JP6600915B2 - 木質板内蔵金属板の製造方法 - Google Patents

木質板内蔵金属板の製造方法 Download PDF

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この発明は、木質板を内蔵した金属板の製造方法に関するものである。
木質板を内蔵した金属板は、棚板として使用されている。使用されている木質板内蔵金属板の多くは、図1に示したように、方形の金属製表面板1の3辺に側板2を起立させ、各側板2の先を表面板1の内側へ向けて折曲して係止片3とし、表面板1の残る1辺を開放して、一側開放形の被せ板を作り、その開放側から被せ板内に木質板4を挿入し、木質板4の表面を被せ板の内面に密着させて作られている。
図1に示した木質板内蔵の金属板は、表面板1を上にして棚板として使用される。この金属板は1つの側面5に木質板4が露出しているので、見栄えがよくない。そのため、この金属板を使用するときは、木質板の露出した側面5を人目に付かない方向に向け、例えば壁に向けて配置することとしている。とくに木質板の露出面を見せたくない場合は、2枚の金属板を使用して、木質板の露出した面同士を向かい合わせに配置するようにしている。しかし、わざわざ2枚の金属板に分けて使用することは不便である。
図1に示したように、一側開放形の被せ板を使用してきたのは、木質板の露出面を密接した金属板で塞ぐことが、工作上容易でないからである。側面5に木質板4が露出しないようにするには、図2に示したように、方形の表面板1の四辺に4つの側板2を付設しておき、初めに4つの側板のうち3つの側板だけを起立させておき、起立していない側板6がわから木質板を挿入し、その後で側板6を起立させればよい、と誰しも考える。ところが、木質板4を挿入したあとで側板6を起立させて、木質板に密接させることは容易でない。
側板6を起立させるのが容易でない理由は、次のとおりである。一般に、金属板を折曲して起立させるには、起立した状態を規制する固定型と、金属板を起立させる移動型とを設置することが必要とされる。ところが、木質板を挿入した状態では固定型を設置する空間がないため、固定型を設置することができないからである。木質板は、固定型の役目を果たすことができないからである。
図2に示した一側開放形の被せ板に、開放側の側板を予め処理しておいて、木質板を挿入したのち、開放側の側板を起立させ易くして、木質板の4つの側面をすべて金属板で覆うようにした木質板内蔵金属板の製造方法も知られている。それは特開2015−107580号公報に記載されている。その方法は、図3に示したように、開放側の側板6の折り目、すなわち側板6と表面板1との境界線7にレーザー光を照射して、切れ目8を断続的に設けておくという方法である。
ところが、この方法で作られた木質板内蔵金属板は、被せ板の側板6を起立させると、切れ目8のかどが尖った先端として現われる。そのため、切れ目8に手が触れると手が傷つくおそれがある。これを防ぐには尖った先端を削り落とせばよいが、そのようなことをするのは煩瑣であって、実施容易でない。
そこで、方形木質板の表面と四つの側面とをすべて金属で覆って見栄えがよく、しかもかどがすべて滑らかで、手を傷つけるおそれのない木質板内蔵金属板を工業的に容易に製造できる方法の出現が望まれた。
特開2015−107580号公報
この発明は、上述のような要望に答えるものであって、方形木質板の表面と4つの側面とをすべて金属板で覆った木質板内蔵の金属板であって、かどが滑かな木質板内蔵の金属板を、工業的に容易に製造できる方法を提供しようとしてなされたものである。
この発明に係る方法は、図4に示したように、木質板4の1つの側面5が露出した状態で金属板が木質板を覆ってなる一側開放の木質板内蔵金属板Aを材料とし、側面5を蓋Bで覆って、木質板の1つの表面と4つの側面とをすべて金属板で覆った木質板内蔵の金属板を作ることを骨子とする。
