JP6604200B2 - 加速度センサー、計測システム、および計測装置 - Google Patents

加速度センサー、計測システム、および計測装置 Download PDF

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Description

本発明は、物理量検出装置、計測システム、および計測装置に関する。
特許文献1には、橋梁通過車両の重量計測手段において、走行路に沿って複数の速度検知用センサーを設置して通過車両の走行速度を検出するとともに、走行路に車軸検知用センサーを設置して通過車両の車軸位置および車軸数を検出し、走行速度と車軸位置により通過車両の車両認識を行い、橋梁に変形量計測手段を設置して橋梁の変形量を設定された計測時間内に複数回、かつ少なくとも車両認識された通過車両の車軸に対応して計測し、車両認識データと車軸に対応した変形量の計測データに基づき前記通過車両の重量を算出することが記載されている。
特開2005−30786号公報
ところで、床版等の構造物の減衰係数等の減衰特性を求めることは、構造物の状態を調べる上で重要である。そのため、加速度センサーから、構造物の減衰特性の算出に適した信号が出力されることが望まれる。
なお、特許文献1には、車両の車軸位置および車軸数の検出について開示されているが、構造物の減衰特性の算出に適した周波数を含む信号を出力することは開示されていない。
そこで本発明は、構造物の減衰特性の算出に適した信号を出力することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の第一の態様は、基部と、継ぎ手部を介して前記基部と連結された可動部と、前記基部と前記可動部とに掛け渡された振動子と、を有する検出部と、基台に固定される固定部を備え、前記基部を支持する支持部と、を有する検出素子部と、前記振動子の出力から前記検出素子部の共振周波数における振動応答信号を抽出する処理部と、有することを特徴とする物理量検出装置である。第一の態様によれば、物理量検出装置は、検出素子部の共振周波数における振動応答信号を抽出するので、抽出した振動応答信号から、構造物の減衰特性の算出に適した信号を出力することができる。
前記処理部は、前記振動応答信号の振幅情報を出力する、ことを特徴としてもよい。これにより、物理量検出装置は、構造物の減衰特性の算出に適した、振動応答信号の振幅情報を出力することができきる。
前記処理部は、前記振動子の出力から物理量信号を算出する、ことを特徴としてもよい。これにより、物理量検出装置は、振幅情報と物理量信号とを出力することができる。
前記処理部は、コマンドに応じて、前記振幅情報と、前記物理量信号との一方を出力する、ことを特徴としてもよい。これにより、物理量検出装置は、例えば、1つの出力ポートから、振幅情報と物理量信号との一方を出力することができ、小型化されることができる。
前記物理量信号は、前記検出素子部の共振周波数が抑制または除去されている、ことを特徴としてもよい。これにより、物理量検出装置は、検出素子部の共振周波数が抑制または除去された適切な物理量信号を出力することができる。
前記振幅情報は、包絡線信号である、ことを特徴としてもよい。これにより、物理量検出装置は、構造物の減衰特性の算出に適した包絡線信号を出力することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第二の態様は、基部と、継ぎ手部を介して前記基部と連結された可動部と、前記基部と前記可動部とに掛け渡された振動子と、を有する検出部と、基台に固定される固定部を備え、前記基部を支持する支持部と、を有する検出素子部と、前記振動子の出力から前記検出素子部の共振周波数における振動応答信号を抽出する処理部と、を有する物理量検出装置と、前記物理量検出装置によって抽出される前記振動応答信号に基づいて、構造物の減衰特性を算出する計測装置と、を有することを特徴とする計測システムである。第二の態様によれば、物理量検出装置は、検出素子部の共振周波数における振動応答信号を抽出するので、抽出した振動応答信号から、構造物の減衰特性の算出に適した信号を計測装置に出力することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第三の態様は、基部と、継ぎ手部を介して前記基部と連結された可動部と、前記基部と前記可動部とに掛け渡された振動子と、を有する検出部と、基台に固定される固定部を備え、前記基部を支持する支持部と、を有する検出素子部と、前記振動子の出力から前記検出素子部の共振周波数における振動応答信号を抽出する処理部と、を有する物理量検出装置に対し、前記振動応答信号の振幅情報と、前記前記振動子の出力から算出された物理量信号との一方または両方の出力を指示するコマンドを出力するコマンド出力部、を有することを特徴とする計測装置である。第三の態様によれば、計測装置は、物理量検出装置から、振幅情報と物理量信号との一方または両方を指定して取得することができる。
