JP6608173B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用したプリンタ、複写機等の画像形成装置に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に記載されているように電子写真方式を利用したプリンタや複写機等の画像形成装置では、開閉カバーと、その開閉カバーをロックするロック部材を備える画像形成装置が提案されている。
特開2014−30024号公報
しかしながら、特許文献1では、開閉カバーの撓み等によって複数のロック部材のうちで、片方のロック部材が開閉カバーをロックしても他方のロック部材が該開閉カバーをロックできなくなるという懸念があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、開閉カバーが閉じた状態のときには確実に全個所の係合部で開閉カバーをロックすることができる画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、画像形成装置の本体と、前記本体に設けられた開口を覆う閉じ位置と、前記開口を露出する開き位置と、を取り、前記本体に対して軸を中心に回動して開閉可能に設けられた開閉カバーと、前記本体に設けられ、前記画像形成装置の本体に対して前記開閉カバーを前記閉じ位置に位置させた状態るロック手段と、を備えた画像形成装置であって、前記ロック手段は、前記軸の軸線方向に延びる連結部と、前記軸線方向において一端側と他端側にそれぞれに前記開閉カバーが前記閉じ位置から前記開き位置に向かう移動方向に前記連結部から突出した、第一凸部と第二凸部と、を有し、前記第一凸部は、前記第一凸部の前記移動方向の前記開き位置側の端部に前記軸線方向の一方へ突出した第一係合部を有し、前記第二凸部は、前記第二凸部の前記移動方向の前記開き位置側の端部に前記軸線方向の前記一方へ突出した第二係合部を有し、前記開閉カバーは、前記第一係合部と係合可能な第一被係合部と、前記第二係合部と係合可能な第二被係合部と、を有し、前記軸線方向において、前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した際の前記第一係合部と前記第一被係合部が係合する第一係合長さは、前記第二係合部と前記第二被係合部が係合した際の前記第二係合部と前記第二被係合部とが係合する第二係合長さよりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、開閉カバーを複数個所で確実にロックでき、開閉カバーの片開きによる誤作動の防止やユーザの操作性を向上させることができる。
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成を示す断面説明図である。 第1実施形態の画像形成装置の構成を示す斜視説明図である。 (a)〜(d)は第1実施形態において開閉カバーの開放動作を説明する平面説明図である。 (a)は第1実施形態において開閉カバーを閉じた状態を示す断面説明図である。(b)は第1実施形態において開閉カバーを開いた状態を示す断面説明図である。 (a)〜(d)は第1実施形態において開閉カバーの閉鎖動作を説明する平面説明図である。 (a)は第1実施形態において開閉カバーを閉鎖した状態を示す平面説明図である。(b),(c)は開閉カバーの撓み等によりロック部と被ロック部との係合部に位置ズレが生じた様子を示す平面説明図である。 第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーが開いた状態を示す斜視説明図である。 (a)は第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーを閉じた状態を示す断面説明図である。(b)は第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーを開いた状態を示す断面説明図である。 (a)は第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーを閉じた状態を示す部分側面図である。(b)は第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーを開いた状態を示す部分側面図である。 (a)は第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーを閉じた状態を示す部分平面図である。(b)は第1実施形態において開閉カバーに対して第二カバーを開いた状態を示す部分平面図である。 参考例の画像形成装置において開閉カバーにロック部が設けられた構成を示す斜視説明図である。
[第1実施形態]
先ず、図1〜図10を用いて本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。尚、以下の実施形態では電子写真方式の画像形成装置の一例として、図1に示すように、四個のプロセスカートリッジ11a〜11dが着脱可能なフルカラー電子写真方式の画像形成装置を例示している。
