JP6612655B2 - 流動層炉における流動媒体の処理方法および装置 - Google Patents
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Description
さらに、いずれの形式の流動層炉においても塩類は、砂表面に付着するため、次第に砂粒径が大きくなり、流動不良の原因にもなる。
本発明の好ましい態様によれば、前記表面研磨機は、流動媒体と研磨媒体とを容器状のドラムに収容してドラムを加振し、流動媒体粒子同士または流動媒体粒子と研磨媒体をこすり合わせることにより、流動媒体の表面研磨を行う振動ミルからなることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記表面研磨機は、前記流動媒体と不燃物とを分離した後に、分離された流動媒体の全量を表面研磨するか、または分離された流動媒体の一部を表面研磨することを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記分級装置の内部の最小流動化速度比は2〜3であることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、前記分級装置は、分級エアーを流動媒体に向けて噴出し、粒子の終端速度の差を利用して分級する風力式分級装置からなる。
本発明の好ましい態様によれば、前記表面研磨機は、流動媒体と研磨媒体とを容器状のドラムに収容してドラムを加振し、流動媒体粒子同士または流動媒体粒子と研磨媒体をこすり合わせることにより、流動媒体の表面研磨を行う振動ミルからなることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記表面研磨機は、前記流動媒体と不燃物とを分離した後に、分離された流動媒体の全量を表面研磨するか、または分離された流動媒体の一部を表面研磨することを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記分級装置の内部の最小流動化速度比は2〜3であることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、前記分級装置は、分級エアーを流動媒体に向けて噴出し、粒子の終端速度の差を利用して分級する風力式分級装置からなる。
本発明の実施形態によれば、前記流動層炉に戻された流動媒体は、流動化ガスによる分級作用を受けて、表面研磨により流動媒体から除去された塩類は飛灰とともに流動層炉から排出される。
図1は、本発明に係る流動層炉における流動媒体の処理方法および装置の基本概念を示す模式図である。図1に示すように、流動層焼却炉1から排出された流動媒体は、表面研磨機2に導入されて表面研磨される。
図3は、本発明に係る流動層炉における流動媒体の処理方法および装置の第1の実施形態を示す模式図である。図3に示すように、流動層焼却炉1は、内部に珪砂等の砂からなる流動媒体が集積して形成された流動層11を備えている。流動層11は、中央が高く両側縁に向かうにつれて徐々に低くなった山形状の床板12に支持されており、床板12に形成された散気ノズルから流動化ガスとしての流動化空気が流動層11内に供給されて流動媒体が流動するようになっている。床板12から噴出される流動化空気の流動化速度を床板12の中央部と両側部において変えることにより、流動層11内に流動媒体の旋回流が形成されるようになっている。流動層焼却炉1は、一方の側壁に廃棄物を流動層内に供給するための投入口13を備え、他方の側壁の上部に廃棄物を焼却処理した際に生ずる燃焼排ガスを排出する排気口14を備えている。また、流動層焼却炉1の下部において、流動層焼却炉1の両側壁と床板12の両側縁との間には、流動媒体を不燃物とともに抜き出す炉下シュート15,15が形成されている。炉下シュート15,15の下方には、スクリューコンベヤからなる流動媒体抜出装置16が設置されている。
図7に示すように、風力式分級装置3は、箱形容器状の装置本体31と、装置本体31内に配置された階段状の床部分を有する分級エアー噴出部32と、装置本体31内に配置されたパイプ状の内筒33とを備えている。装置本体31は、矩形の水平断面を有した密閉容器からなり、上部に砂入口A、底部に砂出口Bを有している。分級エアー噴出部32の階段状の床部分には、複数のノズル32nが形成されており、各ノズル32nは各階段の側壁に形成されている。階段状の分級エアー噴出部32の下方には、ウィンドボックス34,35が形成されている。ウィンドボックス34内には圧力計36が設置されている。パイプ状の内筒33の下端33aは、分離効率を高めるため分級エアー噴出部32の階段状の床部分に接触しない位置を限界位置として分級エアー噴出部32の階段状の床部分に対向しており、内筒33の上端33bは装置本体31の天板を貫通して上方に延びている。
振動篩で塩類を除去する場合、篩目は研磨後付着塩粒子と同じサイズ(約0.1mm)とする必要があり、パンチングメタルの製作限界を超えている(限界穴径は板厚までで、φ2.5mmぐらいが限界)。レーザー加工等で製作できたとしても、小さい穴に小さい粒子を通過させるため、篩時間がかなり必要で、大型の篩が必要となる。また、穴径が小さいと篩目がすぐ詰まり、詰まった場合の清掃が困難等の問題がある。本発明で風力式分級装置を使用している理由は、上述の問題を解決するためである。本発明の風力式分級装置は、除去対象物に合わせて自由に分級点を変化できる点も有効である。
2 表面研磨機
3 風力式分級装置
4 流動媒体戻し部
11 流動層
12 床板
13 投入口
14 排気口
15 炉下シュート
