JP6607227B2 - ねじ先端部位置検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ねじ先端部位置検出方法に関し、例えば、油井管の寸法測定分野に関する管端検出方法に関する。
従来、油井管の管端位置測定を行い、先端部から基準距離の位置の寸法を測定し、油井管とそのカップリングの締結のシール性の保証を行っている。この油井管の管端位置測定の技術としては、例えば、特許文献1では、円柱状のピースを管端(ねじ先端部)に押し当てて、その端面座標をCCDカメラ等の光学装置によって読み取る技術が開示されている。
特開平9−264719号公報
しかしながら、上記の技術では、ねじ先端部と円柱状のピースとの隙間の空間が光の回折により影となり、管端の位置を正確には捉えられないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、精度良くねじの先端部位置を検出する技術を提供することを目的とする。
本発明の要旨は以下の通りである。
[1]先端部から軸方向に順にテーパー部と平坦部とが形成されているねじの前記先端部に、ピースの平面部を接触させて前記先端部の位置を検出する方法であり、
前記ねじの前記ピースに対する当接状態を示すシルエット画像を取得する画像取得工程と、
前記シルエット画像に基づいて、前記ピースの平面部を形成する直線のうち、前記先端部から第1の所定距離以上離れた第1の直線によって、第1の回帰直線を生成する第1の回帰直線生成工程と、
前記シルエット画像に基づいて、前記ねじの平坦部を形成する直線から前記ねじの中心軸に向けて第2の所定距離離れた第2の直線によって、前記軸方向の第2の回帰直線を生成する第2の回帰直線生成工程と、
前記第1の回帰直線と前記第2の回帰直線とが交わる点を前記先端部と判定する先端部位置検出工程と、
を含む、ねじ先端部位置検出方法。
[2]前記第1の回帰直線と前記第2の回帰直線とがなす角度は、60〜120度である、前記[1]に記載のねじ先端部位置検出方法。
本発明によれば、精度良くねじの先端部位置を検出することができる。
本発明のねじ先端部位置検出方法を説明するためのシルエット画像の図である。 本発明のねじ先端部位置検出方法を説明するためのフロー図である。 関連技術のねじ先端部位置検出方法で用いるねじとピースを説明するための図である。 関連技術のねじ先端部位置検出方法を説明するためのシルエット画像の図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明のねじ先端部位置検出方法を説明する前に、関連技術のねじ先端部位置検出方法について、図3および図4を参照しながら説明する。
図3は、関連技術のねじ先端部位置検出方法で用いるねじとピースを説明するための図である。図4は、関連技術のねじ先端部位置検出方法を説明するためのシルエット画像の図である。図3に示すように、関連技術のねじ先端部位置検出方法では、ピース2の基準面となる平面部21にねじ1の先端部11を接触させて、先端部11の位置を検出する。ねじ1は、先端部11から軸方向に順にテーパー部12と平坦部13とが形成されている。
この関連技術のねじ先端部位置検出方法では、先端部11の位置をCCDカメラ等の光学装置によって読み取って判定する。しかしながら、関連技術の方法で測定する先端部11の位置の精度は十分ではない。この点について図4を参照しながら説明すると、光学装置を用いて検出されるねじ1およびピース2のシルエット(図中(a)参照)と、正確なシルエット(図中(b)参照)とにはずれがある。これは、先端部11とピース2とで形成される隙間に、光の回折現象により影となる部分(図中(c)参照)が発生するためである。これにより、関連技術では、上記の影に由来する窪みを先端部の位置(図中(d)参照)として検出し、実際の先端部11の位置(図中(e)参照)に対して誤差を発生させる(図中(f)参照)。そして、先端部位置から基準距離(図中(g)参照)離れた位置におけるねじ寸法測定値に誤差を発生させるという問題が生じる。
