JP6607057B2 - 伝送装置、伝送システム、及び伝送方法 - Google Patents

伝送装置、伝送システム、及び伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、波長分割多重光信号を伝送する伝送装置、伝送システム、及び伝送方法に係わる。
大容量の光通信ネットワークを実現するための技術の1つとして、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)が普及している。WDMは、波長の異なる複数の光信号を多重化することができる。即ち、WDM光通信ネットワークにおいては、波長の異なる複数の光信号が多重化されたWDM信号が伝送される。
WDM光通信ネットワークの各ノードには、WDM信号を処理する伝送装置として、例えば光分岐挿入装置(ROADM:Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)が設けられる。ROADMは、受信WDM信号から所望の波長の光信号を分岐してクライアントに導くことができる。また、ROADMは、クライアントから受信する光信号をWDM信号に挿入することができる。
加えて、光通信ネットワークは、障害が発生したときにパスを復旧させる機能を備えていることが好ましい。障害復旧機能は、例えば、予備パスにより実現される。
図1は、OUPSR(Optical Unidirectional Path Switched Ring)機能による障害復旧の一例を示す。図1に示す実施例では、複数のROADM201(201A〜201D)によりリングネットワークが構成されている。ROADM201間は、1組の光ファイバリンクで接続される。なお、1組の光ファイバリンクを介してノード間で双方向に光信号が伝送される。
上記構成の光通信ネットワークにおいて、ROADM201Aに収容されるトランスポンダ202AからROADM201Bに収容されるトランスポンダ202Bへ光信号が伝送されるものとする。この場合、ROADM201Aは、光スプリッタ(SPL)203を用いてトランスポンダ202Aから送信される光信号Xを分岐して光信号X1および光信号X2を生成する。光信号X1は、ROADM201Aから光伝送路205を介してROADM201Bへ伝送される。光信号X2は、ROADM201Aから光伝送路206を介してROADM201Bへ伝送される。すなわち、ROADM201Bは、光信号X1および光信号X2を受信する。そして、ROADM201Bは、光スイッチ204を用いて光信号X1または光信号X2の一方を選択してトランスポンダ202Bへ導く。ここで、光伝送路205上に現用パスが設定され、光伝送路206上に予備パスが設定されているものとする。この場合、ROADM201Bは、光伝送路205を介して受信する光信号X1を選択してトランスポンダ202Bへ導く。
上述の通信が行われているときに、光伝送路205に障害が発生するものとする。この場合、光信号X1はROADM201Bに到着しないので、ROADM201Bは、光信号X1について「光断」または「信号断」を検出する。そうすると、ROADM201Bは、光スイッチを制御することにより、光伝送路206を介して受信する光信号X2をトランスポンダ202Bへ導く。すなわち、現用パスから予備パスへの切替えが実行され、トランスポンダ202A、202B間のパスが復旧する。
このように、図1に示す光通信ネットワークでは、現用パスおよび予備パスを介して同じ光信号が伝送される。すなわち、光通信ネットワークが正常に動作しているときに、受信側のROADMは、現用パスおよび予備パスを介して同じ光信号を受信する。したがって、障害の検出に起因して現用パスから予備パスへの切替えが実行されると、即座に、トランスポンダ間のパスが復旧する。
なお、現用系インターフェース部、予備系インターフェース部、現用系インターフェース部または予備系インターフェース部のいずれか一方から供給される信号を選択する伝送路切替部を備える伝送装置が提案されている(たとえば、特許文献1)。また、複数の現用回線に対して1つの予備回線を備える伝送装置が提案されている(たとえば、特許文献2)。
特開2001−119359号公報 特開平5−327674号公報
近年、柔軟なネットワークを実現するための技術の1つとして、CDC(Colorless, Directionless, Contentionless)機能を備えるROADM(以下、「CDC−ROADM」と呼ぶことがある)が実用化されている。なお、Colorless機能によれば、ROADMの各クライアントポートに所望の波長を割り当てることができる。Directionless機能によれば、ROADMに収容されるクライアントを所望の方路に接続できる。Contentionless機能によれば、同じ波長の光信号の衝突が回避される。
ROADMのCDC機能は、例えば、マルチキャストスイッチを利用して実現される。マルチキャストスイッチは、ある光ポートから入力される光信号を所望の1または複数の光ポートに導くことができる。また、マルチキャストスイッチは、複数の光ポートを介して入力される、波長の異なる複数の光信号を所望の1つの光ポートに導くことができる。この場合、波長の異なる複数の光信号は、合波されて出力される。
ところが、各ノードにCDC−ROADMが実装される光通信ネットワークにおいてOUPSRを実現しようとすると、幾つかの問題が生じる。以下、図2を参照しながら、従来技術の課題を説明する。
各CDC−ROADM211は、図2に示すように、マルチキャストスイッチ212を備える。そして、図1に示す例と同様に、ROADM211Aに収容されるトランスポンダ202AからROADM211Bに収容されるトランスポンダ202Bへ光信号が伝送されるものとする。
この場合、ROADM211Aは、光スプリッタ203を用いて光信号Xを分岐して光信号X1および光信号X2を生成する。光信号X1および光信号X2は、マルチキャストスイッチ212の異なる光ポートに導かれる。図2に示す例では、光信号X1、X2は、それぞれ光ポートC1、C2に導かれている。そして、ROADM211Aは、光信号X1が光伝送路205に導かれ、光信号X2が光伝送路206に導かれるようにマルチキャストスイッチ212を制御する。そうすると、光信号X1は、光伝送路205を介してROADM211Bへ伝送され、光信号X2は、光伝送路206を介してROADM211Bへ伝送される。一方、ROADM211Bは、光伝送路205を介して受信する光信号X1が光ポートC1に導かれ、光伝送路206を介して受信する光信号X2が光ポートC2に導かれるようにマルチキャストスイッチ212を制御する。光ポートC1、C2から出力される光信号X1、X2は、光スイッチ204に導かれる。そして、ROADM211Bは、光スイッチ204を用いて光信号X1または光信号X2の一方を選択してトランスポンダ202Bへ導く。なお、光信号X1を伝送する光伝送路205に障害が発生したときは、図1に示す方法と同様に、ROADM211Bにおいて光スイッチ204を制御することにより、現用パスから予備パスへの切替えが実現される。
しかしながら、図2に示す構成では、1つの光信号を伝送するために2つの光ポートが使用される。具体的には、光信号Xを伝送するために、ROADM211Aにおいてマルチキャストスイッチ212の光ポートC1、C2が占有され、ROADM211Bにおいてもマルチキャストスイッチ212の光ポートC1、C2が占有されている。すなわち、ROADMが収容できるクライアントの数が少なくなる。或いは、マルチキャストスイッチのサイズ212を大きくする必要がある。加えて、受信側のROADMにおいて、スイッチング機能(マルチキャストスイッチ212および光スイッチ204)が2段階に配置される。すなわち、ROADMの構成が冗長である。
