JP6608244B2 - 混合用複合容器蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に収容されている内容液に添加される混合剤が収容されており、容器に装着される混合用複合容器蓋に関するものである。
飲料等の液体が内容液として充填された容器の蓋として、所謂樹脂キャップが広く採用されているが、容器内容液に他の成分が混合されて使用される商品が多く開発されるようになってきた。例えば、喫飲時に各種のエッセンスや香料などが添加される飲料などが、この種の商品に該当する。
このような商品に対応するための蓋として、所謂混合用複合容器蓋が提案されている。
例えば、特許文献1の図5及び図6には、容器口部に装着される円筒体34(下蓋)と、該円筒体34の内部に上下動可能に装着された収容体(上蓋)6とからなる混合用複合容器蓋が提案されている。
この混合用複合容器蓋では、収容体6は、上端が天井壁10によって閉じられた筒状形態を有しており、その下端の開口部がシールフィルム8によって閉じられている。即ち、シールフィルム8によって閉じられている収容体6の内部に容器内容液に混合すべき混合剤が収容されている。
一方、円筒体34には、その内部を横切るように延びているカッター62が設けられている。
即ち、特許文献1の混合用複合容器蓋では、上記の円筒体34の内部で収容体6を降下させると、混合剤が収容されている収容体6の内部空間を閉じているシールフィルム8が破断し、これにより、収容体6に収容されている混合剤が落下し、容器に収容されている内容液と混合されることとなる。
ところで、上述した混合用複合容器蓋のように、混合剤が収容されている空間を閉じているシール箔を、蓋の上下動を利用して蓋内に設けられているカッターにより破断し、これにより、混合剤を容器内に落下させて内容液と混合するという構造においては、通常、この複合容器蓋が容器口部に装着されたままの状態で容器を上下に振とう(シェイク)する動作が行われる。これにより、混合剤を内容液に速やかに溶解させ或いは均一に分散させるためである。従って、このような振とうが行われるときに、内容液が漏れないようにすることが必要である。
例えば、上述した特許文献1の混合用複合容器蓋では、収容体6を降下させてカッター62によりシールフィルム8を破断した状態、即ち、収容体6が降下した状態において、収容体6の外面と円筒体34の内面の少なくとも一部が密着するようにして、シールフィルム8を破断した後のシール構造を確保し、容器を振とうしたときにも内容液が漏れないような手段を講じている。
しかしながら、従来公知の混合用複合容器蓋では、シールフィルム破断後のシール構造が甘くなり、容器を振とうさせたとき、内容液が漏れてしまうという不都合がしばしば生じており、その改善が求められている。
特開2013−193764号公報
従って、本発明の目的は、カッターを備え且つ容器口部に装着される下蓋と、容器内容液に混合すべき混合剤がシールフィルムによって閉じられた空間に収容されている上蓋とからなる混合用複合容器蓋において、カッターによるシールフィルム破断後のシール性がしっかりと確保され、容器を上下に振とうする動作を行った場合においても、内容液の漏れが有効に防止された混合用複合容器蓋を提供することにある。
本発明者等は、混合用複合容器蓋のシールフィルム破断後のシール性について検討した結果、溶着によって混合剤が収容されている空間を閉じているシールフィルムの端部が、シールフィルム破断後のシール性に悪影響を与えているとの知見を得、かかる知見に基づいて本発明を完成させるに至った。
本発明によれば、容器口部に装着される下蓋と、該容器に収容されている内容液に混合される混合剤が収容されており且つ該下蓋に被せて且つ押し込み可能に嵌合固定されている上蓋とからなる混合用複合容器蓋において、
前記下蓋は、容器口部との係合部を内面に備えた筒状壁と、該係合部よりも上方位置において該筒状壁の内面から内方に連なって延びている環状フランジと、軸方向上方に延びているカッターと、該カッターを取り囲むように該環状フランジの上面から軸方向上方に延びているシールリングとを有しており、
