JP6603536B2 - 蓄電装置 - Google Patents

蓄電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6603536B2
JP6603536B2 JP2015205570A JP2015205570A JP6603536B2 JP 6603536 B2 JP6603536 B2 JP 6603536B2 JP 2015205570 A JP2015205570 A JP 2015205570A JP 2015205570 A JP2015205570 A JP 2015205570A JP 6603536 B2 JP6603536 B2 JP 6603536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power storage
spacer
pair
facing
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015205570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017079101A (ja
Inventor
洋介 西村
芳昌 歳岡
政夫 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
GS Yuasa International Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
GS Yuasa International Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, GS Yuasa International Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015205570A priority Critical patent/JP6603536B2/ja
Priority to CN201610908003.4A priority patent/CN106953134B/zh
Publication of JP2017079101A publication Critical patent/JP2017079101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6603536B2 publication Critical patent/JP6603536B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/61Types of temperature control
    • H01M10/613Cooling or keeping cold
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/62Heating or cooling; Temperature control specially adapted for specific applications
    • H01M10/625Vehicles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/64Heating or cooling; Temperature control characterised by the shape of the cells
    • H01M10/647Prismatic or flat cells, e.g. pouch cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/65Means for temperature control structurally associated with the cells
    • H01M10/655Solid structures for heat exchange or heat conduction
    • H01M10/6556Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/65Means for temperature control structurally associated with the cells
    • H01M10/655Solid structures for heat exchange or heat conduction
    • H01M10/6556Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange
    • H01M10/6557Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange arranged between the cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
電気自動車等の各種機器では容量の大きな電源が必要なため、複数の蓄電素子を備えた蓄電装置が用いられる。この種の蓄電装置は、図11乃至図13に示すように、蓄電素子50と、蓄電素子50に隣接するスペーサ51と、を備える。このスペーサ51は、両側に蓄電素子50が配置され、冷却風が流通可能な通風路510を隣り合う蓄電素子50間に形成する。また、スペーサ51は、通風路510に面する位置であって隣り合う蓄電素子50間に形成された通風路510での冷却風の流通方向における蓄電素子50の手前側の位置において、蓄電素子50を挟んで隣り合うスペーサ51と対向する対向部511を有する。
この蓄電装置5では、蓄電素子50の両側に配置されるスペーサ51同士の対向部511間に、対向部511の通風路510側の端縁512から通風路510と反対側の端縁513まで延びる隙間514が形成されている。このため、蓄電素子50を冷却するための冷却風が通風路510に供給されると、この隙間を通じて冷却風の一部が通風路514から蓄電装置5の外部に漏れ、これにより、蓄電装置5における蓄電素子50の冷却効果が低減する。
特開2010−157450号公報
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、蓄電素子間に形成された通風路に供給される冷却風が外部に漏れ難い蓄電装置を提供することを課題とする。
本発明に係る蓄電装置は、
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子に隣接するスペーサであって、冷却風が流通可能な通風路を前記蓄電素子との間に形成するスペーサと、を備え、
前記スペーサは、前記通風路に面する位置であって前記通風路での冷却風の流通方向における前記蓄電素子に隣接する位置において、該蓄電素子を挟んで隣り合うスペーサと対向する対向部を有し、
前記蓄電素子の両側に配置されるスペーサ同士の対向する一対の対向部における一方の対向部は、前記一対の対向部における他方の対向部に向けて延びる延出部を有し、
前記延出部は、前記他方の対向部に接することを特徴とする。
かかる構成によれば、一対の対向部間において一方の対向部から他方の対向部まで延びる延出部によって、該対向部間を対向部の通風路側の端縁から通風路と反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、一対の対向部間を通じて冷却風が蓄電装置の外部へ漏れるのを抑えることができる。
前記蓄電装置において、
前記他方の対向部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記延出部は、前記傾斜面の少なくとも一部と接してもよい。
かかる構成によれば、延出部と傾斜面との接触部位が第二方向と交差する方向に延びるように、延出部と傾斜面とが接する。これにより、該対向部間を対向部の通風路側の端縁から通風路と反対側の端縁に向かう空気の流れがより効果的に妨げられる。
前記蓄電装置において、
前記延出部は、前記傾斜面との接触によって弾性変形可能であることが好ましい。
かかる構成によれば、延出部が傾斜面に沿って弾性変形可能であるため、製造誤差等によって対向部同士の間隔が狭くなっていても、この間隔の変動が前記弾性変形によって吸収される。即ち、製造誤差等によって対向部同士の間隔が狭くなっていても、延出部が当接面に沿って弾性変形することで傾斜面に接した状態が維持される。
前記蓄電装置において、
前記他方の対向部は、前記傾斜面を一対有し、
前記一対の傾斜面は、前記一対の対向部同士が対向する方向に沿って前記一方の対向部から離れるにしたがって間隔が狭くなるように前記第二方向に間隔を空けて対面し、
前記一方の対向部は、前記一対の傾斜面と対向する位置に、前記延出部を一対有し、
前記一対の延出部は、該一対の延出部における先端同士の間隔が前記一対の傾斜面における前記一方の対向部側の端部での該傾斜面同士の間隔より小さく且つ前記一対の傾斜面における前記一方の対向部と反対側の端部での該傾斜面同士の間隔より大きくなるように、前記第二方向に間隔を空けて並ぶことが好ましい。
かかる構成によれば、対向部同士の間隔が狭くなるほど、一対の傾斜面によって先端同士の間隔がより狭くなるように一対の延出部が弾性変形させられるため、対向部同士の間隔を元に戻そうとする力が強くなる。このように、隣り合うスペーサ同士が弾性体によって連結されているのと同視できる状態となっているため、蓄電装置における振動に対する耐性が向上する。
前記蓄電装置において、
前記一方の対向部は、前記延出部を複数有し、