しかしながら、電子写真方式の画像形成装置10本体に装着するプロセスカートリッジ11の個数はこれに限定されるものではない。必要に応じて適宜設定されるものである。
例えば、モノクロの画像を形成する画像形成装置10の場合には、該画像形成装置10に装着されるプロセスカートリッジ11の個数は一個である。また、以下説明する実施形態によれば、画像形成装置10の一態様としてプリンタを例示している。
しかしながら、これに限定されるものではない。例えば、複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いは、これらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置にも適用することができる。
<画像形成装置>
図1は電子写真方式のカラー画像形成装置の構成を示す断面説明図である。図1において、画像形成装置10は、プロセスカートリッジ11a〜11dを備え、該プロセスカートリッジ11a〜11dは、各々ドラム状の電子写真感光体からなる像担持体としての感光ドラム1a〜1dを備えている。尚、説明の都合上、各プロセスカートリッジ11a〜11dを代表して単にプロセスカートリッジ11を用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。
各感光ドラム1は、帯電手段となる帯電ローラ2a〜2dにより所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次いで、像露光手段となるレーザスキャナ3により画像情報に応じたレーザ光が照射されて像露光を受ける。これにより各感光ドラム1の表面に目的のカラー画像の色成分像に対応した静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は現像位置において現像手段となる現像装置4a〜4dにより現像剤が供給されてトナー像として現像されて可視化される。
各感光ドラム1の表面上に形成されたトナー像は、該感光ドラム1の表面と中間転写ベルト5の外周面との当接部を通過する過程で一次転写手段となる一次転写ローラ9の作用により該中間転写ベルト5の外周面上に一次転写される。そして、四色のトナー像が中間転写ベルト5の外周面上に順次重ねて転写されることで目的のカラー画像に対応した合成カラー画像が得られる。
中間転写ベルト5の外周面上の四色のトナー像は、該中間転写ベルト5の外周面と、二次転写手段となる二次転写ローラ12の表面との間の二次転写ニップ部を通過する過程で以下の通りである。給送カセット8に積載されたシートSが給送手段となる給送ローラ6と分離パッド13との協働により一枚ずつ分離給送される。そして、レジストローラ7により所定のタイミングで前記二次転写ニップ部に搬送されるシートSの表面に該二次転写ローラ12に二次転写バイアス電圧が印加されることで一括して二次転写される。
その後、四色のトナー像を担持したシートSは、定着手段となる定着装置14の定着ローラと加圧ローラとの間の定着ニップ部に導入される。そして、該定着ローラと加圧ローラとにより挟持搬送される間に加熱及び加圧されることにより四色のトナーが溶融混色してシートSに熱定着される。以上の動作により、フルカラーのプリント画像が形成される。
<ロック手段>
次に、図2〜図6を用いて画像形成装置10本体(画像形成装置の本体)に対して開閉可能に設けられた開閉カバー21を該画像形成装置10本体に対して閉じた状態で保持するロック手段の構成について説明する。
図2に示すように、画像形成装置10本体には、開閉カバー21及びロック解除部材となるロック解除ボタン28が設けられている。開閉カバー21には、該開閉カバー21に対して開閉可能に構成された第二カバー30が備えられている。第二カバー30は、開閉カバー21が画像形成装置10本体に対して閉じた状態において開放可能に構成されている。
図3はロック手段の構成を示す平面説明図である。図3に示すように、画像形成装置10本体に対して開閉可能に設けられる開閉カバー21を有する。更に、画像形成装置10本体に設けられた図示しない支持部材により図3(a)〜(d)の左右方向に移動可能に支持されたロック手段となるロック部材23を有する。更に、該ロック部材23を図3(a)〜(d)の左方向に常時付勢する付勢手段となるコイルバネからなる付勢部材25を有する。更に、該ロック部材23を付勢部材25の付勢力に抗して図3(a)〜(d)の右方向に押圧してロックを解除するロック解除ボタン28とを有する。
画像形成装置10本体側に移動可能に設けられたロック部材23には、複数のロック部として、第一ロック部23aと第二ロック部23bとが設けられている。ロック部材23の一端部と、画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた係止部10aとの間にはコイルバネからなる付勢部材25の両端部が係止されている。