木質板内蔵金属板Aを作るには、まず図5に示すように、木質板の表面を覆う大きさの方形の表面板1の3辺に、木質板の厚みに相当する一様な幅を持った側板2と、側板2の先に係止片3を連設した形状に金属板を打ち抜くことが必要である。次いで、係止片3が内側へくるように3つの側板2を起立させて、まず一側開放の金属製被せ板を作る。その後、開放側から木質板を被せ板の中へ挿入して、木質板内蔵金属板とする。
蓋Bを作るには、まず、図6に示したように、木質板の側面5を丁度覆う形状と大きさを持った長方形の側板11を定め、側板11の1つの長辺に係止片12を連設するとともに、他の長辺に挿入片13を連設し、短辺にはそれぞれ挿入片14と15とを連設した形状に金属板を打ち抜くことが必要である。この場合、係止片12の形状は、上記金属製被せ板における係止片3の欠缺部分を丁度埋める形状にすべきことは云うまでもない。次いで、係止片12と挿入片13、14及び15を側板11に対して同じ方向にほぼ直角に折曲して、図7のような形状にして、これを蓋Bとする。
こうして作った蓋を木質板内蔵金属板と対向させ、図4に示したように、蓋Bの係止片12を木質板内蔵金属板Aの木質板露出面5に向けて置く。次いで、蓋Bを矢印方向に進め、挿入片14と15とを側板2と木質板4との間へ挿入するとともに、挿入片13を表面板1と木質板4との間へ挿入し、さらに蓋Bを金属板Aに押し付ける。
すると、蓋Bの係止片12は、金属板4の係止片3と突き合わせになって木質板4の四辺に係止片が一連に形成されたことになる。また、金属板Aの木質板露出面5は蓋Bの側板11によって完全に覆われる。こうして、図8に示したような木質板内蔵の金属板が得られる。
これが、この発明に係る木質板内蔵の金属板の製造方法である。
上述のように、この発明は、厚みが0.4〜1.6mmの金属板を用い、方形の表面板の3辺に一様な幅の側板と、各側板の先に係止片を連設した形状に金属板を打ち抜き、係止片が内側へくるように3つの側板を起立させて一側開放の金属製被せ板を作り、別に被せ板の開放側面を覆う長方形の側板と、この側板の1つの長辺に連設した係止片と、長方形側板の残る3辺に連設した挿入片とを一体にした形状に金属板を打ち抜き、係止片と挿入片とを何れも同じ側に起立させて金属製蓋を作っておき、被せ板の開放された一側から木質板を挿入し、その後開放された一側に上記蓋を対向させ、蓋の挿入片を被せ板の表面板又は側板と木質板との間に挿入して蓋を木質板内蔵金属板に固定すること特徴とする、木質板内蔵の金属板の製造方法を提供するものである。
この発明では、方形の表面板の3辺に一様な幅の側板と、側板の先に係止片を付設した形状に金属板を打ち抜き、係止片が内側へくるように3つの側板を起立させて一側開放の金属製被せ板を用いるが、このような金属製被せ板は公知である。この発明では、このような構造の被せ板を用いるために被せ板に木質板を挿入することが容易であり、また挿入しただけで木質板は係止片によって係止されるから、木質板内蔵金属板を作ることが容易である。
また、この発明では、被せ板とは別に金属製蓋を作ることとし、蓋は被せ板の開放側面を覆う長方形の側板と、この側板の1つの長辺に連設した係止片と、長方形側板の残る3辺に連設した挿入片とを一体にした形状に金属板を打ち抜き、係止片と挿入片とを何れも同じ側に起立させて作られているから、蓋を木質板内蔵金属板の開放側面に当接するにあたり、3つの挿入片をそれぞれ金属板の表面板又は側板と木質板との間へ挿入することにより、蓋の側板を木質板内蔵金属板の木質板の露出面に確実に付設することができる。
また、この発明では蓋に挿入片が付設されており、この挿入片は被せ板がわの側板及び表面板の内面に接触するものであるから、挿入片の外面に接着剤を付設することにより、容易に蓋を被せ板に固定することができる。