これらの問題は、例えば、通常動作時(すなわち、障害が発生していないとき)に現用パスのみを介して光信号を送信し、障害発生時に予備パスを介して光信号を送信する構成により解決され得る。しかし、この構成では、障害の発生からパスが復旧するまでに要する時間が長くなることがある。例えば、ROADMは、波長ごとに光信号を処理するために波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)を備える。このため、障害が発生した現用パスに対応する予備パスを介して伝送される光信号は、1または複数の波長選択スイッチを通過する。ここで、波長選択スイッチは光減衰機能を備えており、通過する光信号のパワーが目標レベルに制御されるようにその光減衰器能を調整することが要求される。ただし、波長選択スイッチの光減衰機能の調整には、比較的長い時間(例えば、数100ミリ秒)を要する。したがって、現用パスの障害が検出された後に予備パスを介して光信号の送信を開始する構成では、障害が検出された後に波長選択スイッチの調整が行われるので、パスの復旧に要する時間が長くなってしまう。
本発明の1つの側面に係わる目的は、光通信ネットワークに設定されている現用パスの障害に対して、予備パスを利用して短い時間で通信を復旧させる構成または方法を提供することである。
本発明の1つの態様の伝送装置は、現用パスが設定される第1の方路および前記現用パスに対応する予備パスが設定される第2の方路を備える。伝送装置は、複数の光ポートを備えるスイッチと、前記複数の光ポートの中の第1の光ポートに光学的に接続され、前記現用パスを介して伝送される光信号を生成する光信号生成部と、前記複数の光ポートの中の第2の光ポートに光学的に接続され、波長可変光源を利用して監視光を生成する監視光生成部と、を備える。前記監視光生成部は、前記監視光の波長が前記光信号の波長と実質的に同じになるように前記監視光の波長を制御し、前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記光信号を前記第1の方路に導き、前記第2の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第2の方路に導く。
上述の態様によれば、光通信ネットワークに設定されている現用パスの障害に対して、予備パスを利用して短い時間で通信を復旧させることができる。
OUPSR機能による障害復旧の一例を示す図である。 CDC−ROADMが実装された光通信ネットワークにおいてOUPSR機能を実現する場合の課題を説明する図である。 本発明の実施形態に係わる伝送装置が使用される光通信ネットワークの一例を示す図である。 図3に示す光通信ネットワークにおける障害の復旧の一例を示す図である。 現用パスから予備パスへの切替えシーケンスの一例を示す図である。 ROADMの構成の一例を示す図である。 マルチキャストスイッチの一例を示す図である。 波長選択スイッチの構成の一例を示す図である。 予備パスを調整する手順の第1の実施例を示す図(その1)である。 予備パスを調整する手順の第1の実施例を示す図(その2)である。 予備パスを調整する手順の第2の実施例を示す図である。 予備パスを調整する手順の第3の実施例を示す図(その1)である。 予備パスを調整する手順の第3の実施例を示す図(その2)である。 予備パスを調整する方法の一例を示すフローチャートである。
図3は、本発明の実施形態に係わる伝送装置が使用される光通信ネットワークの一例を示す。この例では、光通信ネットワークは、波長分割多重(WDM)信号を伝送する。また、光通信ネットワークの各ノードには、CDC機能を有する光分岐挿入装置(ROADM)が実装されている。ROADMは、受信WDM信号から所望の波長の光信号を分岐してクライアントに導くことができる。また、ROADMは、クライアントから受信する光信号をWDM信号に挿入することができる。
図3に示す実施例では、複数のROADM1(1A〜1D)によりリングネットワークが構成されている。ROADM間は、1組の光ファイバリンクで接続される。また、1組の光ファイバリンクを介して双方向に光信号が伝送される。以下の記載では、図3において時計回り方向に光信号を伝送する光伝送路を「伝送路11」と呼ぶことがある。また、図3において反時計回り方向に光信号を伝送する光伝送路を「伝送路12」と呼ぶことがある。
ROADM1は、図3に示すように、マルチキャストスイッチ(MCS)2、波長選択スイッチ(WSS)3W、3E、光増幅回路4W、4E、トランスポンダ(TR)5、チューナブルレーザ6を備える。なお、各ノードに実装されるROADM1の構成は、実質的に同じであるものとする。
マルチキャストスイッチ2は、複数のクライアント側光ポートC1〜C16および複数のネットワーク側光ポートE1〜E8を備える。各光ポートC1〜C16には、トランスポンダ5が光学的に接続され得る。図3に示す例では、ROADM1Aにおいて、光ポートC1にトランスポンダ5Aが光学的に接続されており、ROADM1Bにおいて、光ポートC1にトランスポンダ5Bが光学的に接続されている。ただし、光ポートC1〜C16の中の1つには、トランスポンダ5の代わりに、必要に応じてチューナブルレーザ6が光学的に接続される。図3に示す例では、光ポートC16にチューナブルレーザ6が光学的に接続されている。ただし、光ポートC16は、チューナブルレーザ6を接続するための専用ポートではない。すなわち、必要に応じて光ポートC16にトランスポンダ5を接続してもよい。
光ポートE1〜E8は、対応する方路に対して設けられる。例えば、ROADM1Aにおいては、光ポートE1はWEST側方路(ROADM1A、1C間の方路)に光学的に接続され、光ポートE8はEAST側方路(ROADM1A、1B間の方路)に光学的に接続されている。また、ROADM1Bにおいては、光ポートE1はWEST側方路(ROADM1B、1A間の方路)に光学的に接続され、光ポートE8はEAST側方路(ROADM1B、1D間の方路)に光学的に接続されている。
なお、クライアント側光ポートの数は、16に限定されるものではない。また、ネットワーク側光ポートの数は、8に限定されるものではない。さらに、ROADM1は、複数のマルチキャストスイッチを備えていてもよい。
各波長選択スイッチ3W、3Eは、他のROADMから受信するWDM信号から所望の波長の光信号を分岐してマルチキャストスイッチ2に導くことができる。また、各波長選択スイッチ3W、3Eは、マルチキャストスイッチ2から出力される光信号をWDM信号に挿入することができる。なお、波長選択スイッチ3Wは、受信WDM信号に含まれる複数の光信号の一部または全部を波長選択スイッチ3Eに導くころができ、波長選択スイッチ3Eは、受信WDM信号に含まれる複数の光信号の一部または全部を波長選択スイッチ3Wに導くことができる。各光増幅回路4W、4Eは、他のROADMから受信するWDM信号を増幅し、また、他のROADMへ送信するWDM信号を増幅する。
トランスポンダ5は、光送信器および光受信器を含み、光ポートC1〜C16に光学的に接続され得る。光送信器は、光信号を生成して出力する。光受信器は、例えば、コヒーレント光受信器を含み、指定された波長の光信号を受信する。光受信器は、WDM信号を受信するときは、そのWDM信号から指定された波長の光信号を選択的に受信することができる。
チューナブルレーザ6は、WDM信号の信号帯域中の任意の波長の光を生成することができる。チューナブルレーザ6の出力光の波長は、不図示のコントローラにより制御される。たとえば、マルチキャストスイッチ2に収容されているトランスポンダ5から出力される光信号の波長と同じになるように、チューナブルレーザ6の出力光の波長が制御される。また、チューナブルレーザ6は、例えば、フルバンドチューナブルレーザにより実現される。なお、チューナブルレーザ6の出力光パワーは、トランスポンダ5の出力光パワーと実質的に同じであることが好ましい。以下の記載では、チューナブルレーザ6の出力光を「監視光」と呼ぶことがある。