前記他方の対向部は、前記傾斜面を前記複数の延出部と対応する数有してもよい。
かかる構成によれば、複数の延出部によって、一対の対向部間を対向部の通風路側の端縁から通風路と反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、一対の対向部間を通じて冷却風が蓄電装置の外部へ漏れるのをより効果的に抑えることができる。
前記蓄電装置において、
前記延出部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記他方の対向部は、前記延出部の傾斜面の少なくとも一部と接する。
かかる構成によれば、延出部の傾斜面と対向部との接触部位が第二方向と交差する方向に延びるように、延出部と傾斜面とが接する。これにより、該対向部間を対向部の通風路側の端縁から通風路と反対側の端縁に向かう空気の流れがより効果的に妨げられる。
前記蓄電装置において、
前記延出部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する第一の傾斜面を有し、
前記他方の対向部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する第二の傾斜面を有し、
前記第一の傾斜面は、前記第二の傾斜面の少なくとも一部と接してもよい。
かかる構成によれば、第一の傾斜面と第二の傾斜面との接触部位が第二方向と交差する方向に延びるように、延出部(第一の傾斜面)と前記他方の対向部(第二の傾斜面)とが接する。これにより、該対向部間を対向部の通風路側の端縁から通風路と反対側の端縁に向かう空気の流れがより効果的に妨げられる。
前記蓄電装置において前記第一の傾斜面及び前記第二の傾斜面が設けられた場合、
前記第一の傾斜面に対する前記第二の傾斜面の角度αが、0°<αであることが好ましい。
第一の傾斜面と第二の傾斜面とが平行だと、スペーサを製造する際の製造誤差によって第一の傾斜面と第二の傾斜面との間に隙間が生じる場合がある。しかし、上記構成のように、角度αが0°より大きい、即ち、第一の傾斜面と第二の傾斜面とが平行で無ければ、前記製造誤差に起因する隙間の発生を防ぐことができる。
前記蓄電装置において、
前記延出部は、前記冷却風の流通方向における前記他方の対向部の全域において当該他方の対向部に接触することが好ましい。
かかる構成によれば、冷却風の流通方向における対向部間の全域において、該対向部間を対向部の通風路側の端縁から通風路と反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、一対の対向部間を通じて冷却風が蓄電装置の外部へ漏れるのをより効果的に抑えることができる。
以上より、本発明によれば、蓄電素子間に形成された通風路に供給される冷却風が外部に漏れ難い蓄電装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電装置の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る蓄電装置の蓄電素子の斜視図である。 図3は、同実施形態に係る蓄電装置の蓄電素子の正面図である。 図4は、同実施形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。 図5は、同実施形態に係る蓄電装置の内部スペーサ及び外部スペーサ及び蓄電素子の斜視図である。 図6は、同実施形態に係る蓄電装置の蓄電素子及びスペーサの側面図である。 図7は、同実施形態に係る蓄電装置の拡大図であって、図6における領域VIIの拡大図である。 図8は、同実施形態に係る蓄電装置の拡大図であって、図6における領域VIIIの拡大図である。 図9は、同実施形態に係る蓄電装置の拡大図であって、図6における領域IXの拡大図である。 図10は、本発明の他実施形態に係る蓄電装置の拡大図である。 図11は、従来の蓄電装置の側面図である。 図12は、従来の蓄電装置の拡大図であって、スペーサにおける対向部の近傍の領域の拡大図である。 図13は、従来の蓄電装置の分解斜視図である。
以下、本発明の蓄電装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材の名称と異なる場合がある。
蓄電装置は、図1に示すように、蓄電素子1と、該蓄電素子1に隣り合うスペーサ2と、蓄電素子1及びスペーサ2をひとまとめに保持する保持部材3とを備える。保持部材3は、導電材料により成形される。これに伴い、蓄電装置は、蓄電素子1と保持部材3との間に配置されるインシュレータ4を備える。
蓄電素子1は、図2及び図3に示すように、正極及び負極を含む電極体と、電極体を収容するケース10と、ケース10の外面上に配置された一対の外部端子11とを備える。
ケース10は、開口を有するケース本体100と、ケース本体100の開口を閉じる蓋板101であって、外面上に一対の外部端子11が配置される蓋板101とを有する。
ケース本体100は、閉塞部100aと(図3参照)、該閉塞部100aを取り囲むように、該閉塞部100aの周縁に接続された筒状の胴部100bとを備える。
胴部100bは、間隔をあけて互いに対向する一対の第一壁100cと、一対の第一壁100cを挟んで互いに対向する一対の第二壁100dとを備える。
第一壁100c及び第二壁100dのそれぞれは、矩形状に形成される。すなわち、第一壁100c及び第二壁100dのそれぞれの表面は、平坦面であり、四角形状の領域とされている。第一壁100c及び第二壁100dは、互いの端縁を突き合わせた状態で隣り合って配置される。これに伴い、隣り合う第一壁100cの端縁及び第二壁100dの端縁同士は、全長に亘って接続される。これにより、胴部100bは、角筒状に形成されている。胴部100bの一端は、閉塞部100aによって閉塞されている。これに対し、胴部100bの他端は、開口している。ケース10では、この開口が蓋板101によって閉塞されている。
本実施形態において、第一壁100cの表面積は、第二壁100dの表面積よりも広くなっている。これに伴い、胴部100bは、扁平角筒状に形成される。
本実施形態に係る蓄電装置は、複数の蓄電素子1を備える。複数の蓄電素子1のそれぞれは、一方向に整列する。本実施形態において、複数の蓄電素子1のそれぞれは、ケース10の第一壁100cを一方向に向けて整列している。蓄電装置は、隣り合う二つの蓄電素子1の外部端子11同士を電気的に接続するバスバーを備える。
なお、以下の説明において、便宜上、蓄電素子1の整列する方向(第一方向)をX軸方向という。また、蓄電素子1の整列する方向(X軸方向)とそれぞれ直交すると共に互いに直交する二軸方向のうちの一つの方向(第二方向)をZ軸方向といい、残りの一つの方向をY軸方向ということとする。これに伴い、各図面には、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれに対応する直交三軸(座標軸)が補助的に図示されている。
スペーサ2は、絶縁性を有する。スペーサ2は、蓄電素子1のケース10(胴部100bの第一壁100c)と隣り合うベースと、該ベースに隣り合う蓄電素子1の位置ずれを防止する規制部とを有する。
スペーサ2について、より具体的に説明する。蓄電装置は、上述のように、複数の蓄電素子1を備える。これに伴い、蓄電装置は、図4に示すように、2種類のスペーサ2(2A,2B)を備える。すなわち、蓄電装置は、スペーサ2として、二つの蓄電素子1間に配置されるスペーサ(以下、内部スペーサという)2Aと、複数の蓄電素子1のうちの最も端にある蓄電素子1に隣り合うスペーサ(以下、外部スペーサという)2Bとを備える。
まず、内部スペーサ2Aについて説明する。内部スペーサ2Aは、図5に示すように、蓄電素子1(ケース本体100の第一壁100c)に隣り合うベース20Aと、該ベース20Aに隣り合う二つの蓄電素子1の位置ずれを防止する規制部21Aとを有する。
内部スペーサ2Aのベース20Aは、二つの蓄電素子1に挟み込まれる。そのため、内部スペーサ2Aのベース20Aは、隣り合う二つの蓄電素子1のうちの一方の蓄電素子1と対向する第一面と、該第一面とは反対側の第二面であって、前記二つの蓄電素子1のうちの他方の蓄電素子1と対向する第二面とを有する。
内部スペーサ2Aのベース20Aは、蓄電素子1の蓋板101に対応する位置に配置される第一端と、該第一端とは反対側の第二端であって、蓄電素子1の閉塞部100aに対応する位置に配置される第二端とを有する。また、内部スペーサ2Aのベース20Aは、蓄電素子1の一方の第二壁100dに対応する位置に配置される第三端と、該第三端とは反対側の第四端であって、蓄電素子1の他方の第二壁100dに対応する位置に配置される第四端とを有する。
内部スペーサ2Aのベース20Aは、該ベース20Aの第一端と第三端とが接続される部分である第一角部と、第一端と第四端とが接続される部分である第二角部とを有する。また、内部スペーサ2Aのベース20Aは、第二端と第三端とが接続される部分である第三角部と、第二端と第四端とのそれぞれが接続される部分である第四角部とを有する。
なお、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一端及び第二端は、Y軸方向に延びる。そして、内部スペーサ2Aのベース20Aの第三端及び第四端は、Z軸方向に延びる。そのため、内部スペーサ2Aのベース20Aは、略矩形状に形成される。また、内部スペーサ2Aのベース20Aは、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさで形成される。
