JP6604099B2 - 充電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電源から供給される電力で蓄電装置を充電する充電装置に関する。
特開2014−17917号公報(特許文献1)には、車両外部の交流電源から供給される電力で車載バッテリを充電するための充電器と、充電器を制御する制御装置とを備えた充電装置が開示されている。充電器は、交流電源から受けた交流を直流に変換するAC/DC変換回路(力率改善昇圧回路)と、AC/DC変換回路が出力した電圧を変換して車載バッテリに出力する絶縁型のDC/DC変換回路とを備える。制御装置は、車両外部の交流電源から供給される電力で車載バッテリを充電する場合、AC/DC変換回路の出力電圧が目標電圧になるようにAC/DC変換回路を制御する。
特開2014−17917号公報
特許文献1に開示される充電装置のような、交流を直流に変換する変換装置(AC/DC変換回路)を備える充電装置において、変換装置の出力側の電圧が過電圧となる場合があり得る。変換装置の出力側の過電圧は、たとえば、交流電源の異常により異常な交流電圧が充電装置に入力された場合や、充電装置が故障した場合に生じ得る。
交流電源の異常は一時的であることが多いため、交流電源に異常がある場合には、充電の一時停止後解消され得る。このような場合には、交流電源の異常の解消を待つことにより、充電を再開することができる。一方、充電装置が故障している場合には、充電装置を交換することが必要である。
このように、変換装置の出力側の過電圧が生じた場合に、その原因によって取るべき対応が異なる。したがって、変換装置の出力側の過電圧が生じた場合に、その原因が、交流電源の異常にあるのか、充電装置の異常にあるのかを特定することが望まれる。しかしながら、上記特許文献1においては、このような課題及びその解決手段について検討されていない。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、変換装置の出力側の過電圧が生じた場合に、その原因が交流電源の異常にあるのか、充電装置の異常にあるのかを特定することである。
この発明に係る充電装置は、交流電源から供給される電力で蓄電装置を充電する充電装置であって、変換装置と、第1電圧センサと、第2電圧センサと、制御部とを備える。変換装置は、交流電源から受ける交流を直流に変換して出力する。第1電圧センサは、変換装置の出力側の電圧を検出する。第2電圧センサは、変換装置の入力側の電圧を検出する。制御部は、第1電圧センサにより検出された電圧が過電圧を示す第1閾値を超過した場合に、第2電圧センサにより検出された電圧が過電圧を示す第2閾値を超過したことの履歴があるときは、交流電源に異常があると判定し、履歴がないときは、充電装置に異常があると判定する。
この充電装置においては、変換装置の出力側の過電圧が生じた場合に、変換装置の入力側の過電圧の履歴有無により、交流電源に異常があるのか、充電装置に異常があるのかが判定される。したがって、この充電装置によれば、変換装置の出力側の過電圧の原因が交流電源の異常にあるのか、充電装置の異常にあるのかを特定することができる。
実施の形態による充電装置を備える車両の全体構成を示す図である。 電圧センサの検出結果に基づくECUの処理手順を示すフローチャートである。 履歴フラグの一例を説明するための図である。 電圧センサの検出結果に基づく過電圧検出回路の動作を示すフローチャートである。 ECUからの要求に基づく過電圧検出回路の動作を示すフローチャートである。 電圧センサの検出結果が過電圧を示す場合の原因特定のためのECUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<車両の構成>
図1は、本実施の形態による充電装置を備える車両1の全体構成を模式的に示す図である。車両1は、駆動装置10と、バッテリ(蓄電装置)20と、システムメインリレー21と、充電リレー22と、充電器30と、コネクタ40と、ECU(Electronic Control Unit)100とを備える。充電器30は、AC/DC変換部31と、DC/DC変換部32と、コンデンサ33と、電圧センサ34,42と、駆動回路35とを含む。駆動回路35は、過電圧検出回路36を有する。
駆動装置10は、バッテリ20から供給される電力を用いて車両駆動力を発生する。駆動装置10は、駆動輪に機械的に接続されたモータジェネレータと、モータジェネレータの通電量を制御するパワーコントロールユニット(インバータなど)とを含む。駆動装置10の出力(モータジェネレータの通電量)はECU100からの制御信号によって制御される。