さらに、この発明によって作られた木質板内蔵の金属板は、金属製の被せ板の内部に、これに密接する木質板が内蔵されているため、木質板によって補強されて、撓みが少ないだけでなく、金属板を叩いたり他物に衝突させたとき、木質板が金属板の振動を抑えるので、被せ板の響きを抑える効果がある。従って、金属製の消音板として価値のあるものである。そのため、木質板内蔵の金属板は、棚板として使用される以外に、金属製保管庫の扉などにも使用でき、広い用途を期待することができる。
この発明は、このような効果をもたらすものである。
図1は、公知の木質板内臓金属板の斜視図である。 図2は、木質板内蔵金属板の製造に使用可能と思われる仮想上の金属製被せ板の斜視図である。 図3は、公知の金属製被せ板の展開斜視図である。 図4は、この発明に係る木質板内蔵の金属板の製造方法を示す斜視図である。 図5は、図4に示した木質板内蔵金属板A中の被せ板の展開図である。 図6は、図4に示した蓋Bの展開図である。 図7は、図4に示した蓋Bの内側から見た斜視図である。 図8は、この発明に係る木質板内蔵の金属板の製造方法によって得られた製品の斜視図である。 図9は、この発明で用いることのできる木質板の一部切欠斜視図である。
この発明は、木質板内蔵の金属板を作る方法を対象とするものであって、金属製の被せ板と金属製の蓋とを別々に作り被せ板が木質板を内蔵したあとで、被せ板に蓋を付設することを骨子とする。
金属板としては、スチール板、とりわけステンレススチール板、アルミニウム板等を用いることができる。金属板の厚みは、0.4〜1.6mmの範囲のものを用いる。その中でも0.6〜1.2mm、とりわけ0.8〜1.0mmのものを用いることが好ましい。
木質板としては、縦が300〜1200mm、横が300〜2400mm、厚みが15〜40mmの大きさものを用いる。また、木質板としては、乾燥した天然木材の板を用いることもできるが、それよりも加工した木質板を用いることが好ましい。加工した木質板としては、例えば木材の削片を合成樹脂で板状に固めたパーティクルボードや、ベニヤ板を用いることができる。とりわけ、パーティクルボードの両面にベニヤ板を接着して作られた積層板を用いることが好ましい。また、木質板は全体が1つになった一体物であることが好ましいが、2箇以上に分割されたものであってもよい。
また、木質板は、一部に木材以外の材料を用いて作られたものであってもよい。例えば、図9に示したように、断面方形の長尺の木製芯材を用いて長辺Aと短辺Bとからなる方形の枠を作り、対向する長辺Aの間にところどころ補強片Cをさしわたして補強枠を作り、その中の空間にプラスチック製又は強化紙製のハニカムボード又はプラスチック発泡体Dを充填してこれを基板とする。この基板の両面にベニヤ板Eを張り合わせて、これを木質板として用いる。この木質板は軽量であるという利点を持っている。
この発明では、金属板で被せ板を作る。被せ板を作るには、金属板を図5に示した形状に打ち抜くことが必要とされる。その形状は方形の表面板1の3辺に、木質板の厚みに見合う一様な幅の側板2を連設し、さらに側板2の先に適当な幅の係止片3を連設した形状である。表面板1の大きさは木質板の大きさによって変わるが、表面板1は最大で縦1200mm、横2400mmである。係止片3の幅は最大で約42mmとする。
こうして打ち抜いた金属板は、これを折曲して、まず各係止片3を側板2に対して同じがわに起立させる。次いで各係止片3が内側へくるように、各側板2を表面板1に対して同じがわへ起立させる。すると各係止片3は表面板1と平行に延び、各側板2が表面板1の3辺に起立した一側開放の箱状体が形成される。この箱状体が木質板の被せ板である。
この被せ板は、開放された一側から木質板が挿入されて、木質板内蔵金属板となる。
この発明では、被せ板を作った金属と同じ厚みの金属板を用いて、被せ板とは別に金属製蓋を作る。そのためには、金属板を図6に示したような形状に打ち抜くことが必要である。その形状は、図4の木質板内蔵金属板Aの木質板露出面5を丁度覆う形状と大きさとを持った長方形の側板11を基本とし、側板11の1つの長辺の全長にわたって、係止片12を連設し、他の3辺の全長又は一部に挿入片13を連設し、側板11の短辺に、その全長又は一部にわたって挿入片14と15とを連設した形状である。