本実施形態に係る蓄電装置において、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一面と蓄電素子1との間及び内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面と蓄電素子1との間の少なくとも何れか一方には、流体(冷却用の流体)を通過させるための通風路が形成される。
より具体的に説明する。内部スペーサ2Aのベース20Aは、矩形波形状に形成される。本実施形態に係る蓄電素子1において、内部スペーサ2Aのベース20Aは、隣り合う二つの蓄電素子1のうちの一方の蓄電素子1のみに当接する第一当接部200Aと、隣り合う二つの蓄電素子1のうちの他方の蓄電素子1のみに当接する第二当接部201Aとを有する。これに伴い、内部スペーサ2Aのベース20Aは、第一当接部200Aと第二当接部201Aとに繋がる連接部202Aを有する。
第一当接部200Aは、Y軸方向に長い。第二当接部201Aは、Y軸方向に長い。
内部スペーサ2Aのベース20Aは、複数の第一当接部200Aと、複数の第二当接部201Aとを有する。そして、各第一当接部200Aと各第二当接部201Aとは、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一端と第二端とが並ぶ方向において交互に配置される。
これにより、図6に示すように、蓄電装置では、第一当接部200Aにおける蓄電素子1と当接する面とは反対側の面と、第一当接部200Aに繋がる一対の連接部202Aとによって、通風路203Aが形成される。また、蓄電装置では、第二当接部201Aにおける蓄電素子1と当接する面とは反対側の面と、第二当接部201Aに繋がる一対の連接部202Aとによって、通風路203Aが形成される。従って、蓄電装置では、内部スペーサ2Aのベース20Aは、第一面と蓄電素子1との間、及び内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面と蓄電素子1との間のそれぞれに冷却風が流通可能な通風路203Aを形成する。
上述のように、内部スペーサ2Aは、隣り合う二つの蓄電素子1の間に配置される。そのため、内部スペーサ2Aは、内部スペーサ2Aに隣り合う二つの蓄電素子1の相対移動を規制すべく、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一面に隣り合う蓄電素子1に向かって延びる規制部21Aと、内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面に隣り合う蓄電素子1に向かって延びる規制部21Aとを備える。
より具体的に説明する。図5に示すように、規制部21Aは、内部スペーサ2Aのベース20Aの各角部に形成される。
各規制部21Aは、ベース20AのZ軸方向に延びる外縁に接続された第一規制片210Aであって、ベース20からX軸方向に延出した第一規制片210Aと、ベース20AのY軸方向に延びる外縁に接続された第二規制片211Aであって、ベース20AからX軸方向に延出した第二規制片211Aとを有する。
第一角部に形成される規制部21Aの第一規制片210Aは、ベース20Aの第三端に接続される。第一角部に形成される規制部21Aの第二規制片211Aは、ベース20Aの第一端に接続される。
第二角部に形成される規制部21Aの第一規制片210Aは、ベース20Aの第四端に接続される。第二角部に形成される規制部21Aの第二規制片211Aは、ベース20Aの第一端に接続される。
第三角部に形成される規制部21Aの第一規制片210Aは、ベース20Aの第三端に接続される。第三角部に形成される規制部21Aの第二規制片211Aは、ベース20Aの第二端に接続される。
第四角部に形成される規制部21Aの第一規制片210Aは、ベース20Aの第四端に接続される。第四角部に形成される規制部21Aの第二規制片211Aは、ベース20Aの第二端に接続される。
上述のように、内部スペーサ2Aは、ベース20Aの第一面に隣り合う蓄電素子1に向かって延びる規制部21Aと、内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面に隣り合う蓄電素子1に向かって延びる規制部21Aとを備える。そのため、各内部スペーサ2Aにおいて、一対の規制部21Aの第一規制片210Aのそれぞれは、X軸方向における両隣のスペーサ2に対向する対向部を構成する。
対向部210Aは、通風路203Aに面する位置であって通風路203Aでの冷却風の流通方向で蓄電素子1に隣接する位置に配置される。また、対向部210Aは、X軸方向で一列に並ぶように配置されている。
図7に示すように、内部スペーサ2Aにおいて、対向部210Aは、X軸方向の一方側で蓄電素子1を介して隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aと接する。
より具体的に説明する。一方の対向部210Aは、該対向部210AからX軸方向の一方側に延出する延出部212Aを有する。また、他方の対向部210Aは、該対向部210Aに形成される傾斜面216Aであって、X軸方向の他方側で隣り合う対向部210Aの延出部212Aと接する傾斜面216Aを有する。
延出部212Aは、X軸方向の一方で隣り合う対向部210Aの傾斜面216Aに接する。また、延出部212Aは、X軸方向の一方で隣り合う対向部210Aの傾斜面216Aの少なくとも一部と接する面を有する。
本実施形態に係る延出部212Aは、X軸方向の一方で隣り合う対向部210Aの傾斜面216AとZ軸方向で向かい合う傾斜面213Aを有する。また、延出部212Aは、傾斜面213AからX軸方向に真直ぐに延びる延出面214Aを有する。
傾斜面213Aは、X軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜する面である。延出面214Aは、X軸方向及びY軸方向に広がる面である。
そのため、対向部210Aの延出部212Aにおいて、X軸方向で隣り合う対向部210Aの傾斜面216Aの少なくとも一部と接する面は、X軸方向における途中位置で屈曲している。なお、本実施形態では、傾斜面213Aと延出面214Aとを含む面を当接面215Aとして以下の説明を行う場合がある。
さらに、本実施形態に係る対向部210Aでは、一対の延出部212AがZ軸方向に間隔をあけて配置される。一対の延出部212Aのそれぞれは、Z軸方向において、互いの当接面215Aを相反する方向に向けて配置されている。また、一対の延出部212Aのそれぞれは、弾性を有する。
対向部210Aの傾斜面216Aは、X軸方向、及びZ軸方向(一対の対向部210Aが対向する方向及び冷却風の流通方向のそれぞれの方向に対して直交する方向)に対して傾斜する。すなわち、対向部210Aの傾斜面216Aは、X軸方向に及びY軸方向に広がる平面に対して傾斜するとともに、Y軸方向に真っ直ぐに広がるように形成されている。
本実施形態に係る傾斜面216Aは、他方の第一規制片210Aに形成される凹部217Aであって、X軸方向で隣り合う対向部210Aに向けて開口する凹部217Aの一部によって構成される。そのため、対向部210Aは、Z軸方向に間隔をあけて対向する一対の傾斜面216Aを有する。
一対の傾斜面216Aのそれぞれは、X軸方向において一対の延出部212Aのそれぞれと並ぶ位置に配置される。
一対の傾斜面216Aは、X軸方向において隣り合う対向部210Aから離れるにしたがって互いの間隔が狭くなるように形成される。
また、対向部210Aにおいて、各傾斜面216Aにおける凹部217Aの開口側の部分のそれぞれは、互いの間隔が一対の延出部212Aの先端部同士の間隔(当接面215A同士の間隔)よりも大きくなるように並ぶ。
さらに、対向部210Aにおいて、一対の傾斜面216Aのそれぞれのうちの凹部217Aの底面側の部分のそれぞれは、互いの間隔が一対の延出部212Aの先端側の端部同士の間隔(当接面215A同士の間隔)よりも小さくなるように並ぶ。
次に、外部スペーサ2Bについて説明する。図5に示すように、外部スペーサ2Bは、蓄電素子1(ケース本体100の第一壁100c)に対向する第一面及び該第一面とは反対側の第二面を有するベース(以下、ベースという)20Bと、該ベース20Bに隣り合う蓄電素子1の位置を決定する規制部(以下、規制部という)21Bとを有する。
本実施形態に係る外部スペーサ2Bは、ベース20Bと保持部材3の後述する終端部材30とが対向する。すなわち、外部スペーサ2Bは、蓄電素子1と終端部材30との間に配置される(図4参照)。
これに伴い、外部スペーサ2Bは、ベース20Bの終端部材30と対向する位置に、終端部材30と嵌合する嵌合部22Bを有する。すなわち、外部スペーサ2Bは、ベース20Bに対する終端部材30の位置を決定するための嵌合部22Bであって、ベース20Bの第二面に形成される嵌合部22Bを有する。また、外部スペーサ2Bは、ベース20Bに対する終端部材30の位置を決定するための軸部23Bであって、ベース20Bの第二面から突出した軸部23Bを有する。
外部スペーサ2Bのベース20Bは、Y軸方向及びZ軸方向に広がっている。すなわち、ベース20Bは、プレート状に形成される。外部スペーサ2Bのベース20Bは、蓄電素子1の蓋板101に対応する位置に配置される第一端と、該第一端とは反対側の第二端であって、蓄電素子1の閉塞部100aに対応する位置に配置される第二端とを有する。また、外部スペーサ2Bのベース20Bは、蓄電素子1の一方の第二壁100dに対応する位置に配置される第三端と、該第三端とは反対側の第四端であって、蓄電素子1の他方の第二壁100dに対応する位置に配置される第四端とを有する。