車両1は、駆動装置10のモータジェネレータが発生する駆動力で走行する。なお、車両1は、駆動装置10が発生する駆動力に加えて、図示しないエンジンの動力を用いて走行するように構成されてもよい。
バッテリ20は、再充電可能な蓄電装置であり、たとえばニッケル水素電池やリチウムイオン電池および鉛蓄電池等の二次電池である。
システムメインリレー21は、駆動装置10とバッテリ20との間に設けられ、ECU100からの制御信号によって開閉される。
車両1は、車両外部の交流電源(以下「外部電源」ともいう)200から供給される電力でバッテリ20を充電する「外部充電」を行なうことが可能に構成される。外部電源200は、たとえば、系統電源である。外部充電を行なうための構成として、車両1は、充電リレー22と、充電器30と、コネクタ40とを備える。
充電リレー22は、バッテリ20と充電器30との間に設けられ、ECU100からの制御信号によって開閉される。
コネクタ40は、外部電源200に接続されたコネクタ210と連結可能に構成される。
充電器30は、入力側の端部がコネクタ40に接続され、出力側の端部が充電リレー22を介してバッテリ20に接続される。充電器30の入力側の端部とコネクタ40とは、正極線PL2及び負極線NL2により接続される。充電器30は、ECU100からの制御信号に基づいて外部電源200から入力される交流をバッテリ20に充電可能な直流に変換してバッテリ20へ出力する。
具体的には、充電器30は、AC/DC変換部31と、DC/DC変換部32と、コンデンサ33と、電圧センサ34,42と、駆動回路35とを含む。AC/DC変換部31とDC/DC変換部32とは、正極線PL1および負極線NL1によって接続される。
AC/DC変換部31は、駆動回路35からの駆動信号に基づいて、コネクタ40を介して外部電源200から入力された交流を直流に変換(整流)して正極線PL1および負極線NL1に出力する。さらに、AC/DC変換部31は、外部電源200から入力された交流電力を正弦波に近づけることで力率を改善する力率改善(PFC:Power Factor Correction)回路としても動作する。
DC/DC変換部32は、駆動回路35からの駆動信号に基づいて、AC/DC変換部31の出力電圧をバッテリ20の電圧に変換してバッテリ20に出力する。DC/DC変換部32は、いわゆる絶縁型のDC/DCコンバータである。
コンデンサ33は、一方の端部が正極線PL1に接続され、他方の端部が負極線NL1に接続され、正極線PL1と負極線NL1との間の電圧を平滑化する。
電圧センサ34は、正極線PL1と負極線NL1との間の電圧(すなわち、AC/DC変換部31の出力側の電圧)を検出し、検出結果を駆動回路35(過電圧検出回路36)、及びECU100に出力する。
電圧センサ42は、正極線PL2と負極線NL2との間の電圧(すなわち、AC/DC変換部31の入力側の電圧)を検出し、検出結果をECU100に出力する。電圧センサ42により検出される電圧は、外部電源200の交流電圧である。電圧センサ42により検出された電圧が過電圧を示した履歴は、ECU100内の不図示の内部メモリに記憶される。この履歴の記憶動作、及びこの履歴がどのように活用されるかについては後程詳しく説明する。
駆動回路35は、図示しない充電CPU(Central Processing Unit)を含む。駆動回路35は、ECU100からの制御信号に基づいてAC/DC変換部31およびDC/DC変換部32に駆動信号を出力することによって、AC/DC変換部31およびDC/DC変換部32の駆動を制御する。
過電圧検出回路36は、電圧センサ34の検出結果に基づいてAC/DC変換部31の出力側の電圧が過電圧を示すことを検出すると、AC/DC変換部31及びDC/DC変換部32を停止する。過電圧検出回路36は、ラッチ回路を含み、AC/DC変換部31の出力側の過電圧を検出した場合に過電圧ラッチをオン状態にすることで、過電圧が生じたことを記憶することができる。たとえば、過電圧検出回路36はコンパレータで構成される。過電圧検出回路36の動作については後程詳しく説明する。
ECU100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報や各センサからの情報に基づいて車両1の各機器(駆動装置10、システムメインリレー21、システムメインリレー21、充電器30)を制御する。
<過電圧の原因特定に関連する動作>
