JP6619933B2 - 帯電防止剤組成物 - Google Patents
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Description
その一方で、PM2.5や黄砂、花粉などへの対策を実施している人は少なく、マスクなどのような体内への侵入を防ぐ対策はあるが、衣類への付着を防ぐ具体的なケア策がないのが現状である。
一般的に、カチオン性界面活性剤や両性界面活性剤などが帯電防止効果を有しており、花粉などの付着を抑制することは知られている。
特許文献2には、シリコーン化合物、カチオン性を有する水溶性高分子、及び両性界面活性剤又は半極性界面活性剤を含有する液体仕上げ剤組成物が記載されている。
特許文献3には、特定の有機化合物、水、及び特定の固体源物質を含有する繊維製品用花粉付着抑制剤を繊維製品に接触させ乾燥させることにより、繊維製品への花粉の付着を抑制する方法が記載されている。
特許文献4には、特定の有機化合物、水、及び特定の固体源物質を含有する溶液を衣料に接触させ乾燥させた後、生成した固体を除去する操作を行なうことで固体と共に衣料に付着した花粉を除去する方法が記載されている。
本発明は、簡便に使用でき、粉じんや花粉等の微粒子の付着を抑制できる帯電防止剤を提供する。
(b1)及び(b2)となる水溶性無機塩(b)を、(a)と(b)の質量比(a)/(b)が0.1以上10以下となる量で配合してなる、
帯電防止剤組成物に関する。
本発明の帯電防止剤組成物は、処理対象物への、花粉、PM2.5、黄砂などの浮遊粒子の付着を抑制することができる。
例えば、繊維製品が衣類の場合、着用により衣服内湿度の影響を受ける。そのようなわずかな衣服内湿度の上昇に素早く反応できれば、低湿度環境下での帯電防止性も向上できる。本発明の帯電防止剤組成物は吸湿性に優れるため、低湿度の時期であっても、本発明の帯電防止剤組成物で処理した衣類を着用することで、衣服内湿度の上昇に素早く反応し、十分な帯電防止効果が発現する。
本発明の(a)成分は、前記一般式(a1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(a1)、前記一般式(a2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(a2)〔(a2)成分〕、及び陽イオン性界面活性剤(a3)〔(a3)成分〕から選ばれる1種以上の界面活性剤である。
(a1)成分及び(a2)成分は、アミンオキシド型界面活性剤であり、噴霧等により衣類などの対象物に付着し乾燥させた場合、(a1)成分及び(a2)成分の親水基であるアミンオキシド基の回りに水が保持されるため、帯電防止効果が発現するものと考えられる。
R2a及びR3aとしては、それぞれ独立に、メチル基及びエチル基から選ばれる基が好ましい。
R4aとしては、エチレン基又はプロピレン基が好ましい。
Yとしては、水分の保持性の点で−CONH−が好ましい。
(a1)成分及び(a2)成分は、それぞれ、1種又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明に用いられる(a3)成分としては、下記一般式(a3−1)〜(a3−1)で表される化合物から選ばれる1種以上が好適である。
Y−は無機又は有機の陰イオンであり、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン、リン酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、又は炭素数1〜12の脂肪酸イオンである。これらの中では、塩素イオン等のハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオンがより好ましく、塩素イオンが特に好ましい。
また、更に好ましいものとして下記式で表される化合物を挙げることができる。
上記式(3a−1−1)は、一般式(a3−1)で表される化合物であり、その好適例としては、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。
上記式(a3−1−2)の化合物は、一般式(a3−1)で表される化合物であり、その好適例としては、R6aが(CH3)3CCH2C(CH3)2であり、eが2である化合物等が挙げられる。
上記式(a3−2−1)の化合物は、一般式(a3−2)で表される化合物であり、その好適例としては、N−ドデシルピリジン等が挙げられる。
上記式(a3−3−1)の化合物は、一般式(a3−3)で表される化合物であり、その好適例としては、N,N−ジデシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
本発明の帯電防止剤組成物は(b)成分として、水溶性無機塩を配合してなる。それにより、組成物中に、無機性陽イオン(b1)及び無機性陰イオン(b2)を含有する。(b)成分は、本発明の帯電防止剤組成物中で(b1)成分と(b2)成分とになる。
(b)成分を用いることにより、本発明の帯電防止剤組成物は、該組成物中の液体成分の蒸発により、無機性の固体が生成する。