外部スペーサ2Bのベース20Bは、第一端と第三端とが接続される部分である第一角部と、第一端と第四端とが接続される部分である第二角部とを有する。また、外部スペーサ2Bのベース20Bは、第二端と第三端とが接続される部分である第三角部と、第二端と第四端とのそれぞれが接続される部分である第四角部とを有する。
なお、外部スペーサ2Bのベース20Bの第一端及び第二端は、Y軸方向に延びる。そして、外部スペーサ2Bのベース20Bの第三端及び第四端は、前記Z軸方向に直交する方向に延びる。そのため、外部スペーサ2Bのベース20Bは、略矩形状である。また、外部スペーサ2Bのベース20Bは、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさである。
外部スペーサ2Bのベース20Bの第一面には、該ベース20Bの第一面と蓄電素子1との間に流体を通過させるための通風路が形成される。
より具体的に説明する。外部スペーサ2Bは、ベース20Bの第一面から蓄電素子1に向けて突出する突出部200Bであって、該蓄電素子1に当接する突出部(以下、内部接触部という)200Bを有する。内部接触部200Bは、当該ベース20Bの第一面から蓄電素子1のケース10(ケース本体100の第一壁100c)に向かって延びる。
内部接触部200Bは、Y軸方向に長い。図6に示すように、本実施形態に係る外部スペーサ2Bのベース20Bは、複数の内部接触部200Bを有する。そして、複数の内部接触部200Bのそれぞれは、長手方向と直交する方向において互いに間隔をあけて配置される。これに伴い、外部スペーサ2Bのベース20Bは、Z軸方向で隣り合う突出部200Bのそれぞれに繋がる連接部201Bを有する。これにより、外部スペーサ2Bのベース20Bと蓄電素子1との間には、冷却風が流通可能な複数の通風路202Bが形成される。
上述のように、外部スペーサ2Bの第一面は、蓄電素子1と隣り合う。そのため、外部スペーサ2Bは、第一面に隣り合う蓄電素子1の相対移動を規制すべく、外部スペーサ2Bのベース20Bの第一面と隣り合う蓄電素子1に向かって延びる規制部21Bを備える。
より具体的に説明する。図5に示すように、規制部21Bは、外部スペーサ2Bのベース20Bの各角部に形成される。
各規制部21Bは、ベース20BのZ軸方向に延びる外縁に接続された第一規制片210Bであって、ベース20からX軸方向に延出した第一規制片210Bと、ベース20BのY軸方向に接続された第二規制片211Bであって、ベース20BからX軸方向に延出した第二規制片211Bとを有する。
第一角部に形成される規制部21Bの第一規制片210Bは、ベース20Bの第三端に接続される。第一角部に形成される規制部21Bの第二規制片211Bは、ベース20Bの第一端に接続される。
第二角部に形成される規制部21Bの第一規制片210Bは、ベース20Bの第四端に接続される。第二角部に形成される規制部21Bの第二規制片211Bは、ベース20Bの第一端に接続される。
第三角部に形成される規制部21Bの第一規制片210Bは、ベース20Bの第三端に接続される。第三角部に形成される規制部21Bの第二規制片211Bは、ベース20Bの第二端に接続される。
第四角部に形成される規制部21Bの第一規制片210Bは、ベース20Bの第四端に接続される。第四角部に形成される規制部21Bの第二規制片211Bは、ベース20Bの第二端に接続される。
上述のように、外部スペーサ2Bは、ベース20Bの第一面と隣り合う蓄電素子1に向かって延びる規制部21Bを備える。そのため、外部スペーサ2Bにおいて、規制部21Bの第一規制片210Bのそれぞれは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aに対向する対向部210Aを構成する。
外部スペーサ2Bの対向部210Bは、通風路202Bに面する位置であって通風路202Bでの冷却風の流通方向において蓄電素子1に隣接する位置に配置される。また、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、各内部スペーサ2Aの対向部210AとX軸方向において一列に並ぶように配置されている。
図6に示すように、外部スペーサ2Bにおいて、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、X軸方向において蓄電素子1を介して隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aと接するようになっている。
上述のように、本実施形態に係る外部スペーサ2Bは、蓄電素子1を介して該内部スペーサ2Aと隣り合うように配置される。すなわち、蓄電装置は、一対の外部スペーサ2Bを備える。
そのため、一方の外部スペーサ2Bの対向部210Bは、図8に示すように、第一規制片210BからX軸方向の一方側に延出する延出部212Bを有する。
延出部212Bは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの傾斜面216Aに接する。そのため、延出部212Bは、X軸方向で隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの傾斜面216Aの少なくとも一部と接する面を有する。
本実施形態に係る延出部212Bは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの傾斜面216AとZ軸方向において向かい合う傾斜面213Bを有する。また、延出部212Bは、傾斜面213BからX軸方向に真直ぐに延びる延出面214Bを有する。
傾斜面213Bは、X軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜する面である。延出面214Bは、X軸方向及びY軸方向に広がる面である。
そのため、対向部210Bの延出部212Bにおいて、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの傾斜面216Aの少なくとも一部と接する面は、X軸方向の途中位置において屈曲している。なお、本実施形態では、傾斜面213Bと延出面214Bとを含む面を当接面215Bとして以下の説明を行う場合がある。
さらに、本実施形態において、外部スペーサ2Bの対向部210Bでは、一対の延出部212BがZ軸方向に間隔をあけて配置される。一対の延出部212Bのそれぞれは、Z軸方向において、互いの当接面215Bを相反する方向に向けて配置されている。また、一対の延出部212Bのそれぞれは、弾性を有する。
図9に示すように、他方の外部スペーサ2Bの対向部210Bは、X軸方向の他方側において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの延出部212Aと接する傾斜面216Bであって、X軸方向、及びZ軸方向(外部スペーサ2Bの対向部210Bと内部スペーサ2Aの対向部210Aとが対向する方向及び冷却風の流通方向のそれぞれの方向に対して直交する方向)に対して傾斜する傾斜面216Bを有する。
他方の外部スペーサ2Bの対向部210Bの傾斜面216Bは、上述のように、X軸方向とZ軸方向とのそれぞれの方向に対して傾斜する。すなわち、外部スペーサ2Bの対向部210Bの傾斜面216Bは、X軸方向に及びY軸方向に広がる平面に対して傾斜するとともに、Y軸方向に真っ直ぐに広がるように形成されている。
本実施形態に係る傾斜面216Bは、第一規制片210Bに形成される凹部217Bであって、X軸方向で隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aに向けて開口する凹部217Bの一部によって構成される。そのため、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、Z軸方向に間隔をあけて対向する一対の傾斜面216Bを有する。
一対の傾斜面216Bのそれぞれは、X軸方向において内部スペーサ2Aの一対の延出部212Aのそれぞれと並ぶ位置に配置される。
一対の傾斜面216Bは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aから離れるにしたがって互いの間隔が狭くなるように形成される。
また、外部スペーサ2Bの対向部210Bにおいて、各傾斜面216Bにおける凹部217Bの開口側の部分のそれぞれは、互いの間隔が内部スペーサ2Aの一対の延出部212Aの先端部同士の間隔(当接面215A同士の間隔)よりも大きくなるように並ぶ。
さらに、外部スペーサ2Bの対向部210Bにおいて、一対の傾斜面216Bのそれぞれのうちの凹部217Bの底面側の部分のそれぞれは、互いの間隔が内部スペーサ2Aの一対の延出部212Aの先端側の端部同士の間隔(当接面215A同士の間隔)よりも小さくなるように形成される。
本実施形態において、保持部材3は、金属製である。保持部材3は、図4に示すように、各外部スペーサ2Bと隣り合う位置のそれぞれに配置される一対の終端部材30と、該一対の終端部材30のそれぞれを接続するフレーム31とを備える。
一対の終端部材30のそれぞれは、外部スペーサ2Bと対向する第一面と、該第一面とは反対側の第二面とを有する。一対の終端部材30のそれぞれは、外部スペーサ2Bのベース20Bに当接する圧接部300を有する。
終端部材30は、蓄電素子1の蓋板101と対応する位置に配置される第一端と、該第一端とは反対側の第二端(蓄電素子1の閉塞部100aと対応する位置に配置される第二端)とを有する。また、終端部材30は、蓄電素子1の一方の第二壁100dと対応する位置に配置される第三端と、該第三端とは反対側の第四端(蓄電素子1の他方の第二壁100dと対応する位置に配置される第四端)とを有する。