前記上蓋は、天井壁と天井壁の周状端部から降下している周状側壁とを備え、該天井壁の内面には、該周状側壁と間隔を置いて降下している周状リングを有しており、
前記周状リングにより混合剤収容室が形成されており、該収容室に前記混合剤が収容された状態で、該周状リングの下端部分には、前記混合剤が該収容室内に閉じ込められるように、シールフィルムが熱融着により固定され、
前記上蓋が下蓋に被せて嵌合固定されている初期状態で、前記カッターは、前記シールフィルムとは非接触の位置にあり、該初期状態からの上蓋の押し込みにより、前記シールフィルムの破断と前記シールリングの内面と該周状リングの外面との密着によるシール構造が形成され、これにより前記混合材を容器内に落下させて内容液と混合し得る混合可能状態が形成されると共に、
前記環状フランジの上面には、前記シールリングの付け根部よりも内方側の位置に、フィルム端部規制用の凸部または凹部が形成されていることを特徴とする混合用複合容器蓋が提供される。
本発明の混合用複合容器蓋においては、以下の態様が採用されていることが望ましい。
(1)前記凸部または凹部には、前記周状リングの下端部からはみ出した前記シールフィルムの周状端部を規制する傾斜面が形成されていること。
(2)前記凸部または凹部は、前記シールリングから内方に間隔をおいて離隔して形成されていること。
(3)前記凸部は、環状形状、若しくは複数の弧状形状であること。
(4)前記凹部は、環状形状であること。
本発明の混合用複合容器蓋の最大の特徴は、周状リングの下端部からはみ出したシールフィルムの周状端部と該シールリングの内面との接触を防止するフィルム端部規制用の凸部または凹部が下蓋の環状フランジに設けられている点にある。
即ち、容器内容液に混合する混合剤が収容される混合剤収容室は、上蓋の天井壁内面から降下している周状リングにより形成され、この混合剤収容室は、周状リングの下端にシールフィルムを熱融着(ヒートシール)することにより閉じられており、下蓋が容器に装着されている状態で、上蓋を押し下げてシールフィルムを下蓋に設けられているカッターによって破断することにより、混合剤収容室内に収容されている混合剤が落下し、容器内容物と混合される。この時のシール性は、上蓋の周状リングの外面が下蓋に設けられているシールリングの内面に密着することにより達成される。
しかしながら、周状リングの下端に熱融着されているシールフィルムは、一般に、その周状端縁部が周状リングの下端からはみ出した状態にある。周状リングの下端の全体にシールフィルムを強固に熱融着しなければならないからである。このようなシールフィルムのはみ出し部は、周状リングの下端が熱融着に際しての加圧により、樹脂が外側に流れた状態で冷却されてシールフィルムの周状端縁部(はみ出し部)で固化してしまうため、シールフィルムの周状端縁部(はみ出し部)が固く固定され、この結果、周状リングの外面と密着すべきシールリングの付け根部を外側に押し広げてしまい、これにより、両者の間に隙間が形成され、シール性が損なわれてしまうこととなる。この場合、混合剤を容器内容液とより均一に混合するため、容器を上下に振とう(シェイク)する動作を行うと、容器内容液が外部に漏洩してしまうのである。
しかるに、本発明では、このような周状リングがはみ出しているシールフィルムの周状端縁部とシールリングの内面との接触を防止するためのフィルム端部規制用の凸部または凹部が設けられているため、シールフィルムの周状端縁部に起因するシール性の低下を有効に回避することができる。
容器口部に装着された状態の本発明の混合用複合容器蓋を示す概略側断面図。 図1の混合用複合容器蓋における下蓋を示す上面図(A)、側面図(B)及び底面図(C)である。 図2の下蓋の上部筒状壁の内面の展開図である。 本発明の混合用複合容器蓋における上蓋を示す上面図(A)、側面図(B)及び底面図(C)である。 図1の混合用複合容器蓋において、容器口部に装着された下蓋に上蓋が押し込まれた状態を示す概略側断面図。 図2の下蓋に設けられているフィルム端部規制用の凸部の形態及びその機能を説明するための部分拡大図。 図2の下蓋に設けることができるフィルム端部規制用の凹部の形態及びその機能を説明するための部分拡大図。
