JP6604757B2 - シール部材、ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプロセスカートリッジにおけるシール部材に関する。
従来より、電子写真形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)では、いわゆるプロセスカートリッジ方式が採用される場合がある。プロセスカートリッジ方式とは、ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラム)と、これに作用するプロセス手段とをカートリッジとして一体化し、そのプロセスカートリッジを画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成した装置構成である。このようなプロセスカートリッジでは、シール部材をカートリッジ枠体と感光ドラムや現像ローラ等の回転体の端部との間に配し、現像剤がカートリッジ枠体から漏れることを抑制または防止する方式が広く採用されている。シール部材としては、弾性体を用いたもの、パイルやフェルト等の繊維を用いたもの、磁性体を用いたものなどが挙げられる。これらのうち、弾性体を用いたシールの例としては、特許文献1〜3に提案されているものなどが挙げられる。
特許文献1では、回転体と枠体の間に弾性体のシールを配し、回転体との摺擦面には、摺擦方向に平行または約10°傾斜したリブ形状を複数設け、枠体と接触する面には、片持ち梁状のバネ性を有する形状を設けたものが提案されている。特許文献2では、特許文献1で示したような回転体と接触する部位に加えて、ブレードアッセンブリーと係合するための座席形状部を設けたものが提案されている。特許文献3では、回転体及び少なくとも1つのプリンタ構成部材と接触する第1表面と、これを付勢する一対の突出したリブを有する第2表面と、からなるシール部材を設けたものが提案されている。このシール部材は、回転体とは第1の当接圧で、プリンタ構成部材とは第2の当接圧で当接し、第2表面において堅さに差をつけることで第1の当接圧より第2の当接圧を大きくしたものとなっている。
米国特許第6487383号公報 米国特許第8116657号公報 米国特許第8644725号公報
プロセスカートリッジでは、現像ローラや感光ドラム等の回転体に対して、現像ローラ表面の現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材や、感光ドラム表面から残留現像剤を除去するクリーニング部材等のブレード状の部材が当接する構成が広く実施されている。この構成において、回転体の端部に位置し、現像剤が枠体外へ漏れるのを抑制または防止するシール部材は、回転体と枠体の間の隙間を埋めるとともにブレードと枠体の間の隙間も埋める必要がある。ここで、ブレードが端部においてシール部材と重なる構成であり、さらに回転体に対してブレードが面で当接する場合には、次の課題が発生する。
図4は、回転体32をその軸線方向に見たときのブレード42b周辺の主要部を表した模式図である。図4(a)は、現像ローラ32とブレード42bが当接する前の状態を、図4(b)は、現像ローラ32とブレード42bが当接した後の状態を表している。図4(b)に示すように、ブレード42bが現像ローラ32と面で当接する場合には、現像ローラ当接部42c1からブレード42bの現像ローラ側エッジ部42eまでの範囲が現像
ローラ32に接触しない。このためブレード先端に隙間(以下、先端隙間N1)が生じる。よって、現像剤が枠体外へ漏れるのを抑制または防止するためには、先端隙間N1の発生を抑制する必要がある。
本発明の目的は、現像容器における現像剤の漏れを生じさせる隙間の発生をより効果的に抑制することができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のシール部材は、
現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記回転体の端部と当接し、前記収容容器と前記回転体との間をシールする第1シール部と、
前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
を備え、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のシール部材は、
現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記回転体の端部と当接し、前記収容容器と前記回転体との間をシールする第1シール部と、
前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
を備え、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれた空間部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のシール部材は、
現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記ブレードの端部と当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
前記ブレードに当接する第3シール部と、
を備え、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記ブレードの前記回転体に当接する端部側において、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形することを特徴とする
た、上記目的を達成するため、本発明のシール部材は、
現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体
に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記回転体の端部と当接し、前記収容容器と前記回転体との間をシールする第1シール部と、
前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
を備え、
前記第2シール部は、
前記ブレード及び前記回転体と当接していない状態の前記第2シール部と、前記第2シール部とは当接せず前記回転体と当接した状態の前記ブレードの端部と、を組付完了時の位置関係で前記軸線方向に見たときに、前記ブレードの端部と重なる領域を有するとともに、
前記ブレード及び前記回転体と当接していない状態の前記第2シール部と、前記回転体の面に沿って当接した状態の前記ブレードの端部と、を組付完了時の位置関係で前記軸線方向に見たときに、前記ブレードの端部の前記回転体との当接面とは反対側の面に沿った第1密着面と、前記ブレードの端部の先端面に沿った第2密着面と、を有する凹部を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記ブレードの端部との当接によって変形し、前記ブレードの端部と前記凹部との間に挟まれた状態となる変形シール部を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のユニットは、
画像形成装置の装置本体に着脱可能なユニットであって、
現像剤を収容する収容容器と、
現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接するブレードと、
前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
を備えたシール部材と、を有し、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のユニットは、
画像形成装置の装置本体に着脱可能なユニットであって、
現像剤を収容する収容容器と、
現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接するブレードと、
前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、を備えたシール部材と、
を有し、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれた空間部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のユニットは、
画像形成装置の装置本体に着脱可能なユニットであって、
現像剤を収容する収容容器と、
現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接するブレードと、
前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記ブレードの端部と当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、前記ブレードに当接する第3シール部と、を備えたシール部材と、
を有し、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記ブレードの前記現像剤担持体に当接する端部側において、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記収容容器に前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられ、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
現像剤を収容する収容容器と、
現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接するブレードと、
