JP6600646B2 - 無溶媒エチレンプロピレンジエンポリマーラテックス - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、「エチレンプロピレンジエンポリマーラテックスを製造するための無溶媒の方法」と題した2014年1月27日出願で、同時継続出願の米国特許出願第14/165,411号の優先権及び利益を主張するものであり、該同時継続出願は、「高固体架橋エチレンプロピレンジエンモノマーラテックスの製造方法」と題した2013年5月31日出願で、同時継続出願の米国特許出願第61/829,961号の優先権及び利益を主張するものである。これらの参照は、これによってその全体が組み込まれるものである。
本願の実施形態は、概して安定なエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)ラテックスを、炭化水素溶媒中で当該ターポリマーを溶解する必要なく製造するための方法に関する。
無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを製造するための需要が存在しており、当該ラテックスは、不安定化や層化を生じることなく少なくとも12日から365日の保存可能期間を有することが求められている。
本願の実施形態は、これらの需要を満足するものである。
なし。
本願の方法を詳しく説明する前に、本願の方法は特定の実施形態に制限されるものではなく、またそれは様々な方法により実行あるいは実施することが可能であると理解されるべきであることを述べる。
本願の実施形態は、屋根、塗料、接着剤、コーキング剤、及び/又は自己補修性防水コーティング剤のための防水材料として利用できるエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)ラテックスを製造するための一つの方法に関する。
本願の実施形態は、一つの液状ラテックスブレンド並びにブチルラテックス、アクリルラテックス、及びポリウレタンラテックスの少なくとも一つとして利用できるエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)ラテックスを製造するための一つの方法に関する。
ある低分子量のエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)が、先に当該EPDMをある溶媒の中で溶解することなく一つのラテックスを製造するために用いられる。
この新しい方法は、ラテックスの製造工程において後に溶媒を除去する必要性を除去するものであり、ラテックスの製造工程を簡素化し、そして製造コスト及び環境への影響を減少させるものである。
本発明の一つの付加的な特徴は、高固体ラテックスを得るために、ラテックスの水分を蒸発させる必要のない、様々の固体含有量レベルの最終無溶媒ラテックスを生産するため、EPDMの量を調整することができるという点にある。
本方法は、水と1重量パーセントから30重量パーセントの界面活性剤を混合して水溶液を形成することを含む。
本方法は、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーを上述の水溶液と0.5気圧から1.5気圧において、ターポリマー混合物を形成するためのいかなる真空も混合工程に適用することなく混合することを含む。
無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーは、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全ターポリマー重量の10重量パーセントから60重量パーセントである。
注目すべきことは、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーは:(i)エチレンとプロピレンの飽和ポリマー骨格と結合したランダム共有結合ポリマーの85重量パーセントから99.75重量パーセントであり、そのエチレン及びプロピレンは、それぞれエチレン:プロピレンの重量比40:60から85:15、そして、分子量100,000 Mwから5000 Mwを有し;且つ(ii)メチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、ノルボルナジエン及びビニルノルボルネンの、少なくとも一つを含む非共役ジエン成分の0.25重量パーセントから15重量パーセントを有する。
本方法は、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を形成するために、0.5気圧から1.5気圧において、5分から24時間の間、摂氏20度から摂氏100度の温度で、ターポリマー混合物を高剪断混合するステップを含む。
最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤は、1センチポアズから2000センチポアズの粘度;0.8から1.1の密度;及び分離あるいは層化することのない7日から365日の保存可能期間を有する。
本方法は、市販の入手可能なラティスに対して顕著な利点を有する製剤を創出する。本方法は、EPDMを水と界面活性剤の溶液に添加する前に、炭化水素溶媒中でEPDMを溶解する必要のない製剤を創出する。
本方法は、プロセス中での界面活性剤の使用量が少なく、且つ低圧のプロセスを可能にする。
本方法は、炭化水素溶媒を取り除くプロセスステップを実際上除去する。
この方法は、ラテックスが形成された後に水を取り除く必要なく、高固体EPDMラテックスを得るために、水対EPDMの比を調整することができるという付加的な利点を有する。
ここでは、以下の用語が用いられている:
「接着剤」という用語は、二つの固体物品を接合するために用いられる製剤を参照する。
「硬化ラテックス」という用語は、架橋した最終EPDM製剤を参照する。