上記構成の光通信ネットワークにおいて、トランスポンダ5A、5B間で光信号が伝送されるものとする。また、トランスポンダ5A、5B間の通信に対して、予め現用パスおよび予備パスが決められているものとする。この実施例では、ROADM1C、1Dを経由する経路上に現用パスが設定される。また、ROADM1C、1Dを経由しない経路上に予備パスが設定される。すなわち、図3に示すプロテクション区間に予備パスが設定されている。なお、現用パスが設定されている経路上の各波長選択スイッチは、通信が開始される前に、対応する波長の光信号を適切に通過させるように予め制御されているものとする。
この場合、ROADM1Aにおいて、マルチキャストスイッチ2は、光ポートC1と光ポートE1との間に光パスを設定する。また、ROADM1Bにおいても、マルチキャストスイッチ2は、光ポートC1と光ポートE1との間に光パスを設定する。そうすると、トランスポンダ5Aから出力される光信号は、ROADM1C、1Dを経由してROADM1Bに伝送され、ROADM1Bのマルチキャストスイッチ2によりトランスポンダ5Bに導かれる。このとき、この光信号は、伝送路11を介して伝送される。また、トランスポンダ5Bから出力される光信号は、ROADM1D、1Cを経由してROADM1Aに伝送され、ROADM1Aのマルチキャストスイッチ2によりトランスポンダ5Aに導かれる。このとき、この光信号は、伝送路12を介して伝送される。
上述の通信が行われているときに、図4に示すように、ROADM1D、1B間の伝送路11に障害が発生したものとする。この場合、ROADM1Bに収容されているトランスポンダ5Bは、ROADM1Aに収容されているトランスポンダ5Aから送信される光信号を受信できない。そうすると、ROADM1Bにおいて、マルチキャストスイッチ2は、光ポートC1、E1間の光パスを削除し、光ポートC1、E8間に新たな光パスを設定する。
ROADM1Bにおいて光ポートC1、E1間の光パスが削除されると、ROADM1Bに収容されているトランスポンダ5Aは、ROADM1Bに収容されているトランスポンダ5Bから送信される光信号を受信できない。そうすると、ROADM1Aにおいて、マルチキャストスイッチ2は、光ポートC1、E1間の光パスを削除し、光ポートC1、E8間に新たな光パスを設定する。
上述のようにしてROADM1A、1Bにおいてそれぞれマルチキャストスイッチ2が制御されると、トランスポンダ5Aから出力される光信号は、ROADM1Aの波長選択スイッチ3EおよびROADM1Bの波長選択スイッチ3Wを介してトランスポンダ5Bに導かれる。すなわち、トランスポンダ5Aから出力される光信号は、プロテクション区間を経由してトランスポンダ5Bに導かれる。同様に、トランスポンダ5Bから出力される光信号は、ROADM1Bの波長選択スイッチ3WおよびROADM1Aの波長選択スイッチ3Eを介してトランスポンダ5Aに導かれる。すなわち、トランスポンダ5Bから出力される光信号も、プロテクション区間を経由してトランスポンダ5Aに導かれる。この結果、現用パスから予備パスへの切替えが完了し、トランスポンダ5A、5B間のパスが復旧する。
図5は、現用パスから予備パスへの切替えシーケンスの一例を示す。ここでは、上述の実施例と同様に、ROADM1A、1B間の現用パスに障害が発生するものとする。
ROADM1Aから送信される光信号がROADM1Bに到達しないときには、ROADM1Bが現用パスの障害を検出する。ROADM1Bは、例えば、光信号の受信パワーが所定の閾値レベルよりも低いときに「光断(LOL:Loss of Light)」を検出する。或いは、受信光信号から所定のフォーマットのフレームを再生できないときに、ROADM1Bは、「信号断(LOF:Loss of Frame)」を検出する。「信号断」は、例えば、トランスポンダ5により検出される。
現用パスの障害を検出すると、ROADM1Bは、マルチキャストスイッチ2のネットワーク側光ポートを現用パスから予備パスに切り替える。図3〜図4に示す例では、光ポートC1、E1間が接続される状態から、光ポートC1、E8間が接続される状態に切り替えられる。なお、光ポートE1は、現用パスが設定されている方路に接続され、光ポートE8は、予備パスが設定されている方路に接続されている。
ROADM1Bにおいて現用パスから予備パスへの切替えが実行されると、ROADM1Aは、現用パスを介して光信号を受信しないので、現用パスの障害を検出する。そうすると、ROADM1Bと同様に、ROADM1Aも、マルチキャストスイッチ2のネットワーク側光ポートを現用パスから予備パスに切り替える。この結果、ROADM1A、1B間において現用パスから予備パスへの切替えが完了する。
このように、現用パスの障害が検出されると、現用パスから予備パスへの切替えが実行され、トランスポンダ間のパスが復旧する。ところが、図3〜図4に示す構成では、現用パスを介して光信号が正常に伝送されているときは、対応する予備パスを介して光信号は伝送されていない。このため、仮に、現用パスの障害が検出されたときに、予備パスの状態が適切に調整されていないものとすると、現用パスから予備パスへの切替えが実行されたときから、予備パスを介して品質の良好な光信号を伝送できるようになるまでに長い時間を要する。例えば、予備パスを介して品質の良好な光信号を伝送するためには、予備パスが設定されている経路上の波長選択スイッチの光減衰量が適切に調整されていることが要求される。しかしながら、波長選択スイッチの光減衰量の調整には、数100ミリ秒を要することがある。したがって、障害からの復旧に要する時間を短縮するためには、現用パスを介して光信号が正常に伝送されているときに、予備パスの状態を適切に調整しておくことが好ましい。
図6は、ROADM1の構成の一例を示す。ROADM1は、上述したように、マルチキャストスイッチ2、波長選択スイッチ3W、3E、光増幅回路4W、4E、チューナブルレーザ6を備える。さらに、ROADM1は、ROADMコントローラ21、WSSコントローラ22、パラメータテーブル23を備える。なお、図6においては、マルチキャストスイッチ2にはトランスポンダ5は接続されていない。
ROADMコントローラ21は、ネットワーク管理システム20から与えられる指示に従って、ROADM1の状態および動作を制御する。ネットワーク管理システム20は、光通信ネットワークの状態を管理し、各ROADM1に対して指示を与える。例えば、ネットワーク管理システム20は、ユーザからの要求に応じて、現用パスおよび予備パスの設定に係わる指示を対応するROADM1に与える。この指示は、例えば、パスの両端のノードを表す情報、現用パスの経路を表す情報、予備パスの経路を表す情報、現用パスの波長を表す情報、予備パスの波長を表す情報を含む。
ROADMコントローラ21は、マルチキャストスイッチ2の状態を制御する。たとえば、ROADMコントローラ21は、光ポートE1〜E8と光ポートC1〜C16との間に1または複数の光パスを設定する。また、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長を制御する。すなわち、ROADMコントローラ21は、監視光の波長を制御することができる。さらに、ROADMコントローラ21は、WSSコントローラ22に対して選択すべき波長を通知する。
WSSコントローラ22は、ROADMコントローラ21から与えられる通知に基づいて、波長選択スイッチ3W、3Eの状態を制御する。すなわち、WSSコントローラ22は、指定された波長の光信号が通過または遮断または分岐されるように波長選択スイッチ3W、3Eを制御する。また、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3W、3Eの出力光信号のパワーが目標レベルに調整されるように、波長選択スイッチ3W、3Eの減衰機能を制御するためのパラメータを決定する。そして、WSSコントローラ22は、決定したパラメータをパラメータテーブル23に格納する。