前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
を備えたシール部材と、
を有し、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
現像剤を収容する収容容器と、
現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接するブレードと、
前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、を備えたシール部材と、
を有し、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれた空間部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記収容容器に前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられ、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
現像剤を収容する収容容器と、
現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接するブレードと、
前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記ブレードの端部と当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、前記ブレードに当接する第3シール部と、を備えたシール部材と、
を有し、
前記第2シール部は、
前記収容容器に支持される基部と、
前記ブレードに当接するための当接部と、
前記ブレードの前記現像剤担持体に当接する端部側において、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
を有し、
前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記収容容器に前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられ、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする
本発明によれば、現像容器における現像剤の漏れを生じさせる隙間の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明の実施例1におけるシール部材周辺の主要部を示す斜視図 本発明の実施例に係る画像形成装置の主断面図 本発明の実施例に係るプロセスカートリッジの主断面図 シール部材を配していない構成におけるブレード周辺の主要部の図 実施例1に係るシール部材の構成を説明する図 実施例2に係るシール部材の構成を説明する図 実施例3に係るシール部材の構成を説明する図 実施例4に係るシール部材の構成を説明する図 実施例4に係るシール部材の構成を説明する図 実施例5に係るシール部材の構成を説明する図 実施例5に係るシール部材の構成を説明する図 実施例6に係るシール部材の構成を説明する図 実施例8に係るシール部材の構成を説明する図 実施例8に係るシール部材の構成を説明する図 実施例9に係るシール部材の構成を説明する図 実施例に係る現像ユニットの組み付け構成を説明する図 実施例10に係るシール部材の構成を説明する図 実施例10に係るシール部材の構成を説明する図 実施例に係る現像ユニットの構成を説明する図 実施例11に係るシール部材の構成を説明する図 実施例11に係るシール部材の構成を説明する図 従来例におけるシール部材及び現像容器の構成を説明する図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
本発明は、現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置に関するものである。現像装置とは、現像剤を表面に坦持する現像ローラ(現像剤担持体)を有し、現像ローラによって、感光ドラム(像担持体)に形成された静電潜像を、現像剤を用いて可視像化する装置である。現像カートリッジとは、上記現像装置を一体的にカートリッジ化して、画像形成装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。また、プロセスカートリッジとは、感光ドラムと、この感光ドラムに作用する現像装置とを一体的にカートリッジ化して、画像形成装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。また、画像形成装置とは電子写真画像形成方式を用いて記録媒体(記録材)に画像を形成するものである。電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係る画像形成装置について説明する。なお、以下の説明において、感光ドラム62(以下、ドラム62)及びドラム62に平行に配置された現像ローラ32の回転軸線方向をD1とする。
図2、図3を参照して、本実施例に係る画像形成装置の全体構成および画像形成プロセスについて説明する。図2は、本発明の実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式的断面図であり、本実施例に係る画像形成装置は、概略、装置本体AとプロセスカートリッジB(以下、カートリッジB)とから構成されている。図3は、カートリッジBの断面図である。ここで、装置本体Aとは、画像形成装置の装置構成のうちカートリッジBを除いた構成部分のことである。
<電子写真画像形成装置全体構成>
図2に示すように、本実施例に係る画像形成装置は、カートリッジBを装置本体Aに着脱自在とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、カートリッジBの上側に露光装置3(レーザスキャナユニット)が位置する配置構成である。また、カートリッジBの下側に画像形成対象となる記録媒体(以下、シート材Pと記載する)を収容したシートトレイ4が配置されている。
更に、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Eに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定
着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。
<画像形成プロセス>
プリントスタート信号に基づいて、ドラム62は、矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。バイアス電圧が印加された帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBの上面の露光窓部74を通り、ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像(静電像)が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像装置ユニット20において、トナー室29内のトナーT(現像剤)は、搬送部材43の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。トナーTは、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像ローラ(現像スリーブ)32の表面に担持される。トナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面の層厚が規制される。そのトナーTは、静電潜像に応じてドラム62へ転移され、トナー像(現像剤像)として可視像化される。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、装置本体Aの下部のシートトレイ4に収納されたシート材Pがシートトレイ4から給送される。そして、そのシート材Pが転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置(転写ニップ部)へ供給される。この転写位置において、トナー像はドラム62からシート材Pに順次転写されていく。トナー像が転写されたシート材Pは、定着装置9の加熱部材9aと加圧部材9bとで形成される定着ニップ部で挟持搬送されることで、加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後のドラム62は、クリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。ドラム62から除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
上記構成において、帯電ローラ66、現像ローラ32、クリーニングブレード77がドラム62に作用するプロセス手段である。
<カートリッジの全体構成>
図3を参照して、カートリッジBの全体構成について説明する。カートリッジBは、クリーニングユニット60と現像装置ユニット20を合体して構成される。クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、ドラム62、帯電ローラ66およびクリーニングブレード77等からなる。一方、現像装置ユニット20は、現像容器23、第1サイド部材(不図示)、第2サイド部材(不図示)、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、搬送部材43、トナーT等からなる。これらクリーニングユニット60と現像装置ユニット20を、互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