図1を参照して、全体として1で示されている本発明の混合用複合容器蓋は、液状の内容物(内容液)が充填されている容器の口部(図1において90で示されている)に装着されて使用されるものである。
例えば、この容器の口部90の外面には、キャップ係合用の螺条91がサポートリング93の上方に設けられており、内容液が充填されている容器には、通常の螺子キャップ(図1では示されていない)装着されている。内容物の取り出し(注ぎ出し)に際しては、この螺子キャップを開栓方向に旋回して容器の口部90から取り外し、容器を傾けて内容液が取り出されることとなるが、所定の混合材を内容液に混合する場合には、螺子キャップを取り外した後、本発明の混合用複合容器蓋を容器口部90に装着することとなる。
図1に加えて、図2乃至図4を参照して、本発明の混合用複合容器蓋1は、大まかに言って、容器の口部90に螺子装着される下蓋3と、この下蓋3に被せて嵌合固定されている上蓋5とからなっており、この上蓋5の内部に、後述する混合剤が収容されている。
即ち、この複合容器蓋1は、上蓋5を下蓋3に被せて嵌合固定した状態で市販され、使用時に、容器口部90に装着されている通常のキャップと交換して容器口部90に取り付け((図1に示されている状態)、次いで、所定の操作を行い、混合剤を容器内容液に混合して使用するものである。
勿論、本発明の混合用複合容器蓋は、通常の螺子キャップと交換して使用するのではなく、上蓋5を下蓋3に被せて嵌合固定した状態で、初めから図1に示されているように容器口部90に装着して市販することもできる。
上記の下蓋3は、筒状壁7を本体とするものであり、筒状壁7の中間部分には、その内面から内方に延びている環状フランジ9(即ち、中央部分には開口10が形成されている)が設けられている。この環状フランジ9は、図1及び図2(B)から理解されるように、径方向外方に張り出しており、外方に張り出した環状フランジ9を境界として、筒状壁7は、径の小さな下部筒状壁7aと径の大きな上部筒状壁7bとに区画されている。勿論、容器口部90の大きさ等によっては、環状フランジ9が径方向外方に張り出しておらず、筒状壁7の外面がストレートな形状となっていても差し支えない。
上記のような形態の筒状壁7の下方部分、すなわち下部筒状壁7aの内面には、容器口部90との係合用螺条11が形成されており、さらに、環状フランジ9の下面には、下部筒状壁7aの内面とは間隔をおいて下方に延びているインナーリング13が形成されている。即ち、この下蓋3を容器口部90に被せ、下蓋3を閉栓方向に旋回することにより、上記の係合用螺条11が容器口部90の外面に形成されている螺条91と螺子係合し、これにより、下蓋3が容器口部90に螺子装着されることとなる、また、このような螺子装着により、容器口部90の上端がインナーリング13と下部筒状壁7aとの間の空間に入り込み、インナーリング13が容器口部90の内面に密着することにより、容器口部90に螺子装着された下蓋3が安定に保持されることとなる。
また、環状フランジ9の上面には、中央部分の開口10を取り囲むようにシールリング15が立設されており、さらに、この環状フランジ9には、開口10を横切るように延びており且つ上方を指向しているカッター17が複数個形成されている。
カッター17は、後述するシールフィルム25を破断するための部材であり、シールリング15は、シールフィルム25を破断後の混合用複合容器蓋1(下蓋3)のシール性を確保するためのものである。
複数のカッター17は、特に図2(A)に示されているように、中心部で互いに交差しており、開口10を残すように形成されている。また図1に示されているように、カッター17のそれぞれは、上端が尖ったギザギザの形状を有しており、特に中心部が尖った山形形状となっている。このようなカッター17は、それぞれ、環状フランジ9の内周縁から立ち上がっている保持片17aと一体に連なっており、これにより、各カッター17は安定に保持されている。