ROADMコントローラ21およびWSSコントローラ22は、それぞれプロセッサシステムにより実現される。プロセッサシステムは、与えられたプログラムを実行するプロセッサエレメントおよびメモリを含む。ただし、ROADMコントローラ21およびWSSコントローラ22は、1つのプロセッサシステムで実現してもよい。また、ROADMコントローラ21および/またはWSSコントローラ22の機能の一部は、ハードウェア回路で実現してもよい。
図7は、マルチキャストスイッチ2の一例を示す。マルチキャストスイッチ2は、クライアント側光ポートC1〜C16およびネットワーク側光ポートE1〜E8を備える。また、ROADMコントローラ21により生成されるパス指示がマルチキャストスイッチ2に与えられる。
各光ポートE1〜E8に対してそれぞれカプラ素子32が設けられている。各カプラ素子32は、対応する方路から受信する光信号を分岐して光ポートC1〜C16に導く。また、各カプラ素子32は、光ポートC1〜C16から導かれてくる光信号を対応する方路へ出力する。光ポートC1〜C16からカプラ素子32へ複数の光信号が導かれてくるときは、カプラ素子32は、それらの光信号を合波する。例えば、図7に示す例では、光ポートC1、C7、C10の入力光信号λ1、λ7、λ10がカプラ素子32−1に導かれている。この場合、カプラ素子32−1は、光信号λ1、λ7、λ10を合波してWEST方路へ出力する。
各光ポートC1〜C16に対してそれぞれスイッチ素子31が設けられている。スイッチ素子31は、パス指示に従って方路を選択する。例えば、「パス指示:光ポートC1に接続されるクライアントをWEST方路に接続する」がマルチキャストスイッチ2に与えられたときは、スイッチ素子31−1は、光ポートC1の入力光信号を光ポートE1へ導く。また、スイッチ素子31−1は、WEST方路から光ポートE1を解して受信する光信号を選択して光ポートC1へ導く。
図8は、波長選択スイッチ3の構成の一例を示す。波長選択スイッチ3は、図8に示すように、受信WSS41、送信WSS42、スイッチ43、光チャネルモニタ(OCM)44を備える。なお、図8に示す波長選択スイッチ3は、図6に示す波長選択スイッチ3Wまたは3Eを表す。
受信WSS41は、対応する方路から受信するWDM信号から、波長指示により指定される1または複数の波長の光信号を選択してマルチキャストスイッチ2(または、他の方路)へ導く。送信WSS42は、マルチキャストスイッチ2(または、他の方路)から導かれてくる光信号を合波して対応する方路へ出力する。このとき、送信WSS42は、波長指示により指定された波長の光信号のみを出力するようにしてもよい。なお、波長指示は、WSコントローラ22から与えられる。
受信WSS41の出力光信号、送信WSS42の入力光信号、送信WSS42の出力光信号は、スイッチ43により個々に選択されて光チャネルモニタ44に導かれる。光チャネルモニタ44は、スイッチ43から導かれてくる光信号のパワーをモニタする。すなわち、光チャネルモニタ44は、受信WSS41により選択された各光信号のパワーおよび対応する方路に出力される光信号のパワーをモニタすることができる。
受信WSS41および送信WSS42は、それぞれ光信号のパワーを調整するための減衰機能を備えている。減衰機能は、波長チャネル毎に、出力光パワーが目標レベルに一致するように減衰量を制御することができる。このとき、出力光パワーは、光チャネルモニタ44により測定され、WSSコントローラ22に通知される。そして、WSSコントローラ22は、出力光パワーの測定値が目標レベルに近づくように、減衰機能の減衰量を制御する。すなわち、WSSコントローラ22は、受信WSS41および/または送信WSS42の出力光パワーが目標レベルに一致するように、減衰機能の減衰量を制御することができる。
減衰機能の減衰量は、例えば、入力光ポートと出力光ポートとの間の光経路上に設けられているミラーの角度を調整することにより制御される。この場合、WSSコントローラ22は、出力光パワーの測定値に基づいて対応するミラーの角度を調整する。そして、出力光パワーの測定値が目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ(または、状態データ)をパラメータテーブル23に格納する。パラメータは、例えば、ミラーの角度を調整するためのモータを駆動する電流値または電圧値で表される。
ただし、上述のフィードバック制御で受信WSS41および/または送信WSS42の出力光パワーを調整するためには、数100ミリ秒を要することがある。このため、現用パスの障害が検出された後に予備パスの調整を行うと、パスの復旧に要する時間が長くなるおそれがある。したがって、ROADM1は、現用パスを介して光信号が伝送されているときに、その現用パスに対応する予備パス上に存在する波長選択スイッチの減衰機能を調整する機能を備えている。
図9および図10は、予備パスを調整する手順の第1の実施例を示す。図9は、光通信ネットワーク全体の動作を示し、図10は、ROADM1Aの動作を示す。
第1の実施例では、図9に示すように、ROADM1Aに収容されるトランスポンダ5AとROADM1Bに収容されるトランスポンダ5Bとの間で通信が行われる。トランスポンダ5A、5B間の現用パスは、ROADM1C、1Dを経由する経路上に設定され、対応する予備パスは図9に示すプロテクション区間に設定される。なお、以下の記載において、ROADM1AのWEST方路は、ROADM1AからROADM1Cへ向かう伝送路に相当する。ROADM1AのEAST方路は、ROADM1AからROADM1Bへ向かう伝送路に相当する。
ROADM1Aにおいて、マルチキャストスイッチ2の光ポートC1にトランスポンダ5Aが接続されている。トランスポンダ5Aは、波長λ1の光信号(以下、光信号λ1)を送信する。ここで、トランスポンダ5A、5B間の現用パスは、上述したように、ROADM1C、1Dを経由する経路上に設定されている。すなわち、現用パスは、光ポートE1に接続されるWEST方路に設定されている。よって、現用パスを介して光信号λ1を伝送するときは、ROADM1Aは、光ポートC1、E1間を接続するようにマルチキャストスイッチ2を制御する。また、対応する予備パスは、光ポートE8に接続されるEAST方路に設定されている。よって、予備パスを介して光信号λ1を伝送するときは、ROADM1Aは、光ポートC1、E8間を接続するようにマルチキャストスイッチ2を制御する。以下の記載では、トランスポンダ5A、5B間の現用パスおよび予備パスを、それぞれ「注目現用パス」および「注目予備パス」と呼ぶことがある。
ROADM1Aにおいて、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長をλ1に制御する。即ち、チューナブルレーザ6は、光信号λ1と同じ波長の監視光(以下、監視光λ1)を出力する。また、ROADMコントローラ21は、監視光λ1がプロテクション区間に設定されている注目予備パスを介して送信されるように、マルチキャストスイッチ2を制御する。具体的には、ROADMコントローラ21は、図9または図10に示すように、マルチキャストスイッチ2の光ポートC16、E8間を接続する。この結果、チューナブルレーザ6から出力される監視光λ1は、EAST方路に対して設けられている波長選択スイッチ3Eに導かれる。
ROADM1Aにおいて、WSSコントローラ22は、監視光λ1がEAST方路に出力されるように波長選択スイッチ3Eを制御する。すなわち、図8に示す送信WSS42が波長λ1の光を出力するように、WSSコントローラ22が波長選択スイッチ3Eを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに近づくように、送信WSS42の減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eの状態を表すパラメータ(例えば、波長λ1に対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ)を取得してパラメータテーブル23に格納する。