<クリーニングユニットの構成>
図3を参照して、クリーニングユニット60の構成について説明する。クリーニングブレード77は、ドラム62の外周面上から残留トナーを除去する。除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。帯電ローラ66はドラム62に対して付勢されるとともに、ドラム62の回転に伴って従動回転を行う。ドラム62はクリーニング枠体71に回転可能に支持される。
<現像装置ユニットの構成>
図3、図16を参照して、現像装置ユニット20の構成について説明する。現像ブレード42は、板金からなる支持部材42aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材42bで構成され、現像剤を収容する収容容器である現像容器23に対して、支持部材42aの長手両端をビス150で固定することにより所定位置に固定される。弾性部材42bは、現像容器23の開口部に回転可能に設けられた回転体である現像ローラ32と当接し、現像ローラ32の周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与する。
<シール部材の構成>
図1、図4、図5を参照して、本実施例に係るシール部材の構成について説明する。図1は、現像容器23に設けたシール部材100A周辺の主要部を表した模式的斜視図である。図5は、実施例1に係るシール部材100Aの構成を説明する模式図である。図5(a)、(b)、(c)は、弾性体からなるシール部材100Aを配したプロセスカートリッジを、図1で示した現像ローラ32の回転軸線方向D1に見たときの弾性部材42b近傍の主要部を示した図である。図5(d)は、図5(c)で示した状態において、現像ローラ32の径方向D2の現像容器23側から弾性部材42bとシール部材100Aが重なる領域を見たD4方向からの平面図である。実施例1に係るシール部材100Aを配置していない場合における、弾性部材42bと現像ローラ32との当接状態を回転軸線方向D1に見たときの様子は、図4に示した通りである。
本実施例に係る画像形成装置(プロセスカートリッジ)は、現像容器23の内部から外側へのトナーの漏れを抑制すべく、現像容器23と現像ローラ32と現像ブレード42との間の隙間を埋めるように構成されたシール部材100Aを備えている。シール部材100Aは、現像容器23に一体的に成形されている。シール部材100Aは、例えば、いわゆる2色成形により、現像容器23の成型時に同時に成形されることで、現像容器23に一体的に成形されてもよいし、あるいは、成形後の現像容器23に後から一体的に成形されてもよい。シール部材に用いる樹脂材の種類は、特に限定されるものではないが、現像ローラ32との摺動性や、現像ブレード42(弾性部材42b)及び現像ローラ32に対する圧接力、密着性等の観点、現像容器23に用いる樹脂材との相性等の観点から適宜選択される。
したがって、本実施例に係るプロセスカートリッジの組立は、シール部材100Aが一体化された現像容器23に対し、まず現像ブレード42を組み付け、その後、現像ローラ32を組み付けることによって行われる。現像ローラ32は、図1の矢印Mで示すような経路を辿って、弾性部材42bの現像ローラ32側の面42c側から組付けられる。弾性部材42bは、現像ローラ32と当接する前は、図4(a)に示すような状態であり、現像ローラ32と当接した後は、図4(b)に示すような状態となる。図5(a)、(b)も、弾性部材42bが現像ローラ32と当接した後の状態を示している。現像ローラ32は、弾性部材42bと当接した後、弾性部材42bを図4(b)、図5(b)に示すように湾曲変形させながら、シール部材100Aに当接されて、現像容器23に組み付けられる。図5(c)は、現像ローラ32の現像容器23への組付が完了した状態を示す図である。
図4(a)に示すように、弾性部材42bは、平板状を有しており、現像ローラ32の軸線方向に沿って延び、弾性部材42bと現像ローラ32はその表面の曲率が異なる。図4(b)に示すように弾性部材42bは、現像ローラ32の軸線方向D1に渡って現像ローラ32側の面42cがある幅(現像ローラ当接部42c1)をもって現像ローラ32と当接する。その結果、弾性部材42bは、撓み、変形を生じる。現像ローラ32との当接によって弾性部材42bに生じる変形は、現像ローラ32との当接位置から離れるほど、現像ローラ32との間隔が大きくなる変形となる。このため、弾性部材42bの現像ロー
ラ32との当接部よりも先端側、すなわち、現像ローラ当接部42c1から弾性部材42bの現像ローラ側エッジ部42eまでの範囲(以下、先端領域42e1)は、現像ローラ32に当接しない。したがって、シール部材100Aが弾性部材42bを押圧しない場合、あるいは押圧が不十分な場合、ユニット組立後に弾性部材42bの先端領域42e1と現像ローラ32との間に隙間(先端隙間N1)が生じる。
図5(b)は、弾性部材42bとシール部材100Aとの形状の関係を示す図であり、現像ローラ32との当接による変形状態の弾性部材42bと、変形を生じていない状態のシール部材100Aと、を現像ローラ32装着完了時の位置関係で重ね合せて示している。図中Fは、現像容器23に弾性部材42bと現像ローラ32を配置していない時にシール部材100Aが占める空間と、現像容器23にシール部材100Aを配置していない時に現像ローラ32と当接状態にある弾性部材42bが占める空間とが重なる領域を示す。シール部材100Aは、現像ローラ32と当接する第1シール部106、弾性部材42bと現像ローラ32の両方に当接する第2シール部107、弾性部材42bと当接する第3シール部108からなり、第2シール部107は弾性部材先端押圧部42fを有する。
ここで弾性部材先端押圧部42fとは、図5(b)に示すように、図示の状態のシール部材100Aと弾性部材42とが重なる領域、すなわち、上述した二つの空間領域が重なる領域Fに対応する第2シール部107の部位である。この弾性部材先端押圧部42fは、シール部材100Aが現像容器23に固定され弾性部材42bと現像ローラ32が取り付けられた際には前述の先端領域42e1を押圧する位置関係にある。これにより、図5(c)に示すように、現像ローラの軸線方向D1において第2シール部107と重なる位置にある先端領域42e1を、現像ローラ32の表面に沿って該表面に押し当てるように変形させて、現像ローラ32に当接させることができる。これにより、図4(b)で示した先端隙間N1の発生が抑制されるように弾性部材42bを変形させることができる。
また、本実施例ではシール部材100Aが現像容器23に一体的に成形されているため、シール部材100Aと現像容器23の間から現像剤が漏れることはない。なお、図5(c)に示すように、弾性部材42bの厚みによっては、弾性部材42bの先端(先端面)と第2シール部107との間に、段差隙間G1が生じることがある。この段差隙間G1は、図5(d)に示すように、シール部材100A近傍に段差隙間G1より大きい別のシール手段160(図5(c)では半透明で図示)(第2のシール部材)を配置することで、埋めることができる。これにより、トナー供給室28から現像剤が漏れることをより確実に抑制または防止することができる。
以上説明したように、実施例1に係るシール部材100Aは、弾性部材42bの先端部が現像ローラ32の表面に沿って密着するように弾性部材42bを変形させる弾性部材先端押圧部42fを、第2シール部107に備えることを特徴とする。現像ローラ32、弾性部材42bと当接していない状態の第2シール部107は、軸線方向D1に見たときに、現像ローラ装着完了時(組付完了時)の位置関係において、現像ローラ32との当接変形を生じた状態の弾性部材42bと重なる領域を有する。より具体的には、上記状態の第2シール部107が、上記状態の弾性部材42bの先端部と、該先端部の現像ローラ32との当接面から先端面、該当接面とは反対側の面までを囲むように、重なるように構成されている。このように重なる領域が、弾性部材先端押圧部42fを形成する。この構成により、弾性部材42bの先端部と現像ローラ32との間の隙間の発生を抑制し、現像剤の漏れの抑制を図ることができる。
[実施例2]
主に図6を参照して、本発明の実施例2に係るシール部材100Bについて説明する。図6は、実施例2に係るシール部材100Bの構成を説明する図であり、現像ローラ32
の回転軸線方向D1に見た模式図である。実施例2に係るシール部材100Bは、予め弾性部材42bに相当する段差形状を設けた構成である。実施例2において、実施例1と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例2においてここで説明しない事項は、実施例1と同様である。
図6(a)は、互いに当接した弾性部材42b及び現像ローラ32と、シール部材100Bとを離間して示した図である。図6(a)に実線で示したように、シール部材100B(弾性部材先端押圧部42f)によって押圧されない状態では、弾性部材42bの先端領域42e1が現像ローラ32に当接しない。本実施例に係るシール部材100Bの弾性部材先端押圧部42cは、図6(a)に破線で示したように、弾性部材42bの先端領域42e1が、現像ローラ32の表面に沿った形状に変形して現像ローラ32に当接するように、弾性部材42bを押圧する。実施例2における弾性部材先端押圧部42cは、弾性部材42bが図6(a)に破線で示した現像ローラ32に当接したときの形状に相当する段差形状を有した構成となっている。