以上のような構成を備える充電装置においては、AC/DC変換部31の出力側の電圧が過電圧となる場合があり得る。AC/DC変換部31の出力側の過電圧は、たとえば、外部電源200の異常により異常な交流電圧が充電器30に入力された場合や、充電装置内の何れかの部品が故障した場合に生じ得る。
外部電源200の異常は一時的であることが多いため、外部電源200に異常がある場合には、充電の一時停止後、ある程度の時間が経過すると問題が解消され得る。一方、充電装置内の何れかの部品が故障している場合には、故障している部品を交換することが必要である。
このように、AC/DC変換部31の出力側の過電圧が生じた場合に、その原因によって取るべき対応が異なる。したがって、AC/DC変換部31の出力側の過電圧が生じた場合に、その原因が、外部電源200の異常にあるのか、充電装置の異常にあるのかを特定することが望まれる。
そこで、この実施の形態に係る充電装置においてECU100は、電圧センサ34により検出された電圧が過電圧を示す場合に、電圧センサ42により検出された電圧が過電圧を示したことの履歴があるときは、外部電源200に異常があると判定し、履歴がないときは、充電装置に異常があると判定する。これにより、この充電装置によれば、AC/DC変換部31の出力側の過電圧の原因が外部電源200の異常にあるのか、充電装置の異常にあるのかを特定することができる。以下、過電圧の原因特定に関連する動作について具体的に説明する。
図2は、電圧センサ42の検出結果に基づくECU100の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップは、基本的にはECU100によるソフトウェア処理によって実現されるが、電子回路を用いたハードウェア処理によって実現されてもよい。ステップS100にて、ECU100は、電圧センサ42の検出結果が過電圧を示す第1閾値Vth1を上回っているか否かを判定する。
電圧センサ42の検出結果が第1閾値Vth1を上回っている場合(ステップS100にてYES)、ECU100は、ステップS110にて、電圧センサ42の検出結果が第1閾値Vth1を上回った履歴(外部電源異常の履歴)を不図示の内部メモリに記憶する。たとえば、ECU100は、履歴フラグにより、外部電源異常の履歴を管理する。
図3は、履歴フラグの一例を説明するための図である。図3の横軸は時間を示し、縦軸の上段は外部電源200の電圧の推移を示し、下段は履歴フラグの状態の推移を示す。たとえば、第1閾値Vth1は、外部電源200の交流電圧の振幅よりも大きい値が設定される。時刻t1において、外部電源200の交流電圧が第1閾値Vth1を上回ると(一時的な過電圧を生じると)、電圧センサ42がその交流電圧を検出するので、履歴フラグはオフ状態からオン状態に切り替わる。たとえば、ECU100は、この履歴フラグの状態を内部メモリに記憶することで、外部電源異常の履歴を管理できる。なお、外部電源200の異常は、図3に示すような一時的な過電圧である場合も多く、このような場合には外部電源200の異常は短時間で解消される。
外部電源異常の履歴は、たとえば、コネクタ40からコネクタ210が取り外されるまで記憶され、コネクタ40からコネクタ210が取り外されることで消去される。なお、外部電源異常の履歴の消去タイミングは、必ずしもこのような構成には限定されない。たとえば、コネクタ40からコネクタ210が取り外されなくても、充電開始から所定時間経過後に履歴が消去されるような構成であってもよい。外部電源異常の履歴は、過電圧の原因特定に用いられる。詳細については後述する。
再び図2を参照して、電圧センサ42の検出結果が第1閾値Vth1以下である場合(ステップS100にてNO)、ECU100はステップS100からの処理を繰り返す。
図4は、電圧センサ34の検出結果に基づく過電圧検出回路36の動作を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップは、基本的には過電圧検出回路36のハードウェア処理によって実現されるが、ソフトウェア処理によって実現されてもよい。過電圧検出回路36は、ステップS200にて、電圧センサ34の検出結果が第2閾値Vth2を上回っているか否かを判定する。