ROADM1Aの波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1は、プロテクション区間内の伝送路12を介してROADM1Bへ伝送される。ROADM1Bにおいて、監視光λ1は、波長選択スイッチ3Wに導かれる。また、ROADM1Bにおいて、WSSコントローラ22は、その監視光λ1がマルチキャストスイッチ2に導かれるように波長選択スイッチ3Wを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Wから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに近づくように、受信WSS42の減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチ3Wから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Wの状態を表すパラメータ(例えば、波長λ1に対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ)を取得してパラメータテーブル23に格納する。
このように、監視光λ1は、ROADM1Aのマルチキャストスイッチ2の光ポートE8、ROADM1Aの波長選択スイッチ3E、ROADM1A、1B間の伝送路12、ROADM1Bの波長選択スイッチ3Eを介して、ROADM1Bのマルチキャストスイッチ2の光ポートE8まで伝送される。したがって、ROADM1A、1Bは、トランスポンダ5A、5B間の予備パスのコネクションを確認することができる。
また、現用パスを介して光信号λ1が伝送されているときに、対応する予備パスを介して監視光λ1が伝送される。そして、ROADM1A、1Bは、監視光λ1を利用して、この予備パス上に存在する波長選択スイッチの状態を調整する。具体的には、ROADM1Aの波長選択スイッチ3Eに内蔵されている送信WSS42およびROADM1Bの波長選択スイッチ3Wに内蔵されている受信WSS41の減衰機能がそれぞれ調整される。ここで、監視光λ1の波長は、光信号λ1の波長と同じである。すなわち、予備パス上に存在する各波長選択スイッチは、光信号λ1を適切な光パワーで出力する状態に調整される。
なお、監視光を利用して波長選択スイッチが調整され、その波長選択スイッチの状態を表すパラメータがパラメータテーブル23に格納された後は、波長選択スイッチはその状態を保持しなくてもよい。また、予備パス上に存在する各波長選択スイッチの調整が完了した後は、チューナブルレーザ6は、監視光の出力を停止してもよい。或いは、現用パスを介して光信号λ1が伝送されている期間は、ROADM1A、1Bは、監視光λ1を利用して定期的に波長選択スイッチの調整を実行してもよい。ROADM1A、1B間に中継ノードが存在するときは、各中継ノードに設けられているROADMの波長選択スイッチの状態も監視光λ1を利用して調整される。
トランスポンダ5Bからトランスポンダ5Aへ光信号を伝送するための予備パスを調整する方法は、トランスポンダ5Aからトランスポンダ5Bへ光信号を伝送するための予備パスを調整する方法と実質的に同じである。ただし、トランスポンダ5Bからトランスポンダ5Aへ光信号を伝送するための予備パスを調整するときは、ROADM1Bのチューナブルレーザ6から出力される監視光を利用して、ROADM1Bの波長選択スイッチ3Wに内蔵されている送信WSS42およびROADM1Aの波長選択スイッチ3Eに内蔵されている受信WSS41がそれぞれ調整される。
この後、図4に示すように現用パスの障害が発生すると、ROADM1A、1Bは、現用パスから予備パスへの切替えを実行する。現用パスから予備パスへの切替えは、たとえば、図5に示すシーケンスにより実現される。ここで、予備パス上に存在する各波長選択スイッチのパラメータは、上述の調整により既に決定されてパラメータテーブル23に格納されている。よって、現用パスから予備パスへの切替えが行われたときに、予備パス上に存在する各波長選択スイッチは、パラメータテーブル23に格納されているパラメータに基づいて動作することにより、即座に、好適なパワーで光信号λ1を伝送することができる。したがって、トランスポンダ5A、5B間の通信の復旧に要する時間は短い。
図11は、予備パスを調整する手順の第2の実施例を示す。第2の実施例では、ROADM1Aのマルチキャストスイッチ2に複数のトランスポンダが接続されている。具体的には、ROADM1Aにおいて、マルチキャストスイッチ2の光ポートC1、C2にそれぞれトランスポンダ5A、5Cが接続されている。トランスポンダ5Aは、図9〜図10に示す第1の実施例と同様に、波長λ1の光信号(即ち、光信号λ1)を送信する。トランスポンダ5Cは、波長λ2の光信号(以下、光信号λ2)を送信する。なお、光信号λ1および光信号λ2の現用パスはいずれもWEST方路に設定されているものとする。また、光信号λ1および光信号λ2の予備パスはいずれもEAST方路に設定されているものとする。
この場合、ROADM1Aにおいて、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長を交互にλ1およびλ2に制御する。すなわち、チューナブルレーザ6は、波長λ1の監視光(以下、監視光λ1)および波長λ2の監視光(以下、監視光λ2)を交互に出力する。また、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6が接続される光ポートC16と、EAST方路が接続されるE8間とが接続されるようにマルチキャストスイッチ2を制御する。
光信号λ1の予備パスを調整するときには、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長をλ1に制御する。そして、チューナブルレーザ6から監視光λ1が出力されるときには、WSSコントローラ22は、波長λ1の光がEAST方路に出力されるように波長選択スイッチ3Eを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに近づくように、送信WSS42の減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eの状態を表すパラメータ(例えば、波長λ1に対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ)を取得してパラメータテーブル23に格納する。これにより、光信号λ1を伝送するための予備パスの調整が完了する。
光信号λ2の予備パスを調整するときには、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長をλ2に制御する。そして、チューナブルレーザ6から監視光λ2が出力されるときには、WSSコントローラ22は、波長λ2の光がEAST方路に出力されるように波長選択スイッチ3Eを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ2のパワーが目標レベルに近づくように、送信WSS42の減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ2のパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eの状態を表すパラメータ(例えば、波長λ2に対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ)を取得してパラメータテーブル23に格納する。これにより、光信号λ2を伝送するための予備パスの調整が完了する。
なお、波長選択スイッチのパラメータの調整は、ROADM1Bおよび中継ノードに設けられているROADMにおいても行われる。このとき、波長λ1に対する調整および波長λ2に対する調整が実行される。さらに、ROADM1BからROADM1Aへ光信号を伝送するための予備パスの調整も行われる。