図6(b)は、弾性部材42bとシール部材100Bの形状の関係を示す図であり、現像ローラ32との当接変形状態の弾性部材42bと、当接変形を生じていない状態のシール部材100Bと、を現像ローラ装着完了時の位置関係で重ね合せて示している。図6(b)からわかるように、実線で示した、シール部材100Bによる押圧前の弾性部材42bは、シール部材100Bと部分的にオーバーラップする位置関係にある。この弾性部材42bとシール部材100Bがオーバーラップする部位42fは、現像ローラ32が取り付けられた際には前述の先端領域42e1を現像ローラ32に向けて押圧する位置関係にあり、実施例1の弾性部材先端押圧部42fと同様の機能を有する。
図6(c)は、現像ローラ装着完了時の様子を示す図である。弾性部材先端押圧部42fに先端領域42e1が押圧された結果、弾性部材42bは破線で示した状態となり、図6(c)に示すように、先端領域42e1が現像ローラ32に隙間なく当接する。また、第2シール部107が弾性部材42bに相当する形状を有することで、実施例1で生じていた弾性部材42bの厚みによって生じる段差隙間G1(図5(c)、図5(b))の発生も抑制することができる。以上のことにより、トナー供給室28から現像剤が漏れることを抑制または防止することができる。
以上説明したように、実施例2に係るシール部材100Bは、弾性部材42bの先端部が現像ローラ32の表面に沿って密着するように弾性部材42bを変形させる弾性部材先端押圧部42fを、第2シール部107に備えることを特徴とする。さらに、実施例2に係るシール部材100Bは、弾性部材先端押圧部42fが、先端領域42e1が現像ローラ32の表面に沿って隙間なく当接(密着)するように変形したときの弾性部材42bの形状に対応した形状を有していることを特徴とする。具体的には、弾性部材先端押圧部42fが、上記変形状態における弾性部材42bの現像ローラ32と当接する摺動面とは反対側の非摺動面に沿った第1密着面と、同状態における弾性部材42bの先端面に沿った第2密着面と、を有する凹部を有している。この凹部の第1密着面と第2密着面が、現像ローラ装着完了時において、弾性部材42bの非摺動面と先端面にそれぞれ密着するように構成されている。この構成により、弾性部材42bの先端部と現像ローラ32との間の隙間の発生を抑制することに加え、弾性部材42bの厚みによって生じる段差隙間G1の発生も抑制したシール状態を形成することができる。また、実施例2における弾性部材先端部押圧部42fは、弾性部材42bの変形時の形状に倣った形状を有することで、弾性部材42bを現像ローラ32に対して過度に押付けることや、その押付け力が局所的に過大となることが抑制される。
[実施例3]
主に図7を参照して、本発明の実施例3に係るシール部材100Cについて説明する。図7は、実施例3に係るシール部材100Cの構成を説明する図であり、現像ローラ32の回転軸線方向D1に見た模式図である。実施例3に係るシール部材100Cは、第2シール部107に、弾性部材42bとの当接によって弾性部材42bの先端部との間の隙間を埋めるような変形を生じるように構成された当接部(変形シール部)を設けた構成である。実施例3において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例3においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
図7(a)は、互いに当接した弾性部材42b及び現像ローラ32と、シール部材100Cとを離間して示した図である。図7(a)で示すように、第2シール部107は、弾性部材42bに当接する当接部130と、現像容器23に接する基部133と、これらを弾性部材42bの端部側において接続し第1シール部106と隣接する第1の接続部131と、を有する。当接部130と基部133と第1接続部131との間には、これらに囲まれた空間部S1が形成される。
図7(b)は、弾性部材42bとシール部材100Cの形状の関係を示す図であり、現像ローラ32との当接変形状態の弾性部材42bと、当接変形を生じていない状態のシール部材100Cと、を現像ローラ装着完了時の位置関係で重ね合せて示している。実施例3においても第2シール部107は、弾性部材先端押圧部42fを有する。弾性部材先端押圧部42fは、実施例1同様、図7(b)に示した第2シール部107における弾性部材42bとの重なり領域Fに対応する部位である。
図7(c)は、現像ローラ装着完了時の様子を示す図である。実施例3の構成において、当接部130は、基部133の方向へ大きく変形することが可能に構成されている。このため、当接部130は、シール部材100Cが固定された現像容器23に弾性部材42bと現像ローラ32が取り付けられる際に、現像ローラ32に押されて変形する弾性部材42bと当接することで、基部133へ近づく方向に変形する。そして、図7(c)に示すように、現像ローラ32が現像容器23の最終的な組み付け位置に達すると、当接部130は、接続部131及び基部133に突き当たり、弾性部材42bの先端と接続部131及び基部133との間で圧縮される状態となる。この状態において、当接部130と基部133と第1の接続部131が、実施例3における弾性部材先端押圧部42fを形成する。すなわち、当接部130と基部133と第1の接続部131が、実施例1、2の弾性部材先端押圧部42fと同様、弾性部材42bの先端領域42e1を押圧し、弾性部材42bの先端部を現像ローラ32の周面に沿って当接(密着)させる状態となる。よって、実施例3においても、実施例1同様、先端隙間N1(図7(a))の発生が抑制されるように、弾性部材42bを変形させることができる。
さらに、図7(a)で示すように、弾性部材42bのシール側エッジ部42d及び弾性部材42bの現像ローラ32側エッジ部42eからなる弾性部材42bの先端位置は、図中の矢印J1で示したように製造上ばらつくことが考えられる。よって矢印J2で示したように、弾性部材42bのシール側エッジ部42dと当接部130が当接する位置もばらつく。実施例3では、当接部130及び第1接続部131と空間部S1を、弾性部材42bが当接する可能性がある範囲に設けるように構成している。これにより、製造上のばらつきなどで、弾性部材42bが当接部130に当接する位置がばらついても、弾性部材42bのシール側エッジ部42dをより確実に当接部130に当接させることが可能となる。したがって、弾性部材42bが当接部130に当接する位置がばらついても、弾性部材先端押圧部42fが先端領域42e1を押圧する状態にすることができ、最終的に図7(c)に示すように、先端領域42e1を現像ローラ32に当接させることができる。すなわち、実施例3によれば、各部材の製造上の寸法誤差を吸収して、先端隙間N1の発生と段差隙間G1の発生をより確実に抑制することができる。
以上説明したように、実施例3に係るシール部材100Cは、現像ローラ32の組付時に、弾性部材42bとの当接によって変形し、弾性部材42bの先端部と第2シール部107との間の隙間を埋めるように両者に挟まれた状態となる当接部130を備える。また、実施例3に係るシール部材100Cは、第2シール部107の基部133と第3シール部108が、先端領域42e1が現像ローラ32表面に沿って隙間なく当接(密着)するように変形したときの弾性部材42bの形状に対応した形状を有している。したがって、弾性部材42bの現像ローラ32と密着する面とは反対側の面と、基部133と第3シール部108とが密着する密着状態が形成される。また、弾性部材42bの先端部と、第2シール部の基部133及び接続部131が、両者の間で変形・圧縮された当接部130を介して、密着する密着状態が形成される。これらの密着状態が形成されることにより、シール部材100Cと弾性部材42bとの間に封止状態が形成されることになる。特に後者の密着状態を形成する構成が、本実施例における弾性部材先端押圧部42fを構成する。装置構成上、弾性部材42bの先端とシール部材100Cとの位置関係(弾性部材42bの先端とシール部材100Cとの当接位置)は、製造上の寸法ばらつきの影響を受けて変動しやすい。本実施例によれば、当接部130の変形圧縮によって密着状態を形成する構成により、各構成部材の製造上の寸法ばらつきを吸収してシール状態のより確実な形成が可能となる。また、当接部130は、弾性部材先端押圧部42fの弾性部材42bに対する押圧力を低減する緩衝部としても機能し、現像ローラ32駆動時のトルクを低く抑えることができる。
本実施例では、当接部130が、現像ローラ組付時の弾性部材42bの押圧に負けて変形を生じるような厚みを有し、基部133との間で間隔を保って第1シール部106側から第3シール部108側に向かって片持ち梁状に突出する板状の構成である。このような形状構成を採用した理由の一つは、型成形による製作のし易さであるが、例えば切削等の他の工法で製作してもよい。当接部130は、現像ローラ組付時に弾性部材42bに押されると、接続部131に連なる根本部(凹部の縁部)を基点として先端側が基部133に近づくように(凹部側に)倒れるような変形を生じる。そして、当接部130は、最終的に、弾性部材42bによって基部133や接続部131に押し付けられる状態となる。すなわち、当接部130は、基部133における弾性部材42bの現像ローラ32と当接する摺動面とは反対側の非摺動面に沿った面(第1密着面)と、接続部131における弾性部材42bの先端面に沿った面(第2密着面)と、からなる凹部に押し付けられる。しかしながら、当接部130の構成は、本実施例で示した構成に限定されるものではない。当接部130の構成は、上記位置関係のばらつきが生じても、弾性部材42bの先端部と当接でき、かつ弾性部材42bの先端部と基部133及び接続部131との間の隙間を埋めるように変形できる構成であれば、他の構成でもよい。