第1の実施の形態に係る計測システムの構成例を示した図である。 加速度センサーの出力例を説明する図である。 加速度センサーの機能ブロック例を示した図である。 センサー部を模式的に示した斜視図である。 図4のセンサー部の平面図である。 図5のセンサー部のAA矢視図である。 信号処理部の機能ブロックの構成例を示した図である。 可動部の共振周波数における加速度の例を示した図である。 計測装置の機能ブロック例を示した図である。 第2の実施の形態に係る加速度センサーの機能ブロックの構成例を示した図である。 信号処理部の機能ブロックの構成例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る計測システムの構成例を示した図である。図1に示すように、計測システムは、加速度センサー(本発明の物理量検出装置に相当する)1と、計測装置2とを有している。また、図1には、通信ネットワーク3と、橋梁4とが示してある。
橋梁4は、橋梁4の略中央部に位置する橋脚4aと、両端に位置する2つの橋台4b,4cと、橋台4bから橋脚4aまでの上を渡される床版4dと、橋台4cから橋脚4aまでの上を渡される床版4eとを有している。橋脚4aと橋台4b,4cはそれぞれ、地盤に施設された基礎(図示せず)の上に固定される。
加速度センサー1は、床版4dの側面4daに設置される。具体的には、加速度センサー1は、床版4dに設けられている、車両5の移動方向規制手段(例えば、車線や縁石、欄干等)の規制方向と平行(略平行を含む)な側面4da(端部)の、規制方向の中央部(略中央部を含む)に設置される。
加速度センサー1は、通信ネットワーク3を介して、計測装置2と通信可能に接続されている。加速度センサー1は、例えば無線通信インターフェイスを有し、あるいは無線通信インターフェイスに接続され、当該無線通信インターフェイスを介して通信ネットワーク3に接続される。加速度センサー1には、加速度および角速度を出力する慣性センサーも含まれる。
加速度センサー1は、複数の出力ポートを有し、それぞれの出力ポートから、異なる信号を出力する。加速度センサー1から出力される信号は、例えば、デジタル信号である。
図2は、加速度センサー1の出力の例を説明する図である。図2の(A)には、加速度センサー1の周波数特性の例が示してある。図2の(B)には、加速度センサー1の出力ポートの例が示してある。加速度センサー1は、例えば、図2の(B)に示すように、2つの出力ポート1a,1bを有している。
加速度センサー1は、以下で詳述するが、加速度によって変位する可動部(例えば、図4、図5、図6に示す可動部23)を有している。加速度センサー1は、その可動部の加速度によって生じた変位に基づいて、加速度データ(本発明の物理量信号に相当する)を算出する。
グラフG1の波形W1aは、加速度センサー1が出力する加速度データの周波数特性を示している。加速度センサー1は、可動部の変位に基づいて算出した加速度データのうち、波形W1aに示すようなローパス特性の加速度を抽出し、出力ポート1aから出力する。波形W1aのカットオフ周波数は、例えば、「f」である。以下では、可動部の変位に基づいて算出される加速度データを単に「加速度」と表現する場合がある。
また、加速度センサー1は、以下で詳述するが、検出部および支持部を含む検出素子部(例えば、図5に示す検出部81および支持部82を含む検出素子部80)を有している。加速度センサー1は、検出素子部の共振周波数における振動の信号(本発明の振動応答信号に相当する)を抽出し、抽出した信号の振幅情報を出力する。振幅情報は、例えば、抽出した信号の包絡線信号である。
グラフG1の波形W1bは、加速度センサー1の検出素子部の共振周波数「f」を示している。共振周波数「f」は、「f」より大きい。加速度センサー1は、検出素子部の共振周波数「f」における振動の包絡線信号(振幅変化)を出力ポート1bから出力する。以下では、検出素子部の共振周波数における振動の包絡線信号を単に「検出素子部共振における振幅情報」と表現する場合がある。