さらに、環状フランジ9の内周縁には、上記の保持片17aの間の位置に、若干内方に張り出して立ち上がっている破断片付勢突起19が設けられている。この付勢突起19は、上記カッター17により破断されたシールフィルム25の残片が、開口10を閉じないように押し広げるための部材である。
ところで、上述した環状フランジ9を備えた下蓋3には、上蓋5が装着されるが、この上蓋5は、天井壁20と、天井壁20の周状端部から降下している周状側壁21とを備えている。この例では、図1から理解されるように、天井壁20は、フラットな平板形状を有しているが、上に凸のドーム状の形態を有していてもよい。
かかる上蓋5の天井壁20の内面の中央部分には、周状リング23が降下しており、この周状リング5の下端がシールフィルム25をヒートシールすることにより閉じられている。このシールフィルム25は、通常、アルミ箔等の金属箔の上面にヒートシール性の樹脂がコートされたものであり、ヒートシールにより、周状リング23の下端に該フィルム25が熱溶着して固定されるものである。
このようにして下端がシールフィルム25により閉じられた周状リング23により混合剤収容室27が形成されている。即ち、本発明の混合用複合容器蓋1においては、上蓋5の混合剤収容室27内に、容器内容液と混合すべき混合剤が収容されている。
また、上記の天井壁20の内面には、周状リング23の外側に、基台リング29が形成されている。この基台リング29は、下蓋3の上部筒状壁7bの内径とほぼ同等の外径を有するものであり、基台リング29の下端からは、上蓋5を下蓋3に安定に保持するための位置決め片31が設けられている。
この例においては、図4(C)の底面図(この図では、シールフィルム25は省略されている)に示されているように、位置決め片31は、周方向に適当な間隔を置いて4本形成されている。この数は、特に制限されず、例えば、1本とすることも可能であるが、通常は、下蓋3に装着された上蓋5を安定に保持し、後述する閉栓或いは開栓操作を安定に行うために、蓋5の中心Oに対して点対称とないように複数本形成することが望ましく、より好ましくは偶数本とするのがよい。さらに、かかる位置決め片31は、基台リング29を介さず、直接、天井壁20の内面に形成してもよいが、閉栓や開栓に際しての位置決め片31の変形を防止するという点で、基台リング29に位置決め片31を設けることが好ましい。
一方、上蓋5の周状側壁21の外面には、上蓋5の指による旋回操作を容易に行うことができるように、ローレット33が形成されている。
さらに、上記の周状側壁21の内面には、下蓋3に装着された上蓋5のすっぽ抜けを防止するための第1の係止突起35が下方に設けられており、第1の係止突起35よりも上方の位置に、上蓋5の上昇を規制する第2の係止突起37が設けられている。
即ち、第1の係止突起35は、上蓋5のすっぽ抜けを防止することにより、下蓋3と上蓋5との初期の係合状態を安定に保持するものであり、第2の係止突起37は、上蓋5の上昇規制により、下蓋3が容器口部80に装着された状態で、上蓋5が下蓋3に押し込まれた状態を安定に保持するものである。
本発明において、上記のような各種部材が設けられている上蓋5を下蓋3に装着し、この複合容器蓋1の容器口部90への下蓋3の装着、上蓋5の押し込みによるシールフィルム25の破断、混合剤収容室27に収容されている混合剤と容器内容液との混合時における容器内容物の漏洩を有効に回避するために、下蓋5の上部筒状壁7bは、次のような形態を有する。
特に図3の上部筒状壁7bの内面の展開図、及び図2(A)の下蓋3の上面図を、図1と共に参照して、上部筒状壁7bの内面には、前述した上蓋5の位置決め片31と係合する浅溝39と深溝41とが、該位置決め片31の数に対応して設けられている。例えば、図の例では、浅溝39及び深溝41は、それぞれ4個形成されている。