[実施例4]
主に図8、図9を参照して、本発明の実施例4に係るシール部材100Dについて説明する。図8は、実施例4に係るシール部材100Dの構成を説明する図であり、現像ローラ32の回転軸線方向D1に見た模式図である。図8は、実施例4に係るシール部材100Dの構成を説明する模式的斜視図である。実施例4に係るシール部材100Dは、実施例3と同様、第2シール部107に、弾性部材42bとの当接によって弾性部材42bの先端部との間の隙間を埋めるような変形を生じるように構成された当接部及び接続部(変形シール部)を設けた構成である。実施例4において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例4においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
図8(a)は、互いに当接した弾性部材42b及び現像ローラ32と、シール部材100Dとを離間して示した図である。図8(b)は、弾性部材42bとシール部材100D
の形状の関係を示す図であり、現像ローラ32との当接変形状態の弾性部材42bと、当接変形を生じていない状態のシール部材100Dと、を現像ローラ装着完了時の位置関係で重ね合せて示している。図8(c)は、現像ローラ装着完了時の様子を示す図である。図8、図9に示すように、実施例4に係るシール部材100Dは、実施例3で示した構成に当接部130と基部133をつなぎ第3シール部108に隣接する第2接続部132を加えた構成である。第2接続部132があることで当接部130を略拘束状態にし、より確実に弾性部材42bのシール側エッジ部42dと当接させることができ、現像容器23からの現像剤の漏れを抑制することができる。
以上説明したように、実施例4に係るシール部材100Dは、変形シール部として、上述した当接部130と第2接続部132を備える。シール部材100Dも、基部133における弾性部材42bの現像ローラ32と当接する摺動面とは反対側の非摺動面に沿った面(第1密着面)と、接続部131における弾性部材42bの先端面に沿った面(第2密着面)と、からなる凹部が設けられている。当接部130と第2接続部132は、上記凹部を跨ぐアーチ状の変形シール部(アーチ状当接部)を形成している。当接部130と第2接続部132は、現像ローラ組付時の弾性部材42bの押圧によって変形し、最終的に弾性部材42bの先端部と基部133、第1接続部131(凹部)との間の隙間を埋めるように両者の間で挟まれた(圧縮された)状態となる。特に、第2接続部132が接続していることによって、当接部130の変形の方向付けがなされ、上記隙間における適切な圧縮状態をより確実に形成することができる。これにより、弾性部材42bとシール部材100Dとの間からの現像剤の漏れを抑制することができる。また、当接部130と第2接続部132は、弾性部材先端押圧部42fの弾性部材42bに対する押圧力を低減する緩衝部としても機能し、現像ローラ32駆動時のトルクを低く抑えることができる。当接部130と第2接続部132は、現像ローラ組付時の弾性部材42bの押圧に負けて変形を生じるような厚みを有し、各部材の位置関係のばらつきが生じても、弾性部材42b先端部との当接及び上記隙間を埋めるような変形が確保できる構成であればよい。すなわち、当接部130と第2接続部132の構成は、ここで示した構成に限定されない。なお、本実施例の当接部130及び第2接続部132の形状構成も、型成形による製作のし易さを考慮したものとなっているが、例えば切削等の他の工法で製作してもよい。
[実施例5]
主に図10、図11を参照して、本発明の実施例5に係るシール部材100Eについて説明する。図10は、実施例5に係るシール部材100Eの構成を説明する図であり、現像ローラ32の回転軸線方向D1に見た模式図である。図11(a)は、実施例5に係るシール部材100Eの構成を説明する模式的斜視図であり、図11(b)は、図11(a)の矢印X方向に見た、第2シール部107の構成を示す模式的断面図である。実施例5において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例5においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
シール部材100Eは、実施例3で示した構成に加えて、当接部130と第1の接続部131と基部133に囲まれ少なくともいずれか一つにつながり、いずれの部位よりも軸線方向D1における厚さが薄い薄肉部134を設けた構成である。本実施例の薄肉部134は、当接部130と基部133と第1の接続部131が全て当接しないような変形状態になっても、これらの間に生じる隙間を埋めることができるような厚みや形状に構成する。このように構成した薄肉部134を設けることで、弾性部材42bと現像容器23との間で当接部130及び基部133が圧縮される量を減らすことができる。したがって、本実施例の構成によれば、現像剤が漏れることを抑制または防止することができる上に、弾性部材先端押圧部42fの弾性部材42bに対する押圧力の低減が図れ、現像ローラ32駆動時のトルクを低く抑えることができる。
以上説明したように、実施例5に係るシール部材100Eは、変形シール部として、上述した当接部130と薄肉部134を備える。当接部130と薄肉部134は、現像ローラ組付時の弾性部材42bの押圧によって変形し、最終的に弾性部材42bの先端部と基部133、第1接続部131との間の隙間を埋めるように両者の間で挟まれた(圧縮された)状態となる。これにより、弾性部材42bとシール部材100Eとの間からの現像剤の漏れを抑制することができる。また、当接部130と薄肉部134は、弾性部材先端押圧部42fの弾性部材42bに対する押圧力を低減する緩衝部としても機能し、現像ローラ32駆動時のトルクを低く抑えることができる。当接部130と薄肉部134は、現像ローラ組付時の弾性部材42bの押圧に負けて変形を生じるような厚みを有し、各部材の位置関係のばらつきが生じても、弾性部材42b先端部との当接及び上記隙間を埋めるような変形が確保できる構成であればよい。すなわち、当接部130と薄肉部134の構成は、ここで示した構成に限定されない。なお、本実施例の当接部130及び薄肉部134の形状構成も、型成形による製作のし易さを考慮したものとなっているが、例えば切削等の他の工法で製作してもよい。また、薄肉部134は、図10に示すように、容器内部側(空間部S1に対して奥側)に設けてもよいし、図11に示すように、容器外部側(空間部S1に対して手前側)に設けてもよい。
[実施例6]
主に図12を参照して、本発明の実施例6に係るシール部材100Fについて説明する。図12は、実施例6に係るシール部材100Fの構成を説明する図であり、現像ローラ32の回転軸線方向D1に見た模式図である。実施例6において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例6においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。シール部材100Fは、実施例3で示した構成に加えて、実施例4で示した第2接続部132と実施例5で示した薄肉部134を設けた構成である。本実施例の構成とすることで、実施例4同様に当接部130を確実に弾性部材42bのシール側エッジ部42dと当接させることができ、実施例5同様に弾性部材に対する押圧力の低減を図ることができる。
[実施例7]
上記各実施例に係るシール部材は、第1シール部106、第2シール部107、第3シール部108をそれぞれ別体で分割成形し、それらを相互に接着剤等により貼り付けて1体のシール部材に構成してもよい。あるいは、第1シール部106、第2シール部107、第3シール部108をそれぞれ別体で成形し、かつ個別に現像容器23に接着剤等により貼り付けるように構成してもよい。その際、第1シール部106と第3シール部108(接着部分)は現像容器に23に貼り付け、第2シール部107(非接着部分)は、第1シール部106と第3シール部108との間で弾性力を利用して挟み込むことで組み付けるように構成してもよい。
また、第1シール部106と第2シール部107は、両者を一体的に成形し、第3シール部108だけを別体で成形してもよいし、あるいは、第2シール部107と第3シール部108を一体的に成形し、第1シール部106だけを別体で成形してもよい。一体化したシール部間では、両者のつなぎ目が無い形状に成形できるため、シール性の向上を図ることができることは言うまでもない。また、各シール部を全て一体的に成形してシール部材100につなぎ目がない状態とすることで、一段とシール性を向上させることができ、より確実に実施例1〜6同様の効果を発揮することができるのも言うまでもない。
[実施例8]
主に図13、図14、図16、図22を参照して、本発明の実施例8について説明する。図13(a)はシール部材100Gを現像容器23に組み付けた後の様子を説明する模式的斜視図である。図13(b)はシール部材100Gを現像容器23に組み付ける前の
様子を説明する模式的斜視図である。図14(a)はシール部材100Gと現像容器23の構成を説明する模式的側面図である。図14(b)は図14(a)の一点鎖線Hでの断面でシール部材100Gを組付ける前の様子を説明する模式的断面図である。図14(c)は図14(a)の一点鎖線Hでの断面で現像ローラ32を取り付けた後の様子を説明する模式的断面図である。図16(a)はシール部材100Gを組み付けた後、現像ブレード42を組み付ける際の様子を説明する模式的斜視図である。図16(b)は現像ブレード42を組み付けた後、現像ローラ支持部材110を組み付ける際の様子を説明する模式的斜視図である。図22は従来の弾性体でできたシール部材400を現像容器に組み付ける際の様子を説明する模式的側面図である。図22(a)はシール部材400の側面図である。図22(b)はシール部材400を変形させたときの側面図である。図22(c)は変形させたシール部材400を現像容器23に組み付ける際の様子を説明する側面図である。