なお、一般的な加速度センサーは、検出素子部共振における振幅情報を出力しない。例えば、一般的な加速度センサーは、出力ポート1bを備えず、出力ポート1aから、波形W1aに示すローパス特性の加速度を出力する。
図1の説明に戻る。車両5が床版4d上を走行(移動)すると、床版4dは、車両5の荷重によって、下方に撓む。計測装置2は、車両5の荷重によって生じる、床版4dの撓みによる加速度に基づいて、車両5の床版4d上の運動を解析する。例えば、計測装置2は、床版4d上の車両5が走行している車線や速度を解析する。
車両5の荷重による床版4dの加速度の周波数は、図2の波形W1aに示す周波数成分に含まれている。例えば、車両5の荷重による加速度の周波数は、車両5の床版4d上を走行する速度および床版4dの長さによるが、波形W1aに示すカットオフ周波数「f」より十分低く、図2の波形W1aに示す周波数成分に含まれている。従って、計測装置2は、加速度センサー1の出力ポート1aから出力される、波形W1aの周波数成分の加速度から、車両5の床版4d上の運動を解析することができる。
また、車両5は、床版4d上を走行しているとき、タイヤによって床版4dを叩きながら(インパクトを与えながら)走行しているといえる。計測装置2は、車両5のインパクトによって生じる床版4dの振動の包絡線(振動の振幅変化)に基づいて、床版4dの減衰係数を算出する。
車両5のインパクトによる床版4dの振動の周波数は、広範に及ぶ(理想的には全周波数に及ぶ)。従って、車両5のインパクトによる床版4dの振動(または加速度)は、図2の波形W1a,W1bに示す周波数成分に含まれている。よって、計測装置2は、加速度センサー1の出力ポート1bから出力される、検出素子部共振における振幅情報から、床版4dの減衰係数を算出することができる。
計測装置2が、波形W1aの周波数成分の加速度の包絡線から、床版4dの減衰係数を算出しないのは、波形W1aの周波数成分に、床版4dの減衰係数の算出に不要な加速度成分が含まれているからである。例えば、波形W1aの周波数成分には、上記した車両5の荷重による加速度の周波数成分が含まれている。また、波形W1aの周波数成分には、床版4dの固有共振による加速度の周波数(床版4dの材質や長さによるが、カットオフ周波数「fc」より十分小さい)が含まれている。この車両5の荷重による加速度および床版4dの固有共振による加速度は、車両5のインパクトによる加速度とは異なり、床版4dの減衰係数の算出においては、ノイズである。
一方、検出素子部の共振周波数「f」は、車両5の荷重による加速度(振動)の周波数および床版4dの固有共振による加速度(振動)の周波数に対し、十分高い周波数とする。つまり、検出素子部の共振周波数には、床版4dの減衰係数の算出に不要な加速度(振動)成分が含まれていない。このため、計測装置2は、上記したように、図2の波形W1bに示す検出素子部共振における振幅情報から、床版4dの減衰係数を算出する。
このように、加速度センサー1は、検出素子部の共振周波数を、車両5のインパクトによる振動のピックアップ周波数とし、検出素子共振における振幅情報を抽出する。すなわち、加速度センサー1は、床版4dの減衰係数の算出に適した周波数の振動の振幅情報を抽出する。これにより、加速度センサー1は、床版4dの減衰係数の算出に適した信号を出力することができる。
図3は、加速度センサー1の機能ブロックの構成例を示した図である。図3に示すように、加速度センサー1は、センサー部11と、信号処理部(本発明の処理部に相当する)12とを有している。また、図3の加速度センサー1には、図2の(B)に示した出力ポート1a,1bが示してある。まず、センサー部11について、図面を用いて説明する。
図4は、センサー部11を模式的に示した斜視図である。図4に示すように、センサー部11は、基部21と、継ぎ手部22と、可動部23と、加速度検出素子24(本発明の振動子に相当する)と、質量部25a〜25dとを有している。
基部21は、継ぎ手22を介して、可動部23を支持している。
継ぎ手部22は、基部21と可動部23との間に設けられている。継ぎ手部22は、可動部23が基部21に対して稼働するように溝を有している。継ぎ手部22は、可動部23が基部21に対して変位(回動)する際に、支点(中間ヒンジ)として、x軸に沿った回転軸となる。
可動部23は、継ぎ手部22を介して、基部21に支持されている。図4の例では、可動部23は、基部21から継ぎ手部22を介して、y軸に沿って延出されている。