本発明では、(b1)成分、(b2)成分は、組成物中でイオンの状態で存在するが、(b)成分は、(b1)成分と(b2)成分の両方を供給できる化合物、例えば、(b1)成分と(b2)成分とからなる水溶性無機塩が用いられる。
(b)成分は、(b1)成分が、カリウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、及びマグネシウムイオンから選ばれる1種以上の無機性陽イオンであり、(b2)成分が、硫酸イオン、フッ素イオン、及び塩素イオンから選ばれる1種以上の無機性陰イオンである組み合せの水溶性無機塩がより好ましい。
本発明のより優れた帯電防止効果を得る上で(b1)成分と(b2)成分は、水和物を形成することができる水溶性無機塩を形成する組み合わせであることが好ましい。すなわち、(b)成分は、水和物を形成することができる水溶性無機塩が好ましい。
(b)成分の水溶性無機塩について、水溶性とは、20℃の水100gに溶解する量が5g以上であることをいう。
(b)成分は、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、及び塩化カリウムから選ばれる1種以上の水溶性無機塩が好ましく、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、及び塩化ナトリウムから選ばれる1種以上の水溶性無機塩がより好ましく、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、及び塩化マグネシウムから選ばれる1種以上の水溶性無機塩が更により好ましい。
本発明の帯電防止剤組成物は、(c)成分として溶媒を含有する。
(c)成分としては、(c)が、水(c1)〔以下、(c1)成分という〕、及び溶剤(c2)〔以下、(c2)成分という〕から選ばれる溶媒が好ましい。
(c1)成分としては、蒸留水やイオン交換水等からイオン成分を除去したものが好ましい。本発明の帯電防止剤組成物は、(c)成分として(c1)成分を含有することが好ましい。
(c2)成分としては、水溶性溶剤が好ましく、エタノール、イソプロパノール等の炭素数2、3又は4の低級アルコールがより好ましい。(c2)成分としては、配合安定性の観点から、エタノール及びイソプロパノールから選ばれる溶剤が好ましく、エタノールがより好ましい。
(c2)成分の水溶性溶剤について、水溶性とは、20℃の水100gに溶解する量が5g以上のものをいう。
本発明の(a)成分は、(b)成分を併用することにより、大気中に含まれる水分が少ない、例えば秋季から冬季の乾燥した環境下においても、優れた帯電防止効果を発現する。前記したように一般に、物質表面の帯電は、水分量が多い方が抑制される傾向にある。繊維製品、特には衣類の水分保持量は、外気の湿度に影響される一方で、着用時の人体に由来する衣服内環境からの水分供給も期待できる。
本発明では、(a)成分と(b)成分を併用することにより、わずかな水分変化に素早く反応し、吸湿効果が発現するものと考えられる。その結果、低湿度環境下においても、着用などによるわずかな衣服内湿度の上昇に素早く反応できるため、優れた帯電防止効果が発現する。
(a)成分中、(a1)成分及び(a2)成分の合計の割合は、帯電防止性の観点から、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは50質量%以上、より更に好ましくは70質量%以上、より更に好ましくは100質量%である。
また、(a)成分中、(a2)成分の割合は、帯電防止性の観点から、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは50質量%以上、より更に好ましくは70質量%以上、より更に好ましくは100質量%である。
本発明の帯電防止剤組成物は、配合安定性やコストの観点から、(c1)成分を、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上、更により好ましくは95質量%以上、そして、好ましくは99質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは97質量%以下含有する。
また、本発明の帯電防止剤組成物が(c2)成分を含有する場合、本発明の帯電防止剤組成物は、配合安定性の観点から、(c2)成分を、好ましくは5質量%以上、より好ましくは5.5質量%以上、更に好ましくは6質量%以上、そして、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下含有する。
また、(c)成分が(c1)成分及び(c2)成分である場合、(c)成分中、(c2)成分の割合は、配合安定性やコストや乾燥時間の短縮の観点から、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上、より更に好ましくは5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