「EPDM」という用語は、エチレンプロピレンジエンターポリマーを参照する。これらのEPDMターポリマーは、ポリマー鎖の骨格中に二重結合を有せず、そして、そのために酸素及びオゾンに対して低感度であり、且つ高いUV耐性を有する。EPDMでは、エチレンとプロピレンのコポリマーが、ランダムに分散した、非共役ジエンポリマーとともに飽和ポリマー骨格を形成し、これらが主鎖に連結した不飽和を提供する。
「高剪断」という用語は、高剪断混合機の使用に関連する。高剪断は、1分当たり1000回転より大で混合することである。
「高固体」という用語は、合成ゴムラティスのためのASTM D 1417−10によって測定された、少なくとも30重量パーセント、そして80重量パーセントまでの固体を有する結果としてもたらされた全製剤を参照する。
「ラテックス」という用語は、付加的な溶媒とともに、あるいはなしに水中に分散されたポリマーを参照する。
「ミニマルフロッシング」という用語は、容積で全ラテックスの10パーセント未満の空気の泡を加える混合における一つの事象を参照する。この発明の独創的な製剤は、高剪断率での混合において、界面活性剤の助けを得て形成される鎖の過渡的そして捕捉されたもつれ(trapped entanglement)を含む物理的な網接合の組み合わせによって生成されるラテックスの表面張力特性に起因して気泡含有量を低減させ、あるいはミニマルフロッシングを実現させると信じられている。
「塗料」という用語は、溶媒を蒸発させた後に装飾的あるいは機能的な表面を形成するために固体上に適用される一つの製剤を参照する。
「架橋パーセント」という句は、結果としてもたらされる製剤中に形成された架橋の密度を参照する。架橋パーセントは、ポリマーの相対的な架橋を示すトルエン中におけるラテックスのポリマーのパーセント溶解度を用いて計算することができる。
「溶液」という用語は、連続液体媒質中に固体が分散された混合物を参照する。
「界面活性剤」という用語は、洗剤あるいは分散剤を参照する。実施形態において、界面活性剤は湿潤剤としての役割を兼ねることができる。界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、あるいはこれら界面活性剤の組み合わせとすることができる。
「水」という用語は、脱イオン水、水道水、蒸留水、プロセス水、あるいはこれらの組み合わせを参照する。
「重量パーセント」という用語は、化学成分の全製剤に基づく重量百分率を参照する。
界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、あるいはこれら界面活性剤の組み合わせとすることができる。
有用な陽イオン性界面活性剤の一例は、ドデシルアンモニウムブロミドあるいはテトラオクチル塩化アンモニウムである。
有用な陰イオン性界面活性剤の一例は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムあるいはスルホサクシネートであり、例えば、ジオクチル・スルホコハク酸ナトリウム、カルボン酸塩又はこれらの組み合わせなどである。
非イオン界面活性剤の一例は、ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェノール及びポリオキシエチレンソルビン酸塩である。
本方法の溶液の中に混合されるべき無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)成分は、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全ターポリマー重量の10重量パーセントから60重量パーセントとすることができる。
無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)成分は、本明細書ではしばしば「EPDMセメント」、「EPDM出発原料」、「ドライエチレンプロピレンジエン成分」、あるいは「ドライEPDM成分」のように参照される。実施形態では、乾燥ゴム出発材料が用いられ得るものであり、それは次いで水と混合されて無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーが生成される。
実施形態中の無溶媒EPDMターポリマー成分は、分子量5000 Mwから1300000 Mwを有する無溶媒エチレン/プロピレンポリマー成分の4重量パーセントから50重量パーセントを有する。
エチレンプロピレンポリマー成分は、それぞれエチレン:プロピレンの重量比が40:60から85:15のエチレン及びプロピレンの飽和ランダム共有結合ポリマーで構成される。
エチレン及びプロピレンの飽和ランダム共有結合ポリマーは、不飽和であり且つ結合のための活性部位を有するジエンと共有結合する。
エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスでは、0.25重量パーセントから15重量パーセントの非共役ジエン成分を、エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを形成するために用いることができる。
実施形態では、これら原料の高剪断混合が、1分から24時間の間、大気圧でミニマルフロッシングを有するエチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを形成するために実施される。
形成された無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスは、1センチポアズから2000センチポアズの粘度、0.8から1.1の密度;及び紫外光の不存在下において分離や層化のない7日から365日の保存可能期間を有する。
本発明は、本方法によって作製された無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを組み入れた塗料にも関連するものであり、当該塗料は本発明の範囲内にあるものと考えられる。