可動部23は、板状の形状を有し、面23aを有している。可動部23は、面23aと交差する方向(z軸方向)に加わる加速度の変化に応じて、継ぎ手部22を支点(回転軸)として、面23aと交差する方向(z軸方向)に変位(回動)可能である。
加速度検出素子24は、基部21と可動部23とに掛け渡されて設けられている。可動部23の加速度による変位は、加速度検出素子24によって検出される。
質量部25a〜25dは、可動部23に設けられている。質量部25a〜25dは、その重さによって、可動部23に加わる加速度の検出感度を向上させる。
図5は、図4のセンサー部11の平面図である。図5において図4と同じものには、同じ符号が付してある。図5では、検出素子部80と、加速度検出素子24と、電極26a,26b,27a,27bとについて説明する。
図5に示すように、検出素子部80は、検出部81と、支持部82とを有している。検出部81は、基部21と、継ぎ手部22を介して基部21と連結された可動部23と、基部21と可動部23とに掛け渡された加速度検出素子24とを有している。
支持部82(点線枠で示している部分)は、基部21と連結された屈曲部30a,30bと、固定部30c,30dとを有している。固定部30c,30dは、屈曲部30a,30bの端部に設けられている。固定部30c,30dは、センサー部11をパッケージや回路基板などの部材に固定するための部分である。支持部82は、固定部30c,30dによって、パッケージや回路基板などの部材に固定に固定され、基部21を支持している。
加速度検出素子24は、振動梁部24a,24bと、素子基部24c,24dとを有している。振動梁部24a,24bは、可動部23の延出方向に沿って(y軸に沿って)、素子基部24cから素子基部24dまで延出している。
振動梁部24a,24bの形状は、例えば、角柱状である。振動梁部24a,24bは、振動梁部24a,24bに設けられた励振電極(図示せず)に駆動信号(交流の電圧)が印加されると、x軸に沿って、互いに離れまたは近づくように屈曲振動する。
加速度検出素子24は、2本の振動梁部24a,24bと、一対の素子基部24c,24dとを有している。そのため、加速度検出素子24を双音叉素子(双音叉型振動素子)と呼ぶことができる。
加速度検出素子24は、例えば、水晶の原石などから所定の角度で切り出された水晶基板を、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によってパターニングすることにより形成される。これにより、振動梁部24a,24bおよび素子基部24c,24dを、一体的に形成することができる。
なお、加速度検出素子24の材質は、水晶に限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO)、四ホウ酸リチウム(Li)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電材料、または酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電体を皮膜として備えたシリコンなどの半導体材料であってもよい。
電極26a,26bは、加速度検出素子24の素子基部24c上に設けられている。電極26a,26bは、振動梁部24a,24bに設けられた励振電極(図示せず)と電気的に接続されている。
電極27a,27bは、基部21上に設けられている。電極27a,27bは、金属ワイヤーによって、電極26a,26bと接続されている。電極27a,27bは、後述する信号処理部12と接続されている。
図6は、図5のセンサー部11のAA矢視図である。図6において図4および図5と同じものには、同じ符号が付してある。図6では、加速度検出素子24と質量部25a〜25dの固定について説明する。
加速度検出素子24は、素子基部24c,24dにおいて、接合部28a,28bにより、基部21および可動部23に固定されている。振動梁部24a,24bと、基部21および可動部23との間には、可動部23の変位時に、振動梁部24a,24bと、基部21および可動部23とが接触しないように、所定の間隙が設けられている。
質量部25c,25dは、接合部29a,29bによって、可動部23に固定されている。質量部25a,25b(図示せず)も同様に、接合部によって可動部23に固定されている。
センサー部11の動作について説明する。センサー部11に、+z軸方向の加速度が印加されると(例えば、図6参照)、可動部23には−z軸方向に力が作用し、可動部23は継ぎ手部22を支点として−z軸方向に変位する。これにより、加速度検出素子24には、y軸に沿って素子基部24cと素子基部24dとが互いに離れる方向の力が加わり、振動梁部24a,24bには引っ張り応力が生じる。そのため、振動梁部24a,24bの振動周波数(共振周波数)は、高くなる。