例えば、管端円弧部分の径測定においては、従来技術の接触式のハンドゲージを用いた場合に対して、誤差が〜200μmとなり、油井管の寸法許容誤差:数百μmに対して無視できないほどの大きさとなる場合がある。このとき、管端方向の位置の誤差は〜200μm程度となっている。
また、ピース2を用いずに先端部11の位置を検出しようとすると、例えば位置検出用の光学系をねじ端面に平行となるように配置しても正確には平行になっていないこと等から、先端部11付近が影となり(図中(h)参照)、先端部11がどこであるか正確に判定できない。
これに対し、本発明は、ねじ1の先端部11に、ピース2の基準面となる平面部21を接触させて、この平面部21から得られる回帰直線と、ねじ1の平坦部13を基準面として得られる回帰直線とを用いて、これら2つの回帰直線の交点を先端部11の位置として計算する先端部位置検出方法に関し、より精度良く先端部11の位置を検出することができる。
すなわち、本発明のねじ先端部位置検出方法は、先端部11から軸方向に順にテーパー部12と平坦部13とが形成されているねじ1の先端部11に、ピース2の平面部21を接触させて先端部11の位置を検出する方法であり、ねじ1のピース2に対する当接状態を示すシルエット画像を取得する画像取得工程と、シルエット画像に基づいて、ピース2の平面部21を形成する直線のうち、先端部11から第1の所定距離以上離れた第1の直線によって、第1の回帰直線を生成する第1の回帰直線生成工程と、シルエット画像に基づいて、ねじ1の平坦部13を形成する直線からねじ1の中心軸に向けて第2の所定距離離れた第2の直線によって、軸方向の第2の回帰直線を生成する第2の回帰直線生成工程と、第1の回帰直線と第2の回帰直線とが交わる点を先端部11と判定する先端部位置検出工程と、を含む。
これにより、光の回折現象により、ピース2とねじ1とから形成される隙間の窪み付近の空間の正確な形状を捉えることができなくても、精度良くねじ1の先端部11の位置を検出することができる。
例えば、シルエット画像中のピース2とねじ1とから形成される窪みの最先鋭位置を先端部11として計算した場合には、正確な先端部11の位置に対して誤差が50μm程度となっても、本発明の方法により計算した先端部11の位置と正確な先端部11の位置との誤差は1μm程度にまで小さくすることができる。
なお、本発明のねじ先端部位置検出方法は、CPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータ等の情報処理装置と、シルエット画像を取得するための光学系(光学装置)とを備える制御装置(図示せず)により自動で実行することができる。
以下、図1および図2を参照しながら、本発明のねじ先端部位置検出方法の詳細を説明する。図1は、本発明のねじ先端部位置検出方法を説明するためのシルエット画像の図であり、図3の符号Xの領域を示す。図2は、本発明のねじ先端部位置検出方法を説明するためのフロー図である。
<画像取得工程>
本発明では、画像取得工程で、ねじ1のピース2に対する当接状態を示すシルエット画像を取得する(ステップS1)。例えば、図1に示すようなシルエット画像が得られる(図1の(1)参照)。本来得られるべき正確なシルエット画像の輪郭は、図1の(2)に示す。画像取得方法の詳細は、ねじ1のピース2に対する当接状態を示すシルエット画像を取得できれば特に限定されず、任意の光学的手法を採用でき、例えば従来公知のCCDカメラを用いて画像を取得してよい。
また、ねじ1の軸方向(管軸方向)に垂直な方向に光照射して、シルエット画像を得ることが好ましく、これにより、より精度良い先端部11の検出が可能となる。
また、画像取得工程前のねじ1に対して当接させるピース2の向きについては、シルエット画像から当接状態を確認できれば特に限定されないが、当接させるピース2の平面部21に対して、ねじ1の軸方向は、垂直に近いことが好ましく、垂直であることがより好ましい。ピース2は円柱状のピースであることが、ピース2自体と、カメラ、光源の軸との平行度を考慮する必要性がないため好ましい。ピース2が直方体であると、ピース2がねじ1に接触する平面と、カメラ、光源の軸との平行状態を保てないと、第1の回帰直線とねじの先端位置にずれが生じる場合がある。