これに伴い、終端部材30は、第一端と第三端とが接続される部分である第一角部と、第一端と第四端とが接続される部分である第二角部とを有する。また、終端部材30は、第二端と第三端とが接続される部分である第三角部と、第二端と第四端とのそれぞれが接続される部分である第四角部とを有する。
そして、圧接部300は、外部スペーサ2Bの軸部23Bに対応する位置に形成される挿込穴300aを有する。また、圧接部300は、各角部のそれぞれに形成される複数(本実施形態では、四つ)の貫通穴300bを有する。
フレーム31は、一対の終端部材30間に亘って延びる第一接続部310であって、蓄電素子1の蓋板101と対応する位置に配置される第一接続部310と、一対の終端部材30間に亘って延びる第二接続部311であって、蓄電素子1の閉塞部100aと対応する位置に配置される第二接続部311とを有する。
また、フレーム31は、第一接続部310と第二接続部311とに繋がる支持部312を有する。
本実施形態に係るフレーム31は、第一接続部310と第二接続部311とに支持部312が繋がることによって枠体状に形成される。これに伴い、本実施形態における蓄電装置では、X軸方向と直交する方向(以下、Y軸方向とする)における蓄電素子の一方側に配置される第一接続部310、第二接続部311、支持部312を有する部材を第一フレーム31Aとし、Y軸方向における蓄電素子の他方側に配置される第一接続部310、第二接続部311、支持部312を有する部材を第二フレーム31Bとして以下の説明を行う場合がある。
そして、フレーム31は、終端部材30と連結される固定部313を有する。
第一接続部310は、長手方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有する。
また、第一接続部310は、長手方向と直交する方向に沿って屈曲している。第一接続部310において、屈曲部分を境とする一方の部分は、蓄電素子1の蓋板101と対応する位置に配置される。第一接続部310において、屈曲部分を境とする他方の部分は、蓄電素子1の第二壁100dと対応する位置に配置される。
第二接続部311は、長手方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有する。
第二接続部311は、長手方向と直交する方向に沿って屈曲している。そして、第二接続部311は、屈曲部分を境とする一方の部分が蓄電素子1の蓋板101と対応する位置に配置され、屈曲部分を境とする他方の部分が蓄電素子1の第二壁100dと対応する位置に配置される。
支持部312は、第一接続部310の第一端と第二接続部311の第一端とに繋がる第一支持部312aと、第一接続部310の第二端と第二接続部311の第二端とに繋がる第二支持部312bとを有する。
固定部313は、第一接続部310の第一端と第二端とに形成される一対の第一固定部313aと、第二接続部311の第一端と第二端とに形成される一対の第二固定部313bとを有する。
一方の第一固定部313aは、一方の終端部材30の貫通穴300b周りの部分と対向する。他方の第一固定部313aは、他方の終端部材30の貫通穴300b周りの部分と対向する。そして、一対の第一固定部313aのそれぞれは、貫通穴300bと対応する位置に第一穴部313cが形成されている。
そのため、第一接続部310は、終端部材30の貫通穴300bと、第一固定部313aの第一穴部313cとに挿通したボルトにナットを螺号させることによって該終端部材30に連結される。
一方の第二固定部313bは、一方の終端部材30の貫通穴300b周りの部分と対向する。他方の第二固定部313bは、他方の終端部材30の貫通穴300b周りの部分と対向する。そして、一対の第二固定部313bのそれぞれは、貫通穴300bと対応する位置に第二穴部313dが形成されている。
そのため、第二接続部311は、終端部材30の貫通穴300bと、第二固定部313bの第二穴部313dとに挿通したボルトにナットを螺号させることによって該終端部材30に連結される。
インシュレータ4は、絶縁性を有する材料で構成されている。そして、インシュレータ4は、一対の第一接続部310のそれぞれと、スペーサ2(内部スペーサ2A及び外部スペーサ2B)との間に配置される一対の第一絶縁部40と、一対の第二接続部311のそれぞれとスペーサ2(内部スペーサ2A及び外部スペーサ2B)との間に配置される一対の第二絶縁部41とを有する。
第一絶縁部40は、X軸方向に長い。また、第一絶縁部40は、蓄電素子1とフレーム3の第一接続部310との間に配置されている。すなわち、第一絶縁部40は、長手方向と直交する方向に屈曲する。そして、第一絶縁部40における、屈曲部分を境とする一方の部分は、第一接続部310の屈曲部分を境とする一方の部分と当接する。また、第一絶縁部40における、屈曲部分を境とする他方の部分は、第一接続部310の屈曲部分を境とする他方の部分と当接する。
第二絶縁部41は、X軸方向に長い。また、第二絶縁部41は、蓄電素子1とフレーム3の第二接続部311との間に配置されている。すなわち、第二絶縁部41は、長手方向と直交する方向に沿って屈曲する。そして、第二絶縁部41における、屈曲部分を境とする一方の部分は、第二接続部311の屈曲部分を境とする一方の部分と当接する。第二絶縁部41における、屈曲部分を境とする他方の部分は、第二接続部311の屈曲部分を境とする他方の部分と当接する。
本実施形態に係るインシュレータ4は、二つの第三絶縁部42を有する。より具体的に説明する。インシュレータ4では、第一絶縁部40の第一端と第二絶縁部41の第一端、及び第一絶縁部40の第二端と第二絶縁部41の第二端が第三絶縁部42によって繋がれている。
以上のように、本実施形態に係る蓄電装置によれば、内部スペーサ2Aにおける対向部210Aの延出部212Aは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210A又はX軸方向において隣り合う外部スペーサ2Bの対向部210Bまで延びる。そのため、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210A又はX軸方向において隣り合う外部スペーサ2Bの対向部210Bに接する。
また、外部スペーサ2Bにおける対向部210Bの延出部212Bは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aまで延びる。そのため、外部スペーサ2Bの対向部210Bの延出部212Bは、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aに接する。
これにより、蓄電装置は、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの間、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aと外部スペーサ2Bの対向部210Bとの間を流れようとする冷却風が内部スペーサ2Aにおける対向部210Aの延出部212Aと、外部スペーサ2Bの対向部210Bの延出部212Bとによって遮られる。
従って、蓄電装置では、各スペーサ2の対向部210Aの通風路203A,202B側の端縁から各スペーサ2の対向部210Aの通風路203A,202B側と反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、蓄電装置では、蓄電素子1間に形成された通風路203A,202Bに供給される冷却風を外部に漏れ難くすることができる。
また、本実施形態に係る蓄電装置では、内部スペーサ2Aの延出部212Aと内部スペーサ2Aの傾斜面216Aとが接する部分、及び内部スペーサ2Aの延出部212Aと外部スペーサ2Bの傾斜面216Bとが接する部分のそれぞれが、Z軸方向に対して傾斜する。
そのため、蓄電装置は、各スペーサ2の対向部210Aの通風路203A,202B側の端縁から各スペーサ2の対向部210Aの通風路203A,202Bと反対側の端縁に向かう空気の流れをより効果的に妨げることができる。
そして、内部スペーサ2の対向部210Aの延出部212Aと、外部スペーサ2Bの対向部210Bの延出部212Bとは、弾性を有する。そのため、蓄電装置は、製造誤差等によって内部スペーサ2Aの対向部210A同士の間隔や、内部スペーサ2Aの対向部210Aと外部スペーサ2Bの対向部210Bとの間隔が狭くなっていても、内部スペーサ2Aの対向部210Aの延出部212Aの弾性変形や、外部スペーサ2Bの対向部210Bの延出部212Bが弾性変形することで、この間隔の変動が吸収される。
このように、蓄電装置は、製造誤差等によって内部スペーサ2Aの対向部210A同士の間隔や、内部スペーサ2Aの対向部210Aと外部スペーサ2Bの対向部210Bとの間隔が狭くなっていても、内部スペーサ2Aの延出部212Aが内部スペーサ2Aの対向部210A又は外部スペーサ2Bの対向部210Bに接する状態、外部スペーサ2Bの延出部212Bが内部スペーサ2Aの対向部210Aに接する状態を維持することができる。
さらに、各内部スペーサ2Aの対向部210Aにおいて、一対の傾斜面216Aは、凹部217Aの底面側になるにつれて互いの間隔が狭くなるように形成されている。そのため、内部スペーサ2Aの対向部210Aと、X軸方向の他方で隣り合う別の内部スペーサ2Aの対向部210Aとの間隔又は外部スペーサ2Bの対向部210Bとの間隔とが狭くなるほど、内部スペーサ2Aの一対の延出部212A又は外部スペーサ2Bの一対の延出部212Bは、互いの先端同士の間隔が狭くなるように弾性変形する。