このように、第2の実施例においては、現用パスを介して光信号λ1および光信号λ2が伝送されているときに、光信号λ1の予備パスおよび光信号λ2の予備パスの調整が行われる。したがって、光信号λ1および光信号λ2を伝送する伝送路に障害が発生したときに、対応する2つの予備パスを利用して即座に通信を復旧させることが可能である。
図12および図13は、予備パスを調整する手順の第3の実施例を示す。第3の実施例では、ROADM1Aに収容されているトランスポンダ5A、5CとROADM1Bに収容されているトランスポンダ5B、5Dとの間でそれぞれ通信が行われる。ただし、トランスポンダ5A、5B間の通信のための現用パスは、ROADM1C、1Dを経由する経路上に設定される。一方、トランスポンダ5C、5D間の通信のための現用パスは、ROADM1C、1Dを経由しない経路上に設定される。なお、ROADM1Aにおいて、トランスポンダ5A、5B間の通信のための現用パスおよび予備パスは、それぞれ、WEST方路およびEAST方路に設定されている。また、ROADM1Aにおいて、トランスポンダ5C、5D間の通信のための現用パスおよび予備パスは、それぞれ、EAST方路およびWEST方路に設定されている。したがって、ROADM1Aのマルチキャストスイッチ2において、トランスポンダ5Aが接続される光ポートC1とWEST方路に接続される光ポートE1との間にパスが設定され、また、トランスポンダ5Cが接続される光ポートC2とEAST方路に接続される光ポートE8との間にパスが設定される。ROADM1Bにおいてもマルチキャストスイッチ2に同様のパスが設定される。
トランスポンダ5Aおよび5Cは、第2の実施例と同様に、それぞれ光信号λ1およびλ2を送信する。また、チューナブルレーザ6は、第2の実施例と同様に、監視光λ1および監視光λ2を交互に出力する。
光信号λ1の予備パスを調整するときには、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長をλ1に制御する。そして、チューナブルレーザ6から監視光λ1が出力されるときは、ROADMコントローラ21は、その監視光λ1がEAST方路に出力されるように、マルチキャストスイッチ2の光ポートC16、E8間を接続する。これにより、監視光λ1は、波長選択スイッチ3Eに導かれる。また、WSSコントローラ22は、波長λ1の光がEAST方路に出力されるように波長選択スイッチ3Eを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに近づくように、送信WSS42の減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチ3Eから出力される監視光λ1のパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Eの状態を表すパラメータ(例えば、波長λ1に対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ)を取得してパラメータテーブル23に格納する。これにより、光信号λ1を伝送するための予備パスの調整が完了する。
光信号λ2の予備パスを調整するときには、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長をλ2に制御する。そして、チューナブルレーザ6から監視光λ2が出力されるときは、ROADMコントローラ21は、その監視光λ2がWEST方路に出力されるように、マルチキャストスイッチ2の光ポートC16、E1間を接続する。これにより、監視光λ2は、波長選択スイッチ3Wに導かれる。また、WSSコントローラ22は、波長λ2の光がWEST方路に出力されるように波長選択スイッチ3Wを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Wから出力される監視光λ2のパワーが目標レベルに近づくように、送信WSS42の減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチ3Wから出力される監視光λ2のパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチ3Wの状態を表すパラメータ(例えば、波長λ2に対応するミラーの角度を調整するためのパラメータ)を取得してパラメータテーブル23に格納する。これにより、光信号λ2を伝送するための予備パスの調整が完了する。
なお、波長選択スイッチのパラメータの調整は、ROADM1Bおよび中継ノードに設けられているROADMにおいても行われる。このとき、波長λ1に対する調整および波長λ2に対する調整が実行される。さらに、ROADM1BからROADM1Aへ光信号を伝送するための予備パスの調整も行われる。
この後、トランスポンダ5A、5C間の現用パスに障害が発生したときには、監視光λ1を利用して調整された予備パスによりトランスポンダ5A、5C間の通信は即座に復旧する。また、トランスポンダ5B、5D間の現用パスに障害が発生したときには、監視光λ2を利用して調整された予備パスによりトランスポンダ5B、5D間の通信は即座に復旧する。
図14は、予備パスを調整する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行される。この実施例では、図3等に示すように、マルチキャストスイッチ2のクライアント側光ポートC16にチューナブルレーザ6が光学的に接続されているものとする。
S1において、ROADMコントローラ21は、変数iを「1」に初期化する。変数iは、マルチキャストスイッチ2のクライアント側光ポートC1〜C16を識別する。
S2において、ROADMコントローラ21は、光ポートCiにトランスポンダ5が接続されているか否かを判定する。光ポートCiにトランスポンダ5が接続されていないときは、S3において、変数iがインクリメントされる。
光ポートCiにトランスポンダ5が接続されているときは、S4において、ROADMコントローラ21は、光ポートCiの入力波長λiを特定する。以下の記載では、光ポートCiに接続されているトランスポンダ5を「トランスポンダ5i」と呼ぶことがある。また、トランスポンダ5iから送信される光信号を「光信号λi」と呼ぶことがある。
S5において、ROADMコントローラ21は、光信号λiのための予備パスが設定される方路Diを特定する。なお、各光信号の現用パスおよび予備パスを指定するパス情報は、例えば、図6に示すネットワーク管理システム20から各ROADMに与えられる。
S6において、ROADMコントローラ21は、チューナブルレーザ6の出力光の波長をλiに制御する。すなわち、トランスポンダ5iから送信される光信号λiの波長とチューナブルレーザ6の出力光の波長とが実質的に同じになるように、チューナブルレーザ6の出力光の波長が制御される。これにより、チューナブルレーザ6は、監視光λiを出力する。S7において、ROADMコントローラ21は、監視光λiが方路Diに導かれるようにマルチキャストスイッチ2を制御する。
S8において、WSSコントローラ22は、波長λiの光が方路Diに出力されるように対応する波長選択スイッチを制御する。このとき、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチから出力される波長λiの光(すなわち、監視光λi)のパワーが目標レベルに近づくように波長選択スイッチの減衰機能を制御する。そして、波長選択スイッチから出力される監視光λiのパワーが目標レベルに十分に近づいたときに、WSSコントローラ22は、波長選択スイッチの状態を表すパラメータを取得してパラメータテーブル23に格納する。換言すれば、WSSコントローラ22は、波長λiに対して波長選択スイッチの状態を決定し、決定した波長選択スイッチの状態を表す状態データをメモリに格納する。このとき、光信号λiのための予備パスを中継するROADMおよび光信号λiのための予備パスを終端するROADMにおいても、波長λiに対して波長選択スイッチが調整される。