例えば、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスの全製剤に基づく10重量パーセントから60重量パーセントを、40パーセントのアクリル樹脂、10パーセントの二酸化チタン顔料、15パーセントの炭酸カルシウム充填剤及び45パーセントの水を有する塗料に導入することができる。
本方法によって作製した無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを取り入れた接着剤は、本発明の範囲内である。
例えば、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスの全製剤の10重量パーセントから60重量パーセントを、30パーセントのネオプレン樹脂、35パーセントのカオリン粘土充填剤、過酸化物のような5パーセントの架橋剤、及び30パーセントの水を有する接着剤の中に取り込むことができる。
本方法によって作製した無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを取り込んだコーキング剤は、本発明の範囲内であると考えられる。
例えば、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスの全製剤の10重量パーセントから60重量パーセントを、40パーセントのブチルゴム、35パーセントのタルク、5パーセントの二酸化チタン顔料、低分子量ポリブタジエンのような8パーセントの粘着付与剤及び12パーセントの水を有するコーキング剤の中に取り込むことができる。
本願の実施形態は、液状ラテックス混合剤並びにブチルラテックス、アクリルラテックス、及びポリウレタンラテックスの少なくとも一つとして利用可能なエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)ラテックスを作製するための方法に関連する。
実施形態において、界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤の少なくとも一つとすることができる。
実施形態において、陽イオン性界面活性剤は、ドデシルアンモニウムブロミド及びテトラ−オクチルアンモニウムブロミドの、少なくとも一つである。
実施形態において、陰イオン性界面活性剤は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びスルホサクシネートの、少なくとも一つである。
実施形態において、非イオン界面活性剤は、ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェノール及びポリオキシエチレンソルビン酸塩の、少なくとも一つである。
溶液を形成するために有用な水は、蒸留水、脱イオン水、水道水、プロセス水、あるいはこれらの組み合わせとすることができる。
実施形態において、本無溶媒の方法は、0.1重量パーセントから10重量パーセントの硬化剤を、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に添加して、硬化可能な無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを形成することを検討する。
硬化剤は、硫黄、硫黄の誘導体、過酸化物、ヒドロペルオキシド、ペルオキシ−カーボネート、チウラム、チアゾール、ジチオカルバミン酸塩、キサントゲン酸塩あるいはこれら硬化剤の組み合わせとすることができる。
硬化剤が用いられるのであれば、次いで硬化可能な無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスに熱が加えられる。
効果的な熱は、摂氏25度から摂氏100度の範囲内のある温度で10分から24時間の間である。
硬化剤が用いられる場合、加熱は0.5気圧から1.5気圧において、真空を適用することなく実施され、部分的に架橋した無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスが形成される。
加熱は、部分的に架橋した無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスにおいて、20パーセントから98パーセントの架橋を達成する。
実施形態において、加熱は、熱交換器、熱伝達流体、電熱、蒸気、あるいはそれらの組み合わせを用いて実行することができる。
実施形態において、本無溶媒の方法は、硬化剤中に0.1重量パーセントから10重量パーセントの硫黄促進剤を用いる。硫黄促進剤の量は、硬化剤の全重量パーセントに基づく。
有用な硫黄促進剤は、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛及びベンゾチアゾール酸亜鉛(zinc benzothiozole)とすることができる。
実施形態において、本無溶媒の方法は、最終製剤に基づいて0.1重量パーセントから3重量パーセントの消泡剤を溶液に添加する。
本方法の実施形態において、消泡剤は:ポリジメチルシロキサン、微粉化されたシリカを含むポリジメチルシロキサン、例えば、ダウコーニング(登録商標) 1500、あるいはそれらの組み合わせとすることができる。ダウコーニング(登録商標) Antifoam 1430及びBYK−Chemie GmbHから入手可能なBYK 021消泡剤もまた、ここに用いることができる。
他の実施形態では、本無溶媒の方法は、最終製剤に基づいて0.1重量パーセントから3重量パーセントの消泡剤を、形成されたターポリマー混合物に添加する。
有用な消泡剤には、シリコーングリコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸塩、ポリジメチルシロキサン、及び微粉化されたシリカを含むポリジメチルシロキサンが含まれる。
