JP6619185B2 - 太陽光発電診断システム及び診断方法 - Google Patents
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Description
従来、この劣化等による発電電力の低下を監視するシステムとして、例えば特許文献1のシステムがあった。特許文献1では、太陽電池パネルの変換効率の基準値となる初期値を実測して記憶し、この変換効率に対して所定の変動幅を加味し、加味した変動幅を超えて変換効率の実測値が低下したら劣化発生と判断している。
この発明によれば、同一時間の特定の太陽電池ストリングの発電電力量を基準に、太陽光発電システム全体の発電状態を判定するため、気温や日射量を考慮して判定する必要が無くなる。また、一定時間内の発電電力を平均化して判定するため、太陽光発電システム全体の発電状態の診断を誤動作無く実施できるし、安価な設備で診断できる。そして、診断に必要なデータが、太陽光発電システム設置時の発電電力量データのみで、気温や日射量のデータを必要としないので、初期設定が簡易である。
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリングのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
この構成によれば、実測値を基に発電状態を診断する基準値が設定されるため、精度の高い判断を実施できる。また、診断のために記憶するデータは、1つの数値のみであり、設定操作も簡易である。
この発明によれば、太陽電池の劣化や故障を発電電力量を比較する単純な比較で判定するため、誤判断が発生し難い。
この発明によれば、同一時間の特定の太陽電池ストリングの発電電力を基準に、太陽光発電システム全体の発電状態を判定するため、気温や日射量を考慮して判定する必要が無くなり太陽光発電システム全体の発電状態を的確に判定できるし、安価な設備で診断できる。そして、診断に必要なデータが、太陽光発電システム設置時の発電電力データのみで、気温や日射量のデータを必要としないので、初期設定が簡易である。
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリングのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
この構成によれば、実測値を基に発電状態を診断する基準値が設定されるため、精度の高い判断を実施できる。また、診断のために記憶するデータは、1つの数値のみであり、設定操作も簡易である。
この発明によれば、太陽電池の劣化や故障を発電電力を比較する単純な比較で判定するため、誤判断が発生し難い。
この発明によれば、同一時間の特定の太陽電池ストリングの発電電力量を基準に、太陽光発電システム全体の発電状態を判定するため、気温や日射量を考慮して判定する必要が無くなる。また、一定時間内の発電電力を平均化して判定するため、太陽光発電システム全体の発電状態の診断を誤動作無く実施できるし、安価な設備で診断できる。そして、診断に必要なデータが、太陽光発電システム設置時の発電電力量データのみで、気温や日射量のデータを必要としないので、初期設定が簡易である。
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリングのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
この発明によれば、同一時間の特定の太陽電池ストリングの発電電力を基準に、太陽光発電システム全体の発電状態を判定するため、気温や日射量を考慮して判定する必要が無くなり太陽光発電システム全体の発電状態を的確に判定できるし、安価な設備で診断できる。そして、診断に必要なデータが、太陽光発電システム設置時の発電電力データのみで、気温や日射量のデータを必要としないので、初期設定が簡易である。
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリングのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリングのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
具体的には、電圧及び電流情報を入手して電力を演算し、求めた電力データを例えば5秒間隔等一定時間間隔でデータ収集装置4に伝送する。
これは、判定装置6が基準ストリング1aの所定時間の発電電力量に対して予め設定された倍率を掛けて所定数倍した総発電基準電力を算出し、この値と同時刻に計測したパワーコンディショナ3が所定時間に出力した発電量(太陽光発電システムの総発電量)とを比較して実施される。尚、この場合の所定時間は、例えば60分間であっても良いし、10分間でも良い。
F1=運用開始時のパワーコンディショナ出力発電電力量/運用開始時の基準ストリングの発電電力量
尚、倍率F1の算出は、判定装置6に算出プログラムをインストールして所定の操作で算出させても良いし、作業者が算出して、求めた数値を判定装置6に入力して設定しても良い。
F1×km>監視時のパワーコンディショナが出力する発電電力量/監視時の基準ストリングの発電電力量
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリング1aのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
また、実測値を基に発電状態を診断する基準値が設定されるため、精度の高い判断を実施できる。また、診断のために記憶するデータは、1つの数値のみであり、設定操作も簡易である。
更に、太陽電池の劣化や故障を発電電力量を比較する単純な比較で判定するため、誤判断が発生し難い。
F2=運用開始時のパワーコンディショナ出力発電電力/運用開始時の基準ストリングの発電電力
尚、倍率F2の算出は、判定装置6に算出プログラムをインストールして所定の操作で算出させても良いし、作業者が算出して、求めた数値を判定装置6に入力して設定しても良い。
F2×kn>監視時のパワーコンディショナが出力する発電電力/監視時の基準ストリングの発電電力
加えて、基準となる特定の太陽電池ストリング1aのみ定期点検等を行って正常な状態を維持すれば精度の高い診断を継続でき、メンテナンスも容易である。
また、実測値を基に発電状態を診断する基準値が設定されるため、精度の高い判断を実施できる。また、診断のために記憶するデータは、1つの数値のみであり、設定操作も簡易である。
更に、太陽電池の劣化や故障を発電電力を比較する単純な比較で判定するため、誤判断が発生し難い。
また、基準ストリング1aの劣化判定は、例えばメーカーの標準発電電力データを基に発電電力量或いは発電電力の最大値が標準データに対して、一定割合の低下が認められたら劣化発生と判断して交換すれば、精度の高い診断を継続できる。