なお、S8において、波長選択スイッチの調整に加えて、予備パスの正常性を確認してもよい。この場合、光信号の疎通(光信号が予備パスを介して宛先まで伝送されること)を確認することができる。また、波長選択スイッチ内の光チャネルモニタ44の故障、光ファイバケーブルのコネクタの抜け、光ファイバケーブルの劣化などを確認することができる。
S9において、ROADMコントローラ21は、変数iが「N」に達したか否かを判定する。この実施例では、光ポートC16にチューナブルレーザ6が接続されているので、Nは15である。即ち、チューナブルレーザ6が接続されている光ポート以外のすべてのクライアント側光ポートについてS2〜S8の処理が終了したか否かが判定される。そして、S2〜S8の処理が実行されていないクライアント側光ポートが残っているときは、ROADMコントローラ21は、S10において変数iをインクリメントする。この後、ROADMコントローラ21の処理はS2に戻る。そして、マルチキャストスイッチ2に接続されているすべてのトランスポンダ5に対してS2〜S8の処理が実行されると、予備パスを調整する処理は終了する。
このように、図14に示すフローチャートの処理を実行することにより、各予備パスの調整が完了する。例えば、図9〜図10に示す第1の実施例では、光ポートC1に接続されているトランスポンダ5Aに対してS2〜S8が実行される。この場合、監視光λ1がEAST方路に出力され、光信号λ1が適切なパワーで送信されるように予備パスが調整される。図11に示す第2の実施例では、光ポートC1、C2に接続されているトランスポンダ5A、5Cに対してS2〜S8がそれぞれ実行される。この場合、監視光λ1、λ2が交互にEAST方路に出力され、光信号λ1、λ2が適切なパワーで送信されるように予備パスが調整される。図12〜図13に示す第3の実施例でも、光ポートC1、C2に接続されているトランスポンダ5A、5Cに対してS2〜S8がそれぞれ実行される。ただし、第3の実施例では、光ポートC1に接続されているトランスポンダ5Aに対しては、S6において生成される監視光λ1は、S7においてEAST方路に導かれる。光ポートC2に接続されているトランスポンダ5Cに対しては、S6において生成される監視光λ2は、S7においてWEST方路に導かれる。そして、EAST方路上で光信号λ1が適切なパワーで送信されるように予備パスが調整され、WEST方路上で光信号λ2が適切なパワーで送信されるように予備パスが調整される。
本発明の実施形態によれば、上述のように、各ノードにCDC−ROADMが実装される光通信ネットワークにおいて、障害が発生する前に、予備パスの正常性を確認することができる。このため、現用パスに障害が発生したときに、予備パスによる復旧に要する時間が短い。また、パスの両端に設けられているマルチキャストスイッチ2を制御することで冗長機能を実現できるので、受信側のROADMにおいて光スイッチを2段階に設ける構成(図2では、マルチキャストスイッチ212および光スイッチ204)と比較して、ROADMの構成が簡易である。
1(1A〜1D) ROADM
2 マルチキャストスイッチ
3(3W、3E) 波長選択スイッチ
5(5A〜5D) トランスポンダ
6 チューナブルフィルタ
21 ROADMコントローラ
22 WSSコントローラ
23 パラメータテーブル

Claims (7)

  1. 現用パスが設定される第1の方路および前記現用パスに対応する予備パスが設定される第2の方路を備える伝送装置であって、
    複数の光ポートを備えるスイッチと、
    前記複数の光ポートの中の第1の光ポートに光学的に接続され、前記現用パスを介して伝送される光信号を生成する光信号生成部と、
    前記複数の光ポートの中の第2の光ポートに光学的に接続され、波長可変光源を利用して監視光を生成する監視光生成部と、
    前記第2の方路に向かう光から指定された波長の光を選択して前記第2の方路へ出力する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記監視光生成部は、前記監視光の波長が前記光信号の波長と同じになるように前記監視光の波長を制御し、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記光信号を前記第1の方路に導き、前記第2の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第2の方路に導き、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の方路に向かう前記監視光を前記第2の方路へ出力し、
    前記制御部は、前記波長選択スイッチから出力される前記監視光のパワーが目標レベルに近づくように、前記監視光の波長に対して前記波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、決定した前記波長選択スイッチの状態を表す状態データをメモリに格納する
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記光信号が伝送される経路で障害が検出されたときに、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記光信号を前記第2の方路に導き、
    前記制御部は、前記メモリに格納されている状態データに基づいて波長選択スイッチの状態を制御し、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の方路に向かう前記光信号を前記第2の方路に出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の伝送装置。
  3. 第1の現用パスおよび第2の現用パスが設定される第1の方路および前記第1の現用パスおよび前記第2の現用パスにそれぞれ対応する第1の予備パスおよび第2の予備パスが設定される第2の方路を備える伝送装置であって、
    複数の光ポートを備えるスイッチと、
    前記複数の光ポートの中の第1の光ポートに光学的に接続され、前記第1の現用パスを介して伝送される第1の波長の第1の光信号を生成する第1の光信号生成部と、
    前記複数の光ポートの中の第2の光ポートに光学的に接続され、前記第2の現用パスを介して伝送される第2の波長の第2の光信号を生成する第2の光信号生成部と、
    前記複数の光ポートの中の第3の光ポートに光学的に接続され、波長可変光源を利用して監視光を生成する監視光生成部と、
    前記第2の方路に向かう光から指定された波長の光を選択して前記第2の方路へ出力する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記第1の光信号および前記第2の光ポートを介して入力される前記第2の光信号を前記第1の方路に導き、前記第3の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第2の方路に導き、
    前記監視光生成部が前記第1の波長の監視光を生成するときに、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の方路に向かう前記第1の波長の監視光を前記第2の方路へ出力し、
    前記制御部は、前記波長選択スイッチから出力される前記第1の波長の監視光のパワーが目標レベルに近づくように、前記第1の波長に対して前記波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、前記第1の波長に対して決定した前記波長選択スイッチの状態を表す第1の状態データをメモリに格納し、