一方、センサー部11に、−z軸方向の加速度が印加されると、可動部23には+z軸方向に力が作用し、可動部23は、継ぎ手部22を支点として+z軸方向に変位する。これにより、加速度検出素子24には、y軸に沿って素子基部24cと素子基部24dとが互いに近づく方向の力が加わり、振動梁部24a,24bには圧縮応力が生じる。そのため、振動梁部24a,24bの共振周波数は、低くなる。
このように、加速度検出素子24(振動梁部24a,24b)の共振周波数は、可動部23に印加される加速度によって変化する。従って、以下で説明する信号処理部12は、加速度検出素子24(振動梁部24a,24b)の共振周波数の変化量から、センサー部11に生じた加速度を算出することができる。
なお、上記では、1軸方向の加速度検出について説明したが、加速度センサー1は、3軸方向の加速度を検出できる。例えば、加速度センサー1は、x軸方向およびy軸方向の加速度を検出するセンサー部11を備えることにより(すなわち、3軸の各軸に対応した3つのセンサー部11を備えることにより)、3軸方向の加速度を検出することができる。
また、上記では、加速度検出素子24として、いわゆる双音叉素子を用いた例について説明したが、可動部23の変位に応じて共振周波数が変化すれば、加速度検出素子24の形態は、特に限定されない。
次に、信号処理部12について、図面を用いて説明する。
図7は、信号処理部12の機能ブロックの構成例を示した図である。図7に示すように、信号処理部12は、カウンター部31と、フィルター部32と、ダウンサンプリング部33と、補正部34と、変換部35と、包絡線処理部36と、フィルター部37と、ダウンサンプリング部38と、変換部39とを有している。信号処理部12は、例えば、記憶部に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)によって、その機能が実現される。また、信号処理部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのカスタムIC(Integrated Circuit)でその機能が実現されてもよい。
カウンター部31は、加速度検出素子24を励振する発振回路(図示せず)を有している。発振回路は、センサー部11の電極27a,27bと接続され、センサー部11の電極27a,27bに駆動信号を印加する。
センサー部11の電極27a,27bに印加された駆動信号(クロック)は、加速度検出素子24の共振周波数(例えば、120kHz)で発振する。なお、上記したように、加速度検出素子24の共振周波数は、加速度によって生じる可動部23の変位により変化する。
カウンター部31は、加速度検出素子24の共振周波数で発振しているクロックを所定の周期でカウントし、加速度検出素子24の共振周波数を測定する。そして、カウンター部31は、加速度検出素子24の共振周波数の変化量を算出する。カウンター部31は、算出した加速度検出素子24の共振周波数の変化量を、フィルター部32と、包絡線処理部36とに出力する。
フィルター部32は、後段のダウンサンプリング部33とともに、カウンター部31から出力される信号のデシメーションを行う。フィルター部32は、ダウンサンプリング部33によってダウンサンプリングされる信号の折り返し雑音を除去するフィルターである。フィルター部32は、例えば、低域通過型のFIR(Finite Impulse Response)フィルターによって構成される。
ダウンサンプリング部33は、フィルター部32を通過した信号をダウンサンプリングする。なお、カウンター部31から出力される信号(加速度検出素子24の共振周波数の変化量)は、フィルター部32とダウンサンプリング部33とによって、検出素子部80の共振周波数(例えば、800Hz)を含む高域周波数が抑制または除去される。
補正部34は、加速度検出素子24の共振周波数の変化量と、加速度とを対応付けたルックアップテーブル(図示せず)を有している。補正部34は、所定の周期で、加速度検出素子24の共振周波数の変化量に対応する加速度を、ルックアップテーブルから取得(算出)する。
また、補正部34は、算出した加速度の補正処理を行う。例えば、補正部34は、加速度のアライメント補正や、オフセット補正、温度ドリフト補正等を行う。補正部34は、算出した加速度を、変換部35へ出力する。