実施形態において、本無溶媒の方法は、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に基づいて1重量パーセントから5重量パーセントの沈降防止安定剤を最終製剤に添加する
実施形態において、有用な沈降防止安定剤はグリセリンである。
沈降防止安定剤は、もう一つの界面活性剤で有り得る。
実施形態において、本無溶媒の方法は、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に基づいて0.1重量パーセントから3重量パーセントの殺生物剤を最終製剤に添加する。
実施形態における殺生物剤は、ベンゾイソチアゾリノンとすることができる。効果的な殺生物剤はベンゾイソチアゾリノンであり、例えば、ダウ・ケミカル社から入手可能なBIOBIT(登録商標)20である。その殺生物剤は抗菌剤とすることができ、抗菌性及び抗真菌性の保護効果を与える。もう一つの効果的な殺生物剤は、BASFから入手可能なPROTECTOL(登録商標)とすることができる。
実施形態において、本無溶媒の方法は、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて5重量パーセントから50重量パーセントの充填剤を最終製剤に添加する。
充填剤は、シリカ、タルク、デンプン、炭酸カルシウム、及びカーボンブラックから成るグループの一つあるいはそれ以上とすることができる。
実施形態において、本無溶媒の方法は、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて0.1重量パーセントから20重量パーセントの溶媒を最終製剤に添加する。
顔料は、有機染料、カーボンブラック、及び金属酸化物の少なくとも一つとすることができる。
他の実施形態では、硬化剤を、最終ラテックス製剤に基づいて0.3重量パーセントから1.76重量パーセントの範囲の量添加することができる。
他の実施形態では、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを少なくとも50パーセント部分架橋させるために、摂氏60度から摂氏100度の間の温度において、10分から60分の間の一定の時間、大気圧で、熱を加えることができる。
ラテックスを製造する本方法は、無溶媒ラテックス製剤を製造するための低エネルギー需要を提供するものであるが、それは必要とされるエネルギーの量が、単に架橋のためだけであるからであって、そしてそれは他の商業的プロセスに比べると極めて低いものである。
実施形態においては、ラテックスは、白、透明、不透明、あるいは例えばカーボンブラックなどの顔料によって着色され得る。
本方法が、シーリング材コーティングとしての利用のためのラテックスを製造する場合、無溶媒EPDM製剤は、接合部、T型継手、逓減部、抱き合わせ部、終端バー、及び一般的な雨除ディテールを含む屋根システムの露出したエッジを密封することができる。
本方法が、架橋したEPDMラテックスを製造する場合、結果として得られるコーティングは、エチレンプロピレンポリマーコーティングの非架橋ポリマーに比べ大きな動的引張係数を有する。架橋率が高くなればなるほど、最終製品の動的引張係数がより改善される。
実施形態において、本方法は、最終ラテックス製剤を提供し、それは改善された引張係数を有する無溶媒シールコーティングを生産するものであって、非架橋EPDMに比べ、50パーセントから500パーセント引張係数が増加している。
実施形態においては、本方法によって作製した無溶媒EPDMラテックスは、空気の存在下において乾燥することができ、72時間未満で固体面を形成する。
本方法によって作製された無溶媒EPDMが乾燥すると、硬化した材料は、ポリマーの架橋に起因する長い寿命、及び著しい耐久性を有する。
この特別なEPDMの無溶媒ラテックスは、過渡的且つ捕捉されたもつれを形成し、並びにぶら下がった鎖、及び鎖の輪を提供するのであって、長寿命、及びマトリックス中の分子の高密度といった物理特性上の利点を生成する架橋の分布における差異が生じ、他の製剤に比べ改善された耐久性が提供される。
化学変換率、架橋量、及び結合化学、光学分光、高解像度NMR、未反応官能基の滴定を、本願発明の利点を示すために利用することができる。分光学的方法は、架橋の定量的分析において特に有用である。
本無溶媒の方法は、EPDMコーティングの形成で使用される典型的なエネルギーの70パーセントを節約することができ、そして地球の保護の助けとなり、二酸化炭素排出量が極めて低くそして大気中に蒸発する溶媒に何の変化も起こさない高架橋EPDM製品を提供することができる。
本方法は、エネルギー効率が高く、そして混合あるいは硬化において高い熱を使用せず、EPDMラテックスを製造するためのエネルギー効率が高くそして費用効率が高い方法を提供する。
これらのEPDMラテックスは、屋根材料のような、塗料及び屋外コーティング中の添加物として利用されるとき、10年間まで持続する、長寿命のコーティングを提供することができると同時に、さらに、塗布中において大気中に揮発性の有機化合物を放散させることがないため、環境に優しいものである。
EPDMラテックスを製造するための本方法は、経済的、安全且つ屋根材料、コンクリートシーラント、橋梁塗装、あるいは類似の製品などの応用に有用である。
架橋したエチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス法は、硬化において低排出、例えば50 g/L未満であり、このことはコーティングを基板、例えば家、あるいはボートに施工する作業者の健康を改善する。
架橋したエチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス法は、取り扱いが容易で基板に適用しやすい製剤をもたらし、そして摂氏1度から摂氏50度の範囲内の温度において容易流動性を有する。