また、他方の外部スペーサ2Bの対向部210Bにおいて、一対の傾斜面216Bは、凹部217Bの底面側になるにつれて互いの間隔が狭くなるように形成されている。そのため、他方の外部スペーサ2Bの対向部210Bと、X軸方向の他方で隣り合う別の内部スペーサ2Aの対向部210Aとの間隔が狭くなるほど、内部スペーサ2Aの一対の延出部212Aは、互いの先端同士の間隔が狭くなるように弾性変形する。
従って、蓄電装置は、内部スペーサ2Aの対向部210A及び外部スペーサ2Bの対向部210Bの間隔が狭くなるにつれて、該間隔を元に戻そうとする内部スペーサ2Aの延出部212A、外部スペーサ2Bの延出部212Bの力が強くなる。そのため、蓄電装置は、X軸方向で隣り合うスペーサ2同士が弾性体によって連結されているのと同視できる状態となり、振動に対する耐性が向上する。
そして、内部スペーサ2Aの対向部210Aは、複数(本実施形態では、二つ)の延出部212Aを備える。
そのため、蓄電装置は、内部スペーサ2Aの二つの延出部212Aによって、一対の対向部210A間を対向部210Aの通風路203A側の端縁から通風路203Aと反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、一対の対向部210A間を通じて冷却風が蓄電装置の外部へ漏れることをより効果的に抑えることができる。
また、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、複数(本実施形態では、二つ)の延出部212Bを備える。
そのため、蓄電装置は、外部スペーサ2Bの複数の延出部212Bによって、外部スペーサ2Bの対向部210Bと内部スペーサ2Aの対向部210Aの間を対向部210Bの通風路202B側の端縁から通風路202Bと反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、外部スペーサ2Bの対向部210Bと内部スペーサ2Aの対向部210Aの間を通じて冷却風が蓄電装置の外部へ漏れることをより効果的に抑えることができる。
なお、本発明に係る蓄電装置は、上記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aのベース20Aは、略矩形状であり、また、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさになっている。しかしながら、内部スペーサ2Aのベース20Aは、隣り合う二つの蓄電素子1のそれぞれの姿勢を対応させることができれば、略矩形状であるものに限定されず、また、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさであるものにも限定されない。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aのベース20Aは、矩形波形状にすることによって、該ベース20Aと蓄電素子1との間に通風路203Aを形成している。しかしながら、内部スペーサ2Aのベース20Aは、第一面と蓄電素子1との間(第二面と蓄電素子1との間)に流体を通過させることができれば、ベース20Aの形状が矩形波形状であるものに限定されない。また、内部スペーサ2Aのベース20Aと蓄電素子1との間に通風路203Aを形成する必要がない場合、内部スペーサ2Aのベース20Aは、平板状に形成されていてもよい。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの各規制部21Aは、ベース20Aの角部のそれぞれに形成されている。しかしながら、内部スペーサ2Aの規制部21Aは、ベース20Aに対する蓄電素子1の位置を決定することができれば、ベース20Aに形成される位置が限定されるものではない。
上記実施形態において、外部スペーサ2Bのベース20Bは、略矩形状であり、且つ蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさである。しかしながら、ベース20Bは、隣り合う蓄電素子1の姿勢と終端部材30の姿勢とを対応させることができれば、ベース20Bは、略矩形状に形成されているものに限定されず、また、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさで形成されているものにも限定されない。
上記実施形態において、外部スペーサ2Bは、ベース20Bの角部のそれぞれに規制部21Bが形成されている。しかしながら、規制部21Bは、ベース20Bに対して蓄電素子1を配置する位置を決定することができれば、ベース20Bに形成される位置が限定されるものではない。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの対向部210Aは、一対の延出部212Aを備えていたが、これに限定されるものではない。例えば、内部スペーサ2Aの対向部210Aは、一つの延出部212A又は三つ以上の延出部212Aを備えてもよい。さらに、内部スペーサ2Aの対向部210Aは、複数対の延出部212Aを備えてもよい。
また、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、一対の延出部212Bを備えていたが、これに限定されるものではない。例えば、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、一つの延出部212B又は三つ以上の延出部212Bを備えてもよい。さらに、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、複数対の延出部212Bを備えてもよい。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aは、X軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜していたが、これに限定されるものではない。内部スペーサ2Aの傾斜面216Aは、内部スペーサ2Aの延出部212A又は外部スペーサ2Bの延出部212Bが接することができれば、傾斜する方向を特に限定されない。
また、上記実施形態において、外部スペーサ2Bの傾斜面216Bは、X軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜していたが、これに限定されるものではない。外部スペーサ2Bの傾斜面216Bは、内部スペーサ2Aの延出部212Aが接することができれば、傾斜する方向を特に限定されない。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aと当接するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、先端部が内部スペーサ2Aの対向部210A(凹部217Aの底面)に対してX軸方向において突き当たるように構成されてもよい。
このようにしても、内部スペーサ2Aの延出部212Aが対向部210Aに当接するため、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの対向部210Aの間から冷却風が漏れ難くすることができる。
また、外部スペーサ2Bの延出部212Bも、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aと当接するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、外部スペーサ2Bの延出部212Bは、先端部が内部スペーサ2Aの対向部210A(凹部217Aの底面)に対してX軸方向で突き当たるように構成されてもよい。
このようにしても、外部スペーサ2Bの延出部212Bが内部スペーサ2Aの対向部210Aに当接するため、外部スペーサ2Bの対向部210Bと内部スペーサ2Aの対向部210Aの間から冷却風が漏れ難くなる。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aは、X軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜していたが、これに限定されるものではない。例えば、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aは、内部スペーサ2Aの延出部212A又は外部スペーサ2Bの延出部212Bの接する部分がX軸方向及びY軸方向に広がる平面によって構成されてもよい。
すなわち、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aは、内部スペーサ2Aの延出部212A又は外部スペーサ2Bの延出部212Bが接することができれば、Z軸方向に対して直交してもよい。
さらに、上記実施形態において、外部スペーサ2Bの傾斜面216Bは、X軸方向及びZ軸方向に対して傾斜していたが、これに限定されるものではない。例えば、外部スペーサ2Bの傾斜面216Bにおいて、内部スペーサ2Aの延出部212Aの接する部分がX軸方向及びY軸方向に広がる平面によって構成されてもよい。