係止片12は被せ板に設けた係止片3と同じ幅にし、係止片12の両端は係止片3と丁度突き合わせになる形状にする。図6では係止片12の両端は45度の角度の斜めにしている。
こうして打ち抜いた金属板は、係止片12と挿入片13、14及び15を側板11に対して同じがわに起立させて、図7に示したような溝造にする。こうして作られた溝造物が蓋Bである。
この発明では、こうして作った蓋Bの挿入片13の外側面に接着剤を付設して、蓋Bを木質板内蔵金属板Aに対向させ、図4に示したように、蓋Bの係止片12の突出がわを金属板Aの木質板露出面5へ向けて置く。次いで、蓋Bを金属板Aに向けて進め、蓋Bの挿入片13を表面板1と木質板4との間へ挿入するとともに、挿入片14と15とを金属板Aの側板2と木質板4との間へ挿入する。さらに蓋Bを押し進めると、蓋Bの側板11が金属板Aの露出面5を完全に被覆する。
すると、蓋Bの係止片12は金属板Aの係止片3と突き合わせになる。そこで、蓋の係止片12を木質板4に向かって押し付けると、蓋の挿入片13が金属板の表面板1の内側面に密接し、挿入片13が接着剤により表面板1の内がわ面に接着される。こうして図8に示したような木質板内蔵の金属板が完成される。
係止片3及び12は、ところどころ木質板にビスで止めて固定することが好ましい。
蓋Bの挿入片13に付設する接着剤は、一般に金属と木材とを接着するのに用いられる接着剤を用いることもできるが、好ましいのは両面粘着テープである。すなわち、蓋Bの挿入片13の外がわ面に両面粘着テープを貼り付けると、接着剤の乾燥を待つ必要がなく、ただ押し付けるだけで接着を完了することができるので便利である。
また、蓋Bの金属板Aへの接着は、係止片12の内側面及び/又は木質板4の上面及び/又は蓋Bの挿入片14及び15の外側面に接着剤を付設して行うこともできる。
この発明に係る木質板内蔵の金属板では、木質板の裏面がわに被せ板と同様の金属板又はポリエチレンなどの合成樹脂板を当接して木質板の全面を覆い、木質板から出る木屑などの落下を防ぐことが好ましい。
次に実施の一例を記載する。
木質板としては、縦が900mm、横が1800mmの方形で、厚みが20mmの板を用いた。その板は、図9に示したように、積層材であって、両面にはベニヤ板が貼られているが、中間層は木製の角材を用いて縦が900mmで横が1800mmの長方形の枠を作り、対向する長辺の間には木製角材をさしわたし、その間の空間に強化紙製のハニカムボードを充填したものを用いた。
さらに詳しく云えば、木製角材は厚みが15mmで幅が50mmのものを用いて、長さが1800mmの長辺材と、長さが800mmの短辺材とを作り、これを用いて縦が900mmで横が1800mmの長方形の枠を作った。この枠の900mmの各短辺から右及び左に125mmの空間をおいて2本の第1補強角材をさしわたし、第1補強角材から右又は左に300mmの空間をおいて2本の第2補強角材をさしわたし、さらに第2補強角材から300mmの空間をおいて1本の第3補強角材をさしわたして、強化枠を作った。この枠の各空間内に強化紙製のハニカムボードを充填して、厚みが15mm、縦が900mm、横が1800mmの中間層を作った。
この中間層の両面に厚みが2.5mmのベニヤ板を貼って厚みが20mmの木質板を作った。
金属板としては厚みが0.8mmのステンレス板を用いた。このステンレス板を図5に示したように、上記の木質板の形に合わせて、縦が900mmで横が1800mmの方形の表面板1の3辺に、幅が23mmの側板2を連設し、側板2の先に幅が22mmの係止片3を連設した形状にステンレス板を打ち抜いた。