    前記監視光生成部が前記第2の波長の監視光を生成するときに、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の方路に向かう前記第2の波長の監視光を前記第2の方路へ出力し、
    前記制御部は、前記波長選択スイッチから出力される前記第2の波長の監視光のパワーが前記目標レベルに近づくように、前記第2の波長に対して前記波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、前記第2の波長に対して決定した前記波長選択スイッチの状態を表す第2の状態データをメモリに格納する、
    ことを特徴とする伝送装置。
  4. 第1の方路および第2の方路を備える伝送装置であって、
    複数の光ポートを備えるスイッチと、
    前記複数の光ポートの中の第1の光ポートに光学的に接続され、前記第1の方路を介して伝送される第1の波長の第1の光信号を生成する第1の光信号生成部と、
    前記複数の光ポートの中の第2の光ポートに光学的に接続され、前記第2の方路を介して伝送される第2の波長の第2の光信号を生成する第2の光信号生成部と、
    前記複数の光ポートの中の第3の光ポートに光学的に接続され、波長可変光源を利用して監視光を生成する監視光生成部と、
    前記第1の方路に向かう光から指定された波長の光を選択して前記第1の方路へ出力する第1の波長選択スイッチと、
    前記第2の方路に向かう光から指定された波長の光を選択して前記第2の方路へ出力する第2の波長選択スイッチと、
    前記第1の波長選択スイッチおよび前記第2の波長選択スイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記監視光生成部が前記第1の波長の監視光を生成するときは、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記第1の光信号を前記第1の方路に導き、前記第2の光ポートを介して入力される前記第2の光信号および前記第3の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第2の方路に導き、
    前記第2の波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の方路に向かう前記第1の波長の監視光を前記第2の方路へ出力し、
    前記制御部は、前記第2の波長選択スイッチから出力される前記第1の波長の監視光のパワーが目標レベルに近づくように、前記第1の波長に対して前記第2の波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、前記第1の波長に対して決定した前記第2の波長選択スイッチの状態を表す第1の状態データをメモリに格納し、
    前記監視光生成部が前記第2の波長の監視光を生成するときは、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記第1の光信号および前記第3の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第1の方路に導き、前記第2の光ポートを介して入力される前記第2の光信号を前記第2の方路に導き、
    前記第1の波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第1の方路に向かう前記第2の波長の監視光を前記第1の方路へ出力し、
    前記制御部は、前記第1の波長選択スイッチから出力される前記第2の波長の監視光のパワーが前記目標レベルに近づくように、前記第2の波長に対して前記第1の波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、前記第2の波長に対して決定した前記第1の波長選択スイッチの状態を表す第2の状態データを前記メモリに格納する
    ことを特徴とする伝送装置。
  5. 現用パスが設定される第1の方路と、前記現用パスに対応する予備パスが設定される第2の方路と、複数の光ポートを備えるスイッチと、前記複数の光ポートの中の第1の光ポートに光学的に接続され、前記現用パスを介して伝送される光信号を生成する光信号生成部と、前記複数の光ポートの中の第2の光ポートに光学的に接続され、波長可変光源を利用して監視光を生成する監視光生成部と、前記第2の方路に向かう光から指定された波長の光を選択して前記第2の方路へ出力する波長選択スイッチと、前記波長選択スイッチを制御する制御部と、を備える伝送装置により使用される伝送方法であって、
    前記監視光生成部は、前記監視光の波長が前記光信号の波長と同じになるように前記監視光の波長を制御し、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記光信号を前記第1の方路に導き、前記第2の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第2の方路に導き、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の方路に向かう前記監視光を前記第2の方路へ出力し、
    前記制御部は、前記波長選択スイッチから出力される前記監視光のパワーが目標レベルに近づくように、前記監視光の波長に対して前記波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、決定した前記波長選択スイッチの状態を表す状態データをメモリに格納する
    ことを特徴とする伝送方法。
  6. 第1の伝送装置と第2の伝送装置との間に、現用パスが設定される第1の伝送路および前記現用パスに対応する予備パスが設定される第2伝送路が設けられる伝送システムであって、
    前記第1の伝送装置は、
    複数の光ポートを備えるスイッチと、
    前記複数の光ポートの中の第1の光ポートに光学的に接続され、前記現用パスを介して伝送される光信号を生成する光信号生成部と、
    前記複数の光ポートの中の第2の光ポートに光学的に接続され、波長可変光源を利用して監視光を生成する監視光生成部と、
    前記スイッチから前記第2の伝送路に向かう光から指定された波長の光を選択する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記監視光生成部は、前記監視光の波長が前記光信号の波長と同じになるように前記監視光の波長を制御し、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記光信号を前記第1の伝送路に導き、前記第2の光ポートを介して入力される前記監視光を前記第2の伝送路に導き、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の伝送路に向かう前記監視光を選択して前記第2の伝送路へ出力し、
    前記制御部は、前記波長選択スイッチから出力される前記監視光のパワーが目標レベルに近づくように、前記監視光の波長に対して前記波長選択スイッチの状態を決定し、
    前記制御部は、決定した前記波長選択スイッチの状態を表す状態データをメモリに格納する
    ことを特徴とする伝送システム。
  7. 前記第2の伝送装置から前記第1の伝送路を介して前記第1の伝送装置へ送信される光信号に基づいて前記第1の伝送装置により障害が検出されたときに、
    前記スイッチは、前記第1の光ポートを介して入力される前記光信号を前記第2の伝送路に導き、
    前記制御部は、前記メモリに格納されている状態データに基づいて波長選択スイッチの状態を制御し、
    前記波長選択スイッチは、前記スイッチから前記第2の伝送路に向かう前記光信号を前記第2の伝送路に出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の伝送システム。
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