変換部35は、計測装置2からの指示に応じて、補正部34から出力される加速度の出力形式を変換する。例えば、変換部35は、計測装置2からの指示に応じて、加速度の通信仕様をSPI(Serial Peripheral Interface)やUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)などに変換する。また、変換部35は、計測装置2からの指示に応じて、加速度の数値仕様をバイナリやASCII(American standard code for information interchange)などに変換する。変換部35は、出力形式を変換した加速度を出力ポート1aに出力する。
なお、変換部35から出力される加速度は、フィルター部32とダウンサンプリング部33とによって、検出素子部80の共振周波数を含む高域周波数が抑制される。従って、出力ポート1aからは、例えば、図2に示した波形W1aに示すローパス特性の加速度が出力される。
カウンター部31から出力される、加速度検出素子24の共振周波数の変化量には、検出素子部80の振動成分も含まれている。包絡線処理部36は、カウンター部31から出力される、加速度検出素子24の共振周波数の変化量のうち、検出素子部80の共振周波数成分(例えば、800Hz)の信号を抽出し、その信号の包絡線を算出する。すなわち、包絡線処理部36は、検出素子部共振における振幅情報を算出する。
図8は、検出素子部80の共振周波数における振幅情報の例を示した図である。図8のグラフG2の横軸は時間を示し、縦軸は検出素子部80の共振周波数における信号の振幅を示す。
上記したように、車両5が床版4d上を走行すると、床版4dには、車両5のタイヤによってインパクトが与えられる。車両5のインパクトによる加速度の周波数は広範に及び、検出素子部80の共振周波数にも及んでいる。従って、検出素子部80の共振周波数における信号は、車両5のインパクトによって、例えば、グラフG2の波形W2aに示すように変化する。なお、波形W2aの振動周波数は、検出素子部80の共振周波数(例えば、800Hz)である。
包絡線処理部36は、波形W2aの包絡線を算出する。波形W2bは、波形W2aの包絡線を示している。包絡線処理部36は、例えば、検出素子部80の共振周波数における信号(波形W2a)の絶対値を算出し、ローパス処理を行って、検出素子部80の共振周波数における信号の包絡線を算出する。または、包絡線処理部36は、検出素子部80の共振周波数における信号をヒルベルト変換し、検出素子部80の共振周波数における信号の包絡線を算出してもよい。
図7の説明に戻る。フィルター部37は、後段のダウンサンプリング部38とともに、包絡線処理部36から出力される、検出素子部80の共振周波数における包絡線信号のデシメーションを行う。フィルター部37およびダウンサンプリング部38は、フィルター部32およびダウンサンプリング部33と同様であり、その説明を省略する。なお、ダウンサンプリング部38は、検出素子部80の共振周波数における包絡線信号を、所定のダウンサンプリングレートでダウンサンプリングする。
変換部39は、計測装置2からの指示に応じて、ダウンサンプリング部38から出力される信号の出力形式を変換する。変換部39は、変換部35と同様であり、その説明を省略する。変換部39は、出力形式を変換した、検出素子部共振における振幅情報を出力ポート1bに出力する。
なお、上記したように、包絡線処理部36は、カウンター部31から出力される、加速度検出素子24の共振周波数の変化量から、検出素子部80の共振周波数における信号を抽出し、その信号の包絡線を算出する。従って、出力ポート1bからは、例えば、図2に示した波形W1bに示す共振周波数「f」の包絡線信号が出力される。
図9は、計測装置2の機能ブロック例を示した図である。図9に示すように、計測装置2は、通信部51と、運動解析部52と、記憶部53と、変換部54と、減衰係数算出部55とを有している。計測装置2の各機能部は、例えば、記憶部に記憶されたプログラムを実行するCPUによって、その機能を実現する。
通信部51は、加速度センサー1の出力ポート1aから出力される加速度を受信する。また、通信部51は、加速度センサー1の出力ポート1bから出力される検出素子部共振における振幅情報を受信する。
運動解析部52は、通信部51によって受信された加速度から、車両5の床版4d上を走行している車線や速度を解析する。
記憶部53には、床版4d上を移動する車両5の各位置と、床版4dに設けられた加速度センサー1との間の距離の関係が予め記憶されている。