すなわち、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aは、内部スペーサ2Aの延出部212Aが接することができれば、X軸方向及びZ軸方向に対して傾斜していなくてもよい。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、弾性を有していたが、これに限定されるものではない。例えば、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、弾性を有していなくてもよい。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、当接面215AがX軸方向における途中位置で屈曲していたが、これに限定されるものではない。例えば、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、全体に亘ってX軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜していてもよい。すなわち、内部スペーサ2Aの延出部212Aの当接面215Aは、傾斜面216Aのみで構成されてもよい。
上記実施形態において、外部スペーサ2Bの延出部212Bにおいて、当接面215BがX軸方向における途中位置で屈曲していたが、これに限定されるものではない。例えば、外部スペーサ2Bの延出部212Bは、全体に亘ってX軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向に対して傾斜していてもよい。すなわち、外部スペーサ2Bの延出部212Bの当接面215Bが、傾斜面216Bのみで構成されていてもよい。
上記実施形態において、特に言及しなかったが、内部スペーサ2Aの対向部210Aは、延出部212Aの傾斜面213Aと接するように構成されていてもよい。また、内部スペーサ2Aの対向部210Aは、延出部212Aの傾斜面213Aと、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216A(又はX軸方向で隣り合う外部スペーサ2Bの傾斜面216B)とが互いに接するように構成されていることが好ましい。
また、外部スペーサ2Bの対向部210Bも、延出部212Bの傾斜面213Bと、接するように構成されていてもよい。また、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、延出部212Bの傾斜面213Bと、X軸方向で隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216Aとが互いに接するように、構成されていることが好ましい。
このようにすれば、外部スペーサ2Bの延出部212Bの傾斜面213Bと内部スペーサ2Aの対向部210Aとの接触部位がZ軸方向と交差する方向に延びるように、延出部212Bと傾斜面216Aとが接する。これにより、該対向部212B、210A間を対向部210Aの通風路203A側の端縁から通風路203Aと反対側の端縁に向かう空気の流れがより効果的に妨げられる。
また、延出部212Aの傾斜面213Aと、X軸方向で隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216A(又はX軸方向において隣り合う外部スペーサ2Bの傾斜面216B)とを互いに当接させ、外部スペーサ2Bの対向部210Bは、延出部212Bの傾斜面216Bと、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216Aとを互いに当接させるようにする場合、傾斜面213A,216Bと傾斜面216Aとの接触部位が第二方向と交差する方向に延びるように延出部(第一の傾斜面)と前記他方の対向部210A(第二の傾斜面)とが接する。これにより、該対向部210A間を対向部210Aの通風路203A側の端縁から通風路203Aと反対側の端縁に向かう空気の流れがより効果的に妨げられる。
この場合、図10に示すように、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、傾斜面213Aと、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216A(又はX軸方向で隣り合う外部スペーサ2Bの傾斜面216B)とのなす角度αが、0°<αとなるように構成されることが好ましい。
また、外部スペーサ2Bの延出部212Bは、傾斜面213Bと、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216Aとのなす角度αが、0°<αとなるように構成されることが好ましい。
傾斜面212A,213Bと傾斜面216Aとが平行である場合、スペーサを製造する際の製造誤差によって傾斜面212A,213Bと傾斜面216Aとの間に隙間が生じる場合がある。しかし、上記構成のように、角度αが0°より大きい、即ち、第一の傾斜面212A,213Bと傾斜面216Aとが平行で無ければ、前記製造誤差に起因する隙間の発生を防ぐことができる。
さらに、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、傾斜面213Aと、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216A(又はX軸方向で隣り合う外部スペーサ2Bの傾斜面216B)とのなす角度αが、0°<α≦15°となるように構成されることがさらに好ましい。
また、外部スペーサ2Bの延出部212Bは、傾斜面213Bと、X軸方向において隣り合う内部スペーサ2Aの傾斜面216Aとのなす角度αが、0°<α≦15°となるように構成されることがさらに好ましい。
上記実施形態において、特に言及しなかったが、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、内部スペーサ2Aの傾斜面216A又は外部スペーサ2Bの傾斜面216BのY軸方向における一端から該一端とは反対側の他端に亘って接することが好ましい。
また、外部スペーサ2Bの延出部212Bは、内部スペーサ2Aの傾斜面216AのY軸方向における一端から該一端とは反対側の他端に亘って接することが好ましい。
上記実施形態において、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aの一部又は外部スペーサ2Bの傾斜面216Bの一部と接するようになっていたが、これに限定されるものではない。例えば、内部スペーサ2Aの延出部212Aは、内部スペーサ2Aの傾斜面216Aの全域又は外部スペーサ2Bの傾斜面216Bの全域と接してもよい。
このようにすれば、冷却風の流通方向における対向部210A間の全域において、該対向部210A間を対向部210Aの通風路203A側の端縁から通風路203Aと反対側の端縁に向かう空気の流れが妨げられる。これにより、一対の対向部210A間を通じて冷却風が蓄電装置の外部への漏れるのをより効果的に抑えることができる。
1…蓄電素子、2…スペーサ、2A…内部スペーサ、2B…外部スペーサ、3…保持部材、4…インシュレータ、10…ケース、11…外部端子、20…ベース、20A…ベース、20B…ベース、21A…規制部、21B…規制部、22B…嵌合部、23B…軸部、30…終端部材、31…フレーム、31A…第一フレーム、31B…第二フレーム、40…第一絶縁部、41…第二絶縁部、42…第三絶縁部、100…ケース本体、100a…閉塞部、100b…胴部、100c…第一壁、100d…第二壁、101…蓋板、200A…第一当接部、200B…突出部(内部接触部)、201A…第二当接部、201B…連接部、202A…連接部、202B…通風路、203A…通風路、210A…第一規制片、210B…第一規制片、211A…第二規制片、211B…第二規制片、212A…延出部、212B…延出部、213A…傾斜面(延出部の傾斜面)、213B…傾斜面(延出部の傾斜面)、214A…延出面、214B…延出面、215A…当接面、215B…当接面、216A…傾斜面、216B…傾斜面、217A…凹部、217B…凹部、300…圧接部、300a…挿込穴、300b…貫通穴、310…第一接続部、311…第二接続部、312…支持部、312a…第一支持部、312b…第二支持部、313…固定部、313a…第一固定部、313b…第二固定部、313c…第一穴部、313d…第二穴部、α…角度

Claims (8)

  1. 少なくとも一つの蓄電素子と、
    前記蓄電素子に隣接するスペーサであって、冷却風が流通可能な通風路を前記蓄電素子との間に形成するスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、前記通風路に面する位置であって前記通風路での冷却風の流通方向における前記蓄電素子に隣接する位置において、該蓄電素子を挟んで隣り合うスペーサと対向する対向部を有し、
    前記蓄電素子の両側に配置されるスペーサ同士の対向する一対の対向部における一方の対向部は、前記一対の対向部における他方の対向部に向けて延びる延出部を有し、
    前記他方の対向部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記延出部は、前記他方の対向部の前記傾斜面の少なくとも一部と接することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記延出部は、前記傾斜面との接触によって弾性変形可能である、請求項に記載の蓄電装置。
  3. 前記他方の対向部は、前記傾斜面を一対有し、
    前記一対の傾斜面は、前記一対の対向部同士が対向する方向に沿って前記一方の対向部から離れるにしたがって間隔が狭くなるように前記第二方向に間隔を空けて対面し、
    前記一方の対向部は、前記一対の傾斜面と対向する位置に、前記延出部を一対有し、