浅溝39及び深溝41は、上部筒状壁7bの内面側の肉抜きにより形成されているものであり、浅溝39は、上部筒状壁7bの上端から下方に浅く延びており、深溝41は、浅溝39に対して閉栓方向側に隣接しており、上端から下方に深く延びている。このような浅溝39及び深溝41は、何れも位置決め片31とほぼ同等の周方向幅を有するものであり、位置決め片31が係合したとき、周方向にガタつかないような大きさに形成されている。
また、浅溝39の深溝41側の周方向端部には、一時的係止用小突起(ラチェット)43が形成されている。
さらに、上部筒状壁7bの上端部の外面には、前述した上蓋5の第1の係止突起35及び第2の係止突起37と係合し、上蓋5のすっぽ抜けを防止し或いは上蓋5の上昇を規制するための上蓋係止用突起45が設けられている。この上蓋係止用突起45には、図2に示されているように、周方向に一定間隔で切欠き45aが形成されており、成形時の歪が緩和されるようになっている。
即ち、混合材収容室27内に混合剤が収容されており、シールフィルム25により混合剤収容室27が閉じられている上蓋5を下蓋3(上部筒状壁7b)に被せて打栓することにより、上蓋5の周状側壁21の下方部分に設けられている第1の係止突起35は、上蓋係止用突起45を乗り超え、該突起45との係合により、上蓋5のすっぽ抜けが防止される。また、かかる打栓により、前述した位置決め片31の下方部分が上記の浅溝39と係合し、さらに深く上蓋5が降下することが防止され、また、一時的係止用小突起43により、上蓋5の下蓋3に対する閉栓方向側への移動が制限されることとなる。このようにして、上蓋5は下蓋3に安定に保持され、しかも、上蓋5の降下が浅溝39により制限されているため、上蓋5の降下によるシールフィルム25のカッター17による破断は生じない。即ち、このような上蓋5の装着状態で、この複合容器蓋1は、例えば通常のキャップが容器口部90に装着されている容器と共に販売されることとなるが、この状態では、シールフィルム25とカッター17とは非接触の状態に保持される。
さらに、この複合容器蓋1を容器口部90に装着する場合には、上記のように下蓋5に上蓋3が装着された状態で下蓋5を容器口部90に被せ、上蓋5を閉栓方向に回転させる。このとき、上蓋5の下蓋3に対する閉栓方向側への移動が一時的係止小突起43により制限されているため、下蓋3は上蓋5と共に閉栓方向に旋回し、容器口部90の螺条91と下蓋3の螺条11との螺子係合によって、上蓋5が装着された状態で下蓋3は容器口部90に螺子装着され、図1に示されている状態となる。この状態が上蓋5の初期状態である。
尚、この複合容器蓋を、容器口部90に装着されている通常のキャップと交換して使用する場合には、容器口部90に装着されている通常のキャップを開栓して取り外した後に、上記の操作が行われる。
上記のようにして、この複合容器蓋1を容器口部90に装着した後、さらに、上蓋5を閉栓方向に旋回すると、上蓋5の位置決め片31の下端部は、浅溝39の閉栓側の周方向端部に設けられている一時的係止用小突起43を乗り越え、深溝41上に位置することとなる。従って、この状態で、上蓋5を押しこむことにより、図5に示されているように、位置決め片31は、深溝41に沿って降下し、周状リング23の下端はシールフィルム25と共に降下することとなり、このシールフィルム25は、下蓋3の環状フランジ9に設けられているカッター17により破断される。また、破断されたシールフィルム25の残片は、破断片付勢突起19によって押し広げられる。従って、この残片により阻害されることなく、混合剤収容室27内に収容されている混合剤は、環状フランジ9内の開口10を通って落下し、容器内容液と混合される。
この図5に示されている状態が、上蓋5の押し込み状態(混合可能状態)である。