変換部54は、通信部51によって受信された、検出素子部共振における振幅情報の時間変化を、記憶部53に記憶されている距離に対する変化に変換する。
減衰係数算出部55は、距離に対する変化に変換された、検出素子部共振における振幅情報に基づいて、床版4dの減衰係数を算出する。
このように、加速度センサー1の信号処理部12は、検出素子部80の共振周波数を、車両5のインパクトによる、床版4dの振動のピックアップ周波数とし、検出素子部80の共振周波数における振動の振幅情報を出力する。これにより、加速度センサー1は、床版4dの減衰係数の算出に適した信号を出力できる。
また、加速度センサー1は、車両5のインパクトによる振動のピックアップ周波数を、検出素子部80の共振周波数とすることで、感度よく車両5のインパクトによる振動を抽出できる。例えば、検出素子部80は、共振周波数におけるQ値が大きいほど、外部の振動(加速度)を増幅して検知するので、感度良く車両5のインパクトによる振動を抽出できる。
なお、加速度センサー1が設置される床版4d(床版4)は、構造物の一例である。加速度センサー1は、例えば、立体駐車場などの他の構造物に設置されてもよい。
また、加速度センサー1は、振幅情報の3軸成分のうちの一部を出力してもよいし、全部を出力してもよい。また、加速度センサー1は、加速度の3軸成分のうちの一部を出力してもよいし、全部を出力してもよい。
また、加速度センサー1は、加速度を検出する加速度検出素子24とは別の高Qセンサーを備え、この高Qセンサーから構造物の振動を検出してもよい。
また、上記では、車両5のインパクトを用いて減衰係数を算出するとしたが、インパクトハンマーで床版4dをたたいてインパクトを発生させ、減衰係数を算出してもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、加速度センサー1は、2つの出力ポートを備え、それぞれの出力ポートから、加速度と、検出素子部共振における振幅情報とを出力した。第2の実施の形態では、加速度センサー1は、加速度と、検出素子部共振における振幅情報とを切替えて、1つの出力ポートから出力する。
図10は、第2の実施の形態に係る加速度センサー1の機能ブロックの構成例を示した図である。図10において、図3と同じものには同じ符号が付してある。
図10に示すように、加速度センサー1は、信号処理部61と、出力ポート62とを有している。信号処理部61は、加速度と、検出素子部共振における振幅情報とを切替えて、その一方を出力ポート62に出力する。
図11は、信号処理部61の機能ブロックの構成例を示した図である。図11において、図7と同じものには同じ符号が付してある。図11に示すように、信号処理部61は、切替え部71を有している。
切替え部71は、計測装置2からのコマンドに応じて、加速度と、検出素子部共振における振幅情報との一方が、出力ポート62に出力されるようにする。例えば、切替え部71は、計測装置2から、加速度を出力するコマンドを受信した場合、フィルター部32と、ダウンサンプリング部33と、補正部34と、変換部35とをアクティブにし、包絡線処理部36と、フィルター部37と、ダウンサンプリング部38と、変換部39とを非アクティブにする。これにより、変換部35から加速度が出力され、出力ポート62に加速度が出力される。また、切替え部71は、計測装置2から、検出素子部共振おける振幅情報を出力するコマンドを受信した場合、フィルター部32と、ダウンサンプリング部33と、補正部34と、変換部35とを非アクティブにし、包絡線処理部36と、フィルター部37と、ダウンサンプリング部38と、変換部39とをアクティブにする。これにより、変換部39から検出素子部共振における振幅情報が出力され、出力ポート62に検出素子部共振における振幅情報が出力される。
計測装置2は、加速度センサー1に対し、コマンドを出力するコマンド出力部を有している。コマンド出力部は、例えば、ユーザーの操作に応じて、加速度と、検出素子部共振における振幅情報との一方の出力を指示するコマンドを出力する。または、コマンド出力部は、プログラムによって、加速度と、検出素子部共振における振幅情報との一方の出力を指示するコマンドを出力する。
このように、信号処理部61は、加速度と、検出素子部共振における振幅情報とを切替えて、1つの出力ポート62から出力する。これにより、加速度センサー1を小型化することができる。また、加速度センサー1の消費電力を低減することができる。