打ち抜いたステンレス板は、まず各係止片3を側板2に対して同じがわに起立させ、次いで係止片3が内がわにくるように各側板2を表面板1から起立させて、一側が開放された箱状の成形体を作った。この成形体が金属製被せ板である。
その後、この金属製被せ板の開放された一側から上記の木質板を挿入して、木質板内蔵金属板を作った。
別に、厚み0.8mmのステンレス板を図6に示した形状に打ち抜いた。その形状は、中心に位置する側板11が縦23mmで横900mmの長方形で、上記金属製被せ板の開放された側面を丁度塞ぐだけの大きさのものである。側板11の長辺の1つには幅22mmの係止片12が全長にわたって連設され、これに対向するもう1つの長辺には横が800mmで幅が20mmの挿入片13が連設されていた。また、側板11の短辺にはそれぞれ縦20mm、幅20mmの挿入片14と15とが連設されていた。
図6の形状に打ち抜いたステンレス板は、係止片12と挿入片13、14及び15を何れも側板11に対して同じ側に起立させて、図7に示したような溝造にした。この溝造のものが金属製蓋である。
金属製蓋では、挿入片13の外がわ面に全面にわたって両面粘着テープを貼り付けた。
その後、図4に示したように、蓋Bの係止片12を上記の木質板内蔵金属板の木質板露出面5に向けて置いた。次いで蓋Bを矢印方向に進行させ蓋の挿入片13を木質板内蔵金属板Aの表面板1と木質板4との間へ挿入し、同時に蓋Bの挿入片14と15とをそれぞれ金属板Aの側板2と木質板4との間へ挿入し、さらに蓋Bを金属板Aに押し付けた。
すると、蓋Bの係止片12は金属板Aの係止片3と突き合わせになって木質板4の露出面5は蓋Bの側板11によって覆われる状態になった。この状態で係止片12を木質板4に向って押し付けると、蓋Bの挿入片13が両面粘着テープによって金属板Aの表面板1へ強固に接着された。こうして蓋Bは金属板Aへ固定された。これにより、この発明が目的とする木質板の表面だけでなく4つの側面がすべて金属板で覆われた木質板内蔵の金属板を得ることができた。
こうして得られた木質板内蔵の金属板は表面だけでなく、表面に続く4つの側面がすべて金属板で覆われているため美麗である。しかも、金属板の曲がりかどには尖った部分がないから手を傷つけることもなく、取扱いが容易である。また、製造にレーザー光線発生装置のような特別の装置も必要でないから製造が容易である。従ってこの発明は実用の効果が大きい。
A 公知の木質板内蔵金属
B この発明で用いる金属製蓋
1 表面板
2 側板
3 係止片
4 木質板
5 木質板4の露出した側面
11 金属製蓋Bの側板
12 金属製蓋Bの係止片
13、14、15 金属製蓋Bの挿入片

Claims (3)

  1. 厚みが0.4〜1.6mmの金属板を用い、方形の表面板の3辺に一様な幅の側板と、各側板の先に係止片を連設した形状に金属板を打ち抜き、係止片が内側へくるように3つの側板を起立させて一側開放の金属製被せ板を作り、別に被せ板の開放側面を覆う長方形の側板と、この側板の1つの長辺に連設した係止片と、長方形側板の残る3辺に連設した挿入とを一体にした形状に金属板を打ち抜き、係止片と挿入片とを何れも同じ側に起立させて金属製蓋を作っておき、被せ板の開放された一側から木質板を挿入し、その後開放された一側に上記蓋を対向させ、蓋の挿入片を被せ板の表面板又は側板と木質板との間に挿入して蓋を木質板内臓金属板に固定することを特徴とする、木質板内蔵金属板の製造方法。
  2. 前記蓋の挿入片の外がわ面に接着剤、又は両面粘着テープを付設して、挿入片を金属製被せ板に接着することを特徴とする、請求項1に記載の木質板内蔵金属板の製造方法。
  3. 前記木質板が、木質材からなる枠の中に、紙又はプラスチック製のハニカムボード又はプラスチック発泡体を充填したものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の木質板内蔵金属板の製造方法。
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