    前記一対の延出部は、該一対の延出部における先端同士の間隔が前記一対の傾斜面における前記一方の対向部側の端部での該傾斜面同士の間隔より小さく且つ前記一対の傾斜面における前記一方の対向部と反対側の端部での該傾斜面同士の間隔より大きくなるように、前記第二方向に間隔を空けて並ぶ、請求項に記載の蓄電装置。
  4. 前記一方の対向部は、前記延出部を複数有し、
    前記他方の対向部は、前記傾斜面を前記複数の延出部と対応する数有する、請求項2又は3に記載の蓄電装置。
  5. 少なくとも一つの蓄電素子と、
    前記蓄電素子に隣接するスペーサであって、冷却風が流通可能な通風路を前記蓄電素子との間に形成するスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、前記通風路に面する位置であって前記通風路での冷却風の流通方向における前記蓄電素子に隣接する位置において、該蓄電素子を挟んで隣り合うスペーサと対向する対向部を有し、
    前記蓄電素子の両側に配置されるスペーサ同士の対向する一対の対向部における一方の対向部は、前記一対の対向部における他方の対向部に向けて延びる延出部を有し、
    前記延出部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記他方の対向部は、前記延出部の傾斜面の少なくとも一部と接することを特徴とする蓄電装置。
  6. 少なくとも一つの蓄電素子と、
    前記蓄電素子に隣接するスペーサであって、冷却風が流通可能な通風路を前記蓄電素子との間に形成するスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、前記通風路に面する位置であって前記通風路での冷却風の流通方向における前記蓄電素子に隣接する位置において、該蓄電素子を挟んで隣り合うスペーサと対向する対向部を有し、
    前記蓄電素子の両側に配置されるスペーサ同士の対向する一対の対向部における一方の対向部は、前記一対の対向部における他方の対向部に向けて延びる延出部を有し、
    前記延出部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する第一の傾斜面を有し、
    前記他方の対向部は、前記一対の対向部同士が対向する第一方向及び前記冷却風の流通方向と直交する第二方向に対して傾斜する第二の傾斜面を有し、
    前記第一の傾斜面は、前記第二の傾斜面の少なくとも一部と接することを特徴とする蓄電装置。
  7. 前記第一の傾斜面に対する前記第二の傾斜面の角度αが、0°<αである、請求項に記載の蓄電装置。
  8. 前記延出部は、前記冷却風の流通方向における前記他方の対向部の全域において当該他方の対向部に接触する、請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電装置。
JP2015205570A 2015-10-19 2015-10-19 蓄電装置 Active JP6603536B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015205570A JP6603536B2 (ja) 2015-10-19 2015-10-19 蓄電装置
CN201610908003.4A CN106953134B (zh) 2015-10-19 2016-10-18 蓄电装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015205570A JP6603536B2 (ja) 2015-10-19 2015-10-19 蓄電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017079101A JP2017079101A (ja) 2017-04-27
JP6603536B2 true JP6603536B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=58666127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015205570A Active JP6603536B2 (ja) 2015-10-19 2015-10-19 蓄電装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6603536B2 (ja)
CN (1) CN106953134B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6770542B2 (ja) * 2018-02-22 2020-10-14 本田技研工業株式会社 電源装置
JP2022176532A (ja) * 2021-05-17 2022-11-30 トヨタ自動車株式会社 蓄電モジュール

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824047Y2 (ja) * 1978-01-30 1983-05-23 トヨタ自動車株式会社 シ−ル構造
JPS61187901U (ja) * 1985-05-17 1986-11-22
JPH0466067U (ja) * 1990-10-15 1992-06-10
JP2005009190A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Sekisui Chem Co Ltd 防振まくら木
JP5535794B2 (ja) * 2010-06-30 2014-07-02 三洋電機株式会社 組電池
JP5649387B2 (ja) * 2010-09-14 2015-01-07 本田技研工業株式会社 電池モジュール
JP5394343B2 (ja) * 2010-09-14 2014-01-22 本田技研工業株式会社 電池モジュール
JP2014036001A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Hitachi Vehicle Energy Ltd 電池ブロック及びそれを有する電池モジュール
US9484607B2 (en) * 2013-08-05 2016-11-01 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery module
JP6224394B2 (ja) * 2013-09-26 2017-11-01 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
JP6176085B2 (ja) * 2013-11-28 2017-08-09 株式会社豊田自動織機 電池モジュール
JP6304748B2 (ja) * 2014-01-22 2018-04-04 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
JP5746386B1 (ja) * 2014-01-24 2015-07-08 三菱電機株式会社 防水型制御ユニットおよびその組み立て方法
JP2015148123A (ja) * 2014-02-10 2015-08-20 日軽パネルシステム株式会社 パネル及びパネルの接合構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017079101A (ja) 2017-04-27
CN106953134A (zh) 2017-07-14
CN106953134B (zh) 2020-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6305260B2 (ja) 蓄電装置
JP6363418B2 (ja) 蓄電装置
JP6562297B2 (ja) 蓄電装置、及びスペーサ
US10424763B2 (en) Energy storage apparatus
JP6603556B2 (ja) 蓄電装置
JP6489402B2 (ja) 蓄電装置
JP6258808B2 (ja) 蓄電装置
JP6617009B2 (ja) 蓄電装置、及びカバー部材
US10290851B2 (en) Energy storage apparatus
US9711766B2 (en) Energy storage apparatus
JP6603536B2 (ja) 蓄電装置
JP2016115481A (ja) 蓄電装置
JP6363419B2 (ja) 蓄電装置
JP6298377B2 (ja) 蓄電装置
JP2018049786A (ja) 蓄電装置
JP6301772B2 (ja) 蓄電装置
JP6383236B2 (ja) 蓄電装置
JP6422269B2 (ja) 蓄電装置
JP6305261B2 (ja) 蓄電装置
JP2017147203A (ja) 蓄電装置
JP6224544B2 (ja) 蓄電装置
JPWO2019245029A1 (ja) 蓄電装置
JP6718347B2 (ja) 蓄電装置
JPWO2019245028A1 (ja) 蓄電装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20151116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6603536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250