JP6610691B2 - 熱源ユニット - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態にかかる熱源ユニット2が採用された空気調和装置1の概略構成図である。
図2は、熱源ユニット2の外観斜視図である。図3は、熱源ユニット2の分解斜視図(冷媒回路構成部品を除いて図示)である。図4は、底フレーム51及び据付脚41を示す平面図(冷媒回路構成部品を除いて図示)である。図5は、底フレーム51及び据付脚41の関係を示す斜視図(図4のB部を例示)である。図6は、底フレーム51及び据付脚41の関係を示す断面図(図5のI−I断面図)である。
熱源ユニット2は、下方からケーシング40内に空気を取り込んで上方からケーシング40外に空気を吹き出す上吹き型構造と呼ばれるものである。熱源ユニット2は、主として、略直方体箱状のケーシング40と、熱源側ファン15と、圧縮機や熱源側熱交換器等の機器7、8、11、四路切換弁や熱源側膨張弁等の弁10、12〜14及び冷媒管16〜22等を含み冷媒回路6の一部を構成する冷媒回路構成部品と、を有している。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「前面」、「背面」は、特にことわりのない限り、図2に示される熱源ユニット2を前方(図面の左斜前側)から見た場合の方向を意味している。
底フレーム51は、ケーシング40の前後方向にわたる山部52及び谷部53が形成された波板状の部材である。ここで、谷部53は、底フレーム51の底面をなす部分(ここでは、底フレーム51のうち最も下方の略平坦な面をなす部分)である。山部52は、谷部53から上方に突出した部分(ここでは、谷部53から上方に向かう傾斜面をなす部分52a及びこの部分52aに繋がる谷部53よりも上方に位置する略平坦な面をなす部分52b)である。底フレーム51は、据付脚41上に架け渡されている。底フレーム51の山部52及び谷部53が見える側(ここでは、前後方向)の端部である被支持端部54は、据付脚41によって支持されている。底フレーム51の被支持端部54に直交する側(ここでは、左右方向)の端部には、山部52及び谷部53よりも上方に延びる外壁部55が形成されている。そして、被支持端部54には、底フレーム51の左右方向の端部とは異なり、外壁部が形成されておらず、底フレーム51の形状が簡略化されている。
<A>
上記実施形態において、図7に示すように、被支持端部54に、排水路57に向かう下り方向の傾斜58を形成してもよい。この場合には、被支持端部54の山部52の上に付着した水を排水路57に案内することができ、排水性能をさらに向上させることができる。
上記実施形態及び変形例Aでは、据付脚41の壁部45を、底フレーム51の被支持端部54に当接する当接壁部48と、被支持端部54に当接しない非当接壁部49と、を有する構成にするのにあたり、壁部45の一部を被支持端部54側に突出させるようにしているが、これに限定されるものではない。ここでは図示しないが、被支持端部54の一部を壁部45側に突出させるようにしてもよい。この場合においても、底フレーム51の被支持端部54の突出した部分が据付脚41の壁部45の一部に当接することで当接壁部48が形成されるため、据付脚41の壁部45を、底フレーム51の被支持端部54に当接する当接壁部48と、被支持端部54に当接しない非当接壁部49と、を有する構成にすることができる。
上記実施形態及び変形例A、Bでは、被支持端部54の山部52と据付脚41の壁部45との間に形成された隙間Cを排水路57としているが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、排水路57を、被支持端部54の山部52のうち支持部44の上方に対向する部分に形成された開口にしてもよい。この場合には、排水路57が開口であることから、上記実施形態の隙間Cを排水路57にする場合に比べて、底フレーム51の強度の低下が懸念される。しかし、底フレーム51の山部52のうち据付脚41の支持部44によって支持されることで強度が高くなっている被支持端部54に排水路57としての開口を設けるようにしているため、底フレーム51の強度の維持と排水性能の向上との両立を図ることができる。尚、ここでは、上記実施形態とは異なり、隙間Cを形成する必要がなくなるため、底フレーム51の被支持端部54を据付脚41の壁部45に接触させるようにしてもよい。また、排水路57としての開口は、貫通孔ではなく、被支持端部54の縁部に形成された切り欠きであってもよい。また、図8においては、排水路57としての開口が山部52の略平坦な面をなす部分52bに形成されているが、これに限定されるものではなく、ここでは図示しないが、山部52の傾斜面をなす部分52aに形成されていてもよいし、山部52の傾斜面をなす部分52a及び略平坦な面をなす部分52bの両方に形成されていてもよい。
上記実施形態及び変形例A〜Cでは、底フレーム51の前後方向両側に排水路57を形成しているが、底フレーム51の前後方向片側だけに排水路57を形成してもよい。例えば、熱源側熱交換器11が設けられることで多量の水が底フレーム51に付着しやすい底フレーム51の背面側だけに排水路57を形成してもよい。
上記実施形態及び変形例A〜Dでは、底フレーム51の山部52が傾斜面をなす部分52a及び略平坦な面をなす部分52bによって形成されているが、これに限定されるものではなく、略鉛直な面をなす部分及び略平坦な面をなす部分によって形成されていてもよい。また、ここでは、底フレーム51の山部52及び谷部53がケーシング40の前後方向にわたるように形成されているが、これに限定されるものではなく、特許文献1のように、山部52及び谷部53がケーシング40の左右方向にわたるように形成されていてもよい。また、ここでは、底フレーム51が1枚だけであるが、特許文献1のように、底フレーム51が2枚に分割されていてもよい。
41 据付脚
44 支持部
45 壁部
48 当接壁部
49 非当接壁部
51 底フレーム
52 山部
53 谷部
54 被支持端部
57 排水路(隙間、開口)
58 傾斜
Claims (4)
- 前後方向又は左右方向にわたる山部(52)及び谷部(53)が形成された波板状の底フレーム(51)と、
前記底フレームの前記山部及び前記谷部が見える側の端部である被支持端部(54)の前記谷部を下方から支える支持部(44)と、前記被支持端部の外側に位置しており前記支持部から上方に延びる壁部(45)と、を有する据付脚(41)と、
を備えており、
前記据付脚の前記支持部の上方には、前記被支持端部の前記山部の上に付着した水を前記支持部へ流すための排水路(57)が形成されており、
前記排水路は、前記被支持端部の前記山部のうち前記支持部の上方に対向する部分に形成された開口であり、
前記支持部は、前記被支持端部の前記谷部に当接している、
熱源ユニット(2)。 - 前後方向又は左右方向にわたる山部(52)及び谷部(53)が形成された波板状の底フレーム(51)と、
前記底フレームの前記山部及び前記谷部が見える側の端部である被支持端部(54)の前記谷部を下方から支える支持部(44)と、前記被支持端部の外側に位置しており前記支持部から上方に延びる壁部(45)と、を有する据付脚(41)と、
を備えており、
前記据付脚の前記支持部の上方には、前記被支持端部の前記山部の上に付着した水を前記支持部へ流すための排水路(57)が形成されており、
前記排水路は、前記被支持端部の前記山部のうち前記支持部の上方に対向する部分に形成された開口であり、
前記据付脚は、前記支持部よりも下方に、設置面に固定される被固定部(42)をさらに有している、
熱源ユニット(2)。 - 前記壁部は、前記被支持端部の前記山部の上端よりも高い位置まで延びている、
請求項1又は2に記載の熱源ユニット。 - 前記被支持端部には、前記排水路に向かう下り方向の傾斜(58)が形成されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱源ユニット。
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