16 流動媒体抜出装置
17 振動篩
19 流動媒体エレベータ
20 分配槽
21 シールコンベヤ
22 排出シュート
23,26 ポペット弁
24 シールコンベヤ
25 排出管
31 装置本体
32 分級エアー噴出部
32n ノズル
33 内筒
34,35 ウインドボックス
A 砂入口
B 砂出口
Claims (10)
- 廃棄物を燃焼処理又は焼却処理する流動層炉の底部から流動媒体を不燃物とともに抜き出し、流動媒体と不燃物とを分離した後に流動媒体を流動層炉に戻すようにした流動層炉における流動媒体の処理方法であって、
前記流動媒体と不燃物とを分離した後に、流動媒体を表面研磨機に導いて表面研磨し、表面研磨後の流動媒体を分級装置に導いて所定粒径の流動媒体を他の流動媒体から分級し、前記所定粒径の流動媒体を前記流動層炉に戻し、前記所定粒径の流動媒体より小粒径側の流動媒体を前記流動層炉の後段に配置された熱回収機器の下流側において排ガスダクトへ廃棄し、
前記分級装置は、表面研磨後の流動媒体を導入する容器状の装置本体と、前記装置本体内の流動媒体に向けて分級エアーを噴出する分級エアー噴出部と、下端が前記装置本体内で開口し上端が前記装置本体の天板を貫通して機外に延びる内筒とを備え、前記分級エアー噴出部から分級エアーを噴出することにより前記装置本体内の流動媒体を流動化させて前記内筒に流入させ、終端速度が小さい流動媒体を前記内筒を流れる分級エアーの気流によって機外に排出するようにした風力式分級装置からなることを特徴とする流動層炉における流動媒体の処理方法。 - 前記所定粒径の流動媒体は、平均粒子径が0.4mm〜0.8mmの流動媒体であることを特徴とする請求項1記載の流動層炉における流動媒体の処理方法。
- 前記表面研磨機は、流動媒体と研磨媒体とを容器状のドラムに収容してドラムを加振し、流動媒体粒子同士または流動媒体粒子と研磨媒体をこすり合わせることにより、流動媒体の表面研磨を行う振動ミルからなることを特徴とする請求項1または2記載の流動層炉における流動媒体の処理方法。
- 前記表面研磨機は、前記流動媒体と不燃物とを分離した後に、分離された流動媒体の全量を表面研磨するか、または分離された流動媒体の一部を表面研磨することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流動層炉における流動媒体の処理方法。
- 前記分級装置の内部の最小流動化速度比は2〜3であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の流動層炉における流動媒体の処理方法。
- 廃棄物を燃焼処理又は焼却処理する流動層炉の底部から流動媒体を不燃物とともに抜き出し、流動媒体と不燃物とを分離した後に流動媒体を流動層炉に戻すようにした流動層炉における流動媒体の処理装置であって、
前記流動媒体と不燃物とを分離した後に、流動媒体を表面研磨する表面研磨機と、
前記表面研磨機で表面研磨された流動媒体のうち、所定粒径の流動媒体を他の流動媒体から分級する分級装置と、
前記分級装置で分級された所定粒径の流動媒体を前記流動層炉に戻す流動媒体戻し部と、
前記分級装置で分級された所定粒径の流動媒体より小粒径側の流動媒体を前記流動層炉の後段に配置された熱回収機器の下流側において排ガスダクトへ廃棄する排出管とを備え、
前記分級装置は、表面研磨後の流動媒体を導入する容器状の装置本体と、前記装置本体内の流動媒体に向けて分級エアーを噴出する分級エアー噴出部と、下端が前記装置本体内で開口し上端が前記装置本体の天板を貫通して機外に延びる内筒とを備え、前記分級エアー噴出部から分級エアーを噴出することにより前記装置本体内の流動媒体を流動化させて前記内筒に流入させ、終端速度が小さい流動媒体を前記内筒を流れる分級エアーの気流によって機外に排出するようにした風力式分級装置からなることを特徴とする流動層炉における流動媒体の処理装置。 - 前記所定粒径の流動媒体は、平均粒子径が0.4mm〜0.8mmの流動媒体であることを特徴とする請求項6記載の流動層炉における流動媒体の処理装置。
- 前記表面研磨機は、流動媒体と研磨媒体とを容器状のドラムに収容してドラムを加振し、流動媒体粒子同士または流動媒体粒子と研磨媒体をこすり合わせることにより、流動媒体の表面研磨を行う振動ミルからなることを特徴とする請求項6または7記載の流動層炉における流動媒体の処理装置。
- 前記表面研磨機は、前記流動媒体と不燃物とを分離した後に、分離された流動媒体の全量を表面研磨するか、または分離された流動媒体の一部を表面研磨することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の流動層炉における流動媒体の処理装置。
- 前記分級装置の内部の最小流動化速度比は2〜3であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の流動層炉における流動媒体の処理装置。
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JP2016042772A JP6612655B2 (ja) | 2016-03-04 | 2016-03-04 | 流動層炉における流動媒体の処理方法および装置 |
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JP2016042772A JP6612655B2 (ja) | 2016-03-04 | 2016-03-04 | 流動層炉における流動媒体の処理方法および装置 |
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