実施例8は、シール部材100Gと現像容器23の組み付け構成に特徴を有している。シール部材100G自体の構成は、上記実施例1〜7と同様である。本実施例に係る現像容器23は、シール部材100Gが現像容器23と一体的に成形されたものではなく、別体のシール部材100Gが現像容器23に取り付けられる構成となっている。実施例8において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例8においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
図13で示すように、シール部材100Gには係合部103が設けられており、これに対応した被係合部23aが現像容器23に設けられている。ここで、被係合部23aは、長手方向(D1方向)へ延びたボス形状であり、一方の係合部103は、長手方向(D1方向)に開いた孔形状で作られている。シール部材100Gの現像容器23への組み付けは、長手方向(D1方向)に沿ってシール部材100Gを現像容器23へ組付ける。また二つある係合部103aは、一方が貫通した位置決め用の丸孔、他方が貫通した回転止め用の長丸孔で長手方向(D1方向)と交差する方向への移動を規制するように係合している。
図13で示すようにシール部材100Gを組付けた後、図16(a)で示すように現像ブレード42を組み付ける。そして図16(b)に示すように現像容器23に対して所定の位置に現像ローラ32を支持及び保持するために現像ローラ支持部材110を、現像容器23の長手方向(D1方向)の両端に組み付ける(図19)。
次に、図14(c)を参照して、シール部材100Gと現像ローラ32、シール部材100と現像容器23の間のシール構成について説明する。ここで、図14(c)に示すように、シール部材100Gは、一点鎖線300で囲まれた領域において、現像ローラシール部100aが現像ローラ32と接触し、現像剤が現像ローラ32との間から外に漏れないようにシールする。また、本実施例では、長手方向(D1方向)に垂直な方向D5において、現像容器23におけるシール部材100Gの装着スペースの寸法に対し、シール部材100Gの外形寸法が大きくなるように構成している。すなわち、シール部材100Gと現像容器23の嵌合部が圧入関係で嵌め込まれる構成としている。これにより、図14(c)におけるシール部材100Gと現像容器23との間の二点鎖線301で囲まれた部分(図14(a)では破線で示す。)でシールが形成される。
このようなシール部材100Gと現像容器23の関係構成を用いることで、以下のような効果が得られる。すなわち、D1方向と交差するD5の方向においてシール部材100Gの移動を規制することができる。これにより柔らかく変形しやすい弾性体でできたシール部材100Gでも現像容器23に対して所定の位置に組み付けて、現像ローラ32が回転している時も現像容器23に対してシール部材100GのD5の方向の動きを規制する
ことができる。
ここで、図22で示すような従来の弾性を有するシール部材400は、D5方向から組み付ける場合はシール部材400を変形させなければ現像容器23に組み付けることができず、組み立て性が困難な場合がある。一方、本実施例で示す構成では、このようなシール部材100Gの変形を必要とせずに、現像容器23にシール部材100Gを組み付けることができる(図1)。
なお、本実施例に係るシール部材100Gの材料としては、現像容器23や現像ローラ32に、より密着できる様に、柔らかいエラストマー樹脂で構成しても良い。また、係合部103と被係合部23aの関係は、互いに凹凸の関係であればよく、本実施例のような貫通孔ではなく、袋穴でも良い。
[実施例9]
主に図15を参照して、本発明の実施例9について説明する。図15(a)はシール部材100Hと現像容器23の構成説明する模式的側面図である。図15(b)〜図15(
e)は図15(a)の一点鎖線Hでの断面を示す模式的断面図であり、図15(b)はシール部材100Hの組付前、図15(c)、図15(e)はシール部材100Hの組付後、図15(d)は現像ローラ32の組付後の図である。
実施例9は、シール部材100Hと現像容器23の組み付け構成とシール部材100Hの構成に特徴を有している。シール部材100Hの基本的な構成、すなわち、弾性部材42bとの間のシール性に関わる構成については、上記実施例1〜7と同様であり、現像容器23との間のシール性に関わる構成に特徴を有している。本実施例に係る現像容器23は、シール部材100Hが現像容器23と一体的に成形されたものではなく、別体のシール部材100Hが現像容器23に取り付けられる構成となっている。実施例9において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例9においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
図15で示すように、シール部材100Hは、実施例8と同様、回転軸線方向(長手方向)D1に移動させることで現像容器23に組付けられる。図15(c)に示すように、本実施例に係るシール部材100Hは、現像容器23においてD1方向に対向する壁23bに突き当たるまで被係合部23aに沿って組み付けられる。このとき、壁23bに当接するシール部材100Hの側面シール部105(第4シール部)が、現像容器23とシール部材100Hとの間のシールを形成する。その後、図15(d)で示すように、現像ローラ支持部材110が、現像ローラ32の両端部を支持するように、現像容器23に組み付けられる。
次に図15(d)を参照して、シール部材100Hと現像ローラ32、シール部材100Hと現像容器23の間のシール構成について説明する。シール部材100Hは、一点鎖線300で囲まれた領域において、現像ローラシール部100aが現像ローラ32と接触することで現像剤が現像ローラ32との間から外に漏れないようにシールする。また、側面シール部105と壁23bが付き当たることでトナー供給室28の内部から現像剤が外に漏れないようにシールする。
このような側面シール部105と壁23bの関係構成を用いることで、以下のような効果が得られる。すなわち、D1方向からシール部材100Hを現像容器23へ組み付けるときに、図14に示す例のようにD5方向においてシール部材100Gを現像容器23に圧入で嵌め込む構成の場合には、少なくともD1方向へのスライド長分の圧入の抵抗力が発生する。このため組み立て時には圧入力以上の力を要する。一方、本実施例においては
、組み立て時にはこのような圧入の抵抗による力は発生しない。したがって、本実施例によれば、シール性の確保と同時に組立性の向上も図ることができる。
なお、側面シール部105の構成としては、図15(b)〜図15(d)に示すように、シール部材100Hの側面全体で側面シール部105を形成してもよいし、図15(e)に示すように、側面に設けたリブ状の突起部で側面シール部105を形成してもよい。
[実施例10]
主に図17、図18、図19を参照して、本発明の実施例10について説明する。図17はシール部材100Iの説明斜視図である。図18は図15の一点鎖線Hでの断面を示す模式的断面図である。図18(a)はシール部材100Iを現像容器23へ組み付ける前の様子を示す図である。図18(b)は現像容器23へシール部材100Iを組み付けた後、現像ローラ支持部材110を現像容器23へ組み付ける前の様子を示す図である。図18(c)は現像ローラ支持部材110を現像容器23へ組み付けた後の様子を示す図である。図19はシール部材100Iと現像ローラ支持部材110を現像容器23へ組み付けた後の様子を示す模式的斜視図である。
実施例10は、現像容器23とシール部材100Iの組み付けにおいて壁23bのシール部材100Iとの間のシール性を保持するための構成に特徴を有している。本実施例のシール部材100Iは、その基本的な構成、すなわち、弾性部材42bとの間のシール性に関わる構成については、上記実施例1〜7と同様であるが、現像容器23とは別に製作されて、現像容器23に取り付けられる構成となっている。実施例10において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例10においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
実施例10では、シール部材100Iが、図13で示すように実施例8と同様、現像容器23に組付けられた後、現像ブレード42が、図18(a)で示すように、現像容器23に組付けられる。そして図18(b)に示すように、現像容器23に対して所定の位置に現像ローラ32を支持及び保持するために現像ローラ支持部材110が、その係合部が現像容器23の被係合部23aにD1方向(長手方向)に差し込まれるように組付けられる(図19)。図18(c)に示すように、シール部材100Iは、一点鎖線300で囲まれた領域において、現像ローラシール部100aが現像ローラ32と接触することにより、現像剤がトナー供給室28等の容器内部から外に漏れないようにシールする。また、側面シール部105と壁23bが付き当たることでトナー供給室28等の容器内部から現像剤が外に漏れないようにシールする。