一方、開閉カバー21には、複数の被ロック部として、第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとが設けられている。図3(a)に示すように、画像形成装置10本体側に移動可能に設けられたロック部材23の第一ロック部23aと、開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aとが係合する。更に、該ロック部材23の第二ロック部23bと、開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bとが係合する。これにより開閉カバー21が画像形成装置10本体に対して閉じた状態で保持される。
ロック部材23は、画像形成装置10本体の外装部材20に設けられたロック解除ボタン28と連動している。開閉カバー21が図3(a)に示す閉じた状態からユーザによりロック解除ボタン28が付勢部材25の付勢力に抗して図3(b)の矢印a方向に押される。すると、図3(b)に示すように、ロック部材23が図3(b)の矢印b方向に移動して第一ロック部23aと第一被ロック部21aとの係合が解除する。更に、第二ロック部23bと第二被ロック部21bとの係合が解除される。これによりロック手段による開閉カバー21のロックが解除される。
開閉カバー21のロックが解除されると、該開閉カバー21は、図3(c)に示すように、開方向(図3(c)の下方向)に移動して画像形成装置10本体に対して開放される。
一方、ユーザによりロック解除ボタン28が付勢部材25の付勢力に抗して図3(b)の矢印a方向に押されなくなると、該付勢部材25の付勢力によりロック部材23は図3(d)の矢印c方向に移動して図3(a)に示すロック位置に戻る。
尚、ロック部材23は、付勢部材25の付勢力によって図3(a)の矢印c方向(ロック位置方向)に常時、付勢されている。このためユーザがロック解除ボタン28を付勢部材25の付勢力に抗して図3(b)の矢印a方向に押さない限りは図3(a)に示すロック位置を維持する。
また、図4(a),(b)に示すように、開閉カバー21は、画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた回動軸10dを中心に回動可能に支持されている。開閉カバー21には、画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた回動軸10cを中心に回動可能なリンク部材40の一端部に設けられた軸部40bが図示しないスライド手段によりスライド可能に連結されている。
リンク部材40は、画像形成装置10本体に設けられた図示しない支持手段により図4(a),(b)の左右方向にスライド移動可能に設けられたロッド部材45と連結されている。ロッド部材45のリンク部材40側の端部には、図4(a),(b)の上下方向に長い方形状の貫通穴45bが設けられている。該貫通穴45b内には、該リンク部材40に突出して設けられた軸部40aが図4(a),(b)の上下方向に摺動自在に挿通されている。
ロッド部材45は、開閉カバー21が図4(a)に示す閉じた状態において以下の通りである。一端部が画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた係止部10bに係止されたコイルバネからなる付勢部材47の他端部が該ロッド部材45の当接部45aに当接する。これによりロッド部材45は、該付勢部材47の付勢力により図4(a)の矢印d方向に付勢されている。
そして、図3(b)に示すように、第一ロック部23aと第一被ロック部21aとの係合が解除し、第二ロック部23bと第二被ロック部21bとの係合が解除されて、ロック手段による開閉カバー21のロックが解除される。すると、付勢部材47の付勢力によりロッド部材45が図4(b)の矢印d方向に押し出される。
そして、該ロッド部材45の端部に設けられた貫通穴45b内に挿通された軸部40aを図4(b)の矢印d方向に押すことで、リンク部材40が画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた回動軸10cを中心に図4(b)の時計回り方向に回動する。これにより開閉カバー21が画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた回動軸10dを中心に図4(b)の時計回り方向に回動して該開閉カバー21が開く。
<開閉カバーの閉じ動作>
次に、図5及び図6を用いて開閉カバー21を閉じる際のロック部材23の動作について説明する。本実施形態では、図6(a)に示すように、画像形成装置10本体に設けられた複数のロック部となるロック部材23に設けられた第一ロック部23aと第二ロック部23bとが以下の通り係合する。開閉カバー21に設けられた複数の被ロック部となる第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとがそれぞれ係合する。