電圧センサ34の検出結果が第2閾値Vth2を上回っている場合(ステップS200にてYES)、コンデンサ33が過電圧状態であるため、過電圧検出回路36は、ステップS210にて、ECU100に過電圧信号を出力する。その後、過電圧検出回路36は、ステップS220にて、AC/DC変換部31の出力側の過電圧状態を示す過電圧ラッチをオン状態にする。過電圧ラッチがオン状態である場合にはAC/DC変換部31の出力側が過電圧状態であることを示し、過電圧ラッチがオフ状態である場合にはAC/DC変換部31の出力側が過電圧状態でないことを示す。その後、コンデンサ33の過電圧状態を解消するために、過電圧検出回路36は、ステップS230にて、充電器30(AC/DC変換部31及びDC/DC変換部32)を停止するように駆動回路35を制御し、ステップS200からの処理を繰り返す。
電圧センサ34の検出結果が第2閾値Vth2以下である場合(ステップS200にてNO)、コンデンサ33が過電圧状態ではないため、過電圧検出回路36は、ステップS240にて、過電圧信号の出力を停止し、ステップS200からの処理を繰り返す。
図5は、ECU100からの要求に基づく過電圧検出回路36の動作を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップは、基本的には過電圧検出回路36のハードウェア処理によって実現されるが、ソフトウェア処理によって実現されてもよい。過電圧検出回路36は、ステップS260にて、過電圧ラッチのオフ要求がECU100からあるか否かを判定する。詳しくは後述するが、ECU100は、コンデンサ33の過電圧状態が解消されたと判定すると、過電圧ラッチのオフ要求を過電圧検出回路36に出力する。過電圧ラッチのオフ要求がない場合(ステップS260にてNO)、過電圧検出回路36はステップS260からの処理を繰り返す。
過電圧ラッチのオフ要求がある場合(ステップS260にてYES)、過電圧検出回路36は、ステップS270にて、過電圧ラッチをオフ状態に切り替える。その後、過電圧検出回路36は、ステップS280にて、充電器30による充電を再開するように駆動回路35を制御し、ステップS260からの処理を繰り返す。なお、過電圧ラッチのオフ要求が行なわれる場合は、過電圧ラッチの状態はオン状態であり、充電器30は停止している(図4のステップS220,S230参照)。したがって、ステップS280においては、充電器30による充電が再開される。なお、ECU100によりコンデンサ33の過電圧状態が解消したと判定され、充電器30による充電が再開されたとしても、過電圧検出回路36によりコンデンサ33が過電圧状態であると判定されると、再び、過電圧ラッチはオン状態となり、充電器30による充電は停止する。
図6は、電圧センサ34の検出結果が過電圧を示す場合の原因特定のためのECU100の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップは、基本的にはECU100によるソフトウェア処理によって実現されるが、電子回路を用いたハードウェア処理によって実現されてもよい。ECU100は、ステップS300にて、過電圧検出回路36により出力される過電圧信号が時間T1(ms)以上継続して出力されているか否かを判定する。過電圧信号が時間T1以上継続して出力されていないと判定されると(ステップS300にてNO)、ECU100は、ステップS370にて、外部電源200及び充電装置の何れにも異常がないと判定し、ステップS300からの処理を繰り返す。
過電圧信号が時間T1以上継続して出力されていると判定されると(ステップS300にてYES)、ECU100は、ステップS310にて、過電圧信号が時間T1以上継続した回数を示すカウンタC1をカウントアップし、カウンタC1を不図示の内部メモリに記憶する。
その後、ECU100は、ステップS320にて、カウンタC1の値が所定回数X1以上であるか否かを判定する。これは、過電圧が単発的なものではなく、外部電源200及び充電装置の何れかに異常があることを判定するためである。外部電源200及び充電装置の異常に関係なく、サージ電流等の影響で単発的に過電圧が検出されることがある。したがって、カウンタC1の値が小さい段階では、外部電源200及び充電装置の何れかに異常があるとは言い切れない。したがって、ECU100は、ステップS320における判定を行なうことで、外部電源200及び充電装置の何れかに異常があることを判定している。なお、カウンタC1は、所定時間(たとえば、10秒)毎にリセットされる。
カウンタC1の値が所定回数X1未満であると判定されると(ステップS320にてNO)、検出された過電圧が単発的なものである可能性があるため、ECU100は、ステップS330にて、電圧センサ34の検出結果が第2閾値Vth2以下であるか否かを判定する。これは、過電圧ラッチのオフ要求を行なう必要があるか否かを判定するためである。過電圧信号が出力されている場合には、充電器30は停止している(図3のステップS230参照)。過電圧が単発的なものである場合には、コンデンサ33に蓄えられた電力が不図示の放電抵抗により放電されることで過電圧が解消する。過電圧が解消した場合には、充電再開のために過電圧ラッチをオフ状態に切り替える必要がある。したがって、ECU100は、ステップS330における判定を行なうことで、過電圧ラッチのオフ要求を行なう必要があるか否かを判定している。