本方法は、250 g/L未満という極めて揮発性が低い有機化合物を有するラテックス製剤を生産するものであり、この製剤を水性のラテックスシステムを含む、揮発性有機化合物が規制された市場にふさわしい製品としている。
本方法は、EPDMメンブレン、EPDMコーティング、金属、木材、及びコンクリートを含む、様々の基板に対して優れた粘着力を提供する製剤を生産する。
本方法によって作成された最終ラテックスは、未開封パッケージの中で、摂氏1度から摂氏50度の温度において保管することが可能であり、そして推奨する保管形態において約12ヶ月の保存可能期間を有することが期待される。殺生物剤を含む製剤の実施形態では、保存可能期間は24ヶ月となり得る。
一般的なプロセス:
界面活性剤を加え、そして水を乳状化するために混合する。
低分子量の、無溶媒EPDMを上記の乳状化した水に加える。
安定ラテックスとするためにEPDMを含む溶液に典型的には20,000RPMで30分までの時間ホモジナイザーを適用する。
任意に、より良いラテックス安定性を得るため、均一化されたラテックスのpHを陰イオン性界面活性剤により調整する。
一般に、次表は、本方法の有用な界面活性剤を表す。
非イオン性界面活性剤は、下に述べるものの一つあるいは組み合わせとすることができる。
Figure 0006600646
一般に、次表は、有用なエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)を表す。
50Kまでの分子量(Mw)を有する有用なエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)はTRILENETMとして知られており、そしてルイジアナ州、バトン ルージュのLion Copolymer,LLCから入手することができる。
Figure 0006600646
次表は有用な製剤の範囲を表す。
Figure 0006600646
実施例1:
48gの脱イオン水とシグマ アルドリッチ社から入手可能なTriton X−100界面活性剤12gを混合した。界面活性剤が水中に完全に溶解するまで機械的撹拌を加えた。40gのTRILENETM T5131を一度にそろって加え、そして10分間均質化させた。
システムは乳化されて、固形成分52パーセント、粘度32センチポアズそして密度1.02を有する無溶媒ラテックスが得られた。
TRILENETM T5131は、56:44のエチレン:プロピレン比及び10重量パーセントのエチリデンノルボルネン(ENB)を有している。
均質化するための高剪断混合を、30,000rpmにおいてWiggen Hauser社製のD−500 Power Homogenizerを用いて大気圧で行った。
この高剪断混合に続いて、PANDA(登録商標) 2Kセットとして知られているGEA Niro Soavi High Pressure Homogenizerを用い500バールにおいて均質な混合物が形成されるまで工程を繰り返した。
実施例1の最終ラテックスについて期待される物理的性質及び特性:
Figure 0006600646
実施例2:
55グラムの脱イオン水及び5グラムのBASFから入手可能なIGEPALTM DM−970界面活性剤を混合した。
界面活性剤が水中に完全に溶解するまで機械的撹拌を加えた。40gのTRILENETM T5131を一度にそろって加え、次いで20分間均質化させた。
システムは乳化されて、固形成分45パーセント、粘度25センチポアズそして密度0.97を有する無溶媒ラテックスが得られた。
均質化するための高剪断混合を、30,000rpmにおいてWiggen Hauser社製のD−500 Power Homogenizerを用いて大気圧で行った。
この高剪断混合に続いて、PANDA(登録商標) 2Kセットとして知られているGEA Niro Soavi High Pressure Homogenizerを用い500バールにおいて均質な混合物が形成されるまで工程を繰り返した。
Figure 0006600646
実施例3:
50グラムの水道水及び6グラムのPLURONICTM L−35及び4gのPE−PEG 界面活性剤を混合した。
溶液が濁り得るものの、界面活性剤が水中に完全に溶解するまで機械的撹拌を加えた。
40gのTRILENETM T65が三つの等価的なバッチに加えられ、次いで10分間均質化された。
システムは乳化されて、固形成分50パーセント、粘度360センチポアズそして密度1.04を有する無溶媒ラテックスが得られた。
均質化するための高剪断混合を、30,000rpmにおいてWiggen Hauser社製のD−500 Shear Power Homogenizerを用いて大気圧で行った。
Figure 0006600646
実施例4:
80グラムの水及び3グラムのIGEPALTM DM−970 界面活性剤及び5グラムのPE−PEG 界面活性剤を混合した。
界面活性剤が水中に完全に溶解するまで機械的撹拌を加えた。12gのTRILENETM T67を加え、次いで、TRILENETMの各量を加えた後に10分間均質化させた。溶液は濁っていた。
システムは乳化されて、固形成分20パーセント、粘度55センチポアズそして密度1.01を有する無溶媒ラテックスが得られた。
均質化するための高剪断混合を、30,000rpmにおいてWiggen Hauser社製のD−500 Shear Power Homogenizerを用いて大気圧で行った。
この高剪断混合に続けて、PANDA(登録商標) 2Kセットとして知られているGEA Niro Soavi High Pressure Homogenizerを用いて500バールで均質な混合物が形成されるまで工程を繰り返した。
Figure 0006600646
実施例5:
