凹型ブロック2bの固定位置は、凹型半球形状22bを有する。つまり、凹型ブロック2bの一辺は凹型半球にへこんだ形状とする。
凸型半球形状42bと凹型半球形状22bは対応する形状であり、凸型半球形状42bと凹型半球形状22bが嵌合して接着固定される。このように、凸型半球形状42bと凹型半球形状22bの両者を組み合わせるが、光ファイバ3の漏洩光32を最も受光できる位置にプローブ5が配置される形態とする。例えば、あらかじめ保護ブロック4bの側面にUV接着剤を塗っておき、漏洩光32を最大受光したところにて保護ブロック4bを固定する。つまり、漏洩光32を最大受光したところにて、UV光を外部から照射し、凹型ブロック2bと保護ブロック4bとを接着固定する。
(第4の実施形態)
第1、第2、第3の実施形態で挙げた構造をさらに改善することで、光学特性の向上を図ることができる。
図9は、光学特性を劣化させる要因を説明するための図である。光ファイバ3からの漏洩光32は、凹型ブロック2aを通過し、プローブ5の先端(端面)51に到達し、プローブ5内を透過する。ここで、凹型ブロック2aの透過領域をなくすことができれば、凹型ブロック2aを伝搬する過程で光学的な損失をなくすことができる。よって、凹型ブロック2aの構成を見直すことで、光学特性を改善できる。
図10は、第4の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。漏洩光受光構造は、凸型ブロック1と凹型ブロック2cの溝(凹型半球形状)21cとの間で光ファイバ3を挟み込む。また、凹型ブロック2cの溝21cの弧面の一部(底部)をあらかじめ削り、貫通孔22cを形成する。また、凹型ブロック2cの固定位置の凹形状を貫通孔22cへの貫通路23cとする。また、漏洩光受光構造は、プローブ5を保護する凸型の保護ブロック4cを備え、貫通路23cに対して保護ブロック4cが挿入可能に構成される。側面に接着剤を塗布された保護ブロック4cを貫通路23cへ挿入することにより、凹型ブロック2cと保護ブロック4cとが接着固定される。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態に係る光ファイバの曲げ部に向けてプローブの先端を固定した漏洩光受光構造の一例を示す図である。
図11に示すように、凹型ブロック2dの溝21dの弧面の一部(底部)をあらかじめ削り、貫通孔22dを形成する。また、凹型ブロック2dの固定位置の凹形状を貫通孔22dへの貫通路23dとする。また、漏洩光受光構造は、プローブ5dを保護する凸型の保護ブロック4dを備え、貫通路23dに対して保護ブロック4dが挿入可能に構成される。側面に接着剤を塗布された保護ブロック4dを貫通路23dへ挿入することにより、凹型ブロック2dと保護ブロック4dとが接着固定される。なお、保護ブロック4dの先端41dとプローブ5dの先端51dとで形成される弧は、貫通孔22dの形状(弧)に対応する。
これにより、凹型ブロック2dの溝21dの一部曲面とプローブ5dを内蔵した保護ブロック4dの先端41dの曲面が合致し、その両者に段差が生じることなく固定することができ、同じ曲面での構造体とすることができる。
先ず、凸型ブロック1と凹型ブロック2dで光ファイバ3を挟むことで、光ファイバ3が曲げられ、光ファイバ3に曲げ部を形成し、光ファイバの片方より通信光31を挿入する。次に、プローブ5dを内蔵した保護ブロック4dを挿入する。これにより、本実施形態の漏洩光受光構造は、光ファイバ3の曲げ部から漏洩光32をプローブ5dが直接受光する構造となる。
なお、あらかじめ保護ブロック4dの側面にUV接着剤を塗っておき、漏洩光32を最大受光したところにて保護ブロック4dを固定する。つまり、漏洩光32を最大受光したところにて、UV光を外部から照射し、凹型ブロック2dと保護ブロック4dとを接着固定する。
以上説明した第1〜第5の実施形態によれば、サービスを提供したまま構築された光線路設備から通信光を受光することができる。構築された光線路を切断することがないため、サービスをお客様に提供しつづけることができる。
その他にも、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
凹型ブロックと、
前記凹型ブロックの凹部に対応する凸部を有する凸型ブロックと、
前記凹部と前記凸部に挟まれ曲げられる光ファイバからの漏洩光を受光するプローブと、
前記プローブの先端を前記凹部に押しつけられた前記光ファイバに向けて固定するとともに、前記プローブを保護する保護ブロックと、
を備えることを特徴とする漏洩光受光構造。
[C2]
前記凸型ブロックと前記保護ブロックとが接着固定されることを特徴とする[C1]の漏洩光受光構造。
[C3]
前記凹型ブロックの固定位置に対して接着される前記保護ブロックの先端は、前記プローブの先端を保護する凸形状であり、
前記凹型ブロックの固定位置は、前記凸形状に対応する凹形状であり、
前記凸形状と前記凹形状が嵌合して接着固定されることを特徴とする[C2]の漏洩光受光構造。
[C4]
前記凹型ブロックの固定位置に対して接着される前記保護ブロックの先端は、前記プローブの先端を保護する凸型半球形状であり、
前記凹型ブロックの固定位置は、前記凸型半球形状に対応する凹型半球形状であり、 前記凸型半球形状と前記凹型半球形状が嵌合して接着固定されることを特徴とする[C2]2の漏洩光受光構造。
[C5]
前記凹型ブロックの前記凹部は、凹型半球形状であり、
前記凹型半球形状の弧面は、貫通孔を有し、
前記凹型ブロックの固定位置の前記凹形状は、前記貫通孔への貫通路であることを特徴とする[C3]の漏洩光受光構造。
[C6]
前記保護ブロックの先端と前記プローブの先端とで形成される弧は、前記貫通孔の形状に対応することを特徴とする[C5]の漏洩光受光構造。
1…凸型ブロック、2…凹型ブロック、21、21a、21b、21c、21d…溝、22a…凹形状、22b…凹型半球形状、22c、22d…貫通孔、23c、23d…貫通路、3…光ファイバ、31…通信光、32…漏洩光、4、4a、4b、4c、4d…保護ブロック、41、41a、41b、41c、41d…先端、42a…凸形状、5、5d…プローブ、51、51d…先端、6…接着層

Claims (2)

  1. 溝を有する凹型ブロックと、
    前記凹型ブロックの凹部に対応する凸部を有する凸型ブロックと、
    前記凹部と前記凸部に挟まれ曲げられる光ファイバからの漏洩光を受光するプローブと、
    前記プローブの先端を前記凹部に押しつけられた前記光ファイバに向けて固定するとともに、前記プローブを保護する保護ブロックと、
    を備え、
    前記凹型ブロックは、前記保護ブロックが挿入される貫通路を有し、
    前記凹型ブロックの溝の一部曲面に、前記貫通路への貫通孔を形成し、
    前記保護ブロックの先端と前記プローブの先端とで形成される曲面は、前記凹型ブロックの溝の一部曲面に合致することを特徴とする漏洩光受光構造。
  2. 前記凹型ブロックと前記保護ブロックとが接着固定されることを特徴とする請求項1の漏洩光受光構造。
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