電圧センサ34の検出結果が第2閾値Vth2以下であると判定されると(ステップS330にてYES)、過電圧が解消しているので、ECU100は、ステップS340にて、過電圧ラッチのオフ要求を過電圧検出回路36に出力する。
その後、ECU100は、ステップS350にて、過電圧信号が時間T2(ms)以上継続して出力されているか否かを判定する。これは、過電圧の原因が過電圧検出回路36の故障であるか否かを判定するためである。ステップS330にて、電圧センサ34の検出結果は第2閾値Vth2以下であると判定されているため、過電圧検出回路36に異常がない限り、過電圧信号が時間T2以上継続して出力されることはない。すなわち、過電圧信号が時間T2以上継続して出力されている場合には、過電圧検出回路36が故障している可能性が高い。したがって、ECU100は、ステップS350における判定を行なうことで、過電圧の原因が過電圧検出回路36の故障であるか否かを判定している。
過電圧信号が時間T2以上継続して出力されていると判定されると(ステップS350にてYES)、ECU100は、ステップS360にて、過電圧検出回路36が故障していると判定し、処理を終了する。過電圧信号が時間T2以上継続して出力されていないと判定されると(ステップS350にてNO)、ECU100は、ステップS370にて、外部電源200及び充電装置の何れにも異常がないと判定し、ステップS300からの処理を繰り返す。
ステップS330にて、電圧センサ34の検出結果が第2閾値Vth2を上回っていると判定されると(ステップS330にてNO)、過電圧が解消していないので、ECU100は、ステップS380にて、過電圧信号が時間T3(s)以上継続して出力されているか否かを判定する。たとえば、時間T3(s)は30〜40秒程度の時間である。これは、外部電源200及び電圧センサ34の何れかに異常があることを判定するためである。上述の通り、外部電源200及び電圧センサ34に異常がない場合には、コンデンサ33に蓄えられた電力は、不図示の放電抵抗により放電される。したがって、電圧センサ34の検出値は時間T3(s)未満の時間で第2閾値Vth2以下となり、過電圧信号は停止されるはずである(図3のステップS200,S240参照)。すなわち、過電圧信号が時間T3以上継続して出力されている場合には、外部電源200及び電圧センサ34の何れかが故障している可能性が高い。したがって、ECU100は、ステップS380における判定が行なうことで、外部電源200及び電圧センサ34の何れかに異常があることを判定している。
過電圧信号が時間T3(s)以上継続して出力されていると判定されると(ステップS380にてYES)、外部電源200及び電圧センサ34の何れかに異常がある可能性があるので、ECU100は、ステップS385にて、不図示の内部メモリに外部電源異常の履歴(電圧センサ42の検出結果が第1閾値Vth1を超過した履歴)が記憶されているか否かを判定する。
外部電源異常の履歴が記憶されていると判定されると(ステップS385にてYES)、外部電源200に異常がある可能性が高いので、ECU100は、ステップS410にて、外部電源200に異常があると判定する。外部電源200の異常は、一時的なものである場合も多く、ある程度の時間経過後に解消し得る。したがって、たとえば、外部電源200が復帰し、過電圧状態が解消した段階で充電器30による充電が再開され得る。そこで、外部電源200に異常があると判定された後、ECU100は、ステップS300からの処理を繰り返す。なお、ECU100は、ステップS300からの処理を再開する際に、過電圧ラッチのオフ要求を行なう。
外部電源異常の履歴が記憶されていないと判定されると(ステップS385にてNO)、電圧センサ34が故障(たとえば、実際の電圧に拘わらず、検出値が高電圧側に張り付いてしまう故障等)している可能性が高いので、ECU100は、ステップS390にて、電圧センサ34が故障していると判定し、処理を終了する。