なお、加速度センサー1は、振幅情報の3軸成分および加速度の3軸成分のうちの一部を出力してもよいし、全部を出力してもよい。
また、計測装置2のコマンド出力部は、加速度と、検出素子部共振における振幅情報との両方の出力を指示するコマンドを出力してもよい。加速度センサー1は、前記コマンドを受信した場合、加速度と、検出素子部共振における振幅情報とを、出力ポート62から交互に出力する。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、加速度センサー1の機能構成は、加速度センサー1の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。加速度センサー1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…加速度センサー、2…計測装置、3…通信ネットワーク、4…橋梁、4a…橋脚、4b,4c…橋台、4d,4e…床版、4da…側面、5…車両、11…センサー部、12…信号処理部、21…基部、22…継ぎ手部、23…可動部、24…加速度検出素子、25…質量部、31…カウンター部、32…フィルター部、33…ダウンサンプリング部、34…補正部、35…変換部、36…包絡線処理部、37…フィルター部、38…ダウンサンプリング部、39…変換部、61…信号処理部、62…出力ポート、71…切替え部、80…検出素子部、81…検出部、82…支持部。

Claims (7)

  1. 基台に対する固定部を備えた支持部と、前記支持部に連結された基部と、継ぎ手部を介して前記基部に連結され、印加された加速度の変化に応じて回動する板状の可動部と、前記基部と前記可動部に掛け渡されて設けられ、前記可動部に印加される加速度によって共振周波数を変化させる振動子と、を有する検出素子部と、
    前記振動子の共振周波数の変化量の波形を算出するとともに、算出した前記共振周波数の変化量の波形から、前記検出素子部の共振周波数成分の信号を抽出したうえで、前記信号の振幅情報を出力する処理部と、
    を有することを特徴とする加速度センサー。
  2. 請求項に記載の加速度センサーであって、
    前記処理部は、前記振動子の出力から物理量信号を算出する、
    ことを特徴とする加速度センサー
  3. 請求項に記載の加速度センサーであって、
    前記処理部は、コマンドに応じて、前記振幅情報と前記物理量信号との一方を出力する、
    ことを特徴とする加速度センサー
  4. 請求項またはに記載の加速度センサーであって、
    前記物理量信号は、前記検出素子部の共振周波数成分が抑制または除去されている、
    ことを特徴とする加速度センサー
  5. 請求項に記載の加速度センサーであって、
    前記振幅情報は、包絡線信号である、
    ことを特徴とする加速度センサー
  6. 基台に対する固定部を備えた支持部と、前記支持部に連結された基部と、継ぎ手部を介して前記基部と連結され、印加された加速度の変化に応じて回動する板状の可動部と、前記基部と前記可動部とに掛け渡されて設けられ、前記可動部に印加される加速度によって共振周波数を変化させる振動子と、を有する検出素子部と、前記振動子の共振周波数の変化量の波形を算出するとともに、算出した前記共振周波数の変化量の波形から、前記検出素子部の共振周波数成分の信号を抽出したうえで、前記信号の振幅情報を出力する処理部と、を有する加速度センサーと、
    前記加速度センサーによって出力される前記信号の振幅情報に基づいて、構造物の減衰特性を算出する計測装置と、
    を有することを特徴とする計測システム。
  7. 基台に対する固定部を備えた支持部と、前記支持部に連結された基部と、継ぎ手部を介して前記基部と連結され、印加された加速度の変化に応じて回動する板状の可動部と、前記基部と前記可動部とに掛け渡されて設けられ、前記可動部に印加される加速度によって共振周波数を変化させる振動子と、を有する検出素子部と、前記振動子の共振周波数の変化量の波形を算出するとともに、算出した前記共振周波数の変化量の波形から、前記検出素子部の共振周波数成分の信号を抽出したうえで、前記信号の振幅情報を出力する処理部と、を有する加速度センサーに対し、前記信号の振幅情報と、前記前記振動子の出力から算出された物理量信号との一方または両方の出力を指示するコマンドを出力するコマンド出力部、
    を有することを特徴とする計測装置。
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