これらの複数の係合部のうちで、第一係合部の第一ロック部23aと第一被ロック部21aとが係合する第一係合長さ50aは以下の通りである。第二係合部の第二ロック部23bと第二被ロック部21bとが係合する第二係合長さ50bよりも長く設定されている。
図5(a)〜(d)及び図6(a)〜(c)に示すように、ロック部材23に設けられた第一ロック部23aと、開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aとの互いの係合部23a1,21a1が第一係合部である。該第一係合部のロック部材23の移動方向(図6(a)の左右方向)の係合長さ50aは以下の通りである。
該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bと、該開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bとの互いの係合部23b1,21b1が第二係合部である。該第二係合部のロック部材23の移動方向(図6(a)の左右方向)の係合長さ50bよりも長く設定されている。本実施形態の係合長さ50bは、第二ロック部23bの係合部21b1から引き込み用の傾斜面23b2に至る該第二係合部のロック部材23の移動方向(図6(a)の左右方向)の長さである。
更に、第一ロック部23aの係合部23a1に連続して引き込み用の鉛直方向の平面からなる当接面23a2と、傾斜面23a3とが設けられている。また、第二ロック部23bの係合部23b1に連続して引き込み用の傾斜面23b2,23b3が設けられている。
第二係合部において、ロック部材23に設けられた第二ロック部23bまたは開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bの少なくとも何れか一つに互いの係合位置に引き込む斜面部が設けられる。本実施形態では、該斜面部は第二ロック部23bの傾斜面23b2により構成されている。
図5(a)に示す状態からユーザが開閉カバー21を画像形成装置10本体の装置フレームに設けられた回動軸10dを中心に回動して図5(b)の矢印e方向に閉じる。すると、該開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aが図6(a)に示すロック部材23に設けられた第一ロック部23aの傾斜面23a3と接触し、付勢部材25の付勢力に抗してロック部材23を図5(b)の矢印b方向に移動させながら摺動する。
一方、該開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bが該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bの傾斜面23b3と接触し、付勢部材25の付勢力に抗してロック部材23を図5(b)の矢印b方向に移動させながら摺動する。
更に、ユザーが開閉カバー21を図5(b)の矢印e方向に閉める力により付勢部材25の付勢力に抗して第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとは以下の通りである。それぞれロック部材23に設けられた第一ロック部23aの傾斜面23a3と、該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bの傾斜面23b3とに沿って摺動移動して該ロック部材23を図5(b)の矢印b方向に移動する。
そして、ロック部材23が図5(a)に示すロック位置から図5(c)に示すロック解除位置まで移動する。開閉カバー21が更に図5(c)の矢印e方向に閉じられる。すると、第一被ロック部21aが第一ロック部23aによってロック可能な位置にくる。すると、付勢部材25の付勢力によりロック部材23が図5(d)の矢印c方向に移動して図5(c)に示すロック解除位置から図5(d)に示すロック位置に移動する。
これにより図5(d)に示すように、ロック部材23に設けられた第一ロック部23aと、開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aとの互いの係合部23a1,21a1(第一係合部)が係合する。更に、該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bと、該開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bとの互いの係合部23b1,21b1(第二係合部)が係合する。これによりロック部材23により開閉カバー21を画像形成装置10本体に対してロックする。
<位置ズレ>
次に、図6(b),(c)を用いて、例えば、開閉カバー21の撓み等によりロック手段に位置ズレが生じた場合の動作について説明する。図6(b),(c)はロック部材23に設けられた第一ロック部23aと第二ロック部23bと、該開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとの相対位置にズレが生じた場合の一例を示す。