ここで、実施例10では、現像ローラ支持部材110は、D1方向へシール部材100Iを押圧する押圧部110aを有している。図17で示すように、シール部材100Iは、現像ローラ支持部材100Iによって押圧されて現像容器23の壁23bから受ける反力により変形する変形部104を有する。ここで、変形部104は、現像容器23との間のシール部である側面シール部105を兼ねており、シール部材100Iの側面から壁23bとの対向方向(D1方向)に突出するリブ状の突起部により構成される。そして、図19に示すように、現像ローラ支持部材110は、現像容器23の両端に組付けられた後、ビス150によって現像容器23に対して固定される。
実施例10では、現像ローラ支持部材110は、現像ローラ32を支持する機能とともに、シール部材100Iを現像容器23に対して押し付けてシール部材100Iと現像容器23との間の密着性を高める機能も有している。なお、これら2つの機能は、現像ローラ支持部材110を機能毎に分割して、別々の部材でそれぞれ発揮されるように構成してもよい。すなわち、本実施例では、現像容器23の被係合部23aに係合される現像ロー
ラ支持部材110の係合部(筒状突出部)の先端面が、押圧部100aとして機能する構成となっているが、係合部とは別にシール部材を押圧する構成を設けてもよい。
このように押圧部100aを設けたローラ支持部材110を用いることで長手方向(D1方向)に側面シール部105を壁23bに対して押圧した状態でシール部材100Iを保持できる。また、長手方向(D1方向)における「シール部材100Iの幅」や「壁23bと押圧部110aとの隙間の距離」にそれぞれ公差が製造上発生する。この公差分は、側面シール部105でもある変形部104が圧縮変形することにより、吸収することができる。なお、変形部104による公差吸収機能を発揮させるため、押圧部110aが必ず変形部104を押しつぶすことができるように、各部材の形状及び寸法が設定される。本実施例によれば、変形部104を設けることにより長手方向(D1方向)のシール部材100Iと壁23bと押圧部110aとの間の現像剤の漏れ防止と、製造上の精度緩和が可能となる。
[実施例11]
主に図20、図21を参照して、本発明の実施例11について説明する。図20はシール部材100Jを現像容器23に組み付ける際の様子を示す模式的斜視図である。図21(a)と図21(b)は図20の一点鎖線Hでの断面を示す模式的断面図であり、図21(a)はシール部材100Jを現像容器23に組付ける前、図21(b)、図21(c)はシール部材100Jを現像容器23に組付けた後を示す。
実施例11は、現像容器23とシール部材100Jの組み付けにおいて壁23bのシール部材100Jとの間のシール性を保持するための構成に特徴を有している。本実施例のシール部材100Jは、その基本的な構成、すなわち、弾性部材42bとの間のシール性に関わる構成については、上記実施例1〜7と同様であるが、現像容器23とは別に製作されて、現像容器23に取り付けられる構成となっている。実施例11において、上記実施例と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例11においてここで説明しない事項は、上記実施例と同様である。
図20に示すように、本実施例のシール部材100Jには変形部104が設けられている。ここで、変形部104は長手方向(D1方向)において、シール部材100Jにおける現像ローラ支持部材110側の側面に設けられている(図21(a))。図21(b)に示すように、シール部材100Jを押圧するための現像ローラ支持部材110が組み付けられると、その押圧部110aによって変形部104がつぶれるように変形する。ここで、D1方向において変形部104と反対側の側面シール部105が壁23bに接してシール部材100Jを現像容器23との間をシールする。また、シール部材100Jは、一点鎖線300で囲まれた領域において、現像ローラシール部100aが現像ローラ32と接触することにより、現像剤が容器内部から外に漏れないようにシールする。
ここで、図21(b)に示すように、D1方向において変形部104と側面シール部105との位置が互いに重なるような配置としている。また別の例として、図21(c)に示すように、D1方向において、変形部104をシール部材100Jにおける壁23b側の側面に設け、D1方向に変形部104と側面シール部105が重なるように配置する構成としてもよい。このような配置により、押圧部110aの押圧による圧縮変形によって生じる変形部104の弾性反発力が、直接的(直線的)に側面シール部105に作用する、すなわち、押圧部110aの押圧力を側面シール部105に一直線上に伝えることができる。これにより効率よく側面シール部105を壁23bに押圧させることができシール性を向上させることができる。
図21(b)に示す実施例においては、変形部104と側面シール部105とを別の構
成に分けたものとなっている。これにより側面シール部105を変形させずに面で現像容器23に押圧し、かつシールすることが出来るのでシール部材100Jと現像容器23の間のシール性が向上する。一方、変形部104が壁23b側に有る場合(図21(c))は、変形部104の変形量のばらつき分だけ現像ローラシール部100aの現像容器23に対するD1方向の位置が変化する。一方、変形部104が押圧部110a側に有る場合(図21(b))は、上述した変形部104の変形量のばらつき分による位置変化は発生しない。
上記各実施例は、それぞれの構成を可能限り互いに組み合わせることができる。また、上記各実施例は、現像ユニットのシール部材における本発明の適用例を示したものであるが、本発明が適用可能な構成は上記各実施例に限定されるものではない。例えば、クリーニングユニットにおいて廃トナー室71bからの廃トナー漏れを防止するシール構成、すなわち、クリーニング枠体71に設けられ、クリーニングブレード77や感光ドラム62と当接または摺動接触するシール部材にも本発明は適用できる。
20…現像装置ユニット、23…現像容器、42…現像ブレード、42b…弾性部材、100A〜100J…シール部材、106…第1シール部、107…第2シール部、108…第3シール部、130…当接部、131…第1接続部、132…第2接続部、133…基部、134…薄肉部、S1…空間部、A…画像形成装置本体(装置本体)、B…プロセスカートリッジ(カートリッジ)

Claims (24)

  1. 現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
    前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記回転体の端部と当接し、前記収容容器と前記回転体との間をシールする第1シール部と、
    前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
    を備え、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形することを特徴とするシール部材。
  2. 現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
    前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記回転体の端部と当接し、前記収容容器と前記回転体との間をシールする第1シール部と、
    前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
    を備え、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれた空間部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形することを特徴とするシール部材。
  3. 前記基部と前記当接部を接続する第2接続部をさらに有し、
    前記空間部は、前記基部、前記当接部、前記第1接続部及び前記第2接続部に囲まれた空間であることを特徴とする請求項2に記載のシール部材。
  4. 現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
    前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記ブレードの端部と当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
    前記ブレードに当接する第3シール部と、
    を備え、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記ブレードの前記回転体に当接する端部側において、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形することを特徴とするシール部材。
  5. 現像剤を収容する収容容器と、前記収容容器の開口に設けられた回転体と、前記回転体に当接するブレードと、を有するユニットに用いられる、前記収容容器の外側に前記現像剤が漏れないようにシールするシール部材であって、
    前記回転体の回転軸の軸線方向において、前記回転体の端部と当接し、前記収容容器と前記回転体との間をシールする第1シール部と、
    前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
    を備え、
    前記第2シール部は、
    前記ブレード及び前記回転体と当接していない状態の前記第2シール部と、前記第2シール部とは当接せず前記回転体と当接した状態の前記ブレードの端部と、を組付完了時の位置関係で前記軸線方向に見たときに、前記ブレードの端部と重なる領域を有するとともに、