また、図5に示されている上蓋5の押し込み状態では、前述した上蓋5の第2の係止突起37は、下蓋3の上部筒状壁7bの上端の上蓋係止用突起45を乗り込え、該突起45の下側に位置することとなり、該突起45との係合により、上蓋5の上昇が規制され、上蓋5の上下のガタツキが有効に防止されている。さらに、上蓋5の位置決め片31は、深溝41内に深く侵入しているため、上蓋5の周方向のガタツキも有効に防止されているとともに、この状態では、周状リング23の外面が下蓋3の環状フランジ9から立ち上がっているシールリング15の上方位置の内面と密着し、これにより、シールフィルム25の破断後のシール性が確保されるようになっている。
従って、図5の状態で容器を上下に振とう(シェイク)することにより、混合剤は、容器内容液に均一に混合されることとなる。
上述した説明から理解されるように、浅溝39内に設けられている一時的係止用小突起43の係合力は、下蓋3の容器口部90に対する閉栓トルクよりも大きいことが必要である。この係合力が閉栓トルクよりも小さいと、シールフィルム25とカッター17とが非接触状態に維持されたままの状態で、上蓋5を旋回して下蓋3を容器口部90に螺子装着することができなくなってしまうからである。従って、このような係合力が発揮されるように、一時的係止用小突起43の高さや厚み等が設定される。また、閉栓トルク以上の係合力が発揮される限りにおいて、複数の浅溝39の全てに一時的係止用小突起43を設ける必要は無く、例えば、複数の浅溝39の少なくとも一つに一時的係止用小突起43が形成されていればよい。また、浅溝39の数によっては、その全てに一時的係止用小突起43を形成してしまうと、位置決め片31が一時的係止用小突起43を乗り越えることが困難となってしまうおそれがあるので注意を要する。例えば、この例では、図2(A)に示されているように、4個の浅溝39の内、2つの浅溝39に一時的係止用小突起43が設けられている。
上記のようにして上蓋5の押し込みによりシールフィルム25を破断し、混合剤を容器内容液と混合した後は、上蓋5を開栓方向に旋回せしめることにより、下蓋3は、位置決め片31と深溝41との係合によって上蓋5と共に開栓方向に回転し、この結果、上蓋5と共に容器口部90から取り除かれる。このようにして複合容器蓋1を容器口部90から取り除いた後、容器を傾けて混合剤が混合されている容器内容液を取り出すことができる。
このようにして混合剤が混合された容器内容液を取り出した後、必要により、この複合容器蓋1は、再び容器口部90に装着されてリシールに供される。
容器口部90への装着は、上蓋5が押し込み状態に保持されている下蓋3を容器口部90に被せ、この上蓋5(位置決め片31が深溝41内に挿入されて安定に保持されている)を閉栓方向に回転させることにより行われる。即ち、上蓋5の閉栓方向への回転と共に、下蓋3も閉栓方向に回転し、容器口部90の外面の螺条91と下蓋3(下部筒状壁7a)の螺条11との螺子係合により、この複合容器蓋1(下蓋3)は容器口部90に螺子装着され、再び、図5の状態で容器口部90に保持されることとなる。
尚、上蓋5が押し込まれた状態で上蓋5を開栓方向に回転させたとき、この回転を下蓋3に安定且つ速やかに伝達して開栓トルクを小さくするために、例えば、図4(C)に示されているように、複数の位置決め片31の少なくとも一部に、その開栓方向側の側端部に、径方向内方に突出ているガイド片31aを設けることが望ましい。この例では、4個の位置決め片31の内、2つの位置決め片31にガイド片31aが設けられている。
ところで、前述したように、シールフィルム25は、周状リング23の下端にヒートシールにより融着されるため、図1に示されているように、このフィルム25の周状端部は、周状リング23の下端外面からはみ出した状態となっている。このはみ出し部は25aで示されている。しかも、はみ出し部25aでは、周状リング23を形成している樹脂の溶融物が、ヒートシール時の圧力により外方に流れ、この状態で冷却固化されているため、このはみ出し部25aは、非常に硬いものとなっており、これがシール性を低下させるものとなっている。