450グラムの脱イオン水及び150グラムのIGEPALTM DM−970を混合した
界面活性剤が水中に完全に溶解するまで機械的撹拌を加えた。450gのTRILENETM T5131を一度にそろって加え、次いで10分間均質化させた。
システムは乳化されて、固形成分45パーセント、粘度45センチポアズそして密度0.96を有する無溶媒ラテックスが得られた。
均質化するための高剪断混合を30,000rpmにおいてWiggen Hauser社製のD−500 Shear Power Homogenizerを用いて大気圧で行った。
Figure 0006600646
次の実施例は、本願発明に係る様々の実施形態の構成材料のリストを提供する。
実施例1:
Figure 0006600646
実施例2:
Figure 0006600646
実施例3:
Figure 0006600646
実施例4:
Figure 0006600646
実施例5:
Figure 0006600646
実施例6:
Figure 0006600646
実施例7:
Figure 0006600646
実施例8:
Figure 0006600646
実施例9:
Figure 0006600646
実施例10:
Figure 0006600646
実施例11:
Figure 0006600646
これらの実施形態は、実施形態を強調して記載されているが、添付した特許請求の範囲内において、実施形態は、ここに具体的に記載した以外の形態としても実施し得るものであることが理解されるべきである。

Claims (20)

  1. 無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を製造するための無溶媒
    の方法であって、該方法は、
    a 水と1重量パーセントから50重量パーセントの界面活性剤を混合して溶液を形成す
    ること;
    b 無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーと前記溶液を、0.5気圧から1.5
    気圧で真空を適用することなく混合してターポリマー混合物を形成すること、
    ここで、無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーは、最終無溶媒エチレンプロピ
    レンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量に対して10重量パーセントから60重
    量パーセントである;
    ここで、前記無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーは、
    (i)エチレン及びプロピレンの飽和ポリマー骨格を有するランダム共有結合ポリ
    マーを85重量パーセントから99.75重量パーセント、ここで、前記エチレン及びプ
    ロピレンは、エチレン:プロピレン比がそれぞれ40:60から85:15、そして10
    0000 Mwから5000 Mwの分子量を有し;及び
    (ii)メチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネ
    ン、1,4−ヘキサジエン、ノルボルナジエン及びビニルノルボルネンの、少なくとも一
    つから成る非共役ジエン成分を0.25重量パーセントから15重量パーセント
    含み;
    c 前記ターポリマー混合物を、0.5気圧から1.5気圧で5分から24時間の間、摂
    氏20度から摂氏100度の間の温度において、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンタ
    ーポリマーラテックス製剤を形成するために高剪断混合すること、
    ここで、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤は、粘
    度1センチポアズから2000センチポアズ、密度0.8から1.1;及び分離あるいは
    層化せずに7日から365日までの保管可能期間を有する
    を含む無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を製造するための無
    溶媒の方法。
  2. 前記界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤の少なくとも一つとすることができる、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  3. 前記陽イオン性界面活性剤は、ドデシルアンモニウムブロミド及びテトラオクチル塩化アンモニウムの少なくとも一つであり、前記陰イオン界面活性剤は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びスルホサクシネートの少なくとも一つであり;並びに前記非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェノール及びポリオキシエチレンソルビン酸塩の少なくとも一つである、請求項2に記載の無溶媒の方法。
  4. 前記溶液を形成するための前記水は、蒸留水、脱イオン水、水道水、及びプロセス水の少なくとも一つである、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  5. さらに、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて0.1重量パーセントから10重量パーセントの硬化剤を、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に添加して硬化可能な無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックスを形成することを含み、