ステップS380にて、過電圧信号が時間T3(s)以上継続して出力されていないと判定されると(ステップS380にてNO)、外部電源200及び電圧センサ34の何れかに異常があるとは言い切れないので、ECU100は、ステップS320からの処理を、時間T3が経過するまで繰り返す。なお、時間T3が経過する前に電圧センサ34の検出値が第2閾値Vth2以下になった場合には、処理はステップS330にてYESに抜ける。
ステップS320にて、カウンタC1の値が所定回数X1以上であると判定されると(ステップS320にてYES)、外部電源200及び充電装置の何れかに異常がある可能性が高いので、ECU100は、ステップS400にて、不図示の内部メモリに外部電源異常の履歴が記憶されているか否かを判定する。これは、ステップS385と同様、外部電源200及び充電装置の何れに異常があるかを判定するためである。
外部電源異常の履歴が記憶されていると判定されると(ステップS400にてYES)、外部電源200に異常がある可能性が高いので、ECU100は、ステップS410にて、外部電源200に異常があると判定し、ステップS300からの処理を繰り返す。これは、上述の通り、過電圧の原因が外部電源200の異常である場合には、その異常が一時的なものである場合も多く、ある程度の時間経過後に過電圧の原因が解消し得るからである。
外部電源異常の履歴が記憶されていないと判定されると(ステップS400にてNO)、充電装置が故障している可能性が高いので、ECU100は、ステップS420にて、充電装置に含まれる何れかの部品が故障していると判定し、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によるECU100は、電圧センサ34により検出された電圧が過電圧を示す場合に、電圧センサ42により検出された電圧が過電圧を示したことの履歴があるときは(ステップS385にてYES、ステップS400にてYES)、外部電源200に異常があると判定し(ステップS410)、履歴がないときは(ステップS385にてNO、ステップS400にてNO)、充電装置に異常があると判定する(ステップS390、ステップS420)。これにより、この充電装置によれば、AC/DC変換部31の出力側の過電圧の原因が外部電源200の異常にあるのか、充電装置の異常にあるのかを特定することができる。
なお、外部電源200は、この発明の「交流電源」の一実施例であり、バッテリ20は、この発明の「蓄電装置」の一実施例であり、AC/DC変換部31、電圧センサ34,42、及びECU100からなる構成は、この発明の「充電装置」の一実施例である。AC/DC変換部31は、この発明の「変換装置」の一実施例であり、電圧センサ34は、この発明の「第1電圧センサ」の一実施例であり、電圧センサ42は、この発明の「第2電圧センサ」の一実施例であり、ECU100は、この発明の「制御部」の一実施例である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 駆動装置、20 バッテリ、21 システムメインリレー、22 充電リレー、30 充電器、31 AC/DC変換部、32 DC/DC変換部、33 コンデンサ、34,42 電圧センサ、35 駆動回路、36 過電圧検出回路、40,210 コネクタ、100 ECU、200 外部電源。

Claims (2)

  1. 交流電源から供給される電力で蓄電装置を充電する充電装置であって、
    前記交流電源から受ける交流を直流に変換して出力する変換装置と、
    前記変換装置の出力側の電圧を検出する第1電圧センサと、
    前記変換装置の入力側の電圧を検出する第2電圧センサと、
    前記第1電圧センサにより検出された電圧が過電圧を示す第1閾値を第1閾時間継続して超過していると判定された回数が、前記第1閾時間よりも長い所定時間内において所定回数以上である場合に、前記第2電圧センサにより検出された電圧が過電圧を示す第2閾値を超過したことの履歴があるときは、前記交流電源に異常があると判定し、前記履歴がないときは、前記充電装置に異常があると判定する、制御部とを備え
    前記変換装置は、前記第1電圧センサにより検出された電圧が前記第1閾値を超過した場合に停止され、
    前記所定時間内において前記回数が前記所定回数未満である場合において、前記制御部は、前記第1電圧センサにより検出された電圧が前記第1閾値を第2閾時間継続して超過し、かつ、前記履歴がないときには、前記第1電圧センサに異常があると判定する、充電装置。
  2. 前記制御部は、前記所定時間毎に前記回数をリセットする、請求項1に記載の充電装置。
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