図6(b)に示すように、例えば、開閉カバー21の撓み等により開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aは、ロック部材23に設けられた第一ロック部23aにロック可能な位置にある。しかし、該開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bは、該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bによってロック可能な位置にない。
図6(b)に示す状態で付勢部材25の付勢力によりロック部材23が図6(b)の矢印c方向に移動する際には以下の通りである。本実施形態では、ロック部材23に設けられた第一ロック部23aと、開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aとの互いの係合部23a1,21a1(第一係合部)を考慮する。係合部23a1,21a1(第一係合部)のロック部材23の移動方向(図6(a)の左右方向)の第一係合長さ50aは以下の通りである。
ロック部材23に設けられた第二ロック部23bと、開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bとの互いの係合部23b1,21b1(第二係合部)を考慮する。係合部23b1,21b1(第二係合部)のロック部材23の移動方向(図6(a)の左右方向)の第二係合長さ50bよりも長く設定されている。
これにより開閉カバー21の撓み等により開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bが、該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bによってロック可能な位置にない状態からロック可能な位置になるまで引き込む自由度を持たせることが出来る。
更に、ロック可能な位置にない状態の第二被ロック部21bと第二ロック部23bとは、該第二ロック部23bに設けられた斜面部となる傾斜面23b2に第二被ロック部21bが接触し、付勢部材25の付勢力により摺動して互いの係合位置に引き込まれる。
ロック部材23の第二ロック部23bに設けられた引き込み用の斜面部となる傾斜面23b2に沿って開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bが摺動して図6(b)の矢印e方向に移動する。これにより該第二被ロック部21bが該ロック部材23の第二ロック部23bの係合部23b1によるロック可能位置まで引き込まれる。
これにより図6(a)に示すように、開閉カバー21は、第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとが、それぞれロック部材23に設けられた第一ロック部23aと第二ロック部23bとの二箇所でロックされる。
逆に、図6(c)に示すように、該開閉カバー21に設けられた第二被ロック部21bは、該ロック部材23に設けられた第二ロック部23bによってロック可能な位置にある。しかし、該開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aは、ロック部材23に設けられた第一ロック部23aにロック可能な位置にない。
この場合には、付勢部材25の付勢力によりロック部材23が図6(c)の矢印c方向に付勢される。そして、該ロック部材23の第一ロック部23aに設けられた鉛直方向の平面からなる当接面23a2が開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aに当接して圧接される。これによりロック部材23を図6(c)に示すロック解除位置から図6(c)の矢印c方向に移動することができず、該ロック部材23により開閉カバー21をロックすることが出来ない。
図6(c)に示すように、ロック部材23によって開閉カバー21がロックされず、該開閉カバー21が画像形成装置10本体に対して完全に閉じない場合は以下の通りである。図4(b)に示すように、画像形成装置10本体の係止部10bに一端が係止された付勢部材47の付勢力によりロッド部材45が押し出されて開閉カバー21が開く。その後、ユーザが再度、開閉カバー21を閉める動作を行なう。
このように、ロック部材23の第一ロック部23aに設けられた鉛直方向の平面からなる当接面23a2を考慮する。更に、第二ロック部23bに設けられた傾斜面23b2を考慮する。更に、開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aと第二被ロック部21bを考慮する。そして、当接面23a2と傾斜面23b2と、第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとにより該ロック部材23の位置を制御する。