(d)成分としては、下記一般式(d1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩が挙げられる。(d)成分は、本発明の帯電防止剤組成物の帯電防止性をさらに高めることのみならず、繊維製品に消臭効果を付与する目的からも配合することが好ましい成分である。
一般式(d1)において、R2dは、消臭性能及び入手性の観点から、水素原子、炭素数1以上、3以下のアルキル基、又は炭素数1以上、3以下のヒドロキシエチル基が好ましく、水素原子がより好ましい。
(d)成分は、消臭性能等の観点から、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシエチル−1,3−プロパンジオール、及びこれらと塩酸等の無機酸との塩から選ばれる1種以上がより好ましい。
本発明により、本発明の帯電防止剤組成物を、スプレー容器に充填してなる、スプレー式帯電防止剤製品が提供される。
スプレー容器としては、トリガースプレー容器(直圧あるいは蓄圧型)やディスペンサータイプのポンプスプレー容器等の公知のスプレー容器を用いることができる。
<帯電防止剤組成物の調製>
表1に示す配合処方の帯電防止剤組成物を調製した。なお、得られた組成物は、1規定の塩酸又は1/10規定の水酸化ナトリウム水溶液でpH8.0に調整した。
実施例及び比較例で用いた各配合成分をまとめて以下に示す。
・a1−i:N−(1−ドデシル)−N,N−ジメチルアミンオキシド
・a2−i:N−(3−ラウラミドプロピル)−N,N−ジメチルアミンオキシド
・a3−i:N,N−ジデシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド
・a3−ii:塩化ベンザルコニウム
ウール生地(ウールサージ、(株)谷頭商店)を10cm×10cm角に裁断し、試験布とした。この試験布100質量部に対し、表1に示す配合処方の帯電防止剤組成物を10質量部となるように、スプレーバイアル(株式会社マルエム、No.6)を用いてスプレーし、1時間乾燥させた。乾燥させた試験布の真ん中を6cm×6cm角に裁断し、試験布(X)を得た。
表1の各組成物で処理した各試験布(X)を20℃/40%RHの環境下で12時間調湿させ、そのときの各試験布(X)の質量(X1)を計測した。計測を終えた試験布を更に20℃/65%RHの環境下で1時間調湿させ、その時の各試験布(X)の質量(X2)を測定した。
各湿度環境下での各試験布の質量(X1及びX2)を用い、下記式(i)に従い、吸湿変化率(Y)を算出した。また、未処理布についても同様の実験を行い、未処理布での吸湿変化率(Y0)を算出した。得られた吸湿変化率(Y及びY0)を用い、下記式(ii)に従い、吸湿効果を算出した。
ここで20℃/65%RHは、着用後すぐの衣類内湿度を想定している。すなわち本評価方法は、室内に置かれ、外出する際に着用された外着の人体由来の水分を考慮した吸湿速度をモデル的に表したものである。
得られた結果を表1、及び図1〜3に示す。吸湿効果の値は大きい方が、外出時の早急な帯電防止能に優れる。
吸湿変化率(Y)=[(X2)−(X1)]/(X1)×100 (i)
吸湿効果=(Y)−(Y0) (ii)
<帯電防止剤組成物の調製>
表2に示す配合処方の帯電防止剤組成物を調製した。なお、得られた組成物は、50質量%のクエン酸水溶液又は1/10規定の水酸化ナトリウム水溶液でpH8.0に調整した。
実施例13で用いた各配合成分をまとめて以下に示す。
・a2−i:N−(3−ラウラミドプロピル)−N,N−ジメチルアミンオキシド
・a3−i:N,N−ジデシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド
・a3−ii:塩化ベンザルコニウム
・d−i:2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール
ウール生地(ウールサージ、(株)谷頭商店)を10cm×10cm角に裁断し、試験布とした。この試験布100質量部に対し、表2に示す配合処方の帯電防止剤組成物を10質量部となるように、スプレーバイアル(株式会社マルエム、No.6)を用いてスプレーし、20℃/40%RH環境下で12時間乾燥させ、試験布(Y)を得た。
乾燥させた試験布(Y)を20℃/65%RHの環境下で1時間放置した後、電位計(R8252、DIGITAL ELECTROMETER)を用い、100V荷電条件にて、表面抵抗値を測定した。また、未処理の試験布に対しても同様に表面抵抗値を測定した。
その結果、表2に示す帯電防止剤組成物での表面抵抗値は、未処理に対し、10−2程度低下しており、優れた帯電防止効果を有していることがわかった。
乾燥させた試験布(Y)を6cm×4cm角に裁断し、試験布(Y’)を得た。20℃/65%RHの環境下で1時間放置した後、試験布(Y’)をポリエステル布(ポリエステルジャージ、(株)谷頭商店)で5回摩擦した。
ガラスビン(PS−No.11広口規格ビン、容量100mL)に、浮遊粒子として都市大気粉塵(Urban Aerosole、国立環境研究所、環境標準物質No.28)を0.3g入れた。摩擦した試験布(Y’)をピンセットで持ち、容器や浮遊粒子に接触しないように、ガラスビンの中に静かに入れ、60秒後に取り出した。未処理の試験布に対しても同様に評価した。