更に、複数の太陽電池ストリング1から成るストリング群を複数備えた構成を示しているが、1つのストリング群を有して接続箱2が1つのシステムであっても良い。逆に、ストリング群が多数ありパワーコンディショナ3も複数備えたシステムに対しても容易に適用でき、それらパワーコンディショナ3の発電データを判定装置6において集計して所定数倍した基準ストリング1aのデータと比較判定する流れは同様である。
Claims (8)
- 複数の太陽電池ストリングと、当該太陽電池ストリングが発電した直流電力を交流に変換するパワーコンディショナとを備えた太陽光発電システムを診断する太陽光発電診断システムであって、
前記複数の太陽電池ストリングのうちの特定の1又は複数のストリングを基準ストリングとし、当該基準ストリングの発電電力量を計測して単位電力量とする単位電力量計測手段と、
計測した前記単位電力量に予め設定した倍率を掛けて所定数倍し、太陽光発電システムの総発電電力量と対比するための総発電基準電力量を算出する基準電力量演算手段と、
同一時間の太陽光発電システムの総発電電力量である前記パワーコンディショナが出力する発電電力量と前記総発電基準電力量とを比較して発電状態を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする太陽光発電診断システム。 - 予め設定した前記倍率は、太陽光発電システム運用開始時に実測した単位電力量の値と前記パワーコンディショナが出力する発電電力量との比としたことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電診断システム。
- 前記判定手段は、前記パワーコンディショナが出力する発電電力量が前記総発電基準電力量に比べて特定の割合以下であったら発電量低下と判定することを特徴とする請求項1又は2記載の太陽光発電診断システム。
- 複数の太陽電池ストリングと、当該太陽電池ストリングが発電した直流電力を交流に変換するパワーコンディショナとを備えた太陽光発電システムを診断する太陽光発電診断システムであって、
前記複数の太陽電池ストリングのうちの特定の1又は複数のストリングを基準ストリングとし、当該基準ストリングの発電電力を計測して単位電力とする単位電力計測手段と、
計測した前記単位電力に予め設定した倍率を掛けて所定数倍し、太陽光発電システムの総発電電力と対比するための総発電基準電力を算出する基準電力演算手段と、
同一時間の太陽光発電システムの総発電電力である前記パワーコンディショナが出力する発電電力と前記総発電基準電力とを比較して発電状態を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする太陽光発電診断システム。 - 予め設定した前記倍率は、太陽光発電システム運用開始時に実測した単位電力の値と前記パワーコンディショナが出力する発電電力との比としたことを特徴とする請求項4記載の太陽光発電診断システム。
- 前記判定手段は、前記パワーコンディショナが出力する発電電力が前記総発電基準電力に比べて特定の割合以下であったら発電量低下と判定することを特徴とする請求項4又は5記載の太陽光発電診断システム。
- 複数の太陽電池ストリングと、当該太陽電池ストリングが発電した直流電力を交流に変換するパワーコンディショナとを備えた太陽光発電システムを診断する太陽光発電診断方法であって、
前記複数の太陽電池ストリングのうちの特定の1又は複数のストリングを基準ストリングとし、当該基準ストリングの発電電力量を計測して単位電力量とする単位電力量計測ステップと、
計測した前記単位電力量に予め設定した倍率を掛けて所定数倍し、太陽光発電システムの総発電電力量に対比するための総発電基準電力量を算出する基準電力量演算ステップと、同一時間の太陽光発電システムの総発電電力量である前記パワーコンディショナが出力する発電電力量と前記総発電基準電力量とを比較して発電状態を判定する判定ステップと、を実行することを特徴とする太陽光発電診断方法。 - 複数の太陽電池ストリングと、当該太陽電池ストリングが発電した直流電力を交流に変換するパワーコンディショナとを備えた太陽光発電システムを診断する太陽光発電診断方法であって、
前記複数の太陽電池ストリングのうちの特定の1又は複数のストリングを基準ストリングとし、当該基準ストリングの発電電力を計測して単位電力とする単位電力計測ステップと、
計測した前記単位電力に予め設定した倍率を掛けて所定数倍し、太陽光発電システムの総発電電力に対比するための総発電基準電力を算出する基準電力演算ステップと、
同一時間の太陽光発電システムの総発電電力である前記パワーコンディショナが出力する発電電力と前記総発電基準電力とを比較して発電状態を判定する判定ステップと、
を実行することを特徴とする太陽光発電診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015183311A JP6619185B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 太陽光発電診断システム及び診断方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015183311A JP6619185B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 太陽光発電診断システム及び診断方法 |
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JP2017060307A JP2017060307A (ja) | 2017-03-23 |
JP6619185B2 true JP6619185B2 (ja) | 2019-12-11 |
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ID=58391837
Family Applications (1)
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JP2015183311A Active JP6619185B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 太陽光発電診断システム及び診断方法 |
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2015
- 2015-09-16 JP JP2015183311A patent/JP6619185B2/ja active Active
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