    前記ブレード及び前記回転体と当接していない状態の前記第2シール部と、前記回転体の面に沿って当接した状態の前記ブレードの端部と、を組付完了時の位置関係で前記軸線方向に見たときに、前記ブレードの端部の前記回転体との当接面とは反対側の面に沿った第1密着面と、前記ブレードの端部の先端面に沿った第2密着面と、を有する凹部を有
    し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記回転体が取り付けられた際に、前記ブレードの端部との当接によって変形し、前記ブレードの端部と前記凹部との間に挟まれた状態となる変形シール部を有することを特徴とするシール部材。
  6. 前記変形シール部は、前記凹部の縁部から突出した形状を有し、前記縁部を基点として先端側が前記凹部側に倒れるように変形することを特徴とする請求項に記載のシール部材。
  7. 前記変形シール部は、前記凹部を跨ぐアーチ状に形成されていることを特徴とする請求項に記載のシール部材。
  8. 前記変形シール部は、
    前記凹部の縁部から突出した形状を有し、前記ブレードの端部と当接し、前記縁部を基点として先端側が前記凹部側に倒れるように変形する当接部と、
    前記当接部よりも前記軸線方向の厚さが薄く、前記当接部と前記凹部とを接続する薄肉部と、
    を有することを特徴とする請求項に記載のシール部材。
  9. 前記変形シール部は、
    前記凹部を跨ぐアーチ状に形成され、前記ブレードの端部と当接するアーチ状当接部と、
    前記アーチ状当接部よりも前記軸線方向の厚さが薄く、前記アーチ状当接部と前記凹部とを接続する薄肉部と、
    を有することを特徴とする請求項に記載のシール部材。
  10. 前記収容容器に一体的に成形されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のシール部材。
  11. 前記シール部材は、複数の部分に分割された構成であり、
    前記複数の部分のうち前記収容容器に接着される複数の接着部分と、
    少なくとも2つの前記接着部分によって弾性力を利用して挟まれることで前記収容容器に組み付けられる非接着部分と、
    を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のシール部材。
  12. 前記収容容器に対して前記軸線方向に圧入されて組み付けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のシール部材。
  13. 前記収容容器に対して前記軸線方向に当接する第4シール部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のシール部材。
  14. 前記第4シール部は、前記収容容器に対して前記軸線方向に対向する側面であることを特徴とする請求項13に記載のシール部材。
  15. 前記第4シール部は、前記軸線方向に突出する突起部であることを特徴とする請求項13に記載のシール部材。
  16. 前記突起部は、前記軸線方向に対向する前記収容容器の壁と、前記収容容器に設けられた押圧部との間で圧縮されることを特徴とする請求項15に記載のシール部材。
  17. 前記突起部は、前記軸線方向に対向する前記収容容器の壁と、前記収容容器において前記回転体の端部を支持する支持部材との間で圧縮されることを特徴とする請求項15に記載のシール部材。
  18. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なユニットであって、
    現像剤を収容する収容容器と、
    現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接するブレードと、
    前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
    を備えたシール部材と、を有し、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とするユニット。
  19. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なユニットであって、
    現像剤を収容する収容容器と、
    現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接するブレードと、
    前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、を備えたシール部材と、
    を有し、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれた空間部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とするユニット。
  20. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なユニットであって、
    現像剤を収容する収容容器と、
    現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接するブレードと、
    前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記ブレードの端部と当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、前記ブレードに当接する第3シール部と、を備えたシール部材と、
    を有し、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記ブレードの前記現像剤担持体に当接する端部側において、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記収容容器に前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられ、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とするユニット。
  21. 前記第2シール部と前記ブレードの端部の先端面との間に形成される隙間をシールする第2のシール部材をさらに備えることを特徴とする請求項18ないし20のいずれか1項に記載のユニット。
  22. 現像剤を収容する収容容器と、
    現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接するブレードと、
    前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、
    を備えたシール部材と、
    を有し、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられた際に、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする画像形成装置。
  23. 現像剤を収容する収容容器と、
    現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接するブレードと、
    前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記現像剤担持体の端部と当接し、前記収容容器と前記現像剤担持体との間をシールする第1シール部と、前記軸線方向において、前記ブレードの端部に当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、を備えたシール部材と、
    を有し、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記第1シール部に隣接し、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれた空間部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記収容容器に前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられ、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする画像形成装置。
  24. 現像剤を収容する収容容器と、
    現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接するブレードと、
    前記現像剤担持体の回転軸の軸線方向において、前記ブレードの端部と当接し、前記収容容器と前記ブレードとの間をシールする第2シール部と、前記ブレードに当接する第3シール部と、を備えたシール部材と、
    を有し、
    前記第2シール部は、
    前記収容容器に支持される基部と、
    前記ブレードに当接するための当接部と、
    前記ブレードの前記現像剤担持体に当接する端部側において、前記基部と前記当接部を接続する第1接続部と、
    前記基部、前記当接部及び前記第1接続部のいずれよりも前記軸線方向における厚さが薄く、前記基部、前記当接部及び前記第1接続部に囲まれ、少なくともいずれか一つにつながる薄肉部と、
    を有し、
    前記シール部材が前記収容容器に固定され、前記収容容器に前記ブレードと前記現像剤担持体が取り付けられ、前記当接部は前記基部へ近づく方向に変形していることを特徴とする画像形成装置。
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