その結果、表2に示す帯電防止剤組成物を処理した試験布には、浮遊粒子が付着していなかったが、未処理の試験布には多量の浮遊粒子が付着していた。
Claims (9)
- 下記一般式(a1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(a1)、下記一般式(a2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(a2)、及び陽イオン性界面活性剤(a3)から選ばれる1種以上の界面活性剤(a)を0.2質量%以上1質量%以下、無機性陽イオン(b1)及び無機性陰イオン(b2)、溶媒(c)、並びに下記一般式(d1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(d)を含有する帯電防止剤組成物であって、
(a)として、(a1)及び(a2)の少なくとも一方を含有し、
(b1)及び(b2)となる、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、及び塩化マグネシウムから選ばれる1種以上の水溶性無機塩(b)を1質量%以下、(a)と(b)の質量比(a)/(b)が0.1以上10以下となる量で配合してなる、
帯電防止剤組成物。
〔式中、R1aは炭素数8以上16以下の炭化水素基であり、R2a及びR3aはそれぞれ独立に、炭素数1以上3以下のアルキル基及び炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基から選ばれる基であり、R4aは炭素数2又は3のアルキレン基であり、Yは−CONH−又は−COO−である。〕
(式中、R 1d は、水素原子、炭素数1以上、5以下のアルキル基、又は炭素数1以上、5以下のヒドロキシアルキル基を表し、R 2d は、水素原子、炭素数1以上、6以下のアルキル基、又は炭素数1以上、5以下のヒドロキシアルキル基を表し、R 3d 及びR 4d は、炭素数1以上、5以下のアルキレン基を表す。R 3d 及びR 4d は、同一でも異なっていてもよい。) - (a)中、(a2)の割合が20質量%以上である、請求項1記載の帯電防止剤組成物。
- (c)が、水(c1)、及び溶剤(c2)から選ばれる溶媒である、請求項1又は2記載の帯電防止剤組成物。
- (c2)が、エタノール及びイソプロパノールから選ばれる溶剤である、請求項3記載の帯電防止剤組成物。
- 繊維製品用である、請求項1〜4の何れか1項記載の帯電防止剤組成物。
- 請求項1〜5の何れか1項記載の帯電防止剤組成物を、スプレー容器に充填してなる、スプレー式帯電防止剤製品。
- 請求項1〜5の何れか1項記載の帯電防止剤組成物の製造方法であって、(b1)及び(b2)となる水溶性無機塩(b)を、(a)と(b)の質量比(a)/(b)が、0.1以上10以下となる量で配合する、帯電防止剤組成物の製造方法。
- 下記一般式(a1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(a1)、下記一般式(a2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(a2)、及び陽イオン性界面活性剤(a3)から選ばれる1種以上の界面活性剤(a)であって、(a1)及び(a2)の少なくとも一方を含有する界面活性剤(a)に、無機性陽イオン(b1)及び無機性陰イオン(b2)となる、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、及び塩化マグネシウムから選ばれる1種以上の水溶性無機塩(b)、溶媒(c)並びに下記一般式(d1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(d)を、(a)を0.2質量%以上1質量%以下、(b)を1質量%以下、(a)と(b)の質量比が(a)/(b)で0.1以上10以下となるように、添加することにより、(a)の帯電防止効果を増強する、帯電防止効果の増強方法。
〔式中、R1aは炭素数8以上16以下の炭化水素基であり、R2a及びR3aはそれぞれ独立に、炭素数1以上3以下のアルキル基及び炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基から選ばれる基であり、R4aは炭素数2又は3のアルキレン基であり、Yは−CONH−又は−COO−である。〕
(式中、R 1d は、水素原子、炭素数1以上、5以下のアルキル基、又は炭素数1以上、5以下のヒドロキシアルキル基を表し、R 2d は、水素原子、炭素数1以上、6以下のアルキル基、又は炭素数1以上、5以下のヒドロキシアルキル基を表し、R 3d 及びR 4d は、炭素数1以上、5以下のアルキレン基を表す。R 3d 及びR 4d は、同一でも異なっていてもよい。) - (a)中、(a2)の割合が20質量%以上である、請求項8記載の帯電防止効果の増強方法。
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