即ち、下蓋3が容器口部90に装着された状態で上蓋5が押し込まれると、図5に示されているように、カッター17により、シールフィルム25は破断されるが、そのはみ出し部25aは、周状リング23の下端に融着されているままの状態で残る。このようにシールフィルム25が破断された状態では、周状リング23の外面が、下蓋3の環状フランジ9から立ち上がっているシールリング15の上方位置の内面に密着し、これによりシール性が確保されるのであるが、上記のように固くなったはみ出し部25aが存在していると、このはみ出し部25aがシールリング15の内面の付け根部分に接触し、このシールリング15を外方に押し出すように作用する。この結果、周状リング23の外面とシールリング15の上方位置の内面との密着性が低下してしまい、小さな隙間が形成されてしまい、シール性が大きく低下してしまう。
しかるに、本発明では、このようなシールフィルム25のはみ出し部25aとシールリング15との接触を有効に回避することができ、そのシール性の低下を防止することができる。
図6の部分拡大図を参照して、本発明では、環状フランジ9の上面に、シールリング15の付け根部分よりも内方側の位置に、間隔をおいてフィルム端部規制用の凸部50が設けられている。凸部50は、略三角形状であり、周状リングの下端部からはみ出したシートフィルム25の周状端部(はみだし部25a)を規制する傾斜面を有している。
即ち、シールフィルム25のはみ出し部25aでは、その上面に溶融した樹脂が流れて固化した樹脂固化層51が形成されており、これにより、このはみ出し部25aは非常に硬いものとなっている。一方、上蓋5が押し込まれ、シールフィルム25がカッター17により破断されている状態では、周状リング23(上蓋5)の降下により、シールフィルム25の周状端部は環状フランジ9の上面に押し付けされた状態となっている。このような状態において、本発明では、上記の凸部50の傾斜面により、はみ出し部25aが斜め上向きに付勢されており、この結果、このはみ出し部25aとシールリング15の内面との接触が回避される。従って、このようなはみ出し部25aによってシールリング15の上方位置の内面と周状リング23の外面との密着は阻害されず、良好なシール性を確保することができる。
本発明において、上記のフィルム端部規制用の凸部50は、上蓋5が押し込まれた状態でのシールフィルム25のはみ出し部25aを上向きに付勢することによりはみ出し部25aとシールリング15との接触を防止するために設けられるものであるから、このような接触が防止される限りにおいて、この凸部50は、適当な間隔を置いて弧状に点在する形態で設けられていてもよいが、一般的には、周状リング23の下端の全周にわたってはみ出し部25aが存在していることから、この凸部50も完全に周状に連続した環状形態で形成されていることが好適である。
また、本発明において、はみ出し部25aとシールリング15との接触を防止するための手段は、上記のような凸部50に限定されるものではなく、例えば図7に示されているように、環状フランジ9の上面に、周状リング23の下端に対面するように、周状に形成されている凹部53を形成するという手段を採用することもできる。即ち、図6から理解されるように、このような凹部53を形成することによっても、上蓋5が押し込まれた状態でのシールフィルム25のはみ出し部25aを上向きに付勢することができ、はみ出し部25aとシールリング15との接触を防止し、シール性を高めることができる。本発明の凹部53は、周状リングの下端部からはみ出したシートフィルム25の周状端部(はみだし部25a)を規制する傾斜面を有している。
このように、本発明ではフィルム端部規制用の凸部50或いは凹部53を環状フランジ9の上面に設けることにより、上蓋5が押し込まれた状態でのシールフィルム25のはみ出し部25aを上向きに付勢し、はみ出し部25aとシールリング15との接触を防止することができるが、図1の示されているように、周状リング23の下端23aを薄肉とし、特に、下端外面が切り欠かれた形態とすることが好適である。周状リング23の下端の形態をこのようにすることにより、はみ出し部25aの上向き付勢をより顕著なものとし、シールリング15の上方位置の内面と周状リング23の下端以外の厚肉部23bの外面との密着は阻害されず、良好なシール性を確保することができる。また本発明では、環状フランジ9の上面に、シールリング15の付け根部分よりも内方側の位置に、間隔をおいてフィルム端部規制用の凸部50或いは凹部53が配置されているため、シールリング15の外方への変形を確実に防止することが可能となる。