    ここで、前記硬化剤は、硫黄、硫黄の誘導体、過酸化物、及びヒドロペルオキシドの少なくとも一つを含むグループから選択される、
    請求項1に記載の無溶媒の方法。
  6. 前記過酸化物がペルオキシ炭酸塩であり、前記硫黄の誘導体がチウラム、チアゾール、ジチオカルバミン酸塩およびキサントゲン酸塩から成るグループから選択される、請求項5に記載の無溶媒の方法。
  7. さらに、前記硬化可能な最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を、摂氏25度から摂氏100度の範囲内の温度において10分から24時間の間、0.5気圧から1.5気圧で真空を適用することなく加熱して、部分的に架橋した無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を形成することを含む、請求項5に記載の無溶媒の方法。
  8. 前記加熱によって、前記部分的に架橋した無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤において、20パーセントから98パーセントの架橋を達成する、請求項7に記載の無溶媒の方法。
  9. 前記硬化剤の全重量パーセントに基づいて0.1重量パーセントから10重量パーセントの硫黄促進剤を前記硬化剤に添加することを含み、
    ここで、前記硫黄促進剤は、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛及びジンクベンゾチアゾール(zinc benzothiozole)の少なくとも一つである、
    請求項5に記載の無溶媒の方法。
  10. さらに、前記溶液に、最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて0.1重量パーセントから3重量パーセントの消泡剤を加えること、あるいは、前記消泡剤を前記ターポリマー混合物に加えることを含む、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  11. 前記消泡剤は、シリコーングリコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸塩、ポリジメチルシロキサン、及び微粉化されたシリカを含有するポリジメチルシロキサンを含むグループから選択された少なくとも一つである、請求項10に記載の無溶媒の方法。
  12. さらに、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて1重量パーセントから5重量パーセントの沈降防止安定剤を、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に加えることを含み、ここで前記沈降防止安定剤はグリセリンである、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  13. さらに、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて0.1重量パーセントから3重量パーセントの殺生物剤を、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に加えることを含み、ここで前記殺生物剤はベンゾイソチアゾリノンである、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  14. さらに、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて5重量パーセントから50重量パーセントの充填剤を、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に加えることを含み、ここで前記充填剤は、シリカ、タルク、スターチ、炭酸カルシウム、及びカーボンブラックを含むグループから選択される少なくとも一つである、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  15. さらに、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤の全重量パーセントに基づいて0.1重量パーセントから20重量パーセントの顔料を、前記最終無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤に加えることを含み、ここで前記顔料は、有機染料、カーボンブラック、及び金属酸化物を含むグループから選択される少なくとも一つである、請求項1に記載の無溶媒の方法。
  16. さらに、熱交換器、熱伝達流体、電熱、蒸気、あるいはそれらの組み合わせを用いて加熱を実行することができる、請求項7に記載の無溶媒の方法。
  17. 請求項1に記載の方法によって作製された前記無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を含む塗料。
  18. 請求項1に記載の方法によって作製された前記無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を含む接着剤。
  19. 請求項1に記載の方法によって作製された前記無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤を含むコーキング剤。
  20. 請求項1に記載の方法によって作製された前記無溶媒エチレンプロピレンジエンターポリマーラテックス製剤並びにブチルラテックス、アクリルラテックス、及びポリウレタンラテックスの少なくとも一つを含む液状ラテックス混合物。
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