これにより開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとのうち何れか一方のみがロック部材23に設けられた第一ロック部23a、或いは、第二ロック部23bにロックされることがない。これにより開閉カバー21の片開きによる誤作動の防止やユーザの操作性を向上させることができる。
また、図6(a)に示すように、開閉カバー21が閉じた状態にある場合は以下の通りである。該開閉カバー21に設けられた第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとの両方がロック部材23に設けられた第一ロック部23aと第二ロック部23bとによりそれぞれロックされる。
<第二カバー>
次に、図7〜図10を用いて開閉カバー21に対して開閉可能に設けられた第二カバー30の構成について説明する。図7及び図8(a),(b)に示すように、開閉カバー21には、該開閉カバー21に対して回動軸30aを中心に回動して開閉される第二カバー30が設けられている。
図7及び図8(a),(b)に示すように、開閉カバー21には、回動軸37aを中心に回動可能で、且つ図示しない付勢手段により該回動軸37aを中心に図8(a)の時計回り方向に付勢されたロック部材37が設けられている。図8(a)に示すように、ロック部材37の爪部37bが第二カバー30の開放側端部に設けられた係止溝30bに係止されることで第二カバー30を開閉カバー21に対して閉じた状態にロックする。
図5(a)に示すように、開閉カバー21が開いた状態のときは、図8(a)に示すように、ロック部材37の爪部37bが第二カバー30の係止溝30bに係止されて該第二カバー30を閉じた状態でロックする。
また、図5(d)に示すように、開閉カバー21が閉じた状態のときは以下の通りである。開閉カバー21が閉状態となると、ロック部材37の図8(a),(b)に示す左側に設けられた斜面からなる当接部37cが画像形成装置10本体内部に設けられた図示しない当接部と当接する。これにより該ロック部材37が回動軸37aを中心に図8(b)の反時計回り方向に回動してロック部材37の爪部37bと、第二カバー30の係止溝30bとの係止を解除して該第二カバー30が回動軸30aを中心に回動して開閉可能となる。
図9(a),(b)に示すように、第二カバー30には、開閉カム32が設けられており、該開閉カム32は、第二カバー30の開閉動作に連動して回動軸30aを中心に回動する。図9(a),(b)及び図10(a),(b)に示すように、開閉カム32には凹部32aが設けられており、該凹部32aから該開閉カム32の表面32bに連続する傾斜面32cが設けられている。
更に、開閉カバー21には、図10(a),(b)に示すように、回動軸34aを中心に回動可能に設けられ、図示しない付勢手段により回動軸34aを中心に図10(a),(b)の反時計回り方向に常時、付勢された押圧部材34が設けられている。
押圧部材34は、図9(a),(b)及び図10(a),(b)に示すように、第二カバー30と一体的に回動軸30aを中心に回動する開閉カム32の表面32bと、傾斜面32cとの間で該回動軸30aを中心とした円周上を摺動移動する。押圧部材34は、開閉カム32を開閉カバー21に対して、常時、図10(a),(b)の左から右方向に押圧する。
図9(a)及び図10(a)に示すように、第二カバー30が開閉カバー21に対して閉じた状態のときは以下の通りである。図9(a)及び図10(a)に示すように、開閉カム32を図10(a)の左から右方向に押圧する押圧部材34が該開閉カム32の表面32bと凹部32aとの間の傾斜面32cを押圧する。これにより押圧部材34の押圧力は、第二カバー30の閉じた状態を維持する方向に作用する。
一方、第二カバー30を回動軸30aを中心に回動して該第二カバー30を開閉カバー21に対して開閉する際には以下の通りである。押圧部材34が開閉カム32の表面32bを押圧することで摩擦力を発生させる。これにより第二カバー30が図9(a)及び図10(a)に示す閉じた状態から図9(b)及び図10(b)に示す開いた状態への急激な移動を防止している。
開閉カム32の形状や該開閉カム32を押圧する押圧部材34の押圧力を適宜設定することで第二カバー30を開閉する際に必要とする力を調整することができる。
本実施形態では、開閉カバー21に対して開閉可能な第二カバー30及び該第二カバー30に付随する各種部品が該開閉カバー21のロック動作を阻害することはない。また、開閉カバー21が閉じた状態のときには以下の通りである。図5(d)に示すように、ロック部材23の第一ロック部23aと第二ロック部23bと、開閉カバー21の第一被ロック部21aと第二被ロック部21bとの二箇所の係合部でそれぞれ開閉カバー21をロックすることができる。
[参考例]