上述した本発明の混合用複合容器蓋1の下蓋3や上蓋5は、シールフィルム25を除き、何れも熱可塑性樹脂、例えば低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)などを用いての圧縮成形や射出成形などにより成形される。
また、シールフィルム25は、例えばアルミ箔によるシール部やフィルムとアルミ箔の複合シール部等の形態であってもよい。
かかる混合用複合容器蓋1は、混合剤を添加して使用される種々の内容液、例えば各種飲料や医薬などが収容された容器に適宜使用され、このような混合剤を収容した状態で保存乃至販売され、使用時に、上記容器に装着されている通常のキャップと交換して使用される。特に、混合剤を混合する際のシール性が良好であり、繰り返しのリシールにも好適に適用される。
1:混合用複合容器蓋
3:下蓋
5:上蓋
7:筒状壁
7a:下部筒状壁
7b:上部筒状壁
9:環状フランジ
10:開口
11:螺条
15:シールリング
17:カッター
20:天井壁
21:周状側壁
23:周状リング
25:シールフィルム
27:混合材収容室
31:位置決め片
35:第1の係止突起
37:第2の係止突起
39:浅溝
41:深溝
43:一時的係止用小突起
45:上蓋係止用突起
90:容器口部
91:螺条

Claims (4)

  1. 容器口部に装着される下蓋と、該容器に収容されている内容液に混合される混合剤が収容されており且つ該下蓋に被せて且つ押し込み可能に嵌合固定されている上蓋とからなる混合用複合容器蓋において、
    前記下蓋は、容器口部との係合部を内面に備えた筒状壁と、該係合部よりも上方位置において該筒状壁の内面から内方に連なって延びている環状フランジと、軸方向上方に延びているカッターと、該カッターを取り囲むように該環状フランジの上面から軸方向上方に延びているシールリングとを有しており、
    前記上蓋は、天井壁と天井壁の周状端部から降下している周状側壁とを備え、該天井壁の内面には、該周状側壁と間隔を置いて降下している周状リングを有しており、
    前記周状リングにより混合剤収容室が形成されており、該収容室に前記混合剤が収容された状態で、該周状リングの下端部分には、前記混合剤が該収容室内に閉じ込められるように、シールフィルムが熱融着により固定され、
    前記上蓋が下蓋に被せて嵌合固定されている初期状態で、前記カッターは、前記シールフィルムとは非接触の位置にあり、該初期状態からの上蓋の押し込みにより、前記シールフィルムの破断と前記シールリングの内面と該周状リングの外面との密着によるシール構造が形成され、これにより前記混合材を容器内に落下させて内容液と混合し得る混合可能状態が形成されると共に、
    前記環状フランジの上面には、前記シールリングの付け根部よりも内方側の位置に、フィルム端部規制用の凸部または凹部が形成されており、
    前記凸部または凹部には、前記周状リングの下端部からはみ出した前記シールフィルムの周状端部を規制する傾斜面が形成されており、
    前記傾斜面により、前記周状リングの下端部からはみ出した前記シールフィルムの周状端部を斜め上向きに付勢することを特徴とする混合用複合容器蓋。
  2. 前記凸部または凹部は、前記シールリングから内方に間隔をおいて離隔して形成されている請求項に記載の混合用複合容器蓋。
  3. 前記凸部は、環状形状、若しくは複数の弧状形状である請求項1に記載の混合用複合容器蓋。
  4. 前記凹部は、環状形状である請求項1に記載の混合用複合容器蓋。
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