<第1の回帰直線生成工程>
次いで、本発明では、第1の回帰直線生成工程で、シルエット画像に基づいて、ピース2の平面部21(フラット面)を形成する直線のうち、先端部11から第1の所定距離以上離れた第1の直線(図1の(3)参照)によって、第1の回帰直線(図1の(4)参照)を生成する(ステップS2)。この第1の直線として選択する範囲は、特に限定されないが、ピース2とねじ1とで形成される隙間の窪みの最先鋭の下端の点付近位置(図1の(1’)参照)を避けるように、先端部11位置から予め設定された範囲(例えば、上方(管円周外側)に1mm以上離れた範囲)とすることが好ましい。
また、本工程での具体的な回帰直線の作成方法は、特に限定されないが、最小二乗法を採用することができる。
<第2の回帰直線生成工程>
次いで、本発明では、第2の回帰直線生成工程で、シルエット画像に基づいて、前記ねじの平坦部13を形成する直線(図1の(5)、(6)参照)から第2の所定距離だけ離れた第2の直線によって、ねじ1の軸方向の第2の回帰直線(図1の(7)参照)を生成する(ステップS3)。この第2の所定距離については、予め制御装置に記憶された情報とすることができ、平坦部13領域におけるねじ1の軸方向に垂直な円相当断面の半径とすることが好ましい。
また、本工程での具体的な回帰直線の作成方法は、特に限定されないが、最小二乗法を採用することができる。
<先端部位置検出工程>
次いで、本発明では、先端部位置検出工程で、第1の回帰直線と前記第2の回帰直線とが交わる点(図1の(8)参照)を先端部と判定する(ステップS4)。これにより、実際の先端部11の位置(図1の(9)参照)からのずれを低減したねじ1の先端部11位置の検出を行うことができる。
また、上記の第1の回帰直線と第2の回帰直線とがなす角度は、60〜120度であることが好ましい。上記角度がこの範囲にあることで、より精度良く先端部11の位置を検出することができる。より好ましくは、上記角度は90度である。
以上、本発明によれば、精度良くねじの先端部位置を検出することができる。
本発明のねじ先端部位置検出方法を用いれば、従来の方法に比べて誤差率を小さくすることができる。本発明の方法を基にした管端円弧部分の径測定においては接触式のハンドゲージを用いた場合に対して、200μm程度であった誤差を、5μm程度まで減少させることができる。なお、本実施例で用いたねじは、ねじ先端部の形状として曲率が約1であり、寸法測定のためのねじ先端部位置からの基準距離が0.3〜0.8mmである。
1 ねじ
11 先端部
12 テーパー部
13 平坦部
2 ピース
21 平面部

Claims (2)

  1. 先端部から軸方向に順にテーパー部と平坦部とが形成されているねじの前記先端部に、ピースの平面部を接触させて前記先端部の位置を検出する方法であり、
    前記ねじの前記ピースに対する当接状態を示すシルエット画像を取得する画像取得工程と、
    前記シルエット画像に基づいて、前記ピースの平面部を形成する直線のうち、前記先端部から第1の所定距離以上離れた第1の直線によって、第1の回帰直線を生成する第1の回帰直線生成工程と、
    前記シルエット画像に基づいて、前記ねじの平坦部を形成する直線から前記ねじの中心軸に向けて第2の所定距離離れた第2の直線によって、前記軸方向の第2の回帰直線を生成する第2の回帰直線生成工程と、
    前記第1の回帰直線と前記第2の回帰直線とが交わる点を前記先端部と判定する先端部位置検出工程と、
    を含む、ねじ先端部位置検出方法。
  2. 前記第1の回帰直線と前記第2の回帰直線とがなす角度は、60〜120度である、請求項1に記載のねじ先端部位置検出方法。
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