次に、図11を用いて参考例の画像形成装置の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、図3及び図5に示すように、第一ロック部23aと第二ロック部23bとを有するロック部材23が画像形成装置10本体側に設けられた場合の一例について説明した。
参考例では、図11に示すように、複数のロック部となる第一ロック部23aと第二ロック部23bとを有するロック手段となるロック部材23が画像形成装置10本体に対して開閉可能に設けられた開閉カバー21側に設けられる。
一方、該第一ロック部23aと第二ロック部23bとにそれぞれ係合する複数の被ロック部としての図示しない第一、第二被ロック部が画像形成装置10本体側に設けられた場合の一例を示す。
図11は、開閉カバー21にロック部材23が設けられた斜視説明図である。本参考例では、図3及び図5に示すロック解除部材となるロック解除ボタン28や付勢部材25も開閉カバー21側に設けられている。そして、該ロック解除ボタン28に連動してロック部材23が動作する。
参考例においても前記第1実施形態と同様に開閉カバー21が画像形成装置10本体に対して閉じた状態では以下の通りである。図11に示すロック部材23に設けられた第一ロック部23aと第二ロック部23bと、画像形成装置10本体側に設けられた図示しない第一被ロック部と第二被ロック部とがそれぞれ係合して二箇所でロックされる。
参考例においても複数のロック部となる第一ロック部23aと第二ロック部23bと、複数の被ロック部となる図示しない第一被ロック部と第二被ロック部とがそれぞれ係合する。これらの複数の係合部のうちで、第一係合部の第一ロック部23aと図示しない第一被ロック部とが係合する第一係合長さは以下の通りである。第二係合部の第二ロック部23bと、図示しない第二被ロック部とが係合する第二係合長さよりも長く設定されている。
更に、第二ロック部23bと、図示しない第二被ロック部とが係合する第二係合部において、第二ロック部23bまたは図示しない第二被ロック部の少なくとも何れか一つに互いの係合位置に引き込む斜面部が設けられている。そして、前記第1実施形態と同様に何れか一方の係合部のみがロックされることはないように構成される。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
10…画像形成装置
21…開閉カバー
21a…第一被ロック部(複数の被ロック部)
21b…第二被ロック部(複数の被ロック部)
23a…第一ロック部(複数のロック部)
23b…第二ロック部(複数のロック部)
23b2…傾斜面(斜面部)
50a…第一係合長さ
50b…第二係合長さ

Claims (4)

  1. 画像形成装置の本体と、
    前記本体に設けられた開口を覆う閉じ位置と、前記開口を露出する開き位置と、を取り、前記本体に対して軸を中心に回動して開閉可能に設けられた開閉カバーと、
    前記本体に設けられ、前記画像形成装置の本体に対して前記開閉カバーを前記閉じ位置に位置させた状態するロック手段と、
    備えた画像形成装置であって
    前記ロック手段は、前記軸の軸線方向に延びる連結部と、前記軸線方向において一端側と他端側にそれぞれに前記開閉カバーが前記閉じ位置から前記開き位置に向かう移動方向に前記連結部から突出した、第一凸部と第二凸部と、を有し
    前記第一凸部は、前記第一凸部の前記移動方向の前記開き位置側の端部に前記軸線方向の一方へ突出した第一係合部を有し
    前記第二凸部は、前記第二凸部の前記移動方向の前記開き位置側の端部に前記軸線方向の前記一方へ突出した第二係合部を有し
    前記開閉カバーは、前記第一係合部と係合可能な第一被係合部と、前記第二係合部と係合可能な第二被係合部と、を有し
    前記軸線方向において、前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した際の前記第一係合部と前記第一被係合部が係合する第一係合長さは、前記第二係合部と前記第二被係合部が係合した際の前記第二係合部と前記第二被係合部が係合する第二係合長さよりも長ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記軸線方向において、前記第一係合部と前記第二係合部のうち、前記軸線方向の前記一方と反対の他方に位置するものは、前記移動方向に向かうにつれて、前記軸線方向の前記他方へ向かうように傾斜した斜面部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記ロック手段を前記軸線方向の前記一方へ付勢する付勢部材が前記画像形成装置の本体に備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置
  4. 前記ロック手段と連動したロック解除部材が前記画像形成装置の本体に備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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